JPH0629176U - 分割型筐体を用いた電子機器 - Google Patents
分割型筐体を用いた電子機器Info
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- JPH0629176U JPH0629176U JP6524092U JP6524092U JPH0629176U JP H0629176 U JPH0629176 U JP H0629176U JP 6524092 U JP6524092 U JP 6524092U JP 6524092 U JP6524092 U JP 6524092U JP H0629176 U JPH0629176 U JP H0629176U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 分割された筐体同士の電気的導通を簡単な構
造で行えること。 【構成】 第2の筐体3に設けられる略L字型の係合突
起7は第1の筐体2の係合孔4bに沿ってスライドして
分割、結合される。係合孔4bには、バネ部材6の曲げ
部6bが突出して設けられ、係合突起7の係合溝7a方
向に密接する。第1、第2の筐体2,3の結合時には、
このバネ部材6を介して第1,第2の筐体2,3間は電
気的導通が図られ、特別な配線を施さずともフレームグ
ランドを共通化できる。
造で行えること。 【構成】 第2の筐体3に設けられる略L字型の係合突
起7は第1の筐体2の係合孔4bに沿ってスライドして
分割、結合される。係合孔4bには、バネ部材6の曲げ
部6bが突出して設けられ、係合突起7の係合溝7a方
向に密接する。第1、第2の筐体2,3の結合時には、
このバネ部材6を介して第1,第2の筐体2,3間は電
気的導通が図られ、特別な配線を施さずともフレームグ
ランドを共通化できる。
Description
【0001】
本考案は、筐体内部に電子回路が収容され、該筐体が分割自在な分割型筐体を 用いた電子機器に関する。
【0002】
図3は、従来の分割型筐体を示す側断面図である。図の筐体装置40は、第1 の筐体41と、第2の筐体42とから構成され、この筐体装置40内部には、い ずれも電子機器のプリント配線基板等が収容される。
【0003】 第2の筐体42には、両側部にそれぞれ複数個づつ略L字状の係合突起42a が設けられる。この係合突起42aは、第1の筐体41に設けられた係合片41 aに係合自在である。 図4の部分拡大図に示す如く、この係合突起42aの係合溝42bは、所定角 の傾斜状に形成されており、一方、係合片41aの係合面41bも対応する傾斜 状に形成されている。したがって、第1の筐体41に対し第2の筐体42がスラ イドすることにより、これら係合突起42aと係合片41aがくさび効果を有し て係合してこれら第1の筐体41と第2の筐体42との間のフレームグランドを 共通化することができ、かつガタツキを防止できる。
【0004】
しかしながら、上記従来の筐体装置40では、係合突起42aと係合片41a のそれぞれの傾斜を精度良く設けなければ互いの接触が良好に行えず、第2の筐 体42のグランド電位が第1の筐体41のグランド電位と異なり、かつ、第2の 筐体42が第1の筐体41に対してガタツキを生じた。
【0005】 これにより第2の筐体42側に設けられた基板上の電子回路がアース不良とな る問題が生じるため、第1,第2の筐体41,42間に特別なアース線を張設し ななければならない。このアース線の接続は美観上、筐体装置40内部で行わね ばならず、アース線の両端の接続作業に手間がかるものである。 ところで、分割される筐体装置40間にアース線が張られると、この筐体装置 40の分割操作を簡単に行えないという問題を生じる。
【0006】 本考案は、上記問題点にかんがみて成されたものであって、分割される筐体間 のアースを容易に接続できフレームグランドを共通化でき、かつ筐体の分割を容 易に行える分割型筐体を用いた電子機器を提供することを目的としている。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案は、内部にそれぞれ電子機器が収容され、か つそれぞれ導電性の材質で形成される第1の筐体2および第2の筐体3が分割に より開口自在な分割型筐体を用いた電子機器において、 前記第1の筐体2の両側部に複数個づつ設けられる係合孔4bと、 前記第2の筐体3に設けられ、前記係合孔4bに係合自在な略L字型の係合突 起7と、 前記第1の筐体の係合孔4b部分に突出して設けられる曲げ部6bを有し、前 記係合突起7との間で所定の付勢力を発生して該第1,第2の筐体2,3間を電 気的に接続するバネ部材6とを具備することを特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、係合突起7が設けられた第2の筐体3が第1の筐体2の係 合孔4b部分でスライドして互いの結合、分離が行われる。 この係合孔4b部分のバネ部材6は、係合突起7との間で付勢力を発生する。 これにより、バネ部材6,係合突起7を介して第1の筐体2と第2の筐体3との 間の電気的導通を図ることができ、第1,第2の筐体2,3のフレームグランド を共通化でき、かつ筐体のガタツキを防止できる。
【0009】
【実施例】 図1は、本考案の分割型筐体を用いた電子機器の実施例を示す側断面図である 。図の筐体装置1は、第1の筐体2と、第1の筐体2に対し着脱自在な第2の筐 体3とから構成されている。
【0010】 これら、第1,第2の筐体2,3は、それぞれ直方体形状に形成され、かつ互 いの接合面部分のみ開口部2a,3aが形成された構造であり、いずれの内部に も電子機器のプリント配線基板等が収容されるようになっている。また、第1, 第2の筐体2,3は、いずれも導電性を有する材質で形成されており、この電子 機器のアース電位とされている。
【0011】 第1の筐体2には、縁部4が内側に向け折曲形成されており、うち、3辺部分 は、断面L型の係止片4aが立設されている。 そして、この縁部4には、それぞれ3ヵ所づつ所定長さの係合孔4bが開口形 成されている。 中央の係合孔4b部分には、それぞれバネ部材6が設けられる。このバネ部材 6は、縁部4に螺子等で固定される基部6aと、基部6aに対し所定角で折曲さ れ係合孔4b内に突出する曲げ部6bと、曲げ部6bの端部で折曲された導入片 6cとを有している。
【0012】 第2の筐体3の両側部には、それぞれ3ヵ所づつ係合突起7が突出形成されて いる。 この係合突起7は、略L字型に形成されていて所定長さの係合溝7aを有する 。さらに、係合溝7aの端部は、所定の傾斜角を有する傾斜面7bが形成されて おり、係合溝7a部分は第1の筐体2の係合孔4bに係合自在である。
【0013】 これら第1の筐体2と第2の筐体3は、互いに結合自在であり、第2の筐体3 の係合突起7を第1の筐体2の係合孔4bに挿入した後、係合溝7aに沿って第 2の筐体3をスライドさせ、第2の筐体3の一端部3aが第1の筐体2の係止片 4aに当接した状態で係止保持される。
【0014】 この結合時において、図2(a),(b)の部分拡大平面図、および側断面図 に示す如く、バネ部材6の導入片6cは、係合突起7の傾斜面7bに案内されて 係合溝7a上に載る。 これにより、バネ部材6は曲げ部6b部分に弾性復帰力が生じて係合溝7aを 下方に付勢し、バネ部材6が設けられた第1の筐体2と、係合突起7が設けられ た第2の筐体3は、バネ部材6を介して互いに電気的導通が図られ、フレームグ ランドを共通接続できるため、第1,第2の筐体2,3に設けられる図示しない 基板は、各筐体2,3に接地接続するのみで同一のアース電位を得ることができ る。 尚、バネ部材6による付勢方向は、第2の筐体3の開口部3aが第1の筐体2 の開口部2aに対し近接する方向であり、これら第1,第2の筐体2,3同士が 分離する方向へのガタツキを防止できる。
【0015】 尚、第2の筐体3を上方にスライドさせるのみで、係合突起7が係合孔4bか ら外れ、この第2の筐体3を第1の筐体2から分離させることができる。
【0016】 ところで、上記実施例において、表面側の筐体である第2の筐体3に、塗装処 理を施す場合には、係合突起7の係合溝7a上、すなわちバネ部材6との接触面 をマスキング処理しておき、塗装後においてこれら間の電気的導通を確保するこ とが望ましい。
【0017】 尚、上記実施例では、係合突起7,係合孔4bが夫々両側部に3個づつ設けら れる構成について説明したが、少なくとも両側部に2個以上設けられた構成とす れば、数に限定されることはない。 さらに、上記実施例では、両側部にそれぞれ1個づつバネ部材6が設けられた 構成であるが、複数設けられる係合孔4bに夫々設ける構成としてもよく、この 場合でも上記実施例同様の作用効果を得られる。
【0018】
本考案の分割型筐体を用いた電子機器によれば、分割される第1の筐体と第2 の筐体は、第1の筐体に係合溝およびバネ部材を設け、第2の筐体に係合突起を 設けることにより、このバネ部材を介してフレームグランドを共通化でき、かつ 、筐体のガタツキを防止できる。 したがって、簡単な構成で筐体装置の分割あるいは結合操作を簡単に行え、結 合時には、特別な操作をせずとも分割された2つの筐体間の電気的導通を同時に 図ることができる。
【図1】本考案の分割型筐体を用いた電子機器を示す斜
視図。
視図。
【図2】(a)は、同電子機器の部分拡大平面図。
(b)は、同部分拡大側断面図。
(b)は、同部分拡大側断面図。
【図3】従来の分割型筐体を示す側断面図。
【図4】同筐体の部分拡大側断面図。
1…筐体装置、2…第1の筐体、3…第2の筐体、2
a,3a…開口部、4…縁部、4b…係合孔、7…係合
突起、7a…係合溝。
a,3a…開口部、4…縁部、4b…係合孔、7…係合
突起、7a…係合溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 矢嶌 恒夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 星 聡 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 内部にそれぞれ電子機器が収容され、か
つそれぞれ導電性の材質で形成される第1の筐体(2)
および第2の筐体(3)が分割により開口自在な電子機
器用分割型筐体装置において、 前記第1の筐体の両側部に複数個づつ設けられる係合孔
(4b)と、 前記第2の筐体に設けられ、前記係合孔に係合自在な略
L字型の係合突起(7)と、 前記第1の筐体の係合孔部分に突出して設けられる曲げ
部(6b)を有し、前記係合突起との間で所定の付勢力
を発生して該第1,第2の筐体間を電気的に接続するバ
ネ部材(6)と、 を具備することを特徴とする分割型筐体を用いた電子機
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6524092U JP2540936Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 分割型筐体を用いた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6524092U JP2540936Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 分割型筐体を用いた電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629176U true JPH0629176U (ja) | 1994-04-15 |
JP2540936Y2 JP2540936Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=13281200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6524092U Expired - Lifetime JP2540936Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 分割型筐体を用いた電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540936Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004063909A (ja) * | 2002-07-30 | 2004-02-26 | Sumitomo Electric Networks Inc | 信号変換装置 |
JP2004296934A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Nec Corp | 電子機器の筐体 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP6524092U patent/JP2540936Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004063909A (ja) * | 2002-07-30 | 2004-02-26 | Sumitomo Electric Networks Inc | 信号変換装置 |
JP2004296934A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Nec Corp | 電子機器の筐体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2540936Y2 (ja) | 1997-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |