JPH06291756A - 無線受信装置 - Google Patents

無線受信装置

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JPH06291756A
JPH06291756A JP9682693A JP9682693A JPH06291756A JP H06291756 A JPH06291756 A JP H06291756A JP 9682693 A JP9682693 A JP 9682693A JP 9682693 A JP9682693 A JP 9682693A JP H06291756 A JPH06291756 A JP H06291756A
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信司 尾崎
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/01Reducing phase shift
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/041Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
    • H04L7/042Detectors therefor, e.g. correlators, state machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、例えば音声信号を符号化して送受す
るデイジタルセルラ等の無線受信装置に関し、簡易かつ
確実に受信データの位相ずれを検出して補正する。 【構成】本発明は、送信信号に介挿される基準パターン
を基準にして第1の位相ずれ情報Cy を検出し、さらに
受信データの位相をずらした状態を形成して第2の位相
ずれ情報Cx 、Cz を検出し、この第1及び第2の位相
ずれ情報Cy 及びCx 、Cz の比較結果に基づいて位相
ずれを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図17) 発明が解決しようとする課題(図18) 課題を解決するための手段(図1、図2、図3及び図1
4) 作用(図1、図2、図3及び図14) 実施例 (1)第1の実施例(図1及び図2) (1−1)位相ずれの補正 (2)第2の実施例(図3〜図12) (3)第3の実施例(図13〜図16) (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は無線受信装置に関し、例
えば音声信号を符号化して送受するデイジタルセルラに
適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、無線電話の1つでなるデイジタル
セルラにおいては、音声信号を符号化して送受すること
により、時分割多重化の手法を適用して1つのチヤンネ
ルを複数の端末装置で同時に使用し得るようになされて
いる。
【0004】すなわちこの種の端末装置は、電源が投入
されると、予め設定された124のチヤンネルを順次ス
キヤンして電界強度が最も強いチヤンネルを検出する。
これにより端末装置は、その端末装置が属するエリアに
割り当てられたBCCH(broadcast control channel
)を検出し、このBCCHを受信する。
【0005】このBCCHは、タイムスロツトを形成し
て種々の情報を送信するようになされ、これによりデイ
ジタルセルラは、このBCCHを各端末装置で受信して
BCCHを送出する基地局の情報、隣接する基地局の情
報、さらには端末装置の呼び出し情報等を伝送するよう
になされている。このため端末装置は、このBCCHに
所定のタイミングで出力されるFCCH(frequency co
rrection channel)を検出し、これによりこのFCCH
を基準にして必要な情報が送出されるタイミングを大ま
かに検出するようになされている。
【0006】このFCCHは、復調した際に値「1」の
データが所定ビツト数だけ連続するようにビツトパター
ンが割り当てらた同期信号で、これにより端末装置は、
このFCCHのタイミングを検出して受信データSのタ
イミングに全体の動作を同期させる(すなわちフレーム
同期でなる)。さらに端末装置は、このようにしてFC
CHでフレーム同期すると、全体の動作をバーストに同
期させる。
【0007】ここでバーストは、所定のタイミングでB
CCHに出力され、図17に示すように、ほぼ中央にト
レーニングシーケンスが介挿されるようになされ、値
「1」のデータが所定ビツト数だけ連続するようにビツ
トパターンが割り当てられてFCCHが形成されるのに
対し、このトレーニングシーケンスは、予め設定された
ビツトパターンで値「1」及び値「0」のデータが繰り
返されて形成されるようになされている。
【0008】これによりこの種のデイジタルセルラにお
いては、FCCHを基準にして受信データに全体の動作
を大まかに同期化し得るのに対し、トレーニングシーケ
ンスを基準にして全体の動作をビツト単位で同期化し得
るようになされている。すなわち端末装置は、所定のビ
ツトパターンと受信データとの間で相関を検出すること
により、この相関値が立ち上がるタイミングを検出して
トレーニングシーケンスのタイミングを検出する。これ
により端末装置は、ビツト単位で受信データのタイミン
グを検出し得るようになされ、この相関値検出結果を基
準にして全体の動作を制御して全体の動作をバーストに
同期するようになされている。
【0009】これにより端末装置は、BCCHをモニタ
し、基地局からの呼び出し情報を検出すると指定された
チヤンネルに移ることにより、所望の通話対象と通話し
得るようになされ、また隣接基地局のBCCH受信結果
との比較結果に基づいて、受信するBCCHを切り換
え、これにより隣接するエリアに移動した場合でも、確
実に通話し得るようになされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで図18に示す
ように、この種の端末装置で受信される受信データは、
フエージングの影響で常に周波数が変動する特徴があ
る。この周波数の変動は、バーストに比して大きい特徴
があり、1つのバースト内ではほぼ一定値だけ周波数が
変化した状態に保持される。
【0011】このため端末装置においては、トレーニン
グシーケンスのタイミングを検出してデータ処理する場
合、トレーニングシーケンス内で受信データに位相同期
したタイミングでデータ処理し得ても、トレーニングシ
ーケンスから離れたバーストの両端では、データ処理の
タイミングと受信データのタイミングとが位相ずれする
場合がある。この場合、このバーストの両端で、ビツト
エラーレートが増大し、正しいデータを受信することが
困難になる。またこの種の端末装置は、スーパーヘテロ
ダイン方式で形成されていることにより、局部発振信号
が周波数オフセツトした場合にも、このような状態が発
生する。
【0012】この場合、例えばアナログ回路形成のPL
L回路で受信データ処理基準のクロツクを生成すること
により、この種の位相ずれを補正する方法も考えられる
が、全体構成が煩雑化、複雑化する問題があり、またノ
イズが増加したり、回路を形成する素子の経年変化を完
全に防止し得ないことにより信頼性も低下する。これに
対して位相ずれ量を逐次検出して周波数の変化量を推定
し、この推定結果でデータ処理のタイミングを切り換え
る方法も考えられるが、この場合演算処理が煩雑になる
欠点があり、また周波数を誤推定する場合も考えられ、
重大な通信障害に発展する恐れもある。
【0013】さらにこの位相ずれ量を実際に検出する場
合、検出に供したバースト自体については、この検出結
果で位相ずれを補正し得ない欠点もある。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易かつ確実にこの種の位相ずれを検出して補正す
ることができる無線受信装置を提案しようとするもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定のタイミングで送信信号に介
挿される基準パターンを基準にして、送信信号を受信す
る無線受信装置1において、基準パターンは、所定のビ
ツトパターンで形成され、無線受信装置1は、送信信号
を復調して受信データを出力する受信手段2、3、4、
5、6、7、8、9と、基準パターンを基準にして、受
信データに同期して受信データをデータ処理する受信デ
ータ処理手段10、12、13、14、15と、基準パ
ターンを基準にして受信データ処理手段10、12、1
3、14、15のデータ処理に対する受信データの第1
の位相ずれ情報Cy を検出する第1の位相ずれ情報検出
手段24と、受信データの位相をずらした状態を形成
し、基準パターンを基準にして受信データ処理手段1
0、12、13、14、15のデータ処理に対する受信
データの第2の位相ずれ情報Cx 、Cz を検出する第2
の位相ずれ情報検出手段24とを備え、第1及び第2の
位相ずれ情報Cy 及びCx 、Cz の比較結果に基づい
て、受信データの位相ずれを補正する。
【0016】さらに第2の発明において、第2の位相ず
れ情報検出手段24は、受信データの位相を遅れ位相及
び進み位相に可変した状態を形成してそれぞれ基準パタ
ーンを基準にして第2の位相ずれ情報Cx 、Cz を検出
することにより、遅れ位相及び進み位相に対応した2種
類の第2の位相ずれ情報Cx 、Cz を得、無線受信装置
1は、第1の位相ずれ情報Cy 及び2種類の第2の位相
ずれ情報Cx 、Cz に基づいて、受信データの位相ずれ
方向及び位相ずれ量を検出し、該位相ずれ方向及び位相
ずれ量検出結果に基づいて受信データの位相ずれを補正
する。
【0017】さらに第3の発明において、第2の位相ず
れ情報検出手段24は、受信データの位相を遅れ位相及
び進み位相に可変した状態を形成してそれぞれ基準パタ
ーンを基準にして第2の位相ずれ情報Cx 、Cz を検出
することにより、遅れ位相及び進み位相に対応した2種
類の第2の位相ずれ情報Cx 、Cz を得、無線受信装置
1は、第1の位相ずれ情報Cy 及び2種類の第2の位相
ずれ情報Cx 、Cz に基づいて、受信データの位相ずれ
方向を検出し、該位相ずれ方向検出結果の累積結果に基
づいて受信データの位相ずれを補正する。
【0018】
【作用】受信データの位相をずらした状態で検出された
第2の位相ずれ情報Cy 及びCx 、Cz を正規の位相ず
れ情報Cy の比較結果に基づいて、受信データの位相ず
れを補正すれば、簡易かつ確実に位相ずれを補正するこ
とができる。
【0019】さらにこのとき遅れ位相及び進み位相に対
応した2種類の第2の位相ずれ情報Cx 、Cz を得、第
1の位相ずれ情報Cy 及び2種類の第2の位相ずれ情報
Cx、Cz に基づいて、受信データの位相ずれ方向及び
位相ずれ量を検出して位相ずれを補正すれば、その分さ
らに一段と簡易に位相ずれを補正することができる。
【0020】また第1の位相ずれ情報Cy 及び2種類の
第2の位相ずれ情報Cx 、Cz に基づいて、受信データ
の位相ずれ方向を検出し、該位相ずれ方向検出の累積結
果に基づいて受信データの位相ずれを補正すれば、位相
ずれ情報を誤検出した場合等でも確実に位相ずれを補正
し得る。
【0021】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0022】(1)第1の実施例 図1において、1は全体としてデイジタルセルラの端末
装置を示し、基地局から送出された送信信号をアンテナ
2で受信し、その結果得られる受信信号をアンテナ共用
器3を介してミクサ4に出力する。ミクサ4は、発振部
5から出力される局部発振信号を用いて受信信号を周波
数変換した後、フイルタ6を介して出力し、これにより
端末装置1は、局部発振信号の周波数を切り換えて所望
のチヤンネルを選択的に受信し得るようになされてい
る。
【0023】アナログデイジタル変換回路(A/D)7
は、このフイルタ6の出力信号を増幅回路8を介して入
力し、所定の基準信号を基準にしてデイジタル値に変換
して出力し、これにより端末装置1は、受信信号の基準
位相に同期したタイミングの復調結果でなるIデータI
を復調し得るようになされている。さらにアナログデイ
ジタル変換回路7は、増幅回路8の出力信号を移相器9
を介して入力し、この入力信号をデイジタル値に変換
し、これにより端末装置1は、I信号に対して90度位相
の異なる復調結果でなるQデータQを復調し得るように
なされ、これによりGMSK変調されて伝送されたIデ
ータ及びQデータを復調し得るようになされている。
【0024】イコライザ10は、このIデータ及びQデ
ータを歪み補正することにより、マルチパスを除去して
出力し、チヤンネルデコーダ12は、イコライザ10の
出力データから音声データを選択してボイスデコーダ1
3に出力する。これによりボイスデコーダ13は、Iデ
ータ及びQデータに変換して伝送された音声信号を復調
した後、スピーカ14を駆動する。
【0025】これにより端末装置1は、通話対象から基
地局を介して送出された音声信号を受信し得るようにな
されている。さらにイコライザ10は、アナログデイジ
タル変換回路7から出力されるIデータ及びQデータを
基準にしてFCCHを検出し、検出結果を中央処理ユニ
ツト(CPU)15に出力し、中央処理ユニツト15
は、この検出結果を基準にしてイコライザ10、チヤン
ネルデコーダ12等の動作を制御する。
【0026】これにより端末装置1は、このFCCH検
出結果を基準にして基地局から送出された所定の情報を
受信し、その受信結果に基づいて局部発振信号の周波数
を切り換えることにより、所定の通話チヤンネルに周波
数を切り換えた後、所定のタイムスロツトを受信して音
声信号を受信し得るようになされている。
【0027】これに対して端末装置1の送信系は、マイ
ク16から出力される音声信号をボイスエンコーダ17
で音声データに変換した後、チヤンネルエンコーダ18
でIデータ及びQデータに変換する。さらにデイジタル
アナログ変換回路(D/A)19は、このIデータ及び
QデータをI成分及びQ成分のアナログ信号に変換し、
ミクサ20は、局部発振信号でこのI成分及びQ成分の
アナログ信号を所定周波数の送信信号に変換する。
【0028】これにより端末装置1は、このミクサ20
の出力信号をフイルタ21を介してパワーアンプ22に
出力し、このパワーアンプ22の出力信号をアンテナ共
用器3を介してアンテナ2から送出する。このとき端末
装置1は、イコライザ10で検出される所定のタイミン
グ検出結果を基準にして送信及び受信のタイミングを切
り換え、これにより時分割多重の手法を適用して基地局
から複数の端末装置に対して送出される送信信号のう
ち、自局に割り当てられたタイムスロツトを選択的に受
信し、また自局に割り当てられたタイムスロツトを使用
して基地局に音声データを送出するようになされてい
る。
【0029】(1−1)位相ずれの補正 端末装置1は、FCCHを基準してフレーム同期し、さ
らにバーストを基準にして全体の動作を受信データに同
期させ、その後タイムスロツトを受信して所望の情報を
受信する。すなわち端末装置1の電源を立ち上げると、
さらに端末装置が属するエリアが切り換わると、中央処
理ユニツト15は、発振部5に制御コマンドを出力して
BCCHを受信し、続いてイコライザ10に制御データ
を出力してFCCHを検出する。
【0030】これにより中央処理ユニツト15は、FC
CHのタイミングを検出すると、このタイミングを基準
にしてイコライザ10に内蔵したタイムベースカウンタ
をセツトし、これにより全体の動作をフレーム同期す
る。
【0031】このようにしてFCCHを基準にしてフレ
ーム同期すると、端末装置1は、続いて図2に示す処理
手順を所定周期で実行してバーストに同期すると共に、
位相ずれを補正する。すなわち中央処理ユニツト15
は、タイムベースカウンタをセツトすると、続いてステ
ツプSP1からステツプSP2に移り、ここで位相補正
回路24に制御データを出力し、バーストに介挿された
トレーニングシーケンスを検出する。
【0032】ここで位相補正回路24は、図17につい
て上述したように、トレーニングシーケンス検出用のビ
ツトパターンと順次入力される受信データとの間で順次
次式
【数1】 の演算処理を実行して相関値Cy を検出する。ここでX
i は受信データを表し、Pi はトレーニングシーケンス
検出用のビツトパターンのデータを、Nはトレーニング
シーケンス検出用のビツトパターンのビツト数を表す。
【0033】これにより位相補正回路24は、続くステ
ツプSP3で順次得られる相関値検出結果から最大値を
検出することにより、トレーニングシーケンスのタイミ
ングを検出し、このタイミング検出結果を基準にして動
作基準のカウンタをセツトし、これにより端末装置1全
体の動作をバーストに同期させる。これにより端末装置
1は、このバーストに同期したタイミングで順次得られ
る受信データXi を処理するようになされている。
【0034】このとき位相補正回路24は、この相関値
検出結果の最大値を中央処理ユニツト15に出力し、中
央処理ユニツト15は、この相関値の最大値を第1の相
関値検出結果Cy として所定のレジスタに格納する。続
いて中央処理ユニツト15は、ステツプSP4に移り、
ここで位相補正回路24に制御データを出力して受信デ
ータXi の周波数を可変して第2及び第3の相関値Cx
及びCy を検出する。
【0035】すなわち位相補正回路24は、この中央処
理ユニツト15の制御コマンドに対応して次式
【数2】
【数3】 の演算処理を実行することにより、受信データXi を周
波数Δfだけ遅れ位相及び進み位相にした際の相関値C
x 及びCz を検出する。ここでΔfは変位させる周波数
を、Δtは受信データのサンプル長を、jは虚数単位を
表す。
【0036】これにより位相補正回路24は、演算処理
の手法を適用して受信データの周波数を変位させた際の
第2及び第3の相関値Cx 及びCz を検出し、これによ
り各周波数における受信データの位相ずれ情報を検出
し、この相関値検出結果を中央処理ユニツト15に出力
する。中央処理ユニツト15は、続くステツプSP5に
おいて、第1〜第3の相関値Cx 〜Cz 間で比較結果を
得、これにより周波数を変位させない状態で得られる第
1の相関値Cy がこの第1〜第3の相関値Cx 〜Cz の
中で最大値か否か判断する。
【0037】ここで肯定結果が得られると、中央処理ユ
ニツト15は、ステツプSP6に移り、この処理手順を
完了し、所定期間経過して再びこの処理手順を繰り返
す。すなわち周波数を変位させない状態で得られる第1
の相関値Cy がこの第1〜第3の相関値Cx 〜Cz の中
で最も大きい場合、受信データXi の周波数変位が殆ど
無い場合と判断することができる。従つてこの場合、端
末装置1は、このバーストに同期したタイミングのまま
で順次得られる受信データXi を処理して、受信データ
Xi を正しく処理し得る。
【0038】これに対して受信データXi の周波数が変
位している場合、その変位方向に応じて第2又は第3の
相関値Cx 又はCz が最大値に立ち上がる。この場合周
波数が変位した分、受信データXi の処理タイミングを
補正すれば、その分位相ずれを補正し得、ビツトエラー
レートの劣化を低減することができる。
【0039】さらにこのタイミングの補正に代えて
(2)式及び(3)式で受信データXiの周波数を変位
させてトレーニングシーケンス検出用のビツトパターン
との間で乗算して相関値を検出したように、演算処理の
手法を適用して受信データXi の周波数を補正して位相
ずれを補正すれば、簡易に位相ずれを補正することがで
きる。また、このように演算処理の手法を適用して位相
ずれを補正すれば、この第2及び第3の相関値検出処理
Cx 及びCz に供した受信データXi についても位相ず
れを補正し得、これにより簡易な構成で、正しいタイミ
ングでデータ処理した場合と同様のデータ処理結果を得
ることができる。
【0040】これにより中央処理ユニツト15は、ステ
ツプSP5において肯定結果が得られると、受信データ
Xi の位相ずれを補正することなく、この処理手順を終
了するのに対し、ステツプSP5において否定結果が得
られると、ステツプSP7に移り、ここで第3の相関値
検出結果Cz がこの第1〜第3の相関値Cx 〜Cz の中
で最も大きい否か判断する。ここで肯定結果が得られる
と、中央処理ユニツト15は、ステツプSP8に移り、
ここで位相補正回路24に制御コマンドを発行し、位相
が進むように受信データXi の位相ずれを補正した後、
ステツプSP6に移る。
【0041】すなわち位相補正回路24は、この制御コ
マンドに対応して(3)式で受信データXi の周波数を
変位させた演算処理を実行し、これにより受信データX
i の位相ずれを補正する。これに対してステツプSP7
において否定結果が得られると、中央処理ユニツト15
は、ステツプSP9に移り、ここで位相補正回路24に
制御コマンドを発行し、位相が遅れるように受信データ
Xi の位相ずれを補正した後、ステツプSP6に移る。
【0042】すなわち位相補正回路24は、この制御コ
マンドに対応して(2)式で受信データXi の周波数を
変位させた演算処理を実行し、これにより受信データX
i の位相ずれを補正する。これにより端末装置1は、バ
ースト同期のための必要な第1の相関値Cy の他に第2
及び第3の相関値Cx 及びCz を検出して大小比較する
だけの簡易な演算処理で位相ずれを検出し得、この検出
結果に基づいて演算処理の手法を適用して位相ずれを補
正することにより、簡易に位相ずれを補正し得、その分
確実に受信データを処理することができる。
【0043】以上の構成によれば、受信データの周波数
を変位されてトレーニングシーケンス検出用のビツトパ
ターンとの間で第2及び第3の相関値を検出して各周波
数における位相ずれ情報を検出し、該相関値検出結果に
基づいて演算処理して受信データの位相ずれを補正する
ことにより、簡易かつ確実に受信データの位相ずれを検
出して補正することができる。
【0044】(2)第2の実施例 この実施例においては、受信データの周波数を変位させ
て検出した第2及び第3の相関値を基準にして位相ずれ
の方向だけでなく、位相ずれ量をも併せて検出し、この
位相ずれ方向検出結果及び位相ずれ量検出結果に基づい
て受信データの位相ずれを補正する。
【0045】すなわちこの実施例において、中央処理ユ
ニツトは、第1の実施例と同様にして第1〜第3の相関
値検出結果Cx 〜Cz を検出すると、続いて図3に示す
処理手順を実行し、これにより必要に応じて受信データ
の位相ずれを補正する。すなわち中央処理ユニツトは、
ステツプSP10からステツプSP11に移り、ここで
第2及び第3の相関値検出結果Cx 及びCz は等しいか
否か判断する。
【0046】ここで肯定結果が得られると、この場合図
4に示すように、第1〜第3の相関値検出結果Cx 〜C
z が等しい第1の状態の場合(図4(A))、または第
1の相関値検出結果Cy が第2及び第3の相関値検出結
果Cx 及びCz より大きい第2の状態の場合(図4
(B))、さらには第1の相関値検出結果Cy が第2及
び第3の相関値検出結果Cx 及びCz より小さい第3の
状態の場合(図4(C))の何れかでなることにより、
この第1及び第2の状態においては、受信データの位相
ずれが殆どない場合と判断することができる。さらにこ
の第3の状態の場合、相関値検出結果に誤りが発生した
場合と考えられ、受信データの位相を補正すると、誤つ
て補正する恐れのあることがわかる。
【0047】これにより中央処理ユニツトは、ステツプ
SP11において肯定結果が得られると、ステツプSP
12に移り、受信データの位相ずれを補正することな
く、この処理手順を完了する。
【0048】これに対してステツプSP11において、
否定結果が得られると、中央処理ユニツトは、ステツプ
SP13に移り、ここで次式
【数4】 の関係式が成立するか否か判断する。ここで肯定結果が
得られると、この場合図5に示すように、第2の相関値
検出結果Cx が最も小さく、かつ第1及び第3の相関値
検出結果Cx 及びCz が等しい場合、又は第1の相関値
検出結果Cx が第3の相関値検出結果Cz より大きい場
合の何れかの場合でなり(図5(A)及び(B))、第
1及び第3の相関値検出結果Cx 及びCz の間に位相ず
れを最小に補正し得る周波数faが存在すると考えられ
る。
【0049】これによりステツプSP13において肯定
結果が得られると、中央処理ユニツトは、ステツプSP
14に移り、ここで次式
【数5】 の演算処理を実行し、位相ずれ補正量ppm を検出する。
なおここでhppmは、位相ずれ補正の制限値を表し、この
実施例の場合、第2及び第3の相関値検出処理の際に変
位された周波数Δfが割り当てられるようになされてい
る。
【0050】これにより中央処理ユニツトは、位相ずれ
の方向及び位相ずれ補正量を検出し、この検出結果に基
づいて位相補正回路24に制御コマンドを発行して位相
ずれを補正した後、ステツプSP12に移つて処理手順
を完了する。
【0051】これに対してステツプSP13において否
定結果が得られると、中央処理ユニツトは、ステツプS
P15に移り、ここで次式
【数6】 の関係式が成立するか否か判断する。ここで肯定結果が
得られると、この場合図6に示すように、図4の場合と
逆に第1及び第2の相関値検出結果Cy 及びCx の間に
位相ずれを最小に補正し得る周波数faが存在すると考
えられることにより(図6(A)及び(B))、中央処
理ユニツト15は、ステツプSP16に移り、ここで次
【数7】 の演算処理を実行し、位相ずれ補正量ppm を検出する。
【0052】これにより中央処理ユニツトは、位相ずれ
の方向及び位相ずれ補正量ppm を検出し、この検出結果
に基づいて位相補正回路24に制御コマンドを発行して
位相ずれを補正した後、ステツプSP12に移つて処理
手順を完了する。
【0053】これに対してステツプSP15において否
定結果が得られると、中央処理ユニツトは、ステツプS
P17に移り、第2の相関値検出結果Cx が3つの相関
値検出結果の中で値が最も大きいか否か判断し、ここで
肯定結果が得られると、ステツプSP18に移つて、次
【数8】 の関係式が成立するか否か判断する。ここで肯定結果が
得られると、この場合図7に示すように、第2の相関値
検出結果Cx が最も大きく、かつ第1及び第3の相関値
検出結果Cy 及びCz の値が等しい場合、又は第3の相
関値検出結果Cz 、第1の相関値検出結果Cy の順に値
が小さくなる場合の何れかの場合でなることにより(図
7(A)及び(B))、相関値検出結果に誤りが発生し
た場合等と考えられ、受信データの位相を補正すると、
誤つて補正する恐れのあることがわかる。
【0054】これにより中央処理ユニツトは、ステツプ
SP18において肯定結果が得られると、ステツプSP
12に移り、受信データの位相ずれを補正することな
く、この処理手順を完了する。
【0055】これに対してステツプSP18において否
定結果が得られると、中央処理ユニツトは、ステツプS
P19に移つて、次式
【数9】 の関係式が成立するか否か判断する。ここで肯定結果が
得られると、この場合図8に示すように、第2の相関値
検出結果Cx 、第1の相関値検出結果Cy 、第3の相関
値検出結果Cz の順に値が小さくなり、かつ第1の相関
値検出結果Cy から第2の相関値検出結果Cx に向けて
相関値の増大が大きくなつている場合が該当し、この場
合第2の相関値検出結果Cx の外側に位相ずれを最小に
補正し得る周波数faが存在すると考えられる。
【0056】これにより中央処理ユニツトは、ステツプ
SP19において肯定結果が得られると、ステツプSP
20に移り、第2の相関値検出結果Cy 側に受信データ
の位相ずれを補正した後、ステツプSP12に移る。こ
のとき中央処理ユニツトは、位相ずれ補正の制限値hppm
の分だけ周波数が低くなるように、受信データの位相ず
れを補正し、これにより位相ずれ補正を一定の範囲内で
実行するようになされている。
【0057】すなわち相関値検出結果Cx 〜Cy に誤り
のある場合も考えられ、これにより端末装置1は、相関
値検出結果Cx 〜Cy を誤検出した場合でも、一定の範
囲内で位相ずれを補正することにより、大幅なビツトエ
ラーレートの低下を有効に回避し得るようになされてい
る。
【0058】これに対してステツプSP19において否
定結果が得られると、中央処理ユニツトは、ステツプS
P21に移る。この場合図9に示すように、第2の相関
値検出結果Cx 、第1の相関値検出結果Cy 、第3の相
関値検出結果Cz の順に値が小さくなり、かつ第1の相
関値検出結果Cy から第3の相関値検出結果Cz に向け
て相関値の減少が大きくなつている場合が該当し、この
場合第2の相関値検出結果Cx の近傍に位相ずれを最小
に補正し得る周波数faが存在すると考えられる。
【0059】これにより中央処理ユニツトは、ステツプ
SP21において、次式
【数10】 の演算処理を実行して位相ずれ補正量ppm を検出し、位
相補正回路24に制御コマンドを発行して位相ずれを補
正した後、ステツプSP12に移つて処理手順を完了す
る。
【0060】これに対してステツプSP17において否
定結果が得られると、中央処理ユニツトは、ステツプS
P22に移り、ここで次式
【数11】 の関係式が成立するか否か判断する。ここで肯定結果が
得られると、この場合図10に示すように、図7の第2
及び第3の相関値検出結果Cx 及びCy が入れ換わつた
場合に該当することにより、ステツプSP18の場合と
同様に、中央処理ユニツトは直接ステツプSP12に移
り、受信データの位相ずれを補正することなく、この処
理手順を完了する。
【0061】これに対してステツプSP22において否
定結果が得られると、中央処理ユニツトは、ステツプS
P23に移つて、次式
【数12】 の関係式が成立するか否か判断する。ここで肯定結果が
得られると、この場合図11に示すように、図8の第2
及び第3の相関値検出結果Cx 及びCy が入れ換わつた
場合に該当することにより、この場合第3の相関値検出
結果Cy の外側に位相ずれを最小に補正し得る周波数f
aが存在すると考えられる。
【0062】これにより中央処理ユニツトは、ステツプ
SP24において、ステツプSP20とは逆に位相ずれ
補正の制限値hppmの分だけ周波数が高くなるように、受
信データの位相ずれを補正し、これにより一定の範囲内
で位相ずれを補正してステツプSP12に移る。
【0063】これに対してステツプSP23において否
定結果が得られると、中央処理ユニツトは、ステツプS
P25に移る。この場合図12に示すように、図9の第
2及び第3の相関値検出結果Cx 及びCy が入れ換わつ
た場合に該当することにより、この場合第3の相関値検
出結果Cy の近傍に位相ずれを最小に補正し得る周波数
faが存在すると考えられる。
【0064】これにより中央処理ユニツトは、ステツプ
SP25において、
【数13】 の演算処理を実行して位相ずれ補正量ppm を検出し、位
相補正回路24に制御コマンドを発行して位相ずれを補
正した後、ステツプSP12に移つて処理手順を完了す
る。
【0065】かくして図3に示す構成によれば、第1の
実施例と同様の効果を得ることができ、さらに相関値検
出結果の比較結果に基づいて位相ずれの方向に加えて位
相ずれ量を検出することにより、さらに一段と簡易かつ
確実に位相ずれを補正することができる。また一定の制
限値の範囲で位相補正することにより、位相ずれの過補
正を未然に防止し得、その分簡易かつ確実に位相ずれを
補正してビツトエラーレートを改善することができる。
【0066】(3)第3の実施例 ところでこのように1つのバーストから得られる相関値
検出結果を基準にして受信データの位相ずれを補正する
場合、ノイズ等の影響で位相ずれの方向を誤検出する場
合も考えられる。このために複数のバーストで相関値検
出結果を平均値化し、この平均値化した相関値検出結果
を基準にして位相ずれを補正する方法も考えられるが、
この場合浮動少数点計算等の処理が煩雑になる欠点があ
る。
【0067】このためこの実施例においては、位相ずれ
方向の検出結果を累積して検出頻度を得、この検出頻度
を基準にして位相ずれを補正する。すなわち図13に示
すように、この実施例において、中央処理ユニツトは、
第1〜第3の相関値検出結果Cx 〜Cz 間で比較結果を
得、これにより最大値を検出する。
【0068】さらに中央処理ユニツトは、この最大値検
出結果を所定期間累積し、これにより最も最大値に立ち
上がる頻度の高い相関値検出結果を検出する。すなわち
図14に示すように、第1の相関値検出結果が最大値の
場合を±0、第2及び第3の相関値検出結果がそれぞれ
最大値の場合を−Δf及び+Δfで表し、受信データの
位相ずれが小さい場合、何れの最大値検出結果−Δf、
±0、+Δfも検出頻度に差が無いのに対し(図14
(A))、位相ずれが大きい場合、その位相ずれの方向
に最大値検出の頻度が大きくなる。
【0069】これによりこの最大値検出の頻度を基準に
して位相ずれを検出し得、さらにこのとき検出結果を累
積することにより、ノイズ等の影響も有効に回避するこ
とができる。この検出原理に従つて、この実施例におい
て、中央処理ユニツトは、図15に示すカウンタメモリ
CM及びメモリバツフアMBを使用して図16に示す処
理手順を繰り返して位相ずれを検出する。
【0070】すなわち中央処理ユニツトは、ステツプS
P30からステツプSP31に移り、ここで第1〜第3
の相関値検出結果Cx 〜Cz 間で最大値を検出すること
により、最大値の得られた相関値検出結果を受信データ
の位相ずれの方向と仮に判断する。続いて中央処理ユニ
ツトは、ステツプSP32に移り、ここで受信データに
位相ずれが無いか否か判断し、第1の相関値検出結果C
y が最大値の場合、肯定結果が得られることにより、ス
テツプSP33に移る。
【0071】ここで中央処理ユニツトは、カウンタメモ
リCMの第1のメモリ領域Bを値1だけインクリメント
した後、ステツプSP38に移る。これに対してステツ
プSP32において否定結果が得られると、中央処理ユ
ニツトは、ステツプSP35に移り、ここで受信データ
の位相ずれが周波数の増加する方向か否か判断する。
【0072】ここで第3の相関値検出結果が最大値の場
合、肯定結果が得られることにより、中央処理ユニツト
はステツプSP36に移り、ここでカウンタメモリCM
の第3のメモリ領域Cを値1だけインクリメントした
後、ステツプSP38に移る。これに対してステツプS
P35において否定結果が得られると、この場合第3の
相関値検出結果が最大値の場合で、受信データの位相ず
れが周波数の減少する方向でなることにより、中央処理
ユニツトはステツプSP37に移り、ここでカウンタメ
モリCMの第1のメモリ領域Aを値1だけインクリメン
トした後、ステツプSP38に移る。
【0073】これにより端末装置は、第1〜第3の相関
値検出結果から位相ずれの方向を仮に判断し、その判断
結果をカウンタメモリCMに格納するようになされてい
る。続いて中央処理ユニツトは、ステツプSP38にお
いて、メモリバツフアMBに既に最大値検出結果が20
個蓄積されているか否か判断し、ここで検出結果が20
個既に格納されている場合、最も古い最大値検出結果を
ロードし、該最大値検出結果に対応するカウンタメモリ
CMの第1〜第3のメモリ領域を値1だけデクリメント
する。
【0074】これにより中央処理ユニツトは、メモリバ
ツフアMBに最新の最大値検出結果を20個保持するよ
うになされ、これに対応してカウンタメモリCMに、全
体として20個の最大値検出結果を第1〜第3の相関値
検出結果毎に蓄積する。さらにこのとき、このカウンタ
メモリCMの内容をメモリバツフアMBの最も古い最大
値検出結果を基準にしてデクリメントすることにより、
常に最新の最大値検出結果を格納するようになされてい
る。
【0075】これにより中央処理ユニツトは、このカウ
ンタメモリCMの内容を基準にして第1〜第3の相関値
検出結果毎に、最大値が検出される頻度を検出すること
ができる。従つてこの頻度に従つて位相ずれを補正し
て、ノイズの影響を有効に回避して位相ずれを補正する
ことができる。
【0076】すなわち中央処理ユニツトは、続くステツ
プSP39において、ロードした最も古い最大値検出結
果に代えて、ステツプSP31で検出した最大値検出結
果をメモリバツフアMBに格納し、続くステツプSP4
0で第2の相関値検出結果に対応する第2のメモリ領域
Aの値が値10以上か否か判断する。ここで肯定結果が
得られると、受信データの位相ずれが周波数の減少する
方向と判断し得ることにより、続くステツプSP41に
おいて、受信データの位相を周波数の減少する方向に補
正した後、ステツプSP31に戻る。
【0077】これに対してステツプSP40で否定結果
が得られると、中央処理ユニツトはステツプSP42に
移り、ここで第3の相関値検出結果に対応する第3のメ
モリ領域Cの値が値10以上か否か判断する。ここで肯
定結果が得られると、受信データの位相ずれが周波数の
増加する方向と判断し得ることにより、続くステツプS
P43において、受信データの位相を周波数の増加する
方向に補正した後、ステツプSP31に戻る。
【0078】これに対してステツプSP42で否定結果
が得られると、この場合位相ずれが殆どない場合と考え
られることにより、中央処理ユニツトは直接ステツプS
P31に戻り、これにより受信データの位相ずれ補正処
理を中止する。
【0079】図16の構成によれば、相関検出結果から
位相ずれ方向を仮に判断し、その位相ずれ方向の発生の
頻度を検出して位相ずれを補正することにより、第1の
実施例の効果に加えて、ノイズ等の影響を有効に回避し
て確実に位相ずれを補正することができる。
【0080】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、(2)式及び(3)式の
演算処理を実行することにより、受信データの位相をシ
フトさせた状態を形成してトレーニングシーケンス検出
用のビツトパターンと乗算処理し、これにより相関値を
検出して位相ずれ情報を検出する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、ビタビ複号回路を使用して
受信データを複号する場合、相関値に代えてこのビタビ
複号回路で検出されるステートメトリツクを基準にして
位相ずれを補正するようにしてもよい。
【0081】すなわちバーストに同期した状態でビタビ
複号の手法を適用して受信データを複号し、続いて受信
データの位相をシフトさせた状態で最良のパスが得られ
るステートメトリツクを検出する。これにより第1〜第
3の相関値検出結果に代えて始めのステートメトリツク
の値と位相シフトして得られるステートメトリツクの値
との間で比較結果を得るようにしても、第1〜第3の実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0082】さらに上述の第3の実施例においては、最
大値検出結果をメモリバツフアに格納する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、メモリバツフアに代
えてポインタがシフトするように形成されたリングバツ
フアを用いるようにしてもよい。
【0083】さらに上述の第3の実施例においては、最
大値検出結果の頻度を基準にして単に位相ずれの方向を
検出する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、位相ずれ量を検出するようにしてもよい。すなわち
図14について上述したように、検出結果の分布に応じ
て位相ずれの大小を判断し得ることにより、次式
【数14】 の演算処理を実行して周波数補正量Δfcorrect を検出
するようにしてもよい。
【0084】なおここでΔfmax は、補正周波数の最大
値、Xmax は度数の最大値、X(Δf)は、周波数Δf
のときの度数、Xrange はX(Δf)のときの変化の範
囲を表す。
【0085】さらに上述の実施例においては、本発明を
デイジタルセルラに適用してトラーニングシーケンスを
使用して位相ずれを補正する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、種々の無線受信装置に適用して予
め設定されたビツトパターンの基準パターンを検出して
種々のデータを受信する場合に広く適用することができ
る。
【0086】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、送信信号
に介挿される基準パターンを基準にして位相ずれ情報を
検出し、さらに受信データの位相をずらして位相ずれ情
報を検出し、この位相ずれ情報の比較結果に基づいて位
相ずれを補正することにより、簡易かつ確実に位相ずれ
を補正することができる無線受信装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデイジタルセルラの端
末装置を示すブロツク図である。
【図2】その位相補正の説明に供するフローチヤートで
ある。
【図3】その第2の実施例の説明に供するフローチヤー
トである。
【図4】その第2及び第3の相関値検出結果が等しい場
合の説明に供する略線図である。
【図5】第2の相関値検出結果が最も小さい場合の説明
に供する略線図である。
【図6】第3の相関値検出結果が最も小さい場合の説明
に供する略線図である。
【図7】第2の相関値検出結果が最も大きい場合の説明
に供する略線図である。
【図8】第2、第1、第3の相関値検出結果が順次小さ
くなる場合の説明に供する略線図である。
【図9】その第1の相関値検出結果から第3の相関値検
出結果までの変化が大きい場合の説明に供する略線図で
ある。
【図10】第3の相関値検出結果が最も大きい場合の説
明に供する略線図である。
【図11】第3、第1、第2の相関値検出結果が順次小
さくなる場合の説明に供する略線図である。
【図12】その第1の相関値検出結果から第3の相関値
検出結果までの変化が大きい場合の説明に供する略線図
である。
【図13】位相ずれ方向の仮の検出の説明に供する略線
図である。
【図14】位相ずれ方向検出結果の分布の説明に供する
略線図である。
【図15】メモリの構成を示す略線図である。
【図16】第3の実施例の動作の説明に供するフローチ
ヤートである。
【図17】トレーニングシーケンスの説明に供する略線
図である。
【図18】フエージングによる周波数の変動の説明に供
する特性曲線図である。
【符号の説明】
1……端末装置、2……アンテナ、4……ミクサ、6…
…フイルタ、7……アナログデイジタル変換回路、10
……イコライザ、15……中央処理ユニツト、24……
位相補正回路。
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】すなわちこの種の端末装置は、電源が投入
されると、予め設定された124のチヤンネルを順次ス
キヤンして電界強度が最も強いチヤンネルを検出する。
これにより端末装置は、その端末装置が属するエリアに
割り当てられた制御チヤンネルを検出し、この制御チヤ
ンネルを受信する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】この制御チヤンネルは、タイムスロツトを
形成して種々の情報を送信するようになされ、これによ
りデイジタルセルラは、この制御チヤンネルを各端末装
置で受信して制御チヤンネルを送出する基地局の情報、
隣接する基地局の情報、さらには端末装置の呼び出し情
報等を伝送するようになされている。このため端末装置
は、この制御チヤンネルに所定のタイミングで出力され
るFCCH(frequency correctio
n channel)を検出し、これによりこのFCC
Hを基準にして必要な情報が送出されるタイミングを大
まかに検出するようになされている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】このFCCHは、復調した際に値「0」の
データが所定ビツト数だけ連続するようにビツトパター
ンが割り当てられた同期信号で、これにより端末装置
は、このFCCHのタイミングを検出して受信データS
のタイミングに全体の動作を同期させる(すなわちフレ
ーム同期でなる)。さらに端末装置は、このようにして
FCCHでフレーム同期すると、全体の動作をバースト
に同期させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】ここでバーストは、所定のタイミングで制
御チヤンネルに出力され、図17に示すように、ほぼ中
央にトレーニングシーケンスが介挿されるようになさ
れ、値「0」のデータが所定ビツト数だけ連続するよう
にビツトパターンが割り当てられてFCCHが形成され
るのに対し、このトレーニングシーケンスは、予め設定
されたビットパターンで値「1」及び値「0」のデータ
が繰り返されて形成されるようになされている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】これにより端末装置は、制御チヤンネルを
モニタし、基地局からの呼び出し情報を検出すると指定
されたチヤンネルに移ることにより、所望の通話対象と
通話し得るようになされ、また隣接基地局の制御チヤン
ネル受信結果との比較結果に基づいて、受信する制御チ
ヤンネルを切り換え、これにより隣接するエリアに移動
した場合でも、確実に通話し得るようになされている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】イコライザ10は、このIデータ及びQデ
ータを元のデータ列に復調すると共に、歪み補正するこ
とにより、マルチパスを除去して出力し、チヤンネルデ
コーダ12は、イコライザ10の出力データから音声デ
ータを選択してボイスデコーダ13に出力する。これに
よりボイスデコーダ13は、畳み込み符号化されて伝送
された音声信号を復調した後、スピーカ14を駆動す
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】(1−1)位相ずれの補正 端末装置1は、FCCHを基準にしてフレーム同期し、
さらにバーストを基準にして全体の動作を受信データに
同期させ、その後タイムスロツトを受信して所望の情報
を受信する。すなわち端末装置1の電源を立ち上げる
と、さらに端末装置が属するエリアが切り換わると、中
央処理ユニツト15は、発振部5に制御コマンドを出力
して制御チヤンネルを受信し、続いてイコライザ10に
制御データを出力してFCCHを検出する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のタイミングで送信信号に介挿される
    基準パターンを基準にして、上記送信信号を受信する無
    線受信装置において、 上記基準パターンは、 所定のビツトパターンで形成され、 上記無線受信装置は、 上記送信信号を復調して受信データを出力する受信手段
    と、 上記基準パターンを基準にして、上記受信データに同期
    して上記受信データをデータ処理する受信データ処理手
    段と、 上記基準パターンを基準にして上記受信データ処理手段
    のデータ処理に対する上記受信データの第1の位相ずれ
    情報を検出する第1の位相ずれ情報検出手段と、 上記受信データの位相をずらした状態を形成し、上記基
    準パターンを基準にして上記受信データ処理手段のデー
    タ処理に対する上記受信データの第2の位相ずれ情報を
    検出する第2の位相ずれ情報検出手段とを具え、上記第
    1及び第2の位相ずれ情報の比較結果に基づいて、上記
    受信データの位相ずれを補正することを特徴とする無線
    受信装置。
  2. 【請求項2】上記第2の位相ずれ情報検出手段は、 上記受信データの位相を遅れ位相及び進み位相に可変し
    た状態を形成してそれぞれ上記基準パターンを基準にし
    て上記第2の位相ずれ情報を検出することにより、上記
    遅れ位相及び進み位相に対応した2種類の上記第2の位
    相ずれ情報を得、 上記無線受信装置は、 上記第1の位相ずれ情報及び上記2種類の第2の位相ず
    れ情報に基づいて、上記受信データの位相ずれ方向及び
    位相ずれ量を検出し、 該位相ずれ方向及び位相ずれ量検出結果に基づいて上記
    受信データの位相ずれを補正することを特徴とする請求
    項1に記載の無線受信装置。
  3. 【請求項3】上記第2の位相ずれ情報検出手段は、 上記受信データの位相を進み位相及び遅れ位相に可変し
    た状態を形成してそれぞれ上記基準パターンを基準にし
    て上記第2の位相ずれ情報を検出することにより、上記
    進み位相及び遅れ位相に対応した2種類の上記第2の位
    相ずれ情報を得、 上記無線受信装置は、 上記第1の位相ずれ情報及び上記2種類の第2の位相ず
    れ情報に基づいて、上記受信データの位相ずれ方向を検
    出し、 該位相ずれ方向検出結果の累積結果に基づいて上記受信
    データの位相ずれを補正することを特徴とする請求項1
    に記載の無線受信装置。
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