JPH0629095U - 高圧用接続器 - Google Patents

高圧用接続器

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JPH0629095U
JPH0629095U JP6271492U JP6271492U JPH0629095U JP H0629095 U JPH0629095 U JP H0629095U JP 6271492 U JP6271492 U JP 6271492U JP 6271492 U JP6271492 U JP 6271492U JP H0629095 U JPH0629095 U JP H0629095U
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JP
Japan
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connector
voltage
wire insertion
electric wire
partial discharge
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Pending
Application number
JP6271492U
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English (en)
Inventor
伸通 西浜
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部分放電が生じにくく、また部分放電が生じて
もオゾンガスの濃度を低減できる高圧用接続器を提供す
る。 【構成】並列した複数の接続具収納凹部4〜6を有し各
接続具収納凹部4〜6の両端に電線挿入孔7を有する絶
縁性のケース1と、接続具収納凹部4〜6の両端のもの
に収納されて電線挿入孔7より挿入された電線を差し込
ませる一対の接続具2,3とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、HIDランプの管灯回路の接続等の高電圧機器の配線に使用され る高圧用接続器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より高電圧部の結線技術としては、電線・ケーブル,高圧トランスおよび コピー機等の高圧発生部を有する電気機器などで多くの例が紹介されている。し かし、これらの多くはメーカー内の製造工程において結線されるので、充電部の 絶縁対策として絶縁物の充填やアース金属部とのギャップの確保などが容易に行 える。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これに対して、HIDランプのようにランプ点灯時に高電圧を印加するランプ を使用した照明器具においては、高電圧を発生するイグナイタの出力とランプソ ケットの結線を端子台を介して行うが、その配線作業は照明器具、安定器の設置 後に工事業者によって行われる。このため、充電部を充填・密閉したりすること が困難であり、また他のアース金属部との絶縁距離が確保されないおそれもある 。
【0004】 またこのような場合、電線は高圧と低圧の2本が使用されるが、端子台の異極 間についてもかなり大きな絶縁距離を取らないと部分放電が生じ、そのため大型 化するとともに、部分放電に伴うオゾンガスの発生により有機絶縁物が絶縁劣化 を起こすという問題がある。 この問題を回避する手段としては、端子台の絶縁材料としてオゾンガスで絶縁 劣化しない磁器材料(無機材料)の使用が考えられるが、施工時に割れやすく、 重いうえに、端子収納部の寸法精度が出せないといった欠点がある。
【0005】 したがって、この考案の目的は、部分放電が生じにくく、また部分放電が生じ てもオゾンガスの濃度を低減できる高圧用接続器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の高圧用接続器は、少なくとも3個が並列した接続具収納凹部を有し 各接続具収納凹部の少なくとも一端側に電線挿入孔を有する絶縁性のケースと、 前記接続具収納凹部の両端のものに収納されて前記電線挿入孔より挿入された電 線を差し込ませる一対の接続具とを備えたものである。
【0007】
【作用】
この考案の構成によれば、電線挿入孔より電線を挿入し内部の接続具に差し込 むことにより結線が行われる。この場合、3個の接続具収納凹部の両端のものに 接続具を収納したため、中央の接続具収納凹部のスペースにより一対の接続具の 絶縁距離を確保できる。このとき空気は比誘電率が約1であり、有機物の比誘電 率に比べて小さいので異極間の電圧分担のうち空気絶縁部の分担が小さくなり、 空気にかかる電位傾度も小さくなる。したがって空気の絶縁破壊が生じにくくな り、部分放電の発生を抑えることができる。同時に有機物中のボイドの電位傾度 も小さくできるので内部放電も抑止できる。さらに接続具収納凹部の幅が小さい 場合には空気にかかる電位傾度が上昇するため部分放電が生じるおそれがあるが 、接続具収納凹部の電線挿入孔よりオゾンガスが逃げるためオゾンガスの濃度を 低く抑えることができ、有機絶縁材料の絶縁劣化を防止できる。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図6により説明する。すなわち、この高圧用 接続器は、ケース1と、一対の接続具2,3とを有する。 ケース1は、絶縁性であって、3個が並列した接続具収納凹部4〜6を有し各 接続具収納凹部4〜6の両端に電線挿入孔7を有する。実施例のケース1は有機 材料の絶縁物を用いた角箱形のボディ8と、ボディ8の開口を塞ぐカバー9から なり、カバー9に圧入突起10を形成し、ボディ8に圧入孔11を形成して圧入 突起10を圧入孔11に圧入することによりカバー9をボディ8に固定している 。また接続具収納凹部4〜6は仕切り壁12を介して同じ大きさに形成され開口 側に開いており、ボディ8の両側壁に電線挿入孔7を形成している。
【0009】 接続具2,3は、接続具収納凹部4〜6の両端のものに収納されて電線挿入孔 7より挿入された電線19を差し込ませる。実施例は図2に示すように、速結端 子を用いている。すなわちこの接続具3は、矩形の導電板22を略Z字形に折曲 し、その両端部を中間片23に対向するようにそれぞれ折曲して折曲部24とし 、その折曲部24に電線挿通孔25を形成し、折曲部24の先端を内向きに折り 返して鎖錠片26を形成している。また中間片25に切起し片27を形成してい る。電線挿通孔25より電線19を挿入すると鎖錠片26が内方に押されて心線 21が鎖錠片26を乗り越えて鎖錠片26により抜止め状態に係止する。こうし て、電線19を接続具3に差し込むことにより結線が行われる。
【0010】 この実施例によれば、3個の接続具収納凹部4〜6の両端のものに接続具2, 3を収納したため、中央の接続具収納凹部5のスペースにより一対の接続具2, 3の絶縁距離を確保できる。このため、空気は比誘電率が約1であり、有機物の 比誘電率に比べて小さいので異極間の電圧分担のうち空気絶縁部の分担が小さく なり、空気にかかる電位傾度も小さくなる。したがって空気の絶縁破壊が生じに くくなり、部分放電の発生を抑えることができる。同時に有機物中のボイドの電 位傾度も小さくできるので内部放電も抑止できる。
【0011】 さらに接続具収納凹部5の幅が小さい場合には空気にかかる電位傾度が上昇す るため部分放電が生じるおそれがあるが、各接続具収納凹部4〜6の電線挿入孔 7よりオゾンガスが逃げるためオゾンガスの濃度を低く抑えることができ、有機 絶縁材料の絶縁劣化を防止できる。 また、この高圧用接続器を低圧配線の接続に兼用することができ、この場合図 3に示すように、中央の接続具収納凹部5にも接続具13を収納して3極の接続 器として使用することができる。また接続具収納凹部4〜6を同じ大きさにする ことにより同じ接続具2,3,13を使用できるので便利である。
【0012】 図4はこの実施例の高圧用接続器を照明器具の配線に使用した一例を示すもの である。図において、30は照明器具、31はHIDランプ、32はランプソケ ット、33は器具内配線、34,35はこの実施例の高圧用接続器を適用した端 子台、36は天井等の配線、37は安定器用ボックス、38はイグナイタ、39 は安定器、42は交流電源であり、端子台34,35のうちイグナイタ側40お よびランプソケット側41は器具工場内で結線され、天井配線側は工事業者が現 場で結線する。
【0013】 この考案の第2の実施例を図5に示す。すなわち、この高圧用接続器は、接続 具を収納しない中央の接続具収納凹部の一方の電線挿入孔7をキャップ14で閉 じて誤結線を防止している。キャップ14で塞ぐ電線挿入孔7は電気工事業者か 施工時に見える側が好ましい。なおボディ8の成形の段階で塞いでおいてもよい 。
【0014】 この考案の第3の実施例を図6に示す。すなわち、この高圧用接続具は、接続 具を収納しない中央の接続具収納凹部5を長くしてその両端5aが両隣の接続具 収納凹部4,6の両端4a,6aよりも突出するようにしている。 両端5aの樹脂中にボイドがあった場合、この実施例の寸法b(すなわち両端 5aの縁部における両端4a,6a間の距離)は第1の実施例の図5の寸法aよ りも大きいので、第1の実施例ではボイドに大きな電位傾度がかかり内部放電が 生じるおそれがあるが、この実施例は第1の実施例よりも長い絶縁距離を確保で きるので内部放電が生じにくくなる。
【0015】 その他の実施例として、両端の接続具収納凹部4,6の高さを中央の接続具収 納凹部5の高さよりも低くして絶縁距離を長くしてもよい。 なお、電線挿入孔6は接続具収納凹部4〜6の各両端に形成したが、接続具2 ,3の構造に応じて一端側のみに形成してもよく、またそれぞれ電線挿入孔6を 複数個形成してもよい。また前記実施例は接続具収納凹部4〜6が3個の場合で あったが、3以上の奇数個並列に設け、1個おきに接続具2,3等を収納するも のでもよい。さらに接続具2,3を収納しない接続具収納凹部5は接続具2,3 を収納する接続具収納凹部4,6と異なる大きさにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
この考案の高圧用接続器によれば、3個の接続具収納凹部の両端のものに接続 具を収納したため、中央の接続具収納凹部のスペースにより一対の接続具の絶縁 距離を確保できる。このとき空気は比誘電率が約1であり、有機物の比誘電率に 比べて小さいので異極間の電圧分担のうち空気絶縁部の分担が小さくなり、空気 にかかる電位傾度も小さくなる。したがって空気の絶縁破壊が生じにくくなり、 部分放電の発生を抑えることができる。同時に有機物中のボイドの電位傾度も小 さくできるので内部放電も抑止できる。さらに接続具収納凹部の幅が小さい場合 には空気にかかる電位傾度が上昇するため部分放電が生じるおそれがあるが、接 続具収納凹部の電線挿入孔よりオゾンガスが逃げるためオゾンガスの濃度を低く 抑えることができ、有機絶縁材料の絶縁劣化を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例のカバーを開いた状態
の分解斜視図である。
【図2】接続具の斜視図である。
【図3】低圧用に適用した例の斜視図である。
【図4】この考案の高圧用接続器を適用した照明器具の
配線図である。
【図5】第2の実施例のカバーを開いた状態の分解斜視
図である。
【図6】第3の実施例のカバーを開いた状態の分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 ケース 2,3 接続具 4〜6 接続具収納凹部 7 電線挿入孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3個が並列した接続具収納凹
    部を有し各接続具収納凹部の少なくとも一端側に電線挿
    入孔を有する絶縁性のケースと、前記接続具収納凹部の
    両端のものに収納されて前記電線挿入孔より挿入された
    電線を差し込ませる一対の接続具とを備えた高圧用接続
    器。
JP6271492U 1992-09-07 1992-09-07 高圧用接続器 Pending JPH0629095U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6271492U JPH0629095U (ja) 1992-09-07 1992-09-07 高圧用接続器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6271492U JPH0629095U (ja) 1992-09-07 1992-09-07 高圧用接続器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0629095U true JPH0629095U (ja) 1994-04-15

Family

ID=13208282

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JP6271492U Pending JPH0629095U (ja) 1992-09-07 1992-09-07 高圧用接続器

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