JPH0629030Y2 - 手動・電動兼用型の魚釣り用リール - Google Patents
手動・電動兼用型の魚釣り用リールInfo
- Publication number
- JPH0629030Y2 JPH0629030Y2 JP11596987U JP11596987U JPH0629030Y2 JP H0629030 Y2 JPH0629030 Y2 JP H0629030Y2 JP 11596987 U JP11596987 U JP 11596987U JP 11596987 U JP11596987 U JP 11596987U JP H0629030 Y2 JPH0629030 Y2 JP H0629030Y2
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- JP
- Japan
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- shaft
- gear
- manual
- electric
- spool
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、手動と電動の切換え操作を自動的に行い、
電動巻取り時においてスプールに過負荷が掛った場合に
発生するハンドルの共回りを防止する一方、道糸の巻上
げ停止を自動的に行い得るようにした手動・電動兼用型
の魚釣り用リールに関する。
電動巻取り時においてスプールに過負荷が掛った場合に
発生するハンドルの共回りを防止する一方、道糸の巻上
げ停止を自動的に行い得るようにした手動・電動兼用型
の魚釣り用リールに関する。
従来の手動・電動兼用型の魚釣り用リールは、モーター
が故障したりスプールに過大な負荷が掛かった場合、別
途クラッチレバー等を操作して手動に切換えて道糸を手
動ハンドルで巻取り得るようにしたものであったから、
その切換え構造が複雑となった上、リールの操作が煩雑
化する等の不都合が見られたものである。
が故障したりスプールに過大な負荷が掛かった場合、別
途クラッチレバー等を操作して手動に切換えて道糸を手
動ハンドルで巻取り得るようにしたものであったから、
その切換え構造が複雑となった上、リールの操作が煩雑
化する等の不都合が見られたものである。
これに対処して本件考案者は、第4図に示したように、
一端にローラークラッチ(図示せず)を備えたドライブ
シャフトの中間ギヤー(ヘ)と囓合して回転するスリー
ブ(イ)内に手動軸(ロ)を回転自在に挿入し、その内
端にワンウエイ機構(ハ)を、また外端に手動用ハンド
ル(ニ)を取付けて該ハンドルとスリーブの共回りを防
止すると共に、ハンドル操作によって手動軸(ロ)を電
動ギヤー(ト)よりも高速で回転させることにより、自
動的に手動に切換え得るように構成した手動・電動兼用
型のリールを開発したものである。
一端にローラークラッチ(図示せず)を備えたドライブ
シャフトの中間ギヤー(ヘ)と囓合して回転するスリー
ブ(イ)内に手動軸(ロ)を回転自在に挿入し、その内
端にワンウエイ機構(ハ)を、また外端に手動用ハンド
ル(ニ)を取付けて該ハンドルとスリーブの共回りを防
止すると共に、ハンドル操作によって手動軸(ロ)を電
動ギヤー(ト)よりも高速で回転させることにより、自
動的に手動に切換え得るように構成した手動・電動兼用
型のリールを開発したものである。
しかしながら上記構成のリールでは、例えば大魚を釣り
上げる時のようにスプールに過大な負荷が掛かった場
合、その負荷が巻上げ時のドライブシャフトに作用して
中間ギヤー(ヘ)を介して噛合する電動ギヤー(ト)に
上向きの応力を付印するため、これに伴って手動軸
(ロ)の一端を支承する支軸(ホ)が上方にづれて手動
軸(ロ)とスリーブ(イ)間の回転摩擦を高め、両者が
共回りする結果、ハンドル(ニ)が回転することとなっ
てリールの操作性を著しく悪化せしめるという問題点が
残されていたものである。
上げる時のようにスプールに過大な負荷が掛かった場
合、その負荷が巻上げ時のドライブシャフトに作用して
中間ギヤー(ヘ)を介して噛合する電動ギヤー(ト)に
上向きの応力を付印するため、これに伴って手動軸
(ロ)の一端を支承する支軸(ホ)が上方にづれて手動
軸(ロ)とスリーブ(イ)間の回転摩擦を高め、両者が
共回りする結果、ハンドル(ニ)が回転することとなっ
てリールの操作性を著しく悪化せしめるという問題点が
残されていたものである。
他方、この種電動リールに装置される比較的簡易な道糸
の自動巻上げ停止装置として、本考案者は第5図に示し
たように、メモリースイッチ付カウンター(イ)と連動
する駆動ホイール(ロ)に道糸(ハ)を押付け、該道糸
の巻上げが完了した時点で自動的に上記カウンターのメ
モリースイッチによってリールのモーターが停止するよ
うにした装置を考案したものである(実公開57−14
609号公報参照)。
の自動巻上げ停止装置として、本考案者は第5図に示し
たように、メモリースイッチ付カウンター(イ)と連動
する駆動ホイール(ロ)に道糸(ハ)を押付け、該道糸
の巻上げが完了した時点で自動的に上記カウンターのメ
モリースイッチによってリールのモーターが停止するよ
うにした装置を考案したものである(実公開57−14
609号公報参照)。
而して上記装置は、その駆動ホイールが道糸を正確に巻
上げ得るようにするため、テンションホイール(ニ)を
設けて両者に適度の摩擦抵抗を付与したものであるが、
猶、道糸の巻取りと繰返した頻繁に繰り返す所謂“魚と
のやりとり”を行う場合等においては、上記道糸と駆動
ホイール間に滑りが生じ、道糸の巻上げ停止位置に正確
性が得難いという問題点が見受けられたものである。
上げ得るようにするため、テンションホイール(ニ)を
設けて両者に適度の摩擦抵抗を付与したものであるが、
猶、道糸の巻取りと繰返した頻繁に繰り返す所謂“魚と
のやりとり”を行う場合等においては、上記道糸と駆動
ホイール間に滑りが生じ、道糸の巻上げ停止位置に正確
性が得難いという問題点が見受けられたものである。
そこで本考案は、ドライブシャフトと接続する電動ギヤ
ーおよびピニオンを介してスプール軸と連結するマスタ
ーギヤーをそれぞれ一体的に取付けたスリーブに、外端
にハンドルを、また内端にワンウェイクラッチを備えた
手動軸を回転自在に挿通し、中心部に支軸を突設してな
る覆板を上記電動ギヤーに一体に固定する一方、道糸の
走行に伴って回転するスプール軸とメモリースイッチ付
カウンターの駆動軸をギヤーを介して連結し、上記メモ
リースイッチによってモーターの回転を停止可能とした
ことにより、上述した二つの問題点を一気に解決したも
のである。
ーおよびピニオンを介してスプール軸と連結するマスタ
ーギヤーをそれぞれ一体的に取付けたスリーブに、外端
にハンドルを、また内端にワンウェイクラッチを備えた
手動軸を回転自在に挿通し、中心部に支軸を突設してな
る覆板を上記電動ギヤーに一体に固定する一方、道糸の
走行に伴って回転するスプール軸とメモリースイッチ付
カウンターの駆動軸をギヤーを介して連結し、上記メモ
リースイッチによってモーターの回転を停止可能とした
ことにより、上述した二つの問題点を一気に解決したも
のである。
本考案の魚釣用リールは、手動と電動との切換えが自動
的に行え、また電動巻上げ時にハンドルが電動ギヤーを
含むスリーブと共回りすることがない上、道糸の繰出し
量と対応するスプールの回転数が該スプールに直結され
たカウンターに正確に計測・表示され、メモリースイッ
チを介してモーターの回転を確実に停止させるという作
用を奏するものである。
的に行え、また電動巻上げ時にハンドルが電動ギヤーを
含むスリーブと共回りすることがない上、道糸の繰出し
量と対応するスプールの回転数が該スプールに直結され
たカウンターに正確に計測・表示され、メモリースイッ
チを介してモーターの回転を確実に停止させるという作
用を奏するものである。
以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて更に
具体的に述べると、1はリールの外ケース、2は該外ケ
ースの一側に取付けられた電動機構のモーター、3は該
モーターの回転軸2′と互いに噛合する複数の減速ギヤ
ー、また4はドライブシャフトであって、その一端にロ
ーラークラッチ或いはワンウェイクラッチ5を介して中
間ギヤー6を取付け、該ギヤー6と上記最後の減速ギヤ
ー3を互いに噛合させることにより、上記ドライブシャ
フト4を定速で一方向に回転可能としたものである。ま
た7は中間ギヤー8を介して上記ドライブシャフト4に
噛合する電動ギヤー、9は該電動ギヤーと一体に結合
し、下述する手動軸を回転自在に支持するスリーブ、10
は上記スリーブ7に対して回転可能に挿嵌された断面逆
コ字型のマスターギヤーであって、その内部に上記スリ
ーブ9に嵌挿固定されてスリーブと一体に回転する複数
枚のライニング盤を収納してなる多板クラッチ11を構成
し、該クラッチの上記ライニング盤に対する圧接力を筒
体12aやバネ12b等を介してマスターギヤー側に押付け可
能なドラグ12で調整することにより、スプール13の回転
トルクを自在に制御し得るようにしたものである。
具体的に述べると、1はリールの外ケース、2は該外ケ
ースの一側に取付けられた電動機構のモーター、3は該
モーターの回転軸2′と互いに噛合する複数の減速ギヤ
ー、また4はドライブシャフトであって、その一端にロ
ーラークラッチ或いはワンウェイクラッチ5を介して中
間ギヤー6を取付け、該ギヤー6と上記最後の減速ギヤ
ー3を互いに噛合させることにより、上記ドライブシャ
フト4を定速で一方向に回転可能としたものである。ま
た7は中間ギヤー8を介して上記ドライブシャフト4に
噛合する電動ギヤー、9は該電動ギヤーと一体に結合
し、下述する手動軸を回転自在に支持するスリーブ、10
は上記スリーブ7に対して回転可能に挿嵌された断面逆
コ字型のマスターギヤーであって、その内部に上記スリ
ーブ9に嵌挿固定されてスリーブと一体に回転する複数
枚のライニング盤を収納してなる多板クラッチ11を構成
し、該クラッチの上記ライニング盤に対する圧接力を筒
体12aやバネ12b等を介してマスターギヤー側に押付け可
能なドラグ12で調整することにより、スプール13の回転
トルクを自在に制御し得るようにしたものである。
而してスリーブ9に挿通されて自由に回転する上記手動
軸14は、その外端にハンドル15を備える一方、その内端
側は第2図に例示したように、フランジ17aの半径方向
にバネ17bを介して突出自在に対設されたストッパー17c
・17cと、該ストッパー17c・17cが係入可能な受溝17d・
17dを電動ギヤー7の内周に切設してワンウェイクラッ
チ機構17を構成したものである。また18は中心部に支軸
18′を突設した覆板で、スペーサー19を介して上記ワン
ウェイクラッチ機構17を被蔽した状態で、ピン16等によ
って電動ギヤー7に固定されるものである。更に図中20
・21はラチェット式の逆転防止部を示す。
軸14は、その外端にハンドル15を備える一方、その内端
側は第2図に例示したように、フランジ17aの半径方向
にバネ17bを介して突出自在に対設されたストッパー17c
・17cと、該ストッパー17c・17cが係入可能な受溝17d・
17dを電動ギヤー7の内周に切設してワンウェイクラッ
チ機構17を構成したものである。また18は中心部に支軸
18′を突設した覆板で、スペーサー19を介して上記ワン
ウェイクラッチ機構17を被蔽した状態で、ピン16等によ
って電動ギヤー7に固定されるものである。更に図中20
・21はラチェット式の逆転防止部を示す。
叙上の構成に係る本案魚釣り用リールは、上記ハンドル
15を使用しない場合は、モーター2によって電動ギヤー
7が第2図に示す矢印方向(道糸の巻取り方向)に回転
しても、ストッパー17cが随時降縮して受溝17dに係止さ
れることがないから、巻上げ時のスプール軸に過大な負
荷がかかって中間ギヤーが電動ギヤーに上向きの応力を
受けて僅かに支軸にづれが生じても、支軸とは絶縁され
ている手動軸は、電動ギヤーを含むスリーブとの間に回
転摩擦を起生することがなく、従ってハンドル15の共回
りが確実に防止できるのである。また一方、上記ハンド
ル15を電動ギヤー7よりも高速で上記矢印方向に回転す
ることにより、上記ストッパー17cと受溝7dが係合して
電動ギヤー7、即ちスプール13を手動で回転することが
できるのである。
15を使用しない場合は、モーター2によって電動ギヤー
7が第2図に示す矢印方向(道糸の巻取り方向)に回転
しても、ストッパー17cが随時降縮して受溝17dに係止さ
れることがないから、巻上げ時のスプール軸に過大な負
荷がかかって中間ギヤーが電動ギヤーに上向きの応力を
受けて僅かに支軸にづれが生じても、支軸とは絶縁され
ている手動軸は、電動ギヤーを含むスリーブとの間に回
転摩擦を起生することがなく、従ってハンドル15の共回
りが確実に防止できるのである。また一方、上記ハンド
ル15を電動ギヤー7よりも高速で上記矢印方向に回転す
ることにより、上記ストッパー17cと受溝7dが係合して
電動ギヤー7、即ちスプール13を手動で回転することが
できるのである。
尚、上記球状のストッパー17cは降縮性に優れた効果を
発揮するものであるが、これを円柱状のものに代えても
略同等の作用効果が得られるし、また上記ストッパー17
c・17c及びこれと対向する受溝17d・17dは上例の如く直
径方向に一対設けたものゝ他、十字状あるいはそれ以上
対設することにより、上記手動軸14回転時の所謂遊びを
大幅に減少することができるものである。
発揮するものであるが、これを円柱状のものに代えても
略同等の作用効果が得られるし、また上記ストッパー17
c・17c及びこれと対向する受溝17d・17dは上例の如く直
径方向に一対設けたものゝ他、十字状あるいはそれ以上
対設することにより、上記手動軸14回転時の所謂遊びを
大幅に減少することができるものである。
この他、第1・2図において22は上記マスターギヤー10
と噛合するピニオンを示し、これをクラッチレバー23の
操作により軸方向に弾性的に摺動させればスプール13が
フリー状態となって、適宜道糸の繰出しが可能となる一
方、電動ギヤー7の回転と連動して作動するリターンピ
ン24a、ヨークカム24b、クランク24c及びメガネカム24d
によって上記ピニオン22が瞬間的にスプール軸13′と咬
合状態に自動復帰する所謂オートリターン方式のクラッ
チ機構を構成したものである。
と噛合するピニオンを示し、これをクラッチレバー23の
操作により軸方向に弾性的に摺動させればスプール13が
フリー状態となって、適宜道糸の繰出しが可能となる一
方、電動ギヤー7の回転と連動して作動するリターンピ
ン24a、ヨークカム24b、クランク24c及びメガネカム24d
によって上記ピニオン22が瞬間的にスプール軸13′と咬
合状態に自動復帰する所謂オートリターン方式のクラッ
チ機構を構成したものである。
尚、図中25はレベルワインダー、26は下述する道糸の自
動巻上げ停止機構を示す。
動巻上げ停止機構を示す。
次に、上記本案リールの使用要領並びにその作動につい
て述べると、モーター2の始動により上記電動機構、ド
ライブシャフト4、マスターギヤー10及びクラッチ機構
17等を介してスプール13が定速回転し、道糸を巻き上げ
ることは猶、通常のこの種電動リールと略同様である。
て述べると、モーター2の始動により上記電動機構、ド
ライブシャフト4、マスターギヤー10及びクラッチ機構
17等を介してスプール13が定速回転し、道糸を巻き上げ
ることは猶、通常のこの種電動リールと略同様である。
而して本考案のリールは手動軸14とその内端支軸18′と
を分離し、該支軸を覆板18及び電動ギヤー7を介してス
リーブ9と一体的に結合したことにより、上記手動軸14
をフリー状態に維持し得るようにしたものであるから、
例えば大魚を釣上げた時のようにリールに過大な負荷が
掛り、スプール13の回転が減速した場合でも、その過負
荷はマスターギヤー10や多板クラッチ11を介してスリー
ブ9及び支軸18′に集中するものゝ、上記手動軸14には
その影響が表れないのである。
を分離し、該支軸を覆板18及び電動ギヤー7を介してス
リーブ9と一体的に結合したことにより、上記手動軸14
をフリー状態に維持し得るようにしたものであるから、
例えば大魚を釣上げた時のようにリールに過大な負荷が
掛り、スプール13の回転が減速した場合でも、その過負
荷はマスターギヤー10や多板クラッチ11を介してスリー
ブ9及び支軸18′に集中するものゝ、上記手動軸14には
その影響が表れないのである。
従って、上記手動軸がスリーブの内周面に圧接されハン
ドル15を伴って共回りするということがないから、直ち
に該ハンドルを把持し、これをより高速で回転させるこ
とによって、上述した如くスプール13を直ちに手動で回
転させることができるのである。
ドル15を伴って共回りするということがないから、直ち
に該ハンドルを把持し、これをより高速で回転させるこ
とによって、上述した如くスプール13を直ちに手動で回
転させることができるのである。
他方、手動操作による巻上げに際し、上記手動軸14の回
転力はストッパー17cを介して電動ギヤー7及びドライ
ブシャフト4に伝達されるが、該シャフトの一端に介在
せしめたワンウェイクラッチ5の作用により、その回転
力は減速ギヤー側に伝達されることがないから、自動的
に手動に切換わってシャフト4が回転すると同時に、上
記電動ギヤー7と連動するスプールが回転するのであ
る。
転力はストッパー17cを介して電動ギヤー7及びドライ
ブシャフト4に伝達されるが、該シャフトの一端に介在
せしめたワンウェイクラッチ5の作用により、その回転
力は減速ギヤー側に伝達されることがないから、自動的
に手動に切換わってシャフト4が回転すると同時に、上
記電動ギヤー7と連動するスプールが回転するのであ
る。
但し、上記道糸の過負荷が除去され、モーターによる電
動ギヤーの回転がハンドルのそれを上回れば、道糸の巻
取りは再度、自動的に電動に切換わるのである。
動ギヤーの回転がハンドルのそれを上回れば、道糸の巻
取りは再度、自動的に電動に切換わるのである。
尚、本案のリールはスプール13に過大な負荷が掛かった
時の他、上記電動機構が故障によって停止した場合等に
も手動でスプール13を回転させることができることはい
うまでもない。
時の他、上記電動機構が故障によって停止した場合等に
も手動でスプール13を回転させることができることはい
うまでもない。
次に、上記魚釣り用リールにおける道糸の自動停止機構
について述べると、第3図において27は中断ギヤー28を
介して上記スプール軸13′のギヤー13″と連結するヘリ
カルギヤー、29はメモリースイッチ付カウンターであっ
て、その駆動軸29′をギヤー27′・29″により、上記ヘ
リカルギヤー27と連動せしめる一方、リセットした位置
でメモリースイッチが作動し、その信号を受けたコント
ローラー(図示せず)によって上述したモーター2の巻
上げ回転を停止させるように構成したものである。
について述べると、第3図において27は中断ギヤー28を
介して上記スプール軸13′のギヤー13″と連結するヘリ
カルギヤー、29はメモリースイッチ付カウンターであっ
て、その駆動軸29′をギヤー27′・29″により、上記ヘ
リカルギヤー27と連動せしめる一方、リセットした位置
でメモリースイッチが作動し、その信号を受けたコント
ローラー(図示せず)によって上述したモーター2の巻
上げ回転を停止させるように構成したものである。
更に、上記道糸の自動巻上げ停止機構の使用要領につい
て述べると、先ず上記カウンター29のリセットボタン30
を押した後、クラッチレバー23を引上げてスプール13を
フリー状態にし、重錐や仕掛けの重量を利用して道糸を
所望の魚棚へ繰出すのであるが、その際、上記スプール
軸13′とカウンターの駆動軸29′とを中断ギヤー28及び
ヘリカルギヤー27・27′によって連動せしめたものであ
るから、上記道糸の繰出し量が正確にカウンターに表示
されるのである。
て述べると、先ず上記カウンター29のリセットボタン30
を押した後、クラッチレバー23を引上げてスプール13を
フリー状態にし、重錐や仕掛けの重量を利用して道糸を
所望の魚棚へ繰出すのであるが、その際、上記スプール
軸13′とカウンターの駆動軸29′とを中断ギヤー28及び
ヘリカルギヤー27・27′によって連動せしめたものであ
るから、上記道糸の繰出し量が正確にカウンターに表示
されるのである。
しかる後、魚信を感知した際、ドラグレバー12を操作す
る等して道糸を巻上げるのであるが、スプール13の回転
に伴って逆戻りする上記カウンター29の数値が順次減少
してリセットされた位置、即ち道糸の先端が舟縁りに到
達した時点でメモリースイッチが作動し、コントローラ
ーを介してモーター2を停止させるから、上記スプール
13の回転が中断し、道糸の巻上げが自動的に制御される
ものである。
る等して道糸を巻上げるのであるが、スプール13の回転
に伴って逆戻りする上記カウンター29の数値が順次減少
してリセットされた位置、即ち道糸の先端が舟縁りに到
達した時点でメモリースイッチが作動し、コントローラ
ーを介してモーター2を停止させるから、上記スプール
13の回転が中断し、道糸の巻上げが自動的に制御される
ものである。
以上述べた通り本考案の手動・電動兼用型の魚釣り用リ
ールは、上記ワンウェイクラッチの作用によって手動ま
たは電動のうち、いずれか早く回転する機構によりスプ
ール13を回転することができ、しかもその切換が自動的
に行えることは勿論、従来、手動軸14と一体であった支
軸18′を分離し、覆板18及び電動ギヤー7を介してスリ
ーブ9に一体的に連結したことによって、上記スプール
13に過大な負荷が掛かっても、その影響が手動軸14にま
で及ぶことがないから上記ハンドル15がスリーブ9等と
共回りすることがなく、リールの操作性が著しく向上す
るものである。
ールは、上記ワンウェイクラッチの作用によって手動ま
たは電動のうち、いずれか早く回転する機構によりスプ
ール13を回転することができ、しかもその切換が自動的
に行えることは勿論、従来、手動軸14と一体であった支
軸18′を分離し、覆板18及び電動ギヤー7を介してスリ
ーブ9に一体的に連結したことによって、上記スプール
13に過大な負荷が掛かっても、その影響が手動軸14にま
で及ぶことがないから上記ハンドル15がスリーブ9等と
共回りすることがなく、リールの操作性が著しく向上す
るものである。
また本案リールにおける道糸の自動巻上げ停止機構は、
道糸の走行に伴って回転するスプール軸13′と、その回
転数を計測・表示するカウンターの駆動軸29′を複数の
ギヤー13″・27・27′・28・29″で連動するように構成
したものであるから、道糸の繰出し量はもとより、激し
い、“魚とのやりとり”が行われても、その巻上げ量を
正確に計測し、メモリースイッチによって過巻きが生ず
ることがなく、自動的に巻上げを完了し得る上、上記各
機構がリール本体に一体的に組込み可能であるから、リ
ール全体がコンパクトに仕上がり、その操作性並びに取
扱い性が一層容易である等、従来のこの種魚釣り用リー
ルには期待できなかった優れた効果を発揮するものであ
る。
道糸の走行に伴って回転するスプール軸13′と、その回
転数を計測・表示するカウンターの駆動軸29′を複数の
ギヤー13″・27・27′・28・29″で連動するように構成
したものであるから、道糸の繰出し量はもとより、激し
い、“魚とのやりとり”が行われても、その巻上げ量を
正確に計測し、メモリースイッチによって過巻きが生ず
ることがなく、自動的に巻上げを完了し得る上、上記各
機構がリール本体に一体的に組込み可能であるから、リ
ール全体がコンパクトに仕上がり、その操作性並びに取
扱い性が一層容易である等、従来のこの種魚釣り用リー
ルには期待できなかった優れた効果を発揮するものであ
る。
第1図は本考案の魚釣り用リールの一部を切欠して示す
正面図、第2図はその要部側面図、第3図は巻上げ停止
装置の要部断面図、また第4図はワンウエイ機構の従来
例を示す部分断面図、更に第5図は巻上げ停止装置の従
来例を示す斜視図である。 尚、図中4…ドライブシャフト、7…電動ギヤー、9…
スリーブ、10…マスターギヤー、13…スプール、13′…
スプール軸、14…手動軸、15…ハンドル、17…ワンウエ
イクラッチ機構、18…覆板、18′…支軸、22…ピニオ
ン、27…ヘリカルギアー、29…メモリースイッチ付カウ
ンター、29′…駆動軸。
正面図、第2図はその要部側面図、第3図は巻上げ停止
装置の要部断面図、また第4図はワンウエイ機構の従来
例を示す部分断面図、更に第5図は巻上げ停止装置の従
来例を示す斜視図である。 尚、図中4…ドライブシャフト、7…電動ギヤー、9…
スリーブ、10…マスターギヤー、13…スプール、13′…
スプール軸、14…手動軸、15…ハンドル、17…ワンウエ
イクラッチ機構、18…覆板、18′…支軸、22…ピニオ
ン、27…ヘリカルギアー、29…メモリースイッチ付カウ
ンター、29′…駆動軸。
Claims (1)
- 【請求項1】ドライブシャフト4一端の中間ギヤー8と
接続する電動ギヤー7及びピニオン22を介してスプール
軸13′と接続するマスターギヤー10をそれぞれ備えてな
るスリーブ9に、外端にハンドル15を付した手動軸14を
回転自在に挿通し、該手動軸の内端に設けられたワンウ
ェイクラッチ機構17を内部に有する電動ギヤー7には中
心部に支軸18′を突設してなる覆板18を一体に固定する
一方、スプール軸13′とメモリースイッチ付カウンター
29の駆動軸29′をギヤーを介して連結し、上記メモリー
スイッチによってモーター2の回転を停止可能としたこ
とを特徴とする手動・電動兼用型の魚釣り用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11596987U JPH0629030Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 手動・電動兼用型の魚釣り用リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11596987U JPH0629030Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 手動・電動兼用型の魚釣り用リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6420184U JPS6420184U (ja) | 1989-02-01 |
JPH0629030Y2 true JPH0629030Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31358098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11596987U Expired - Lifetime JPH0629030Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 手動・電動兼用型の魚釣り用リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629030Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-29 JP JP11596987U patent/JPH0629030Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6420184U (ja) | 1989-02-01 |
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