JPH06289993A - 座標入力表示装置 - Google Patents

座標入力表示装置

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JPH06289993A
JPH06289993A JP7249593A JP7249593A JPH06289993A JP H06289993 A JPH06289993 A JP H06289993A JP 7249593 A JP7249593 A JP 7249593A JP 7249593 A JP7249593 A JP 7249593A JP H06289993 A JPH06289993 A JP H06289993A
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JP7249593A
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Inventor
Atsushi Fujimoto
敦 藤本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 座標入力表示装置において、使用者の座標指
示動作に即座に追随する入力座標の軌跡の表示を可能と
する。 【構成】 座標入力部101は、入力文字等の座標位置
を指定する座標指示部102と、座標値を検出する座標
検出部103と、座標指示部102の移動予測座標デー
タを作成する第1座標予測部104と、予測座標データ
の予測誤差を検出する誤差検出105とを備える。ま
た、座標表示部108は、座標指示部102の移動予測
座標データを作成する第2座標予測部110と、誤差検
出部105の検出誤差に基づいて予測座標データを補正
する予測誤差補正部111と、第1座標予測部110が
予測した予測座標データおよび予測誤差補正部111が
補正した補正座標データに基づいて軌跡の表示データを
生成する表示データ生成部112と、座標指示部102
の軌跡を表示する表示部113とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LCD(液晶表示)一
体型ペン入力タブレット等、座標指示装置からの入力座
標に基づいて即時に入力座標位置の軌跡を表示面上に表
示する座標入力表示装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ペンコンピュータ等座標入力部と
表示部とが一体化され、鉛筆で紙に書くような感覚でペ
ンを用いて座標入力を行うと、その軌跡をペンの移動位
置に対応付けて表示することのできる座標入力表示装置
が増えている。図4は、従来の座標入力表示装置の構成
を示すブロック図である。図4において、401は座標
入力部、402はペンやカーソルを用いて座標位置を指
示する座標指示部、403は座標指示部で指示した座標
位置を検出する座標検出部、404は検出した座標デー
タを座標表示部に送信する送信制御部、405は座標表
示部、406は座標入力部からの座標データを受信する
受信制御部、407は受信した座標データを用いて座標
指示部の軌跡を表示するためのデータを生成する表示デ
ータ生成部、408は表示データ生成部で生成した軌跡
データを表示する表示部である。
【0003】さらに、この従来の座標入力表示装置の動
作について説明する。図5は、この座標入力表示装置の
入力動作を模式的に示した図であり、図6は、入力動作
に従って各処理部の動作を時系列的に示した図である。
まず、図5を参照して、この座標入力表示装置は、透明
な座標検出部403の上でペン等の形状をした座標指示
部402を用いて文字や図形を描くことによりその軌跡
が表示部408に表示される。なお、図中では平仮名
の”こ”という文字を描いている例が示されている。
【0004】図6は、図5における平仮名文字”こ”の
第一画目の横棒を描く場合の座標入力表示装置の動作を
説明したものである。図6においては、座標検出部40
3が座標指示部402の座標位置を検出する時間間隔t
sごとに、表示部408に表示される座標指示部402
の移動の軌跡と検出された座標の位置と、さらに各時刻
ごとに座標入力部401から座標表示部405に通信さ
れる座標データの内容が示されている。ここで、座標検
出部403の検出時間間隔をtsとし、座標検出部40
3が座標検出してから表示部408の表示が完了するま
でにかかる時間も同じくtsとする。
【0005】以下、各時刻毎の座標入力表示装置の動作
を説明する。 時刻0〜 :座標指示部402が位置s0を指定し、
座標検出部403が座標検出を開始する。検出した位置
s0の座標値を送信制御部404、受信制御部406を
経由して表示データ生成部407に送信する。 時刻ts〜 :座標指示部402が位置s0から位置s
1に移動し、座標検出部403が座標検出を開始する。
検出した位置s1の座標値は表示データ生成部407に
送信される。
【0006】表示データ生成部407は、表示部408
の画面上に、先に受信した位置s0を点として表示す
る。 時刻2ts〜:座標指示部402が位置s1から位置s
2に移動し、座標検出部403が座標検出を開始する。
検出された位置s2の座標値は表示データ生成部407
に送信される。
【0007】表示データ生成部407は、先の位置s1
の座標値を受け取り、直線補間により表示部408の画
面上の位置s0とs1との間を結ぶ軌跡を表示する。 時刻3ts〜:座標指示部402が位置s2からs3ま
で移動し、座標検出部403が座標検出を開始する。検
出された位置s3の座標値は表示データ生成部407に
送信される。
【0008】表示データ生成部407は、先の位置s2
の座標値を受け取り、直線補間により表示部408の画
面上の位置s1とs2との間を結ぶ軌跡を表示する。 時刻4ts〜:座標指示部402が位置s3から位置s
4に移動し、座標検出部403が座標検出を開始する。
検出された位置s4の座標値は表示データ生成部407
に送信される。
【0009】表示データ生成部407は、先の位置s3
の座標値を受け取り、直線補間により表示部408の画
面上の位置s2とs3との間を結ぶ軌跡を表示する。 以下同様に、座標検出部403が座標検出を終了するま
で上記の動作が続けられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、使用者が文字等を入力するために座標
指示部402を移動させる速度に対して、軌跡の表示速
度が遅いことが問題となっている。このため、使用者は
表示の速度に合わせてゆっくり移動させたり、あるいは
入力動作を区切りながら行わなければならないという不
都合があった。
【0011】このような状況は、座標入力部401から
座標表示装置405へのデータの送信速度が座標入力部
401の座標検出速度に比べて遅いことに起因してい
る。すなわち、ある単位時間内に座標検出部403から
発生する座標データ量が、座標入力部401と座標表示
部405とを結ぶ通信路のデータ転送速度を超えるよう
になると、座標表示部405の表示速度はこのデータ転
送速度によって規制されるようになる。その結果、ペン
の軌跡が実際の移動操作から遅れて表示されるようにな
り、使用者に違和感を与えるようになる。特に、この通
信路のデータ転送速度が小さい場合には通信ネックが発
生するという問題点が生じる。
【0012】したがって、本発明は上記問題点に鑑み、
使用者の座標指示動作に即座に追随して、入力された座
標の軌跡を表示することが可能な座標入力表示装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る座
標入力表示装置は、使用者が入力すべき文字等の座標位
置を入力するための座標入力手段と、座標入力手段から
入力された座標値に基づいて入力座標位置の軌跡を表示
する座標表示手段と、座標入力手段から座標表示手段に
所定のデータを送信する送信手段とを備えている。そし
て、座標入力手段は、さらに、使用者が入力すべき文字
等の座標位置を指定する座標指示手段と、座標指示手段
が指定した位置の座標値を検出する座標検出手段と、座
標検出手段によって過去に検出された座標データに基づ
いて座標指示手段が次に指定すると予測される予測座標
データを作成する第1座標予測手段と、座標検出手段が
検出した座標データと第1座標予測手段が予測した座標
データとの誤差を検出する誤差検出手段とを備えてい
る。また、座標表示手段は、先に予測した予測座標デー
タに基づいて座標指示手段が次に指定すると予測される
座標の予測座標データを作成する第2座標予測手段と、
誤差検出手段が検出した誤差に基づいて座標予測手段が
予測した予測座標データを補正する予測座標補正手段
と、第2座標予測手段が予測した予測座標データおよび
予測座標補正手段が補正した予測座標データに基づいて
座標指示手段の軌跡の表示データを生成する表示データ
生成手段と、表示データに基づいて座標指示手段の軌跡
を表示する表示手段とを備えている。
【0014】請求項2の発明に係る座標入力表示装置に
おいて、座標入力手段は、さらに、誤差検出手段が検出
した誤差が許容値を超えるか否かを判定する誤差判定手
段を備え、送信手段は、誤差判定手段が許容値を超える
と判定した場合に、誤差のデータを座標表示手段に送信
する送信制御手段を備えている。請求項3の発明に係る
座標入力表示装置において、第1座標予測手段と第2座
標予測手段は、同一の方法により同一の予測座標データ
を作成するように構成される。
【0015】請求項4の発明に係る座標入力表示装置に
おいて、座標検出手段は座標指示手段が移動可能な座標
検出領域を有しており、また表示手段は、軌跡を表示す
る表示領域を有している。そして、座標検出領域と表示
領域とが積層されて構成されている。
【0016】
【作用】本発明の座標入力表示装置は、座標表示手段に
設けられた第2座標予測手段が作成する予測座標データ
に基づいて、座標指示手段の移動軌跡を予測表示する。
この予測表示は、座標指示手段の移動位置を座標検出手
段が検出する時期に遅延することなく行われる。
【0017】予測表示された位置と実際に座標検出手段
が検出した座標位置との間に誤差が生じた場合には、予
測座標補正手段が予測座標データと誤差データとに基づ
いて表示データを修正する。表示手段は、予測表示終了
後、誤差の生じた軌跡の修正表示を行う。この誤差の検
出は、座標入力手段に設けられた誤差検出手段が行う。
誤差検出手段は、座標検出手段が検出する座標データと
第1座標予測手段が予測した座標データとに基づいて誤
差を検出する。特に、請求項3の発明においては、第1
座標予測手段と第2座標予測手段は、同一の方法により
同一の予測座標データを作成する。このため、第1座標
予測手段が予測した座標データを用いて第2座標予測手
段が予測した座標データの誤差を算出しても正確な誤差
を求めることができる。そして、この検出された誤差は
座標表示手段に送信される。特に、請求項2の発明に係
る座標入力手段においては、まず、誤差検出手段が検出
した誤差が許容値を超えるか否かを誤差判定手段が判定
する。そして、誤差判定手段が許容値を超えると判定し
た場合に、送信手段が誤差のデータを座標表示手段に送
信する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例の座標入力表示装置
について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発
明の実施例における座標入力表示装置の構成を示すブロ
ック図である。図1に示すように、座標入力表示装置
は、例えばペン入力型タブレットからなる座標入力部1
01と、液晶ディスプレイからなる座標表示部108と
に大別される。
【0019】座標入力部101は、使用者がペンやカー
ソルを用いて座標位置を指示する座標指示部102と、
座標指示部102で指示した座標位置を検出する座標検
出部103と、過去に検出した座標データから座標指示
部102が移動する次の座標位置を予測する第1座標予
測部104と、予測値と入力値との誤差を検出する予測
誤差検出部105と、予測誤差が許容値よりも大きいか
どうかを判定する予測誤差判定部106と、予測誤差判
定部105の判定結果に従って予測誤差が大きいときに
は予測誤差のみを送信し、小さいときには送信しない制
御を行う送信制御部107とから構成される。
【0020】また、座標表示部108は、座標入力部1
01から送信される予測誤差を受信する受信制御部10
9と、第1座標予測部104と同期して第1座標予測部
104と同じ座標予測を行う第2座標予測部110と、
予測誤差判定部106において予測誤差が大きいと判定
される場合に受信した予測誤差と第2座標予測部110
によって求められた予測値とから補正値を計算する予測
誤差補正部111と、座標の予測値または補正値を用い
て座標指示部102の軌跡を表示するためのデータを生
成する表示データ生成部112と、表示データを表示す
る表示部113とから構成される。
【0021】図2は、本実施例による座標入力表示装置
の主要な構造を概念的に示したもので、座標入力部10
1の座標検出部103と座標表示部108の表示部11
3とが1対1に対応して積層して設定されている。そし
て、使用者が座標検出部103の検出領域上で座標指示
部102を移動させると、その移動軌跡が座標指示部1
02の移動動作に追随して表示部113に表示される。
なお、座標検出部103は透明材料で構成して表示部1
13の上に一体的に積層してもよく、また下に設けても
よい。下に設ける場合には、座標検出部103を透明材
料で構成しなくてもよい。
【0022】次に、この座標入力表示装置の動作につい
て説明する。以下では、図2に示される平仮名”こ”の
第1画目の横棒を描いた場合の動作を例に説明する。図
3は、座標検出部103が座標指示部102の座標位置
を検出する時間間隔tsごとに、表示部108に表示さ
れる座標指示部102の移動の軌跡と、各時刻ごとに座
標入力部101から座標表示部108に送信されるデー
タの内容とが示されている。
【0023】なお、以下の動作では、説明の便宜上、座
標検出部103が座標位置を検出してから表示部108
への表示が完了するまでにかかる時間は、座標検出部1
03の検出時間間隔tsと等しいものと仮定する。実際
には、表示に要する時間間隔は、座標検出時間間隔ts
より短くても長くても構わない。以下、各時刻毎の座標
入力表示装置の動作を説明する。 時刻0〜 :座標指示部102の位置はs0で、座標検
出部103が座標検出を開始し、検出したs0の座標値
を送信制御部107及び受信制御部109を経由して表
示データ生成部112に送信する。
【0024】また、検出点s0の座標値は第1座標予測
部104および第2座標予測部110にも送信される。 時刻ts〜:座標指示部102が検出点s1まで移動 座標検出部103は座標検出を開始し、検出点s1の座
標値を検出すると、検出したs1の座標値を表示データ
生成部112に送信するとともに、第1座標予測部10
4及び第2座標予測部110に送信する。
【0025】表示データ生成部112は、時刻=0で検
出したs0の座標値を受け取り、時刻tsにおいて表示
部113上の対応位置、すなわち時刻0において座標指
示部102が位置していた位置に検出点s0を表示す
る。検出点s0が時刻tsにおいて表示されるのは、上
記したように表示に要する時間をtsと仮定したためで
ある。 時刻2ts〜:座標指示部102が検出点s2まで移動 座標検出部103は、座標検出を開始し、検出点s2の
座標値を検出すると、検出したs2の座標値を予測誤差
検出部105に送信する。
【0026】表示データ生成部112は、時刻tsで検
出したs1の座標値を受け取り、点s0とs1の座標値
を直線補間することにより2点間の表示データを求め、
表示部113の画面上に軌跡L1を表示する。さらに、
第2座標予測部110は、座標検出部103の座標検出
動作の開始と同期して、送信された点s0、s1の座標
値に基づき、時刻2tsにおいて座標指示部102が移
動したと予測される予測点p2の座標値を計算する。例
えば、ここでは、2点s0とs1との延長線上の等距離
の位置に予測点p2を設定する。そして、予測点p2の
座標値を計算し、表示データ生成部112に出力する。
【0027】また、第1座標予測部104でも全く同じ
予測計算が行われ、予測点p2の座標値が保持される。
さらに、表示データ生成部112は、第2座標予測部1
10から出力された予測点p2の座標値と点s1の座標
値とから上記と同様に表示データを求め、表示部113
の画面上に予測軌跡La2を表示する。
【0028】予測誤差検出部105は、時刻2tsで検
出された検出点s2と予測点p2の座標値を比較し、予
測誤差Δs(=p2−s2)を求める。この例では、予
測点p2と実際の検出点s2の座標値は一致しており、
予測誤差はx座標、y座標とも0である。次に、予測誤
差判定部106は、予測誤差が予め設定した許容値(こ
の例ではx座標、y座標ともにΔs=0に設定する)以
下であるかどうかを判定する。ここでは許容値以下なの
で送信制御部107は、補正データ(予測誤差Δs)を
座標表示部108へ送信しない。この結果、時刻2ts
から3tsの間に座標入力部101から座標表示部10
8に送信されるデータはない。 時刻3ts〜:座標指示部102が検出点s3まで移動 座標検出部103は、座標検出を開始し、検出点s3の
座標値を検出すると、検出したs3の座標値を予測誤差
検出部105へ出力する。
【0029】さらに、第2座標予測部110は、座標検
出部103の座標検出動作の開始と同期して、既に送信
された検出点s1の座標値と予測点p2(検出点s2)
の座標値に基づき、時刻3tsにおいて座標指示部10
2が移動したと予測される予測点p3の座標値を計算す
る。すなわち、上記と同様に、2点s1とp2(s2)
との延長線上の等距離の位置に予測点p3を設定する。
そして、予測点p3の座標値を計算し、表示データ生成
部112に送信する。また、第1座標予測部104でも
全く同じ予測計算が同時に行われ、予測点p3の座標値
が保持される。
【0030】表示データ生成部112は、第2座標予測
部110で設定された予測点p3の座標値と点p2(s
2)の座標値を直線補間することにより2点間の表示デ
ータを求め、表示部113の画面上に予測軌跡La3を
表示する。予測誤差検出部105は、時刻3tsで検出
された検出点s3と予測点p3の座標を比較し、予測誤
差Δs(=p3−s3)を求める。この例では、予測点
p3と実際の検出点s3との座標値が異なるため、予測
誤差Δs≠0となる。
【0031】予測誤差判定部106は、予測誤差Δsが
予め設定した許容値(Δs=0)を満足しないことを判
定する。そして、送信制御部107、受信制御部109
を経由して、この予測誤差Δsを補正データとして予測
誤差補正部111に送信する。 時刻4ts〜:座標指示部102が検出点s4まで移動 座標検出部103は、座標検出を開始し、検出点s4の
座標値を検出すると、検出したs4の座標値を予測誤差
検出部105に出力する。
【0032】予測誤差補正部111は、予測誤差判定部
106から受信制御部109を経由して送信された補正
データを受け取り、受信した補正データと予測点p3の
座標値とを用いて正規の検出点s3の座標値を計算す
る。計算された点s3の座標値は表示データ生成部11
2に送信される。
【0033】表示データ生成部112は、まず軌跡La
3を消去する。そして、点p2の座標値と点s3の座標
値とからこの2点間の表示データを求め、表示部113
の画面上に軌跡L3を表示する。また、第2座標予測部
110は、座標検出部103の座標検出動作の開始と同
期して、既に設定された点p2の座標値と再設定された
点s3の座標値に基づき、時刻4tsにおいて座標指示
部102が移動したと予測される予測点p4の座標値を
上記と同様の方法によって計算する。そして、予測点p
4の座標値を表示データ生成部112に送信する。ま
た、第1座標予測部104でも全く同じ予測計算が行わ
れ、予測点p4の座標値が保持される。
【0034】表示データ生成部112は、第2座標予測
部110で設定された予測点p4の座標値と点s3の座
標値とを直線補間することにより2点間の表示データを
求め、表示部113の画面上に予測軌跡La4を表示す
る。予測誤差検出部105は、時刻4tsで検出した座
標s4と予測座標p4を比較し、予測誤差Δs(=p4
−s4)を求める。この例では、予測点p4と実際の移
動点s4との座標値が一致するため、予測誤差Δs=0
となる。予測誤差判定部106は、予測誤差Δsが予め
設定した許容値(Δs=0)を満足することを判定す
る。
【0035】従って、座標入力部101から座標表示部
108に送信されるデータはない。 以下同様に、座標検出部103が座標検出を終了するま
で、この動作を続けると、予測点p2、p4のように予
測誤差が許容値よりも小さな時は予測値がそのまま採用
されて軌跡が表示され、予測点p3のように予測誤差が
許容値よりも大きな時は、座標入力部101側で検出さ
れた予測誤差が送信されて誤差補正を行って軌跡が表示
し直されるという動作が続く。
【0036】次に、座標入力部101と座標表示部10
8との間の通信データを見ると、連続的に予測動作が開
始される時刻3ts以降は、前時刻の予測結果の予測誤
差が許容値よりも小さい場合にはデータの通信が発生せ
ず、予測誤差が許容値よりも大きい場合にのみ予測誤差
Δs(p3−S3)のみを通信することが示されてい
る。通常、予測誤差Δs(補正データ)は、座標上のい
くらかの増分量に過ぎないため、座標の位置データを送
信する従来の装置に比べて送信データのデータ量を格段
に少なくすることができる。
【0037】なお、上記実施例では、第1および第2座
標予測部104、110において、予測点を求めるため
に前2点の時刻の座標値に基づいて直線近似による外挿
補間を用いたが、予測点を求める方法はこれに限定され
るものではない。例えば、前3点の時刻の座標値に基づ
いた曲線近似による外挿補間を用いてもよい。この場
合、少なくとも過去3点の座標位置データを保持する必
要がある。したがって、座標入力部101では、座標検
出部103で検出される過去3点分の座標データを保持
する。また、座標表示部108では、第2座標予測部1
10で予測された点あるいは予測誤差補正部111で補
正された点の過去3点分の座標データを保持するように
構成される。
【0038】また、予測値と実際の座標検出位置との誤
差の許容値は、0に限定されるものではなく、座標検出
時間間隔や座標位置検出精度を考慮して適当な有限値に
設定してもよい。さらに、上記実施例では、座標入力部
101の座標検出部103と座標表示部108の表示部
113とが一体化した装置について説明したが、これら
が独立した構成であっても構わない。この場合において
も、使用者の座標指示速度に応じて、独立した画面上に
その軌跡を追随して表示することにより、使用者が違和
感を持つことなく座標入力指示を行うことができる。
【0039】
【発明の効果】このように、本発明における座標入力表
示装置は、座標表示手段側に、座標指示手段の移動先を
予測する第2座標予測手段を設け、その予測座標データ
に基づいて軌跡を表示するように表示データ生成手段及
び表示手段を設け、また、座標入力手段側には座標値を
入力、検出する座標指示手段及び座標検出手段と、第2
座標予測手段が予測する予測座標データと実際の座標デ
ータとの誤差を検出するための誤差検出手段を設け、さ
らに、座標表示手段には検出した誤差に従って予測座標
データを補正する予測座標補正手段を設けるように構成
したので、使用者が操作する座標指示手段の移動に追随
して軌跡が予測表示されることによって、表示遅れによ
る違和感を感じることなく迅速かつ滑らかな入力操作を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における座標入力表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例における座標入力表示装置の主
要部の構造を概念的に示した概念図である。
【図3】本発明の実施例における座標入力表示装置の動
作を時系列で示した表示動作説明図である。
【図4】従来の座標入力表示装置の構成を示すブロック
図である。
【図5】従来の座標入力表示装置の主要部の構造を概念
的に示した概念図である。
【図6】従来の座標入力表示装置の動作を時系列で示し
た表示動作説明図である。
【符号の説明】
101 座標入力部 102 座標指示部 103 座標検出部 104 第1座標予測部 105 予測誤差検出部 106 予測誤差判定部 107 送信制御部 108 座標表示部 109 受信制御部 110 第2座標予測部 111 予測誤差補正部 112 表示データ生成部 113 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が入力すべき文字等の座標位置を
    入力するための座標入力手段と、 前記座標入力手段から入力された座標値に基づいて入力
    座標位置の軌跡を表示する座標表示手段と、 前記座標入力手段から前記座標表示手段に所定のデータ
    を送信する送信手段とを備えており、 前記座標入力手段は、さらに、 使用者が入力すべき文字等の座標位置を指定する座標指
    示手段と、 前記座標指示手段が指定した位置の座標値を検出する座
    標検出手段と、 前記座標検出手段によって過去に検出された座標データ
    に基づいて前記座標指示手段が次に指定すると予測され
    る予測座標データを作成する第1座標予測手段と、 前記座標検出手段が検出した座標データと前記第1座標
    予測手段が予測した座標データとの誤差を検出する誤差
    検出手段とを備え、 前記座標表示手段は、 先に予測した予測座標データに基づいて前記座標指示手
    段が次に指定すると予測される座標の予測座標データを
    作成する第2座標予測手段と、 前記誤差検出手段が検出した誤差に基づいて前記第2座
    標予測手段が予測した前記予測座標データを補正する予
    測座標補正手段と、 前記第2座標予測手段が予測した予測座標データおよび
    前記予測座標補正手段が補正した予測座標データに基づ
    いて前記座標指示手段の軌跡の表示データを生成する表
    示データ生成手段と、 前記表示データに基づいて前記座標指示手段の軌跡を表
    示する表示手段とを備えた、座標入力表示装置。
  2. 【請求項2】 前記座標入力手段は、さらに、 前記誤差検出手段が検出した誤差が許容値を超えるか否
    かを判定する誤差判定手段を備え、 前記送信手段は、 前記誤差判定手段が許容値を超えると判定した場合に、
    前記誤差のデータを前記座標表示手段に送信する送信制
    御手段を備える、請求項1記載の座標入力表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1座標予測手段と前記第2座標予
    測手段は、同一の方法により同一の予測座標データを作
    成する、請求項1記載の座標入力表示装置。
  4. 【請求項4】 前記座標検出手段は前記座標指示手段が
    移動可能な座標検出領域を有し、 前記表示手段は、前記軌跡を表示する表示領域を有して
    おり、 前記座標検出領域と前記表示領域とが積層されて構成さ
    れている、請求項1記載の座標入力表示装置。
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