JPH0628907B2 - 内装材の製造方法 - Google Patents

内装材の製造方法

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JPH0628907B2
JPH0628907B2 JP24711987A JP24711987A JPH0628907B2 JP H0628907 B2 JPH0628907 B2 JP H0628907B2 JP 24711987 A JP24711987 A JP 24711987A JP 24711987 A JP24711987 A JP 24711987A JP H0628907 B2 JPH0628907 B2 JP H0628907B2
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JP
Japan
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skin
synthetic resin
resin
impregnated
polyurethane foam
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JP24711987A
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浩 山口
初郎 森本
隆 錦野
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として自動車の天井材,扉トリム,リアパー
セル,トランクルーム内壁材等の内装材の製造方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
この種の内装材は基材と表皮材とを貼合わせた構成を有
するものであるが、最近では合成樹脂含浸軟質ポリウレ
タン発泡体シートを基材として使用した内装材が検討さ
れている(特公昭61−51544号、特開昭58−5
346号)。
従来ではこの種の合成樹脂含浸ポリウレタンシートを基
材として、これにニードルパンチング不織布,ポリ塩化
ビニルレザー等の表皮材が貼着されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのような従来の合成樹脂含浸軟質ポリウ
レタン発泡体シートを基材とする内装材の製造方法にお
いては、表皮材を製造しその後該表皮材を該基材と貼着
すると言う手間のかかる工程となる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記従来の問題点を解決する手段として、合成
樹脂含浸軟質ポリウレタン発泡体シートの一面に表皮形
成材料を塗布することによって表皮を形成せしめること
を特徴とする内装材の製造方法を提供するものである。
本発明で用いられる合成樹脂含浸軟質ポリウレタン発泡
体シートとは、メラミン樹脂,尿素樹脂,エポキシ樹
脂,ウレタン樹脂,フェノール樹脂,アクリル樹脂等の
合成樹脂、あるいはアクリルプレポリマー,ウレタンプ
レポリマー等のプレポリマー,アクリルモノマー,多価
イソシアナート等のモノマー等を軟質ポリウレタン発泡
体シートに含浸させて剛性および成形性を付与したもの
である。
上記合成樹脂含浸軟質ポリウレタン発泡体シートの一面
に塗布される表皮形成材料とは、ポリ塩化ビニル,アク
リル樹脂,ポリアミド,ポリウレタン,スチレン−ブタ
ジエンゴム,アクリロニトリル−ブタジエンゴム,クロ
ロプレンゴム,エチレン−プロピレンゴム,スチレン−
ブタジエンブロック共重合体等のプラスチックまたはゴ
ムのオルガノゾル,エマルジョン,溶液等であり、通常
は固形分として50〜150g/m2程度に塗布し塗布後
は所望なれば加熱してゲル化または乾燥せしめる。
上記本発明において用いられる表皮形成材料であるオル
ガノゾル,エマルジョン,溶液等として上記軟質ポリウ
レタン発泡体シートに含浸されている合成樹脂の硬化触
媒となるようなものを選択したり、あるいは該表皮形成
材料に該合成樹脂の硬化触媒を混合しておいてもよい。
例えば該合成樹脂がメラミン樹脂や尿素樹脂の場合には
表皮形成材料としてカルボキシル基を含む合成樹脂、即
ち高分子酸を選択したり、表皮形成材料にパラトルエン
スルホン酸,塩化アンモニウム,アミン塩酸塩等を混合
したりすることが望ましく、エポキシ樹脂の場合には表
皮形成材料としてアミノ基を含む合成樹脂、即ち高分子
アミンを選択したり、接着剤にアミン類を混合したりす
ることが望ましく、更に多価イソシアナートが含浸され
る場合には表皮形成材料の溶剤として水,アルコール等
の活性水素を有する溶剤を選択したり、表皮形成材料と
してエマルジョン型のものを選択したり、表皮形成材料
としてカルボキシル基,水酸基等の活性水素を有する合
成樹脂を選択したり、あるいは表皮形成材料にジブチル
チンジラウレート,アミン類等の硬化触媒を添加したり
することが望ましい。
上記表皮形成材料は合成樹脂含浸軟質ポリウレタン発泡
体シートの成形前あるいは成形後に塗布される。そして
所望なれば成形前、成形時、あるいは成形後にエンボス
あるいはパターン付が行われる。また合成樹脂含浸軟質
ポリウレタン発泡体シートにアクリル繊維,アセテート
繊維,ガラス繊維等の補強材を積層し、その上から該表
皮形成材料が塗布されてもよい。
上記合成樹脂含浸軟質ポリウレタン発泡体シートの成形
は、該シートを加熱軟化させた後冷間押圧成形あるいは
真空成形を行うか、または該シートを直接加熱押圧成形
することによって行われる。
〔作 用〕
合成樹脂含浸軟質ポリウレタンシートの成形前あるいは
成形後に表皮形成材料を塗布して表皮を形成せしめれ
ば、基材表面に表皮が形成された内装材を得る。該合成
樹脂含浸軟質ポリウレタンシートは弾性を有するから表
皮裏面にクッション層を設けることなく、基材に直接表
皮を形成してもクッション性を有する内装材が得られ
る。
〔発明の効果〕
したがって本発明においては表皮材製造の手間や表皮材
と基材との貼着の手間を要せずして基材と表皮材とから
なる内装材を簡単に製造することが出来る。
〔実施例〕
本発明を更に具体的に説明するための実施例を以下に述
べる。
厚さ7mmの軟質ポリウレタン発泡体長尺シート(エーテ
ル型)に50重量%エポキシ樹脂エマルジョンを含浸さ
せ、絞りロールによって該エマルジョンの含浸量を固形
分として60重量%になるように調節し、その後80℃の
通風乾燥機により5分間乾燥させる。このようにして得
られた合成樹脂含浸軟質ポリウレタン発泡体長尺シート
の一面に下記の組成のポリ塩化ビニルペーストを塗布す
る。
ポリ塩化ビニル(ペーストレジン) 100重量部 ヂオクチルフタレイト 75 〃 炭酸カルシウム 20 〃 安 定 剤 3 〃 ポリアミン 5重量部 上記ポリ塩化ビニルペースト塗布後200℃の加熱炉で
1分間の加熱を行って該ポリ塩化ビニルペーストをゲル
化せしめた後エンボスロールにより表面にエンボスを行
う。このようにして第1図に示すように軟質ポリウレタ
ン発泡体長層シート(1)の表面に表皮(2)が形成される。
該シート(1)の裏面には更に60重量%のメラミン樹脂
を含浸したポリエステル綿層(3)が150℃に加熱した
圧着ロールにより圧着せられる。このようにして得られ
たシート(1)は適当な寸法に裁断され150℃に加熱し
た後真空成形により天井形状に成形される。このように
して第2図に示すような天井材(4)が得られる。
上記天井材の製造工程において、ポリ塩化ビニルペース
トに含まれているポリアミンは軟質ポリウレタン発泡体
(1)に含浸されるエポキシ樹脂の触媒として作用しこれ
を硬化させる。
上記メラミン樹脂含浸ポリエステル綿層(3)は合成樹脂
含浸軟質ポリウレタン発泡体シートを補強するものであ
るが、このような補強材としてはメラミン樹脂,尿素樹
脂,エポキシ樹脂,ウレタン樹脂,フェノール樹脂,ア
クリル樹脂等の合成樹脂をポリエステル繊維,ポリアミ
ド繊維,アクリル繊維,アセテート繊維,ガラス繊維,
金属繊維等の繊維の絡合物,織編物,不織物等に含浸さ
せたものが主として用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示すものであ
り、第1図は成形前断面図、第2図は成形後の斜視図で
ある。 図中、(1)……合成樹脂含浸軟質ポリウレタン発泡体シ
ート、(2)……表皮

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂含浸軟質ポリウレタン発泡体シー
    トの一面に表皮形成材料を塗布することによって表皮を
    形成せしめることを特徴とする内装材の製造方法
JP24711987A 1987-09-30 1987-09-30 内装材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0628907B2 (ja)

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JPS6487333A JPS6487333A (en) 1989-03-31
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