JPH062885B2 - 細粒焼結鉱の高炉装入方法 - Google Patents

細粒焼結鉱の高炉装入方法

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JPH062885B2
JPH062885B2 JP876587A JP876587A JPH062885B2 JP H062885 B2 JPH062885 B2 JP H062885B2 JP 876587 A JP876587 A JP 876587A JP 876587 A JP876587 A JP 876587A JP H062885 B2 JPH062885 B2 JP H062885B2
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JP
Japan
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fine
sintered ore
blast furnace
grained
furnace
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JP876587A
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幹 清川
道彦 山下
淳 近藤
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は細粒焼結鉱を高炉原料として積極的に活用す
るための該細粒焼結鉱の高炉装入方法に係り、より詳し
くは高炉炉頂部に細粒焼結鉱タンクを設置し、該タンク
に貯留した細粒焼結鉱を高炉炉頂部よりキャリアガスと
ともに炉内に吹込む方法に関する。
従来技術 焼結鉱等高炉装入物は粒度が小さいほど被還元性は良好
であるが、粉鉱が多いと通気性を阻害し、ガス分布も不
均一となって、棚吊り、スリップを生じ、高炉の安定操
業がはかられない。従って、焼結鉱等は破砕機等により
整粒され、粒径を下限4mm程度、上限を25〜30mmに管理
されている。そのため、細粒焼結鉱(粒径4mm以下)の
大半は返鉱として、再度焼結原料として使用している
が、焼結歩留り低下の主要因となっている。
このように細粒焼結鉱は再度焼結原料として利用するの
が一般的であるが、焼結歩留り低下の主要因となること
から好ましくなかった。
しかるに最近、この細粒焼結鉱を高炉原料として活用す
る方法がとられている。例えば、溶銑中のSi濃度を低下
させる高炉の低Si操業に細粒焼結鉱を使用する方法が知
られている。この方法は細粒焼結鉱を気体輸送して羽口
から高炉へ吹込む方法である。
発明が解決しようとする問題点 高炉の低Si操業方法において細粒焼結鉱を気体輸送方式
により羽口から吹込む方法の場合、気体輸送配管系の長
さが非常に長くなり、また20本以上もある羽口への分配
器等を必要とする等設備費が高くつくのみならず、輸送
配管系、特に分配器および曲管部における摩耗が著し
く、長期的な安定稼働が困難であるという問題があっ
た。
問題点を解決するための手段 この発明は従来の前記問題点を解決する方法として、細
粒焼結鉱を高炉炉頂部からノズルにてキャリアガスとと
もに吹込む方法を提案したものであり、その要旨は、高
炉炉頂部に細粒焼結鉱タンクを複数設置し、該タンク下
部にロータリーフィーダを介してキャリアガス供給配管
を接続し、該配管に接続した吹込み方向可変の細粒焼結
鉱吹込みノズルにて細粒焼結鉱をキャリアガスとともに
炉内に吹込むことを特徴とするものである。この方法に
よれば、気体輸送配管を必要としないため、輸送配管系
の摩耗の問題が解決され、長期的な安定稼働が期待でき
るのみならず、細粒焼結鉱を積極的に高炉原料として活
用することができ、製銑工程におけるコスト合理化の観
点からも非常に有利となる。
発明の図面に基づく開示 第1図はこの発明の一実施例を示す概略図、第2図はこ
の発明の要部を拡大して示す概略図で、(1)は高炉、(2)
は大ベル、(3)は小ベル、(4)は高炉ガス上昇管、(5)は
細粒焼結鉱用バケットコンベア、(6)は細粒焼結鉱タン
クであり、細粒焼結鉱タンク(6)は高炉炉頂部の周囲に
例えば4基等間隔に設置されている。この細粒焼結鉱タ
ンクの下部にはロータリーフィーダー(7)を介してキャ
リアガス供給配管(8)が接続され、この配管の先端部に
細粒焼結鉱吹込みノズル(10)を接続している。細粒焼結
鉱の吹込みノズル(10)は吹込み方向を可変とするため、
例えば蛇腹管(11)を介してキャリアガス供給配管(8)に
接続し、炉頂部に設置したシリンダー(12)にて吹込み方
向を変化できるようにしている。なお、細粒焼結鉱の炉
内吹込み方向を可変としたのは、炉芯ガス流れが多い場
合は炉芯に、炉壁ガス流れが多い場合は炉壁側に細粒焼
結鉱を吹込めるようにするためである。
また、当然のことながら、細粒焼結鉱の切出し量を制御
しなければならない。その手段としては種々考えられる
が、ここでは細粒焼結鉱タンク(6)の重量を計測するロ
ードセル(14)を設け、このロードセルにて計測されるタ
ンク重量の変化によって細粒焼結鉱の切出し量を制御す
る方法を例示した。
なお、炉頂部の吹込みノズル貫通部は第2図に示すごと
く、炉頂マンテル(15)に吹込み孔(16)を穿設し、この
孔に吹込みノズル(10)を挿入するとともにガス漏れ防止
のため耐熱性シール材(17)で孔をシールする。
作用 上記装置によりこの発明方法を実施する場合は、バケッ
トコンベア(5)にて細粒焼結鉱を炉頂部のタンク(6)に貯
留する。タンク内の細粒焼結鉱はロータリーフィーダー
(7)にて切出され、キャリアガス供給配管(8)に落下する
と同時に該キャリアガスとともに吹込みノズル(10)より
炉内に吹込まれる。この細粒焼結鉱の吹込みは炉内ガス
流れに応じて吹込み方向をシリンダー(12)により変えて
吹込む。すなわち、前記した通り、炉芯ガス流れが多い
場合には炉芯をねらい、炉壁ガス流れが多い場合には炉
壁側をねらって細粒焼結鉱を吹込む。また、細粒焼結鉱
の吹込み量はタンク(6)の重量をロードセル(14)にて計
測しながら制御する。なお、吹込み速度は特に限定する
ものではないが、通常10m/sec程度でよい。
効果 以上説明したごとく、この発明方法は高炉炉頂部に細粒
焼結鉱タンクを設置し、炉頂部から細粒焼結鉱をキャリ
アガスにて炉内へ吹込む方法であるから、羽口から吹込
む従来の方法に比べ長大な気体輸送配管を必要とせず、
従って輸送配管系の摩耗の問題もなくなり、長期的な安
定稼働が期待できる効果があり、さらに細粒焼結鉱をよ
り積極的に高炉原料として活用できる。また、炉内のガ
ス流れに応じて吹込み位置を変えて細粒焼結鉱を吹込む
方法であるから、通気性を阻害することなく吹込むこと
ができ、高炉の安定操業にも支障をきたすことがない。
従って。この発明方法は細粒焼結鉱の有効活用に大なる
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す概略図、第2図は同
上における要部を拡大して示す概略図である。 1…高炉、 5…細粒焼結鉱用バケットコンベア、 6…細粒焼結鉱タンク、 7…ロータリーフィーダー、 8…キャリアガス供給配管、 10…細粒焼結鉱吹込みノズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高炉炉頂部に細粒焼結鉱タンクを複数設置
    し、該ホッパー下部にロータリーフィーダを介してキャ
    リアガス供給配管を接続し、該配管に接続した吹込み方
    向可変の細粒焼結鉱吹込みノズルにて細粒焼結鉱をキャ
    リアガスとともに炉内に吹込むことを特徴とする細粒焼
    結鉱の高炉装入方法。
JP876587A 1987-01-16 1987-01-16 細粒焼結鉱の高炉装入方法 Expired - Lifetime JPH062885B2 (ja)

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JPS63176404A JPS63176404A (ja) 1988-07-20
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JPH0539514A (ja) * 1991-08-06 1993-02-19 Nippon Steel Corp 低Si高炉操業法

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