JPH0628816Y2 - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

Info

Publication number
JPH0628816Y2
JPH0628816Y2 JP1987186295U JP18629587U JPH0628816Y2 JP H0628816 Y2 JPH0628816 Y2 JP H0628816Y2 JP 1987186295 U JP1987186295 U JP 1987186295U JP 18629587 U JP18629587 U JP 18629587U JP H0628816 Y2 JPH0628816 Y2 JP H0628816Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
laminated body
cover
back cover
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987186295U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0191310U (ja
Inventor
徳太郎 山田
俊雄 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yagi Antenna Co Ltd
Original Assignee
Yagi Antenna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yagi Antenna Co Ltd filed Critical Yagi Antenna Co Ltd
Priority to JP1987186295U priority Critical patent/JPH0628816Y2/ja
Publication of JPH0191310U publication Critical patent/JPH0191310U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0628816Y2 publication Critical patent/JPH0628816Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、アンテナ放射板,絶縁板,アンテナ給電板,
及びカバー等を積層して成り、衛星放送の受信等に利用
される平面アンテナに関する。
[従来技術とその欠点] 従来、この種の平面アンテナは、第4図に示すように、
表面カバー2と裏面カバー7とに比較的厚い板、例えば
表面カバー2には厚さ4mm程度のプラスチック板、裏面
カバー7には厚さ2mm程度の金属板を用い、この表裏面
カバー2,7間にアンテナ放射板3,第1の絶縁板4,
アンテナ給電板5,及び第2の絶縁板6をサンドイッチ
状に積層して押付け、各層間の密着を図り構成してい
る。図中8はアルミニウム等でなる外枠、10は給電端
子、12はその中心導体である。
しかしながら、上記平面アンテナは、衛星放送等の受信
に利用する場合、通常、50cm×70cm程度とかなり大
きくなるため、表面カバー2及び裏面カバー7の平面性
を維持し難く、積層相互間の密着度が良好に得られない
欠点がある。つまり、積層相互間に密着不良によるギャ
ップ(間隙)が生じると、そのギャップに存在する空気
や湿気等の影響により、アンテナ放射パターン及び給電
パターンが酸化腐蝕し、アンテナ特性を劣化させてしま
う。また、上記表面カバー2及び裏面カバー7には、上
記積層密着度の不良を少なくするのに、厚く大きなもの
が使用されるので、重量及び材料費が嵩む欠点がある。
[考案の目的] 本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、積層相互間に
密着不良が生じることなく、アンテナ特性の劣化を防止
することが可能となる平面アンテナを提供することを目
的とする。
[考案の要点] すなわち本考案に係わる平面アンテナは、表面カバーか
ら裏面カバーに至る積層体の周縁部に設けられ該積層体
内部を気密封止する手段と、上記積層体の裏面カバー側
又は周縁部気密封止手段側に設けられ該積層体内部の空
気抜き後閉じられる排気口とを備え、前記積層相互間を
密着構成したものである。
[考案の実施例] 以下図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は平面アンテナ1の外観構成を示すもので、同図
において、2は表面カバーであり、この表面カバー2側
より電波の放射が行なわれる。また、8は外枠であり、
上記表面カバー2下に積層される各要素板の機械的な固
定を施す。
第2図は上記第1図に示す平面アンテナのA−A線断面
構成を、第3図はその主要部を拡大して示すもので、前
記表面カバー2は、電波透過性の良好な材質、例えばプ
ラスチックスで形成される。3は薄いフィルム状絶縁板
の表面に銅,アルミニウム,銀等の導電材料によりアン
テナ放射用パターンを形成したアンテナ放射板、5は上
記同様にしてアンテナ給電用パターンを形成したアンテ
ナ給電板、4は第1の絶縁板、6は第2の絶縁板であ
る。この第1及び第2の絶縁板4,6には、その誘電率
を考慮してそれぞれ適当な厚さの可撓性を有する材料が
選択される。また、7は金属又はプラスチック板の内側
面に導体面を形成した裏面カバー、9はこの裏面カバー
7に一体的に設けられた排気口である。この排気口9
は、後に溶断等により切断されて9aで示す封止状態と
なる。10は接栓座を用いた給電端子であり、その外導
体11は半田付け等により上記裏面カバー7に気密固定
される。この給電端子10の中心導体12は、上記アン
テナ給電板5に半田付け(半田部13)等により接合さ
れる。
つまり、上記表面カバー2,アンテナ放射板3,第1の
絶縁板4,アンテナ給電板5,第2の絶縁板6,及び裏
面カバー7は、順次積層されて積層体が形成される。そ
して、この積層体の周縁部には、アルミニウムあるいは
プラスチックス等でなる外枠8が設けられ、この外枠8
と表面カバー2から裏面カバー7に至る積層体外周部と
の接合部14,15は、接着材等により接合し積層体内
部の密封を施す。この場合、接着材による気密封止と共
に、又は接着材に代わって、積層体の周縁部を囲う
“O”リング等の気密用パッキングを用いてもよい。な
お、上記外枠8は、積層体の4隅において、ねじ止め等
により組合わされて固定される。こうして、上記積層体
及びその枠組の組立てが完了すると、排気口9を真空ポ
ンプに接続して積層体内部に存する空気を吸引し、この
後、排気口9を溶断して積層体内部を気密封止状態とす
る。
すなわち、上記構成の平面アンテナにおいては、表面カ
バー2,アンテナ放射板3,第1の絶縁板4,アンテナ
給電板5,第2の絶縁板6,裏面カバー7による積層体
の積層周縁部を、接着材や“O”リング等により密封し
た後、排気口9を介して積層体内部を真空状態とするの
で、表面カバー2と裏面カバー7とのギャップlが最少
限に抑えられ、各積層相互間の充分な密着状態が得られ
ることになる。したがって、アンテナ放射板3の放射パ
ターンやアンテナ給電板5の給電パターンに酸化等によ
る腐蝕が生じることはなく、アンテナ特性の劣化防止を
図ることができる。また、この場合、表面カバー2及び
裏面カバー7に、それぞれ厚いものを使用する必要が無
いので、軽量化及び材料費の節約を図ることができる。
尚、上記実施例では、排気口9を裏面カバー7側に設け
たが、積層体外周縁部を被う外枠8側に設けてもよく、
要するに、積層体内部の空気抜きを行ない、その後封止
可能なものであればよい。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、表面カバーから裏面カバ
ーに至る積層体の周縁部に設けられ該積層体内部を気密
封止する手段と、上記積層体の裏面カバー側又は周縁部
気密封止手段側に設けられ該積層体内部の空気抜き後閉
じられる排気口とを備えて構成したので、積層相互間に
密着不良が生じることなく、アンテナ特性の劣化を防止
することが可能になる平面アンテナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わる平面アンテナを示す
外観図、第2図は第1図における平面アンテナを示すA
−A線断面図、第3図は第2図における平面アンテナを
示す主要部拡大図、第4図は従来の平面アンテナを示す
断面図である。 1…平面アンテナ、2…表面カバー、3…アンテナ放射
板、4…第1の絶縁板、5…アンテナ給電板、6…第2
の絶縁板、7…裏面カバー、8…外枠、9…排気口、1
0…給電端子、11…外導体、12…中心導体、13…
半田部、14,15…外枠接合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面状の表面カバーと裏面カバーとの間に
    放射用パターンを形成したアンテナ放射層,第1絶縁
    層,給電用パターンを形成したアンテナ給電層,第2絶
    縁層を順次積層形成してなる平面アンテナにおいて、 上記表面カバーから裏面カバーに至る積層体の周縁部に
    設けられ該積層体内部を気密封止する気密封止部と、 上記裏面カバーに気密固定されその中心導体が上記アン
    テナ給電層に接合される給電端子と、 上記積層体の裏面カバー側又は上記気密封止部側に設け
    られ該積層体内部の空気を吸引した後に閉じられる排気
    口とを具備し、 前記積層相互間を真空引きにより密着させたことを特徴
    とする平面アンテナ。
JP1987186295U 1987-12-07 1987-12-07 平面アンテナ Expired - Lifetime JPH0628816Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987186295U JPH0628816Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07 平面アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987186295U JPH0628816Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07 平面アンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0191310U JPH0191310U (ja) 1989-06-15
JPH0628816Y2 true JPH0628816Y2 (ja) 1994-08-03

Family

ID=31477526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987186295U Expired - Lifetime JPH0628816Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07 平面アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0628816Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61195008A (ja) * 1985-02-25 1986-08-29 Matsushita Electric Works Ltd マイクロストリツプラインアンテナ
JPS61245704A (ja) * 1985-04-24 1986-11-01 Matsushita Electric Works Ltd 平面アンテナ
JPH0720008B2 (ja) * 1986-02-25 1995-03-06 松下電工株式会社 平面アンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0191310U (ja) 1989-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5235209A (en) Multi-layer lead frame for a semiconductor device with contact geometry
JPH09180769A (ja) コネクタ組立体、透明アンテナおよび積層型透明アンテナの製造方法
JPS5989006A (ja) マイクロストリツプ・アンテナ及びその製造法
JPH0628816Y2 (ja) 平面アンテナ
JP2003205578A (ja) 受動的相互変調防止多層サーマルブランケット
JP2952212B2 (ja) 平面アンテナの組み立て構造
JPS5915398Y2 (ja) 電池の安全弁装置
JPH087095B2 (ja) 検出器
CN215473549U (zh) 异形多层石墨模切组件的包边结构
JP2513538Y2 (ja) 携帯電話装置
JPS629267Y2 (ja)
CN217546242U (zh) 一种发声装置及电子设备
JP3374405B2 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP6269857B2 (ja) 平面アンテナ及びその製造方法
JPS63173903U (ja)
JPH067575Y2 (ja) 気密端子
JPS5918450U (ja) 太陽電池モジユ−ル
JPH07273532A (ja) 平面アンテナ
JPH066112A (ja) マイクロ波アイソレータおよびその製造方法
JPH02104005A (ja) 平面アンテナ
JPS624955Y2 (ja)
JPH0731535Y2 (ja) 電気二重層コンデンサーの封口構造
JPS6395305U (ja)
JPS59103280A (ja) 扁平形電池
JPH05283299A (ja) 固体電解コンデンサ