JPH0628692U - 歯車試験機 - Google Patents

歯車試験機

Info

Publication number
JPH0628692U
JPH0628692U JP6669592U JP6669592U JPH0628692U JP H0628692 U JPH0628692 U JP H0628692U JP 6669592 U JP6669592 U JP 6669592U JP 6669592 U JP6669592 U JP 6669592U JP H0628692 U JPH0628692 U JP H0628692U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
torque
shaft
test
control motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6669592U
Other languages
English (en)
Inventor
栄一 岩崎
Original Assignee
コマツシステックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コマツシステックス株式会社 filed Critical コマツシステックス株式会社
Priority to JP6669592U priority Critical patent/JPH0628692U/ja
Publication of JPH0628692U publication Critical patent/JPH0628692U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車試験中にトルクを任意に変更できるよう
にする。 【構成】 駆動モータ11の出力側を第1中間歯車20
を介して第1軸16に連結し、この第1軸16に設けた
第1動力取出歯車18で第1供試歯車を備えた第1供試
用軸を回転駆動する。第2供試歯車を備えた第2供試用
軸を回転駆動する第2軸17を第2中間歯車23に連結
する。トルク制御用モータ36で回転される回転軸30
に偏心歯車31に設け、この偏心歯車31に噛合した第
1・第2内歯歯車34,35を前記第1・第2中間歯車
20,23に連結してトルク制御用モータ36によって
回転軸30とともに偏心歯車31を回転することでトル
クを付与し、そのトルク制御用モータ36のトルクを変
更して供試歯車に作用するトルクを制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、動力循環式の歯車試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】
動力循環式の歯車試験機としては例えば図7に示すものが知られている。 すなわち、基台1の一側部2と他側部3に亘って第1軸4と第2軸5を平行に 配設し、この第1軸4と第2軸5を一側部2に設けたドライブギヤ装置6で連結 し、第1軸4と第2軸5の他側部3寄りに供試歯車7を取付けてそれぞれ噛合さ せ、第1軸4の中間部にトルク付与機構8を設け、2個の供試歯車7を噛合せ面 圧、回転数、潤滑油、温度などを変えて連続的に試験することにより歯車表面損 傷発生までの寿命を計測する歯車試験機。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる歯車試験機のトルク付与機構8は負荷クラッチ8aと荷重レバー8bと 荷重8cより成り、その荷重8cの重量あるいは荷重レバー8bへの荷重取付け 位置を変更することでトルクの大きさを変更するので、歯車試験中にトルクを変 更できず、一定の大きさのトルクによって試験することになる。 他方、自動車の変速機の歯車に作用するトルクは走行中に走行抵抗、走行速度 などによって変化するので、前述ように一定の大きさのトルクによって試験する 従来の歯車試験機では歯車を実際に使用するのと同じ状態で試験できない。
【0004】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした歯車試験機を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1供試歯車45を駆動するための第1軸16を駆動用モータ11の出力側に 連結し、第2供試歯車46を駆動するための第2軸17を差動式減速機22を介 して前記第1軸16側に連結して動力循環経路を構成し、 前記差動式減速機22の入力側をトルク制御用モータ36に連結した歯車試験 機。
【0006】
【作 用】
トルク制御用モータ36のトルクを変更することで供試歯車に作用するトルク を変更できる。
【0007】
【実 施 例】
図1ないし図4に示すように、基台10に駆動用モータ11と歯車箱12が設 けてあり、この歯車箱12内には駆動用歯車13が軸14で支承され、その軸1 4はカップリング15で駆動用モータ11の出力側に連結してある。 前記歯車箱12の一側壁12aと他側壁12bの上部寄り間に亘って第1軸1 6と第2軸17が回転自在に横架支承され、第1軸16は一側壁12aより外部 に突出し、その突出部分16aに第1動力取出歯車18が軸方向に位置調整可能 に取付けてあり、前記第2軸17は他側壁12bより外部に突出し、その突出部 分17aに第2動力取出歯車19が軸方向に位置調整可能に取付けてある。
【0008】 前記歯車箱12内の駆動用歯車13は第1中間歯車20、第1従動歯車21を 介して第1軸16に連結し、この第1中間歯車20は高減速比の差動式減速機2 2を介して第2・第3・第4・第5中間歯車23,24,25,26及び筒軸2 7、第6中間歯車28、第2従動歯車29を介して第2軸17に連結している。 前記差動式減速機22は、歯車箱12の一側壁12aと他側壁12b間に回転 自在に横架した回転軸30を備え、この回転軸30に偏心歯車31が固着され、 回転軸30と偏心歯車31に対して第1・第2ハウジング32,33を相対回転 可能にそれぞれ設け、この第1・第2ハウジング32,33に第1・第2内歯歯 車34,35を取付けると共に、前記第1中間歯車20と第2中間歯車23を固 着してあり、前記回転軸30は歯車箱12の一側壁12aに取付けたトルク制御 用モータ36の出力側に連結してある。 前記第1内歯歯車34と第2内歯歯車35は歯数が異なり、偏心歯車31を回 転させると第1・第2内歯歯車34,35が偏心歯車31に噛合する周方向の位 置が異なって第1・第2内歯歯車34,35は相対向に回転することになり、こ れによって第1軸16と第2軸17との間に位相差が生じる。 したがって、後述する供試歯車45,46の歯数比がこの動力循環経路の歯数 比からずれていても前述の第1・第2内歯歯車34,35の相対回転によりトル ク制御用モータのトルクを付与したままで運転可能となる。またトルク制御用モ ータ36のトルクを変更することで付与するトルクを制御でき、その付与したト ルクの値は前記筒軸27に設けたトルクセンサー、例えば複数の歪ゲージ37の 出力電圧をスリップリング38で取出して検出できる。
【0009】 図6に示すように、駆動用モータ11の回転数は回転数検出器50で検出され て比較器51に送られ、回転数指示計52による指示回転数と比較されて、その 比較結果がコントローラ53に送られて駆動用モータ11の回転数を制御してい る。 前記スリップリング38より検出したトルクは比較器54に送られてトルク指 示計55よりの指示トルクと比較され、その比較結果が制御器57に入力される 。 この制御器57でこの制御器57の入力電圧に比例した電圧がトルク制御用モ ータ36に付与されて前記検出トルクと指示トルクの差を補償するトルクをトル ク制御用モータ36に出力する。
【0010】 次に歯車の試験について説明する。 供試歯車箱40は下方が開口した箱状となり、この供試歯車箱40に第1供試 用軸41と第2供試用軸42を回転自在に支承し、この第1供試用軸41の一端 寄りに第1入力歯車43を取付け、第2供試用軸42の他端寄りに第2入力歯車 44を取付けると共に第1・第2供試用軸41,42の中間部に第1・第2供試 歯車45,46が相互に噛合して取付けてある。 前記供試歯車箱40を歯車箱12の上面に12cに載置してボルト止めし、第 1入力歯車43を第1動力取出歯車18に噛合すると共に、第2入力歯車44を 第2動力取出歯車19に噛合し、駆動用モータ11で駆動用歯車13を回転駆動 すると同時にトルク制御用モータ36でトルクを付与して第1・第2供試用軸4 1,42を回転して第1・第2供試歯車45,46を試験する。
【0011】 前述の歯車試験中に駆動用モータ11の回転数が指示回転数と異なる場合には コントローラ53よりの信号で駆動用モータ11を回転制御して常に指示回転数 に維持する。 また、検出トルクと指示トルクが異なる場合は制御器57によってトルク制御 用モータ36を回転制御してトルク付与機構22の回転軸30を偏心歯車31と ともに回転することで指示トルクと合致させる。 このように、歯車試験中にトルク指示計55よりの指示トルクを変化させるこ とでトルク付与機構22を動作してトルクを指示トルクに設定できるから、歯車 試験中にトルクを任意に変更できる。
【0012】 以上の実施例によれば歯車箱12とは別体の供試歯車箱40に第1・第2入力 歯車43,44を取付け、その第1・第2入力歯車43,44を第1・第2動力 取出歯車18,19に噛合させるので、第1・第2入力歯車43,44の軸間距 離が異なっても第1・第2動力取出歯車18,19にそれぞれ噛合でき、しかも 第1・第2動力取出歯車18,19は軸方向に調整可能であるから第1・第2入 力歯車43,44間の軸方向距離が異なっても第1・第2動力取出歯車18,1 9に噛合できる。 このようであるから、第1・第2供試歯車45,46の軸間距離やギヤ比及び 支持スパンを任意に設定でき、歯車を実際に取付けた状態で試験できる。 なお、歯車試験機の全体構成は前述の実施例に限るものではなく従来と同様と しても良い。 前記差動式減速機22は図8に示すようにサイクロ減速機と呼ばれる差動式の 減速機としても良い。
【0013】
【考案の効果】
トルク制御用モータ36のトルクを変更することで供試歯車に作用するトルク を変更できるから、歯車試験中にトルクを任意に変更できる。 したがって、歯車を使用している状態と同様にして試験できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯車試験機の正面図である。
【図2】歯車試験機の左側面図である。
【図3】歯車試験機の右側面図である。
【図4】歯車試験機の平面図である。
【図5】歯車試験機の動力伝達部の断面図である。
【図6】制御回路図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【図8】差動式減速機の他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…駆動用モータ、12…歯車箱、12a…一側壁、1
2b…他側壁、13…駆動用歯車、16…第1軸、17
…第2軸、18…第1動力取出歯車、19…第2動力取
出歯車、22…差動式減速機、30…回転軸、31…偏
心歯車、34…第1内歯歯車、35…第2内歯歯車、3
6…トルク制御用モータ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1供試歯車45を駆動するための第1
    軸16を駆動用モータ11の出力側に連結し、第2供試
    歯車46を駆動するための第2軸17を差動式減速機2
    2を介して前記第1軸16側に連結して動力循環経路を
    構成し、 前記差動式減速機22の入力側にトルク制御用モータ3
    6を連結した歯車試験機。
  2. 【請求項2】 トルク制御用モータ36により付与した
    トルクを検出する手段と、指示トルクを出力する指示計
    25と、検出トルクと指示トルクの差に基づいてトルク
    制御用モータ36のトルクを制御する手段を設けた請求
    項1記載の歯車試験機。
JP6669592U 1992-09-01 1992-09-01 歯車試験機 Pending JPH0628692U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6669592U JPH0628692U (ja) 1992-09-01 1992-09-01 歯車試験機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6669592U JPH0628692U (ja) 1992-09-01 1992-09-01 歯車試験機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0628692U true JPH0628692U (ja) 1994-04-15

Family

ID=13323337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6669592U Pending JPH0628692U (ja) 1992-09-01 1992-09-01 歯車試験機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0628692U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109738185A (zh) * 2019-02-01 2019-05-10 江苏省金象传动设备股份有限公司 考虑齿轮不对中与齿面偏载的齿轮疲劳试验机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109738185A (zh) * 2019-02-01 2019-05-10 江苏省金象传动设备股份有限公司 考虑齿轮不对中与齿面偏载的齿轮疲劳试验机
CN109738185B (zh) * 2019-02-01 2023-09-26 江苏省金象传动设备股份有限公司 考虑齿轮不对中与齿面偏载的齿轮疲劳试验机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0442762Y2 (ja)
JP3144173B2 (ja) 車両の駆動系試験装置
JP6461897B2 (ja) ねじり試験装置
KR101152207B1 (ko) 전동시스템
JPH06509164A (ja) 軸方向に小形なトルク変換器
JPS5838833A (ja) 自動変速機用試験装置における制御方法
EP1687169A1 (en) Method and apparatus for applying dynamic loads to a locked gear train for testing power transmission components
CN206556871U (zh) 一种汽车变速器惯性式摩擦同步器试验台
CN2553359Y (zh) 自动变速箱动态模拟检测机
CN214146503U (zh) 一种传动轴试验台及其换挡齿轮箱
JPH0628692U (ja) 歯車試験機
CN110793690B (zh) 一种在混合动力总成台架上测试电机效率的方法
CN105784358B (zh) 一种扇形齿式万向联轴器试验台
JPH0628691U (ja) 動力循環式の歯車試験機
JP3085166B2 (ja) パワートレーンの性能試験装置
KR100628388B1 (ko) 차동제한장치용 마찰성능 시험기
CN205679394U (zh) 一种扇形齿式万向联轴器试验台
JP6250960B2 (ja) ねじり試験装置
JPS62175609A (ja) ギヤ噛合ユニツトのスラストクリアランス測定装置
RU154871U1 (ru) Стенд для многофункциональных испытаний узлов и агрегатов механических трансмиссий автомобилей с автоматическим или командным управление
US3289495A (en) Dynamic torque response device
EP1338884A2 (de) Rollenprüfstand für Kraftfahrzeug
JPS6260658B2 (ja)
JP3477820B2 (ja) 内燃機関試験設備
RU2064170C1 (ru) Стенд для испытаний машины и ее узлов