JPH06286752A - 通箱兼用折畳み式運搬台車 - Google Patents

通箱兼用折畳み式運搬台車

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JPH06286752A
JPH06286752A JP5070454A JP7045493A JPH06286752A JP H06286752 A JPH06286752 A JP H06286752A JP 5070454 A JP5070454 A JP 5070454A JP 7045493 A JP7045493 A JP 7045493A JP H06286752 A JPH06286752 A JP H06286752A
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JP
Japan
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panel
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Application number
JP5070454A
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English (en)
Inventor
Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
Tsugio Fukazawa
次男 深沢
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通箱兼用折畳み式運搬台車により、テレビ等
の大型製品を直接運搬し、従来の段ボール箱による梱包
を省略する。テレビ等の大型製品を労力を少なく、速や
かに運搬し、かつ繰返し使用により大型製品の梱包・運
搬費用を大幅に削減する。折畳み式であるため、回収効
率がすぐれている。 【構成】 通箱兼用折畳み式運搬台車10は、複数のパネ
ル1a,1b よりなる製品載置台部1 と、左右一対の枠体2,
3 と、枠体2,3 同志を近接離隔自在に連結するリンク部
材31,32 と、製品載置台部1 のパネル1a,1b を互いに連
結する連結部材20とを備え、製品載置台部1 は折畳み自
在となされている。製品載置台部1 の第1および第2パ
ネル1a,1b の接続側縁部と、連結部材20の接続側縁部と
に、相互に嵌め合わせられる第1〜第4ヒンジ構成部が
一体に設けられ、ヒンジ部分の回転機構が簡素化されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通箱兼用折畳み式運
搬台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテレビ、冷蔵庫、およびス
テレオなどの大型の重い製品を運搬するさいの梱包に
は、段ボール箱が多く使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一度使
用した段ボール箱は、回収不可能であるため、コストが
高くつき、また段ボール箱に梱包した大型の製品をトラ
ック等より降ろしたあと移動するには、これをかつぐな
どする必要があり、このため多大な労力を要し、運搬作
業が非常に面倒で、手間がかゝるという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、従来の段ボール箱による梱包を省略して、テ
レビ等の大型製品を、労力を少なくして、速やかに運搬
することができ、繰り返し使用するにより梱包費を削減
できるとともに、折畳み式で、回収効率がすぐれ、かつ
汎用性を有していて、テレビ等の大型製品の梱包・運搬
費用を大幅に低減し得る、通箱兼用折畳み式運搬台車を
提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、並列状に配置された平面よりみて略
方形の複数のパネルよりなる製品載置台部と、左右一対
の枠体と、枠体の前端部同志および後端部同志をそれぞ
れ近接離隔自在に連結する前後1組ずつのリンク部材
と、製品載置台部の隣り合う2つのパネルの接続側縁部
同志を互いに連結する連結部材とを備え、左右両枠体の
下端部に、製品載置台部の左右両外側のパネルの外側縁
部がそれぞれ揺動自在に取り付けられ、製品載置台部の
隣り合う2つのパネルのうち第1パネルの接続側縁部に
第1ヒンジ構成部が設けられ、第2パネルの接続側縁部
に第2ヒンジ構成部が設けられ、かつ連結部材の一側縁
部に第1パネルの第1ヒンジ構成部と係り合う第3ヒン
ジ構成部が設けられ、同他側縁部に第2パネルの第2ヒ
ンジ構成部と係り合う第4ヒンジ構成部が設けられて、
製品載置台部が折畳み自在となされている、通箱兼用折
畳み式運搬台車を要旨としている。
【0006】
【作用】上記において、通箱兼用運搬台車は、複数のパ
ネルよりなる製品載置台部と、左右一対の枠体と、両枠
体を近接離隔自在に連結する前後1組ずつのリンク部材
と、製品載置台部の隣り合う2つのパネルを折畳み自在
に連結する連結部材とを備えている。
【0007】製品載置台部は、通常2枚のアルミニウム
中空押出形材製のパネルにより構成されるが、場合によ
っては、3枚以上のパネルを組み合わせることもでき
る。
【0008】そして、左右両枠体のそれぞれ下端部に、
製品載置台部の左右両外側のパネルの外側縁部が揺動自
在に取り付けられ、かつ隣り合う2つのパネルの接続側
縁部同志の間に連結部材が介在され、両パネルは、連結
部材を介して折畳み自在となされている。なお、連結部
材は、パネルの全長にわたって取り付けるのが望ましい
が、いわゆる短尺の連結部材を複数個取り付けても良
い。また、左右両枠体の下端部には、通常、キャスター
が合計4個の取り付けられている。
【0009】そして、上記通箱兼用運搬台車によれば、
テレビ等の大型製品を、従来の段ボール箱による梱包を
省略して、直接、運搬台車の製品載置台部の上に載せて
運搬することが可能である。台車にはキャスターが付い
ており、従ってテレビ等の大型製品を、労力を少なくし
て、速やかに運搬することができる。またこの通箱兼用
運搬台車を繰り返し使用することにより、梱包費を削減
することできる。
【0010】また、通箱兼用運搬台車は、例えば左右両
枠体の前後支柱の下端部が、下方に開放しているととも
に、前後支柱の上端部に差込み部材がそれぞれ取り付け
られており、製品載置台部上にテレビ等の大型製品が直
接載せられた通箱兼用運搬台車は、トラック等による輸
送のさい、所要数の台車が上下に積み重ねられ、上位台
車の各支柱の下端開口部に、下位台車の各前後支柱上端
の差込み部材がそれぞれ差し込まれて、いわば積層状態
で使用され、輸送効率の増大が図られるものである。
【0011】運搬後、通箱兼用運搬台車を回収するさい
には、製品載置台部を、これの構成パネルと連結部材と
のヒンジ部分より折り畳むとともに、左右両枠体に対し
て左右両外側のパネルを揺動せしめ、かつ左右両枠体を
前後1組ずつのリンク部材の作用により近接せしめるこ
とにより、通箱兼用運搬台車をコンパクトに折り畳むこ
とができる。従って通箱兼用運搬台車は、回収効率がす
ぐれており、テレビ等の大型製品の梱包・運搬費用を大
幅に低減し得るものである。
【0012】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0013】この明細書において、前後、左右は図1を
基準とし、前とは図1の図面紙葉の表側、後とは同裏側
をいゝ、また左とは同図の左側、右とは同右側をいうも
のとする。
【0014】なお、この実施例の通箱兼用運搬台車(10)
は、キャスター部分以外は、ほゞすべてがアルミニウム
製である。
【0015】ここで、図1〜図3は、この発明による通
箱兼用運搬台車(10)の製品載置台部(1) 上にテレビ等の
大型製品(図示略)を直接、載せて運搬する使用状態を
示している。図4と図5は、運搬後、通箱兼用運搬台車
(10)を折り畳む途中の状態を示し、図6と図7は、通箱
兼用運搬台車(10)を完全に折り畳んだ回収状態を示して
いる。
【0016】まず図1〜図3において、この発明による
通箱兼用運搬台車(10)は、並列状に配置された平面より
みて略方形の2枚のアルミニウム中空押出形材製のパネ
ル(1a)(1b)よりなる製品載置台部(1) と、左右一対の枠
体(2)(3)と、枠体(2)(3)の前端部同志および後端部同志
をそれぞれ近接離隔自在に連結する前後1組ずつのリン
ク部材(31)(32)と、製品載置台部(1) の隣り合う2つの
パネル(1a)(1b)の接続側縁部同志を互いに連結するアル
ミニウム押出形材製の連結部材(20)とを備えている。
【0017】左右両枠体(2)(3)は、それぞれ前後一対の
支柱(4)(5)と、両支柱(4)(5)を連結する上部横桟(6) お
よび下部横桟(7) とで構成されている。
【0018】左右両枠体(2)(3)の前後支柱(4)(5)の下端
部(4a)(5a)の側壁に、製品載置台部(1) の2枚のパネル
(1a)(1b)の外側縁部がそれぞれピン(9)(9)を介して揺動
自在に取り付けられ、また左右両枠体(2)(3)の下端部に
は、合計4つのキャスター(8) が取り付けられている。
【0019】また、左右両枠体(2)(3)の前後支柱(4)(5)
の下端部(4a)(5a)は、下方に開放しているとともに、前
後支柱(4)(5)の上端部に、合成樹脂製の差込み部材(37)
(37)がそれぞれ取り付けられている。
【0020】これら左右両枠体(2)(3)の前端部同志およ
び後端部同志をそれぞれ近接離隔自在に連結する前後1
組ずつのリンク部材(31)(32)は、それぞれ正面よりみて
X状に配されていて、それらの中央部がピン(33)により
相互に回動可能に結合されている。両リンク部材(31)(3
2)のそれぞれ上端部には、スライドピン(34)(34)が取り
付けられ、これらのスライドピン(34)(34)は、左右両枠
体(2)(3)の前後支柱(4)(5)の上端部に設けられた上下に
長い長孔(36)(36)にスライド自在に嵌め合わせられてい
る。また両リンク部材(31)(32)のそれぞれ下端部は、ピ
ン(35)(35)を介して左右両枠体(2)(3)の前後支柱(4)(5)
の下端部に揺動自在に連結されている。
【0021】製品載置台部(1) の隣り合う第1および第
2パネル(1a)(1b)の接続側縁部同志の間には、連結部材
(20)が介在されている。
【0022】図3に詳しく示すように、第1パネル(1a)
の接続側縁部の側壁(17)の下端部に、先端に点(A) を中
心とする断面略円弧形の端面(13a) を有する折返し係合
部(13)を備えた横断面鉤形の第1ヒンジ構成部(11)が右
方突出状に設けられている。また同側壁(17)の上端部
に、先端に垂下状突起(15a) を有するストッパ用張出し
壁部(15)が右方突出状に設けられている。
【0023】これに対し、第2パネル(1b)の接続側縁部
の側壁(18)の下端部に、先端に点(B) を中心とする断面
略円弧形の端面(14a) を有する折返し係合部(14)を備え
た横断面鉤形の第2ヒンジ構成部(12)が左方突出状に設
けられている。また同側壁(18)の上端部に、先端に垂下
状突起(16a) を有するストッパ用張出し壁部(16)が左方
突出状に設けられている。
【0024】連結部材(20)の左側縁部には、下向きに開
口した凹溝(25)を有しかつ凹溝(25)の開口左側縁部に内
向き係合部(23)を有する第3ヒンジ構成部(21)が設けら
れている。なお凹溝(25)内には、製品載置台部(1) の折
畳み時に第1ヒンジ構成部(11)の折返し係合部(13)の先
端部を案内する略90°の角度に相当する横断面円弧状
の案内面(25a) が形成されている。
【0025】連結部材(20)の右側縁部には、下向きに開
口した凹溝(26)を有しかつ凹溝(26)の開口右側縁部に内
向き係合部(24)を有する第4ヒンジ構成部(22)が設けら
れている。なお凹溝(26)内には、製品載置台部(1) の折
畳み時に第2ヒンジ構成部(12)の折返し係合部(14)の先
端部を案内する略90°の角度に相当する横断面円弧状
の案内面(26a) が形成されている。
【0026】そして、この連結部材(20)の第3ヒンジ構
成部(21)に、第1パネル(1a)の第1ヒンジ構成部(11)の
折返し係合部(13)が嵌め入れられて、折返し係合部(13)
と内向き係合部(23)とが相互に係り合わせられるととも
に、連結部材(20)の第4ヒンジ構成部(22)に、第2パネ
ル(1b)の第2ヒンジ構成部(12)の折返し係合部(14)が嵌
め入れられて、折返し係合部(14)と内向き係合部(24)と
が相互に係り合わせられている。
【0027】従って、製品載置台部(1) は、これの中央
の連結部材(20)のヒンジ部分より2つ折り可能であり、
第1および第2パネル(1a)(1b)を連結部材(20)を介して
折り畳むことができる。
【0028】上記通箱兼用運搬台車(10)の製品載置台部
(1) を組み立てるには、製品載置台部(1) の2つのパネ
ル(1a)(1b)のうち、第1パネル(1a)の第1ヒンジ構成部
(11)の折返し係合部(13)を、連結部材(20)の第3ヒンジ
構成部(21)の凹溝(25)内に、これの端部よりスライドさ
せながら挿入して、折返し係合部(13)と内向き係合部(2
3)とを係り合わせ、つぎに第2パネル(1b)の第2ヒンジ
構成部(12)の折返し係合部(14)を、連結部材(20)の第4
ヒンジ構成部(22)の凹溝(26)内に、これの端部よりスラ
イドさせながら挿入して、折返し係合部(14)と内向き係
合部(24)とを係り合わせれば良い。
【0029】上記のような通箱兼用運搬台車(10)の製品
載置台部(1) の組立ては、2枚のパネル(1a)(1b)と連結
部材(20)とを、これらのヒンジ構成部同志を互いに嵌め
合わせるだけであるため、素人でも作業可能であり、製
品載置台部(1) のヒンジ部分の回転機構を簡素化するこ
とができ、製品載置台部(1) の組立て作業に手間がかゝ
らず、また組立て精度を確実に出すことができる。
【0030】なお、左右両枠体(2)(3)の前後支柱(4)(5)
の下端部に、製品載置台部(1) の2枚のパネル(1a)(1b)
の外側縁部を揺動自在に取り付ける手段、あるいは左右
両枠体(2)(3)の前端部同志および後端部同志に、それぞ
れ正面よりみてX状のリンク部材(31)(32)を、両枠体
(2)(3)が近接離隔自在となるように取り付ける手段は、
通常の連結手段を利用すれば良い。
【0031】上記通箱兼用運搬台車(10)において、これ
の図1〜図3に示す折畳み前の状態では、第1パネル(1
a)の接続縁部下端の第1ヒンジ構成部(11)の折返し係合
部(13)が、連結部材(20)の第3ヒンジ構成部(21)の凹溝
(25)内に嵌め入れられて、折返し係合部(13)と内向き係
合部(23)とが相互に係り合わせられ、第2パネル(1b)の
接続縁部下端の第2ヒンジ構成部(12)の折返し係合部(1
4)が、連結部材(20)の第4ヒンジ構成部(22)の凹溝(26)
内に嵌め入れられて、折返し係合部(14)と内向き係合部
(24)とが相互に係り合わせられ、かつ第1パネル(1a)の
接続縁部上端のストッパ用張出し壁部(15)先端に垂下状
突起(15a) と、第2パネル(1b)の接続縁部上端のストッ
パ用張出し壁部(16)先端に垂下状突起(16a) とが互いに
突き合わせられている。
【0032】この状態では、運搬台車(10)の製品載置台
部(1) 上に、テレビ等の大型製品(図示略)を直接載せ
て運搬することができる。このため、従来の段ボール箱
による梱包を省略することができ、台車(10)の左右両枠
体(2)(3)の下端部にはキャスター(8) が付いており、従
ってテレビ等の大型製品を、労力を少なくして、速やか
に運搬することができるものである。
【0033】なお、製品載置台部(1) 上にテレビ等の大
型製品(図示略)が直接載せた通箱兼用運搬台車(10)
は、トラック等による輸送のさい、所要数の台車(10)が
上下に積み重ねられて、上位台車(10)の左右両枠体(2)
(3)の前後支柱(4)(5)の下端開口部に、下位台車(10)の
左右両枠体(2)(3)の前後支柱(4)(5)上端の差込み部材(3
7)(37)がそれぞれ差し込まれて、いわば積層状態で使用
されるものである。
【0034】運搬後、通箱兼用運搬台車(10)を回収する
さいには、製品載置台部(1) をこれのパネル(1a)(1b)を
互いに重ねるようにして折り畳む。
【0035】すなわち、図4と図5に示すように、運搬
台車(10)の製品載置台部(1) を、これの中央の連結部材
(20)部分を上方に持ち上げて折り曲げると、連結部材(2
0)に対して左右両パネル(1a)(1b)が揺動する。このと
き、連結部材(20)の第3ヒンジ構成部(21)に対して第1
パネル(1a)が、これの第1ヒンジ構成部(11)の係合部(1
3)先端の断面略円弧形の端面(13a) の中心点(A) を中心
として揺動し、かつ連結部材(20)の第4ヒンジ構成部(2
2)に対して第2パネル(1b)が、これの第2ヒンジ構成部
(12)の係合部(14)先端の断面略円弧形の端面(14a) の中
心点(B) を中心として揺動する。
【0036】そして、図6と図7に示すように、連結部
材(20)に対して製品載置台部(1) の左右両パネル(1a)(1
b)が、それぞれ略90°回転した状態では、第1パネル
(1a)側の第1ヒンジ構成部(11)の折返し係合部(13)が、
連結部材(20)側の第3ヒンジ構成部(21)の凹溝(25)内に
嵌め入れられて、折返し係合部(13)と内向き係合部(23)
とが係り合わせられ、第2パネル(1b)側の第2ヒンジ構
成部(12)の折返し係合部(14)が、連結部材(20)側の第4
ヒンジ構成部(22)の凹溝(26)内に嵌め入れられて、折返
し係合部(14)と内向き係合部(24)とが相互に係り合わせ
られていて、製品載置台部(1) は、完全に折り畳まれた
状態となる。
【0037】このとき、左右両枠体(2)(3)の支柱(4)(5)
に対して2枚のパネル(1a)(1b)がピン(9)(9)を中心とし
て揺動するとともに、左右両枠体(2)(3)が前後1組ずつ
のリンク部材(31)(32)の作用により近接せしめられて、
通箱兼用運搬台車(10)が、全体として非常にコンパクト
に折り畳まれ、従って通箱兼用運搬台車(10)の回収が容
易となり、回収効率がすぐれているものである。
【0038】そして、この通箱兼用運搬台車(10)を繰り
返し使用することにより、梱包費を削減することでき
る。
【0039】なお、上記実施例に示すように、製品載置
台部(1) の構成パネル(1a)(1b)は、通常アルミニウム中
空押出形材製であり、また連結部材(20)もアルミニウム
押出形材製であるが、これに限らず、製品載置台部構成
パネル(1a)(1b)はその他の材料によりつくられていても
良いし、連結部材(20)もその他の金属、あるいは硬質の
合成樹脂によりつくられていても、勿論良い。
【0040】
【発明の効果】この発明による通箱兼用運搬台車は、上
述のように、並列状に配置された平面よりみて略方形の
複数のパネルよりなる製品載置台部と、左右一対の枠体
と、枠体の前端部同志および後端部同志をそれぞれ近接
離隔自在に連結する前後1組ずつのリンク部材と、製品
載置台部の隣り合う2つのパネルの接続側縁部同志を互
いに連結する連結部材とを備え、左右両枠体の下端部
に、製品載置台部の左右両外側のパネルの外側縁部がそ
れぞれ揺動自在に取り付けられ、製品載置台部の隣り合
う2つのパネルのうち第1パネルの接続側縁部に第1ヒ
ンジ構成部が設けられ、第2パネルの接続側縁部に第2
ヒンジ構成部が設けられ、かつ連結部材の一側縁部に第
1パネルの第1ヒンジ構成部と係り合う第3ヒンジ構成
部が設けられ、同他側縁部に第2パネルの第2ヒンジ構
成部と係り合う第4ヒンジ構成部が設けられて、製品載
置台部が折畳み自在となされているもので、この発明の
通箱兼用運搬台車によれば、テレビ等の大型製品を、従
来の段ボール箱による梱包を省略して、直接、運搬台車
の製品載置台部の上に載せて運搬することが可能であ
る。台車にはキャスターが付いており、従ってテレビ等
の大型製品を、労力を少なくして、速やかに運搬するこ
とができる。製品載置台部上にテレビ等の大型製品が直
接載せた通箱兼用運搬台車は、トラック等による輸送の
さい、所要数の台車が上下に積み重ねられて、例えば上
位台車の各支柱の下端開口部に、下位台車の各支柱上端
の差込み部材がそれぞれ差し込まれるなどにより、いわ
ば積層状態で使用され、輸送効率の増大が図られるもの
である。
【0041】運搬後、通箱兼用運搬台車を回収するさい
には、製品載置台部を、これの構成パネルと連結部材と
のヒンジ部分より折り畳み、かつ左右両枠体をリンク部
材の作用により近接せしめることにより、通箱兼用運搬
台車を非常に簡単に、しかもコンパクトに折り畳むこと
ができ、従って通箱兼用運搬台車は、回収効率がすぐれ
ており、このように通箱兼用運搬台車を繰り返し使用す
ることにより、テレビ等の大型製品の梱包・運搬費用を
大幅に低減し得る。
【0042】さらに、この発明の通箱兼用運搬台車によ
れば、製品載置台部の構成パネルを連結するヒンジ部分
の回転機構が簡素化されており、製品載置台部の組立て
作業に手間がかゝらず、また組立て精度を確実に出すこ
とができ、ひいては通箱兼用運搬台車の製造を容易かつ
安価に行ない得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の通箱兼用運搬台車の部分切欠き正面
図で、製品の運搬状態を示している。
【図2】同通箱兼用運搬台車の左側面図である。
【図3】通箱兼用運搬台車のパネル連結部分の拡大正面
図である。
【図4】同通箱兼用運搬台車の部分切欠き正面図で、運
搬後に製品載置台部を折り畳む途中の状態を示してい
る。
【図5】図4の通箱兼用運搬台車のパネル連結部分の拡
大正面図である。
【図6】同通箱兼用運搬台車の部分切欠き正面図で、製
品載置台部を完全に折り畳んだ回収状態を示している。
【図7】図6の通箱兼用運搬台車のパネル連結部分の拡
大正面図である。
【符号の説明】
1 製品載置台部 1a,1b パネル 2 左枠体 3 右枠体 8 キャスター 10 通箱兼用運搬台車 11 第1ヒンジ構成部 12 第2ヒンジ構成部 13 折返し係合部 14 折返し係合部 15 ストッパ用張出し壁部 16 ストッパ用張出し壁部 20 連結部材 21 第3ヒンジ構成部 22 第4ヒンジ構成部 13 内向き係合部 14 内向き係合部 31 リンク部材 32 リンク部材 A 中心点 B 中心点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列状に配置された平面よりみて略方形
    の複数のパネル(1a)(1b)よりなる製品載置台部(1) と、
    左右一対の枠体(2)(3)と、枠体(2)(3)の前端部同志およ
    び後端部同志をそれぞれ近接離隔自在に連結する前後1
    組ずつのリンク部材(31)(32)と、製品載置台部(1) の隣
    り合う2つのパネル(1a)(1b)の接続側縁部同志を互いに
    連結する連結部材(20)とを備え、左右両枠体(2)(3)の下
    端部に、製品載置台部(1) の左右両外側のパネル(1a)(1
    b)の外側縁部がそれぞれ揺動自在に取り付けられ、製品
    載置台部(1) の隣り合う2つのパネル(1a)(1b)のうち第
    1パネル(1a)の接続側縁部に第1ヒンジ構成部(11)が設
    けられ、第2パネル(1b)の接続側縁部に第2ヒンジ構成
    部(12)が設けられ、かつ連結部材(20)の一側縁部に第1
    パネル(1a)の第1ヒンジ構成部(11)と係り合う第3ヒン
    ジ構成部(21)が設けられ、同他側縁部に第2パネル(1b)
    の第2ヒンジ構成部(12)と係り合う第4ヒンジ構成部(2
    2)が設けられて、製品載置台部(1) が折畳み自在となさ
    れている、通箱兼用折畳み式運搬台車。
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