JPH06286646A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH06286646A
JPH06286646A JP5097016A JP9701693A JPH06286646A JP H06286646 A JPH06286646 A JP H06286646A JP 5097016 A JP5097016 A JP 5097016A JP 9701693 A JP9701693 A JP 9701693A JP H06286646 A JPH06286646 A JP H06286646A
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JP
Japan
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casting
sectional
cross
pillar
vehicle body
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Application number
JP5097016A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shinagawa
浩 品川
Yoshihisa Miwa
能久 三輪
Koji Hida
幸司 飛田
Masahiro Osumi
正宏 大隅
Takashi Umeda
隆司 梅田
Toshisuke Nakanishi
利介 中西
Masatoshi Shinomori
正利 篠森
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH06286646A publication Critical patent/JPH06286646A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/02Side panels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D29/00Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof
    • B62D29/008Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof predominantly of light alloys, e.g. extruded

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体的にアルミニウム合金等を反映させたモ
ノコック構造の自動車の車体構造を提供することにあ
る。 【構成】 鋳造部材11,61と展伸部材12〜19,
62とによって、閉断面状のモノコック構造体を形成
し、鋳造部材11,61又は展伸部材12〜19,62
の材質にはアルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽
合金を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車において燃料消費量を減
少させ長距離走行を可能とするためには車体を可及的に
軽量化することが要求され、また自動車事故などから乗
員を保護するためには車体を高剛性にすることも望まれ
る。
【0003】従来、自動車の車体には、外装部材と車体
フレームとを一体構造とするいわゆるモノコック構造が
採用されている。これは、プレス成形により形成された
各外装部材を溶接などによって接合し組み立てられるも
ので、成形された各外装部材の断面形状が補強リブの役
割を合わせ持つ閉断面状に形成される。
【0004】このモノコック構造に対し、車体の軽量化
等の観点から、エンジンルーム及び車体のフロア部を構
成する骨格構造体と、乗用空間を画成する骨格構造体と
をアルミニウム合金又はマグネシウム合金等の軽合金に
よって鋳造成形し、それらを結合して、剛性の高い車体
フレームを構成するいわゆるスペースフレーム構造も提
案されている(特開昭62−88674号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アルミニウム
合金等には、軽量であるという利点、複雑な形状が流し
込みでできる利点等があり、従来の如く車体の骨組にア
ルミニウム合金等を使用するのみでは、アルミニウム合
金等の長所を充分に利用し尽くしていない。その反面、
アルミニウム合金等は、溶接になじまない等、鋼板とは
異なる取り扱い上の難しさも有している。そこで、アル
ミニウム合金等の軽量で鋳造ができる等の利点を有効に
利用して、自動車の車体全体にアルミニウム合金等を反
映させることが望まれている。
【0006】本発明は、上記した軽量で鋳造ができる等
のアルミニウム合金等の利点を有効に利用して、全体的
にアルミニウム合金等を反映させることが可能なモノコ
ック構造の自動車の車体構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動車の車体構造は、鋳物部材と展伸部材
により閉断面状のモノコックフレーム体を構成したもの
である(請求項1)。
【0008】本発明においては、上記鋳物部材が軽合金
製であるのがよい(請求項2)。また、上記展伸部材も
軽合金製とすることができる(請求項3)。
【0009】更に、上記鋳物部材をインナー側部材とし
て用い(請求項4)、上記展伸部材でアウター側の外板
部材を構成することができる(請求項5)。上記鋳物部
材は一体に成形された複数部材を有する形態とすること
ができる(請求項6)。
【0010】
【作用】請求項1は、鋳物部材と展伸部材により閉断面
状のモノコックフレーム体を構成するものであるため、
構造の複雑化が防止され、それによって重量低減(ウエ
イトリダクション)を図ることができる。
【0011】請求項2では、上記のウエイトリダクショ
ンを材質の面から追及し、上記鋳物部材に軽合金を用い
るものであるため、軽合金を使うことによる「軽量化」
が達成できる。ここで「軽合金」とは、スチールに比べ
て比重が軽いという一般的意味で用いており、例えばア
ルミニウム合金とかマグネシウム合金等がある。アルミ
ニウム合金やマグネシウム合金を主体と考えた場合、
「プレス性」とか「溶接性」とかの加工性は、全般的に
悪い。特に、マグネシウム合金の場合、プレスしたとき
の「加工性」はアルミニウム合金以上に悪く、また、機
械加工をすれば火花の問題があり、加工環境的に厳しい
ものがある。即ち、これらの軽合金を、例えば展伸材に
使う場合には、溶接性,プレス性,機械加工性,研削性
といった問題が無視できないが、軽合金を鋳物部材とし
て使う場合には、軽合金の良さが最も有効に利用できる
ことになる。
【0012】ここで、閉断面を構成する展伸部材がスチ
ールでも、相手側の鋳物部材がアルミニウム合金の如き
軽合金の場合、溶接は困難である。従って、両者の止め
は、タッピングスクリュー等によるボルトアップ、若し
くは相手側にナットを用意したボールカップ、若しくは
鋳物に直接にネジを切りながら喰い付いて行くスクリュ
ー等によることになる。また軽合金であるため、例えば
フランジの所に凸起を出し、これ自体を一側から圧力を
かけてつぶし付け、リベット的にかしめてしまうことも
できる。その他、ナットを使った締結、ファスナー一
般、或いはボルトで縫い付ける等によって、閉断面の結
合を実施することができる。
【0013】請求項3は、展伸部材を軽合金製とするも
のである。展伸部材の方もアルミニウム合金等の軽合金
で作った場合、軽量化の効果は最も大きくなる。アルミ
ニウム合金等の場合、部材にすると剛性的にスチールと
ほぼ同じ重量となってしまうが、外板,フロアーといっ
た板材の場合には、軽合金を使った軽量化効果が大きく
現われるため、重量軽減の上で非常に得策となる。
【0014】車体のボディー全体と振動の挙動という点
から見た場合、車体は複雑な形状をしているので、場所
によっては設定上重量を重くして、全体のバランスをと
って振動を抑えることになる。ベースの重量が軽いの
で、ある部分が軽くなれば、それを打ち消してやる所も
軽い重量で済むため、全体的には車体を軽くすることが
できる。この点においても、軽合金を使う利点がある。
【0015】請求項4では、鋳物部材をインナー側部材
として用いるので、鋳物部材特有の表面粗さが車体の外
部から隠れるように考慮した閉断面状のモノコック構造
を容易に構築することができる。従って、見栄えを向上
させ、場合によっては後加工の省略を可能ならしめる。
【0016】また、アウター側よりインナー側の部材の
方が取り付け部が多いので、この取付部の多いインナー
側を一緒に鋳物部材で造ることの利点、例えば後から取
付用部品として付加することをなくせる等の利点を、よ
り多く生すことができる。
【0017】更に、鋳物でリブを付けたような所には熱
収縮によるへこみ部(ひけ)が出ることがあるが、見え
ないインナー側を鋳物部材とする場合には、その製造及
び使用に際して「ひけ」の出ることを気にしなくても良
い。勿論、被覆材で隠してしまうこともできる。従っ
て、「ひけ」の部位を後加工するなどの作業をなくすこ
とができる。
【0018】請求項5は、外板部材(アウター側)を展
伸部材で構成するものであり、外側が展伸部材で、目だ
たない所は鋳物の形態をとるようにしたものである。ア
ウター側が展伸部材であることから、見栄えの向上が図
られ、場合によっては後加工の省略が保障される。
【0019】請求項6は、鋳物部材を、複数部材が一体
成形された形とするものである。部材同士を一体に接合
する手段は、通常はスポット溶接による。これはスポッ
ト部分だけの負担だけで連結を図る形になるので、スポ
ット溶接箇所のピッチを密にしても剛性が1割り程度は
落ちてしまう。しかし、鋳物部材で一体で作ってしまう
と、溶接で生じていた剛性ロスはなくなる。
【0020】他方、展伸部材で結合部を一体に取り込む
と、部品内部の空洞化や縦壁の繋らない開断面の所がで
きた状態になるので、通常は、これを補うため補強部材
を入れている。しかし、これを鋳物にすると、欲しい位
置にリブを足してやることができるので、どの位置を見
ても縦壁が繋がった状態を出現させることができる。即
ち、鋳物で一体化することで、板での欠点を補うことが
できる。
【0021】通常、ある部分の剛性を上げようとした場
合、従来の展伸部材では別部品が必要になるが、鋳物部
材にすると、この別部品を取付けなくても、これに対応
する部位の肉厚を部分的に補強したり、リブを付けるこ
とで対応できる。即ち、従来、プレス加工では極端な三
次元的構造は作成することができず、別部品を使って補
強するという方法を採っている。鋳物では一体的に造っ
てしまうことが可能であり、別部品を作ってそれを付け
るということをなくすことができる。取付ブラケットを
付けたい場合、通常は別部品を使い、ブラケットを後付
けするが、このような付加部品も不必要とし得る。
【0022】更に、板をいろいろプレス的に組み合わせ
ると板取りの巧拙によって多くの残滓が出てくるが、鋳
物ではそれが非常に少ない。特に軽合金材料の場合、ベ
ースの材料単価が高いため、できるだけ歩留を上げてや
る必要がある。また、鋳物用のインゴット材料の方が、
圧延された展伸材よりもコストが安く、この面からも有
利になる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1において、11はヒンジピラー部を含んでサ
イドドア開口部回りを一体で取り込んだ自動車のキャブ
サイドフレーム9、正確にはそのアウター側を構成する
鋳造部材であり、この鋳造部材11のインナー側には、
以下に述べる部品要素12〜19のうちの幾つかが部品
取りされ、以て車体の剛性を強化する閉断面状のモノコ
ックフレーム体が形成される。ここで、「インナー側」
「アウター側」とは、上記閉断面形状の構成に関し、車
体の内側,外側を意味する。本実施例の場合、アウター
側の鋳造部材11はアルミニウム合金より成るが、他の
マグネシウム合金等の軽合金を用いることもできる。
【0024】上記キャブサイド・アウター側を構成する
鋳造部材11に直接又は間接に取り付けられる部品を列
挙すると、ルーフレール・インナー12、ルーフパネル
13、フロントピラー・インナー14、フロントピラー
・レインフォースメント15、ヒンジピラー・インナー
16、リアピラー・インナー17、リアフェンダー1
8、及びサイドシル・インナー19がある。これらのイ
ンナー部品はスチールの展伸部材から構成される。
【0025】通常、車体で、外板部分に出てくる可能性
があるのは、フロントピラーのアウター、ルーフレール
のアウター、及びリアフェンダー18等であり、この実
施例では、リアフェンダー18の部分を除き、鋳造部材
11がこれらのアウター側部材として使用されることに
なる。一般的に言われているスチールによるキャブサイ
ド・アウターの一体化、即ちリアフェンダー18の部分
までの一体化とすると、鋳物部材11の表面肌を隠す部
材が存在しなくなるので、図1の如くリアフェンダー1
8の手前までの鋳造部材11による一体化としている。
この点で、従来と異なっている。
【0026】図2(イ)にA−A断面として示す如く、
ルーフレール・アウターたる鋳造部材11とルーフレー
ル・インナー12とが合わせられて、モノコックフレー
ム体の閉断面部10が形成される。このままでは鋳物部
材11の地肌が露出するが、これにルーフパネル13が
取り付けられ隠される。図示の例では、ルーフパネル1
3をサイドまで外側へとってきて、ルーフレール・アウ
ター部分たる鋳造部材11に、その中間部まで、つまり
ドアのすぐ上の部位まで重ね合わせて、鋳物部材11の
表面肌を覆っている。鋳物部材11の他の部分は、ドア
により覆われて隠すようにしてある。従って、このルー
フレール・アウターとしての鋳造部材11は、ドアを開
いたとき表に露出するがドアを閉じている間はドアに隠
れる部分11aと、ルーフパネル13により覆われて中
に隠れる部分11bとがある。
【0027】また、図2(ホ)にE−E断面として示す
如く、フロントピラー・インナー14が、フロントピラ
ー・レインフォースメント15と共に、フロントピラー
・アウターたる鋳物部材11に取り付けられる。このフ
ロントピラー・アウター部分たる鋳物部材11には、外
からステンレスとかガーニッシュ20を付けて、この部
分を覆い隠す。或いは、いわゆるプレスドアとして、ド
アのサッシのところをフロントウインドウ21のきわま
で回り込ませ、鋳物部材11の部分が全部外板で隠れて
しまうようにすることもできる。
【0028】車のフロントドアーのヒンジ部を支えるヒ
ンジピラーのインナー16も、鋳物部材11のヒンジピ
ラー・アウターたる部分に取り付けられる。
【0029】図2(ニ)にD−D断面として示す如く、
リアピラー・インナー17がリアピラー・アウターたる
鋳物部材11に取り付けられる。後方のドアを開けた場
合、このアウターたる鋳物部材11の部分11aが露出
することになる。リアフェンダー18のC−C断面部で
は、図2(ハ)に示す如く、鋳物部材11とリアピラー
・インナー17とリアフェンダー18とが取り付けられ
る。鋳物部材11はこのリアフェンダー18の領域まで
は一体化されてないので、鋳物の地肌が外面に現われる
ことはない。尚、22はリアウインドウを示す。
【0030】更に、図2(ニ)にB−B断面として示す
如く、サイドシル・インナー19が、鋳物部材11のサ
イドシル・アウターたる部分に取り付けられる。図示す
るように、サイドシル上面及びサイドシル下面に相当す
る部位の鋳物部材11はそれぞれ肉厚部23として構成
されている。これはジャッキアップ部として利用可能に
するためである。
【0031】これ以外にも、鋳物部材11は、キャブサ
イドフレーム9のヒンジ取付部9a及びストライカー部
9bに対応する部分が、同様に肉厚部として形成され、
全体としては、必要な肉厚の最適分布を取っている。
【0032】このように、特定の部分を一体化し厚板化
して強度剛性を上げてやることができるのが、アウター
側を鋳物で一体に造った場合の最も大きな利点である。
【0033】例えば、ドアの取り付けに関しては、ドア
が片持ち支持され大重量がかかるので、この支えになる
部分を一体化し厚板化して強度剛性を上げてやることに
より、取り付け穴のピッチやヒンジのセンター精度等が
向上し、大きな重量がかかっても、その開閉フィーリン
グ等が変わらないようにすることができる。また、キャ
ビンの潰れを防止して、例えば車が横転したケースでも
乗員の生存空間を残してやるには、フロントピラーから
ルーフレールかけての強度が影響するので、ここを厚肉
化して所定強度を得る場合、アウター側が鋳物であるこ
とから、そのチューニングがやり易くなる。ちなみに、
従来の板材での一体化になると、これ全体で一定板厚に
なってしまう。勿論、レーザ溶接をして板厚や材質等を
変えてやることは可能であるが、外観上分かり難いとは
いえ、どうしても溶接部分が残ってしまう。
【0034】図3及び図4はセダンタイプ、クーペタイ
プのツードアーの実施例を示す。上記図1及び図2の実
施例と特に変わるところはないので、同じ番号を付して
説明を省略する。尚、図3の断面FFのリアウインドウ
部分においては、図4(ヘ)に示す如くリアウインド2
2とサイドウインドウ24間にモール25を用いた構造
又は図4(ト)の如く鋳物部材11をガーニッシュ20
により覆った構造とすることができる。
【0035】上記のように閉断面構造のアウター側を一
体に鋳物で造った場合においては、インナー側の部材を
特に設けなくても、鋳物部材にリブを付けることで、閉
断面に近いような剛性を持たせてやることができる。図
5〜図7に、このような実施形態の一例を示す。これ
は、スライディングルーフ26のドレンのホース27等
を保持する部材28をリブ29の付いた鋳物部材11で
構成し、リブ29の溝29aに納める形でホース27を
部材28内に這わせ、後で弾力性のあるトリム30等で
ホース27を押さえる構成にしたものである。31はト
ップシーリング32への取付ねじを示す。インナー部材
を取り去りリブで剛性を得る形態は、この他、例えば乗
員が掴むアシストグリップの取り付けや、ハーネスを這
わせる場合とかにおいても適用することができる。
【0036】図8は、鋳物部材11に対する上記展伸部
材を取り付ける形態を示す。アルミニウム合金等の場
合、溶接は本質的になじまない。そこで、図8(イ)の
如く、鋳物部材の一部を突起33として展伸部材34か
ら突出させて、外力により潰して固定するというカシメ
による方法、図8(ロ)の如くスナップリング等のファ
スナー35により固定する方法、図8(ハ)の如く展伸
部材を貫く形でネジ36を通し、ネジ先端部を鋳物部材
11にねじ込んで固定する方法等が採用される。アウタ
ー側が鋳物部材11であるということから、図8
(イ)、(ロ)の突起33を一体に形成してしまうこと
ができ、また、図8(ハ)の形態の雌ネジ部となる部分
を肉厚にすることが容易にできるという利点をもたら
す。
【0037】次に、溶接ガンによるスポット溶接との関
係について説明する。従来、図10に示す車のフロント
ドアーのヒンジピラー38とサイドシル40との結合部
分においては、図11の如くサイドフレーム・アウター
39とサイドシル40との間に、クロージングプレート
41(図13)を入れている。これは、サイドシル・イ
ンナー40が通ってきた側に、クロージングプレート4
1を置いて図12の斜線部を塞がないと、サイドフレー
ム部材が空洞化して脆弱になってしまうためである。と
ころが、クロージングプレート41を溶接により取り付
けようとしても、これをスポット溶接ガンの電極42,
43を入れて挟むことができないので、図10及び図1
1に示すように、ヒンジピラー38に溶接作業用の開口
44を形成し、この開口44から溶接ガンの電極42,
43を入れている。
【0038】これに対し、本発明では、ヒンジピラーか
らサイドフレームを、鋳物部材11で図9の如き断面に
形成しておくことができる。即ち、従来のクロージング
プレート41に相当するリブ45を有する形状である。
かくすると裏側が剛性のある鋳物であるから、インダイ
レクト若しくは直接タッピングスクリュー等で縫い付け
ることができ、従って、上記の開口44をなくし、その
分だけ剛性をアップさせることができると同時に、サイ
ドフレーム39に対応する側にもリブ46を入れること
で、更に剛性のアップを図ることができる。
【0039】次に、ルーフレインフォースメントとの関
係について説明する。従来、図15に示すように、ルー
フの中央部等に、ルーフの梁を取るためにルーフレイン
フォースメント47を入れるケースがある。一般的には
Bピラー(センターピラー)の前後当りで、ルーフレー
ルアウター48に対して溶接している。しかし、通常、
ルーフレールアウター48,ルーフレールインナ−49
をアッセンブリした後、一番最後にルーフまで一括して
付けるか、若しくはルーフが来る直前に付けているの
で、この溶接箇所が完全に板47aだけになってしま
う。
【0040】図14は、この繋がりのところが板だけに
なってしまうのを改善した実施例であり、ルーフレール
アウター48に各種のリブ50,51,52等を起こし
てきて、結合部をこの鋳物部材11側にとってやり、ル
ーフレインフォースメント47にも底部53や両翼部5
4を形成し、両者を断面形状のままで繋いだものであ
る。かくすることで強固な結合を図ることができる。
【0041】次に、本発明の別の形態の実施例を図16
〜図36に基づいて説明する。図16において、61は
ヒンジピラー部を含んでサイドドア開口部回りを一体で
取り込んだ自動車のキャブサイドフレーム9、正確には
そのインナー側を構成する鋳造部材であり、62はキャ
ブサイドフレーム9のアウター側を構成する展伸部材で
ある。
【0042】インナー側の鋳造部材61とアウター側の
展伸部材62は、互いに重ね合さって、図17に示すよ
うな、車体の剛性を強化する閉断面状のモノコックフレ
ーム体を形成している。
【0043】上記キャブサイド・インナー側を構成する
鋳造部材61に直接又は間接に取り付けられる部品に
は、ルーフパネル13や、ヒンジピラー・レインフォー
スメント64,65等がある。但し、このレインフォー
スメント64,65は、鋳造部材61の適切な肉厚の分
布をとることにより、鋳造部材61と一体に形成し、な
くすことができる。尚、21はフロントウインドウを、
22はリアウインドウを示す。
【0044】図17(イ)にA−A断面として示すルー
フレール部分を、図17(ロ)にB−B断面としてサイ
ドシル部分を、図17(ハ)にC−C断面としてリアフ
ェンダーの部分を、図17(ニ)にE−E断面としてフ
ロントピラー部分を示す。これらの部分では、インナー
側たる鋳造部材61とアウター側たる展伸部材62とが
合わさって、モノコックフレーム体の閉断面部10を形
成している。但し、図17(ニ)にE−E断面として示
すフロントピラー部分では、レインフォースメント64
との間に閉断面部10が形成されている。これらにおい
て、鋳物部材61はインナー側に在るので、その地肌が
外側に露出して外観を損なうことはない。
【0045】鋳物部材61は、その所要部が肉厚部66
として形成されている。例えば、キャブサイドフレーム
9のヒンジ取付部,ストライカー部,ジャッキアップ部
等である。
【0046】このように、キャブサイドフレーム9を鋳
物で一体に造った場合の最も大きな利点として、キャブ
サイドは従来より大きな強度剛性を有し、加えて肉厚の
最適分布により、更に向上した強度剛性を有している。
【0047】特に、ドアの取り付けに関しては、上記実
施例と同様に取り付け穴のピッチやヒンジのセンター精
度等が向上し、大きな重量がかかっても、その開閉フィ
ーリング等が変わらないようにすることができる。ま
た、キャビンの潰れ防止に関しても上記と同様に、フロ
ントピラーからルーフレールかけて厚肉化して所定強度
を得る場合、インナー側が鋳物であることから、そのチ
ューニングがやり易くなる。
【0048】図18及び図19はセダンタイプ、クーペ
タイプといったツードアーの場合の実施例を示す。上記
図16及び図17の実施例と特に変わるところはないの
で、同じ番号を付して説明を省略する。
【0049】ところで、車体の外側はデザイン等との関
係で思うように板厚が上げれないケースが多く、また、
最近のキャブサイド・アウターとしての一体化から、ア
ウター側がほぼ一定板厚になっており、内側で強弱を付
けることが要請される。インナー側を鋳物部材で造るこ
とは、かかる要請に極めて適合したものとなる。もっと
も、この鋳物化は、従来は別部材として分けていたもの
を、一体化可能としたことを意味する。また、インナー
側を鋳物部材とすることは、外から見えないことを意味
し、外観的に問題がないことは勿論、内側での取り付け
部品が沢山あるので、それらに対する取付部を一体化し
ておくことができる点等の利点がある。
【0050】図16では、補強部品(レインフォースメ
ント64,65)を組み込むように描いてあるが、これ
は鋳造部材61の肉厚を取ることで対応できるならば、
その方が効率が良いことは勿論である。
【0051】図20及び図21に、センターピラー(B
ピラー)の下の所の構成例を示す。
【0052】他方、図24及び図25に示すように、サ
イドシル・アウター67にセンターピラー・アウター6
9が続き、センターピラー・インナー70がサイドシル
・インナー68よりクロスしてサイドシル・アウター6
7に至る。従来、このセンターピラー・インナー70に
作業穴73を開け、立上り壁74にシートベルトアンカ
ー用ナット75を設けている。ここで、センターピラー
・インナー70は断面がある高さをもっており、下部の
結合部までの間に、この断面の高さをなくすように減少
させてこなくてはならない。
【0053】図20及び図21は、これを鋳造部材61
により、上記サイドシル・インナー68,センターピラ
ー・インナー70,立上り壁74に対応する部分を一体
化し厚肉化した例である。肉厚部76は、ここにシート
ベルトからの荷重が掛かることになるので、ここの強度
アップも考慮して適切な板厚で形成され、直接に利用で
きるようにしている。尚、鋳造部材61は剛性があるの
で、場合によってはリブを出してきて、圧着により止め
ることができる。外部から見えなければボルトアップし
ても良いし、インダイレクトで止めても良い。
【0054】上記はセンターピラーの部分であったが、
図22及び図23は、ショルダーアンカー77の所に適
用した実施例である。即ち、ピラー78は、図23の如
く鋳物部材61で一体に構成され、特にシートベルトの
取付穴80の存在する部分は厚肉部79として成形され
ている。このように厚肉化することにより別部材による
補強を無くすことができる。尚、81はシートベルト金
具83の取付ボルトであり、シートベルト金具83を貫
通して取付穴80に差し込み、裏面の取付雌ネジ部材8
2に締結される。
【0055】次に、サイドシル部分の構成例を図27〜
図33を用いて説明する。このサイドシルの部分は図1
6,図18のB−B断面に対応する。例えばサイドシル
部分は、図26に示すように、フロアー84側を組み、
フロアー84にサイドシル・インナー85を付けて、キ
ャブサイドはサイドシル・アウター67だけを付けて、
これを一体化する。このため、サイドシル・インナー8
5の腹にフロアー84のスポット溶接をしようとして
も、溶接できない状態となる。
【0056】そこで図27は、サイドシル・インナー8
5を鋳物部材61で形成すると共に、その途中にフロア
ー84のための取付突起87を一体に形成することによ
り、結合部86を鋳造部材61とフロアー84の結合部
86aと、鋳造部材61とサイドシル・アウター67の
結合部86bとの2組に分け、サイドシル・インナー8
5の下端の結合作業を容易にしたものである。
【0057】また、図26の場合、三部材の結合部86
には、ノズル88によりシール作業を行って止水部89
を施すようにしているが、この作業がブラケット等の影
になって作業しにくい。図28〜図30は、サイドシル
・インナー85を鋳造部材61とすることでこの問題を
回避した実施例である。図28はサイドシル・インナー
85の下部に断面h字状部90を形成し、その上面先端
部をフロアー84に結合したものである。この形態で
は、止水部89を施すべき結合部86cが、サイドシル
・アウター67との結合部86bから横方向に離れるた
め、ノズル88によるシール作業が容易となる。
【0058】図29及び図30において、サイドシル・
インナー85の断面h字状部90で、フロアー下のフロ
アフレームを兼用させた例である。通常、このフロアフ
レームの位置は、車によってまちまちであるが、本実施
例ではサイドシル・インナー85の位置にこれと一体に
設け、更に内部にリブ91を波状にうねらせて設けて、
結果的にフロアフレームを省略している。また、このサ
イドシル・インナー85の断面h字状部90には、より
背の高いシートブラケット92が一体に形成され、これ
には取付開口93が設けられている。通常はブラケット
を付けると影になって止水用のシール作業が非常にやり
にくいが、それを回避でき、シール作業も良くなる利点
がある。
【0059】図31は、従来の組み立て構造を変えない
ための配慮をした実施例である。図26で説明した従来
の組み方では、サイドシル・インナー85がフロアー8
4側にあるという組み方ができなくなる。そこで、この
実施例では、サイドシル・インナー85としては薄板の
ものを置いておき、サイドシル・アウター67とで形成
される閉断面部10の中へ鋳物で一体化したサイドシル
・レインフォースメント94を配設して下まで落して、
それでキャブサイドアウターを構成している。このよう
に、サイドシル・インナー側若しくはサイドシル・レイ
ンフォースメントを一体化することで、従来通りの組み
立てが可能となる。
【0060】ここでは、サイド部材のインナー側が、サ
イドシルの部分でサイドシル・レインフォースメントと
して利用されている。
【0061】図32は、サイドシル・インナー85のジ
ャッキアップポイント、つまりジャッキ95に付き当て
て使う突き当て面96に相当する部分を厚肉部66とし
た実施例である。また、この厚肉部66に続いて比較的
厚肉のフランジ部66aが形成されており、断面U字形
のジャッキ95との嵌め合いにより、横方向の多少のズ
レは、このフランジの剛性で耐え得るようにしている。
【0062】図33の実施例は、サイドシル・アウター
67とサイドシル・インナー85とで閉断面部10を構
成するが、サイドシル・インナー85は鋳物部材61で
一体に形成して複数のリブ97を設け、リブ97,97
間に他の部材98を結合しやすくした例である。
【0063】図34は、ハーネスやホースを容易に支持
収納する実施例である。ここでは、ルーフレール・アウ
ター99に鋳物部材61から成るルーフレール・インナ
ー100を合わせた構造を前提として、更に外側にはル
ーフパネル13が、また内側にはトップシーリング10
1やトリム102が設けられている。そして、内部の閉
断面部10にリブ103を1個付けることで、ハーネス
やホースをここに収納支持する構成を構築している。
【0064】図35は、ルーフレール・インナー100
を鋳造部材61により一体に成形して、アシストグリッ
プ104に対する取付け用の肉厚部66を設けた実施例
である。アシストグリップ104は、これを貫通する取
付ボルト105を、肉厚部66に設けたネジ穴106に
ねじ込むことにより取付けられる。ルーフレール・イン
ナー100自体にネジ穴106を形成しているので、こ
の取付けは容易である。尚、107は取付部を隠すため
のキャップである。
【0065】図36(ロ)は、ナット部分を一体化した
実施例である。即ち、従来は、(イ)の如く、ボトムア
ップしたいトリム等の部材のため、展伸部材62にナッ
ト108を溶接109で一体化していたものを、(ロ)
の如く、ナット108を一体化した形の部位110を有
する鋳物部材61を用いるものであり、この実施例で
は、アシストグリップ104を容易に取付ボルト105
により取付けることを可能としている。
【0066】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0067】(1)請求項1によれば、鋳物部材と展伸
部材により閉断面状のモノコックフレーム体を構成して
いるので、構造の複雑化が防止され、それによって重量
低減を図ることができる。
【0068】(2)請求項2によれば、上記鋳物部材に
アルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽合金を用い
ることにより、車体の軽量化(重量低減)を達成でき
る。また、軽合金を鋳物部材として使うことにより、軽
合金の良さを有効に利用することができる。
【0069】(3)請求項3によれば、展伸部材を軽合
金製とするものである。展伸部材の方もアルミニウム合
金等の軽合金で作った場合、軽量化の効果は最も大きく
なる。
【0070】(4)請求項4によれば、鋳物部材をイン
ナー側部材として用いるので、鋳物部材特有の表面粗さ
が車体の外部から隠れるように考慮した閉断面状のモノ
コック構造を容易に構築することができる。従って、見
栄えを向上させ、「ひけ」等に対する後加工を省略し得
る。また、アウター側よりインナー側の部材の方が取り
付け部が多いので、この取付部の多いインナー側を一緒
に鋳物部材で造ることの利点も、より多く生すことがで
きる。
【0071】(5)請求項5によれば、アウター側部材
が展伸部材であることから、見栄えの向上が図られ、場
合によっては後加工の省略が保障される。
【0072】(6)請求項6によれば、従来の部材同士
を一体に組み付けていた部分を、鋳物部材で一体で作っ
てしまうことにより、部品点数の削減と溶接箇所の低減
を図ることができ、また溶接で生じていた剛性ロスをな
くすことができる。更に、材料費の高さに対して、歩留
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車の車体たるキャ
ブサイドの展開図である。
【図2】図1のキャブサイドの各部の断面構造を示した
もので、(イ)はA−A断面図、(ロ)はB−B断面
図、(ハ)はC−C断面図、(ニ)はD−D断面図、
(ホ)はE−E断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るキャブサイドの展開
図である。
【図4】図3のキャブサイドの各部の断面構造を示した
もので、(イ)はA−A断面図、(ロ)はB−B断面
図、(ハ)はC−C断面図、(ニ)はD−D断面図、
(ホ)はE−E断面図、(ヘ)はF−F断面図、(ト)
は別のF−F断面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係るホース這わせ部の断
面図である。
【図6】図5のホース這わせ部のインナー側からの正面
図である。
【図7】図5のホース這わせ部に使用した鋳物部材の断
面図である。
【図8】鋳物部材と展伸部材とを締結する手段を示した
もので、(イ)はカシメ、(ロ)はファスナ、(ハ)は
ネジによる場合を示す。
【図9】リブによりクロージングプレートを形成した実
施例を示す断面図である。
【図10】従来のクロージングプレート取付作業用の開
口を示す斜視図である。
【図11】従来の開口を利用した溶接作業を示す図10
のA−A断面図である。
【図12】従来の図10のB−B断面図である。
【図13】従来のクロージングプレートの説明に供する
図である。
【図14】本発明の実施例を示すルーフレインフォース
メント取付部の斜視図である。
【図15】従来のルーフレインフォースメントの取付を
示す斜視図である。
【図16】本発明の一実施例に係る自動車の車体たるキ
ャブサイドの展開図である。
【図17】図16のキャブサイドの各部の断面構造を示
したもので、(イ)はA−A断面図、(ロ)はB−B断
面図、(ハ)はC−C断面図、(ニ)はD−D断面図で
ある。
【図18】本発明の他の実施例に係るキャブサイドの展
開図である。
【図19】図18のキャブサイドの各部の断面構造を示
したもので、(イ)はA−A断面図、(ロ)はB−B断
面図、(ハ)はC−C断面図、(ニ)はD−D断面図で
ある。
【図20】本発明の他の実施例に係るセンターピラー下
部を示す断面図である。
【図21】図20のA−A断面図である。
【図22】本発明の他の実施例に係るショルダーアンカ
ー部を示す図である。
【図23】図22のA−A断面図である。
【図24】従来のセンターピラー下部を示す図である。
【図25】従来の図23のA−A断面図である。
【図26】本発明のサイドシル部を示す断面図である。
【図27】本発明の他の実施例に係るサイドシル部を示
す断面図である。
【図28】本発明の更に他の実施例に係るサイドシル部
を示す断面図である。
【図29】本発明の別の実施例に係るサイドシル部を示
す斜視図である。
【図30】図29のB−B断面図である。
【図31】本発明の更に別の実施例に係るサイドシル部
を示す断面図である。
【図32】本発明の他の実施例に係るサイドシル部を示
す断面図である。
【図33】本発明の他の実施例に係るサイドシル部を示
す断面図である。
【図34】本発明の他の実施例に係るルーフレール部を
示す図である。
【図35】本発明の他の実施例に係るアシストグリップ
取付け部を示す断面図である。
【図36】本発明の他の実施例に係るナットを一体化し
た形態を従来と比較して示す断面図である。
【符号の説明】 9 キャブサイドフレーム 9a ヒンジ取付
部 9b ストライカー部 10 モノコック
フレーム体の閉断面部 11 アウター側の鋳造部材 11a ドアに隠
れる部分 11b ルーフパネルに隠れる部分 12 ルーフレー
ル・インナー 13 ルーフパネル 14 フロントピ
ラー・インナー 15 フロントピラー・レインフォースメント 16 ヒンジピラー・インナー 17 リアピラー
・インナー 18 リアフェンダー 19 サイドシル
・インナー 20 ガーニッシュ 21 フロントウ
インドウ 22 リアウインドウ 23 肉厚部 24 サイドウインドウ 25 モール 26 スライディングルーフ 27 ドレンのホ
ース 28 ドレンホースを入れる部材 29 リブ 30 トリム 31 取付ねじ 32 トップシーリング 33 突起 34 展伸部材 35 ファスナー 36 ネジ 38 ヒンジピラ
ー 39 サイドフレーム・アウター 40 サイドシル 41 クロージングプレート 42,43 溶接
ガンの電極 44 溶接作業用の開口 45,46 リブ 47 ルーフレインフォースメント 48 ルーフレー
ルアウター 49 ルーフレールインナ− 50,51,52
リブ 53 底部 54 翼部 61 インナー側の鋳造部材 62 アウター側
の展伸部材 64,65 ヒンジピラー・レインフォースメント 66 肉厚部 67 サイドシル
・アウター 68 サイドシル・インナー 69 センターピ
ラー・アウター 70 センターピラー・インナー 21 フロントウ
インドウ 22 リアウインドウ 73 作業穴 74 立上り壁 75 シートベル
トアンカー用ナット 76 肉厚部 77 ショルダー
アンカー 78 ピラー 79 厚肉部 80 シートベルトの取付穴 81 取付ボルト 82 取付雌ネジ部材 83 シートベル
ト金具 84 フロアー 85 サイドシル
・インナー 86、86a、86b、86c 結合部 87 取付突起 88 ノズル 89 止水部 90 断面h字状
部 91 リブ 92 シートブラ
ケット 93 取付開口 94 サイドシル・レインフォースメント 95 ジャッキ 96 突き当て面 97 リブ 98 他の部材 99 ルーフレール・アウター 100 ルーフレ
ール・インナー 101 トップシーリング 102 トリム 103 リブ 104 アシスト
グリップ 105 取付ボルト 106 ネジ穴 107 キャップ 108 ナット 109 溶接 110 部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大隅 正宏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 梅田 隆司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 中西 利介 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 篠森 正利 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳物部材と展伸部材により閉断面状のモ
    ノコックフレーム体を構成したことを特徴とする自動車
    の車体構造。
  2. 【請求項2】 上記鋳物部材が軽合金製であることを特
    徴とする請求項1記載の自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 上記展伸部材が軽合金製であることを特
    徴とする請求項1又は2記載の自動車の車体構造。
  4. 【請求項4】 上記鋳物部材をインナー側部材として用
    いたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の自動車
    の車体構造。
  5. 【請求項5】 上記展伸部材でアウター側の外板部材を
    構成したことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載
    の自動車の車体構造。
  6. 【請求項6】 上記鋳物部材は一体に成形された複数部
    材を有することを特徴とする請求項1,2,3,4又は
    5記載の自動車の車体構造。
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