JPH06286506A - 車両用座席の向き変え機構 - Google Patents

車両用座席の向き変え機構

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JPH06286506A
JPH06286506A JP9880893A JP9880893A JPH06286506A JP H06286506 A JPH06286506 A JP H06286506A JP 9880893 A JP9880893 A JP 9880893A JP 9880893 A JP9880893 A JP 9880893A JP H06286506 A JPH06286506 A JP H06286506A
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JP
Japan
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seat
guide rail
floor
fixed
side guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP9880893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Yamamoto
英俊 山本
Osamu Inoue
修 井上
Nobuo Chidori
伸雄 千鳥
Junji Igarashi
淳治 五十嵐
Muneaki Yoshihara
宗明 吉原
Shigeru Yasuda
滋 安田
Yorisuke Matsufuji
頼右 松藤
Takeshi Nakamura
武 中村
Atsushi Miyake
敦 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Kinki Sharyo Co Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Kinki Sharyo Co Ltd
East Japan Railway Co
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Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd, Kinki Sharyo Co Ltd, East Japan Railway Co filed Critical NHK Spring Co Ltd
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Publication of JPH06286506A publication Critical patent/JPH06286506A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用座席の向き変えを簡単な構造にて行い
得るようにする。 【構成】 床面3に略J字状に曲げられた床側ガイドレ
ール4を固設し、座席1の下面に弧状をなす座席側ガイ
ドレール14を固設する。床側ガイドレール4によりガ
イドされるガイドローラ6を、座席1の下面に一体化さ
れたブラケット7により枢支し、同軸的に枢支したピニ
オンギア9を、床側ガイドレール4に設けたフレキシブ
ルラック5と噛み合わせる。ブラケットには駆動モータ
10を固着し、2枚のアイドルギア12a・12bを介
してピニオンギア9を適宜駆動する。座席側ガイドレー
ル14により相対的にガイドされるガイド用ボールトラ
ンス13を床面3に固設する。両ガイドレール4・14
の形状を適切に設定することにより座席1の向きを90
度変えることができ、その駆動モータを1つにすること
ができると共に、向き変えに必要なスペースも小さくし
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用座席の向きを互
いに異なる第1の及び第2の方向に変えるために用いら
れる車両用座席の向き変え機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、列車や自動車などに於いて、座席
の向きを、進行方向に応じてまたは乗員が任意に変更可
能にしたものがある。このような座席の向き変え機構を
例えば列車に設けて、朝夕の混雑時には窓に沿って横並
びになる長椅子タイプにして、昼間の閑散時には進行方
向に揃えたり向かい合わせにしたりすることが考えられ
る。
【0003】従来の上記構造のもので、長椅子タイプか
ら向かい合わせタイプに変更する際に座席を90度回転
させるものに於いては、回転時に窓側の壁面と隣接する
座席との干渉を回避するために、座席を窓側の壁面と隣
接する座席とから一旦遠ざけるようにスライドさせ、そ
の位置で90度回転させるものがあった。しかしなが
ら、そのような従来構造のものでは、一旦スライドさせ
る際の引き出し量が大きくなりがちであるため、スライ
ドレールを2段重ねにする問題があった。また、座席を
スライドさせた後に回転させるためには、引き出し用と
回転用とに2つの駆動機構を設けるなど、構造が複雑化
するという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、簡単な構造にて座
席の向きを変更し得るように改良された車両用座席の向
き変え機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、車両用座席の向きを互いに異なる方向に変
えるための車両用座席の向き変え機構であって、前記座
席の下面に固設された座席側ガイドレールと、床面に固
設された床側ガイドレールと、前記座席側ガイドレール
をガイドするべく前記床面に固設された床側ガイド体
と、前記床側ガイドレールによりガイドされるように前
記座席に固設された座席側ガイド体と、前記座席を前記
各ガイドレールと前記各ガイド体とによりガイドしつつ
変位させるべく前記両ガイド体の少なくとも一方と前記
両ガイドレールの対応するものとの間に設けられた駆動
手段とを有することを特徴とする車両用座席の向き変え
機構を提供することにより達成される。
【0006】
【作用】このようにすれば、2本のガイドレールを平面
的に互いに重ね合わせるように配設することができ、座
席を、一方のガイドレールによりスライドさせる運動を
行わせ、他方のガイドレールにより回転運動を行わせる
ようにするなどして、両ガイドレールを組み合わせるこ
とにより、それらの一連の動作で座席の向きを変えるこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0008】図1は、本発明が適用された列車の座席を
示す模式的平面図である。座席1は、図1の状態では列
車の窓側壁面2に背もたれ1aを沿わせた長椅子状態に
なっているが、所定の横幅長毎に区切られて個々に独立
している。そして、例えば図の右側の進行方向に向けて
座席1の向きを変え得るように、図の矢印に示す向きに
各座席1がそれぞれ変位し得るようにされている。座席
1は、図1の長椅子状態からその向きを変えて、図2の
実線に示されるように、図1の状態を示す想像線の向き
に対して90度向きを変えた状態になり得る。
【0009】上記座席1の向き変え機構について図2乃
至図4を参照して以下に示す。座席1の下面と床面3と
の間には所定の隙間が設けられており、その間に本発明
に基づく座席用向き変え機構が設けられている。なお、
各座席1毎に同一の向き変え機構が設けられている。
【0010】床面3の所定の位置には、略J字形状に曲
げられた床側ガイドレール4が、窓側壁面2に対して斜
めに延在するように、適所をボルト止めにて固設されて
いる。この床側ガイドレール4は、図3に良く示される
ようにJ字状断面をなし、その背の高い方の側壁内面に
長手方向に延在するように固設されたフレキシブルラッ
ク5を有している。床側ガイドレール4の背の低い方の
側壁内面により、座席1と一体的に移動し得るようにさ
れたガイドローラ6が転動可能にガイドされるようにな
っている。
【0011】上記ガイドローラ6は、座席1の下面に一
体化されたブラケット7に固設された枢軸8により枢支
されている。その枢軸8には、ガイドローラ6と同軸的
かつ回動自在にピニオンギア9が支持されており、上記
フレキシブルラック5にピニオンギア9が噛み合うよう
にされている。また、ブラケット7には駆動モータ10
が固着されており、モータ軸に固着された駆動ギア11
が、ブラケット7の適所に枢着された2枚のアイドルギ
ア12a・12bを介して上記ピニオンギア9に噛み合
っている。このようにしてガイドローラ6及びピニオン
ギア9を有する駆動機構としてのモータユニットが座席
1の下面に取り付けられている。なお、駆動モータ10
の一部が床面3より下方に突出しているが、上記モータ
ユニット即ち駆動モータ10の移動の軌跡に合わせて床
面3の対応する部分が凹設されている。
【0012】また、床面3には、床側ガイドレール4か
ら窓側壁面2とは相反する側に所定長離隔した位置に、
床側ガイド体としてのガイド用ボールトランス13が固
設されている。このガイド用ボールトランス13は、図
4に示されるように、座席1の下面に固設された弧状の
座席側ガイドレール14上を相対的に転動可能であると
共に、座席側ガイドレール14を介して座席1をも支持
している。なお、床面3と座席1との間には複数のボー
ルトランス15が、それぞれ床面3または座席1に固設
されて適所に配設されており、これらのボールトランス
15により、前記したガイド用ボールトランス13及び
座席側ガイドレール14とは別の部分を支持している。
【0013】このようにして構成された座席の向き変え
機構の作動要領について、図1に示されるように背もた
れ1aを窓側壁面2に沿わせた長椅子状態から図1の右
方である進行方向に向きを変える場合を以下に示す。
【0014】前記したように座席1の下面に取り付けら
れたモータ10を図示されない駆動制御装置により駆動
すると、ピニオンギア9が回転する。床側ガイドレール
4の側壁内面にガイドローラ6がガイドされると共に、
床側ガイドレール4のフレキシブルラック5にピニオン
ギア9が噛み合いつつ回転することにより、座席1の枢
軸8に対応する点が床側ガイドレール4に沿って移動す
ることになる。また、固定ボールトランス13により座
席側ガイドレール14がガイドされることから、座席1
が、互いに離隔した2点をもって各ガイドレール4・1
4に規制された軌跡を描いて変位することになる。従っ
て、各ガイドレール4・14の形状及び設置位置を図2
に示されるように適切に定めることにより、図1に於い
て窓側壁面2及び隣接する座席に干渉することなく、座
席1の向きを90度変えることができる。
【0015】このように、2本のガイドレール4・14
を用いて座席1の向きを90度変換することができ、そ
の駆動モータ10も1つ設けるのみで良い。また、一方
のガイドレールを座席1側に設けることにより、両ガイ
ドレール4・14同士が平面的に干渉するような配置で
あっても、上記変更を行わせる組み合わせが可能であ
り、座席1の向き変え時の軌跡の自由度が増すため、変
換に必要なスペースを最小限にすることができる。その
際に、実施例で示したように固定ボールトランス13を
両変換状態で座席1からはみ出さないように床面3に配
置することが可能である。
【0016】また、本発明に於ける駆動手段の構造とし
ては、上記実施例のフレキシブルラック5とピニオンギ
ア9との組み合わせに限ることなく、種々の伝達機構を
用いることができる。例えば、図3に対応する図5に示
されるように、スプロケットを用いても良い。なお、図
5に於いて前記実施例と同様の部分については同一の符
号を付してその詳しい説明を省略する。
【0017】駆動モータ10の駆動ギア11には、駆動
モータ10を支持するブラケット16a・16bに枢着
されたアイドルギア17を介して、ガイドローラ6と同
軸的に設けられた従動ギア18が噛み合っている。その
従動ギア18には、同軸かつ一体的にスプロケット19
が形成されている。それら従動ギア18及びスプロケッ
ト19の枢軸8にガイドローラ6が同軸的に枢支されて
いる。
【0018】床側ガイドレール4の側壁には長手方向に
複数の角孔20が設けられており、角孔20にスプロケ
ット19の歯が噛み合うようにされている。従って、駆
動モータ10を適宜回転させることにより、各角孔20
に順次スプロケット19の各歯が噛み合いつつ、床側ガ
イドレール4によりガイドローラ6がガイドされる。こ
の第2の実施例の場合も前記実施例と同様の効果を生じ
る。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、2本のガイ
ドレールを用いて、その一方のガイドレールを座席側に
設けることにより、両者の平面的干渉が生じることがな
いため、両ガイドレールの形状及び配設位置の自由度が
大きく、座席の向きを変えるのに必要なスペースを小さ
くし得ると共に、窓壁面や隣接座席との干渉を容易に回
避して変換を行うことができる。また、2本のガイドレ
ールの形状及び配置を適切に定めることにより、一連の
動作で向き変えを完了することができるため、向き変え
用駆動機構を一方のガイドレールに沿って移動可能にす
れば良く、例えばモータを1つのみ設けることで簡単な
構成で変更動作を行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された列車用座席の説明図。
【図2】座席の向き変えの作動要領を示す平面図。
【図3】図2のIII−III線に沿って見た断面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿って見た断面図。
【図5】第2の実施例を示す図3に対応する図。
【符号の説明】
1 座席 1a 背もたれ 2 窓側壁面 3 床面 4 床側ガイドレール 5 フレキシブルラック 6 ガイドローラ 7 ブラケット 8 枢軸 9 ピニオンギア 10 駆動モータ 11 駆動ギア 12a・12b アイドルギア 13 ガイド用ボールトランス 14 座席側ガイドレール 15 ボールトランス 16a・16b ブラケット 17 アイドルギア 18 従動ギア 19 スプロケット 20 角孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 修 横浜市港北区菊名4−15−2−124 (72)発明者 千鳥 伸雄 大宮市大成町1−2−8−408 (72)発明者 五十嵐 淳治 東京都練馬区南田中5−10−38 (72)発明者 吉原 宗明 大阪府枚方市長尾元町3−52−7 (72)発明者 安田 滋 横浜市南区共進町3−72 (72)発明者 松藤 頼右 神奈川県横浜市金沢区福浦3丁目10番地 日本発条株式会社内 (72)発明者 中村 武 神奈川県横浜市金沢区福浦3丁目10番地 日本発条株式会社内 (72)発明者 三宅 敦 神奈川県横浜市金沢区福浦3丁目10番地 日本発条株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用座席の向きを互いに異なる方向に
    変えるための車両用座席の向き変え機構であって、 前記座席の下面に固設された座席側ガイドレールと、床
    面に固設された床側ガイドレールと、前記座席側ガイド
    レールをガイドするべく前記床面に固設された床側ガイ
    ド体と、前記床側ガイドレールによりガイドされるよう
    に前記座席に固設された座席側ガイド体と、前記座席を
    前記各ガイドレールと前記各ガイド体とによりガイドし
    つつ変位させるべく前記両ガイド体の少なくとも一方と
    前記両ガイドレールの対応するものとの間に設けられた
    駆動手段とを有することを特徴とする車両用座席の向き
    変え機構。
JP9880893A 1993-03-31 1993-03-31 車両用座席の向き変え機構 Pending JPH06286506A (ja)

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JP9880893A JPH06286506A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 車両用座席の向き変え機構

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ID=14229642

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JP9880893A Pending JPH06286506A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 車両用座席の向き変え機構

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JP (1) JPH06286506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014203785A1 (ja) * 2013-06-16 2014-12-24 株式会社デルタツーリング パワーシートスライド装置及び乗物用シート
JP2018016217A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 コイト電工株式会社 座席支持機構

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