JPH06286095A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

Info

Publication number
JPH06286095A
JPH06286095A JP7399593A JP7399593A JPH06286095A JP H06286095 A JPH06286095 A JP H06286095A JP 7399593 A JP7399593 A JP 7399593A JP 7399593 A JP7399593 A JP 7399593A JP H06286095 A JPH06286095 A JP H06286095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
film
decorative plate
roll
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7399593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3186317B2 (ja
Inventor
Masakazu Amahara
雅和 甘原
Yoichi Morita
洋一 守田
Kazuhiko Ota
和彦 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP07399593A priority Critical patent/JP3186317B2/ja
Publication of JPH06286095A publication Critical patent/JPH06286095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3186317B2 publication Critical patent/JP3186317B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】表面に凹凸を有する化粧板基材から、凹凸に同
調した意匠性の高い化粧板を効率よく製造する方法を提
案すること。 【構成】転写フィルム上に、フィルムの送り方向の位置
合わせに使用するセンサーマークと、フィルムの送りと
垂直方向の位置合わせに使用するセンサーマークを設
け、前記転写フィルムに設けたセンサーマークを読みと
り(10、11)、転写紙の巻き出し(8)と、転写ロ
ールとの間の状態(12)を、前記読みとりをもとに、
フィードバック制御し、前記表面に凹凸を有する化粧板
基材の転写ロールを供給するタイミングを、前記センサ
ーの読みとりをもとに、フィードバック制御する(1
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に凹凸を有する化
粧板基材上に凹凸に同調して転写を行なう化粧板の製造
方法に関し、特に意匠性の高い化粧板を効率よく製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅の外装や、内装用として、ま
た、家具部材として各種化粧板が使用されているが、近
年、高級化、高意匠化の傾向と共に表面に凹凸を設けた
製品が好まれるようになってきた。従来の、表面が平坦
な製品の場合には、表面に絵柄を設ける方法として、例
えば、絵柄を印刷したシートを表面にラミネートする、
等の方法が可能であったが、表面に凹凸がある場合に
は、単色の塗料を塗装するか、或いは、砂状物を振りか
ける、等の簡単な方法に頼らざるを得なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、表面に凹凸を有する化粧板基材から、凹
凸に同調した意匠性の高い化粧板を効率よく製造する方
法を提案することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するために、表面に凹凸を有する化粧板基材上に凹凸に
同調して転写を行なう化粧板の製造方法であって、
(1)転写フィルム上に、フィルムの送り方向の位置合
わせに使用するセンサーマークと、フィルムの送りと垂
直方向の位置合わせに使用するセンサーマークを設け、
(2)前記転写フィルムに設けたセンサーマークを読み
とり、(3)転写紙の巻き出しと、転写ロールとの間の
状態を、前記読みとりをもとに、フィードバック制御
し、(4)前記表面に凹凸を有する化粧板基材の転写ロ
ールを供給するタイミングを、前記センサーの読みとり
をもとに、フィードバック制御する、以上を特徴とする
化粧板の製造方法を提供するものであり、また、転写ロ
ールが複数あること、転写ロールのうち一番目のロール
の表面温度を、転写フィルムの基体フィルムを構成する
樹脂の軟化点よりも低い温度とすること、転写ロールの
硬度に差をもたせること等を特徴とする化粧板の製造方
法を提供するものである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用する転写フィルムの構成としては、特に規定するも
のではないが、その断面の構成は、図1に示すように、
基体フィルム1の表面に、剥離ニス層2、絵柄層3、接
着層4を順次設けたもの等が使用可能である。
【0006】本発明の転写フィルム上に設ける2種類の
位置合わせに使用するセンサーマークとしては、一実施
例を図2に示すように、絵柄5とは別に、転写時のフィ
ルムの送り方向の位置あわせのためのセンサーマーク6
と、フィルムの送りと垂直方向の位置合わせのためのセ
ンサーマーク7のように設ける。
【0007】以下、本発明の化粧板の製造方法を、図3
に示した本発明に使用する製造装置の一実施例に従って
詳細に説明する。転写フィルムの巻きだし軸8と1本目
の転写ロール9との間に光学方式のセンサーを2台設置
してある。フィルムの送りと垂直方向の制御のセンサー
マーク7を読みとるためのセンサー10と、フィルムの
送り方向の制御のセンサーマーク6を読みとるためのセ
ンサー11である。
【0008】転写フィルムの送りと垂直方向の制御セン
サー10で読みとられた情報は、巻きだし軸8の転写フ
ィルムの送りと垂直方向の位置だし機構にフィードバッ
クされ、転写フィルム12の転写フィルムの送りと垂直
方向の位置を常に一定に保つ。
【0009】一方、転写フィルムの送り方向の制御セン
サー11で読みとられた情報は、巻きだし軸8のブレー
キ機構にフィードバックされるとともに、化粧板基材1
3搬送用のコンベアー14の駆動機構および、化粧板基
材13頭だしのためのストッパー15の駆動機構にもフ
ィードバックされる。
【0010】一方、転写ロールは一本だけではムラが発
生することが多く、転写フィルムの伸び、凹凸による歪
み等の原因となるので、複数のロールを使用することが
好ましい。
【0011】また、熱圧転写の場合、1本目のロール9
の加熱が高いものであると、転写フィルムに伸びが生じ
て位置あわせがうまくいかなくなることがあるので、こ
のロールの温度は、転写フィルムの軟化温度以下に保つ
ことが望ましい。この場合、実質的な転写(凹凸への追
従、密着)は、十分に加熱された2本目以降のロール1
6で行うこととなる。また、印刷による絵柄5は、転写
時の伸びを予め計算した設計の元に形成することとな
る。
【0012】また、転写ロールの硬度に差をもたせるこ
とにより、より軟質なロールにより、転写フィルムを化
粧板基材の凹凸に完全に追従した形で転写が行なえるよ
うになるものである。
【0013】このようにして転写を終えた後に、図4に
示すように転写フィルムの基体フィルムを剥離すると、
絵柄と凹凸が同調した化粧板を得ることが出来る。必要
であれば、この上にトップコートを施す。
【0014】
【作用】以上に示したように、本発明により、転写フィ
ルムの繰り出しタイミングと、化粧板基材の繰り出しタ
イミングを同調させることにより、フィルムの送り方向
の位置あわせを行い、同時にフィルムの送りと垂直方向
の位置を常に一定に保つことで、絵柄と凹凸の同調した
転写を行なうことが可能となる。
【0015】また、複数のロールを使用することで、よ
り完全な転写が行なえるようになり、熱圧転写の場合の
一本目のロールの温度を転写フィルムの軟化温度以下に
保つことで位置合せをより容易なものとし、さらには、
転写ロールの硬度に差をもたせることにより、より軟質
なロールにより、転写フィルムを化粧板基材の凹凸に完
全に追従した形で転写が行なえるようになるものであ
る。
【0016】
【実施例】厚さ75μmの半硬質塩化ビニルシートの表
面に、剥離層としてポリビニルブチラール樹脂を塗布し
た後、塩酢ビ樹脂をバインダーとするインキを用いてグ
ラビア印刷法により、組石模様を印刷し、さらに、接着
層としてポリエステル樹脂を塗布して転写フィルムを作
成した。図2に示すように、この転写フィルムには、絵
柄とは別にフィルムの送り、フィルムの送りと垂直方向
の制御用センサーマークを印刷により施しておいた。
【0017】一方、この印刷絵柄と同一の組石調のエン
ボス加工して凹凸模様を施してある、繊維強化セメント
板を用意しておいた。
【0018】両者を、図3に示すような、3本(図では
2本のみ示す)の転写ロールおよび転写フィルムの送
り、転写フィルムの送りと垂直方向の位置制御機構を有
する転写装置に導入した。3本のロールの硬度と、表面
温度は以下に示す。
【0019】
【0020】転写後、一体化した化粧板を、空冷にて表
面温度10℃まで冷却し、転写フィルムの基体フィルム
を剥離した。こうして得られた繊維強化セメント板は、
組石調エンボスと、その凹凸模様に同調した転写による
組石調の絵柄とがよく調和して極めて意匠効果の高いも
のであった。
【0021】
【発明の効果】以上に示したように本発明の化粧板の製
造方法により、凹凸表面を有する各種化粧板の表面にそ
の凹凸模様と同調した美麗な絵柄を付与することが可能
となった。とくに、レンガ、タイル、組石調のエンボス
模様を施した化粧板の凹凸面に、その凹凸模様と同調し
た装飾模様を効率的に施すことを可能とした。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる転写フィルムの断面の構成の一
実施例を示す説明図である。
【図2】本発明に用いる転写フィルムの平面の構成の一
実施例を示す説明図である。
【図3】本発明に用いる化粧板の製造装置の一実施例を
示す説明図である。
【図4】本発明の製造方法の一工程に係る転写フィルム
の基体フィルムの剥離を示す説明図である。
【符号の説明】
1…基体フィルム 2…剥離層 3…絵柄層 4
…接着層 5…絵柄 6…フィルムの送り方向制御用センサーマ
ーク 7…フィルムの送りと垂直方向制御用センサーマーク
8…巻きだし軸 9…転写ロール 10…フィルムの送りと垂直方向制の御用センサー 11…フィルムの送り方向の制御用センサー 12…転写フィルム 13…化粧板基材 14…コンベ
ア 15…ストッパ 16…転写ロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に凹凸を有する化粧板基材上に凹凸に
    同調して転写を行なう化粧板の製造方法であって、
    (1)転写フィルム上に、フィルムの送り方向の位置合
    わせに使用するセンサーマークと、フィルムの送りと垂
    直方向の位置合わせに使用するセンサーマークを設け、
    (2)前記転写フィルムに設けたセンサーマークを読み
    とり、(3)転写紙の巻き出しと、転写ロールとの間の
    状態を、前記読みとりをもとに、フィードバック制御
    し、(4)前記表面に凹凸を有する化粧板基材の転写ロ
    ールを供給するタイミングを、前記センサーの読みとり
    をもとに、フィードバック制御する、以上を特徴とする
    化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】表面に凹凸を有する化粧板基材上に凹凸に
    同調して転写を行なう化粧板の製造方法であって、転写
    ロールが複数あることを特徴とする化粧板の製造方法。
  3. 【請求項3】転写ロールのうち一番目のロールの表面温
    度を、転写フィルムの基体フィルムを構成する樹脂の軟
    化点よりも低い温度とすることを特徴とする請求項2に
    記載の化粧板の製造方法。
  4. 【請求項4】転写ロールの硬度に差をもたせることを特
    徴とする請求項2、3に記載の化粧板の製造方法。
JP07399593A 1993-03-31 1993-03-31 化粧板の製造方法 Expired - Fee Related JP3186317B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07399593A JP3186317B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 化粧板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07399593A JP3186317B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 化粧板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06286095A true JPH06286095A (ja) 1994-10-11
JP3186317B2 JP3186317B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=13534222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07399593A Expired - Fee Related JP3186317B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 化粧板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3186317B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100898021B1 (ko) * 2009-01-19 2009-05-19 이효재 전사인쇄필름의 제조방법
TWI417193B (zh) * 2011-04-29 2013-12-01 Efun Technology Co Ltd Filming equipment, foil method and traction device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100898021B1 (ko) * 2009-01-19 2009-05-19 이효재 전사인쇄필름의 제조방법
TWI417193B (zh) * 2011-04-29 2013-12-01 Efun Technology Co Ltd Filming equipment, foil method and traction device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3186317B2 (ja) 2001-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4678528A (en) Method and apparatus for making a printed and embossed floor covering using a cast wear layer
CN101480867A (zh) 实现多色组定位冷烫转移印刷的方法
EP4273348A1 (en) Digitally printed plate, manufacturing method, and application
CN102001243B (zh) 多次热转印方法及多次热转印系统
JPH0238398B2 (ja)
JPH06286095A (ja) 化粧板の製造方法
JPS63252718A (ja) 中空成形品の加飾方法およびその加飾装置
JPH07276497A (ja) 化粧シートの製造方法
JPH06297570A (ja) 化粧シートの製造方法
KR101002248B1 (ko) 엠보싱이 동조 처리된 인테리어 데코시트의 제조방법
JPH0796699A (ja) 無機系化粧板の製造方法
KR101122218B1 (ko) 엠보싱이 동조 처리된 발포 데코시트의 제조방법
CN209869670U (zh) 一种制作激光感应变色热转印膜的装置
JPH05139097A (ja) エンボス装飾化粧板の製造方法
KR100426725B1 (ko) 장식지의 광반사성 장식무늬 성형방법
KR20170029996A (ko) 컬러 내장재 및 그 제조장치
JPH06278355A (ja) 化粧板の製造方法
JP2833390B2 (ja) 化粧板の製造方法
DE3174691D1 (en) Production of decalcomanias and apparatus for the production thereof
CN113815312B (zh) 基于压印技术的同步对花板材、板材同步对花系统及方法
KR20210151614A (ko) 알루미늄을 이용한 금속판재와 그 제조장치 및 제조방법
JPH05270199A (ja) 化粧板の製造方法
JPH0790975A (ja) 化粧コンクリートブロック及びその化粧方法並びにその化粧装置
JP2000334366A (ja) 帯板塗装設備
KR20210151623A (ko) 알루미늄을 이용한 금속판재와 그 제조장치 및 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees