JPH06285966A - 液体容器の製造方法 - Google Patents

液体容器の製造方法

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Publication number
JPH06285966A
JPH06285966A JP7153293A JP7153293A JPH06285966A JP H06285966 A JPH06285966 A JP H06285966A JP 7153293 A JP7153293 A JP 7153293A JP 7153293 A JP7153293 A JP 7153293A JP H06285966 A JPH06285966 A JP H06285966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
thick
sheet
thin
wall vessel
Prior art date
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Pending
Application number
JP7153293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Sakurada
正孝 桜田
Yukio Ito
幸雄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP7153293A priority Critical patent/JPH06285966A/ja
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】インキ等のように粘着性の高い液体を容れる液
体容器で、未充填時には内側の容器と外側の容器が入子
状にフランジ部で接合されている液体容器の製造方法提
供する。 【構成】厚肉容器のフランジ部に薄肉容器成形用のシー
トを融着した後、該薄肉容器用シートを前記厚肉容器と
該薄肉容器成形用のシートの間の空気を前記注出口から
排出して前記シートが前記厚肉容器に接着しない隙間を
もって成形することを特徴とする液体容器の製造方法で
あり、さらに前記厚肉容器と反対側から加圧することを
特徴とする液体容器の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インキ自吸式謄本印刷
機のインキ等のように粘着性の高い液体を容れる液体用
容器製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、容器本体をチューブ状容器と
し、その注出口にゴムパッキンを装着し、該パッキン筒
の外端に設けた顎を前記注出口の先端に当接したもの等
が知られている。(実公昭50−17491号参照) 上記従来の容器ではチューブの肩部が肉厚になることは
避けられず、ここに内容物が残りやすいという問題があ
った。また、上記チューブ状の容器は空容器を搬送する
際にも充填後のものとほぼ同じだけの体積があり、容器
の搬送にムダな高いコストがかかるという問題があっ
た。また、内容物が残らないようにし、かつ使用前には
下部容器の中に上部容器を収納して体積を小さくし、更
にこれを何組も積み重ねることができる搬送上も便利な
液体用容器として、薄肉製の容器Cと厚肉製の容器に入
子にしての各フランジ部同志を熱融着した液体容器が作
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記容器においては、
図3に示されるように前記薄肉容器Cを成形するに真空
成形法、圧空成形法などのシート成形法を行っていた
が、前記フランジ部s近傍で切断し、独立した半製品を
作成すると共に、厚肉製容器Dは射出成形法で作成し、
それぞれを重ね合せフランジ部s、t同志を熱融着また
は超音波融着する方法をとっていた。しかしながら、上
記方法では、薄容器を作るに加熱されたプラスチックシ
ートが、真空成形法、圧空成形法などの金型でフランジ
部近傍を冷却しながら成形するため、特に結晶性プラス
チック層は、延伸され、分子が一方向に揃いやすいので
この部分を溶着する際溶着しにくいという現象となって
いた。また特に薄肉容器Cと厚肉容器Dとを熱融着する
とき、薄肉容器Cの方からシールバーを当て、熱と圧力
を加えて、融着させるので、シールバーが当っている所
のみ樹脂が溶ける。ところがその隣接する薄肉容器Cの
シーラントuの延伸部分は溶け難く、溶けた部分と融着
しにくいため、楔型の比融着部vが発生する。
【0004】この楔型比融着部uは、薄肉容器Cが使用
時に内容物の充填で圧力が加わったときのフランジ部s
近傍で融着部と延伸部の比融着部の所が切れやすく、結
果的に前記シーラント層の上の基材層の所までシーラン
ト層が破断してくる。そこでシーラント層と基材層の間
で相関剥離を起こし、内容物が漏れてしまうという問題
点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、次のような液体用容器の製造方法を提供
する。即ち、底部より広い開口部にフランジ部を設け、
底部近傍に注出口を有する厚肉容器の内側に、底部より
広い開口部にフランジ部を設けた薄肉容器が収納された
ように、前記両フランジ部を接合して成る液体容器の製
造方法において、前記厚肉容器のフランジ部に薄肉容器
成形用のシートを融着した後、該薄肉容器用シートを前
記厚肉容器と該薄肉容器成形用のシートの間の空気を前
記注出口から排出して前記シートが前記厚肉容器に接着
しない隙間をもって成形することを特徴とする液体容器
の製造方法であり、さらに前記厚肉容器と反対側から加
圧することを特徴とする液体容器の製造方法ある。
【0006】
【作用】本発明の液体容器の製造方法によれば、厚肉容
器容器と薄肉容器成形用のシートをフランジ部で予め融
着したあと薄肉容器を成形するのでシーラント層と基材
層の間で相関剥離を起こし、内容物が漏れてしまうとい
う問題がない液体容器を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示した実施例により、本発明を
詳細に説明する。図1は本発明の液体容器の製造方法の
工程を示す一実施例であり、図1の(a)は、まず薄肉
容器成形用のシートAを加熱する工程であって、加熱は
図に示すように加熱ヒーター1を用いる。ここで薄肉容
器成形用のシートAとしては、後述する圧肉容器Bより
も肉厚が薄く剛性が半分以下の弱いものにしたので、具
体的には、材料としては単層構成でもよいが、本実施例
では、基材として外側からポリアミド系樹脂/エチレン
・ポリビニルアルコール共重合体/無水マレイン酸変性
ポリエチレンからなる積層構成のものに内層のシーラン
ト層としてポリエチレン樹脂からなるシートAを用い
た。
【0008】他方厚肉容器Bとしては、予め射出成形方
法により、底部より広い開口部にフランジ部pを有し、
角部近くに注出口qを有する収納部rからなり、肉厚容
器Bの材料としては、本実施例ではポリエチレン樹脂を
用いて成形した。
【0009】次に図1(b)に示すようにこの成形済み
の厚肉容器Bを所定のキャビティー21を有する受金型
2に載置し、この受金型2に収納された厚肉容器Bのフ
ランジ部pの上部に前記加熱したシートAを重ね、ヒー
トシール金型3を用いて前記フランジ部pの部分で厚肉
容器BとシートAを加圧融着する。
【0010】次いで、図1(c)に示すように、前記受
金型2の一部から吸引することにより、加熱状態にある
前記シートAは前記厚肉容器Bの注出口qからバキュー
ムされ、厚肉容器Bとほぼ同じ形状のところで吸引を停
止して薄肉容器A’を成形する。このとき、シートAは
厚肉容器Bとはフランジ部pで融着しているのでその内
側の部分が成形されることになる。
【0011】また、必要に応じて図1(d)にしめすよ
うな切断刃4により前記フランジ部の周辺を所定の大き
さに裁断し、図2に示す如き液体容器が得られる。この
ようにして得られた液体容器は前記楔型の比融着部も発
生せず、層間剥離がおこららなかった。
【0012】ここで、本実施例では、下側の受金型2か
らの吸引によりシートを成形しているが、上側からのエ
アー吹き込み、所定の大きさに成形した後乃至は同時に
下方から吸引成形してもよく、また上側からプラグアシ
スト法と称される加圧法で所定の大きさに成形した後乃
至は同時に下方から吸引成形してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、厚肉容器容器と薄肉容
器成形用のシートをフランジ部で予め融着したあと薄肉
容器を成形するのでシーラント層と基材層の間で相関剥
離を起こし、内容物を充填したときにおいても漏れてし
まうという問題がない液体容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体容器の製造方法をの各工程を示す
説明図で、(a)はシート加熱工程、(b)はフランジ
部の融着工程、(c)はシート成形工程、(d)は容器
周辺の裁断工程を示すものである。
【図2】本発明の製造方法により得られた液体容器の断
面説明図である。
【図3】従来の製造方法により得られた液体容器の断面
説明図である。 A …薄肉容器用シート A’…薄肉容器 B …厚肉容器 1 …加熱ヒーター 2 …受金型 3 …ヒートシール金型 4 …切断刃 p …フランジ部 q …注出口 r …収納部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部より広い開口部にフランジ部を設け、
    底部近傍に注出口を有する厚肉容器の内側に、底部より
    広い開口部にフランジ部を設けた薄肉容器が収納された
    ように、前記両フランジ部を接合して成る液体容器の製
    造方法において、前記厚肉容器のフランジ部に薄肉容器
    成形用のシートを融着した後、該薄肉容器用シートを前
    記厚肉容器と該薄肉容器成形用のシートの間の空気を前
    記注出口から排出して前記シートが前記厚肉容器に接着
    しない隙間をもって成形することを特徴とする液体容器
    の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の液体容器の製造方法にお
    いて、前記厚肉容器と反対側から加圧することを特徴と
    する液体容器の製造方法。
JP7153293A 1993-03-30 1993-03-30 液体容器の製造方法 Pending JPH06285966A (ja)

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JP7153293A JPH06285966A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 液体容器の製造方法

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JPH06285966A true JPH06285966A (ja) 1994-10-11

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ID=13463447

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JP7153293A Pending JPH06285966A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 液体容器の製造方法

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JP (1) JPH06285966A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452722B1 (ko) * 2002-10-09 2004-10-14 삼성전자주식회사 냉장고용 내상의 제조방법 및 이에 사용되는 금형

Cited By (1)

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KR100452722B1 (ko) * 2002-10-09 2004-10-14 삼성전자주식회사 냉장고용 내상의 제조방법 및 이에 사용되는 금형

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