JPH06285937A - 射出成形金型装置 - Google Patents

射出成形金型装置

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JPH06285937A
JPH06285937A JP7407093A JP7407093A JPH06285937A JP H06285937 A JPH06285937 A JP H06285937A JP 7407093 A JP7407093 A JP 7407093A JP 7407093 A JP7407093 A JP 7407093A JP H06285937 A JPH06285937 A JP H06285937A
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JP
Japan
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plate
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fixed
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Application number
JP7407093A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Noritake
博 則武
Takeo Murayama
武夫 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率よく金型の温度調節を行う。 【構成】 固定側型板13,可動側型板の両側面には、
キャビティ131,231,132,232の近傍に、
それぞれ温調プレート3,4が設けられ、この温調プレ
ートは熱伝導性の高い物質からなり、温度調整手段とし
ての流路30,40を備えている。この流路内に温度調
節用流体が循環され、温調プレート3,4を介して型板
13を両側面より加熱または冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度調整手段を備えた
射出成形金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形金型装置は、高圧かつ高速にて
溶融樹脂をキャビティ内に射出させるものであり、射出
成形時に金型の温度が高すぎると、成形品が固化するの
に時間がかかり、キュアリングタイムが長くなり、成形
サイクルが長くなる原因になる。また、高温化した成形
品が冷却する際に、成形品の部位や肉厚によって均一な
収縮が妨げられ、ゆがんだ成形品ができる原因になる。
逆に、金型の温度が低すぎると、成形品の冷却速度が早
くなりすぎ、成形品の表面の品質を害するという弊害が
ある。このため、金型の温度は常に適切な温度に保つこ
とが要求される。
【0003】そこで、従来から、金型の温度を適切に保
つために、型板自体に温度管理された水または油が通過
する流路を直接穴加工により設けたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例のよう
に流路を型板に直接穴加工により設けたものは、型板が
大きい場合に切削加工が難しく、加工に当たって特殊な
加工機と工具、例えば、ガンドリル、ラジアルボール
盤、ロングドリル等を必要とする。また、型板に流路を
加工する際に、他の目的の穴等と干渉して、水または油
が噴出する事故が発生することがある。さらに、設計変
更等で追加工事をする場合には、この流路が干渉して加
工できないことがある。
【0005】そこで、本発明の目的は、温度管理された
水または油が通過する流路を、型板に直接穴加工により
設けることなく、金型の温度調整を可能にする射出成形
金型装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、固定側
型板及び可動側型板の少なくとも一方には、キャビティ
近傍に温調プレートが設けてあり、この温調プレートは
温度調節用流体が循環する流路を有し、熱伝導性の高い
物質からなるものであるところにある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1(図2のA−A線断面図)におい
て、射出成形金型装置は、周知の通り、固定側金型1と
可動側金型2によって構成されている。それぞれの金型
の構造について以下に説明する。
【0008】まず、固定側金型1の構造は、図1の左側
端に、枠体に固定的に設置された固定側取付け板10が
設けてあり、この取付け板から内側(図1右方)に向け
て、ランナストリッパープレート11、固定側受板1
2、固定側型板13が順次配設され、固定側型板13は
固定側受板12に固定されている。そして、固定側型板
13の側面には、後で詳細に説明する温調プレート3,
4が配設してある。
【0009】取付け板10、ランナストリッパープレー
ト11の中央部に形成された取付け穴10a,11aに
はノズルブッシュ14が挿着され、このノズルブッシュ
の背面のフランジ部は、背後からロケーティングリング
15が嵌合してあり、ノズルブッシュはこの取付け穴か
ら離脱しないように固定されている。ノズルブッシュ1
4の先端中央部には、ノズル14aが開設してある。
【0010】固定側受板12と固定側型板13との内部
には、それぞれランナ12a,13aが連通状態で穿設
してあり、ノズル14aの先端開口と連通している。ま
た、固定側型板13先端面の上下2か所には、キャビテ
ィ部131,132が穿設してある。
【0011】ところで、固定側型板13の両側面には、
前記したように、温調プレート3,4が設けてあり、こ
の温調プレートは、熱伝導性の高い物質、例えば黄銅材
を素材とするものである。温調プレート3には、図2に
示すように、流路30が形成してある。この流路30の
主要部は、温調プレート3を縦断するように穿設してあ
る縦孔からなり、縦孔の開口端は栓33により塞いであ
る。流路30に温度調節用流体を供給するためのパイプ
31,32の先端の継ぎ手部31a,32aには、ねじ
加工が施してあり、この継ぎ手部は流路30の両端の水
路開口の部分にねじ込まれており、一方のパイプ31か
ら流路30内に温度管理された水が供給され、他方のパ
イプ32から排水するようになっている。もう一つの温
調プレート4も、前記温調プレート3と実質的に同一の
構成をしており、栓43により塞がれた縦孔からなる流
路43内を、パイプ41から供給された温水が循環しパ
イプ42より排出される。
【0012】次に、可動側金型2の構造について説明す
ると、この可動側金型は、図1に示すように、固定側金
型1に一端を固着されたガイド軸5,51に沿って、油
圧シリンダ(図示せず)の伸縮動作によって進退可能な
ものである。
【0013】可動側金型2の構造は、図面右側端に可動
側取付け板20が設けてあり、この取付け板から左方
(後方)に向けて、スペーサブロック21、可動側受板
22、可動側型板23が順次配設してある。型板23の
前面、すなわち、固定側型板13と当接する面の中央2
か所には、キャビティ部231,232が設けられ、こ
のキャビティ部は、固定側型板13のキャビティ部13
1,132と対向する場所に形成されている。このた
め、固定側型板13と可動側型板23とが対接される
と、両キャビティ部に成形品形状を定めるキャビティが
形成され、ノズルブッシュ14からランナ12a,13
aを通して、このキャビティ内に溶融樹脂が射出され
る。
【0014】型板23の両側面には、固定側型板13と
同様に、熱伝導性の高い物質からなる1対の温調プレー
ト6,7が設けられている。この温調プレートの構成
は、固定側金型1に設けられている温調プレート3,4
と実質的に同じものである。
【0015】突出し機構8は、可動側取付け板20と可
動側受板22との間のスペーサブロック21によって形
成された空間内にあり、突出し板80及びこの突出し板
に固着された2本の突出しピン81,82とによって構
成されている。突出しピン81,82は、可動側受板2
2、可動側型板23を貫通して、キャビティ部231,
232の底面に到達し、油圧シリンダ(図示せず)によ
って突出し板60を介して突出しピン61は進退され、
成形品をキャビティより突き出す。
【0016】次に、本発明の作用について説明する。可
動側金型2が、図1の状態からガイド軸5,51に沿っ
て移動し、固定側金型1に接合すると、固定側型板13
のキャビティ部131,132と、可動側型板23のキ
ャビティ部231,232が対向してキャビティが形成
される。このキャビティ内に、溶融樹脂がノズルブッシ
ュ14のノズル14aを経由し、ランナ12a,13a
を通して射出される。この時、温調プレート3,4,
6,7の各流路には温水が供給され、型板13,23を
射出成形に適した温度に常に保っている。
【0017】成形品が形成されると、可動側型板23は
ガイド軸4に沿って右方に移動し、図1のように固定側
型板13から離れ、突出し機構8の突出しピン81,8
2によってキャビティ部231,232からキャビティ
は突き出される。
【0018】固定側型板13、可動側型板23は、温調
プレート3,4,6,7の各流路に温度調整された温水
が供給されているので、この型板13,23は常に適度
な温度に調整されている。
【0019】従来は熱伝導性の低い型板自体に流路を形
成し温度調節用流体を循環させていたため、温度調節用
流体の温度が型板に伝わりにくく、効率が悪いとともに
流体温度の設定が難しかったが、本発明によると熱伝導
性の高い温調プレートが流体の温度に応じて容易に加熱
または冷却され、温調プレート全体の温度が調節され
る。そしてこのように温度調節された温調プレートに挟
まれて、型板は両側面全面から加熱または冷却されるの
で効率よく温度調節が行なえる。また、このように効率
よく温度調節が可能なので、流体温度の設定が容易であ
る。
【0020】なお、他の実施例として、温調プレートの
流路を2対にして温度調整能力を向上させることもでき
る。また、樹脂の種類や作業条件に合わせて温度調節用
流体の温度は適宜に設定され、冷水、温水、油など様々
な流体が使用される。
【0021】温調プレートは、上記実施例のように型板
と直接接触するものに限られず、若干の隙間をおいて設
けることも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、固定側
型板及び可動側型板の少なくとも一方には、キャビティ
近傍に温調プレートが設けてあり、この温調プレートは
温度調節用流体が循環する流路を有し、熱伝導性の高い
物質からなるものであるため、効率よく型板の温度調節
が行なえる。また、型板自体ではなく、温調プレートに
流路を設けているので、大型の型板を用いる場合にも、
流路の加工が容易であり、流路の加工時に、他の目的の
穴等に干渉して水等が噴出することもなく、さらに、設
計変更等で追加工事をする場合に、流路と干渉して加工
できないということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】固定側型板を示す上記実施例の一部切欠断面図
である。
【符号の説明】
1 固定側金型 10 固定側取付け板 10a,11a 取付穴 11 ランナストリッパープレート 12 固定側受板 12a,13a ランナ 13 固定側型板 131,132 キャビティ部 14 ノズルブッシュ 14a ノズル 15 ロケーティングリング 2 可動側金型 20 可動側取付け板 21 スペーサブロック 22 可動側受板 23 可動側型板 231,232 キャビティ部 3,4,6,7 温調プレート 30 流路 31,32 パイプ 31a,32a 継ぎ手部 33 開口部 5,51 ガイド軸 8 突出し機構 80 突出し板 81,82 突出しピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側型板及び可動側型板の対接時に両
    型板間にキャビティが形成される射出成形金型装置にお
    いて、 上記両型板の少なくとも一方には、温度調節用流体が循
    環する流路を有しかつ熱伝導性の高い物質からなる温調
    プレートが、上記キャビティの近傍に設けられているこ
    とを特徴とする射出成形金型装置。
JP7407093A 1993-03-31 1993-03-31 射出成形金型装置 Pending JPH06285937A (ja)

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