JPH06285902A - アウトサート成形品 - Google Patents
アウトサート成形品Info
- Publication number
- JPH06285902A JPH06285902A JP7936093A JP7936093A JPH06285902A JP H06285902 A JPH06285902 A JP H06285902A JP 7936093 A JP7936093 A JP 7936093A JP 7936093 A JP7936093 A JP 7936093A JP H06285902 A JPH06285902 A JP H06285902A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base board
- substrate
- bosses
- resin
- height
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14336—Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
- B29C45/14344—Moulding in or through a hole in the article, e.g. outsert moulding
Abstract
(57)【要約】
【目的】基板をベースとし、樹脂を部分的に成形してな
る成形品において、基板と樹脂とを分解し易くし、リサ
イクル性を持たせることを目的とする。 【構成】基板の片面は、基板の孔を通して形成する樹脂
成形部分の形状を、基板孔より大きく、かつ高さを3mm
以上とする。
る成形品において、基板と樹脂とを分解し易くし、リサ
イクル性を持たせることを目的とする。 【構成】基板の片面は、基板の孔を通して形成する樹脂
成形部分の形状を、基板孔より大きく、かつ高さを3mm
以上とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック製品や金
属のリサイクルに係り、特にアウトサート成形品に関す
る。
属のリサイクルに係り、特にアウトサート成形品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】製品の安価化や軽量化を目的として金属
代替としてプラスチックの利用が高まっている。特に板
金プレス品からの代替では材料の鉄板や、プレス加工費
が安価であることから、直接の代替ではなく板金を利用
し、板金にかしめていたピンやブッシュ、あるいはねじ
止めしていた部品をプラスチックの射出成形で成形する
といったいわゆるアウトサート成形が多用されて来てい
る。アウトサート成形はベースに板金を利用するため、
全体をプラスチック化する場合に比較して寸法精度良く
製作できるという利点もある。
代替としてプラスチックの利用が高まっている。特に板
金プレス品からの代替では材料の鉄板や、プレス加工費
が安価であることから、直接の代替ではなく板金を利用
し、板金にかしめていたピンやブッシュ、あるいはねじ
止めしていた部品をプラスチックの射出成形で成形する
といったいわゆるアウトサート成形が多用されて来てい
る。アウトサート成形はベースに板金を利用するため、
全体をプラスチック化する場合に比較して寸法精度良く
製作できるという利点もある。
【0003】しかし、このアウトサート成形は、板金に
プラスチックが成形されているため、リサイクルを考え
たときに分解できないという欠点があった。例えば、特
開昭62−204489号公報にはリサイクルに関して
は記載されていない。
プラスチックが成形されているため、リサイクルを考え
たときに分解できないという欠点があった。例えば、特
開昭62−204489号公報にはリサイクルに関して
は記載されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アウトサート成形につ
いて従来技術を簡単に説明する。図2はアウトサート成
形品の一部を示す。プレス金型で打ち抜かれた基板1を
成形機内に取付けられた金型にセットして樹脂を射出成
形し、形成部分4、および5が成形される。基板1は冷
間圧延鋼板やアルミニュウム合金を始めとする金属や、
各種プリント基板などが用いられている。また、射出成
形したときに樹脂を形成部分4,5に行き渡らせるため
のランナ6がそのまま成形品の製品として残されている
ことが多い。形成部分4に大きな荷重が加わったときの
強度を保つために形成部分5や図示していないが廻り止
め等が板金孔7を通じて基板1をはさんで形成されてい
る。
いて従来技術を簡単に説明する。図2はアウトサート成
形品の一部を示す。プレス金型で打ち抜かれた基板1を
成形機内に取付けられた金型にセットして樹脂を射出成
形し、形成部分4、および5が成形される。基板1は冷
間圧延鋼板やアルミニュウム合金を始めとする金属や、
各種プリント基板などが用いられている。また、射出成
形したときに樹脂を形成部分4,5に行き渡らせるため
のランナ6がそのまま成形品の製品として残されている
ことが多い。形成部分4に大きな荷重が加わったときの
強度を保つために形成部分5や図示していないが廻り止
め等が板金孔7を通じて基板1をはさんで形成されてい
る。
【0005】形成部分5は寸法の制約の関係から部分的
であったり、高さも0.5mmと少なく形成されることが
ある。また、基板の両面に形成されている。
であったり、高さも0.5mmと少なく形成されることが
ある。また、基板の両面に形成されている。
【0006】これから分かるように、金属などの材料で
ある基板1を、あるいは樹脂材料である形成部分4,
5,ランサ6を、またはこれら両方を分解して再利用し
ようとしたときには、強度を保つために基板1をはさん
で形成部分4,5が複合成形品を形造っているため分解
するためには形成部分4,5を各々毎に切断して行かな
ければならず、切断に要する加工費がかさみ再生材料が
高価になるという問題がある。
ある基板1を、あるいは樹脂材料である形成部分4,
5,ランサ6を、またはこれら両方を分解して再利用し
ようとしたときには、強度を保つために基板1をはさん
で形成部分4,5が複合成形品を形造っているため分解
するためには形成部分4,5を各々毎に切断して行かな
ければならず、切断に要する加工費がかさみ再生材料が
高価になるという問題がある。
【0007】また、一括してリサイクルする方法として
アウトサート成形品に熱を加え、プラスチックを溶解し
たり、ガス化してプラスチックと金属を分離する方法が
考えられる。しかし溶解する方法ではプラスチックに余
計な熱履歴が加わり再生した時に、物性が劣るという問
題がある。また、ガス化する方法では回収・再生装置が
極めて複雑・大掛りとなり、このため再生品が高価なも
のとなるため、再生使用できないという問題がある。い
づれにしろ再利用が難しいという(リサイクル性がな
い)という課題があった。
アウトサート成形品に熱を加え、プラスチックを溶解し
たり、ガス化してプラスチックと金属を分離する方法が
考えられる。しかし溶解する方法ではプラスチックに余
計な熱履歴が加わり再生した時に、物性が劣るという問
題がある。また、ガス化する方法では回収・再生装置が
極めて複雑・大掛りとなり、このため再生品が高価なも
のとなるため、再生使用できないという問題がある。い
づれにしろ再利用が難しいという(リサイクル性がな
い)という課題があった。
【0008】本発明は、リサイクル性を持たせることを
目的としている。
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は形成部分に加
圧することによって形成部分が基板から容易に分離可能
となるようなボスを設けることにより、分解容易とする
ことにある。基板の片面の、基板の孔を通じて、基板を
はさんで形成した部分を基板孔径より大きくかつ高さを
少なくとも3mm以上とする。
圧することによって形成部分が基板から容易に分離可能
となるようなボスを設けることにより、分解容易とする
ことにある。基板の片面の、基板の孔を通じて、基板を
はさんで形成した部分を基板孔径より大きくかつ高さを
少なくとも3mm以上とする。
【0010】
【作用】基板と樹脂部分とを分離するときには、例えば
成形品を基板が鉛直になる様に立て、基板を保持し上下
方向にシリンダが移動する加圧機に切断具を取り付け、
切断具が前記項に記載した片面の形成部分に当る様に加
圧する。形成部分の外形は基板孔径より大きくしてある
ので、形成部分は基板の表層部で剪断破壊を起こし基板
から分離する。基板孔の内部の樹脂は成形収縮により孔
径よりも小さくなっているので、基板の反対側の面の形
成部分は軽い加圧力で基板から分離し、樹脂部分と基板
とは容易に分解される。
成形品を基板が鉛直になる様に立て、基板を保持し上下
方向にシリンダが移動する加圧機に切断具を取り付け、
切断具が前記項に記載した片面の形成部分に当る様に加
圧する。形成部分の外形は基板孔径より大きくしてある
ので、形成部分は基板の表層部で剪断破壊を起こし基板
から分離する。基板孔の内部の樹脂は成形収縮により孔
径よりも小さくなっているので、基板の反対側の面の形
成部分は軽い加圧力で基板から分離し、樹脂部分と基板
とは容易に分解される。
【0011】
【実施例】図1に示すように、基板1に板厚1.6mmの
冷間圧延鋼板を樹脂として、ポリアセタール樹脂を使用
した。基板の片面に各種ボス2を設け、φ3〜φ6mmの
基板穴7を通して基板をはさみ反対面にφ4〜φ8mm、
高さ4mmのボス3を設けた。
冷間圧延鋼板を樹脂として、ポリアセタール樹脂を使用
した。基板の片面に各種ボス2を設け、φ3〜φ6mmの
基板穴7を通して基板をはさみ反対面にφ4〜φ8mm、
高さ4mmのボス3を設けた。
【0012】分解については、600〜2000Nの荷
重を加えたところ、基板1の表層部で剪断破壊した。こ
のときボスの高さを2mmにすると、加圧治具がボス3よ
りはずれ易く、加圧できないことがあった。また、ボス
3の破壊後、ボス1は手の力で容易に分離できた。
重を加えたところ、基板1の表層部で剪断破壊した。こ
のときボスの高さを2mmにすると、加圧治具がボス3よ
りはずれ易く、加圧できないことがあった。また、ボス
3の破壊後、ボス1は手の力で容易に分離できた。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、片面を基板孔を通して
形成した部分を孔径よりも大きく、高さを少なくとも3
mm以上としたので、形成部分を加圧することで容易に基
板と樹脂とを分解することができる。
形成した部分を孔径よりも大きく、高さを少なくとも3
mm以上としたので、形成部分を加圧することで容易に基
板と樹脂とを分解することができる。
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】アウトサート成形概念図である。
1…基板、 2…ボス、 3…ボス、 4…形成部分、 5…形成部分、 6…ランナ、 7…基板孔。
Claims (1)
- 【請求項1】基板をベースとし、樹脂を部分的に成形し
てなる成形品において、基板の孔を通して形成した部分
を基板孔より大きく、かつ、高さを少なくとも3mm以上
とし、少なくとも基板の片面はこれを満足する形状とし
たことを特徴とするアウトサート成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7936093A JPH06285902A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | アウトサート成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7936093A JPH06285902A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | アウトサート成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285902A true JPH06285902A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13687733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7936093A Pending JPH06285902A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | アウトサート成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06285902A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5923501A (en) * | 1995-11-02 | 1999-07-13 | Fujitsu Limited | Carriage structure for disk device |
WO2000030828A1 (en) * | 1998-11-25 | 2000-06-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Outsert molded product, its manufacturing method, and its sorting method |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP7936093A patent/JPH06285902A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5923501A (en) * | 1995-11-02 | 1999-07-13 | Fujitsu Limited | Carriage structure for disk device |
WO2000030828A1 (en) * | 1998-11-25 | 2000-06-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Outsert molded product, its manufacturing method, and its sorting method |
CN1103272C (zh) * | 1998-11-25 | 2003-03-19 | 松下电器产业株式会社 | 外接模制产品、其制造方法和按类别分离方法 |
US6783486B1 (en) | 1998-11-25 | 2004-08-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Outsert molded product, its manufacturing method, and its sorting method |
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