JPH06285846A - 石材支持装置 - Google Patents

石材支持装置

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JPH06285846A
JPH06285846A JP5096591A JP9659193A JPH06285846A JP H06285846 A JPH06285846 A JP H06285846A JP 5096591 A JP5096591 A JP 5096591A JP 9659193 A JP9659193 A JP 9659193A JP H06285846 A JPH06285846 A JP H06285846A
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JP5096591A
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Masahiro Izuno
政弘 泉野
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GIFU SEISAKUSHO CO Ltd
GIFU SEISAKUSHO KK
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GIFU SEISAKUSHO CO Ltd
GIFU SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】石材の加工の際に、予め小段等の装飾が施され
る上面のみを加工するのみでよく、その製作が容易にな
るとともに、製作コストを低くすることができる石材支
持装置を提供する。 【構成】石材が載置されるワーク載置台10は、複数の
スミマウント35により支持されている。このスミマウ
ント35の膨張・収縮により前記ワーク載置台10が昇
降され、各スミマウント35の膨張量の差によりワーク
載置台10が揺動される。前記ワーク載置台10の上方
には当接部材39が設けられており、この当接部材39
の下面には、前記石材の上面が当接される当接面39b
が常に水平となるように形成されている。従って、石材
を当接部材39の当接面39bとワーク載置台39とで
挟持することにより、石材の上面が常に水平となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石材支持装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】石材の用途の一種として、石材を板状に
成形して建築物の壁面装飾材に用いる場合がある。そし
て、石材をこのような壁面装飾材に成形する際に、石材
を固定するための治具として石材支持装置が利用されて
いる。
【0003】従来、この種の石材支持装置は、石材が載
置されるワーク載置台を有しており、このワーク載置台
の載置面は常に水平になっている。そして、石材をこの
載置面上に載置するとともに、ワーク圧接部材にて上方
から石材を圧接保持した状態で、研磨装置により石材の
上面端部に例えば小段等の装飾が施されるようになって
いる。
【0004】ところで、前記石材支持装置に石材を固定
するに際しては、図8(a)に示すように、まず石材W
の上面Wuを各側面Wsに対し直交するように加工す
る。その後、図8(b)に示すように、石材Wの下面W
dを前記上面Wuと平行になるように予め仕上げてい
る。この作業は、石材Wの上面Wuを平行面とするため
に従来の石材支持装置では欠かせないものである。
【0005】そして、このように成形された壁面装飾材
は、図9に示すように、小段Kが形成された上面Wuは
表側として利用され、裏側として使用される下面Wdは
外部からは見えない状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のとお
り従来では、石材Wの裏面は全く見えないにも拘わら
ず、小段等の装飾を施すために石材の上下両面Wu,W
dを水平に加工しなければならなかった。そのため、石
材Wを表面装飾材に加工するための製作作業が面倒であ
るばかりでなく、製作コストが高くなるという問題点が
あった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、石材の加工の際に、予
め小段等の装飾が施される一方の面のみを加工するのみ
でよく、その製作が容易になるとともに、製作コストを
低くすることができる石材支持装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、板状の石材の下面を支持する下面支持
手段を設け、該下面支持手段の上方には、前記石材の上
面に当接する当接部を備えた上面支持手段を設け、該上
面支持手段及び下面支持手段のうち少なくともいずれか
一方には、前記上面支持手段と下面支持手段との間隔を
調節するための間隔調節手段を設けるとともに、下面支
持手段には該下面支持手段を揺動させる揺動手段を設
け、さらに、前記当接部を常に同一水平面となるように
したことを要旨としている。
【0009】
【作用】従って、上記発明によれば、板状の石材を下面
支持手段上に載置した状態で、間隔調節手段により上面
支持手段と下面支持手段との間隔を調節し、石材の上面
を上面支持手段の当接部に当接させる。この時、石材の
上面と下面とが互いに平行でない場合には、揺動手段に
より下面支持手段が揺動され、上面支持手段と下面支持
手段とにより石材が確実に挟持されることになる。ここ
で、前記当接部は常に同一水平面にあるため、石材の下
面の形状等に拘わらず石材の上面が常に水平となる。
【0010】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、本発明を具体化した第1実施例を
図1〜図4及び図7に基づいて説明する。
【0011】図1〜図3に示すように、石材支持装置1
は、最下部にメイン基台2が設けられ、メイン基台2の
上部にはサブ基台3(図3参照)が設けられている。前
記サブ基台3の中央部上面には支持台4が設けられてい
る。支持台4の上面には、平板状の支持板5が水平方向
に設けられている。支持板5の左右両端には前後方向に
延びる一対のブラケット6が突設され、同ブラケット6
には左右方向に延びる4本のローラ軸7がそれぞれ回動
可能に支持されている。前記各ローラ軸7には、5個の
ローラ8が所定ピッチ毎にそれぞれ固着されており前記
各ローラ軸7と共に一体回動可能となっている。
【0012】前記サブ基板3の四隅には間隔調節手段及
び揺動手段としてのシリンダ9がそれぞれ設けられてお
り、これらシリンダ9のロッド9a先端に下面支持手段
としてのワーク載置台10が取付けられている。即ち、
前記ロッド9aの先端にはボール9bが固着されるとと
もに、前記ワーク載置台10には前記ボール9bが自転
可能に挿入されるボール穴10aが対設され、両者9
a,10はボールジョイントにより連結されている。従
って、前記各ロッド9aの突出及び没入動作に基づいて
前記ワーク載置台10が昇降されるとともに、前記各ロ
ッド9aの突出量の差に基づいてワーク載置台10が揺
動されるようになっている。
【0013】前記ワーク載置台10の下部には、前記支
持板5及びローラ8が収容される収容空間部10bが形
成されている。前記ワーク載置台10には、その上面か
ら前記収容空間部10b内に貫通する円形の窓10cが
前記各ローラ8に1対1で対応して設けられている。図
3に示すように、シリンダ9のロッド9aが全て没入し
てワーク載置台10が最下位置にあるときには、各ロー
ラ8の上部が窓10cから僅かに突出するように設定さ
れている。
【0014】前記ワーク載置台10の前面には、石材W
の前面が当接されるストッパ片11が取付けられてい
る。即ち、ストッパ片11は前記ワーク載置台10と略
同一の幅を有し、上下に延びる長孔11aが多数所定ピ
ッチで形成されている。ワーク載置台10の前面には前
記長孔11aと同ピッチで配設され、かつ前方に突出す
る雄ねじ棒10dがそれぞれ固定されている。前記各長
孔11aには雄ねじ棒10dがそれぞれ挿入されてい
る。この雄ねじ棒10dには外方からナット12が螺入
されており、前記ストッパ片11はこれらナット12に
より位置決め固定されている。従って、前記ストッパ片
11は長孔11aの上下方向の長さの範囲で上下方向に
スライド調節可能となっている。
【0015】尚、図1に示すように、前記ワーク載置台
10の下面周囲には、前記サブ基台3、シリンダ9等を
覆い隠すためのカバー13が装着されている。前記サブ
基台3の左右両側におけるメイン基台2の中央よりやや
前方位置には一対の支柱14,15が立設されている。
両支柱14,15には上面支持手段としての当接部材1
6が架設されており、同当接部材16の下面に形成され
た当接部としての当接面16aは水平面となっている。
【0016】前記サブ基台3の左側には、取付片17が
固定されており、同取付片17にはコンプレッサ内蔵型
のエア供給機18が固定されている。このエア供給機1
8から供給された圧縮エアは供給管路(図示しない)を
介して前記各シリンダ9に供給されるようになってい
る。前記左側の支柱14には操作レバー19が回動操作
可能に設けられており、この操作レバー19は伝達管路
20を介して前記エア供給機18に連結されている。そ
して、図1の回動位置αにおいて上昇、即ち各シリンダ
9のロッド9aが突出し、回動位置βにおいて下降、即
ち各シリンダ9のロッド9aが没入するようになってい
る。また、回動位置γにおいて中間停止、即ち各シリン
ダ9のロッド9aがそれぞれの位置にて保持されるよう
になっている。
【0017】上記のように構成された第1実施例の石材
支持装置1についてその作用を説明する。さて、各シリ
ンダ9が作動せずロッド9aが没入している状態では、
図1〜図3及び図4(a)に示すように、ワーク載置台
10は最下位置にあるため、ワーク載置台10の窓10
cからローラ8の上部が突出している。この状態で、図
2の二点鎖線に示すようにワーク載置台10の後部上面
に石材Wの表側を上にして載置した後、石材Wをローラ
8の転がりを利用して前方に移動させ、図2の実線で示
すように石材Wをストッパ片11に当接させる。なお、
石材Wはその上面Wu、即ち表側のみ表面加工を施して
あるだけであるため、図3に示すように、石材Wの上面
Wuと下面Wdとは互いに平行にはなっておらず、左側
程薄くなっている。
【0018】次に、操作レバー19を回動位置αに回動
操作し、各シリンダ9へ圧縮エアを供給すると、シリン
ダ9に圧縮エアが供給されて各ロッド9aがそれぞれ突
出し、ワーク載置台10が持ち上げられる。このワーク
載置台10の上昇に伴い、窓10cから突出していた各
ローラ8が窓10cに対し相対的に下降して各ローラ8
が窓10cから没入することになるため、石材Wはワー
ク載置台10の上面に直接支持されるようになる。
【0019】ワーク載置台10はさらに上昇を続け、図
4(b)に示すように、まず石材Wの上面Wu右端が当
接部材16の当接面16aに当接される。ここで、各シ
リンダ9への圧縮エアの供給はさらに継続されるが、右
側のシリンダ9のロッド9aは、石材Wの右側上面が当
接面16aに当接されていることにより、それ以上の突
出が規制される。一方、石材Wの左側上面は当接面16
aに当接されていないので、左側のシリンダ9のロッド
9aはさらに突出する。その結果、ワーク載置台10は
揺動し、図4(c)に示すように、石材Wの上面Wuが
前記当接部材16の当接面16aに完全に当接され、こ
の状態で全てのシリンダ9のロッド9aの突出が規制さ
れる。
【0020】図4(c)に示された状態では、石材Wは
当接部材16とワーク載置台10とにより移動不能に挟
持されるとともに、石材Wの上面Wuが水平位置に保持
されることになる。従って、この状態において自動研磨
装置(図示しない)により小段Kを施すことができる。
【0021】尚、前記自動研磨装置としては、砥石がそ
の研磨面を水平状態に保ちながら小段Kが形成される石
材Wに沿って移動して研磨していくものを使用してい
る。又、砥石はその移動方向に沿って複数個一直線に設
けられており、これら砥石は粒度の荒いものから順次細
かいものとなっている。従って、これら砥石が石材Wの
一端から他端へ移動しながら研磨するだけで小段Kの仕
上げまで行われる。
【0022】又、小段Kの仕上げが施された後、操作レ
バー19を回動位置βに回動操作すると、各シリンダ9
のロッド9aがそれぞれ没入してワーク載置台10が徐
々に下降していく。そして、各シリンダ9のロッド9a
が完全に没入すると、ワーク載置台10も最下位置に配
置され、各窓10cから再びローラ8の上部が突出する
ことになる。この状態で、作業者は図2の実線位置から
二点鎖線位置へとローラ8の転がりを利用してスライド
移動させることにより、小段Kが施された壁面装飾用の
石材W、即ち壁面装飾材を得ることができる。
【0023】このようにして成形された加工後の石材W
は、図7に示すように、その小段Kが施された上面Wu
を表側として壁面に取付けられるため、裏側として利用
される石材Wの下面Wdに凹凸や傾斜があっても何ら支
障はない。
【0024】以上のように、本第1実施例では、石材W
の上面Wuのみを平らに仕上げておくだけで、石材Wの
上面Wuを水平位置に配置させることができる。そのた
め、従来において石材Wの厚みを一定にする加工を施す
必要がなくなり、石材Wの製作が容易になるとともに、
石材Wの製作コストを低く抑えることができる。
【0025】又、本第1実施例では、ワーク載置台10
が最下位置にあるときには、ローラ8が窓10cから突
出するため、比較的重い石材Wであっても一人の作業者
で容易に石材Wを移動させることができる。
【0026】更に、石材Wはその上下両面Wu,Wdに
おいて当接部材16とワーク載置台10とにより挟持さ
れるとともに、その前面Wsがストッパ片11に当接さ
れているため、研磨作業中における石材Wの位置のずれ
を防止することができる。 〔第2実施例〕次に、本発明を具体化した第2実施例を
図5〜図7に基づいて説明する。なお、前記第1実施例
と同一または同様の作用をなす構成については同一番号
を付し、その説明を省略する。
【0027】図5,6に示すように、サブ基台3の上部
には前記第1実施例の単一の支持台4に代え、各ローラ
8に対応してそれぞれ個別の支持台30が設けられてい
る。これら支持台30には、ローラ8が左右方向に延び
るローラ軸31(図5のみ図示)を中心に回動可能に支
持されている。なお、本第2実施例ではローラ8として
オムニローラが使用されている。
【0028】前記サブ基台3の4隅近傍には、案内軸3
2が立設固定されている。一方、これら案内軸32に対
応するワーク載置台10の下面には、それぞれ案内筒3
3が固定されており、この案内筒33にそれぞれ案内軸
32が挿入支持されている。前記案内筒33の内径は案
内軸32の軸径よりもやや大きく形成されている。
【0029】前記サブ基台3上の4箇所には、スペーサ
34が設けられており、このスペーサ34の上部にはス
ミマウント(住友電気工業株式会社製)35が位置決め
固定されている。前記スミマウント35は弾性を有する
中空のゴムにより成形されたものであり、圧縮エアを前
記スミマウント35の内部中空部に供給することによ
り、前記スミマウント35が膨張し、ワーク載置台10
を上昇させるようになっている。又、スミマウント35
は1個につき300kgまでの重量に耐え得るようにな
っている。尚、本第2実施例では、図示はしないが、前
記第1実施例と同様に操作レバー19及びエア供給機1
8を備えており、このエア圧縮機18から前記各スミマ
ウント35に圧縮エアが供給されるようになっている。
【0030】前記案内軸32、案内筒33及びスミマウ
ント35により、ワーク載置台10の昇降手段及び揺動
手段が構成されている。前記サブ基台3の左右両側にお
けるメイン基台2の中央よりやや前方位置には一対の支
柱36が立設されている。両支柱36には、上下方向に
延びるとともに上方にて開口する雌ねじ孔36aがそれ
ぞれ形成されている。これら雌ねじ孔36aには送り雄
ねじ37が螺入されており、送り雄ねじ37の上端には
ベベルギア38が固着されている。
【0031】上面支持手段としての当接部材39の両端
下部には軸受け39cが設けられ、前記送り雄ねじ37
が軸受け39cにより回動可能に支持されている。前記
当接部材39の内側には中空部39aが形成されてお
り、同中空部39a内に前記ベベルギア38が収容され
ている。前記中空部39a内には左右方向に延びる伝達
軸40が軸受け41により回動可能に支持され、同伝達
軸40の両端が当接部材39の両端から突出されてい
る。前記伝達軸40の左右両側にはそれぞれベベルギア
42が固着されており、前記ベベルギア38に噛合され
ている。前記伝達軸40の一端には、ハンドル43が前
記伝達軸40を中心として回動可能に取付けられてい
る。そして、前記ハンドル43の回動操作に基づき伝達
軸40が回動し、この伝達軸40の回動力がベベルギア
38,42を介して両送り雄ねじ37に同時に伝達さ
れ、当接部材39がその下面の当接面39bを水平状態
に保ったまま昇降するようになっている。
【0032】前記支柱36、送り雄ねじ37、ベベルギ
ア38,42、伝達軸40等により当接部材39の昇降
手段が構成されている。そして、この昇降手段及び前記
ワーク載置台10の昇降手段により間隔調節手段が構成
されている。
【0033】次に、上記のように構成した第2実施例の
作用を説明する。さて、各スミマウント35にエアが供
給されていない状態では、図6に示すように、ワーク載
置台10は最下位置にあるため、ワーク載置台10の窓
10cからローラ8の上部が突出している。この状態
で、ワーク載置台10の後部上面に石材Wの表側、即ち
上面Wuを上にして載置した後、石材Wをローラ8の転
がりを利用して前方に移動させ、石材Wをストッパ片1
1に当接させる。
【0034】次に、操作レバーを回動操作し、スミマウ
ント35へ圧縮エアを供給すると、スミマウント35が
膨張し、ワーク載置台10が持ち上げられる。このワー
ク載置台10の上昇途中において、窓10cから突出し
ていたローラ8が窓10cに対し相対的に下降すること
になるため、石材Wはワーク載置台10の上面に直接支
持されるようになる。
【0035】このとき、例えば図8(a)に示すように
石材Wの厚みが異なる場合には、各スミマウント35の
膨張量がそれぞれの位置の石材Wの厚みに応じて変わる
ため、ワーク載置台10が揺動して確実に当接面39b
に石材Wの上面Wuが当接される。この際、前記案内軸
32は案内筒33に対し遊挿された状態であるため、ワ
ーク載置台10の揺動が一定の範囲で許容される。
【0036】そして、石材Wは当接部材39とワーク載
置台10とにより移動不能に挟持され、石材Wの上面が
水平位置に保持されることになる。従って、この状態に
おいて前記第1実施例と同様の自動研磨装置により小段
K等の仕上げを行なうことができる。
【0037】従って、本第2実施例では、上記第1実施
例と同様の効果に加え、当接部材39側も昇降されるの
で、石材Wの厚みや研磨装置の種類に応じて高さ調節を
行なうことができる範囲を第1実施例に比して大きくと
ることができる。
【0038】なお、この発明は、上記第1及び第2の両
実施例のみに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸
脱しない範囲で例えば次のように実施することもでき
る。 (1)上記実施例では、当接部材16,39を1つのみ
設けたものを例示したが、当接部材16,39を例えば
複数個並設してもよい。又、その当接面16a,39b
も単一平面に限らず、当接面16a,39bに石材Wが
圧接されたとき石材Wの上面が結果的に水平となるよう
に形成されていればよい。即ち、当接部材16,39の
下面の石材Wと当接される部分が点接触である場合に
は、その接触点が少なくとも3点あり、その3点を含む
面が水平面であればよい。
【0039】(2)上記実施例では、石材Wの上面Wu
に施される装飾として小段Kを例示したが、繰型付、八
角入トメ、八角出トメ、本出トメ等の小段K以外の各種
装飾を施すことが可能である。
【0040】又、石材Wの上面Wu前端部やストッパ片
11に当接された側面Wsに対し、小口磨きや角面取り
を施す際にも使用できる。この場合、研磨装置としては
砥石が水平面に対し45度傾いたもの等を使用すればよ
い。
【0041】(3)ワーク載置台10を揺動させる手段
は、ワーク載置台10を昇降させる送りねじを複数個設
け、これら送りねじをそれぞれ独立して操作することに
よりワーク載置台10を揺動させる等、他の手段を用い
てもよい。
【0042】(4)上記実施例では、操作レバー19,
ハンドル43の操作により当接部材39を昇降させたり
ワーク載置台10を昇降及び揺動させていたが、これら
の操作を自動化して行なうことも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
石材の加工の際に、予め小段等の装飾が施される一方の
面のみを加工するのみでよく、その製作が容易になると
ともに、製作コストを低くすることができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る石材支持装置を示す
斜視図である。
【図2】同第1実施例に係る石材支持装置を示す一部切
欠平面図である。
【図3】同第1実施例に係る石材支持装置を示し、図2
のA−A断面図である。
【図4】同第1実施例に係る石材支持装置の作用を示
し、(a)はワーク載置台が最下位置にある状態を示す
説明図、(b)はワーク載置台が上昇途中にある状態を
示す説明図、(c)はワーク載置台が当接部材とにより
石材を挟持した状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る石材支持装置を示す
平面図である。
【図6】同第2実施例に係る石材支持装置を示し、図5
のB−B断面図である。
【図7】本発明の第1,2実施例により成形される壁面
装飾用石材を示す斜視図である。
【図8】石材の加工工程を示し、(a)は石材の上面を
加工した状態を示す斜視図、(b)は石材の上下両面を
加工した状態を示す斜視図である。
【図9】従来の石材支持装置に支持固定されて成形され
る壁面装飾用石材を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…下面支持手段としてのワーク載置台、16,39
…上面支持手段としての当接部材、16a,39b…当
接部としての当接面、9,35…間隔調節手段及び揺動
手段を構成するシリンダ,スミマウント、W…石材、W
u…石材の上面、Wd…石材の下面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の石材(W)の下面(Wd)を支持
    する下面支持手段(10)を設け、該下面支持手段(1
    0)の上方には、前記石材(W)の上面(Wu)に当接
    する当接部(16a,39b)を備えた上面支持手段
    (16,39)を設け、該上面支持手段(16,39)
    及び下面支持手段(10)のうち少なくともいずれか一
    方には、前記上面支持手段(16,39)と下面支持手
    段(10)との間隔を調節するための間隔調節手段
    (9,35等)を設けるとともに、下面支持手段(1
    0)には該下面支持手段(10)を揺動させる揺動手段
    (9,35等)を設け、さらに、前記当接部(16a,
    39b)を常に同一水平面となるようにしたことを特徴
    とする石材支持装置。
JP5096591A 1993-03-30 1993-03-30 石材支持装置 Pending JPH06285846A (ja)

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JP (1) JPH06285846A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113657A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Nagase Integrex Co Ltd ワーク研削用治具

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JP2002113657A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Nagase Integrex Co Ltd ワーク研削用治具

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