JPH06285835A - スラリーの注入方法 - Google Patents
スラリーの注入方法Info
- Publication number
- JPH06285835A JPH06285835A JP10379893A JP10379893A JPH06285835A JP H06285835 A JPH06285835 A JP H06285835A JP 10379893 A JP10379893 A JP 10379893A JP 10379893 A JP10379893 A JP 10379893A JP H06285835 A JPH06285835 A JP H06285835A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slurry
- valve
- pouring
- pouring pipe
- air
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘性が高いスラリーをタンクから容器に注入
する際に、注入管の空気を混入させずに注入する方法を
提供する。 【構成】 スラリーをタンクから下方の容器に注入する
際に、タンクの下端部の排出口に接続された注入管の先
端開口部を容器の底面に当接させ、この注入管に一旦ス
ラリーを充満させた後先端開口部を上昇させて連続的に
スラリーを注入するようにした。
する際に、注入管の空気を混入させずに注入する方法を
提供する。 【構成】 スラリーをタンクから下方の容器に注入する
際に、タンクの下端部の排出口に接続された注入管の先
端開口部を容器の底面に当接させ、この注入管に一旦ス
ラリーを充満させた後先端開口部を上昇させて連続的に
スラリーを注入するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は例えばＡＬＣを製造す
る場合に原料スラリーを貯溜し、下端部の排出口から型
枠に注入する場合などに適用するスラリーの注入方法に
関するものである。
る場合に原料スラリーを貯溜し、下端部の排出口から型
枠に注入する場合などに適用するスラリーの注入方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えばＡＬＣパネルを製造する場
合には、珪石等の珪酸質原料と生石灰やセメント等の石
灰質原料の微粉末に水を加えて混練し、アルミニウム等
の発泡剤を添加した原料スラリーをタンクに貯溜し、下
端部の排出口から補強鉄筋を配列した型枠に注入して発
泡させている。そして所定時間経過後半可塑性状態に固
定したら、型枠から取り出し、半可塑性体の外形を所定
寸法に切削してからピアノ線等で所望厚さに切断する。
その後オートクレーブに装入し、高温高圧で所定時間蒸
気養生する。そして冷却後に必要に応じて表面や小口面
を切削加工して製品にしている。この様にして製造され
たＡＬＣパネルは耐火性や断熱性に優れているので、建
材などに広く使用されている。
合には、珪石等の珪酸質原料と生石灰やセメント等の石
灰質原料の微粉末に水を加えて混練し、アルミニウム等
の発泡剤を添加した原料スラリーをタンクに貯溜し、下
端部の排出口から補強鉄筋を配列した型枠に注入して発
泡させている。そして所定時間経過後半可塑性状態に固
定したら、型枠から取り出し、半可塑性体の外形を所定
寸法に切削してからピアノ線等で所望厚さに切断する。
その後オートクレーブに装入し、高温高圧で所定時間蒸
気養生する。そして冷却後に必要に応じて表面や小口面
を切削加工して製品にしている。この様にして製造され
たＡＬＣパネルは耐火性や断熱性に優れているので、建
材などに広く使用されている。
【０００３】ところが前記製造工程で原料スラリーを型
枠に注入する際に空気が混入すると、スラリーの粘性が
高いため脱気せずにそのまま製品中に巨大気泡となって
介在し、製品の強度が低下したり、外観が悪くなって品
質を低下させる。そのため、スラリーを貯溜しているタ
ンクからスラリーを排出する際には空気が混入しないよ
うに、タンクの攪拌機を停止したり、脱気したり、種々
の対策が講じられているが、注入の初期に注入管の中の
空気が混入することが防止できずその対策が望まれてい
た。
枠に注入する際に空気が混入すると、スラリーの粘性が
高いため脱気せずにそのまま製品中に巨大気泡となって
介在し、製品の強度が低下したり、外観が悪くなって品
質を低下させる。そのため、スラリーを貯溜しているタ
ンクからスラリーを排出する際には空気が混入しないよ
うに、タンクの攪拌機を停止したり、脱気したり、種々
の対策が講じられているが、注入の初期に注入管の中の
空気が混入することが防止できずその対策が望まれてい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は粘性が高い
スラリーをタンクから容器に注入する際に、注入管の空
気を混入させずに注入する方法を提供するものである。
スラリーをタンクから容器に注入する際に、注入管の空
気を混入させずに注入する方法を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】スラリーをタンクから下
方の容器に注入する際に、タンクの下端部の排出口に接
続された注入管の先端開口部を容器の底面に当接させ、
この注入管に一旦スラリーを充満させた後先端開口部を
上昇させて連続的にスラリーを注入するようにした。
方の容器に注入する際に、タンクの下端部の排出口に接
続された注入管の先端開口部を容器の底面に当接させ、
この注入管に一旦スラリーを充満させた後先端開口部を
上昇させて連続的にスラリーを注入するようにした。
【０００６】
【作用】スラリーをタンクから下方の容器に注入する際
に、タンクの下端部の排出口に接続された注入管の先端
開口部を容器の底面に当接させ、この注入管に一旦スラ
リーを充満させた後先端開口部を上昇させて連続的にス
ラリーを注入するようにしたので、注入管の中の空気が
混入することがない。また、スラリーは容器の底面から
注入されるので、注入口からの空気の巻き込みも防止で
きる。
に、タンクの下端部の排出口に接続された注入管の先端
開口部を容器の底面に当接させ、この注入管に一旦スラ
リーを充満させた後先端開口部を上昇させて連続的にス
ラリーを注入するようにしたので、注入管の中の空気が
混入することがない。また、スラリーは容器の底面から
注入されるので、注入口からの空気の巻き込みも防止で
きる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面によって詳細に
説明する。図１はタンクと注入管、容器の縦断面図であ
り、円筒形のタンク１は架台８に載置され、その側面下
端部には排出口１ａとバルブ２が設けられている。そし
てこの排出口１ａから下方に向かって可撓性のある注入
管３が接続されており上端部には空気抜きの透孔にバル
ブ３ａが設けられている。そして注入管３の開口部３ａ
の外周部には軟質ゴム製で先端に切り込み４ａが形成さ
れている抵抗体４が固着されている。またこのタンク１
には粘性スラリー６が貯溜されており、モーター８で攪
拌機７を回転させて常時攪拌されている。
説明する。図１はタンクと注入管、容器の縦断面図であ
り、円筒形のタンク１は架台８に載置され、その側面下
端部には排出口１ａとバルブ２が設けられている。そし
てこの排出口１ａから下方に向かって可撓性のある注入
管３が接続されており上端部には空気抜きの透孔にバル
ブ３ａが設けられている。そして注入管３の開口部３ａ
の外周部には軟質ゴム製で先端に切り込み４ａが形成さ
れている抵抗体４が固着されている。またこのタンク１
には粘性スラリー６が貯溜されており、モーター８で攪
拌機７を回転させて常時攪拌されている。
【０００８】このタンク１からスラリー６を排出する時
の使用状況について以下に説明する。バルブ２は閉じら
れており、注入管３は図示されていない装置で吊り上げ
ておく。この状態で台車９に載置された型枠等の容器５
を図示してない装置でタンク１の下方に移動させ、前記
注入管３を降下させる。この時注入管３の下端部３ａは
容器５の底面５ａに当接させ、抵抗体４は底面５ａに密
着した状態になっている。そしてスラリー６を排出して
下方の容器５に注入する場合には、攪拌機７を停止し、
バルブ３ａを全開すると共にバルブ２を少し開く。する
とスラリー６は注入管３に排出されるが、下端部３ａは
容器５の底面５ａに当接して閉寒されているので容器５
には入らずに注入管３に充満されるに伴って、注入管３
の空気は空気抜きのバルブ３ａから放出される。
の使用状況について以下に説明する。バルブ２は閉じら
れており、注入管３は図示されていない装置で吊り上げ
ておく。この状態で台車９に載置された型枠等の容器５
を図示してない装置でタンク１の下方に移動させ、前記
注入管３を降下させる。この時注入管３の下端部３ａは
容器５の底面５ａに当接させ、抵抗体４は底面５ａに密
着した状態になっている。そしてスラリー６を排出して
下方の容器５に注入する場合には、攪拌機７を停止し、
バルブ３ａを全開すると共にバルブ２を少し開く。する
とスラリー６は注入管３に排出されるが、下端部３ａは
容器５の底面５ａに当接して閉寒されているので容器５
には入らずに注入管３に充満されるに伴って、注入管３
の空気は空気抜きのバルブ３ａから放出される。
【０００９】そしてスラリー６が空気抜きのバルブ３ａ
から溢れ、注入管３に充満されたことが分かったらバル
ブ３ａを閉じ、バルブ２を全開すると同時に注入管３を
上昇させる。するとタンク１内のスラリー６は抵抗体４
の切り込み４ａを通過して容器５の底面から静かに注入
される。そのためスラリー６には空気が混入することが
ない。スラリー６を予定量注入し終わったら、バルブ２
を閉じて注入管３を吊り上げれば最初の状態になるの
で、注入が終わった容器５を搬出移動させて次の容器を
搬入する。このような作業を繰り返すことにより順次容
器にスラリーを注入することができる。尚抵抗体４は必
ずしも無くてもよいが、有ったほうがその抵抗によりス
ラリーが緩やかに注入されるので、注入管の先端部での
空気の巻き込み防止に有効である。
から溢れ、注入管３に充満されたことが分かったらバル
ブ３ａを閉じ、バルブ２を全開すると同時に注入管３を
上昇させる。するとタンク１内のスラリー６は抵抗体４
の切り込み４ａを通過して容器５の底面から静かに注入
される。そのためスラリー６には空気が混入することが
ない。スラリー６を予定量注入し終わったら、バルブ２
を閉じて注入管３を吊り上げれば最初の状態になるの
で、注入が終わった容器５を搬出移動させて次の容器を
搬入する。このような作業を繰り返すことにより順次容
器にスラリーを注入することができる。尚抵抗体４は必
ずしも無くてもよいが、有ったほうがその抵抗によりス
ラリーが緩やかに注入されるので、注入管の先端部での
空気の巻き込み防止に有効である。
【００１０】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の注
入方法では注入管に一旦スラリーを充満させた後先端開
口部を上昇させて連続的にスラリーを注入するようにし
たので、注入管の中の空気が混入することがない。ま
た、スラリーは容器の底面から注入されるので、注入口
からの空気の巻き込みも防止できる。その結果気泡の混
入がない高品質の製品を製造することができる。
入方法では注入管に一旦スラリーを充満させた後先端開
口部を上昇させて連続的にスラリーを注入するようにし
たので、注入管の中の空気が混入することがない。ま
た、スラリーは容器の底面から注入されるので、注入口
からの空気の巻き込みも防止できる。その結果気泡の混
入がない高品質の製品を製造することができる。
【図１】本説明の方法を説明する図である。
１ タンク ２ バルブ ３ 注入管 ４ 抵抗体 ５ 容器 ６ スラリー ７ 攪拌機 ８ 架台 ９ 台車
Claims (1)
- 【請求項１】 スラリーをタンクから下方の容器に注入
する方法であって、タンクの下端部の排出口に接続され
た注入管の先端開口部を容器の底面に当接させ、この注
入管にスラリーを充満させた後先端開口部を上昇させて
連続的にスラリーを注入することを特徴とするスラリー
の注入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10379893A JPH06285835A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | スラリーの注入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10379893A JPH06285835A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | スラリーの注入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06285835A true JPH06285835A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14363422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10379893A Pending JPH06285835A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | スラリーの注入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06285835A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113172743A (zh) * | 2021-04-24 | 2021-07-27 | 安徽省徽源电杆有限公司 | 一种混凝土电杆生产用原料浇灌装置 |
| CN115890868A (zh) * | 2022-11-18 | 2023-04-04 | 重庆中轻装备有限公司 | 一种陶瓷酒瓶瓶坯的生产工艺及设备 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP10379893A patent/JPH06285835A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113172743A (zh) * | 2021-04-24 | 2021-07-27 | 安徽省徽源电杆有限公司 | 一种混凝土电杆生产用原料浇灌装置 |
| CN115890868A (zh) * | 2022-11-18 | 2023-04-04 | 重庆中轻装备有限公司 | 一种陶瓷酒瓶瓶坯的生产工艺及设备 |
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