JPH06285718A - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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Publication number
JPH06285718A
JPH06285718A JP7569493A JP7569493A JPH06285718A JP H06285718 A JPH06285718 A JP H06285718A JP 7569493 A JP7569493 A JP 7569493A JP 7569493 A JP7569493 A JP 7569493A JP H06285718 A JPH06285718 A JP H06285718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
work
electrode
liquid
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP7569493A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fujimoto
康治 藤本
Wataru Sasaki
亘 佐々木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧時間が短く、電極消耗が少なく、余分な
後加工作業も不要な放電加工装置を提供する。 【構成】 電極3とワーク4の間の間隙を通ってワーク
4下面から排出された加工液を受ける箱13を設けてこ
の箱13内を排出配管14にて直接排出タンク8に連通
させ、電極3とワーク4の相対運動で生じる液圧力と重
力とにより使用済みの加工液を箱13の中に押し出し、
かつこの箱13内から抵抗なく排出タンク8に向けて抵
抗なく容易に流出させることにより、電極3とワーク4
の間に加工液を安定して供給し続け、さらに加工チップ
も確実に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形彫り加工に利用され
る放電加工装置に関し、特に不燃性の加工液を用いた放
電加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、形彫り放電加工は、家電製品の部
品、自動車部品等の金型を製作する技術として無くては
ならないものになってきている。特に、不燃性加工液を
用いた形彫り放電加工は、荒加工での加工速度が速く、
かつ消防法に適合して火災事故の発生がないといった点
から脚光を浴びている。
【0003】以下に従来の不燃性加工液を用いた放電加
工装置について説明する。
【0004】図2〜図5にそれぞれ従来の放電加工装置
の構成例を示す。図2〜図5において、21は形彫り放
電加工装置におけるZ軸、22は電極取付用の治具面
板、23は放電加工用の電極、24はワーク(被加工材
料)、24aは使用済みの加工液をワーク24の下面か
ら排出する排出穴、25は加工液を電極23とワーク2
4の間の間隙に供給する供給ノズル、26は加工タンク
である。27は加工液を加工タンク26から排出タンク
28に導く排出配管、29は加工液を再生処理する処理
装置、30は再生処理済みの加工液を貯留する供給タン
ク、31は加工液を供給するための供給配管、32は供
給ポンプである。33は電極23内に形成された加工液
流通用の小穴群、34はワーク24の下部に配置した加
工液供給ヘッダ、35は加工液の排出ポンプ、36はワ
ーク24を加工タンク底面のテーブルに対して一定間隔
を保持するためのスペーサである。
【0005】次に、各放電加工装置の動作について説明
する。
【0006】まず図2の放電加工装置においては、供給
タンク30内の加工液が供給ポンプ32により供給配管
31を通じて供給ノズル25を経て電極23とワーク2
4の間の間隙に供給される。電極23はZ軸21に固定
された治具面板22に取付けられており、Z軸21の上
下動と共に移動し、適正な間隙になったところでワーク
24との間で放電を行う。使用済み或いは余分の加工液
はワーク24の上面又は下面より加工タンク26内に排
出される。一定の液面高さを越えた加工液は排出配管2
7を通って排出タンク28へ排出され、処理装置29に
て濾過したり成分調整したりして再生処理され、供給タ
ンク30に戻される。
【0007】図3の放電加工装置においては、供給タン
ク30内の加工液が供給ポンプ32により供給配管31
を通じて電極23内に形成された小穴群33を通って電
極23とワーク24の間隙に供給される。電極23はZ
軸21の上下動と共に移動し、適正な間隙になったとこ
ろでワーク24との間で放電を行う。使用済み或いは余
分の加工液はワーク24の上面又は下面より加工タンク
26内に排出される。
【0008】一定の液面高さを越えた加工液は排出配管
27を通って排出タンク28へ排出され、処理装置29
にて濾過したり成分調整したりして再生処理され、供給
タンク30に戻される。
【0009】図4の放電加工装置においては、供給タン
ク30内の加工液が供給ポンプ32により供給配管31
を通じてワーク24の下部に配置された加工液供給ヘッ
ダ34を経て電極23とワーク24の間隙に供給され
る。電極23はZ軸21の上下動と共に移動し、適正な
間隙になったところでワーク24との間で放電を行う。
【0010】使用済みの加工液はワーク24の上面より
加工タンク26内に排出される。一定の液面高さを越え
た加工液は排出配管27を通って排出タンク28へ排出
され、処理装置29にて濾過したり成分調整したりして
再生処理され、供給タンク30に戻される。
【0011】図5の放電加工装置においては、供給タン
ク30内の加工液が供給ポンプ32により供給配管31
を通じて供給ノズル25を経て電極23とワーク24の
間の間隙に供給される。電極23はZ軸21の上下動と
共に移動し、適正な間隙になったところでワーク24と
の間で放電を行う。使用済みの加工液は電極23内に形
成された小穴群33を通ってポンプ35により強制的に
吸い上げられて排出タンク28へ排出され、また余分の
加工液はワーク24の上面より加工タンク26内に排出
され、一定の液面高さを越えた加工液は排出配管27を
通って排出タンク28へ排出される。排出タンク28内
の加工液は処理装置29にて濾過したり成分調整したり
して再生処理され、供給タンク30に戻される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】不燃性の加工液を用い
た放電加工装置においては、いかに電解現象を起こさず
に放電現象を安定して持続させるかが大きな技術ポイン
トである。そのためには電極23とワーク24の間に常
に一定値以上に絶縁抵抗のある加工液を供給し続けるこ
とと、加工済みのチップを素早く排出することが重要で
ある。
【0013】しかしながら、図2の放電加工装置では、
使用済み加工液は排出穴24aを通ってワーク24の下
面で加工タンク26内底部に排出されるために流出しに
くく、そのため処理された新鮮な加工液が電極23とワ
ーク24の間隙に供給されにくく、電解現象を起こして
しまったり、加工チップが排出されずにワーク24の内
底面に残留したりして、安定した放電を行えずに異常に
長い加工時間を要したり、異常放電(アーク)を起こし
て電極23の消耗が大きくなったり、求める加工形状を
得ることができなくなるという問題があった。また、電
極23の表面積が大きい場合にはZ軸21の下降動作時
にかかる背圧が大きくなり、電極23とワーク24との
間隙が適正な値まで狭まらず、放電できなくなる現象も
発生するという問題があった。
【0014】また、図3の放電加工装置では、新鮮な加
工液を電極23とワーク24の間隙に強制的に供給でき
るが、電極23に小穴群33を加工する必要が生じると
ともに、ワーク24の表面に小穴の部分の加工洩れが発
生するために後加工が必要となり、場合によっては所望
の形状も得られなくなるという問題があり、さらに加工
チップが排出されずにワーク24の底面に残留すること
で安定した放電を行うこともできないという問題があっ
た。
【0015】また、図4の放電加工装置では、電極23
とワーク24の間の間隙に加工液の流れは作れるもの
の、加工チップの残留および背圧については避けること
ができないという問題があった。
【0016】更に、図5の放電加工装置では、電極23
に小穴群33を加工する必要が生じるとともにワーク2
4の表面に小穴部分の加工洩れが発生するので後加工が
必要となり、場合によっては所望の形状も得られなくな
る。さらにポンプ35により強制的に加工液を吸い上げ
るため、電極23とワーク24の間隙に加工液が無くな
り、真空状態になって異常放電(アーク)を起こし、加
工不良となる恐れがあるという問題があり、また背圧も
上記構成例のなかでも最大となる等の問題があった。
【0017】本発明は上記従来の問題点に鑑み、加圧時
間が速く、電極消耗が少なく、余分の作業も発生しない
放電加工装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の放電加工装置
は、上記目的を達成するため、ワークと電極との間の間
隙を通りワーク下端から排出される加工液を受ける箱
と、加工液を箱から排出タンクへ直接導く配管手段と、
排出タンクの加工液の再生処理を行う加工液処理手段
と、再生処理済みの加工液をワークと電極との間の間隙
に供給する加工液供給手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0019】
【作用】本発明の上記構成によれば、新鮮な加工液が加
工液供給手段にてワークと電極の間隙に供給されて放電
に供され、使用済みの加工液は電極の上下動に伴う電極
とワークの相対運動で生じる液圧力と重力とによりワー
ク下端から箱の中に押し出され、かつこの箱内が配管手
段にて直接排出タンクに連通されているために箱内から
抵抗なく排出タンクに向けて流出し、そのために電極と
ワークの間に加工液を安定して供給し続けることがで
き、さらに加工チップも確実に排出することができ、こ
れにより加工速度が速く、電極消耗が少なく、余分な後
作業が発生しない放電加工を実現することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の放電加工装置の一実施例につ
いて、図1を参照しながら説明する。
【0021】図1において、1は放電加工装置のZ軸で
あり、加工時に主として矢印で示すように上下移動する
ように構成されている。Z軸1の下端には電極取付用治
具面板2が固定され、この治具面板2を介して電極3が
取付けられている。4はワーク(被加工材料)である。
5は電極3とワーク4の間の間隙に加工液を供給する供
給ノズルである。6は加工タンク、7は加工液を加工タ
ンク6から排出タンク8に導く排出配管、9は加工液を
再生処理する処理装置、10は再生処理済みの加工液を
貯留する供給タンク、11は加工液を供給するための供
給配管、12はポンプである。13はワーク4に形成さ
れた加工液排出穴4aから流出する加工液を受けるよう
にワーク4の下部に配置された箱、14は箱13から排
出タンク8に加工液を直接排出する排出配管である。1
5はワーク24を加工タンク6の底面のテーブルに対し
て一定間隔を保持するためのスペーサである。
【0022】次に、以上の構成における放電加工動作を
説明する。まず、供給タンク10内の加工液がポンプ1
2により供給配管11を通じて供給ノズル5を経て電極
3とワーク4の間の間隙に供給される。電極3はZ軸1
に固定された治具面板2に取付けられており、Z軸1の
上下動と共に移動する。Z軸1は上昇位置から下降して
電極3とワーク4との間の間隙が適正になったところで
ワーク4との間で放電を行って加工し、例えば数秒程度
の所定時間放電加工を行うとZ軸1は僅かに上昇し、広
くなった電極3とワーク4の隙間に加工液が供給されて
使用済みの加工液が加工液流出穴4aから流出され、さ
らにその後再び速やかにZ軸1が下降することにより、
電極3とワーク4の相対運動で生じた液圧力と重力とに
より使用済みの加工液と共に加工チップが加工液排出穴
4aより箱13の中に押し出される。箱13の中に押し
出された加工液は排出配管14を経て直接排出タンク8
に導かれる。なお余分の加工液はワーク4の上面より加
工タンク6内に排出され、一定の液面高さを越えた加工
液は排出配管7を通って排出タンク8へ排出される。排
出タンク8内の加工液は処理装置9にて濾過したり成分
調整したりして再生処理され、供給タンク10に戻され
る。
【0023】なお、加工液を電極3とワーク4の間隙に
供給する方法として、図3に示したように供給配管11
から電極3内に形成した小穴群を通して電極3とワーク
4の間隙に供給するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように使用済み
の加工液は電極の上下動に伴う電極とワークの相対運動
で生じる液圧力と重力とによりワーク下端から箱の中に
押し出され、かつこの箱内が配管手段にて直接排出タン
クに連通されているために箱内から抵抗なく排出タンク
に向けて流出し、そのために電極とワークの間に加工液
を安定して供給し続けることができ、さらに加工チップ
も確実に排出することができ、これにより加工速度が速
く、電極消耗が少なく、余分な後作業が発生しない放電
加工を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の放電加工装置の概略構成図
である。
【図2】第1の従来例の放電加工装置の概略構成図であ
る。
【図3】第2の従来例の放電加工装置の概略構成図であ
る。
【図4】第3の従来例の放電加工装置の概略構成図であ
る。
【図5】第4の従来例の放電加工装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
3 電極 4 ワーク 5 供給ノズル 8 排出タンク 9 処理装置 10 供給タンク 11 供給タンク 12 ポンプ 13 箱 14 排出配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークと電極との間の間隙を通りワーク
    下端から排出される加工液を受ける箱と、加工液を箱か
    ら排出タンクへ直接導く配管手段と、排出タンクの加工
    液の再生処理を行う加工液処理手段と、再生処理済みの
    加工液をワークと電極との間の間隙に供給する加工液供
    給手段とを備えたことを特徴とする放電加工装置。
JP7569493A 1993-04-01 1993-04-01 放電加工装置 Pending JPH06285718A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7569493A JPH06285718A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 放電加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7569493A JPH06285718A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 放電加工装置

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JPH06285718A true JPH06285718A (ja) 1994-10-11

Family

ID=13583576

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7569493A Pending JPH06285718A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 放電加工装置

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