JP2000301427A - 工作機械のクーラント装置 - Google Patents
工作機械のクーラント装置Info
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- JP2000301427A JP2000301427A JP11110373A JP11037399A JP2000301427A JP 2000301427 A JP2000301427 A JP 2000301427A JP 11110373 A JP11110373 A JP 11110373A JP 11037399 A JP11037399 A JP 11037399A JP 2000301427 A JP2000301427 A JP 2000301427A
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Abstract
く、クーラントポンプを停止すると直ちにクーラントの
供給を停止させることのできる工作機械のクーラント装
置を提供する。 【解決手段】複数のフレキシブルノズル22が接続され
たマニホールド21と、マニホールド21より低い位置
に設置されたクーラントタンク23と、クーラントタン
ク23からクーラントCを汲み上げてマニホールド21
に供給するクーラントポンプ24及び供給管25と、マ
ニホールド21内のクーラントCをクーラントタンク2
3に戻す逃がし管26とを備えている。フレキシブルノ
ズル22はマニホールド21の上面に、また、逃がし管
26はマニホールド21の下面に接続されており、供給
管25、逃がし管26は、マニホールド21よりも高い
レベルを通ることなく、クーラントタンク23まで導か
れている。
Description
の間で発生する切削点温度の上昇を抑えたり、切削点、
治具またはテーブル上から切屑を流出させるために、工
具、ワークまたはテーブル等に向かってクーラントを吐
出させる、工作機械のクーラント装置に関する。
示すような立形のマシニングセンタがある。この立形マ
シニングセンタ50は、同図に示すように、ベッド51
の後端部に立設されたコラム52の上端部前面に上下動
可能に設けられた主軸頭53と、ベッド51の前端側に
前後方向及び左右方向に移動可能に設けられたテーブル
54とを備えており、治具を用いてテーブル54に固定
されたワークを加工する際、工具とワークとの間で発生
する切削点温度の上昇を抑えたり、切削点、治具または
テーブル54上から切屑を排出するために、工具、ワー
クまたはテーブル54等に向かってクーラントを吐出さ
せるようにしたクーラント装置60が搭載されている。
うに、主軸頭53に取り付けられたマニホールド61に
接続された複数のフレキシブルノズル62からクーラン
トを吐出するようになっており、マニホールド61に
は、図示しないクーラントタンクからクーラントポンプ
(図示せず)によって汲み上げられたクーラントが配管
(図示せず)を介して供給されるようになっている。な
お、フレキシブルノズル62から吐出されたクーラント
は、切屑等を除去した後、再びクーラントタンク内に回
収されるようになっている。
トの吐出制御は、クーラントポンプをON、OFFする
ことによって行われており、ワークの加工を開始する直
前にクーラントポンプが作動し、ワークの加工が終了し
た直後にクーラントポンプが停止するようになってい
る。
うなクーラント装置60は、マニホールド61の下面に
基端部が接続されたフレキシブルノズル62が、その先
端をそのまま下方に向けた状態となっているので、ワー
クの加工が終了した時点で直ちにクーラントポンプを停
止したとしても、マニホールド61や配管内のクーラン
トがフレキシブルノズル62から流出し、クーラントポ
ンプの停止後、数十秒間はクーラントが垂れ流しの状態
となる。
工具交換やワークの取り外し作業を行おうとしても、フ
レキシブルノズル62からクーラントが継続的に流出し
ているので作業性が悪く、しかも、流出しているクーラ
ントが開口部から外部に跳ね出して床を汚してしまうと
いった問題がある。
は、配管継手部に電磁弁を取り付け、電磁弁を閉止した
後にクーラントポンプを停止することが考えられるが、
コスト高になるといった問題がある。
ながる電磁弁等を追加することなく、クーラントポンプ
を停止すると直ちにクーラントの流出を停止させること
ができる工作機械のクーラント装置を提供することにあ
る。
を解決するため、この発明は、タンクに貯留されたクー
ラントを、ポンプ及び配管によって、ワークの加工位置
付近に設置されたマニホールドに供給し、このマニホー
ルドに接続されたノズルから工具、ワークまたはテーブ
ルに向かって前記クーラントを吐出させるようにした工
作機械のクーラント装置において、前記ノズルを、前記
マニホールドからその上方に一旦立ち上げるように前記
マニホールドに接続し、前記マニホールドにクーラント
の逃がし配管を接続したのである。
は、ノズルがマニホールドからその上方に一旦立ち上が
っていると共にマニホールドにクーラントの逃がし配管
が接続されているので、クーラントを供給しているポン
プを停止すると、マニホールド内の圧力が即座に低下
し、マニホールドや配管内のクーラントがノズルから流
出することがない。
トを供給しているポンプを停止すると、直ちに工作機械
の扉を開いて工具交換やワークの取り外し作業等を行う
ことができ、扉前方の床を汚すことなく、工作機械を効
率よく使用することができる。
参照して説明する。図1及び図2に示すように、この立
形マシニングセンタ1は、ベッド11の後端部に立設さ
れたコラム12の上端部前面に上下動可能に設けられた
主軸頭13と、ベッド11の前端側に前後方向及び左右
方向に移動可能に設けられたテーブル14とを備えてお
り、治具Jを用いてテーブル14に固定されたワークW
を加工する際、工具TとワークWとの間で発生する切削
点温度の上昇を抑えたり、切削点、治具Jまたはテーブ
ル14上から切屑を排出するために、工具T、ワークW
またはテーブル14等に向かってクーラントを吐出させ
るクーラント装置20が搭載されている。
うに、主軸頭13に取り付けられるマニホールド21
と、このマニホールド21に接続された複数のフレキシ
ブルノズル22と、マニホールド21より低い位置に設
置され、所定量のクーラントCが貯留されているクーラ
ントタンク23と、このクーラントタンク23からクー
ラントCを汲み上げてマニホールド21に供給するクー
ラントポンプ24及び供給管25と、マニホールド21
内のクーラントCをクーラントタンク23に戻す小径の
逃がし管26とを備えており、クーラントポンプをO
N、OFF制御することで、ワークWの加工開始直前に
作動し、ワークWの加工終了直後に作動が停止されるよ
うになっている。なお、図示していないが、フレキシブ
ルノズル22から吐出されたクーラントCは、切屑等を
除去した後、再びクーラントタンク23内に回収される
ようになっている。
ド21の上面に、また、逃がし管26はマニホールド2
1の下面にそれぞれ接続されており、前記供給管25及
び逃がし管26は、マニホールド21よりも高いレベル
を通ることなく、マニホールド21からクーラントタン
ク23まで導かれている。
0では、ワークWの加工中に、クーラントポンプ24に
よって、クーラントタンク23内のクーラントCがマニ
ホールド21に供給され、フレキシブルノズル22から
クーラントCが吐出される。このとき、マニホールド2
1内に供給されたクーラントCの一部は、逃がし管26
を通ってクーラントタンク23に戻されることになる
が、逃がし管26はフレキシブルノズル22よりも小径
であるため配管抵抗が大きく、クーラントタンク23に
戻されるクーラントの量はそれほど多くない。
は、マニホールド21の上面に接続されたフレキシブル
ノズル22が、マニホールド21の上面から一旦立ち上
がった状態でノズル先端部が下方に向けられているの
で、ワークWの加工終了後にクーラントポンプ24を停
止した際、マニホールド21内のクーラントCがフレキ
シブルノズル22から容易に流出することはない。
ホールド21内のクーラントCをクーラントタンク23
内に戻す逃がし管26が予め接続されているので、クー
ラントポンプ24を停止すると、マニホールド21内の
クーラントCが逃がし管26を通ってクーラントタンク
23に戻ろうとすることで、マニホールド21内の圧力
が即座に低下し、マニホールド21内のクーラントCの
フレキシブルノズル22からの流出を確実に阻止するこ
とができる。
ントポンプ24を停止させると、クーラントポンプ24
の停止と略同時にフレキシブルノズル22からクーラン
トCが完全に流出しなくなるので、ワークWの加工終了
後、直ちに立形マシニングセンタ1の扉を開いて工具交
換やワークの取り外し作業を行うことができ、しかも、
扉が開かれた作業領域からクーラントが跳ね出すことも
なく、扉前方の床がクーラントによって汚されることも
なくなる。
ルド21に複数のフレキシブルノズル22を接続してい
るが、こういったものに限定されるものではなく、マニ
ホールド21を設けずに供給管25に直接フレキシブル
ノズル22を接続することも可能である。
ズル22をマニホールド21の上面に接続しているが、
必ずしもマニホールド21の上面に接続する必要はな
い。但し、マニホールド21の上面に接続しない場合
は、少なくともフレキシブルノズル22の一部がマニホ
ールド21よりも上方に立ち上がっていなければならな
いことはいうまでもない。
1内のクーラントCを逃がし管26によって直接クーラ
ントタンク23内に戻すようにしているが、逃がし管2
6は必ずしもクーラントタンク23まで延す必要はな
く、クーラントポンプ24の停止後、加工エリア(作業
エリア)にクーラントCが飛び散らないように、テーブ
ル24の近傍に逃がし管26を開放することも可能であ
る。また、逃がし管26は、必ずしもマニホールド21
の下面に接続する必要はない。
停止したときに、マニホールド21の内圧を逃がすため
のものであるので、逃がし管26の口径を大きくする必
要はなく、逆に、クーラント装置20の作動時における
クーラントCの環流量を少なくするために、逃がし管2
6の口径はできるだけ小さく設定しておくことが望まし
い。
センタについて説明したが、本発明のクーラント装置
は、横形マシニングセンタ、旋盤等、種々の工作機械に
搭載することができることはいうまでもない。
搭載した立形マシニングセンタを示す斜視図である。
加工状態を示す正面図である。
る。
グセンタを示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 タンクに貯留されたクーラントを、ポン
プ及び配管によって、ワークの加工位置付近に設置され
たマニホールドに供給し、このマニホールドに接続され
たノズルから工具、ワークまたはテーブルに向かって前
記クーラントを吐出させるようにした工作機械のクーラ
ント装置において、 前記ノズルを、前記マニホールドからその上方に一旦立
ち上げるように前記マニホールドに接続し、前記マニホ
ールドにクーラントの逃がし配管を接続したことを特徴
とする工作機械のクーラント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11037399A JP4344419B2 (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 工作機械のクーラント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11037399A JP4344419B2 (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 工作機械のクーラント装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000301427A true JP2000301427A (ja) | 2000-10-31 |
JP4344419B2 JP4344419B2 (ja) | 2009-10-14 |
Family
ID=14534170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11037399A Expired - Fee Related JP4344419B2 (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 工作機械のクーラント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4344419B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030142A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Makino Milling Mach Co Ltd | シャワークーラント装置 |
CN113333836A (zh) * | 2021-05-28 | 2021-09-03 | 南京豪龙刀具制造有限公司 | 一种刀具防损刀刃及其冷却装置 |
JP7052126B1 (ja) * | 2021-06-29 | 2022-04-11 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械のクーラント予熱装置及び工作機械のクーラント予熱方法 |
-
1999
- 1999-04-19 JP JP11037399A patent/JP4344419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030142A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Makino Milling Mach Co Ltd | シャワークーラント装置 |
CN113333836A (zh) * | 2021-05-28 | 2021-09-03 | 南京豪龙刀具制造有限公司 | 一种刀具防损刀刃及其冷却装置 |
CN113333836B (zh) * | 2021-05-28 | 2024-01-09 | 江苏锋宝冶金设备有限公司 | 一种刀具防损刀刃及其冷却装置 |
JP7052126B1 (ja) * | 2021-06-29 | 2022-04-11 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械のクーラント予熱装置及び工作機械のクーラント予熱方法 |
WO2023276859A1 (ja) * | 2021-06-29 | 2023-01-05 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械のクーラント予熱装置及び工作機械のクーラント予熱方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4344419B2 (ja) | 2009-10-14 |
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