JPH0628401A - 検索システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データベースの検索を短時間で行うことがで
き、しかも障害復旧が容易な検索システムを提供する。 【構成】 独立に動作し得る複数のコンピュータ１…を
設け、少なくとも１つのデータベースからなる検索対象
を所定の大きさの検索領域に分割すると共に、各検索領
域に対応して、未検索状態、検索状態及び検索完了状態
の何れかを示すフラグを設ける。各コンピュータ１は、
未検索状態のフラグを検索状態にしてそのフラグに対応
する検索領域を検索し、検索終了後に検索結果を出力し
てフラグを検索完了状態にする検索サイクルを実行す
る。この検索サイクルを各コンピュータ１が並行して実
行する。障害により何れかのコンピュータ１が検索を終
了できない場合には、所定時間経過後に他のコンピュー
タ１がその検索を代行し、障害を復旧することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数のコンピュータを
用い同時に並行してデータベースの検索を行う検索シス
テムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、種々の分野における各種のデータ
を格納したデータベースが発達してきており、これらの
データベースはコンピュータを用いた検索システムによ
る検索が可能となっている。これらのデータベースに検
索システムを用いてアクセスすることにより、膨大なデ
ータの中から必要とするデータを短時間でしかも正確に
得ることが可能である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巨大な
データベースにアクセスする場合には、必要なデータを
得るまでの検索時間が長くなるという問題点が生じる。
また、データベースの活用が一般化するに伴って検索シ
ステムの利用者が増加し、検索に要する時間の短縮が望
まれている。更に、電話回線などの通信回線を介してデ
ータベースへのアクセスを行う場合には、データの伝送
がシリアルに行われ、しかもデータ伝送速度が遅いた
め、検索に要する時間が更に長くなる。

【０００４】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るものであり、本発明の目的は、データベースへのアク
セスを短時間で行うことができる検索システムを提供す
ることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る検索システ
ムは、少なくとも１つのデータベースからなる検索対象
を検索する検索システムであって、前記検索対象の検索
条件を設定する条件設定用コンピュータと、該検索条件
を記憶する検索条件記憶手段と、前記検索対象を所定の
大きさに分割した複数の検索領域のそれぞれに対応して
設けられ、前記各検索領域が未検索状態、検索状態及び
検索完了状態の何れの状態であるかを示すフラグを記憶
するフラグ記憶手段と、互いに独立に動作し前記検索条
件記憶手段に記憶されている検索条件に従って前記何れ
かの検索領域の検索を行う複数のコンピュータと、前記
各コンピュータにおいて得られる検索結果を記憶する検
索結果記憶手段とを備え、前記各コンピュータは、未検
索状態のフラグを検索状態に設定すると共に該フラグに
対応する検索領域の検索を行い、得られた検索結果を前
記検索結果記憶手段に出力すると共に前記検索状態のフ
ラグを検索完了状態に設定する検索サイクルを実行し、
未検索状態のフラグの全てが検索完了状態になるまで前
記検索サイクルを繰り返すことを特徴とする。

【０００６】また、前記各フラグのうち、検索状態に設
定された後所定時間を経過しても検索完了状態に設定さ
れないフラグが存在する場合に、該フラグに対応する検
索領域の検索サイクルを、該検索領域の検索サイクルを
実行しているコンピュータ以外のコンピュータが実行す
る構成を付加することもできる。

【０００７】更に、前記各コンピュータは、通信回線を
介して前記検索対象の検索を行う構成とする事もでき
る。

【０００８】

【作用】上記の構成よりなる検索システムでは、１又は
２以上のデータベースからなる検索対象の検索を行うこ
とができる。検索対象は所定の大きさを有する複数の検
索領域に分割され、各検索領域のそれぞれに対し、未検
索状態、検索状態及び検索完了状態の何れの状態である
かを示すを示すフラグが設けられ、これらのフラグはフ
ラグ記憶手段に保持されている。

【０００９】本発明の検索システムでは、まず、検索条
件が検索条件記憶手段に設定される。検索条件が設定さ
れると、各コンピュータは順次以下の検索サイクルの実
行を開始する。即ち、検索サイクルは、フラグ記憶手段
に未検索状態のフラグがあるかを検出するステップと、
未検索状態のフラグがある場合にコンピュータがそのフ
ラグを検索状態に設定するステップと、該フラグに対応
する検索領域の検索を実行するステップと、検索の終了
後に得られた検索結果を検索結果記憶手段に出力するス
テップと、フラグ記憶手段のフラグを検索完了状態に設
定するステップからなる。それぞれのコンピュータは、
フラグが未検索状態の検索領域について、このような検
索サイクルを順次実行する。そして、検索を完了したコ
ンピュータは再びフラグ記憶手段をアクセスし、未検索
状態のフラグがあればそれに対応する検索領域について
更に検索サイクルを実行する。各コンピュータは互いに
独立して動作しているので、検索データの少ない検索領
域を検索したコンピュータは次の検索サイクルに早期に
移行し、検索データの多い検索領域を検索したコンピュ
ータは次の検索サイクルに移行するまでに長時間を要す
ることとなる。そして、全てのフラグが検索完了状態に
なるまで検索サイクルを繰り返し実行する。

【００１０】全てのフラグが検索完了状態になると検索
対象の検索を終了する。

【００１１】このように、本発明の検索システムでは、
独立に動作する複数のコンピュータを用いることによ
り、同時に並行して検索を行うことが可能となってい
る。また、本発明の検索システムでは、フラグ記憶手段
を設けることにより、各コンピュータは他のコンピュー
タに影響されることなく、しかも互いに重複することな
く検索領域の検索を実行することができる。上記の検索
システムにおいて、複数のコンピュータの何れかがハー
ド障害等により、検索を続行することができない場合に
は、フラグ記憶手段のフラグは検索状態に設定されたま
まとなり、検索システムは検索を完了することができな
い。

【００１２】このような場合に備えて、本発明のシステ
ムでは、フラグが検索状態に設定された後の時間を測定
し、この時間が予め設定された値より大きい場合に、他
のコンピュータを用いて当該検索領域の検索を行う。こ
れにより、何れかのコンピュータが不良となっても、正
常に検索を完了することができる。

【００１３】なお、検索対象が遠隔地にある場合には、
各コンピュータは電話回線などの通信回線を介して検索
対象の検索を行うことができる。また、検索対象が複数
の異なる場所に存在するデータベースからなる場合に
も、各コンピュータは検索すべき検索領域が存在するデ
ータベース毎に電話回線を接続して検索を行うことがで
きる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいてより
詳細に説明する。本実施例では、全国の企業データを収
録したデータベースに公衆電話回線を介してアクセス
し、特定の名称の企業を検索するシステムを取り挙げ
る。

【００１５】本実施例の検索システムの構成を図１に模
式的に示す。本実施例の検索システムは、互いに独立に
動作し得る１１台のパーソナルコンピュータ１，１…を
備え、各パーソナルコンピュータ１，１…は、各インタ
ーフェイスボード（ＩＦボード）２，２…を介して１台
のディスク共用化装置１４に接続されている。また、デ
ィスク共用化装置１４には、条件設定・保守用システム
１６とデータ処理・印刷用システム２０とが接続されて
いる。更に、ディスク共用化装置１４には１台の共用ハ
ードディスク１５が接続されている。従って、共用ハー
ドディスク１５は１１台のパーソナルコンピュータ１，
１…と、条件設定・保守用システム１６と、データ処理
・印刷用システム２０とによって共有されている。共用
ハードディスク１５には、図２に示すように、検索用監
視エリア２５と印刷・編集用監視エリア２６と、ワーク
エリア２７とが設けられている。

【００１６】条件設定・保守用システム１６は、条件設
定用コンピュータであるパーソナルコンピュータ１８
と、ＣＲＴ１９と、データ保存用フレキシブルディスク
ドライブ１７とによって構成されている。また、データ
処理・印刷用システム２０は処理用ハードディスク２１
と、パーソナルコンピュータ２２と、ＣＲＴ２４と、プ
リンタ２３とによって構成されている。前述のディスク
共用化装置１４は１１台のパーソナルコンピュータ１，
１…、パーソナルコンピュータ１８、及びパーソナルコ
ンピュータ２２が同時に共用ハードディスク１５にアク
セスした場合の競合を調整する機能を果たしている。

【００１７】各パーソナルコンピュータ１，１…は、そ
れぞれモデム１２，１２…を備えており、公衆電話回線
３を介してデータベース３２に接続することができる。
データベース３２はホストコンピュータ３０とデータフ
ァイル３１とを備えており、ホストコンピュータ３０は
複数のコンピュータとタイムシェアリングによって接続
され、データファイル３１の検索を行う。従って、各パ
ーソナルコンピュータ１，１…は、同時にデータベース
３２のホストコンピュータ３０に接続することができ、
同時にデータベース３１の検索を行うことができる。本
実施例においてはデータベース３１は、前述のように企
業データを収録したものである。

【００１８】本実施例の検索システムでは、データベー
ス３１を全国の都道府県、郡市町村等の単位に分割した
検索領域ごとに各パーソナルコンピュータ１，１…がア
クセスする。ホストコンピュータ３０へ接続するための
電話番号、データベース３１をどのような検索領域に分
割するか等のデータは、予め条件設定・保守用システム
１６のパーソナルコンピュータ１８によって検索条件フ
ァイルに格納されているか、又は各パーソナルコンピュ
ータ１，１…に記憶されている。

【００１９】本実施例の検索システムの動作を図３に示
すフローチャートに従って説明する。まず、条件設定・
保守用システム１６のパーソナルコンピュータ１８は、
検索条件、検索結果の印刷条件などの設定を行う。検索
条件には、検索すべき企業名、検索地域等が含まれる。
これらの検索条件は、新規に作成するか、又は検索用監
視エリア２５に既に記憶されている検索条件ファイルの
内容の変更、追加、取消等を行うことにより作成され
る。図３のステップ４１に示すように、作成された検索
条件は、検索用監視エリア２５の検索条件記憶領域２８
（図２）に格納される。検索条件の作成と格納は、以下
で説明するパーソナルコンピュータ１，１…による検索
が行われている間においても行うことができる。

【００２０】各パーソナルコンピュータ１，１…は、順
次検索用監視エリア２５の検索条件記憶領域２８を監視
しており、検索条件が検索条件記憶領域２８に設定され
たことを検出すると、それを検出したパーソナルコンピ
ュータ１が検索用監視エリア２５にアクセスフラグファ
イル２９を作成し、アクセスフラグファイル２９内の全
てのフラグを”１”に設定する（ステップ４２）。フラ
グ”１”は未検索状態を表している。アクセスフラグフ
ァイル２９内の各フラグは、各検索領域に対応して設け
られている。従って、検索領域の数とフラグの数とは同
じである。本実施例では、検索条件記憶領域２８が検索
条件記憶手段として機能し、アクセスフラグファイル２
９がフラグ記憶手段として機能している。

【００２１】次に、各パーソナルコンピュータ１，１…
は、図３のステップ４３に示すように、アクセスフラグ
ファイル２９に”１”の値のフラグがあるかどうかを判
断する。”１”の値のフラグがあれば、図３のステップ
４４に示すように、アクセスフラグファイル２９内の”
１”の値の１つのフラグを”２”に設定する。次に、公
衆電話回線３（図１）を介してデータベース３２にアク
セスし、そのフラグに対応する検索領域を、検索用監視
エリア２５の検索条件記憶領域２８に設定された検索条
件に従って検索する（ステップ４５）。ここで、フラ
グ”２”は検索状態を表している。

【００２２】このように、各パーソナルコンピュータ
１，１…は順次アクセスフラグファイル２９内の”１”
のフラグを”２”に設定し、そのフラグに対応する検索
領域を行う。そして、検索を完了した各パーソナルコン
ピュータ１は、図３のステップ４６に示すように、検索
結果を共用ハードディスク１５のワークエリア２７に出
力する。本実施例ではワークエリアが検索結果記憶手段
として機能している。検索結果を出力したパーソナルコ
ンピュータ１は、図３のステップ４７に示すように、検
索を完了した検索領域のフラグを”３”に設定する。こ
こで、フラグ”３”は検索完了状態を示している。この
ようなステップ４３〜４７が１回の検索サイクルに対応
している。

【００２３】次に、検索サイクルを完了したパーソナル
コンピュータ１は、ステップ４３に示すように、アクセ
スフラグファイル２９の”１”の値を有するフラグがあ
るかどうかを判断する。”１”の値のフラグがあればそ
のフラグを”２”に設定して、上述と同様にそのフラグ
に対応する検索領域を検索用監視エリア２５に設定され
た検索条件に従って検索する（ステップ４５）。このよ
うに、各パーソナルコンピュータ１，１…はそれぞれ独
立に検索領域の検索を行い、短時間で検索サイクルを完
了したパーソナルコンピュータ１は、次の検索サイクル
を早期に開始し、検索サイクルに長時間を要したパーソ
ナルコンピュータ１は、次の検索サイクルに移行するま
でに長時間を要することとなる。

【００２４】このようにして、未検索の検索領域、即
ち”１”の値を有するフラグが無くなると、各パーソナ
ルコンピュータ１，１…は検索領域の検索を終える。そ
して、図３のステップ４８に示すように、全てのフラグ
が”３”に設定されたか否かを判断し、全てのフラグ
が”３”に設定されている場合には、即ち全ての検索領
域の検索が完了している場合には、図３のステップ４９
に示すように、最後にフラグを”３”に設定したパーソ
ナルコンピュータ１が、ワークエリア２７に格納されて
いる全検索データを共用ハードディスク１５の印刷・編
集用監視エリア２６に転送する。

【００２５】全検索データの転送が終了すると、各パー
ソナルコンピュータ１，１…は再び検索用監視エリア２
５の検索条件記憶領域２８の監視を開始する。既に条件
設定・保守用システム１６のパーソナルコンピュータ１
８によって検索条件記憶領域２８に検索条件が設定され
ている場合には、各パーソナルコンピュータ１，１…は
再び検索を開始し、設定されていない場合には検索条件
記憶領域２８の監視を継続する。

【００２６】一方、データ処理・印刷用システム２０の
パーソナルコンピュータ２２は常時印刷・編集用監視エ
リア２６を監視しており、ワークエリア２７の全検索デ
ータが印刷・編集用監視エリア２６に転送されると、そ
の検索データを検索用監視エリア２５に格納されている
印刷条件データに従って印刷する（ステップ５０）。

【００２７】印刷が終了すると、再び印刷・編集用監視
エリア２６の監視を継続する。このように、データ処理
・印刷用システム２０は各パーソナルコンピュータ１，
１…、条件設定・保守用システム１６等から独立してお
り、印刷・編集用監視エリア２６にデータが転送される
ことによってのみ印刷を開始する。

【００２８】更に、条件設定・保守用システム１６のパ
ーソナルコンピュータ１８は、図３のステップ５１に示
すように、印刷・編集用監視エリア２６の検索結果をフ
レキシブルディスクドライブ１７を介してフレキシブル
ディスクに保存し、検索を終了する。

【００２９】本実施例の検索システムでは、何れかのパ
ーソナルコンピュータ１に障害が発生した場合に復旧が
可能となっている。即ち、上記のようにパーソナルコン
ピュータ１がフラグの値を”１”から”２”に変更した
後、検索領域の検索中に障害が発生して検索を完了でき
ない場合に、他のパーソナルコンピュータ１がその検索
領域の検索を代行するものである。代替のパーソナルコ
ンピュータ１によって検索を代行するか否かは、図３の
ステップ５２に示すように、検索所要時間が予め決めら
れた設定時間より長くなっているかを判断することによ
り決定される。

【００３０】ステップ５２で検索所要時間が設定時間よ
り長いことが検出されると、ステップ５３に示すよう
に、他のパーソナルコンピュータ１によってその検索領
域を検索し、その検索結果を出力し（ステップ５４）、
その検索領域のフラグを”３”に設定する（ステップ５
５）。その後、ステップ４８へ戻り、全てのフラグが”
３”であることが確認されると、上述のステップ４９〜
５１が続行される。

【００３１】上記の検索所要時間の測定は、フラグの値
の変更直後から開始してもよく、或いはそのフラグ以外
のフラグの全てが”３”に設定されてから開始してもよ
い。

【００３２】また、上記の設定時間は検索領域の大きさ
などに応じて適宜決めることができる。このように、本
実施例では独立に動作し得るよう複数のパーソナルコン
ピュータ１，１…を用いているため、障害復旧機能を容
易に実現することができる。

【００３３】なお、本実施例では検索対象が１つのデー
タベースのみからなる場合について説明したが、検索対
象が２以上のデータベースからなる場合についても適用
することができ、更に各データベースが異なる場所に存
在する場合にも適用することができる。この場合には、
各データベースへの電話番号は、検索条件ファイルに格
納されるか、又は各パーソナルコンピュータ１，１…に
記憶される。

【００３４】また、本実施例では検索を行うパーソナル
コンピュータ１，１…は全て同じ仕様ものを用いたが、
異なる仕様のものを用いることができ、更に、処理速度
も異なるパーソナルコンピュータを用いることもでき
る。

【００３５】更に、本実施例では”１”の値のフラグが
無くなると、検索領域の検索を終了したパーソナルコン
ピュータ１はその検索対象に対する全ての検索領域の検
索が終了するまで待機しているが、検索を終了したパー
ソナルコンピュータ１に次の検索対象の検索領域の検索
を開始させるシステムとすることができる。このような
システムとすることにより、検索に要する時間を更に短
縮することが可能となる。

【００３６】

【発明の効果】本発明に係る検索システムでは、複数の
検索領域の検索を独立に動作する複数のコンピュータに
よって同時に行うことができるので、検索に要する時間
を大幅に短縮することができる。従って、多くの利用者
が短い待ち時間で検索システムを利用することができ
る。更に、データの伝送がシリアルに行われる電話回線
などを介してデータベースへのアクセスを行う場合に
も、短時間で検索を行うことができる。

【００３７】また、本発明に係る検索システムでは、検
索を行うコンピュータの一つに障害が発生した場合に、
他のコンピュータが障害を起こしたコンピュータに代行
して検索を行うため、障害復旧機能を容易に付与するこ
とできる。従って、本発明によれば、非常に信頼性の高
い検索システムが得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の検索システムの一実施例の概略構成を
示すブロック図である。

【図２】図１の検索システムにおける共用ハードディス
クの記憶領域を示す概念図である。

【図３】図１の検索システムにおける検索プロセスを示
すフローチャートである。

【符号の説明】

１…パーソナルコンピュータ ２…インターフェイスボード ３…公衆電話回線 １２…モデム １４…ディスク共用化装置 １５…共用ハードディスク １６…条件設定・保守用システム １７…データ保存用フレキシブルディスクドライブ １８…パーソナルコンピュータ ２２…パーソナルコンピュータ ２３…プリンタ ２５…検索用監視エリア ２６…印刷・編集用監視エリア ２７…ワークエリア ２８…検索条件記憶領域 ２９…アクセスフラグファイル ３０…ホストコンピュータ ３２…データベース

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも１つのデータベースからなる
   検索対象を検索する検索システムであって、 前記検索対象の検索条件を設定する条件設定用コンピュ
   ータと、 該検索条件を記憶する検索条件記憶手段と、 前記検索対象を所定の大きさに分割した複数の検索領域
   のそれぞれに対応して設けられ、前記各検索領域が未検
   索状態、検索状態及び検索完了状態の何れの状態である
   かを示すフラグを記憶するフラグ記憶手段と、 互いに独立に動作し前記検索条件記憶手段に記憶されて
   いる検索条件に従って前記何れかの検索領域の検索を行
   う複数のコンピュータと、 前記各コンピュータにおいて得られる検索結果を記憶す
   る検索結果記憶手段とを備え、 前記各コンピュータは、未検索状態のフラグを検索状態
   に設定すると共に該フラグに対応する検索領域の検索を
   行い、得られた検索結果を前記検索結果記憶手段に出力
   すると共に前記検索状態のフラグを検索完了状態に設定
   する検索サイクルを実行し、未検索状態のフラグの全て
   が検索完了状態になるまで前記検索サイクルを繰り返す
   ことを特徴とする検索システム。
2. 【請求項２】 前記各フラグのうち、検索状態に設定さ
   れた後所定時間を経過しても検索完了状態に設定されな
   いフラグが存在する場合に、該フラグに対応する検索領
   域の検索サイクルを、該検索領域の検索サイクルを実行
   しているコンピュータ以外のコンピュータが実行するこ
   とを特徴とする請求項１記載の検索システム。
3. 【請求項３】 前記各コンピュータは、通信回線を介し
   て前記検索対象の検索を行うことを特徴とする請求項１
   又は２記載の検索システム。