JPH06283603A - 配線装置及び配線方法 - Google Patents

配線装置及び配線方法

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JPH06283603A
JPH06283603A JP5069962A JP6996293A JPH06283603A JP H06283603 A JPH06283603 A JP H06283603A JP 5069962 A JP5069962 A JP 5069962A JP 6996293 A JP6996293 A JP 6996293A JP H06283603 A JPH06283603 A JP H06283603A
Authority
JP
Japan
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wiring
route
quadrangle
end point
quadrangles
Prior art date
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Pending
Application number
JP5069962A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Sadakane
利行 定兼
Atsushi Takeda
竹田  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5069962A priority Critical patent/JPH06283603A/ja
Publication of JPH06283603A publication Critical patent/JPH06283603A/ja
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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設計者が簡単な操作で希望する配線経路を指
定できる配線装置を得ることを目的とする。 【構成】 矩形分割部10がレイアウトデータ1から集
積回路の配線領域のデータを引き出して配線領域を矩形
に分割する。分割された配線領域を表示装置2に表示
し、オペレータはそれを見ながら入力装置3から配線方
向と始点と終点のデータを入力する。分割された配線領
域のデータを基に、グラフ作成部でグラフが作成され
る。不要枝削除部12は、そのグラフの経路を配線方向
データ記憶部15に記憶されているデータによって限定
する。経路決定部13では、その限定された経路のなか
から始点と終点との間の概略経路を決定する。詳細配線
部14でさらに詳細な配線のレイアウトがなされる。 【効果】 始点と終点からの配線方向を設計者が入力装
置によって指定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子計算機を用いて
配線領域の配線経路を求める自動配線装置及びその方法
に関し、特に集積回路のレイアウト設計に用いる、対話
型の自動配線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の対話型2点間配線装置は、2点の
位置と通過点のみをマウスなどの入力装置で指定し、そ
の2点間を接続する配線でかつ指定された通過点上を通
る配線経路を電子計算機処理で自動的に求めるものであ
った。
【0003】以下、従来の配線装置による配線方法を図
について説明する。図20は従来の配線装置により行わ
れた配線の一部を示すレイアウト図である。図におい
て、51,52は配線の障害物、53は入力装置によっ
て指定された始点、54は入力装置によって指定された
終点、55は入力装置によって指定された通過点であ
る。オペレータが入力した始点53から通過点55を通
って終点54に至る経路を、電子計算機が障害物51,
52を避けるようにして自動配置配線を行う。そして、
56が配線装置によって求められた配線経路である。電
子計算機によって、通過点51の上を通る最適な経路と
して配線経路56が求まる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
配線装置では設計者は2点の位置と通過点しか指定出来
なかったので、通過点の指定という繁雑な操作をしない
限り、設計者が希望する配線経路を指定することができ
ないという問題点があった。
【0005】また通過点を指定する場合でも、従来の配
線装置は配線の通過位置を点で指定し必ずその通過点を
通る配線を生成するようなものであったため、“大体こ
の辺りを通る配線”とか、“この障害物の左側を通る配
線”のような大雑把な通過位置の指定ができず、設計者
の希望する配線経路に対応した最適な経路が得られにく
いという問題点があった。
【0006】例えば、図20の例では生成された経路5
6よりも、点線で示された経路57のほうが配線長が短
いので設計者は経路57を希望するが、オペレータは指
定の容易な障害物51,52の真ん中付近にある通過点
55の上を通る配線56を生成してしまっている。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、簡単な操作で設計者の希望
する配線経路を指定できる配線装置を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る配線装
置は、集積回路における配線経路のレイアウトを電子計
算機処理を用いて行う配線装置であって、配線が施され
る配線領域のレイアウトデータを記憶しているレイアウ
トデータ記憶手段と、前記レイアウトデータ記憶手段に
記憶されたデータに基づいて、前記配線領域を互いに平
行な二辺を少なくとも有する複数の四角形に分割したレ
イアウトデータを作成して出力する配線領域分割手段
と、前記配線領域分割手段の出力するレイアウトデータ
に基づいて、分割された前記配線領域を外部に表示する
表示手段と、外部から配線の始点、該始点における配線
方向、前記配線の終点及び該終点における配線方向の各
データを入力する入力手段と、前記配線方向のデータに
応じて前記始点及び前記終点間の経路を限定し、限定さ
れた該経路のなかから、所定の条件にあった、前記始点
を含む前記四角形から前記終点を含む前記四角形までの
連続した複数の前記四角形よりなる概略経路を決定する
概略経路決定手段と、前記概略経路を形成している前記
四角形の各々の中の配線経路を決定する詳細配線手段と
を備えて構成されている。
【0009】第2の発明に係る配線装置は、第1の発明
の配線装置において、前記概略経路決定手段が、前記配
線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基づい
て、前記複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応さ
せ、接している2つの前記四角形に対応する2つの前記
節点の間に枝を対応させることによって複数の前記節点
と前記枝からなるグラフを作成するグラフ作成手段と、
前記グラフから前記始点を含む前記四角形に対応する前
記節点につながる前記枝のうち前記始点における前記配
線方向と異なる向きの枝を削除し、前記グラフから前記
終点を含む前記四角形に対応する前記節点につながる前
記枝のうち前記終点における前記配線方向と異なる向き
の枝を削除して修正したグラフを作成する不要枝削除手
段と、前記不要枝削除手段によって作成された前記グラ
フを用いて、前記始点を含む節点から前記終点を含む節
点までの前記概略経路を決定する概略経路探索手段とを
備えて構成されている。
【0010】第3の発明に係る配線装置は、集積回路に
おける配線経路のレイアウトを電子計算機処理を用いて
行う配線装置であって、配線が施される配線領域のレイ
アウトデータを記憶しているレイアウトデータ記憶手段
と、前記レイアウトデータ記憶手段に記憶されたデータ
に基づいて、前記配線領域を互いに平行な二辺を少なく
とも有する複数の四角形に分割したレイアウトデータを
作成して出力する配線領域分割手段と、前記配線領域分
割手段の出力するレイアウトデータに基づいて、分割さ
れた前記配線領域を外部に表示する表示手段と、外部か
ら配線の始点、前記配線の終点及び前記複数の四角形の
中の通過してほしいN個の四角形(Nは自然数)並びに
その通過順の各データを入力する入力手段と、前記通過
してほしいN個の四角形を前記通過順に通るように前記
始点から前記終点までの経路を限定し、限定された該経
路のなかから、所定の条件にあった、前記始点を含む前
記四角形から前記終点を含む前記四角形までの連続した
複数の前記四角形よりなる概略経路を決定する概略経路
決定手段と、前記概略経路を形成している前記四角形の
各々の中の配線経路を決定する詳細配線手段とを備えて
構成されている。
【0011】第4の発明に係る配線装置は、第3の発明
の配線装置の前記入力手段において、前記N個の四角形
の入力順序に従って前記通過順のデータが決定すること
を特徴とする。
【0012】第5の発明に係る配線装置は、第3の発明
の配線装置において、前記概略経路決定手段が、前記配
線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基づい
て、前記複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応さ
せ、接している2つの前記四角形に対応する2つの前記
節点の間に枝を対応させることによって複数の前記節点
と前記枝からなるグラフを作成するグラフ作成手段と、
前記グラフを用いて、前記始点を含む前記四角形と前記
N個の四角形の中の前記通過順が一番目の四角形との間
の経路、前記通過順がN番目の四角形と前記終点を含む
前記四角形との間の経路、及びNが2以上のときは前記
通過順がI番目の四角形と前記通過順が(I+1)番目
の四角形との間の経路(IはNより小さい任意の自然
数)を決定する部分経路決定手段と、前記部分経路決定
手段で決定されたそれぞれの経路を連結して前記始点を
含む前記四角形から前記終点を含む前記四角形までの前
記概略経路を求める経路連結手段とを備えて構成されて
いる。
【0013】第6の発明に係る配線装置は、集積回路に
おける配線経路のレイアウトを電子計算機処理を用いて
行う配線装置であって、配線が施される配線領域のレイ
アウトデータを記憶しているレイアウトデータ記憶手段
と、前記レイアウトデータ記憶手段に記憶されたデータ
に基づいて、前記配線領域を互いに平行な二辺を少なく
とも有する複数の四角形に分割したレイアウトデータを
作成して出力する配線領域分割手段と、前記配線領域分
割手段の出力するレイアウトデータに基づいて、分割さ
れた前記配線領域を外部に表示する表示手段と、外部か
ら配線の始点、該始点における配線方向、前記配線の終
点、該終点における配線方向及び前記複数の四角形の中
の通過してほしいN個の四角形(Nは自然数)並びにそ
の通過順の各データを入力する入力手段と、前記配線方
向のデータに応じて前記通過してほしいN個の四角形を
前記通過順に通るように前記始点から前記終点までの経
路を限定し、限定された該経路のなかから、所定の条件
にあった、前記始点を含む前記四角形から前記終点を含
む前記四角形までの連続した複数の前記四角形よりなる
概略経路を決定する概略経路決定手段と、前記概略経路
を形成している前記四角形の各々の中の配線経路を決定
する詳細配線手段とを備えて構成されている。
【0014】第7の発明に係る配線装置は、第6の発明
の配線装置において、前記概略経路決定手段が、前記配
線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基づい
て、前記複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応さ
せ、接している2つの前記四角形に対応する2つの前記
節点の間に枝を対応させることによって複数の前記節点
と前記枝からなるグラフを作成するグラフ作成手段と、
前記グラフから前記始点を含む前記四角形に対応する前
記節点につながる前記枝のうち前記始点における前記配
線方向と異なる向きの枝を削除し、前記グラフから前記
終点を含む前記四角形に対応する前記節点につながる前
記枝のうち前記終点における前記配線方向と異なる向き
の枝を削除して修正したグラフを作成する不要枝削除手
段と、前記不要枝削除手段が作成した前記グラフを用い
て、前記始点を含む前記四角形と前記N個の四角形の中
の前記通過順が一番目の四角形との間の経路、前記通過
順がN番目の四角形と前記終点を含む前記四角形との間
の経路、及びNが2以上のときは前記通過順がI番目の
四角形と前記通過順が(I+1)番目の四角形との間の
経路(IはNより小さい任意の自然数)を決定する部分
経路決定手段と、前記部分経路決定手段で決定されたそ
れぞれの経路を連結して前記始点を含む前記四角形から
前記終点を含む前記四角形までの前記概略経路を求める
経路連結手段とを備えて構成されている。
【0015】第8の発明に係る配線方法は、集積回路に
おける配線経路のレイアウトを電子計算機処理を用いて
行う配線方法であって、配線が施される配線領域を互い
に平行な二辺を少なくとも有する複数の四角形に分割し
たレイアウトデータを準備する工程と、前記レイアウト
データに基づいて、分割された前記配線領域を外部に表
示する工程と、前記レイアウトデータに基づいて、前記
複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応させ、接して
いる2つの前記四角形に対応する2つの前記節点の間に
枝を対応させることによって、複数の前記節点と前記枝
からなるグラフを作成する工程と、外部から配線の始
点、該始点における配線方向、前記配線の終点及び該終
点における配線方向を指定する工程と、前記グラフから
前記始点を含む前記四角形に対応する前記節点につなが
る前記枝のうち前記始点における前記配線方向と異なる
向きの枝を削除し、前記グラフから前記終点を含む前記
四角形に対応する前記節点につながる前記枝のうち前記
終点における前記配線方向と異なる向きの枝を削除して
修正したグラフを作成する工程と、前記修正したグラフ
に基づいて、前記始点を含む節点から前記終点を含む節
点までの概略経路を決定する工程と、前記概略経路を形
成している前記四角形の各々の中の詳細配線経路を決定
する工程とを備えて構成されている。
【0016】第9の発明に係る配線方法は、集積回路に
おける配線経路のレイアウトを電子計算機処理を用いて
行う配線方法であって、配線が施される配線領域を互い
に平行な二辺を少なくとも有する複数の四角形に分割し
たレイアウトデータを準備する工程と、前記レイアウト
データに基づいて、分割された前記配線領域を外部に表
示する工程と、前記レイアウトデータに基づいて、前記
複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応させ、接して
いる2つの前記四角形に対応する2つの前記節点の間に
枝を対応させることによって複数の前記節点と前記枝か
らなるグラフを作成する工程と、外部から配線の始点、
前記配線の終点及び前記複数の四角形の中の通過してほ
しいN個の四角形(Nは自然数)並びにその通過順を指
定する工程と、前記グラフを用いて、前記始点を含む前
記四角形と前記N個の四角形の中の前記通過順が一番目
の四角形との間の経路、N番目の四角形と前記終点を含
む前記四角形との間の経路、及びNが2以上のときは前
記通過順がI番目の四角形と前記通過順が(I+1)番
目の四角形との間の経路(IはNより小さい任意の自然
数)を決定する工程と、決定されたそれぞれの前記経路
を連結して前記始点を含む前記四角形から前記終点を含
む前記四角形までの概略経路を求める工程と、前記概略
経路を形成している前記四角形の各々の中の配線経路を
決定する工程とを備えて構成されている。
【0017】第10の発明に係る配線方法は、集積回路
における配線経路のレイアウトを電子計算機処理を用い
て行う配線方法であって、配線が施される配線領域を互
いに平行な二辺を少なくとも有する複数の四角形に分割
したレイアウトデータを準備する工程と、前記レイアウ
トデータに基づいて、分割された前記配線領域を外部に
表示する工程と、前記レイアウトデータに基づいて、前
記複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応させ、接し
ている2つの前記四角形に対応する2つの前記節点の間
に枝を対応させることによって複数の前記節点と前記枝
からなるグラフを作成する工程と、外部から配線の始
点、該始点における配線方向、前記配線の終点、該終点
における配線方向及び前記複数の四角形の中の通過して
ほしいN個の四角形(Nは自然数)並びにその通過順を
指定する工程と、前記グラフから前記始点を含む前記四
角形に対応する前記節点につながる前記枝のうち前記始
点における前記配線方向と異なる向きの枝を削除し、前
記グラフから前記終点を含む前記四角形に対応する前記
節点につながる前記枝のうち前記終点における前記配線
方向と異なる向きの枝を削除して修正したグラフを作成
する工程と、前記修正した前記グラフを用いて、前記始
点を含む前記四角形と前記N個の四角形の中の前記通過
順が一番目の四角形との間の経路、前記通過順がN番目
の四角形と前記終点を含む前記四角形との間の経路、及
びNが2以上のときは前記通過順がI番目の四角形と前
記通過順が(I+1)番目の四角形との間の経路(Iは
Nより小さい任意の自然数)を決定する工程と、決定さ
れたそれぞれの前記経路を連結して前記始点を含む前記
四角形から前記終点を含む前記四角形までの概略経路を
求める工程と、前記概略経路を形成している前記四角形
の各々の中の配線経路を決定する工程とを備えて構成さ
れている。
【0018】
【作用】第1の発明における入力手段を用いて、例えば
オペレータが、表示手段に表示される分割された配線領
域を見ながら、外部から配線の始点、始点における配線
方向、配線の終点及び該終点における配線方向の各デー
タを入力する。
【0019】そして、概略経路決定手段において、指定
された配線方向に応じて不要な経路を削除し、残された
経路の中から所定の条件にあった経路を選択して決定す
る。
【0020】従って、概略経路決定手段によって決定す
る経路を限定でき、オペレータの所望の概略経路を得る
ことが容易になる。また、始点及び終点に係る経路のう
ち削除された経路については、経路に関する計算等を行
う必要がなくなり手間が省ける。
【0021】第2の発明における入力手段を用いて、例
えばオペレータが、表示手段に表示される分割された配
線領域を見ながら、外部から配線の始点、始点における
配線方向、配線の終点及び該終点における配線方向を入
力する。そして、グラフ作成手段を用いて複数の四角形
を複数の節点にそれぞれ対応させ、接している2つの四
角形に対応する2つの節点の欄に枝を対応させることに
よって複数の節点と枝からなるグラフを作成する。さら
に、不要枝削除手段を用いて、そのグラフから始点を含
む四角形に対応する節点につながる枝のうち始点におけ
る配線方向と異なる向きの枝を削除するとともに、終点
を含む四角形に対応する節点につながる枝のうち終点に
おける配線方向と異なる向きの枝を削除して修正したグ
ラフを作成する。
【0022】経路探索手段においてその修正したグラフ
を用いて概略経路を求めるため、配線方向を指定するこ
とによって概略経路探索手段が決定する経路を限定で
き、オペレータの所望の概略経路を得ることが容易にな
る。また、始点及び終点に係る経路のうち削除された枝
に繋がっている経路については、経路に関する計算等を
行う必要がなくなり手間が省ける。
【0023】第3の発明における入力手段を用いて、例
えばオペレータが、表示手段に表示される分割された配
線領域を見ながら、配線の始点、配線の終点及び複数の
四角形の中の通過してほしいN個の四角形(Nは自然
数)並びにその通過順の各データを入力する。
【0024】まず、概略経路決定手段において、指定さ
れたN個の四角形を通過する経路を選択する。そして、
選択された経路のなかから所定の条件にあった概略経路
を決定する。
【0025】そのため、オペレータが指定した通過して
ほしい四角形を通るように概略経路設定手段によって経
路決定がなされ、オペレータの所望の概略経路を得るこ
とが容易になる。また、始点と終点を含む四角形間の経
路のうち、通過してほしい四角形を通らない経路につい
ては、経路に関する計算等を行う必要がなくなり手間が
省ける。
【0026】第4の発明における入力手段は、通過して
保して順にしたがってN個の四角形を入力することによ
って同時にその入力順序が通過順序のデータとなるた
め、通過順序のデータを別に入力する手間が省ける。
【0027】第5の発明における入力手段を用いて、例
えばオペレータが、表示手段に表示される分割された配
線領域を見ながら、配線の始点、配線の終点及び複数の
四角形の中の通過してほしいN個の四角形並びにその通
過順の各データを入力する。
【0028】そして、グラフ作成手段によって複数の四
角形を複数の節点にそれぞれ対応させ、接している2つ
の四角形に対応する2つの節点の間に枝を対応させるこ
とによって複数の節点と枝からなるグラフを作成してお
り、そのグラフを用いて、部分経路決定手段によって始
点を含む四角形とN個の四角形の中の一番目の四角形と
の間の経路、N番目の四角形と終点を含む四角形との間
の経路、及びNが2以上のときはI番目の四角形と(I
+1)番目の四角形との間の経路を決定する。
【0029】さらに、経路連結手段を用いて、部分経路
決定手段で決定されたそれぞれの経路を連結して始点を
含む四角形から終点を含む四角形までの概略経路を求め
る。
【0030】そのため、オペレータが指定した通過して
ほしい四角形を通るように概略経路決定手段によって経
路決定がなされ、オペレータの所望の概略経路を得るこ
とが容易になる。また、始点と終点を含む四角形間の経
路のうち、通過してほしい四角形を通らない経路につい
ては、経路に関する計算等を行う必要がなくなり手間が
省ける。
【0031】第6の発明における入力手段を用いて、例
えばオペレータが、表示手段に表示される分割された配
線領域を見ながら、配線の始点、配線の終点、始点にお
ける配線方向、終点における配線方向及び複数の四角形
の中の通過してほしいN個の四角形(Nは自然数)並び
にその通過順の各データを入力する。
【0032】そして、概略経路決定手段において、指定
された配線方向に応じて不要な経路を削除する。次に、
削除された不要な経路を除く経路の中から指定されたN
個の四角形を通過する経路を選択する。そして、選択さ
れた経路のなかから所定の条件にあった概略経路を決定
する。
【0033】このように、配線方向を指定することによ
って概略経路決定手段が決定する経路を限定できると共
に、オペレータが指定した通過してほしい四角形を通る
ように経路決定がなされ、オペレータの所望の概略経路
を得ることが容易になる。また、始点と終点を含む四角
形間の経路のうち、始点及び終点に係る経路のうち削除
された経路については、経路に関する計算等を行う必要
がなくなり、計算の手間が省ける。
【0034】第7の発明における入力手段を用いて、例
えばオペレータが、表示手段に表示される分割された配
線領域を見ながら、配線の始点、配線の終点、始点にお
ける配線方向、終点における配線方向及び複数の四角形
の中の通過してほしいN個の四角形並びに通過順の各デ
ータを入力する。
【0035】そして、グラフ作成手段を用いて、複数の
四角形を複数の節点にそれぞれ対応させ、接している2
つの四角形に対応する2つの節点の間に枝を対応させる
ことによって複数の節点と枝からなるグラフを作成して
いる。
【0036】このグラフを用いて、不要枝削除手段と部
分経路決定手段とによって、グラフから始点を含む四角
形に対応する節点につながる枝のうち始点における配線
方向と異なる向きの枝を削除し、グラフから終点を含む
四角形に対応する節点につながる枝のうち終点における
配線方向と異なる向きの枝を削除して修正したグラフを
作成すると共に、この修正したグラフを用い、始点を含
む四角形とN個の四角形の中の一番目の四角形との間の
経路、N番目の四角形と終点を含む四角形との間の経
路、及びNが2以上のときはI番目の四角形と(I+
1)番目の四角形との間の経路を決定する。
【0037】さらに、経路連結手段を用いて決定された
それぞれの経路を連結して始点を含む四角形から終点を
含む四角形までの概略経路を求める。
【0038】このように、配線方向を指定することによ
って概略経路決定手段が決定する経路を限定できると共
に、オペレータが指定した通過してほしい四角形を通る
ように経路決定がなされ、オペレータの所望の概略経路
を得ることが容易になる。また、始点と終点を含む四角
形間の経路のうち、始点及び終点に係る経路のうち削除
された枝に繋がっている経路、及び通過してほしい四角
形を通らない経路については、経路に関する計算等を行
う必要がなくなり手間が省ける。
【0039】第8の発明における分割された配線領域を
外部に表示する工程によって表示されている配線領域を
見ながら、次の工程で、例えばオペレータが、配線の始
点、該始点における配線方向、配線の終点及び該終点に
おける配線方向を指定する。
【0040】例えば上記工程と並行して、複数の四角形
を複数の節点にそれぞれ対応させ、接している2つの四
角形に対応する2つの節点の間に枝を対応させ、複数の
節点と枝からなるグラフを作成する工程が実行され、グ
ラフが作成されている。
【0041】そして、そのグラフから始点を含む四角形
に対応する節点につながる枝のうち始点における配線方
向と異なる向きの枝を削除し、グラフから終点を含む四
角形に対応する節点につながる枝のうち終点における配
線方向と異なる向きの枝を削除して修正したグラフを作
成すると共に、修正したグラフに基づいて、始点を含む
節点から終点を含む節点までの概略経路を経路を決定す
る。
【0042】このように修正したグラフを用いて概略経
路を求めるため、配線方向を指定することによって概略
経路決定手段が決定する経路を限定でき、オペレータの
所望の概略経路を得ることが容易になる。また、始点及
び終点に係る経路のうち削除された枝に繋がっている経
路については、経路に関する計算等を行う必要がなくな
り手間が省ける。
【0043】第9の発明における分割された配線領域を
外部に表示する工程によって、外部に表示されている配
線領域を見ながら、次の工程で、例えばオペレータが、
配線の始点、配線の終点及び複数の四角形の中の通過し
てほしいN個の四角形並びにその通過順を指定する。
【0044】例えば上記工程と並行して、電子計算機に
よって複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応させ、
接している2つの四角形に対応する2つの節点の間に枝
を対応させ、複数の節点と枝からなるグラフを作成する
工程が実行され、グラフが作成されている。
【0045】そして、そのグラフを用いて、始点を含む
四角形とN個の四角形の中の一番目の四角形との間の経
路、N番目の四角形と終点を含む四角形との間の経路、
及びNが2以上のときはI番目の四角形と(I+1)番
目の四角形との間の経路を決定すると共に、決定された
それぞれの経路を連結して始点を含む四角形から終点を
含む四角形までの概略経路を求める。
【0046】そのため、オペレータが指定した通過して
ほしい四角形を通るように概略経路決定手段によって経
路決定がなされ、オペレータの所望の概略経路を得るこ
とが容易になる。また、始点と終点を含む四角形間の経
路のうち、通過してほしい四角形を通らない経路につい
ては、経路に関する計算等を行う必要がなくなり手間が
省ける。
【0047】第10の発明における分割された配線領域
を外部に表示する工程によって、表示されている配線領
域を見ながら、例えばオペレータが、配線の始点、該始
点における配線方向、配線の終点、該終点における配線
方向及び複数の四角形の中の通過してほしいN個の四角
形並びにその通過順を指定する。
【0048】例えば上記工程と並行して、複数の四角形
を複数の節点にそれぞれ対応させ、接している2つの四
角形に対応する2つの節点に枝を対応させ、複数の節点
と枝からなるグラフを作成する工程が実行され、グラフ
が作成されている。
【0049】そして、グラフから始点を含む四角形に対
応する節点につながる枝のうち始点における配線方向と
異なる向きの枝を削除し、グラフから終点を含む四角形
に対応する節点につながる枝のうち終点における配線方
向と異なる向きの枝を削除して修正したグラフを作成す
ると共に、その修正したグラフを用いて、始点を含む四
角形とN個の四角形の中の一番目の四角形との間の経
路、N番目の四角形と終点を含む四角形との間の経路、
及びNが2以上のときはI番目の四角形と(I+1)番
目の四角形との間の経路を決定する。さらに、決定され
たそれぞれの経路を連結して始点を含む四角形から終点
を含む四角形までの概略経路を求める。
【0050】このように、配線方向を指定することによ
って決定する経路を限定できると共に、オペレータが指
定した通過してほしい四角形を通るように経路決定がな
され、オペレータの所望の概略経路を得ることが容易に
なる。また、始点と終点を含む四角形間の経路のうち、
始点及び終点に係る経路のうち削除された枝に繋がって
いる経路、及び通過してほしい四角形を通らない経路に
ついては、経路に関する計算等を行う必要がなくなり手
間が省ける。
【0051】
【実施例】<実施例1>以下、この発明の第1実施例を
図について説明する。図1はこの発明の第1実施例によ
る配線装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は電子計算機のファイル等に記憶されている集積
回路のレイアウトデータ、2はレイアウトデータ1のデ
ータに基づいた表示を行う表示装置、3は配線等に関す
るデータを入力するためのマウスなどの入力装置、4は
レイアウトデータ1にある配線領域のデータに基づいて
配線領域を定められた規則に則って矩形に分割し、分割
したデータをレイアウトデータ1に出力する配線領域の
矩形分割手段、5は入力装置3から入力された配線に関
するデータとレイアウトデータ1とを用いて配線経路を
決定する配線手段である。矩形分割手段4及び配線手段
5は電子計算機に例えば後述する手順よりなるプログラ
ムを適用することにより実現できる。なお配線領域の矩
形分割手段4における処理には、従来から知られている
技術を用いる。例えば、“A gridless router for indu
strial design rules ”(Proc. 27thACM/IEEE Design A
utomation Conference,1990) (以下文献1という)に
示されている技術を用いてもよい。
【0052】次に、電子計算機を用いて配線経路を決定
する手順について図2を用いて説明する。図2は、配線
経路を決定する際の電子計算機の処理手順(プログラ
ム)の概要を示したフローチャートである。まず、レイ
アウトデータ1に収納されている配線領域のデータを取
り出し、配線領域の矩形分割手段4によって配線領域を
矩形に分割する(ステップS1)。この配線領域の矩形
分割は、従来から矩形探索迷路法等で用いられているの
と同じ方法を用い、斜め配線を用いない直交配線の場合
に用いられ、障害物の形状に応じて水平あるいは垂直方
向の直線のみで行われる分割方法である。他の分割方法
として、斜めの配線を行うときには、台形に分割する場
合もある。
【0053】そして、矩形に分割された配線領域のデー
タをレイアウトデータ1に収納する(ステップS2)。
【0054】次に、矩形分割された配線領域のデータを
レイアウトデータ1から取り出し、表示装置2に表示す
ることによって(ステップS3)、配線領域上のどの位
置からどの位置まで配線を行うか、視覚的に判断できる
環境をオペレータに対して準備する。
【0055】そして、オペレータは、表示装置2を見な
がら、マウスなどの入力装置3を用いて配線の始点Sと
終点Tと始点Sにおける配線方向と終点Tにおける配線
方向とを入力する(ステップS4)。入力されたデータ
は、配線手段5に取り込まれる。
【0056】次に、配線手段5によって、オペレータに
指定された配線の始点Sと終点Tと始点Sにおける配線
方向と終点Tにおける配線方向とを用いて始点Sから終
点Tまでの配線経路を決定する(ステップS5)。
【0057】次に、配線領域のうちステップ5で新たに
指定された配線領域をそのデータとともに配線不能領域
としてレイアウトデータ1に収納する(ステップS
6)。
【0058】最後に、必要な配線がすべて終了したか否
かをステップ7で判断して、終了していればこの手続き
を終わり、終了していなければ、ステップ5で配線され
た新たなデータを基にしてステップS1の矩形分割から
繰り返し配線を行う。
【0059】次に、図3乃至図7を用いて配線手段5に
よる配線経路の探索を詳しく説明する。図3は図2のス
テップS5に示された配線手段5による配線経路の決定
手順を詳細に示すフローチャートである。図4は図1の
点線で囲まれた配線領域の矩形分割手段4及び配線手段
5の部分を詳細に記載したブロック図である。図5は、
図1に示した矩形分割手段4で矩形分割され、表示装置
2に表示された集積回路のレイアウトを示す図である。
図6は矩形分割された配線領域の配線に関するデータを
節点と枝とで示したグラフである。図7は図3に示され
た手順で決定された配線経路を示す平面図である。
【0060】まず、図4に示す矩形分割部10で分割さ
れた配線領域(図5)が表示装置2に表示されているも
のとする。ここで、矩形分割部10は図1で示された矩
形分割手段4に相当する部分である。また、入力装置3
から入力された始点S,終点T及びそれらの点における
配線方向のデータが、始点,終点データ記憶部16及び
配線方向データ記憶部15に記憶されているものとす
る。
【0061】図4に示す矩形分割部10で分割された配
線領域(図5)のデータはグラフ作成部11に出力され
る。グラフ作成部11では、図5に示す配線領域の各矩
形R1〜R7を図6に示す節点NR1〜NR7に対応さ
せ、2つの矩形が接しているならば、その対応する節点
間に枝を設け、例えばNR1とNR2とが接しているの
でその間に枝が設けられ、図6に示すようなグラフが作
成される(ステップS5A)。
【0062】次に、配線方向データ記憶部15に記憶さ
れている始点Sと終点Tにおける配線方向のデータと、
始点,終点データ記憶部16に記憶されている始点S及
び終点Tのデータとを基にして、不要枝削除部12によ
って指定された配線方向に従わないようなグラフの枝、
例えば図6におけるNR1とNR3と間の枝及びNR5
とNR7との間の枝を削除する(ステップS5B)。
【0063】次に、不要枝削除部12から出力されるデ
ータと始点,終点データ記憶部16から出力されるデー
タを基に、経路決定部13によって、始点Sを含む矩形
と終点Tを含む矩形の間のグラフの経路を求める(ステ
ップS5C)。例えば図6における節点NR3と節点N
R7の間の経路を求める。この場合は、不要な枝が削除
されているため、節点NR3→節点NR4→節点NR6
→節点NR7の概略経路が求められる。ここで、概略経
路を求める手法は基本的には上記文献1に示されている
ものを用いる。
【0064】次に、経路決定部13で求められた概略経
路に対応する矩形R3,R4,R6,R7内の配線を詳
細配線部14で行う(ステップS5D)。なお、ここで
詳細配線を行う手法は基本的には上記文献1に示されて
いる従来の手法を用いる。
【0065】配線が決定するとそのデータは、レイアウ
トデータ1に収納される。なお、図5において、OB
1,OB2は障害物等による配線不能領域、Ar1,A
r2はマウスなどの入力装置によって入力された配線方
向を示している。
【0066】以上のような手順によって、図7に示すよ
うな、オペレータが希望する配線8を引くことができ
る。例えば、オペレータが終点Tにおいて、逆に右向き
の配線方向を指定すると図7の点線9で示す経路にで
き、オペレータが希望する配線を選択することができ
る。また、電手計算機によって最適な経路を計算する回
数を削減することができる。例えば図6においては、節
点NR3→節点NR4→節点NR5→節点NR7の経路
等との比較をしなくてよくなる分だけ、電子計算機にお
ける計算の手間が省ける。なお、配線方向のデータは始
点あるいは終点の一方のみ入力されている場合でも有効
である。
【0067】<実施例2>以下、この発明の第2実施例
を図について説明する。この発明の第2実施例による配
線装置の構成も図1に示すブロック図と同様である。
【0068】次に、電子計算機を用いて配線経路を決定
する手順について図8を用いて説明する。図8は、配線
経路を決定する際の電子計算機の処理手順(プログラ
ム)の概要を示したフローチャートである。まず、レイ
アウトデータ1に収納されている配線領域のデータを取
り出し、配線領域の矩形分割手段4によって配線領域を
矩形に分割する(ステップS11)。この配線領域の矩
形分割は、図2に示した分割方法と同じである。
【0069】そして、矩形に分割された配線領域のデー
タをレイアウトデータ1に収納する(ステップS1
2)。
【0070】次に、矩形分割された配線領域のデータを
レイアウトデータ1から取り出し、表示装置2に表示す
ることによって(ステップS13)、配線領域上のどの
位置からどの位置まで配線を行うか、視覚的に判断でき
る環境をオペレータに対して準備する。
【0071】そして、オペレータは、表示装置2を見な
がら、マウスなどの入力装置3を用いて配線の始点Sと
終点Tと通過してほしい矩形とを入力する(ステップS
14)。入力されたデータは、配線手段5に取り込まれ
る。
【0072】次に、配線手段5によって、オペレータに
指定された配線の始点Sと終点Tと通過してほしい矩形
とを用いて始点Sから終点Tまでの配線経路を決定する
(ステップS15)。
【0073】次に、配線領域のうちステップ15で新た
に指定された配線領域をそのデータとともに配線不能領
域としてレイアウトデータ1に収納する(ステップS1
6)。
【0074】最後に、必要な配線がすべて終了したか否
かをステップ17で判断して、終了していればこの手続
きを終わり、終了していなければ、ステップ15で配線
された新たなデータを基にしてステップS11の矩形分
割から繰り返し配線を行う。
【0075】次に、図9乃至図13を用いて配線手段5
による配線経路の探索を詳しく説明する。図9は図8の
ステップS15に示された配線手段5による配線経路の
決定手順を詳細に示すフローチャートである。図10は
図1の点線で囲まれた配線領域の矩形分割手段4及び配
線手段5の部分を詳細に記載したブロック図である。図
11は、図1に示した矩形分割手段4で矩形分割され、
表示装置2に表示された集積回路のレイアウトを示す図
である。図12は矩形分割された配線領域の配線に関す
るデータを節点と枝とで示したグラフである。図13は
図9に示す手順で決定された配線経路を示す平面図であ
る。
【0076】まず、図10に示す矩形分割部20で分割
された配線領域(図11)が表示装置2に表示されてい
るものとする。ここで、矩形分割部20は図1で示され
た矩形分割手段4に相当する部分である。また、入力装
置3から入力された始点S,終点T及び通過して欲しい
矩形M10のデータが、始点,終点データ記憶部25及
び通過矩形データ記憶部26に記憶されているものとす
る。
【0077】図10に示す矩形分割部20で分割された
配線領域(図11)のデータはグラフ作成部21に出力
される。グラフ作成部21では、図11に示す配線領域
の各矩形R10〜R16,M10を図12に示す節点N
R10〜NR16,NM10に対応させ、2つの矩形が
接しているならば、その対応する節点間に枝を設け、例
えばNR11とNR11とが接しているのでその間に枝
が設けられ、図12に示すようなグラフが作成される
(ステップS15A)。
【0078】次に、始点,終点データ記憶部16に記憶
されている始点S及び終点Tのデータと、通過矩形デー
タ記憶部26に記憶されている通過矩形のデータとを基
にして、部分経路決定部22によって、始点Sを含む矩
形と第1番目の通過矩形の間の経路、各通過矩形と次の
通過矩形の間の経路、最終の通過矩形と終点を含む矩形
との間の経路をグラフ上で求める(ステップS15
B)。例えば、図12において、節点NR10と節点N
M10と間の経路あるいは節点NR16と節点NM10
と間の経路をそれぞれ求める。ここで、それぞれの概略
経路を求める手法は基本的には上記文献1に示されてい
るものを用いる。
【0079】次に、部分経路決定部22から出力される
データを基に、経路連結部23によって、節点NR10
と節点NM10と間の経路あるいは節点NR16と節点
NM10と間の経路を連結して、始点Sを含む矩形と終
点Tを含む矩形の間のグラフの経路を求める(ステップ
S15C)。例えば図12における節点NR10と節点
NR16の間の経路を求める。この場合は、通過して保
して矩形M10を通るように、節点NR10→節点NR
12→節点NR13→節点NM10→節点NR16の経
路が求められる。
【0080】次に、経路連結部23で求められた経路に
対応する矩形R10,R12,R13,R16,M10
内の配線を詳細配線部24で行う(ステップS15
D)。なお、ここで詳細配線を行う方法は基本的には上
記文献1に示されている従来の方法を用いる。
【0081】配線が決定するとそのデータは、レイアウ
トデータ1に収納される。なお、図11において、OB
10,OB11は障害物等による配線不能領域を示して
いる。
【0082】以上のような手順によって、図13に示す
ような、オペレータが希望する配線28を引くことがで
きる。また、電手計算機によって最適な経路を計算する
回数を削減することができる。例えば図12において
は、節点NR10→節点NR12→節点NR14→節点
NR16の経路あるいは節点NR10→節点NR11→
節点NR15→節点NR16の経路等との比較をしなく
てよくなる分だけ、電子計算機における計算の手間が省
ける。
【0083】なお、第2実施例においては通過してほし
い矩形を一つだけ指定したが、複数の矩形を指定するこ
とも可能である。例えば、指定された通過してほしい矩
形を順番にM1,M2,……Mkとする。SとM1、M
1とM2、……、Mk−1とMk、MkとTの間の矩形
単位での概略経路を部分経路決定手段22を用いて求
め、これらの概略経路を経路連結部23によって連結し
てSとTの間の概略経路を求めることができる。
【0084】<実施例3>以下、この発明の第3実施例
を図について説明する。この発明の第3実施例による配
線装置の構成も図1に示すブロック図と同様である。
【0085】次に、電子計算機を用いて配線経路を決定
する手順について図14を用いて説明する。図14は、
配線経路を決定する際の電子計算機の処理手順(プログ
ラム)の概要を示したフローチャートである。まず、レ
イアウトデータ1に収納されている配線領域のデータを
取り出し、配線領域の矩形分割手段4によって配線領域
を矩形に分割する(ステップS21)。この配線領域の
矩形分割は、図2に示した分割方法と同じである。
【0086】そして、矩形に分割された配線領域のデー
タをレイアウトデータ1に収納する(ステップS2
2)。
【0087】次に、矩形分割された配線領域のデータを
レイアウトデータ1から取り出し、表示装置2に表示す
ることによって(ステップS23)、配線領域上のどの
位置からどの位置まで配線を行うか、視覚的に判断でき
る環境をオペレータに対して準備する。
【0088】そして、オペレータは、表示装置2を見な
がら、マウスなどの入力装置3を用いて配線の始点Sと
終点Tと始点Sにおける配線方向と終点Tにおける配線
方向と通過してほしい矩形とを入力する(ステップS2
4)。入力されたデータは、配線手段5に取り込まれ
る。
【0089】次に、配線手段5によって、オペレータに
指定された配線の始点Sと終点Tと通過してほしい矩形
とを用いて始点Sから終点Tまでの配線経路を決定する
(ステップS25)。
【0090】次に、配線領域のうちステップ25で新た
に指定された配線領域をそのデータとともに配線不能領
域としてレイアウトデータ1に収納する(ステップS2
6)。
【0091】最後に、必要な配線がすべて終了したか否
かをステップ27で判断して、終了していればこの手続
きを終わり、終了していなければ、ステップ25で配線
された新たなデータを基にしてステップS21の矩形分
割から繰り返し配線を行う。
【0092】次に、図15乃至図18を用いて配線手段
5による配線経路の探索を詳しく説明する。図15は図
14のステップS25に示された配線手段5による配線
経路の決定手順を詳細に示すフローチャートである。図
16は図1の点線で囲まれた配線領域の矩形分割手段4
及び配線手段5の部分を詳細に記載したブロック図であ
る。図17は、図1に示した矩形分割手段4で矩形分割
され、表示装置2に表示された集積回路のレイアウトを
示す図である。図18は矩形分割された配線領域の配線
に関するデータを節点と枝とで示したグラフである。
【0093】まず、図16に示す矩形分割部30で分割
された配線領域(図17)が表示装置2に表示されてい
るものとする。ここで、矩形分割部30は図1で示され
た矩形分割手段4に相当する部分である。また、入力装
置3から入力された始点S,終点T及び通過して欲しい
矩形M21のデータが、配線方向データ記憶部36、始
点,終点データ記憶部37及び通過矩形データ記憶部3
8に記憶されているものとする。
【0094】図16に示す矩形分割部30で分割された
配線領域(図17)のデータはグラフ作成部31に出力
される。グラフ作成部31では、図17に示す配線領域
の各矩形R21〜R32,M21を図12に示す節点N
R21〜NR32,NM21に対応させ、2つの矩形が
接しているならば、その対応する節点間に枝を設け、例
えばNR23とNR25とが接しているのでその間に枝
が設けられ、図18に示すようなグラフが作成される
(ステップS25A)。
【0095】次に、配線方向データ記憶部36に記憶さ
れている始点Sと終点Tにおける配線方向のデータと、
始点,終点データ記憶部37に記憶されている始点S及
び終点Tのデータとを基にして、不要枝削除部32によ
って指定された配線方向に従わないようなグラフの枝、
例えば図18における節点NR21と節点NR23と間
の枝、節点NR31と節点NR32との間の枝及び節点
NR30と節点NR32との間の枝を削除する(ステッ
プS25B)。
【0096】次に、始点,終点データ記憶部37に記憶
されている始点S及び終点Tのデータと、通過矩形デー
タ記憶部38に記憶されている通過矩形のデータとを基
にして、部分経路決定部33によって、始点Sを含む矩
形と第1番目の通過矩形の間の経路、各通過矩形と次の
通過矩形の間の経路、最終の通過矩形と終点を含む矩形
との間の経路をグラフ上で求める(ステップS25
C)。例えば、図18において、節点NR23と節点N
M21と間の経路あるいは節点NM21と節点NR30
と間の経路をそれぞれ求める。ここで、それぞれの概略
経路を求める手法は基本的には上記文献1に示されてい
るものを用いる。
【0097】次に、部分経路決定部33から出力される
データを基に、経路連結部34によって、節点NR23
と節点NM21と間の経路あるいは節点NR30と節点
NM21と間の経路を連結して、始点Sを含む矩形と終
点Tを含む矩形の間のグラフの経路を求める(ステップ
S25D)。例えば図18における節点NR23と節点
NR30の間の経路を求める。この場合は、通過して保
して矩形M21を通るように、節点NR10→節点NR
12→節点NR13→節点NM10→節点NR16の経
路が求められる。
【0098】次に、経路連結部34で求められた経路に
対応する矩形R23,R25,R28,R33,M21
内の配線を詳細配線部35で行う(ステップS15
E)。ここで、詳細配線を行う方法は基本的には上記文
献1に示されている従来の方法を用いる。
【0099】配線が決定するとそのデータは、レイアウ
トデータ1に収納される。なお、図17において、OB
21〜OB26は障害物等による配線不能領域、Ar2
1,Ar22は始点Sあるいは終点Tにおける配線方向
を示している。
【0100】以上のような手順によって、オペレータが
希望する配線を引くことができる。例えば図18におい
ては、節点NM21→節点NR28→節点NR31→節
点NR32の経路あるいは節点NM21→節点NR28
→節点NR30→節点NR32の経路等との比較をしな
くてよくなる分だけ、また、図18において、節点NR
23→節点NR25→節点NR26→節点NR28→節
点NR29→節点NR32の経路あるいは節点NR23
→節点NR25→節点NR27→節点NR28→節点N
R29→節点NR32の経路等との比較をしなくてよく
なる分だけ、電子計算機における計算の手間が省ける。
【0101】なお、第3実施例においては通過してほし
い矩形を一つだけ指定したが、複数の矩形を指定するこ
とも可能である。例えば、指定された通過してほしい矩
形を順番にM1,M2,……Mkとする。SとM1、M
1とM2、……、Mk−1とMk、MkとTの間の矩形
単位での概略経路を部分経路決定手段33を用いて求
め、これらの概略経路を経路連結部34によって連結し
て始点Sと終点Tの間の概略経路を求めることもでき
る。
【0102】なお、上記第1ないし第3実施例におい
て、配線層が1層の場合の配線方法について説明した
が、このまま多層配線に対しても適用することができ
る。ただし、グラフは節点をつなぐ枝を接続する場合に
スルーホール等によって連結される上下の配線層を含め
て作成されることとなる。
【0103】次に、この発明の第4実施例を図19を用
いて説明する。図19は2層配線における配線経路を求
める方法を説明するための図である。図19において、
A1〜A5は第2層配線の配線領域、B1〜B5は第1
層配線の配線領域、45は第1層配線の配線領域上に形
成された第1層配線、46は第2層配線の配線領域上に
形成された第2層配線、SHは第1層配線45と第2層
配線46とを接続するためのスルーホールである。図に
おいて、配線領域A1〜A5,B1〜B5以外の他の領
域は障害物等による配線不能領域であるものとする。そ
して、第2層配線はX軸方向(水平方向)への配線しか
できず、第1層配線はY軸方向(垂直方向)への配線し
かできないものとする。ここで、配線領域A1〜A5,
B1〜B5は図1に示した矩形分割手段4を用いてそれ
ぞれ水平分割あるいは垂直分割された領域である。水平
分割及び垂直分割については「情報処理学会研究報告
設計自動化53−3」(以下文献2という)に記載され
ているような従来の方法を用いる。
【0104】この時、配線経路を求めるためには上記第
1ないし第3実施例で示した図2、図8及び図14に示
した手順で始点S,終点T,始点S及び終点Tにおける
配線方向あるいは通過してほしい通過領域を指定するこ
ととなる。
【0105】第2実施例と同様に始点S、終点T及び通
過してほしい領域を指定する場合、例えば、通過してほ
しい領域としてB4を指定したとすると、始点Sを含む
配線領域A1から配線領域B4までの部分経路がまず求
められ、続いて配線領域B4から終点Tを含む配線領域
B5まで部分経路が求められる。そして、この2つの経
路を連結させてさらに配線領域A1,B2,A3,B
4,A5,B5内での詳細な配線がなされる。ここで、
配線領域A1と配線領域B4との間での配線経路の決定
及び配線領域B4と配線領域B5との間での配線経路の
決定は、文献2に記載されているような従来の方法を用
いて行われる。また、配線領域A1,B2,A3,B
4,A5,B5内での詳細な配線での詳細配線について
も文献2に記載されているような従来の方法を用いて行
われる。
【0106】例えば、文献2に記載されている方法によ
って、始点Sを含む領域A1と終点Tを含む領域B5間
の配線を行った場合、一般には迂回する距離の短い配線
領域A1→配線領域B1→配線領域A2→配線領域B3
→配線領域A4→配線領域B5の経路が選択されること
となる。ところが、通過配線領域B4を指定することに
よって図19に示した配線領域A1→配線領域B2→配
線領域A3→配線領域B4→配線領域A5→配線領域B
5の経路を選択させることができる。
【0107】次に、配線方向を指定する場合も第1実施
例と同様の手順で行うことができる。例えば、始点Sに
おいて右方向、即ちX軸に沿った+方向が指定されたと
すると、配線領域A1からの経路のうち左方向、即ちX
軸に沿った−方向への経路は選択されない。つまり、配
線領域A1と配線領域B1とは接続できないものとして
扱われる。また、終点Tにおいて下方向、即ちY軸に沿
った−方向が指定されたとすると、配線領域B5からの
経路のうち上方向、即ちX軸に沿った+方向への経路は
選択されない。つまり、配線領域B5と配線領域A4と
は接続できないものとして扱われる。
【0108】このように、不要な配線経路を除くことに
よって、オペレータが指定したい経路(配線領域A1→
配線領域B2→配線領域A3→配線領域B4→配線領域
A5→配線領域B5)を容易に指定することができる。
なお、配線方向及び通過してほしい配線領域を同時に指
定する場合は上記の組み合わせで経路が決定できる。ま
た、通過して欲しい配線領域の指定は複数であっても上
記実施例と同様に配線経路の決定は可能である。
【0109】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明の配
線装置によれば、配線領域分割手段の出力するレイアウ
トデータに基づいて、分割された配線領域を外部に表示
する表示手段と、外部から配線の始点、該始点における
配線方向、配線の終点及び該終点における配線方向を入
力する入力手段と、配線方向のデータに応じて始点及び
終点間の経路を限定し、限定された該経路のなかから、
所定の条件にあった、始点を含む四角形から終点を含む
四角形までの連続した複数の四角形よりなる概略経路を
決定する概略経路決定手段とを備えて構成されているの
で、例えば設計者が表示手段に表示された分割された配
線領域を見ながら、入力手段を用いて始点における配線
方向と終点における配線方向とを指定することによって
所望の概略経路を限定でき、簡単な操作で所望の配線経
路を得ることができるという効果がある。
【0110】請求項2記載の発明の配線装置によれば、
概略配線決定手段が、配線領域分割手段の出力するレイ
アウトデータに基づいて、複数の四角形を複数の節点に
それぞれ対応させ、接している2つの四角形に対応する
2つの節点の間に枝を対応させることによって複数の節
点と枝からなるグラフを作成するグラフ作成手段と、グ
ラフから始点を含む四角形に対応する節点につながる枝
のうち始点における配線方向と異なる向きの枝を削除
し、グラフから終点を含む四角形に対応する節点につな
がる枝のうち終点における配線方向と異なる向きの枝を
削除して修正したグラフを作成する不要枝削除手段と、
不要枝削除手段によって作成されたグラフを用いて、始
点を含む節点から終点を含む節点までの概略経路を決定
する概略経路探索手段とを備えて構成されているので、
例えば設計者が表示手段に表示された分割された配線領
域を見ながら、入力手段を用いて指定した始点における
配線方向と終点における配線方向によって、不要板削除
手段で設計者が希望する概略経路の限定ができるという
効果がある。
【0111】請求項3記載の発明の配線装置によれば、
配線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基づい
て、分割された配線領域を外部に表示する表示手段と、
外部から配線の始点、配線の終点及び複数の四角形の中
の通過してほしいN個の四角形(Nは自然数)並びにそ
の通過順の各データを入力する入力手段と、通過してほ
しいN個の四角形を通過順に通るように始点から終点ま
での経路を限定し、限定された該経路のなかから、所定
の条件にあった、始点を含む四角形から終点を含む四角
形までの連続した複数の四角形よりなる概略経路を決定
する概略経路決定手段とを備えて構成されているので、
例えば設計者が表示手段に表示された分割された配線領
域を見ながら、入力手段を用いて通過して欲しいN個の
四角形及びその順序を指定することによって所望の概略
経路を限定でき、簡単な操作で所望の配線経路を得るこ
とができるという効果がある。
【0112】請求項4記載の発明の配線装置によれば、
入力手段において、N個の四角形の入力順序に従って通
過順のデータが決定するので、入力手段からの入力が簡
単になり、さらに簡単な操作で所望の配線経路を得るこ
とができるという効果がある。
【0113】請求項5記載の発明の配線装置によれば、
概略経路決定手段が、配線領域分割手段の出力するレイ
アウトデータに基づいて、複数の四角形を複数の節点に
それぞれ対応させ、接している2つの四角形に対応する
2つの節点の間に枝を対応させることによって複数の節
点と枝からなるグラフを作成するグラフ作成手段と、グ
ラフを用いて、始点を含む四角形とN個の四角形の中の
通過順が一番目の四角形との間の経路、通過順がN番目
の四角形と終点を含む四角形との間の経路、及びNが2
以上のときは通過順がI番目の四角形と通過順が(I+
1)番目の四角形との間の経路(IはNより小さい任意
の自然数)を決定する部分経路決定手段と、部分経路決
定手段で決定されたそれぞれの経路を連結して始点を含
む四角形から終点を含む四角形までの概略経路を求める
経路連結手段とを備えて構成されているので、例えば設
計者が表示手段に表示された分割された配線領域を見な
がら、入力手段を用いて指定した通過してほしいN個の
四角形によって、部分経路決定手段と経路連結手段とで
設計者が希望する概略経路の限定ができるという効果が
ある。
【0114】請求項6記載の発明の配線装置によれば、
配線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基づい
て、分割された配線領域を外部に表示する表示手段と、
外部から配線の始点、該始点における配線方向、配線の
終点、該終点における配線方向及び複数の四角形の中の
通過してほしいN個の四角形(Nは自然数)並びにその
通過順の各データを入力する入力手段と、配線方向に応
じて通過してほしいN個の四角形を順に通るように始点
から終点までの経路を限定し、限定された該経路のなか
から、所定の条件にあった、始点を含む四角形から終点
を含む四角形までの連続した複数の四角形よりなる概略
経路を決定する概略経路決定手段とを備えて構成されて
いるので、例えば設計者が表示手段に表示された分割さ
れた配線領域を見ながら、入力手段を用いて始点におけ
る配線方向、終点における配線方向及び通過して欲しい
N個の四角形を指定することによって所望の概略経路を
限定でき、簡単な操作で所望の配線経路を得ることがで
きるという効果がある。
【0115】請求項7記載の発明の配線装置によれば、
概略経路決定手段が、配線領域分割手段の出力するレイ
アウトデータに基づいて、複数の四角形を複数の節点に
それぞれ対応させ、接している2つの四角形に対応する
2つの節点の間に枝を対応させることによって複数の節
点と枝からなるグラフを作成するグラフ作成手段と、グ
ラフから始点を含む四角形に対応する節点につながる枝
のうち始点における配線方向と異なる向きの枝を削除
し、グラフから終点を含む四角形に対応する節点につな
がる枝のうち終点における配線方向と異なる向きの枝を
削除して修正したグラフを作成する不要枝削除手段と、
不要枝削除手段が作成したグラフを用いて、始点を含む
四角形とN個の四角形の中の通過順が一番目の四角形と
の間の経路、通過順がN番目の四角形と終点を含む四角
形との間の経路、及びNが2以上のときは通過順がI番
目の四角形と通過順が(I+1)番目の四角形との間の
経路(IはNより小さい任意の自然数)を決定する部分
経路決定手段と、部分経路決定手段で決定されたそれぞ
れの経路を連結して始点を含む四角形から終点を含む四
角形までの概略経路を求める経路連結手段とを備えて構
成されているので、例えば設計者が表示手段に表示され
た分割された配線領域を見ながら、入力手段を用いて指
定した始点における配線方向、終点における配線方向及
び通過してほしいN個の四角形によって、不要板削除手
段と部分経路決定手段と経路連結手段とで設計者が希望
する概略経路の限定ができるという効果がある。
【0116】請求項8記載の発明の配線方法によれば、
レイアウトデータに基づいて、分割された配線領域を外
部に表示する工程と、レイアウトデータに基づいて、複
数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応させ、接してい
る2つの四角形に対応する2つの節点の間に枝を対応さ
せることによって、複数の節点と枝からなるグラフを作
成する工程と、外部から配線の始点、該始点における配
線方向、配線の終点及び該終点における配線方向を指定
する工程と、グラフから始点を含む四角形に対応する節
点につながる枝のうち始点における配線方向と異なる向
きの枝を削除し、グラフから終点を含む四角形に対応す
る節点につながる枝のうち終点における配線方向と異な
る向きの枝を削除して修正したグラフを作成する工程
と、修正したグラフに基づいて、始点を含む節点から終
点を含む節点までの概略経路を経路を決定する工程とを
備えて構成されているので、例えば設計者が分割された
配線領域を表示する工程で表示された分割された配線領
域を見て、次に設計者が配線方向を指定する工程で始点
における配線方向と終点における配線方向とを指定する
ことによって、修正したグラフを作成する工程と概略経
路を決定する工程とにより所望の概略経路を限定でき、
簡単な操作で所望の配線経路を得ることができるという
効果がある。
【0117】請求項9記載の発明の配線方法によれば、
レイアウトデータに基づいて、分割された配線領域を外
部に表示する工程と、レイアウトデータに基づいて、電
子計算機によって複数の四角形を複数の節点にそれぞれ
対応させ、接している2つの四角形に対応する2つの節
点に枝を対応させることによって複数の節点と枝からな
るグラフを作成する工程と、外部から配線の始点、配線
の終点及び複数の四角形の中の通過してほしいN個の四
角形(Nは自然数)並びにその通過順を指定する工程
と、グラフを用いて、始点を含む四角形とN個の四角形
の中の通過順が一番目の四角形との間の経路、通過順が
N番目の四角形と終点を含む四角形との間の経路、及び
Nが2以上のときは通過順がI番目の四角形と通過順が
(I+1)番目の四角形との間の経路(IはNより小さ
い任意の自然数)を決定する工程と、決定されたそれぞ
れの経路を連結して始点を含む四角形から終点を含む四
角形までの概略経路を求める工程とを備えて構成されて
いるので、例えば設計者が分割された配線領域を表示す
る工程で表示された分割された配線領域を見て、次に設
計者が通過してほしいN個の四角形を通過してほしい順
に指定する工程でN個の四角形を指定することによっ
て、各部分の経路を決定する工程とその経路を連結する
工程とにより所望の概略経路を限定でき、簡単な操作で
所望の配線経路を得ることができるという効果がある。
【0118】請求項10記載の発明の配線方法によれ
ば、レイアウトデータに基づいて、分割された配線領域
を外部に表示する工程と、レイアウトデータに基づい
て、複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応させ、接
している2つの四角形に対応する2つの節点の間に枝を
対応させることによって複数の節点と枝からなるグラフ
を作成する工程と、外部から配線の始点、該始点におけ
る配線方向、配線の終点、該終点における配線方向及び
複数の四角形の中の通過してほしいN個の四角形(Nは
自然数)並びにその通過順を指定する工程と、グラフか
ら始点を含む四角形に対応する節点につながる枝のうち
始点における配線方向と異なる向きの枝を削除し、グラ
フから終点を含む四角形に対応する節点につながる枝の
うち終点における配線方向と異なる向きの枝を削除して
修正したグラフを作成する工程と、修正したグラフを用
いて、始点を含む四角形とN個の四角形の中の通過順が
一番目の四角形との間の経路、通過順がN番目の四角形
と終点を含む四角形との間の経路、及びNが2以上のと
きは通過順がI番目の四角形と通過順が(I+1)番目
の四角形との間の経路(IはNより小さい任意の自然
数)を決定する工程と、決定されたそれぞれの経路を連
結して始点を含む四角形から終点を含む四角形までの概
略経路を求める工程とを備えて構成されているので、例
えば設計者が分割された配線領域を表示する工程で表示
された分割された配線領域を見て、次に設計者が配線方
向と通過してほしいN個の四角形を通過してほしい順に
指定する工程で配線方向及びN個の四角形を指定するこ
とによって、修正したグラフを作成する工程と各部分の
経路を決定する工程とその経路を連結する工程とにより
所望の概略経路を限定でき、簡単な操作で所望の配線経
路を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1から第4実施例における配線装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1実施例による配線手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】この発明の第1実施例による配線手段における
配線手順を示すフローチャートである。
【図4】この発明の第1実施例による配線装置の配線手
段を説明するためのブロック図である。
【図5】この発明の第1実施例による配線装置に表示さ
れた配線領域のレイアウトを示す平面図である。
【図6】この発明の第1実施例による配線手段において
作成されるグラフである。
【図7】この発明の第1実施例による配線された配線領
域のレイアウトを示す平面図である。
【図8】この発明の第2実施例による配線手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】この発明の第2実施例による配線手段における
配線手順を示すフローチャートである。
【図10】この発明の第2実施例による配線装置の配線
手段を説明するためのブロック図である。
【図11】この発明の第2実施例による配線装置に表示
された配線領域のレイアウトを示す平面図である。
【図12】この発明の第2実施例による配線手段におい
て作成されるグラフである。
【図13】この発明の第2実施例による配線された配線
領域のレイアウトを示す平面図である。
【図14】この発明の第3実施例による配線手順を示す
フローチャートである。
【図15】この発明の第3実施例による配線手段におけ
る配線手順を示すフローチャートである。
【図16】この発明の第3実施例による配線装置の配線
手段を説明するためのブロック図である。
【図17】この発明の第3実施例による配線装置に表示
された配線領域のレイアウトを示す平面図である。
【図18】この発明の第3実施例による配線手段におい
て作成されるグラフである。
【図19】この発明の第4実施例による配線装置によっ
て配線する配線領域のレイアウトを示す平面図である。
【図20】従来の配線装置を用いて配線を行なった配線
経路レイアウトを示す平面図である。
【符号の説明】
1 レイアウトデータ 2 表示装置 3 入力装置 4 配線領域の矩形分割手段 5 配線手段 10,20,30 矩形分割部 11,21,31 グラフ作成部 12,32 不要枝削除部 13 経路決定部 14,24,35 詳細配線部 15,36 配線方向データ記憶部 16,26,37 始点,終点データ記憶部 22,33 部分経路決定部 23,34 経路連結部 26,38 通過矩形データ記憶部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路における配線経路のレイアウト
    を電子計算機処理を用いて行う配線装置であって、 配線が施される配線領域のレイアウトデータを記憶して
    いるレイアウトデータ記憶手段と、 前記レイアウトデータ記憶手段に記憶されたデータに基
    づいて、前記配線領域を互いに平行な二辺を少なくとも
    有する複数の四角形に分割したレイアウトデータを作成
    して出力する配線領域分割手段と、 前記配線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基
    づいて、分割された前記配線領域を外部に表示する表示
    手段と、 外部から配線の始点、該始点における配線方向、前記配
    線の終点及び該終点における配線方向の各データを入力
    する入力手段と、 前記配線方向のデータに応じて前記始点及び前記終点間
    の経路を限定し、限定された該経路のなかから、所定の
    条件にあった、前記始点を含む前記四角形から前記終点
    を含む前記四角形までの連続した複数の前記四角形より
    なる概略経路を決定する概略経路決定手段と、 前記概略経路を形成している前記四角形の各々の中の配
    線経路を決定する詳細配線手段と、 を備える、配線装置。
  2. 【請求項2】 前記概略経路決定手段は、 前記配線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基
    づいて、前記複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応
    させ、接している2つの前記四角形に対応する2つの前
    記節点の間に枝を対応させることによって複数の前記節
    点と前記枝からなるグラフを作成するグラフ作成手段
    と、 前記グラフから前記始点を含む前記四角形に対応する前
    記節点につながる前記枝のうち前記始点における前記配
    線方向と異なる向きの枝を削除し、前記グラフから前記
    終点を含む前記四角形に対応する前記節点につながる前
    記枝のうち前記終点における前記配線方向と異なる向き
    の枝を削除して修正したグラフを作成する不要枝削除手
    段と、 前記不要枝削除手段によって作成された前記グラフを用
    いて、前記始点を含む節点から前記終点を含む節点まで
    の前記概略経路を決定する概略経路探索手段と、 を備える、請求項1記載の配線装置。
  3. 【請求項3】 集積回路における配線経路のレイアウト
    を電子計算機処理を用いて行う配線装置であって、 配線が施される配線領域のレイアウトデータを記憶して
    いるレイアウトデータ記憶手段と、 前記レイアウトデータ記憶手段に記憶されたデータに基
    づいて、前記配線領域を互いに平行な二辺を少なくとも
    有する複数の四角形に分割したレイアウトデータを作成
    して出力する配線領域分割手段と、 前記配線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基
    づいて、分割された前記配線領域を外部に表示する表示
    手段と、 外部から配線の始点、前記配線の終点及び前記複数の四
    角形の中の通過してほしいN個の四角形(Nは自然数)
    並びにその通過順の各データを入力する入力手段と、 前記通過してほしいN個の四角形を前記通過順に通るよ
    うに前記始点から前記終点までの経路を限定し、限定さ
    れた該経路のなかから、所定の条件にあった、前記始点
    を含む前記四角形から前記終点を含む前記四角形までの
    連続した複数の前記四角形よりなる概略経路を決定する
    概略経路決定手段と、 前記概略経路を形成している前記四角形の各々の中の配
    線経路を決定する詳細配線手段と、 を備える、配線装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段において、前記N個の四角
    形の入力順序に従って前記通過順のデータが決定する、
    請求項3記載の配線装置。
  5. 【請求項5】 前記概略経路決定手段は、 前記配線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基
    づいて、前記複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応
    させ、接している2つの前記四角形に対応する2つの前
    記節点の間に枝を対応させることによって複数の前記節
    点と前記枝からなるグラフを作成するグラフ作成手段
    と、 前記グラフを用いて、前記始点を含む前記四角形と前記
    N個の四角形の中の前記通過順が一番目の四角形との間
    の経路、前記通過順がN番目の四角形と前記終点を含む
    前記四角形との間の経路、及びNが2以上のときは前記
    通過順がI番目の四角形と前記通過順が(I+1)番目
    の四角形との間の経路(IはNより小さい任意の自然
    数)を決定する部分経路決定手段と、 前記部分経路決定手段で決定されたそれぞれの経路を連
    結して前記始点を含む前記四角形から前記終点を含む前
    記四角形までの前記概略経路を求める経路連結手段と、 を備える、請求項3記載の配線装置。
  6. 【請求項6】 集積回路における配線経路のレイアウト
    を電子計算機処理を用いて行う配線装置であって、 配線が施される配線領域のレイアウトデータを記憶して
    いるレイアウトデータ記憶手段と、 前記レイアウトデータ記憶手段に記憶されたデータに基
    づいて、前記配線領域を互いに平行な二辺を少なくとも
    有する複数の四角形に分割したレイアウトデータを作成
    して出力する配線領域分割手段と、 前記配線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基
    づいて、分割された前記配線領域を外部に表示する表示
    手段と、 外部から配線の始点、該始点における配線方向、前記配
    線の終点、該終点における配線方向及び前記複数の四角
    形の中の通過してほしいN個の四角形(Nは自然数)並
    びにその通過順の各データを入力する入力手段と、 前記配線方向のデータに応じて前記通過してほしいN個
    の四角形を前記通過順に通るように前記始点から前記終
    点までの経路を限定し、限定された該経路のなかから、
    所定の条件にあった、前記始点を含む前記四角形から前
    記終点を含む前記四角形までの連続した複数の前記四角
    形よりなる概略経路を決定する概略経路決定手段と、 前記概略経路を形成している前記四角形の各々の中の配
    線経路を決定する詳細配線手段と、 を備える、配線装置。
  7. 【請求項7】 前記概略経路決定手段は、 前記配線領域分割手段の出力するレイアウトデータに基
    づいて、前記複数の四角形を複数の節点にそれぞれ対応
    させ、接している2つの前記四角形に対応する2つの前
    記節点の間に枝を対応させることによって複数の前記節
    点と前記枝からなるグラフを作成するグラフ作成手段
    と、 前記グラフから前記始点を含む前記四角形に対応する前
    記節点につながる前記枝のうち前記始点における前記配
    線方向と異なる向きの枝を削除し、前記グラフから前記
    終点を含む前記四角形に対応する前記節点につながる前
    記枝のうち前記終点における前記配線方向と異なる向き
    の枝を削除して修正したグラフを作成する不要枝削除手
    段と、 前記不要枝削除手段が作成した前記グラフを用いて、前
    記始点を含む前記四角形と前記N個の四角形の中の前記
    通過順が一番目の四角形との間の経路、前記通過順がN
    番目の四角形と前記終点を含む前記四角形との間の経
    路、及びNが2以上のときは前記通過順がI番目の四角
    形と前記通過順が(I+1)番目の四角形との間の経路
    (IはNより小さい任意の自然数)を決定する部分経路
    決定手段と、 前記部分経路決定手段で決定されたそれぞれの経路を連
    結して前記始点を含む前記四角形から前記終点を含む前
    記四角形までの前記概略経路を求める経路連結手段と、 を備える、請求項6記載の配線装置。
  8. 【請求項8】 集積回路における配線経路のレイアウト
    を電子計算機処理を用いて行う配線方法であって、 配線が施される配線領域を互いに平行な二辺を少なくと
    も有する複数の四角形に分割したレイアウトデータを準
    備する工程と、 前記レイアウトデータに基づいて、分割された前記配線
    領域を外部に表示する工程と、 前記レイアウトデータに基づいて、前記複数の四角形を
    複数の節点にそれぞれ対応させ、接している2つの前記
    四角形に対応する2つの前記節点の間に枝を対応させる
    ことによって、複数の前記節点と前記枝からなるグラフ
    を作成する工程と、 外部から配線の始点、該始点における配線方向、前記配
    線の終点及び該終点における配線方向を指定する工程
    と、 前記グラフから前記始点を含む前記四角形に対応する前
    記節点につながる前記枝のうち前記始点における前記配
    線方向と異なる向きの枝を削除し、前記グラフから前記
    終点を含む前記四角形に対応する前記節点につながる前
    記枝のうち前記終点における前記配線方向と異なる向き
    の枝を削除して修正したグラフを作成する工程と、 前記修正したグラフに基づいて、前記始点を含む節点か
    ら前記終点を含む節点までの概略経路を決定する工程
    と、 前記概略経路を形成している前記四角形の各々の中の詳
    細配線経路を決定する工程と、 を備える、配線方法。
  9. 【請求項9】 集積回路における配線経路のレイアウト
    を電子計算機処理を用いて行う配線方法であって、 配線が施される配線領域を互いに平行な二辺を少なくと
    も有する複数の四角形に分割したレイアウトデータを準
    備する工程と、 前記レイアウトデータに基づいて、分割された前記配線
    領域を外部に表示する工程と、 前記レイアウトデータに基づいて、前記複数の四角形を
    複数の節点にそれぞれ対応させ、接している2つの前記
    四角形に対応する2つの前記節点の間に枝を対応させる
    ことによって複数の前記節点と前記枝からなるグラフを
    作成する工程と、 外部から配線の始点、前記配線の終点及び前記複数の四
    角形の中の通過してほしいN個の四角形(Nは自然数)
    並びにその通過順を指定する工程と、 前記グラフを用いて、前記始点を含む前記四角形と前記
    N個の四角形の中の前記通過順が一番目の四角形との間
    の経路、N番目の四角形と前記終点を含む前記四角形と
    の間の経路、及びNが2以上のときは前記通過順がI番
    目の四角形と前記通過順が(I+1)番目の四角形との
    間の経路(IはNより小さい任意の自然数)を決定する
    工程と、 決定されたそれぞれの前記経路を連結して前記始点を含
    む前記四角形から前記終点を含む前記四角形までの概略
    経路を求める工程と、 前記概略経路を形成している前記四角形の各々の中の配
    線経路を決定する工程と、 を備える、配線方法。
  10. 【請求項10】 集積回路における配線経路のレイアウ
    トを電子計算機処理を用いて行う配線方法であって、 配線が施される配線領域を互いに平行な二辺を少なくと
    も有する複数の四角形に分割したレイアウトデータを準
    備する工程と、 前記レイアウトデータに基づいて、分割された前記配線
    領域を外部に表示する工程と、 前記レイアウトデータに基づいて、前記複数の四角形を
    複数の節点にそれぞれ対応させ、接している2つの前記
    四角形に対応する2つの前記節点の間に枝を対応させる
    ことによって複数の前記節点と前記枝からなるグラフを
    作成する工程と、 外部から配線の始点、該始点における配線方向、前記配
    線の終点、該終点における配線方向及び前記複数の四角
    形の中の通過してほしいN個の四角形(Nは自然数)並
    びにその通過順を指定する工程と、 前記グラフから前記始点を含む前記四角形に対応する前
    記節点につながる前記枝のうち前記始点における前記配
    線方向と異なる向きの枝を削除し、前記グラフから前記
    終点を含む前記四角形に対応する前記節点につながる前
    記枝のうち前記終点における前記配線方向と異なる向き
    の枝を削除して修正したグラフを作成する工程と、 前記修正した前記グラフを用いて、前記始点を含む前記
    四角形と前記N個の四角形の中の前記通過順が一番目の
    四角形との間の経路、前記通過順がN番目の四角形と前
    記終点を含む前記四角形との間の経路、及びNが2以上
    のときは前記通過順がI番目の四角形と前記通過順が
    (I+1)番目の四角形との間の経路(IはNより小さ
    い任意の自然数)を決定する工程と、 決定されたそれぞれの前記経路を連結して前記始点を含
    む前記四角形から前記終点を含む前記四角形までの概略
    経路を求める工程と、 前記概略経路を形成している前記四角形の各々の中の配
    線経路を決定する工程と、 を備える、配線方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111062180A (zh) * 2019-11-08 2020-04-24 深圳市紫光同创电子有限公司 一种fpga布线方法及装置

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