JPH06282362A - 情報処理装置のデバイス駆動制御方法 - Google Patents

情報処理装置のデバイス駆動制御方法

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JPH06282362A
JPH06282362A JP5068384A JP6838493A JPH06282362A JP H06282362 A JPH06282362 A JP H06282362A JP 5068384 A JP5068384 A JP 5068384A JP 6838493 A JP6838493 A JP 6838493A JP H06282362 A JPH06282362 A JP H06282362A
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JP
Japan
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address
hdd
control program
power
program
Prior art date
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JP5068384A
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English (en)
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Kazuya Kogure
一也 木暮
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムのスループット低下を招くことなく
消費電力の節約を図ることができるデバイス駆動制御方
法を得る。 【構成】 アドレスバス11には、HDD22等の入出
力デバイスの他に、パワー制御部31が接続される。パ
ワー制御部31は、デバイスにアクセスする際、アドレ
スバス11上に現れたROM15のメモリアドレス値
と、予め設定されたアドレス値(ROM15のBIOS
プログラムに記述された各デバイス用アクセスプログラ
ム領域のアドレス)とを比較し、その比較結果に応じ、
パワー制御信号33により、電源制御回路32から各デ
バイスへの電源ライン35−1〜35−4をオンオフ制
御する。例えば、HDD22へのアクセスの場合、BI
OSプログラムのうちのHDDアクセスプログラム領域
の先頭アドレスがリードされた時点でHDD22が起動
され、実際のリード/ライトコマンドが出力されるまで
の間にモータ回転の安定化等が行われ、従来より待ち時
間が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノート型パーソナルコン
ピュータ等の情報処理装置に係わり、特に消費電力の節
約のため構成デバイスの電源を適宜遮断する機構を有す
るシステムにおけるデバイスの駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の省エネルギー化の流れに従い、各
種電子機器においても消費電力の低減化が求められてい
る。特に、例えばノート型パーソナルコンピュータ(以
下、ノートパソコンという)のようにバッテリで駆動さ
れることが多い情報処理装置においては、その要求は強
く、従来から消費電力低減のための様々な改良がなされ
てきた。
【0003】その1つとして、装置を構成するデバイス
のうち、例えば中央処理装置(以下、CPUという)か
ら長期間アクセスされていないものについては電源供給
を遮断し、必要なとき(すなわち、アクセスが行われた
とき)だけ電源を供給して駆動するという方法が採られ
ている。このような制御の対象となるデバイスとして
は、例えばフロッピィディスク装置、ハードディスク装
置、プリンタ入出力回路、あるいはシリアル通信入出力
回路等がある。
【0004】ここでは、例えばハードディスク装置(以
下、HDDという)を例に取って従来の制御方法を説明
する。一般に、各デバイスを制御するためのプログラム
は、いわゆるBIOS(Basic Input/Output System) と
呼ばれる基本入出力制御プログラムに格納され、アプリ
ケーションプログラムの実行中にHDDへのアクセス要
求が生じた場合には、CPUがBIOSプログラム中の
対応するアドレスからHDDへのアクセスプログラムを
読み出し、これを実行するようになっている。このと
き、システムのアドレスバスは入出力(I/O)アドレ
スを出力するための状態となり、このアドレスバス上に
アクセス対象デバイスであるHDDのI/Oアドレスが
出力される。
【0005】そして、このアドレスバスを監視し、例え
ば設定時間が経過するまでアドレスバス上にHDDを示
すI/Oアドレスが送出されなかった場合には、当該デ
バイスの電源を遮断する、という制御を行う。
【0006】一方、HDDが停止状態となっている場合
において、アドレスバス上にHDDを示すI/Oアドレ
スが送出された場合には、HDDの電源を投入し起動さ
せる、という制御を行う。
【0007】このように、従来の方法では、アドレスバ
ス上に送出されたI/Oアドレスを読み取り、このI/
Oアドレスに対応したデバイスを起動するようになって
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、アドレスバス上のI/Oアドレスを読み取っ
てから該当デバイスを起動するため、例えばハードディ
スク装置のように起動に時間のかかるデバイスの場合
は、これが安定状態となるまでシステムが待たされ、シ
ステムのスループットが低下することとなる。
【0009】その対策として、上記したデバイス電源遮
断までの設定時間を長くする方法があるが、この場合に
はシステムスループットの低下は回避できるものの、消
費電力の節約効果が低下してしまうという問題があっ
た。
【0010】この発明は、係る課題を解決するためにな
されたもので、システムのスループット低下を招くこと
なく消費電力の節約を図ることができる情報処理装置の
デバイス駆動制御方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る情報処理装置のデバイス駆動制御方法は、装置の構成
要素である各種デバイスのうちアクセスが行われていな
いデバイスへの電源を遮断する機構を有する情報処理装
置において、システムの基本入出力制御プログラムのア
ドレス空間のうち、前記各種デバイスを制御するための
デバイス制御用プログラム領域を示すアドレス値を保持
するステップと、アドレスバスを監視して、該アドレス
バス上に現れた前記基本入出力制御プログラムの読み出
しアドレス値と前記保持されたアドレス値とを比較する
ステップと、前記基本入出力制御プログラムのうちの前
記デバイス制御用プログラム領域の先頭アドレスが前記
アドレスバス上に現れたとき、当該デバイス制御用プロ
グラム領域の制御対象であるデバイスを起動するステッ
プと、を含むことを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明に係る情報処理装置の
デバイス駆動制御方法は、請求項1において、前記基本
入出力制御プログラム中に、一のデバイスを制御するた
めのデバイス制御用プログラム領域が複数個存在する場
合には、これらの複数のデバイス制御用プログラム領域
を示すアドレス値をそれぞれ保持するとともに、前記ア
ドレスバス上に現れる基本入出力制御プログラムのアド
レス値と前記保持された複数組のアドレス値との比較処
理を並列に行うようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明に係る情報処理装置のデバ
イス駆動制御方法では、基本入出力制御プログラムのう
ちの該当するデバイス制御用プログラム領域の先頭アド
レスがアドレスバス上に現れたとき、そのデバイス制御
用プログラム領域の制御対象となっているデバイスが起
動される。
【0014】請求項2記載の発明に係る情報処理装置の
デバイス駆動制御方法では、基本入出力制御プログラム
中に、ある1つのデバイスを制御するためのデバイス制
御用プログラム領域が複数個存在する場合には、アドレ
スバス上に現れる基本入出力制御プログラムのアドレス
値と、複数個のデバイス制御用プログラム領域を示すア
ドレス値との比較処理が並列に行われ、いずれかの領域
の先頭アドレス検出を条件に当該デバイスが起動され
る。
【0015】
【実施例】以下図面に基づき、本発明を詳細に説明す
る。
【0016】図1は本発明の一実施例におけるデバイス
駆動制御方法を適用したノートパソコンの概略構成を表
わしたものである。この装置には、アドレスバス11と
データバス12とが設けられ、それぞれ以下の各デバイ
ス間を接続している。
【0017】(i) CPU14 :この装置全体の制御や
各種演算を行う。
【0018】(ii)ROM15 :読み出し専用メモリで
あって、以下の各デバイスのアクセス制御プログラムを
含むBIOSプログラム(基本入出力制御プログラム)
が格納されている。
【0019】(iii) RAM16 :システム起動時にハ
ードディスク装置22からOS(オペレーティングシス
テム)をロードして格納し、あるいはアプリケーション
プログラムやシステムに必要な各種制御データ等を格納
するためのランダム・アクセス・メモリである。
【0020】(iv)HDD(ハードディスクドライブ)2
2 :HDC(ハードディスクコントローラ)21を介
して接続された外部記憶装置であって、OSや各種のア
プリケーションプログラム、あるいは各種のデータベー
ス等を格納する。
【0021】(v) FDD(フロッピィディスクドライ
ブ)24 :FDC(フロッピィディスクコントロー
ラ)23を介して接続された外部記憶装置であって、フ
ロッピィディスク媒体により各種プログラムやデータの
供給を可能とする装置である。
【0022】(vi)シリアルポート25 :シリアル回線
26とのインタフェースを行う入出力ポートである。
【0023】(vii) プリンタポート27 :外部のプリ
ンタ28とのインタフェースを行う入出力ポートであ
る。
【0024】この装置には、以上の各デバイスのほかに
パワー制御部31が設けられ、アドレスバス11とデー
タバス12に接続されている。このパワー制御部31
は、アドレスバス11を監視し、ここに現れたメモリア
ドレスの値と予め設定された所定のアドレス値(ここで
は、ROM15のBIOSプログラムに記述された上記
(iv)〜(vii) の各デバイスへのアクセスプログラム領域
のアドレス)とを比較する。そして、この比較結果に応
じ、パワー制御信号33により電源回路32を制御し、
上記(iv)〜(vii) の各デバイスへの電源ライン35−1
〜35−4をオンまたはオフさせるようになっている。
【0025】図2は、図1のパワー制御部31、電源制
御回路32、及びHDD22を詳細に表したものであ
る。この図に示すように、パワー制御部31には、それ
ぞれHDD22、FDD24、シリアルポート25、及
びプリンタポート27への電源供給制御を行うためのH
D用パワー制御部36、FD用パワー制御部37、シリ
アルポート用パワー制御部38、及びプリンタポート用
パワー制御部39が備えられている。これらの各パワー
制御部は、それぞれアドレスバス11、データバス1
2、及び制御バス13に接続され、アドレスバス11の
状態に応じてパワー制御信号33(33−1〜33−
4)を出力するようになっている。これらの各パワー制
御信号はそれぞれ、電源制御回路32内のパワースイッ
チングトランジスタのゲートに印加され、電源ライン4
4から各デバイスへの電源供給をオンオフする。例え
ば、HD用パワー制御部36からのパワー制御信号33
−1は、トランジスタ41のゲートに印加され、HDD
22のモータ43の電源ライン35−1のオンオフを制
御する。なお、この図でHDD22の制御回路42につ
いては、常時電源供給することとしているが、モータ4
3と同時にオンオフするようにしてもよい。なお、本図
の電源制御回路32で、HDD22用のトランジスタ以
外の部分については図示を省略してある。
【0026】図3は、図2におけるHD用パワー制御部
36の内部構成をより詳細に表したものである。このH
D用パワー制御部36には、複数のアドレスレジスタ5
1−1〜51−n、これらのアドレスレジスタにそれぞ
れ対応する比較器52−1〜52−n、及びこれらの比
較器の各出力を入力とするn入力オア回路53が備えら
れている。アドレスレジスタ51−1〜51−nには、
それぞれ、ROM15のBIOSプログラム中のHDD
22へのアクセスに係わるプログラム領域のアドレス値
が格納されるようになっている。これらのアドレス値
は、システム起動時にBIOSプログラムによりデータ
バス12を介して書き込まれるものである。なお、FD
用パワー制御部37、シリアルポート用パワー制御部3
8、及びプリンタポート用パワー制御部39について
も、図3と同様の構成となっている。
【0027】次に、このアドレスレジスタに格納される
アドレス値について図4とともに説明する。
【0028】図4は、ROM15のBIOSプログラム
の内容を表したものである。この図に示すように、例え
ば、HDD22へのアクセス制御を内容とするプログラ
ム領域として3つの領域H1、H2、H3が存在してい
るものとすると、これらの各領域の先頭アドレスと最終
アドレスとは、それぞれ対になって図3の各アドレスレ
ジスタに格納される。例えば、領域H1の先頭アドレス
S1と最終アドレスE1がアドレスレジスタ51−1に
格納され、領域H2の先頭アドレスS2と最終アドレス
E2がアドレスレジスタ51−2に格納される、等々で
ある。なお、領域F1、F2はFDD24へのアクセス
制御を内容とするプログラム領域、S1、S2はシリア
ルポートへのアクセス制御を内容とするプログラム領
域、P1、P2はプリンタポートへのアクセス制御を内
容とするプログラム領域であり、これらの各領域の先頭
アドレスと最終アドレスが、HD用パワー制御部36の
場合と同様に、それぞれFD用パワー制御部37、シリ
アルポート用パワー制御部38、及びプリンタポート用
パワー制御部39内のアドレスレジスタ(図示せず)に
書き込まれるようになっている。
【0029】図5は、例えばHDDへのアクセスための
プログラム領域H1の内容を表したものである。この領
域は、先頭アドレスS1から最終アドレスE1までのア
ドレス空間を占有するプログラムルーチンであり、(1)
〜(7) までの7つのステップから構成されている。各ス
テップの内容については後述する。
【0030】さて、再び図2について説明する。比較器
52−1〜52−nはそれぞれ、制御信号13がメモリ
リード状態となっているときのアドレスバス11上のア
ドレスデータと、対応するアドレスレジスタのアドレス
値とを比較することによって、これらのプログラム領域
のリードが行われたか否かを判断する。そして、その比
較結果に応じて、“H”または“L”レベルの比較結果
信号54−1〜54−nを各々出力する。これらの比較
器は並行して動作可能であり、従って、BIOSプログ
ラム中に、ある1つのデバイスに関するアクセスプログ
ラム領域が複数存在する場合であっても、これらのプロ
グラム領域のアドレスからリードが行われたか否かの判
断を迅速に行うことができる。
【0031】以上のような構成のノートパソコンにおけ
るデバイス駆動制御方法を図6とともに説明する。な
お、この図は、HDD22へのアクセスが行われた場合
を想定し、CPU14とHD用パワー制御部36の比較
器52−1の動作を並記したものである。ここでは、H
DD22が当初停止状態にあるものとする。
【0032】CPU14は、RAM16上のアプリケー
ションプログラムを1ステップずつリード(読出)し
(図6:ステップS101)、その内容に応じた処理を
行う。このリード内容が例えばHDD22へのアクセス
要求を示していたときには(ステップS102;Y)、
制御バス13にメモリリード信号を出力するとともに
(ステップS103)、ROM15のBIOSプログラ
ム上の該当領域H1の先頭アドレスS1をアドレスバス
11上に出力する(ステップS104)。
【0033】CPU14は、アドレスバス11上に出力
されたプログラムアドレスS1を見て、BIOSプログ
ラムの領域H1の先頭アドレスS1の内容をリードし
(ステップS105)、その内容を実行する(ステップ
S106)。そして、このような処理を図5に示した各
ステップ(1) 〜(7) について順次行う。
【0034】すなわち、(1) では、HDD22に対する
コマンドの解析を行い、リードコマンドかライトコマン
ドかを判定する。(2) では、HDC21のコマンドテー
ブルにコマンド名、ヘッド(i) 、シリンダ番号、セクタ
番号等のパラメータをセットする。(3) では、コマンド
のチェックを行い、(4) でコマンドを出力する。(5)で
一定時間待機したのち、(6) でデータを受け取り、ある
いはデータを送出する。そして、(7) でHDDからの応
答を受信する。
【0035】このようにしてHDDへのアクセスが終了
すると(ステップS107;Y)、再びアプリケーショ
ンプログラムの処理を続行する(ステップS101)。
【0036】一方、HD用パワー制御部36の比較器5
2−1は、制御バス13を監視して、メモリリード信号
が送出されたか否かをチェックする。そして、上記ステ
ップS103でメモリリード信号が制御バス上に出力さ
れるとこれを検出し(ステップS201;Y)、上記ス
テップS104でアドレスバス11上に出力されたアド
レス値Aを読み取る(ステップS202)。
【0037】このアドレス値AがBIOSプログラムの
領域H1の先頭アドレスS1であったときには(ステッ
プS203;Y)、HDD22へのアクセスが開始され
ると判断して、比較結果信号54−1を“H”とし、こ
の状態をS1≦A<E1である限り保持する(ステップ
S204)。これにより、n入力オア回路53から出力
されるパワー制御信号33−1は“H”レベルとなり、
HDD22に電源が供給されて起動される。
【0038】一方、アドレス値AがBIOSプログラム
の領域H1の最終アドレスE1となったときには(ステ
ップS205;Y)、比較結果信号54−1を“L”と
し、この状態をA≧E1である限り保持する(ステップ
S206)。これにより、n入力オア回路53から出力
されるパワー制御信号33−1は“L”レベルとなり、
HDD22への電源が遮断される。
【0039】以上の処理は、HD用パワー制御部36内
の他の比較器52−2等でも同様に行われる。また、F
D用パワー制御部37、シリアルポート用パワー制御部
38、及びプリンタポート用パワー制御部39内の各比
較器(図示せず)においても同様である。
【0040】このようにして、本実施例では、HDD2
2へのアクセスを行う際、BIOSプログラムのうち、
HDDへのアクセス処理を司るプログラム領域の先頭ア
ドレスがリードされた時点(図5のステップ(1) )でH
DDを起動するようにしたため、実際のリードまたはラ
イトコマンドが出力される時点(同図ステップ(4) )ま
での間にモータ回転の安定化等の準備がなされることと
なり、従来よりもデバイスレディのための待ち時間を減
らすことができる。この辺の事情をさらに詳細に説明す
る。
【0041】図6のステップS106では、ステップS
105でリードした内容により、図7に示すような処理
を行う。すなわち、リードした内容がリードコマンドま
たはライトコマンド等のコマンド出力を示すものである
場合は(図7:ステップS301)、制御バスにI/O
リード信号またはI/Oライト信号を出力したうえで
(ステップS302)、アドレスバス11上に該当する
I/Oアドレスを出力してHDD22を指定し(ステッ
プS303)、これにより指定されたHDD22に対し
てアクセスを行う。しかるに従来においては、ステップ
S303でアドレスバス上にHDD22のI/Oアドレ
スが出力されて初めてHDD22を起動するようになっ
ていたため、HDDの起動後安定状態となるまで、相当
の間待たなければならなかったものである。
【0042】なお、本実施例では、HDDの場合を例に
説明したが、他のデバイスについても同様であり、各デ
バイスごとに電源のオンオフ制御が行われることとな
る。
【0043】特に、例えば上記実施例中のプリンタポー
トやシリアルポートのように、電源投入からデバイスレ
ディ状態までの時間が短いデバイスにあっては、本実施
例のような電源制御方法は有効であり、待ち時間をほぼ
0にすることも可能である。また、本実施例では、デバ
イス起動後、このデバイスへのアクセスが終了した時点
で直ちにそのデバイスへの電源を遮断することとした
が、これに限るものではなく、例えば従来例で述べたよ
うに、アクセスが一定時間行われなかった場合にオフす
るようにしてもよいのはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、基本入出力制御プログラムのうちの該当す
るデバイス制御用プログラム領域の先頭アドレスがアド
レスバス上に現れたとき、そのデバイス制御用プログラ
ム領域の制御対象となっているデバイスを起動すること
としたので、デバイスの起動を早期に行うことができ
る。従って、実際に読出命令や書込命令が出力されるま
での間に、デバイスを使用可能とするための準備を先行
して行うことができ、従来よりも待ち時間を減らすこと
ができる。これにより、システムのスループットを低下
させることなく、デバイス非アクセス時の消費電力を節
約することができるという効果がある。
【0045】また、請求項2記載の発明によれば、アド
レスバス上に現れる基本入出力制御プログラムのアドレ
ス値と、複数個のデバイス制御用プログラム領域を示す
アドレス値との比較処理を並列に行うこととしたので、
基本入出力制御プログラム中に各デバイスについてのデ
バイス制御用プログラム領域がそれぞれ複数個存在する
場合であっても、比較処理を迅速に行うことができ、い
ずれかのデバイス制御用プログラム領域の先頭アドレス
が検出された時点で直ちに当該デバイスを起動すること
ができ、システムのスループット向上に寄与するという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるデバイス駆動制御方法を適用し
たノート型パーソナルコンピュータの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1におけるパワー制御部、電源回路等を示す
ブロック図である。
【図3】図2におけるHD用パワー制御部を詳細に示す
ブロック図である。
【図4】ROMに格納されたBIOSプログラムの内容
を示す説明図である。
【図5】図4におけるプログラム領域H1の内容を示す
説明図である。
【図6】本発明におけるデバイス駆動制御方法を説明す
るための流れ図である。
【図7】図6におけるステップS106の内容を説明す
るための流れ図である。
【符号の説明】
11 アドレスバス 12 データバス 13 制御バス 14 CPU 15 ROM 16 RAM 22 ハードディスクドライブ 24 フロッピーディスクドライブ 25 シリアルポート 27 プリンタポート 31 パワー制御部 32 電源制御回路 36 HD用パワー制御部 37 FD用パワー制御部 38 シリアルポート用パワー制御部 39 プリンタポート用パワー制御部 51−1〜51−n アドレスレジスタ 52−1〜52−n 比較器 53 n入力オア回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の構成要素である各種デバイスのう
    ちアクセスが行われていないデバイスへの電源を遮断す
    る機構を有する情報処理装置において、 システムの基本入出力制御プログラムのアドレス空間の
    うち、前記各種デバイスを制御するためのデバイス制御
    用プログラム領域を示すアドレス値を保持するステップ
    と、 アドレスバスを監視して、該アドレスバス上に現れた前
    記基本入出力制御プログラムの読み出しアドレス値と前
    記保持されたアドレス値とを比較するステップと、 前記基本入出力制御プログラムのうちの前記デバイス制
    御用プログラム領域の先頭アドレスが前記アドレスバス
    上に現れたとき、当該デバイス制御用プログラム領域の
    制御対象であるデバイスを起動するステップと、 を含むことを特徴とする情報処理装置のデバイス駆動制
    御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記基本入出力制御
    プログラム中に、一のデバイスを制御するためのデバイ
    ス制御用プログラム領域が複数個存在する場合には、こ
    れらの複数のデバイス制御用プログラム領域を示すアド
    レス値をそれぞれ保持するとともに、前記アドレスバス
    上に現れる基本入出力制御プログラムのアドレス値と前
    記保持された複数組のアドレス値との比較処理を並列に
    行うようにしたことを特徴とする情報処理装置のデバイ
    ス駆動制御方法。
JP5068384A 1993-03-26 1993-03-26 情報処理装置のデバイス駆動制御方法 Pending JPH06282362A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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