JPH06282235A - 内照式ディスプレイ装置 - Google Patents

内照式ディスプレイ装置

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JPH06282235A
JPH06282235A JP5068287A JP6828793A JPH06282235A JP H06282235 A JPH06282235 A JP H06282235A JP 5068287 A JP5068287 A JP 5068287A JP 6828793 A JP6828793 A JP 6828793A JP H06282235 A JPH06282235 A JP H06282235A
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JP
Japan
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illuminance
visible light
ultraviolet
lamp
plate
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Withdrawn
Application number
JP5068287A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Furuumi
浩 古海
Kiyohiko Masujima
清彦 増島
Sadayasu Miyahara
貞泰 宮原
Yozo Nishiguchi
洋三 西口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPO DENKI KK
NITSUPO DENKI KK
Sinloihi Co Ltd
Original Assignee
NIPPO DENKI KK
NITSUPO DENKI KK
Sinloihi Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 商店、百貨店あるいはホテル内等の1000ルク
ス以上の高照度の背景照明空間の中にあっても、表示さ
れる文字や図柄を目立たせるとともに、これら文字や図
柄の変化により光環境空間を効果的に演出する。 【構成】 可視光照度ELXを所定の値に固定した場合
の、紫外線照度EUXと輝度比RB の関係をグラに表わ
し、可視光照度ELXと紫外線照度EUVを変化させたとき
の各パネルA,B,Cの目立ち方についての評価結果を
このグラフに重ね合わせると、輝度比RB における合格
の下限値は2.5 となる。また、紫外線照度EUVが1000μ
W/cm2 (16%程度)以上のときにおける合格範囲を検
討してみると、可視光照度ELXが75%程度以上、すなわ
ち5000lx程度以上のとき、背景照明による照度が1400ル
クスに設定された全てのデータが合格となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商店、百貨店あるいは
ホテル等に展示される内照式のディスプレイ装置に関
し、詳しくはディスプレイ表面部に担持された紫外線発
色蛍光体を発色せしめることにより、可視光照射のみに
よるディスプレイ表示時とは異なった表示を可能とする
内照式ディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、紫外線照射により発色する紫
外線発色蛍光体を表面パネル板に塗布した種々のディス
プレイ装置が知られている。
【0003】例えば、飲食店やカラオケボックス等の夜
間用広告ディスプレイとして、ディスプレイの表面パネ
ル板面に紫外線発色蛍光体を用いて文字や図柄を描き、
このパネル板面に外側から紫外線を照射してこれら文字
や図柄が蛍光発色するようにし、通行者の注意を喚起す
るようにしたものが知られている。
【0004】このようなディスプレイは一般に外照式デ
ィスプレイと称されており、30ルクス程度の板面照度が
得られれば充分な上述した如き夜間用のディスプレイと
して利用されている。
【0005】これに対し、近年、例えば百貨店内やホテ
ルのロビー等の1000ルクス以上の背景照明空間におい
て、光環境空間を効果的に演出するためのディスプレイ
が求められるに到った。
【0006】このようなディスプレイは紫外線発色蛍光
体に対する紫外線の照度を高くすることのできるいわゆ
る内照式ディスプレイとする必要がある。
【0007】この種の内照式ディスプレイの構成に関す
る技術は特開平4-368988号公報、実開昭51-140086 号公
報、実開昭63-168482 号公報等において開示されてい
る。
【0008】例えば上記特開平4-368988号公報に開示さ
れた技術は、モチーフを担持した透明陽画の裏面に、紫
外線下で有色に発光する白色蛍光顔料層を一様に形成
し、この裏面側に通常の蛍光灯と紫外線蛍光灯を配設
し、通常の蛍光灯で照射したときと紫外線蛍光灯で照射
したときとでモチーフの表示態様を変えることができる
ようにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した公
報記載の技術は内照式ディスプレイの装置構成を示して
いるものの、いずれも、紫外線発色蛍光体に照射するた
めの紫外線の強度については言及していない。
【0010】しかしながら、前述したように高照度の背
景照明下において使用する内照式ディスプレイでは、こ
のディスプレイの表示内容を目立たせるために必要とな
る内蔵光源による照度は、ディスプレイ上における背景
照明による照度との相対関係によって決まるものであ
る。
【0011】すなわち、明るい背景照明の下では、それ
に応じて上記内蔵する光源からの可視光あるいは紫外線
の強度を大きくしなければディスプレイ機能を効果的に
発揮することができない。
【0012】特に、前述したように百貨店内やホテルの
ロビー等において、ディスプレイにより光環境空間を形
成しようとする場合には、ディスプレイ上における背景
照明による照度との関係が微妙となり、内蔵する光源の
強度等をこの背景照明との関係で設定することがこの光
環境空間を効果的に演出するためのポイントとなる。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、商店、百貨店あるいはホテル内等の1000ルクス以
上の高照度の背景照明空間の中にあっても、表示される
モチーフを目立たせることができるとともに、これらモ
チーフの変化により光環境空間を効果的に演出すること
ができる内照式ディスプレイ装置を提供することを目的
とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の内照式
ディスプレイ装置は、紫外線照射により発光する無機蛍
光体を担持してなる透光性もしくは半透光性の板状体
と、モチーフが形成された透光性フイルムと、該透光性
フイルムを保護する透光性の板状体とをこの順に裏面側
から表面側に重ね合わせてなる積層体と、該積層体の裏
面側に配列保持された可視光ランプおよび紫外線ランプ
と、該積層体と係合して箱体をなし、前記可視光ランプ
および紫外線ランプを内部に収納する収納体とからなる
内照式ディスプレイ装置において、前記蛍光体を担持し
た板状体の裏面上における、前記可視光ランプからの可
視光の照度ELXが5000ルクス以上であって前記紫外線ラ
ンプからの紫外線の照度EUVが1000μW/cm2 以上とな
るように、かつ前記保護用の板状体の表面上における前
記可視光ランプおよび紫外線ランプを点灯したときの前
記モチーフの発光輝度を、該表面上における当該装置の
背景照明による前記モチーフの輝度で除した値RB が2.
5 以上となるように前記可視光ランプおよび紫外線ラン
プの出力を設定してなることを特徴とするものである。
【0015】また、本願発明の第2の内照式ディスプレ
イ装置は、紫外線照射により発光する無機蛍光体を担持
してなる透光性もしくは半透光性の板状体と、モチーフ
が形成された透光性フイルムと、該透光性フイルムを保
護する透光性の板状体とをこの順に裏面側から表面側に
重ね合わせてなる積層体と、該積層体の裏面側に配列保
持された可視光ランプおよび紫外線ランプと、該積層体
と係合して箱体をなし、前記可視光ランプおよび紫外線
ランプを内部に収納する収納体とからなる内照式ディス
プレイ装置において、前記蛍光体を担持した板状体の裏
面上における、前記紫外線ランプからの紫外線の照度E
UVが1000μW/cm2 となるように、かつ前記保護用の板
状体の表面上における前記可視光ランプおよび紫外線ラ
ンプを点灯したときの前記モチーフの発光輝度を、該表
面上における当該装置の背景照明による前記モチーフの
輝度で除した値をRB 、前記可視光の照度ELXの変動率
をRLXとしたとき、前記値RB を該変動率RLXで除した
値が9以上となるように前記可視光ランプおよび紫外線
ランプの出力を設定してなることを特徴とするものであ
る。
【0016】なお、上記紫外線ランプとしては結果とし
て近紫外線(300 〜400nm )を照射できるものであれば
よく、いわゆるブラックライトであってもよいし、紫外
線の他、可視光も発光する光源に可視光カットフィルタ
を付加したものであってもよい。
【0017】また、上記透光性あるいは半透光性とは、
可視光のみならず近紫外線に対しても透明あるいは半透
明であることをいう。
【0018】
【作用】上記第1の内照式ディスプレイ装置によれば、
蛍光体を担持した板状体の裏面における内蔵光源からの
可視光および紫外線の照度の下限値を規定し、さらに保
護用の板状体の表面における背景照明によるモチーフの
輝度に対する、上記内蔵光源点灯時の該表面におけるモ
チーフの発光輝度の比率RB の下限値を規定している。
【0019】次に、上記第2の内照式ディスプレイ装置
によれば、蛍光体を担持した板状体の裏面における内蔵
光源からの可視光の照度の下限値を規定し、さらに上記
紫外線の照度の変動率RLXに対する、前述した比率RB
の比率の下限値を規定している。
【0020】これらの下限値は、本願発明者等が実験を
重ねて得られた後述するようなデータから導かれたもの
であり、その値は、1000ルクス以上の背景照明空間の中
にディスプレイ装置を置いた場合にディスプレイの表示
内容を目立たせることができるような範囲の下限を示す
ものである。
【0021】したがって、上述した本願発明の内照式デ
ィスプレイ装置によれば、1000ルクス以上の高照度の背
景照明空間の中においても、ディスプレイに表示された
文字や図柄を目立たせることができるとともに、これら
文字や図柄の変化により光環境空間を効果的に演出する
ことが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0023】図3は、本発明の実施例に係る内照式ディ
スプレイ装置13を、応接室の応接セット11の後方壁面12
に壁掛式ディスプレイとして配設した場合の状況を示す
ものである。
【0024】この内照式ディスプレイ装置13の内部は図
4の装置断面図に示す如く構成されている。すなわち、
この装置のディスプレイ表面部分は、文字や図柄からな
るモチーフが印刷された透光性フイルム(コルトンフイ
ルム)20と、この透光性フイルム20の内側に配された、
裏面の所定の位置に紫外線発色蛍光体22が塗布されてな
る透明樹脂板24と、上記透光性フイルム20の外側に配さ
れた、該フイルム20を保護する透明樹脂板26とを重ね合
わせることにより形成されている。また、この表面部分
の裏側には各々複数個の紫外線蛍光ランプ(ブラックラ
イト;BLB)28と可視光蛍光ランプ(デイライト;D
L)30が交互に配列されるように形成されており、さら
に、これらの各ランプ28,30からの光が全て上記表面部
分に照射されるよう、これらの各ランプ28,30の裏側お
よび側方には反射板32が配設されている。さらに、上記
表面部分と係合して上記各ランプ28,30および反射板32
を内部に収納する遮光箱34が設けられている。
【0025】次に、上記表面部分をはずしたときの装置
内部のランプ配列構成を図5に示す。
【0026】この図5によれば、このディスプレイ装置
13の左右方向の略全幅に亘って延びる上記BLB28とD
L30が上下方向に交互に、略等間隔に配されている。
【0027】なお、各BLB28および各DL30の両端部
にはソケット40が、また、装置の上端部分および下端部
分にはBLB28およびDL30の各々に対応する電子安定
器42が配設されている。
【0028】この内照式ディスプレイ装置13によれば、
BLB28の点灯によって、透明樹脂板24に塗布された紫
外線発色蛍光体22が発色し、DL30の点灯によって表示
される透光性フイルム20の裏面に印刷されたモチーフと
は印象の異なったモチーフを形成することができる。
【0029】したがってBLB28とDL30を交互に点灯
せしめることにより、あるいは各々からの紫外線および
可視光の照度比率を変化せしめることにより、一つのパ
ネルで印象の異なる複数のモチーフを表示させることが
できる。
【0030】また、上記透光性フイルム20はポリエステ
ル、アクリル、PVC等の透光性樹脂により構成よれば
よく、また、これに代えて透光性のガラス板を用いるこ
とも可能である。
【0031】また、この透光性フイルム20に形成される
文字や図柄等のモチーフは上述したように印刷により形
成する場合の他、写真フイルム(透明陽画)に担持され
た撮影画像を用いたり、フイルム上に塗料で描くことに
より形成することも可能である。
【0032】また、上記透明樹脂板24に透光性のガラス
板を用いることも可能であり、さらに、これらに替えて
半透光性の樹脂あるいはガラス板を用いることも可能で
ある。
【0033】さらに、紫外線発色蛍光体22は塗料状とし
て、透明樹脂板24の裏面に塗布する場合の他、インキ状
としてこの透明樹脂板24の裏面に印刷することも可能で
ある。また、この透明樹脂板24の内部に練り込んで、全
体として練込シート状のものとしてもよい。さらに、上
記紫外線発色蛍光体22を透明シールに塗布もしくは印刷
しておき、この透明シールを上記透明樹脂板24の裏面に
貼付するようにしてもよい。
【0034】また、上記紫外線発色蛍光体22としては紫
外線照射により所定の色の蛍光を生ぜしめる白色無機蛍
光体を用いる。この白色無機蛍光体の具体例を以下に示
す。
【0035】(1) 青色発光蛍光体 Sr2 2 7 :Eu 3(Ba,Ca,Mg)3 (PO4 2 ・(Ba,C
a,Mg)Cl2 :Eu 3(Ba,Mg)O・8Al2 3 :Eu ZnS:Ag (2) 緑色発光蛍光体 ZnS:Cu,Al (Zn,Cd)S:Cu,Au,Al Zn2 SiO4 :Mn Zn2 GeO4 :Mn (3) 赤色発光蛍光体 Y2 3 :Eu YVO4 :Eu Y2 2 S:Eu なお、上記(1) ,(2) ,(3) に示す蛍光体を適当な比率
で混ぜることにより所望の蛍光色(白色を含む)を発す
る蛍光体を得ることができる。
【0036】また、DL30の点灯時において発色せしめ
るため、着色剤としての有機顔料を上記白色無機蛍光体
に混練せしめたり、上記透光性フイルム20に塗設せしめ
ることも可能である。
【0037】この着色剤としての有機顔料の具体例を以
下に示す。
【0038】(1) シアン系(C) フタロシアニン系等
色材 (2) イエロー系(Y) ハンザイエロー,ナフトールイ
エロー,アゾ系等色材 (3) マゼンタ系(M) パーマネントレッド,キナクリ
ドン,アゾ系等色材 なお、上記(1) ,(2) ,(3) に示す着色剤を適当な比率
で混ぜることにより所望の色の顔料を得ることができ
る。
【0039】さらに、上述した白色無機蛍光体をインキ
状、塗料状、あるいは樹脂に練り込んで使用する場合に
ついて、これらの組成例を以下に示す。
【0040】(1) アクリル系無機蛍光体インキ a.アクリル系樹脂ワニス 100 重量
部 b.無機蛍光体顔料 5〜300 重量
部 c.分散剤 0.01〜20重量
部 d .シンナ 1〜50重量
部 (2) ウレタン系無機蛍光体塗料 a.ウレタン系樹脂バインダ 100 重量
部 b.無機蛍光体顔料 5〜400 重量
部 c.分散剤 0.01〜20重量
部 d.シンナ 1〜50重量
部 (3) ビニル系樹脂練込シート a.塩ビ系樹脂 100 重量
部 b.無機蛍光体顔料 0.5 〜200 重量
部 c.可塑剤 1〜200 重量
部 次に、図6に示す内照式ディスプレイ装置13a を用い、
表示パネル50の裏面における、BLB28からの紫外線照
度EUVとDL30からの可視光照度ELXを各々4段階に変
化させたときの各場合において、3種類のパネルA,
B,Cの目立ち方がどの程度であるかという評価試験に
ついて説明する。
【0041】内照式ディスプレイ装置13a は図3〜5に
示す装置13と略同様の構成とされている。
【0042】また、図6に示すように電源52からの電力
は、調光器A54および安定器A56を介して各BLB28
に、また調光器B58および安定器B60を介して各DL30
に供給される。
【0043】また、この評価試験を行なう際には、上記
BLB28からの紫外線照度EUVは、6400μW/cm2 のと
きを100 %とし、この後、その75%,50%および25%と
段階的に落とすように変化させ、上記DL30からの可視
光照度ELXは、7200lxのときを100 %とし、この後、そ
の75%,50%および25%と段階的に落とすように変化さ
せる。
【0044】一方、前記パネル50の表面における背景照
度を1400lxに設定し、この背景照明による該表面におけ
る各パネルA,B,Cの輝度を、各々160cd /m2 、14
0cd/m2 、30cd/m2 とする。
【0045】また、可視光照射時および紫外線照射時に
おけるパネルAのモチーフを各々図7(A)および図7
(B)に、同様にパネルBのモチーフを各々図8(A)
および図8(B)に、同様にパネルCのモチーフを各々
図9(A)および図9(B)に示す。
【0046】以上に説明したような条件の下で、上記可
視光照度ELXと紫外線照度EUVを変化させたときのパネ
ルA,B,Cのモチーフの発光輝度値を各々表1,2,
3に示す。ただし、発光輝度はパネル50の表面において
測定しており、測定された発光輝度には背景照明による
ものも含まれる。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】次に、上記各表に示された発光輝度値から
背景照明によるものを除外した各パネルA,B,Cにつ
いての発光輝度値を各々表4,5,6に示す。すなわ
ち、表4に示される各値は表1に示される各値から160
を減じたものであり、表5に示される各値は表2に示さ
れる各値から140 を減じたものであり、さらに、表6に
示される各値は表3に示される各値から30を減じたたも
のである。
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】次に、上記可視光照度ELXと紫外線照度E
UVを変化させたときの、各パネルA,B,Cについての
発光輝度(背景照明によるものを除外したもの)を各パ
ネルA,B,Cについての背景照明のみによる発光輝度
で除した輝度比の値(RB )を各々表7,8,9に示
す。すなわち、表7に示される各値は表4に示される各
値をパネルAの背景照明による発光輝度160 で除したも
のであり、表8に示される各値は表5に示される各値を
パネルBの背景照明による発光輝度140 で除したもので
あり、さらに表9に示される各値は表6に示される各値
をパネルCの背景照明による発光輝度30で除したもので
ある。
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】次に、この表7,8,9に示された各値に
基づき、紫外線照度EUVを所定の値に固定した場合の、
可視光照度ELXと輝度比RB の関係をグラフにして図1
に示す。ここで図1(A),(B),(C),(D)は
各々上記紫外線照度EUVを100 %、,75%,50%,25%
に固定した場合の関係を示す。
【0059】また、表7,8,9に示された各値に基づ
き、可視光照度ELXを所定の値に固定した場合の、紫外
線照度EUXと輝度比RB の関係をグラフにして図2に示
す。ここで図2(A),(B),(C),(D)は各々
上記可視光照度を100 %,75%,50%,25%に固定した
場合の関係を示す。
【0060】次に、上記可視光照度ELXと紫外線照度E
UVを変化させたときの各パネルA,B,Cの目立ち方を
2人の評価者に評価させ、その結果を各々表10,11,12
に示す。
【0061】
【表10】
【0062】
【表11】
【0063】
【表12】
【0064】ここで、よく目立つと評価された場合には
○印を、少し目立つと評価された場合には△印を、目立
たないと評価された場合には×印を付した。
【0065】○印には2点、△印には1点、×印には0
点を与え、各場合について2人の評価者の評価点を加算
し、加算結果が2点以上の場合に目立ち方の点で合格で
あるとすると、合格の下限値は図1および図2から明ら
かなように輝度比RB が2.5ということになる。また、
図2の各グラフの直線を外方に延長し、紫外線照度EUV
が1000μW/cm2 (16%程度)以上のときにおける合格
範囲を検討してみると、可視光照度ELXが75%程度以
上、すなわち5000lx程度以上のとき、全てのデータが合
格となる。
【0066】これにより、上記可視光照度ELXが5000lx
以上で上記紫外線照度EUVが1000μW/cm2 以上、かつ
上記輝度比が2.5 以上となるようにBLB28およびDL
30の強度を調整すれば、1000lx以上の高照度の背景照明
空間においても、上記ディスプレイ表示を用いて光環境
空間を効果的に演出することができる。
【0067】また、上記図1に示す輝度比RB と可視光
照度ELXの関係を表わす各直線の傾きaを各パネルA,
B,Cについて求め、この求めた各値を表13に示す。な
お、表13の各値は、ELXが百分率で表わされていること
から実際の上記直線の傾きに100 を乗じた値となってい
る。
【0068】
【表13】
【0069】ここで、図1の各グラフの直線を外方に延
長し、紫外線照度EUVが1000μW/cm2 (16%程度)以
上のときにおける合格範囲を検討してみると、パネルB
についての全てのデータが合格となる。パネルBにおけ
る上記傾きa(×100 )は9以上となっている。
【0070】これにより、上記紫外線照度EUVが1000W
/cm2 以上、かつ可視光照度ELX−輝度値RB 直線の傾
きa(×100 )が9以上となるようにBLB28およびD
L30の強度を調整すれば、1000lx以上の高照度の背景照
明空間においても、上記ディスプレイ表示を用いて光環
境空間を効果的に演出することができる。
【0071】なお、本発明の内照式ディスプレイ装置と
しては上記実施例のものに限られるものではなくその他
種々の態様の変更が可能である。
【0072】例えば装置のサイズ等はどのような大きさ
とすることも可能であり、ホテルのロビーの全壁面をカ
バーするような大サイズのものとすることも可能であ
る。
【0073】また、可視光ランプおよび紫外線ランプの
数および形状等はディスプレイ装置のサイズおよび形状
に合わせて適宜選択することが可能である。また、この
場合のランプは蛍光灯に限られるものではない。
【0074】
【発明の効果】以上に説明したように、本願発明装置に
よれば、装置が配される背景照度が1000ルクス以上の背
景照明空間ににおいて、ディスプレイ表示が目立つよう
な可視光照度および紫外光照度となるように可視光ラン
プおよび紫外線ランプの強度を設定しているので、百貨
店内やホテルのロビー等高照度の背景照明空間において
も光環境空間を効果的に演出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】評価試験により得られたデータに基づく可視光
照度−輝度比直線を示すグラフ
【図2】評価試験により得られたデータに基づく紫外線
照度−輝度比直線を示すグラフ
【図3】本発明の実施例に係る内照式ディスプレイ装置
を応接間の壁掛タイプとした場合の状況を示す概略図
【図4】図1に示す装置の内部を示す断面図
【図5】図1に示す装置の内部を示す平面図
【図6】評価試験を行なうために使用する装置の概略を
示すブロック図
【図7】パネルAのモチーフを示す概略図
【図8】パネルBのモチーフを示す概略図
【図9】パネルCのモチーフを示す概略図
【符号の説明】
13,13a 内照式ディスプレイ装置 20 透光性フイルム 22 紫外線発色蛍光体 24,26 透明樹脂板 28 紫外線蛍光ランプ(BLB) 30 可視光蛍光ランプ(DL) 32 反射板 34 透光箱
フロントページの続き (72)発明者 宮原 貞泰 神奈川県藤沢市善行坂2丁目9番23号 (72)発明者 西口 洋三 神奈川県横浜市戸塚区俣野町1403番地 ド リームハイツ11−104

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線照射により発光する無機蛍光体を
    担持してなる透光性もしくは半透光性の板状体と、モチ
    ーフが形成された透光性フイルムと、該透光性フイルム
    を保護する透光性の板状体とをこの順に裏面側から表面
    側に重ね合わせてなる積層体と、 該積層体の裏面側に配列保持された可視光ランプおよび
    紫外線ランプと、 該積層体と係合して箱体をなし、前記可視光ランプおよ
    び紫外線ランプを内部に収納する収納体とからなる内照
    式ディスプレイ装置において、 前記蛍光体を担持した板状体の裏面上における、前記可
    視光ランプからの可視光の照度ELXが5000ルクス以上で
    あって前記紫外線ランプからの紫外線の照度EUVが1000
    μW/cm2 以上となるように、 かつ前記保護用の板状体の表面上における前記可視光ラ
    ンプおよび紫外線ランプを点灯したときの前記モチーフ
    の発光輝度を、該表面上における当該装置の背景照明に
    よる前記モチーフの輝度で除した値RB が2.5 以上とな
    るように前記可視光ランプおよび紫外線ランプの出力を
    設定してなることを特徴とする内照式ディスプレイ装
    置。
  2. 【請求項2】 紫外線照射により発光する無機蛍光体を
    担持してなる透光性もしくは半透光性の板状体と、モチ
    ーフが形成された透光性フイルムと、該透光性フイルム
    を保護する透光性の板状体とをこの順に裏面側から表面
    側に重ね合わせてなる積層体と、 該積層体の裏面側に配列保持された可視光ランプおよび
    紫外線ランプと、 該積層体と係合して箱体をなし、前記可視光ランプおよ
    び紫外線ランプを内部に収納する収納体とからなる内照
    式ディスプレイ装置において、 前記蛍光体を担持した板状体の裏面上における、前記紫
    外線ランプからの紫外線の照度EUVが1000μW/cm2
    なるように、 かつ前記保護用の板状体の表面上における前記可視光ラ
    ンプおよび紫外線ランプを点灯したときの前記モチーフ
    の発光輝度を、該表面上における当該装置の背景照明に
    よる前記モチーフの輝度で除した値をRB 、前記可視光
    の照度ELXの変動率をRLXとしたとき、前記値RB を該
    変動率RLXで除した値が9以上となるように前記可視光
    ランプおよび紫外線ランプの出力を設定してなることを
    特徴とする内照式ディスプレイ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009153852A1 (ja) * 2008-06-16 2009-12-23 Taka International 株式会社 ディスプレイ用照明装置およびディスプレイ装置

Cited By (2)

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WO2009153852A1 (ja) * 2008-06-16 2009-12-23 Taka International 株式会社 ディスプレイ用照明装置およびディスプレイ装置
JP5276661B2 (ja) * 2008-06-16 2013-08-28 Taka International 株式会社 ディスプレイ用照明装置およびディスプレイ装置

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