JPH06281418A - 凹凸を有する板状透明体の光学的厚さ測定方法 - Google Patents

凹凸を有する板状透明体の光学的厚さ測定方法

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JPH06281418A
JPH06281418A JP5089286A JP8928693A JPH06281418A JP H06281418 A JPH06281418 A JP H06281418A JP 5089286 A JP5089286 A JP 5089286A JP 8928693 A JP8928693 A JP 8928693A JP H06281418 A JPH06281418 A JP H06281418A
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JP
Japan
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light
plate
reflected light
thickness
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JP5089286A
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Hideo Yamauchi
英男 山内
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】凹凸を有する板状透明体の厚さを光学的に測定
する。 【構成】被測定体にレーザー光を照射し、反射光の位置
を測定することにより入射角を求め、かつ表面および裏
面からの反射光の距離を測定し、前記入射角と距離とか
ら被測定体の厚さを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は凹凸を有する板状透明体
の光学的厚さ測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス板等の板状透明体にレーザ
ー光を照射し、その表面反射光と裏面反射光との距離を
計測することにより、その板厚を非接触的に測定する方
法が開発され実用に供されている。このとき表面反射光
と裏面反射光との距離と被測定体の厚さは比例し、その
比例係数は(n2 −sin2 θ)1/2 /sin2θで示
され、被測定体の屈折率nと被測定体表面への照射光の
入射角θにより定まるが、これらは装置の設計段階で装
置定数として設定されるために被測定体表面が凹凸を有
すると被測定体の測定位置により照射光の被測定体への
入射角が変わるため測定値に誤差を生じたり、その反射
光の方向が偏位するために受光器に反射光が到達しなく
なるため、凹凸を有する板状透明体は厚さ測定の対象と
なり得なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時、製造プロセスの
生産性向上のため、板ガラス等の連続成形工程における
端部の厚さ測定が必要とされるが、この部分は成形工程
において支持されるために凹凸を生じており、オンライ
ン測定が困難であるので切断後の重量を測定するなどし
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決すべくなされたものであり、被測定体である凹凸を
有する板状透明体にレーザー光を照射し、その反射光の
光軸に直交する面内における被測定体の表面反射光と裏
面反射光との距離を計測することにより被測定板の厚さ
を測定する方法において、被測定体への照射光の入射角
を被測定体表面からの反射光の位置により測定し、同時
に測定される被測定体の両表面反射光の距離とから被測
定体の厚さを算出することを特徴とする凹凸を有する板
状透明体の光学的厚さ測定方法を提供するものである。
【0005】本発明の骨子を図1によって説明する。レ
ーザー光源LSを出たレーザー光は照射集光レンズL1
により被測定体表面に集光する光となって被測定体Gに
照射される。その表面反射光と裏面反射光は受光レンズ
L2およびビームスプリッターBSを通過してリニアー
イメージセンサーS1およびS2に到達する。リニアー
イメージセンサーS1を受光レンズL2の後方焦点位置
に置き、リニアーイメージセンサーS2を被測定板G上
の照射点の共役点(焦点)に置くことにより、被測定体
の凹凸による反射光の方向はリニアーイメージセンサー
S1上の受光スポットの位置として得られ、反射光の光
軸に直角な方向の両表面反射光の距離はリニアーイメー
ジセンサーS2上の2個の光点の間隔として得られる。
【0006】屈折率nを有する被測定体Gの厚さTは、
照射光の入射角θおよび両表面反射光の距離Dから次の
(1)式および(2)式により計算されるが、これらは
上述のセンサーS1およびS2の値を入力値としてマイ
クロコンピューターで容易に算出できる。 T=k×D (1) k=(n2 −sin2 θ)1/2 /sin2θ(2)
【0007】図2は回転鏡による機械的光走査により両
表面反射光の距離を時間間隔に変換して計測してなる本
発明の実施態様を示し、同図において受光素子D1に反
射光が検出される時刻における回転鏡Rの角度が入射角
θに、受光素子D2に検出される両反射光の時間差が両
表面反射光の距離Dに対応し、これらを入力値としてマ
イクロコンピューターで同様に算出できる。
【0008】受光側の大きな偏位許容角は受光レンズを
初めとする受光側の光学素子に大きなものを必要とし、
また作動距離が短くなるので、反射光の基準光軸からの
偏位許容角は被測定体の有する凹凸の程度および必要と
する作動距離に応じて最小限に設定されることが望まし
い。従来のレーザー光を照射し、その表面反射光と裏面
反射光との距離を計測することにより、その板厚を非接
触的に測定する方法では製品となるべき被測定体部分を
測定の対象としていたために、被測定体からの反射光の
基準光軸からの偏位は被測定体の反り等によるもので、
実際的に高々2度の範囲に留っていた。本発明の提供す
る方法によれば製品となるべき被測定体部分を含んで製
造過程で必要とされる端部も測定が可能となるが、上述
の反射光の基準光軸からの偏位角が30度を越える状態
では測定誤差が増大するため、実用性が低下する。以上
の特性から本発明の提供する方法が有効に実用性を発揮
する反射光の許容偏位角は最大30度とすることができ
る。
【0009】
【実施例】図2においてレーザー光源LSに3mWヘリ
ウムネオンガスレーザー、集光レンズL1に口径10m
m、焦点距離50mmの平凸レンズを用い、口径50m
m、焦点距離75mmの受光レンズL2を被測定板上の
照射点から75mmの距離に設置し、さらに50mm角
の反射面を有する回転鏡RM、口径50mm焦点距離2
00mmの第2受光レンズL3、受光素子D1およびD
2に1mm×5mmの受光面を有するシリコンフォトダ
イオードを用い、端部厚さ2.4mmのガラスリボン端
部210mm部分の厚さを測定した結果は図3に示すよ
うになり、この結果をリボン端部から積分し比重量を乗
じて得られた単位巾当たりの重量は0.8%の精度を有
することが示された。なお、この凹凸を有する被測定体
の反射光の方向の偏位角は最大16度であった。
【0010】
【発明の効果】本発明の実施により、凹凸を有する板状
透明体の光学的厚さ測定が可能となり、特にガラス製造
プロセスにおける全巾に亘る厚さデータがオンラインで
得られるため、製造装置からのガラス引き出し量が迅速
に得られるようになり、製造装置への原料供給量の精度
向上が可能となり、製品の品質向上と製造装置の安定操
業に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学系の構成を示す図。
【図2】本発明の別の光学系の構成を示す図。
【図3】横軸を被測定ガラス板の端部からの位置、縦軸
を測定された厚さとしたときの実施例に係る実測図。
【符号の説明】
LS:レーザー光源 L1:集光レンズ L2,L3:受光レンズ BS:ビームスプリッター S1,S2:リニアーイメージセンサー G:被測定板 RM:回転鏡 D1,D2:シリコンフォトダイオード受光素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定体である凹凸を有する板状透明体に
    レーザー光を照射し、その反射光の光軸に直交する面内
    における被測定体の表面および裏面からの反射光の距離
    を計測することにより該板状透明体の厚さを測定する方
    法において、被測定体への照射光の入射角を被測定体表
    面からの反射光の位置により測定し、同時に測定された
    被測定体の両表面反射光の距離とから被測定体の厚さを
    算出することを特徴とする凹凸を有する板状透明体の光
    学的厚さ測定方法。
  2. 【請求項2】被測定体表面に集光されたヘリウムネオン
    ガスレーザー光または半導体レーザー光を光源として用
    いることを特徴とする請求項1の測定方法。
  3. 【請求項3】被測定体からの反射光の光軸に直角な面内
    における両表面反射光の距離を1次元または2次元CC
    Dセンサーにより計測するか、または該反射光を回転鏡
    による機械的光走査手段により時間間隔に変換して計測
    することを特徴とする請求項1の測定方法。
  4. 【請求項4】請求項3の測定方法において、被測定体の
    表面反射光の受光側に被測定体に近接して集光レンズを
    配置することにより、被測定体の表面反射光の基準方向
    からの偏角を最大30度の範囲で許容することを特徴と
    する板状透明体の反射式光学的厚さ測定方法。
  5. 【請求項5】請求項1の板状透明体の光学的厚さ測定方
    法を用いたことを特徴とする板ガラス連続成形工程にお
    けるガラス板端部のオンライン厚さ測定方法。
JP5089286A 1993-03-24 1993-03-24 凹凸を有する板状透明体の光学的厚さ測定方法 Pending JPH06281418A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005902A1 (ja) * 2002-07-08 2004-01-15 Toray Engineering Co., Ltd. 光学的測定方法およびその装置
JP2011242292A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Katsura Opto Systems Co Ltd 厚さチルトセンサ
JP4874341B2 (ja) * 2005-12-20 2012-02-15 コーニング インコーポレイテッド 帯状ガラスの特徴付けを行う方法及び装置
JP2012181151A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Pulstec Industrial Co Ltd 透光性板状物体の厚さ測定装置

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JP2011242292A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Katsura Opto Systems Co Ltd 厚さチルトセンサ
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