JP2011242292A - 厚さチルトセンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】表面反射と裏面反射を有し、且つ、厚さを有する物体のチルト角と厚さを同時に測定できる厚さチルトセンサを提供する。
【解決手段】厚さチルトセンサは、測定対象物に向けて測定用光を出射する投光部と、測定対象物の表面反射光及び測定対象物の裏面反射光を受光する受光部とからなる光学系を備えており、投光部は、投光素子と投光レンズと平行光を細くする手段とを具備し、平行光を細くする手段により得られた細い平行光を測定用光とし、受光部は、表面反射光を受光するチルト角測定部と、表面反射光及び裏面反射光を受光する厚さ測定部とを具備し、チルト角測定部は、チルト角測定用受光レンズとチルト角測定用受光素子とを具備し、測定対象物のチルト角を測定し、厚さ測定部は、厚さ測定用受光レンズと厚さ測定用受光素子とを具備し、測定対象物の厚さを測定する。
【選択図】図1
【解決手段】厚さチルトセンサは、測定対象物に向けて測定用光を出射する投光部と、測定対象物の表面反射光及び測定対象物の裏面反射光を受光する受光部とからなる光学系を備えており、投光部は、投光素子と投光レンズと平行光を細くする手段とを具備し、平行光を細くする手段により得られた細い平行光を測定用光とし、受光部は、表面反射光を受光するチルト角測定部と、表面反射光及び裏面反射光を受光する厚さ測定部とを具備し、チルト角測定部は、チルト角測定用受光レンズとチルト角測定用受光素子とを具備し、測定対象物のチルト角を測定し、厚さ測定部は、厚さ測定用受光レンズと厚さ測定用受光素子とを具備し、測定対象物の厚さを測定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、厚さチルトセンサに関し、特に、表面反射と裏面反射を有する測定対象物のチルト角(傾き)と厚さを同時に測定できる、厚さチルトセンサに関する。
従来より、測定対象物のチルト角(傾き)を測定するチルトセンサが良く知られている。
また、近年、測定対象物の変位とチルト角(傾き)を同時に測定できる変位チルトセンサも数多く開発されている。その一例として、例えば、本願発明の発明者により提案され、小型軽量化した変位チルトセンサがある(特許文献1を参照)。
一方、産業上において、光透過性を有し(即ち、表面反射と裏面反射を有し)、且つ、厚さを有する物体を測定対象物とした場合に、当該測定対象物のチルト角(傾き)と厚さを同時に測定するという産業ニーズも非常に大きい。
本発明は、上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、表面反射と裏面反射を有し、且つ、厚さを有する物体のチルト角(傾き)と厚さを同時に測定できる、厚さチルトセンサを提供することにある。
本発明は、測定対象物のチルト角と厚さを同時に測定できる厚さチルトセンサに関し、本発明の上記目的は、厚さチルトセンサは、測定対象物に向けて測定用光を出射する投光部と、前記測定対象物で表面反射された測定用光(以下、表面反射光とする)及び、前記測定対象物の表面で屈折して裏面反射された測定用光(以下、裏面反射光とする)を受光する受光部とからなる光学系を備えており、前記投光部は、投光素子と、前記投光素子からの拡散光を平行光にする投光レンズと、前記投光レンズから出射された平行光を細くする、平行光を細くする手段とを具備し、前記平行光を細くする手段により得られた細い平行光を前記測定用光とし、前記受光部は、前記表面反射光を受光するチルト角測定部と、前記表面反射光及び前記裏面反射光を受光する厚さ測定部とを具備し、前記チルト角測定部は、チルト角測定用受光レンズとチルト角測定用受光素子とを具備し、前記測定対象物のチルト角を測定し、前記厚さ測定部は、厚さ測定用受光レンズと厚さ測定用受光素子とを具備し、前記測定対象物の厚さを測定することによって効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記平行光を細くする手段として、ピンホール、ビームエキスパンダー、あるいは小径レンズのいずれかを用いることによってより効果的に達成される。また、本発明の上記目的は、前記チルト角測定用受光レンズ及び前記厚さ測定用受光レンズとして、コリメータレンズを用いることによってより効果的に達成される。
さらに、本発明の上記目的は、前記チルト角測定部がチルト角測定用受光スポットの移動距離を検出することにより、前記チルト角を測定し、前記厚さ測定部が測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置から測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置までの距離を検出することにより、前記厚さを測定することによってより効果的に達成される。
本発明に係る厚さチルトセンサは、測定対象物のチルト角と厚さを同時に測定するという産業ニーズに応じるために、研究開発された小型軽量化のもので、本発明の厚さチルトセンサによれば、正確に測定対象物のチルト角と厚さを同時に測定できる。
本発明は、測定対象物のチルト角(傾き)と厚さを同時に測定できる、厚さチルトセンサに関する。
本発明に係る厚さチルトセンサでは、厚さを有する平行板である光透過性物体を測定対象物とする。本発明で言う「光透過性物体」とは、光透過性を有する(即ち、表面反射と裏面反射を有する)物体を意味する。本発明に係る厚さチルトセンサの測定対象物の具体例として、例えば、ガラス板や樹脂フィルム・樹脂板が挙げられる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は必ずしも以下の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において、その構成を種々に変更し得ることは言うまでも無い。
図1は、本発明の一実施形態に係る厚さチルトセンサ100(以下、単に、「厚さチルトセンサ100」とも言う。)の光学系の構成を示す図である。図1に示す厚さチルトセンサ100は、測定対象物の厚さと傾き(チルト角)を同時に測定するものである。
図1に示されたように、本発明に係る厚さチルトセンサ100は、測定対象物に向けて測定用光を出射する投光部2と、測定対象物の表面で表面反射された測定用光(測定対象物の表面反射光)及び、測定対象物の表面で屈折して裏面反射された測定用光(測定対象物の裏面反射光)を受光する受光部3とからなる光学系を備えている。
投光部2は、光源となる発光ダイオード(LED)等の投光素子21と、投光素子21からの拡散光を平行光にする投光レンズ22と、投光レンズ22から出射された平行光を細くする手段23とを具備し、投光素子21の光軸と投光レンズ22の光軸を一致させて構成されている。以下、投光素子21の光軸及び投光レンズ22の光軸を、単に、投光部2の光軸24とも言う。
投光部2において、投光素子21から出射された拡散光11aは、投光レンズ22によりコリメートされた後に、平行光11bとなる。平行光11bは、平行光を細くする手段23により細くされた後に、ビーム径の細いビーム(細い平行光)となる。この細い平行光(細いビーム)は、測定対象物に照射されるようになっており、以下の説明では、測定用光12と呼び、又は単に、ビームとも呼ぶ。
なお、投光素子21として、上述した発光ダイオードのほか、レーザ光を用いることもできる。また、レーザ光を採用する投光素子21として、ヘリウムーネオン(He−Ne)レーザ、半導体レーザ素子(LD)等のレーザ発振器や、レーザ発振器から出力されたレーザ光を導く光ファイバー等の光導管などを用いることができる。また、投光レンズ22として、例えば、コリメータレンズを用いることができる。
このように、投光部2に、平行光を細くする手段23を設けることにより、投光レンズからの平行光11bをビーム径の細いビームにすることができ、測定用光のコリメート性を向上させることができる。また、厚さチルトセンサ100に、光源となる投光素子21一つしか存在しないので、厚さチルトセンサ100を小型軽量化することができる。
さらに、このように、投光部2に、平行光を細くする手段23を設けることにより、投光素子21から出射された拡散光11aは、投光レンズ22を介して、コリメート性の高いビーム(測定用光12)となるので、本発明の厚さチルトセンサ100における測定用光は、遠くまで届く。従って、拡散光よりも、測定可能な場所を多くすることができる。
なお、平行光を細くする手段23として、例えば、ピンホール、ビームエキスパンダー、または小径レンズを用いることができる。
受光部3は、チルト角測定部4と厚さ測定部5と半透明鏡6とを備えている。チルト角測定部4は、測定対象物の表面で表面反射された測定用光を受光し、測定対象物のチルト角を測定する。また、厚さ測定部5は、測定対象物の表面で表面反射された測定用光と、測定対象物の表面で屈折して裏面反射された測定用光を受光し、測定対象物の厚さを測定する。
そして、半透明鏡6は、測定対象物の表面で表面反射された測定用光と、測定対象物の表面で屈折して裏面反射された測定用光を、チルト角測定部4で行われるチルト角測定に必要な測定用光(以下、単に、「チルト角測定用測定用光」と言う。)と、厚さ測定部5で行われる厚さ測定に必要な測定用光(以下、単に、「厚さ測定用測定用光」と言う。)とに分離する。
チルト角測定用測定用光を受光するチルト角測定部4は、位置検出素子(PSD)や電荷結合素子(CCD)等のチルト角測定用受光素子41と、チルト角測定用受光レンズ42とを具備して構成される。また、厚さ測定用測定用光を受光する厚さ測定部5は、位置検出素子(PSD)や電荷結合素子(CCD)等の厚さ測定用受光素子51と、厚さ測定用受光レンズ52とを具備して構成される。
ここで、チルト角測定用受光レンズ42として、例えば、コリメータレンズを用いることができる。また、厚さ測定用受光レンズ52として、例えば、コリメータレンズを用いることができる。
投光部2と受光部3は、標準線SLを挟んでその両側に対称に配置されており、投光部2の光軸24と受光部3の光軸31は、いずれも標準線SLに対して等しい角度α1をなしている。また、投光部2の光軸24と受光部3の光軸31は、標準線SL上の1点で交差している。
投光部2の光軸24と受光部3の光軸31が交差している標準線SL上の点を標準点SPと呼ぶ。また、標準点SPを通り、標準線SLと垂直な平面を標準面SFと呼ぶ。更に、標準面SFとの距離がdであり、且つ、標準面SFと平行する平面を標準裏面SRと呼ぶ。
厚さチルトセンサ100では、厚さdを有する測定対象物の表面が標準面SFに配置された場合に、換言すれば、厚さdを有する測定対象物の表面が標準面SFと重なる場合に、測定対象物のチルト角が0°となり、また、測定対象物の裏面が標準裏面SRと重なる。
以下、チルト角0°の測定対象物、即ち、標準面SFに対して傾いていない測定対象物を測定対象物1と呼ぶ。
標準面SFにおいて、投光部2の光軸24が標準点SPに集光するように、投光素子21と投光レンズ22の間の距離を調整して投光部2を構成する。
また、標準点SPで表面反射された測定用光が、受光部3の光軸31に沿ってチルト角測定用受光レンズ42により集光されてから、半透明鏡6を介して反射され、チルト角測定用受光素子41上に集光されるように、チルト角測定用受光レンズ42とチルト角測定用受光素子41の間の距離f、即ち、チルト角測定用受光レンズ42から半透明鏡6までの距離f1、及び半透明鏡6からチルト角測定用受光素子41までの距離f2を調整してチルト角測定部4を構成する。
チルト角測定部4では、f=f1+f2が成立し、また、標準点SPで表面反射された測定用光が、チルト角測定用受光素子41上に集光されて形成されるチルト角測定用受光スポットの重心位置を、チルト角測定用の原点位置44と設定する。
さらに、標準点SPで表面反射された測定用光が、受光部3の光軸31に沿ってチルト角測定用受光レンズ42により集光されてから、半透明鏡6を透過し、さらに、厚さ測定用受光レンズ52を介して、厚さ測定用受光素子51上に集光されるように、厚さ測定用受光レンズ52と厚さ測定用受光素子51の間の距離f3を調整して厚さ測定部5を構成する。
厚さ測定部5では、標準点SPで表面反射された測定用光が、厚さ測定用受光素子51上に集光されて形成される厚さ測定用第1受光スポットの重心位置を、厚さ測定用の原点位置55と設定する。
次に、本発明の厚さチルトセンサにより測定対象物のチルト角θを測定する原理を図2と図3に基づいて説明する。図1に示す厚さチルトセンサ100のうち、チルト角θを測定するチルト角測定用光学系のみを取り出して、図2及び図3に示す(ただし、半透明鏡6は省略する。)。
図2に示されたように、厚さdを有する測定対象物の表面は標準面SFに位置している場合に、即ち、測定対象物のチルト角が0°の場合に(以下、この場合の測定対象物を測定対象物1と呼ぶ。)、投光素子21から出射されて投光レンズ22及び平行光を細くする手段23を介して得られた測定用光12(細いビーム径を有するビーム)が、測定対象物1に照射されると、測定用光12は標準点SPで集光し、標準点SPで表面反射された測定用光13(測定対象物1の表面反射光)が、受光部3の光軸31に沿ってチルト角測定用受光レンズ42を通して、チルト角測定用受光素子41上に集光されてチルト角測定用受光スポットを形成する。このときに、形成されたチルト角測定用受光スポットの重心位置43は、チルト角測定用の原点位置44と重なる。
次に、図3に示されたように、厚さdを有する測定対象物が標準面SFに対して角度θ傾いた場合に、即ち、測定対象物のチルト角がθの場合に(以下、この場合の測定対象物を測定対象物1B呼ぶ。)、投光素子21から出射されて投光レンズ22及び平行光を細くする手段23を介して得られた測定用光12(細いビーム径を有するビーム)が、測定対象物1Bに照射される。このとき、測定対象物1Bが標準面SFに対して角度θ傾いているので、測定対象物1Bの表面で表面反射された測定用光14(測定対象物1Bの表面反射光)が受光部3の光軸31に対して角度2θ傾くことになる。
図3の破線で示すように、測定対象物1Bの表面で表面反射された測定用光14が、受光部3の光軸31に対して角度2θ傾いたままの状態でチルト角測定用受光レンズ42を通して、チルト角測定用受光素子41上に集光されてチルト角測定用受光スポットを形成する。このときに、形成されたチルト角測定用受光スポットの重心位置43は、チルト角測定用の原点位置44から離れており、つまり、チルト角測定用の原点位置44から、測定対象物1Bの表面反射光が形成されたチルト角測定用受光スポットの重心位置43までの距離はDとなる。以下、この距離Dをチルト角測定用受光スポットの移動距離Dとも呼ぶ。
本発明の厚さチルトセンサでは、このチルト角測定用受光スポットの移動距離Dを検出することにより、測定対象物のチルト角θを測定する。すなわち、チルト角測定用受光スポットの移動距離をDとし、チルト角測定用受光レンズ42とチルト角測定用受光素子41の間の距離(チルト角測定用受光レンズ42の焦点距離)をfとし、測定対象物のチルト角をθとすると、下記数1が成立する。
(数1)
D=ftan(2θ)
チルト角測定用受光スポットの移動距離Dを検出すれば、チルト角測定用受光レンズ42の焦点距離fは、厚さチルトセンサの既知のパラメータであるため、上記数1に基づき、測定対象物のチルト角θを算出することができる。
(数1)
D=ftan(2θ)
チルト角測定用受光スポットの移動距離Dを検出すれば、チルト角測定用受光レンズ42の焦点距離fは、厚さチルトセンサの既知のパラメータであるため、上記数1に基づき、測定対象物のチルト角θを算出することができる。
また、測定対象物のチルト角θが微小角度の場合に、tan(2θ)≒2θが成立するため、上記数1は下記数2になる。
(数2)
D=2fθ
ただし、数2において、チルト角θの単位はラジアンである。本発明の厚さチルトセンサでは、上記数2に基づき、測定対象物のチルト角θを算出することができる。
(数2)
D=2fθ
ただし、数2において、チルト角θの単位はラジアンである。本発明の厚さチルトセンサでは、上記数2に基づき、測定対象物のチルト角θを算出することができる。
次に、本発明の厚さチルトセンサにより測定対象物の厚さを測定する原理を図4と図5に基づいて説明する。図1に示す厚さチルトセンサ100のうち、厚さdを測定する厚さ測定用光学系のみを取り出して、図4及び図5に示す(ただし、半透明鏡6は省略する。)。
図4に示されたように、厚さdを有する測定対象物1の表面は標準面SFに位置している場合に、即ち、測定対象物のチルト角が0°の場合に、投光素子21から出射されて投光レンズ22及び平行光を細くする手段23を介して得られた測定用光12が、測定対象物1に照射されると、測定用光12は標準点SPで集光し、標準点SPで表面反射された測定用光13(測定対象物1の表面反射光)が、受光部3の光軸31に沿ってチルト角測定用受光レンズ42と厚さ測定用受光レンズ52を通して、厚さ測定用受光素子51上に集光されて厚さ測定用第1受光スポットを形成する。このときに、形成された厚さ測定用第1受光スポットの重心位置53Fは、厚さ測定用の原点位置55と重なる。また同時に、標準点SPで屈折して裏面反射された測定用光15(測定対象物1の裏面反射光)が、受光部3の光軸31に平行したままの状態でチルト角測定用受光レンズ42と厚さ測定用受光レンズ52を通して、厚さ測定用受光素子51上に集光されて、厚さ測定用第1受光スポットと異なる場所で厚さ測定用第2受光スポットを形成する。このときに、形成された厚さ測定用第2受光スポットの重心位置53Rから厚さ測定用第1受光スポットの重心位置53Fまでの距離はλとなる。
以下、この距離λを測定対象物が傾いていない場合(測定対象物のチルト角が0°の場合)のビーム間隔とも呼ぶ。
また、厚さ測定用第1受光スポットを測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットとも呼び、厚さ測定用第2受光スポットを測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットとも呼ぶ。
つまり、本発明の厚さチルトセンサにおいて、ビーム間隔とは、測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置から、測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置までの距離を意味する。
次に、図5に示されたように、厚さdを有する測定対象物1Bが標準面SFに対して角度θ傾いた場合に、即ち、測定対象物のチルト角がθの場合に、投光素子21から出射されて投光レンズ22及び平行光を細くする手段23を介して得られた測定用光12が、測定対象物1Bに照射される。このとき、測定対象物1Bが標準面SFに対して角度θ傾いているので、測定対象物1Bの表面で表面反射された測定用光14(測定対象物1Bの表面反射光)が受光部3の光軸31に対して角度2θ傾くことになる。
図5に示されたように、測定対象物1Bの表面で表面反射された測定用光14が、標準点SPで表面反射された測定用光13(受光部3の光軸31)に対して角度2θ傾いたままの状態でチルト角測定用受光レンズ42と厚さ測定用受光レンズ52を通して、厚さ測定用受光素子51上に集光されて厚さ測定用第1受光スポットを形成する。このときに、形成された厚さ測定用第1受光スポットの重心位置は54Fとなる。また同時に、測定対象物1Bの表面で屈折して裏面反射された測定用光16(測定対象物1Bの裏面反射光)が、測定対象物1Bの表面反射光14に平行したままの状態でチルト角測定用受光レンズ42と厚さ測定用受光レンズ52を通して、厚さ測定用受光素子51上に集光されて、厚さ測定用第1受光スポットと異なる場所で厚さ測定用第2受光スポットを形成する。このときに、形成された厚さ測定用第2受光スポットの重心位置54Rから厚さ測定用第1受光スポットの重心位置54Fまでの距離はΛとなる。
以下、この距離Λを測定対象物が角度θ傾いた場合(測定対象物のチルト角がθの場合)のビーム間隔とも呼ぶ。
本発明の厚さチルトセンサでは、測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置から測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置までの距離(即ち、ビーム間隔)を検出(測定)することにより、測定対象物の厚さdを測定(算出)する。
次に、図6に基づき、ビーム間隔から測定対象物の厚さdを測定(算出)する原理を具体的に説明する。なお、図6(A)は、ビーム間隔λから測定対象物の厚さdを算出する厚さ測定原理を説明するための拡大図で、図6(B)は、ビーム間隔Λから測定対象物の厚さdを算出する厚さ測定原理を説明するための拡大図である。
前述したように、本発明に係る厚さチルトセンサの測定対象物は、厚さを有する平行板である光透過性物体であることを前提としている。
ここで、測定対象物となる平行板の屈折率をnとし、また、測定対象物の厚さをdとする。図1〜図5に示されたように、測定対象物に、入射角α1にて、細い平行光である測定用光12(ビーム)を入射する。
図6(A)に示されたように、入射角はα1であり、且つ、測定対象物は標準面SFに置かれている場合(即ち、測定対象物1の場合)に、屈折角はα2となるので、下記数3が成立する。
(数3)
sinα1=nsinα2
また、図6(B)に示されたように、入射角はα1であり、且つ、測定対象物は標準面SFに対して角度θ傾いた場合(即ち、測定対象物1Bの場合)に、屈折角はα3となるので、下記数4が成立する。
(数4)
sin(α1+θ)=nsinα3
図4に示されたように、測定対象物のチルト角が0°の場合(即ち、測定対象物1の場合)に、測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置53Fから測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置53Rまでの距離(間隔)、即ち、ビーム間隔λを測定する。
(数3)
sinα1=nsinα2
また、図6(B)に示されたように、入射角はα1であり、且つ、測定対象物は標準面SFに対して角度θ傾いた場合(即ち、測定対象物1Bの場合)に、屈折角はα3となるので、下記数4が成立する。
(数4)
sin(α1+θ)=nsinα3
図4に示されたように、測定対象物のチルト角が0°の場合(即ち、測定対象物1の場合)に、測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置53Fから測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置53Rまでの距離(間隔)、即ち、ビーム間隔λを測定する。
図6(A)から分かるように、ビーム間隔λと測定対象物の厚さdとの間に、下記数5が成立する。
(数5)
λ=2dtanα2sin(90°−α1)
一方、図5に示されたように、測定対象物のチルト角がθの場合(即ち、測定対象物1Bの場合)に、測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置54Fから測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置54Rまでの距離(間隔)、即ち、ビーム間隔Λを測定する。
(数5)
λ=2dtanα2sin(90°−α1)
一方、図5に示されたように、測定対象物のチルト角がθの場合(即ち、測定対象物1Bの場合)に、測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置54Fから測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置54Rまでの距離(間隔)、即ち、ビーム間隔Λを測定する。
図6(B)から分かるように、ビーム間隔Λと測定対象物の厚さdとの間に、下記数6が成立する。
(数6)
Λ=2dtanα3〔sin(90°−α1+θ)−tan2θcos(90°−α1+θ)〕
測定対象物のチルト角θが0の場合(θ=0)に、上記数6は、下記数7になる。
(数7)
Λ=2dtanα3sin(90°−α1)
また、測定対象物のチルト角θが0の場合(θ=0)に、屈折角α2と屈折角α3の間に、α2=α3が成立するので、上記数7は、下記数8になる。
(数8)
Λ=2dtanα2sin(90°−α1)
数5と数8を比較すれば分かるように、数8は数5となる。
(数6)
Λ=2dtanα3〔sin(90°−α1+θ)−tan2θcos(90°−α1+θ)〕
測定対象物のチルト角θが0の場合(θ=0)に、上記数6は、下記数7になる。
(数7)
Λ=2dtanα3sin(90°−α1)
また、測定対象物のチルト角θが0の場合(θ=0)に、屈折角α2と屈折角α3の間に、α2=α3が成立するので、上記数7は、下記数8になる。
(数8)
Λ=2dtanα2sin(90°−α1)
数5と数8を比較すれば分かるように、数8は数5となる。
よって、測定対象物のチルト角θとビーム間隔Λを検出すれば、入射角α1は厚さチルトセンサの既知のパラメータであり、nは測定対象物の屈折率で既知であり、また、屈折角α3は上記数4に基づいて得られるので、上記数6に基づき、測定対象物の厚さdを算出することができる。
このように、本発明の厚さチルトセンサによれば、測定対象物のチルト角θと厚さdを同時に測定できる。即ち、本発明の厚さチルトセンサでは、チルト角測定用受光スポットの移動距離を検出することによって測定対象物のチルト角θを測定し、同時に、測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置から測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置までの距離(ビーム間隔)を検出することによって測定対象物の厚さdを測定する。
前述したように、入射角α1は本発明の厚さチルトセンサの既知のパラメータである。好適な入射角α1の一例として、45°である(α1=45°)。
本発明の厚さチルトセンサの入射角α1が45°の場合に、上記数6は下記数9となる。
(数9)
Λ=2dtanα3〔sin(45°+θ)−tan2θcos(45°+θ)〕
ここで、sin45°=cos45°≒0.7071であるため、下記数10、数11が成立する。
(数10)
sin(45°+θ)
=sin45°cosθ+cos45°sinθ
=0.7071(cosθ+sinθ)
(数11)
cos(45°+θ)
=cos45°cosθ−sin45°sinθ
=0.7071(cosθ−sinθ)
そして、上記数10、数11に基づき、上記数9は下記数12となる。
(数9)
Λ=2dtanα3〔sin(45°+θ)−tan2θcos(45°+θ)〕
ここで、sin45°=cos45°≒0.7071であるため、下記数10、数11が成立する。
(数10)
sin(45°+θ)
=sin45°cosθ+cos45°sinθ
=0.7071(cosθ+sinθ)
(数11)
cos(45°+θ)
=cos45°cosθ−sin45°sinθ
=0.7071(cosθ−sinθ)
そして、上記数10、数11に基づき、上記数9は下記数12となる。
なお、図示していないが、本発明の厚さチルトセンサは、厚さチルトセンサに係るパラメータを格納し、厚さチルトセンサが検出した各種の値(信号)を電気的に処理する信号処理部を備えている。この信号処理部は、各種の値(例えば、入射角α1、距離f、移動距離D、ビーム間隔Λ、測定対象物の屈折率n等)を格納し、また、上述した本発明の厚さチルトセンサのチルト角・厚さ測定原理に基づき、測定対象物のチルト角・厚さを算出する機能を有する。
なお、この信号処理部では、例えば、ルックアップ・テーブル(LUT)を用いることで測定対象物のチルト角・厚さを算出するようにしても良い。また、必要であれば、本発明の厚さチルトセンサは、測定したチルト角・厚さを外部装置に出力することもできる。
100 本発明に係る厚さチルトセンサ
1 測定対象物(標準面SFに対して傾いていない測定対象物)
1B 測定対象物(標準面SFに対して角度θ傾いた測定対象物)
11a 投光素子からの拡散光
11b 投光レンズからの平行光
12 細い平行光(ビーム)である測定用光
13 標準点SPで表面反射された測定用光(測定対象物1の表面反射光)
14 測定対象物1Bの表面で表面反射された測定用光(測定対象物1Bの表面反射光)
15 標準点SPで屈折して裏面反射された測定用光(測定対象物1の裏面反射光)
16 測定対象物1Bの表面で屈折して裏面反射された測定用光(測定対象物1Bの裏面反射光)
2 投光部
21 投光素子
22 投光レンズ
23 平行光を細くする手段
24 投光部の光軸
3 受光部
31 受光部の光軸
4 チルト角測定部
41 チルト角測定用受光素子
42 チルト角測定用受光レンズ
43 チルト角測定用受光スポットの重心位置
44 チルト角測定用の原点位置
D チルト角測定用の原点位置44とチルト角測定用受光スポットの重心位置43との間の距離
5 厚さ測定部
51 厚さ測定用受光素子
52 厚さ測定用受光レンズ
λ 測定対象物が傾いていない場合(θ=0)のビーム間隔
53F 測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置(測定対象物が傾いていない場合)
53R 測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置(測定対象物が傾いていない場合)
Λ 測定対象物がθ傾いた場合のビーム間隔
54F 測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置(測定対象物がθ傾いている場合)
54R 測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置(測定対象物がθ傾いている場合)
55 厚さ測定用の原点位置
6 半透明鏡
α1 入射角
α2 屈折角
SL 標準線
SP 標準点
SF 標準面
SR 標準裏面
n 測定対象物の屈折率
d 測定対象物の厚さ
θ 測定対象物のチルト角
1 測定対象物(標準面SFに対して傾いていない測定対象物)
1B 測定対象物(標準面SFに対して角度θ傾いた測定対象物)
11a 投光素子からの拡散光
11b 投光レンズからの平行光
12 細い平行光(ビーム)である測定用光
13 標準点SPで表面反射された測定用光(測定対象物1の表面反射光)
14 測定対象物1Bの表面で表面反射された測定用光(測定対象物1Bの表面反射光)
15 標準点SPで屈折して裏面反射された測定用光(測定対象物1の裏面反射光)
16 測定対象物1Bの表面で屈折して裏面反射された測定用光(測定対象物1Bの裏面反射光)
2 投光部
21 投光素子
22 投光レンズ
23 平行光を細くする手段
24 投光部の光軸
3 受光部
31 受光部の光軸
4 チルト角測定部
41 チルト角測定用受光素子
42 チルト角測定用受光レンズ
43 チルト角測定用受光スポットの重心位置
44 チルト角測定用の原点位置
D チルト角測定用の原点位置44とチルト角測定用受光スポットの重心位置43との間の距離
5 厚さ測定部
51 厚さ測定用受光素子
52 厚さ測定用受光レンズ
λ 測定対象物が傾いていない場合(θ=0)のビーム間隔
53F 測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置(測定対象物が傾いていない場合)
53R 測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置(測定対象物が傾いていない場合)
Λ 測定対象物がθ傾いた場合のビーム間隔
54F 測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置(測定対象物がθ傾いている場合)
54R 測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置(測定対象物がθ傾いている場合)
55 厚さ測定用の原点位置
6 半透明鏡
α1 入射角
α2 屈折角
SL 標準線
SP 標準点
SF 標準面
SR 標準裏面
n 測定対象物の屈折率
d 測定対象物の厚さ
θ 測定対象物のチルト角
Claims (4)
- 測定対象物に向けて測定用光を出射する投光部と、前記測定対象物で表面反射された測定用光(以下、表面反射光とする)及び、前記測定対象物の表面で屈折して裏面反射された測定用光(以下、裏面反射光とする)を受光する受光部とからなる光学系を備えており、
前記投光部は、投光素子と、前記投光素子からの拡散光を平行光にする投光レンズと、前記投光レンズから出射された平行光を細くする、平行光を細くする手段とを具備し、前記平行光を細くする手段により得られた細い平行光を前記測定用光とし、
前記受光部は、前記表面反射光を受光するチルト角測定部と、前記表面反射光及び前記裏面反射光を受光する厚さ測定部とを具備し、
前記チルト角測定部は、チルト角測定用受光レンズとチルト角測定用受光素子とを具備し、前記測定対象物のチルト角を測定し、
前記厚さ測定部は、厚さ測定用受光レンズと厚さ測定用受光素子とを具備し、前記測定対象物の厚さを測定することを特徴とする厚さチルトセンサ。 - 前記平行光を細くする手段は、ピンホール、ビームエキスパンダー、あるいは小径レンズのいずれかである請求項1に記載の厚さチルトセンサ。
- 前記チルト角測定用受光レンズ及び前記厚さ測定用受光レンズとして、コリメータレンズを用いる請求項1又は請求項2に記載の厚さチルトセンサ。
- 前記チルト角測定部がチルト角測定用受光スポットの移動距離を検出することにより、前記チルト角を測定し、
前記厚さ測定部が測定対象物の表面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置から測定対象物の裏面反射光に係る厚さ測定用受光スポットの重心位置までの距離を検出することにより、前記厚さを測定する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の厚さチルトセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010115593A JP2011242292A (ja) | 2010-05-19 | 2010-05-19 | 厚さチルトセンサ |
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---|---|---|---|
JP2010115593A JP2011242292A (ja) | 2010-05-19 | 2010-05-19 | 厚さチルトセンサ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2010115593A Pending JP2011242292A (ja) | 2010-05-19 | 2010-05-19 | 厚さチルトセンサ |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019109513A (ja) * | 2017-12-18 | 2019-07-04 | カール ツァイス マイクロスコピー ゲーエムベーハーCarl Zeiss Microscopy Gmbh | 顕微鏡のビーム経路内の試料ホルダの厚さを決定する方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06281418A (ja) * | 1993-03-24 | 1994-10-07 | Asahi Glass Co Ltd | 凹凸を有する板状透明体の光学的厚さ測定方法 |
JP2004085442A (ja) * | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Sunx Ltd | 変位測定装置 |
JP2010019836A (ja) * | 2008-06-13 | 2010-01-28 | Katsura Opto Systems:Kk | 変位チルトセンサ |
-
2010
- 2010-05-19 JP JP2010115593A patent/JP2011242292A/ja active Pending
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