JPH06280962A - 回動−直動変換装置 - Google Patents

回動−直動変換装置

Info

Publication number
JPH06280962A
JPH06280962A JP6837993A JP6837993A JPH06280962A JP H06280962 A JPH06280962 A JP H06280962A JP 6837993 A JP6837993 A JP 6837993A JP 6837993 A JP6837993 A JP 6837993A JP H06280962 A JPH06280962 A JP H06280962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure gas
static pressure
gas bearing
linear motion
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6837993A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Sato
俊徳 佐藤
Masashi Yoshida
正志 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP6837993A priority Critical patent/JPH06280962A/ja
Publication of JPH06280962A publication Critical patent/JPH06280962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回動を直動に高精度に伝達する。 【構成】 ガイドレール11aに直動静圧気体軸受によ
り支持されたスライダ11bの上面に固定した外筒13
aは回転静圧気体軸受によって回動アーム3の一端を支
持する。また、回転静圧気体軸受により支持されたスピ
ンドル21bの上面に固定した案内部材24が直動静圧
気体軸受によって回動アーム3の他端を支持する。スピ
ンドル21bを回動させることにより回動アーム3が回
動してスライダ11bが直動するが、スピンドル21
b、回動アーム3、スライダ11bは、回転静圧気体軸
受又は直動静圧気体軸受により非接触に支持されている
ので、摩擦力による誤差が生じることなく、スピンドル
21bの回動をスライダ11bの直動に高精度に変換す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転運動を直線運動に
変換する回動−直動変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転運動を直線運動に変換する回
動−直動変換装置においては、回動する回動部と、直動
する直動部とを回動アーム等によって連結し、回動部の
回動を回動アームを介して直動部に伝達し、直動させる
ようになされている。このとき、回動部は軸受を介して
固定部に支持され、直動部は直動すべり軸受を介して軌
道上を直動するようになされている。そして、直動部と
回動アームの一端とは、軸受によって回動自在に連結さ
れ、回動部と回動アームの他端とは、直動軸受を介して
連結されている。
【0003】そして、回動部をモータ等によって回動さ
せることにより、回動アームが回動し、これにより、直
動部が軌道上を移動し、回動部の回動を直動部の直動に
変換している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回動−直動変換装置においては、直動部に回動アー
ムを連結している軸受や、回動部を固定部で支持してい
る軸受、回動部と回動アームとを連結している直動軸受
等は、ころがり軸受やすべり軸受等の接触式の軸受によ
って支持されているため、摩擦係数が大きく、また、運
動の再現性が悪い等の点から精密な運動の伝達が困難な
ため、回動を高精度に直動に変換することができないと
いう未解決の課題がある。
【0005】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
課題に着目してなされたものであり、高精度に回転運動
を直線運動に変換することのできる回動−直動変換装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に関わる回動−直動変換装置においては、一
方の直動静圧気体軸受に支持される被駆動側の回転静圧
気体軸受と駆動側の回転静圧気体軸受との何れか一方に
連結部材の一端が支持され、他方に連結部材の他端を支
持する他方の直動静圧気体軸受が支持され、前記被駆動
側の回転静圧気体軸受は連結部材の回動によって直動す
ることを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、駆動側の回転静圧気体軸受
に直接又は間接に支持される連結部材の回動によって連
結部材を直接又は間接に支持する回転静圧気体軸受が一
方の直動静圧気体軸受に支持されて直動する。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の第1実施例を示す概略構成図
であり、図2は、図1の側面図である。回動−直動変換
装置1は、直動装置2と連結部材としての回動アーム3
と回動装置4とから構成されている。
【0009】回動アーム3は、直方体状のアーム部3a
と、円盤状の円盤部3bとから形成され、アーム部3a
の一端に円盤部3bが一体化して形成されている。直動
装置2は、一方の直動静圧気体軸受11と被駆動側の回
転静圧気体軸受13とから構成されており、直動静圧気
体軸受11は軌道としてのガイドレール11aと、直動
部としてのスライダ11bとから構成されている。ガイ
ドレール11aは直方体状であり、その両端が支持部材
12を介して基台5に固定されている。ガイドレール1
1aには、角枠状のスライダ11bが所定の軸受すきま
を保って挿通され、スライダ11bには、スライダ11
bの内周面及び回転静圧気体軸受13に圧縮空気を供給
する給気用のフレキシブルホース11cが取り付けられ
ている。
【0010】スライダ11bの上部には外筒13aが固
定され、外筒13aは円筒状に形成され、その中空部に
は、上端がフランジ状に形成された円筒状のスピンドル
13bが挿入されており、外筒13aとスピンドル13
bとで、回転静圧気体軸受13を形成し、外筒13aの
スピンドル13bとの対向面にフレキシブルホース11
cからスライダ11bを介して圧縮空気を供給すること
により、外筒13aは、スピンドル13bを非接触に回
動自在に支持している。
【0011】スピンドル13bの上端には、円盤部3b
よりもやや大きい円形の凹部が形成され、凹部に円盤部
3bが固定されている。回動装置4は、駆動側の回転静
圧気体軸受21と他方の直動静圧気体軸受23と駆動部
25とから構成されている。図3は、駆動側の回転静圧
気体軸受21及び駆動部25の詳細を示したものであ
り、回転静圧気体軸受21は、固定部としての外筒21
aとスピンドル21bとから構成され、外筒21aは、
両端が開放された円筒状に形成され、その中空部にスピ
ンドル21bが挿通されて形成されている。外筒21a
の内周面の上端及び下端には、多孔質グラファイト等に
より形成された円環状の多孔質部材21cが埋設され、
また、外周面の高さ方向ほぼ中央部には、給気孔21d
が多孔質部材21cに連通して形成され、圧縮空気供給
装置等によって給気孔21dに圧縮空気を供給し、その
圧縮空気が多孔質部材21cに供給されてスピンドル2
1bを外筒21aと非接触に支持している。
【0012】スピンドル21bは、中空の円筒状であ
り、スピンドル21bの上端面には、円盤状の回動部と
しての回動盤21eがスピンドル21bの回動軸心上に
固定され、回動盤21eの中央部には、スピンドル21
bの中空部21fに連通して給気孔21gが形成されて
いる。回動盤21eの上面には、案内部材24が固定さ
れ、案内部材24は、角枠状に形成され、その内周面と
所定の軸受すきまを保ってアーム部3aが挿通され、ア
ーム部3aと案内部材24とで他方の直動静圧気体軸受
23を形成している。
【0013】駆動部25は、外筒26と、シャフト27
と、回動機構としての回転型のボイスコイルモータ28
とから構成されている。外筒26には、円筒状であり、
外筒26の軸心にはスピンドル21bに固定されたシャ
フト27が配置され、シャフト27の上部にはボイスコ
イルモータ28が固定されている。また、外筒26に
は、保持力の高いフェライト磁石、或いは、高性能の希
土類磁石等の円環状のマグネット29aが接着剤で密着
されたマグネット固定部材30aがネジ止めされてい
る。
【0014】マグネット29aと対向する位置には、円
環状のセンターコア31が、図4に示すように、C字状
のカラー31aを介して外筒26にねじ31b、31
c、31dによって固定されている。センターコア31
には、角枠状のコイル32がその内周面にセンターコア
31を所定間隔を保って、挿通した関係で装着されてい
る。
【0015】このコイル32には、出力取り出し板32
aが取り付けられ、この出力取り出し板32aとシャフ
ト27がネジ止めによって固定されている。コイル32
の両端は図示しない制御装置等に接続されている。セン
ターコア31を介してマグネット29aと対向する位置
には、マグネット29aと同一に形成されたマグネット
29bが配設され、マグネット29bは、マグネット案
内部材30bに固定されて、該当26にネジ止めされて
いる。
【0016】そして、上記構成の回動−直動変換装置1
によって、回動盤21eの回動をスライダ11bの直動
に変換する場合には、まず、圧縮空気供給装置等によっ
て、給気孔21d及びフレキシブルホース11cに圧縮
空気を供給する。これにより、給気孔21dに供給され
た圧縮空気は、多孔質部材21cに供給されると共に、
中空部21f、給気孔21gを通って案内部材24に供
給され、スピンドル21bは外筒21aに非接触に支持
され、また、アーム部3aは、案内部材24に非接触に
支持される。
【0017】一方、フレキシブルホース11cに供給さ
れた圧縮空気は、スライダ11b及びスライダ11bを
介して外筒13aに供給され、スライダ11bはガイド
レール11aに非接触に支持され、また、外筒13a
は、スピンドル13bを非接触に支持する。次いで、制
御装置等から駆動電流をボイスコイルモータ28に供給
し、ボイスコイルモータ28を起動させる。
【0018】このとき、例えば、ガイドレール11aと
回動アーム3とが直交する位置を原点とし、コイル32
を時計方向に回動させた場合には、コイル32の回動と
同時にシャフト27が回動し、これに伴い、スピンドル
21bが回動し、回動盤21eが時計方向に回動する。
同時に、回動アーム3が、案内部材24に案内されて摺
動しながら、時計方向に回動する。これにより、スピン
ドル13bが時計方向に回動しながら、スライダ11b
がガイドレール11a上を前進し、回動盤21eの回動
角度に応じてスライダ11bが原点から任意の位置に移
動する。
【0019】逆に、コイル32を反時計方向に回動させ
た場合には、回動盤21eはシャフト27、スピンドル
21bと共に、反時計方向に回動し、回動盤21eの回
動と共に、回動アーム3が、案内部材24に案内されて
摺動しながら反時計方向に回動する。これにより、スピ
ンドル13bが反時計方向に回動しながら、スライダ1
1bがガイドレール11a上を後退する。
【0020】そして、制御装置によって、ボイスコイル
モータ28の駆動制御を行うことにより、コイル32の
回動量に応じてスライダ11bがガイドレール11a上
を移動し、任意の位置にスライダ11bを移動させる。
したがって、上記第1実施例によれば、回動盤21eの
回動が回動アーム3を介してスライダ11bに伝達さ
れ、スライダ11bを直動させ、このとき、回動盤21
eは、回転静圧気体軸受21によって非接触に外筒21
aに支持されたスピンドル21bに固定され、回動盤2
1eに固定した案内部材24と回動アーム3とは、直動
静圧気体軸受23によって非接触に連結され、さらに、
回動アーム3とガイドレール11aとは、回転静圧気体
軸受13及び直動静圧気体軸受11によって非接触に連
結されているので、それぞれの連結部において生じる摩
擦力を低減することができ、運動の再現性を向上させる
ことができ、回動盤21eの回動をスライダ11bの直
動に高精度に変換することができる。
【0021】また、アーム部3aの長さを変化させるこ
とにより、スライダ11bの直動の移動速度を変化させ
ることが可能であり、アーム部3aを長くすると、スラ
イダ11bの移動速度は高速になり、アーム部3aを短
くすると、スライダ11bの移動速度は低速になる。な
お、上記第1実施例においては、案内部材24を回動盤
21eの上面に固定し、案内部材24にアーム部3aを
挿通して直動静圧気体軸受23を形成しているが、スラ
イダ11bに支持される他方の直動静圧気体軸受が回動
盤21eに固定した回動アーム3を支持することも可能
である。
【0022】次に、本発明の第2実施例を図5及び図6
に基づいて説明する。図5は、第2実施例の概略構成
図、図6は、図5の側面図である。この第2実施例は、
第1実施例が回動機構として回転型のボイスコイルモー
タを用いたのに対し、ボールねじからなる直線運動機構
を用いたものである。第2実施例による回動−直動変換
装置1は、連結部材としての回動アーム41と駆動機構
としての直動装置42と、回動装置43と、直動装置7
0とから構成され、回動アーム41は、直方体の棒状に
形成されたアーム部41aと、円盤状に形成された円盤
部41bと、アーム部41aよりもやや短く形成された
アーム部41cとがこの順に一直線に一体化して形成さ
れている。
【0023】直動装置42は、ボールねじ51と直動静
圧気体軸受61と回転静圧気体軸受65と直動静圧気体
軸受66とから構成されている。ボールねじ51のねじ
軸51aの一端には、ボールねじ駆動用のモータ52が
取り付けられ、ボールナット51bには、後述のスライ
ダ61bが固定されている。ねじ軸51aはその両端部
が軸受56を介して支持部材53及び54に支持され、
この支持部材53及び54は基台55に固定されてい
る。
【0024】なお、モータ52は、図示しない制御装置
等からの駆動電流によって駆動制御されるものとする。
直動静圧気体軸受61は、ガイドレール61aと、スラ
イダ61bとから構成され、ガイドレール61aは、ね
じ軸51aよりもやや長い直方体の棒状に形成され、ね
じ軸51aと平行に配設されて支持部材62a、62b
に支持され、この支持部材62a、62bは基台55に
固定されている。
【0025】ガイドレール61aには、角枠状のスライ
ダ61bが所定の軸受すきまを保って挿通され、スライ
ダ61bには、給気用のフレキシブルホース61cが取
り付けられている。また、スライダ61bは、ボールナ
ット51bに固定され、ボールナット51bの移動に伴
って、ガイドレール61aを案内として移動するように
なされている。
【0026】スライダ61bの上部には、外筒65aが
固定され、外筒65aは、円筒状に形成され、その中空
部には、上端がフランジ状に形成された円筒状のスピン
ドル65bが挿入されており、外筒65aとスピンドル
65bとで、回転静圧気体軸受65を形成し、外筒65
aに圧縮空気を供給することにより、スピンドル65b
を外筒65aと非接触に回動自在に支持している。
【0027】スピンドル65bの上面には、案内部材6
6aが固定され、案内部材66aは、角枠状に形成さ
れ、その内周面にアーム部41aを所定の軸受すきまを
保って挿通している。そして、アーム部41aと案内部
材66aとで、直動静圧気体軸受66を形成し、案内部
材66aに圧縮空気を供給することにより、アーム部4
1aを非接触に摺動自在に支持している。
【0028】一方、回動装置43は、固定部としての外
筒44と、回動部としてのスピンドル47とから構成さ
れ、外筒44とスピンドル47とで駆動側の回転静圧気
体軸受を形成している。外筒44は、円筒状であり、下
端部には、フランジ部材44aが固定されている。外筒
44の内周面の上端及び下端には、多孔質グラファイト
等により形成された円環状の多孔質部材45a及び45
bが埋設されている。また、外筒44の多孔質部材45
a及び45bと対向する位置には、多孔質部材45a及
び45bに供給する圧縮空気の流通路である給気孔46
a及び46bが形成され、給気孔46a及び46bに
は、それぞれフレキシブルホース46c及び46dが取
り付けられている。
【0029】スピンドル47は円柱状であり、その上端
には、フランジ状のフランジ部47aが形成され、下端
部には、円盤状の底板47bがねじ止めされている。ス
ピンドル47の上端面には、円盤部41bがスピンドル
47の回転軸心上に固定され、スピンドル47と同期し
て回動するようになされている。そして、回動装置43
は、ガイドレール61aの垂直二等分線上にスピンドル
47の回転軸心が位置するように配設されている。
【0030】直動装置70は、直動装置42からボール
ねじ51を取り除いた構成であり、直動静圧気体軸受6
1に対応する一方の直動静圧気体軸受71と、回転静圧
気体軸受65に対応する被駆動側の回転静圧気体軸受7
5と、直動静圧気体軸受66に対応する他方の直動静圧
気体軸受76とから構成されている。直動静圧気体軸受
71は、ガイドレール61aよりも短く形成された軌道
としてのガイドレール71aと直動部としてのスライダ
71bとから構成され、ガイドレール71aは、その中
点が、ガイドレール61aの中点とスピンドル47の回
転軸心を結ぶ延長線上に位置し、且つ、ガイドレール6
1aと平行に配設されて支持部材72a、72bに固定
され、この支持部材72a、72bは、基台55に固定
されている。
【0031】ガイドレール71aには、角枠状のスライ
ダ71bが所定の軸受すきまを保って挿通され、スライ
ダ71bには、給気用のフレキシブルホース71cが取
り付けられている。スライダ71bの上部には、外筒6
5aに対応する外筒75aが固定され、その中空部に
は、スピンドル65bに対応するスピンドル75bが挿
入されており、外筒75aとスピンドル75bとで、回
転静圧気体軸受75を形成している。
【0032】スピンドル75bの上面には、案内部材6
6aに対応する案内部材76aが固定され、その内周面
にアーム部41cを所定の軸受すきまを保って挿通して
いる。そして、アーム部41cと案内部材76aとで、
他方の直動静圧気体軸受76を形成している。そして、
上記構成の回動−直動変換装置1によって、回動装置4
3での回動運動を直動装置70の直動運動に変換する場
合には、まず、圧縮空気供給装置等によって、フレキシ
ブルホース46c、46d、61c及び71cに圧縮空
気を供給する。これにより、フレキシブルホース46c
及び46dに供給された圧縮空気は、給気孔46a及び
46bを通って、多孔質部材45a及び45bにそれぞ
れ供給され、スピンドル47を外筒44と非接触に支持
する。フレキシブルホース61cに供給された圧縮空気
はスライダ61b、外筒65a、案内部材66aに供給
され、スライダ61bはガイドレール61aに非接触に
支持され、外筒65aはスピンドル65bを非接触に支
持し、さらに、案内部材66aは、アーム部41aを非
接触に支持する。また、フレキシブルホース71cに供
給された圧縮空気はスライダ71b、外筒75a、案内
部材76aに供給され、スライダ71bはガイドレール
71aに非接触に支持され、外筒75aはスピンドル7
5bを非接触に支持し、さらに、案内部材76aは、ア
ーム部41cを非接触に支持する。
【0033】次いで、図示しない制御装置から駆動電流
を供給してモータ52を起動する。このとき、ガイドレ
ール61aと回動アーム41とが直行する位置を原点と
すると、モータ52を正転させた場合には、例えば、ね
じ軸51aが回転してボールナット51bが前進し、ス
ライダ61bがガイドレール61aを案内にして前進
し、スライダ61bが前進するに伴い、スピンドル65
bが時計方向に回動すると共に、案内部材66aを案内
としてアーム部41aが摺動し、回動アーム41がスピ
ンドル47の回転軸心を中心として時計方向に回動す
る。そして、回動アーム41及びスピンドル47が回動
するに伴って、直動装置70では、回動アーム41の回
動によってスピンドル75bが時計方向に回動し、同時
に、案内部材76aに案内されてアーム部41cが摺動
しながら、スライダ71bがガイドレール71aを案内
として後退する。
【0034】制御装置では、ねじ軸51aの回転数、リ
ード等からボールナット51bの移動量を求め、任意の
位置にボールナット51bが移動した時点でモータ52
の駆動を停止する。スライダ61bを駆動することによ
り、スピンドル47が回動し、スライダ61bの駆動方
向と逆方向にスライダ71bを移動させる。逆に、モー
タ52を逆転させた場合には、ねじ軸51aが回転する
ことによりボールナット51bが後退し、スライダ61
bが後退するのに伴って回動アーム41が反時計方向に
回動し、スピンドル47が反時計方向に回動する。そし
て、直動装置70では、回動アーム41の回動によって
スピンドル75bが反時計方向に回動し、同時に、案内
部材76aに案内されてアーム部41cが摺動しなが
ら、スライダ71bがガイドレール71aを案内として
前進する。
【0035】そして、制御装置では、ねじ軸51aの回
転数、リード等からボールナット51bの移動量を求
め、任意の位置にボールナット51bが移動した時点で
モータ52の駆動を停止する。したがって、スライダ6
1bの直動をスピンドル47の回動に変換させ、さら
に、スピンドル47の回動をスライダ71bの直動に変
換させている。それぞれの連結部は、回転静圧気体軸
受、又は、直動静圧気体軸受によって非接触に支持され
ているので、連結部での摩擦等による変換誤差が生じる
ことなく、直動装置42の直動を回動装置43の回動に
変換し、さらに、直動装置70の直動に変換している。
【0036】なお、上記実施例においては、円盤部41
bをスピンドル47に固定し、アーム部41aを案内部
材66aに、また、アーム部41cを案内部材76aに
直動静圧気体軸受によって摺動自在に非接触に支持して
いるが、本発明はこれにかぎらず、回動アーム41の一
端をスピンドル75bの上面に固定し、スピンドル47
及びスピンドル65bの上面に直動静圧気体軸受を固定
し、これにより、回動アーム41の他端及び中間付近を
直動自在に支持することも可能である。
【0037】逆に、スピンドル65bの上面に回動アー
ム41の一端を固定し、スピンドル47及びスピンドル
75bの上面に直動静圧気体軸受を配設し、回動アーム
41を直動自在に支持することも可能である。また、上
記実施例においては、スライダ61bは、ボールナット
51bに固定され、ガイドレール61a上を移動するよ
うになされているが、ガイドレール61aを設けないで
ボールナット51bとスライダ61bとを一体化してね
じ軸51a上を移動させることも可能である。
【0038】さらに、上記実施例においては、ボールね
じ51によってスライダ61bの駆動制御を行うように
なされているが、直動型のボイスコイルモータ等の直線
駆動機構によってスライダ61bの駆動制御を行うこと
も可能である。また、アーム部41aとアーム部41c
との長さの比率によって任意の変速比でスライダ71b
を移動させることができ、振動、速度変動、位置決め精
度などの特性が大幅に向上し、任意の位置に精密に移動
させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に関わる
回動−直動変換装置によれば、回転運動から直線運動へ
の変換に際して相対運動部分は直動静圧気体軸受及び回
転静圧気体軸受によって支持されるので非接触であり、
摩擦力等によって伝達誤差が生じることなく、回動を高
精度に直動に変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回動−直動変換装置の第1の実施
例の概略構成図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】回動装置4の詳細図である。
【図4】センターコアの固定方法の説明に供する説明図
である。
【図5】本発明による回動−直動変換装置の第2の実施
例の概略構成図である。
【図6】図5の側面図である。
【符号の説明】
1 回動−直動変換装置 2 直動装置 3 回動アーム 4 回動装置 11 直動静圧気体軸受 11a ガイドレール 11b スライダ 13 回転静圧気体軸受 13a 外筒 13b スピンドル 21 回転静圧気体軸受 21a 外筒 21b スピンドル 23 直動静圧気体軸受 24 案内部材 25 駆動部 41 回動アーム 42 直動装置 43 回動装置 44 外筒 47 スピンドル 51 ボールねじ 52 モータ 61 直動静圧気体軸受 61a ガイドレール 61b スライダ 65 回転静圧気体軸受 65a 外筒 65b スピンドル 66 直動静圧気体軸受 66a 案内部材 70 直動装置 71 直動静圧気体軸受 71a ガイドレール 71b スライダ 75 回転静圧気体軸受 75a 外筒 75b スピンドル 76 直動静圧気体軸受 76a 案内部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の直動静圧気体軸受に支持される被
    駆動側の回転静圧気体軸受と駆動側の回転静圧気体軸受
    との何れか一方に連結部材の一端が支持され、他方に連
    結部材の他端を支持する他方の直動静圧気体軸受が支持
    され、前記被駆動側の回転静圧気体軸受は連結部材の回
    動によって直動することを特徴とする回動−直動変換装
    置。
JP6837993A 1993-03-26 1993-03-26 回動−直動変換装置 Pending JPH06280962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6837993A JPH06280962A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 回動−直動変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6837993A JPH06280962A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 回動−直動変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06280962A true JPH06280962A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13372051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6837993A Pending JPH06280962A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 回動−直動変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06280962A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132720A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Nsk Ltd ボールねじ装置
CN105171245A (zh) * 2015-09-16 2015-12-23 竹昌精密冲压件(上海)有限公司 一种产品翻转装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132720A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Nsk Ltd ボールねじ装置
JP4576982B2 (ja) * 2004-11-09 2010-11-10 日本精工株式会社 ボールねじ装置
CN105171245A (zh) * 2015-09-16 2015-12-23 竹昌精密冲压件(上海)有限公司 一种产品翻转装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0896855B1 (en) Actuator
JP2002341076A (ja) 角度調整テーブル装置
JPH09105413A (ja) 軸受ユニット
JP2002328191A (ja) リニアモータを内蔵したステージ装置
CN111015253A (zh) 一种凸轮式摇篮五轴结构
JPH06280962A (ja) 回動−直動変換装置
JP2007232648A (ja) ステージ装置
JP2005294331A (ja) ウエハスキャン装置
JP4992182B2 (ja) 回転機構付軸方向微動装置
US5711192A (en) Indexer with improved clutch
JPH06277984A (ja) 精密割り出し装置
JPS58158078A (ja) 光学読取ピツクアツプ移送装置
CN111313649A (zh) 一种音圈电机三轴联动平台
JPH0214915Y2 (ja)
US6178836B1 (en) Positioning apparatus
JPH0344593A (ja) 位置決め装置
JPH0511944Y2 (ja)
JPH081514Y2 (ja) 回転テーブル付き一軸テーブル
JPS61239307A (ja) 位置決め装置
JPS639939B2 (ja)
JPS647499Y2 (ja)
CN117948513A (zh) 一种基于压电陶瓷并联驱动的三维平台
JPH10545A (ja) 研磨ヘッド
JPH021740Y2 (ja)
JPH11195248A (ja) 摩擦進退駆動装置