JPH0628062A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0628062A
JPH0628062A JP5101402A JP10140293A JPH0628062A JP H0628062 A JPH0628062 A JP H0628062A JP 5101402 A JP5101402 A JP 5101402A JP 10140293 A JP10140293 A JP 10140293A JP H0628062 A JPH0628062 A JP H0628062A
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key
keyboard
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power
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Takuma Kido
琢磨 城戸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非使用時の電源消費を抑制し、特に電池駆動
装置の電池寿命を増大させた情報処理装置を提供する。 【構成】 キーボード55のキーが操作された場合、同
一キーか否かの判別手段511と、連続押下時間を計測
する計数手段512とを設け、計測時間があらかじめ定
められた制限時間Pを越えた場合、システム電源投入条
件を「任意のキー入力」から「特定のキー入力」に切り
換えることにより、使用者の意図しないキースイッチの
押下によりシステム電源が投入されることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アプリケーションプロ
グラムを処理する情報処理装置に関し、より詳細には、
システム全体に電源が供給されているランモードと電力
消費を抑えるためにシステムの一部にしか電源が投入さ
れていないスタンバイモードとの間で電源モードを制御
する電源制御機能を有する情報処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】第1図は従来技術に基づく情報処理装置
のシステム構成図である。同システムは、システム全体
の電源制御を行う電源制御装置11、キーボード15の
キー押下状態をキーボード情報に変換するキーボード入
力装置12、システムの動作を制御する中央処理装置1
3、処理されるデータを格納する記憶装置14によって
構成されている。
【0003】本システムにおける従来の動作は以下のよ
うになっていた。初期状態において、システムはスリー
プモードもしくはスタンバイモードであり、中央処理装
置13および記憶装置14には電源が投入されておらず
システム全体として低消費電力の状態となっている。本
状態において、キーボード15のキー操作に対応した信
号がキーボード入力装置12によって生成され、信号線
へ出力される。電源制御装置11は、この信号によりキ
ーボード15のいずれかのキーが操作された場合、中央
処理装置13および記憶装置14に電源を投入し、以後
のシステムの制御を中央処理装置13へ移し、処理を終
了する。
【0004】以上のような手順でキーボード15の任意
のキースイッチを押下することによりシステムの電源を
投入していた。
【0005】電源制御ユニットを備えた情報処理装置の
構成を、システムをより詳細に理解すべく、図2を参照
して更に説明する。
【0006】図2は従来技術のシステム構成図を示す。
図中21は電源、22はシステムの電源切断および投入
を制御するための電源制御装置、23はキーボドを制御
するためのキーボード制御装置、24はキーボード装
置、25は中央処理装置、26は主記憶、27は表示装
置である。
【0007】電源制御装置22およびキーボード制御装
置23および中央処理装置25および主記憶26はシス
テムバス28により相互に接続されている。キーボード
制御装置23と電源制御装置22および中央処理装置2
5とはキーボード割込制御線29により接続されてお
り、これによりキーボード制御装置23からのキーボー
ド割込信号を電源制御装置22および中央処理装置25
に供給することを可能としている。電源制御装置22と
中央処理装置25とはスタンバイ割込制御線30により
接続されており、これにより電源制御装置22からのス
タンバイ割込信号を中央処理装置25に供給することを
可能としている。
【0008】電源制御装置22はキーボード制御装置2
3からのキー入力を監視するキー入力監視部221と、
中央処理装置25および表示装置27の電源切断および
投入を制御するための電源制御部222とを備えてい
る。
【0009】また、キーボード制御装置23はキーボー
ド24上のキーに対応するキーコードを格納するキーコ
ードレジスタ231を備えてる。
【0010】キーボード装置24上には、N個のキー群
24−1〜Nが設けられており、24−Aはスタンバイ
モードに移行するために割り当てられたスタンバイキー
である。
【0011】251は中央処理装置255内のレジスタ
群である。
【0012】主記憶26はスタンバイモード移行直前に
レジスタ群251の内容を退避するためのレジスタ群格
納領域261、キーコード情報を格納するためのキーコ
ードキュー262を有している。また、主記憶は複数の
プログラムを格納しており、263は主記憶26内に配
置され中央処理装置25によって処理されるアプリケー
ションプログラム、264はスタンバイ割込が発生した
場合起動されるスタンバイ割込処理プログラム、265
は中央処理装置25に電源が投入された場合最初に起動
されるリスタート処理プログラム、266はキーボード
割込が発生した場合起動されるキーボード割込処理プロ
グラムである。
【0013】次に、図3を参照して従来技術の電源制御
装置22を説明する。
【0014】図3は従来技術の電源制御装置を示してい
る。電源制御ユニット22は、キー入力監視部221と
電源制御部222とを含み、キー入力監視部221は、
キーボード割込信号が発生しない場合一定時間毎にイン
クリメントされるスタンバイタイマ2211を備え、ま
た電源制御部222は電源制御情報が格納されている電
源制御レジスタ2221を備えている。
【0015】以下、従来システムの動作を図2、3に示
した構成に基づき説明する。
【0016】従来システムでは電源制御装置22、キー
ボード制御装置23および主記憶26には常に電源が投
入されている。中央処理装置25および表示装置27の
電源は電源供給線31から供給されており、電源制御装
置22により電源の投入および切断が可能となってい
る。
【0017】システムは電源制御装置22、キーボード
制御装置23、中央処理装置25、主記憶26および表
示装置27に電源が投入されたランモードと、電源制御
装置22、キーボード制御装置23、主記憶26には電
源が投入されるが中央処理装置25および表示装置27
には電源が投入されていないスタンバイモードの2種類
の電源モードを有している。
【0018】キー入力監視部221は、キーボード割込
信号を監視し、一定時間キー入力が無い場合、スタンバ
イ割込制御線30にスタンバイ割込信号を送出し、中央
処理装置25に対してスタンバイ割込を発生させる。ス
タンバイタイマ2211は一定周期T秒にてインクリメ
ントされるアップカウンタであり、キーボード割込制御
線29からのキーボード割込信号によりゼロクリアされ
る。すなわち、キー入力が行われた場合、スタンバイタ
イマ2211は初期値ゼロに設定される。キー入力が発
生しなかった場合、スタンバイタイマは2211は周期
T秒毎にインクリメントされる。キー入力監視部23は
スタンバイタイマ2221の値が既定のスタンバイタイ
ムアウト値Stoを越えたか否かを判定し、スタンバイ
タイマ2211の値がスタンバイタイムアウト値Sto
を越えた場合、すなわちスタンバイタイムアウト値St
oと周期T秒の積で表されるSto×T秒間、キーボー
ド制御装置23からキーボード割込信号が送出されなか
った場合、スタンバイ割込制御線30にスタンバイ割込
信号を送出する。
【0019】電源制御部222は電源制御レジスタ22
21に設定された値に応じて電源供給線31に電源を投
入もしくは切断することが可能である。すなわち電源制
御レジスタ2221に値「1」が格納された場合、電源
供給線31に電源を投入し中央処理装置25および表示
装置27の電源を投入し電源モードをランモードにし、
電源制御レジスタ2221に値「0」が格納された場
合、電源供給線31の電源を切断し中央処理装置25お
よび表示装置27の電源を切断し、電源モードをスタン
バイモードにする。また、電源制御部222はキーボー
ド割込信号が入力された場合、自ら電源制御レジスタ2
221に値「1」を格納する。すなわち、スタンバイモ
ードの場合、中央処理装置25および表示装置27に電
源を投入し、ランモードに移行することができる。
【0020】システムがランモードにあり、中央処理装
置25がアプリケーションプログラム263を実行して
いる場合、ユーザーがアプリケーションプログラム26
3を操作するためキー24−1〜Nのうちスタンバイキ
ー24−Aを除くいずれかのキー24−Mを押下した場
合、キーボード制御装置23は押下されたキー24−M
に対応するキーコードおよびキー押下情報に「1」を設
定したキーコード情報Qmをキーコードレジスタ231
に格納し、キーボード割込制御線29にキーボード割込
信号を送出する。キーボード割込制御線29にキーボー
ド割込信号が送出されることにより中央処理装置25に
キーボード割込が発生し、キーボード割込処理プログラ
ム266が起動される。
【0021】第4図はキーボード割込処理プログラム2
66の処理内容を示す。キーボード割込により処理プロ
グラムが開始される。ステップS41において中央処理
装置25はキーコードレジスタ231からキーコード情
報Qmを取り込み、制御をステップS42に移す。ステ
ップS42においてキーコード情報Qmのキーコードか
らスタンバイキー24−Aが押されたか否かを判定す
る。この場合、ユーザーはスタンバイキー24−A以外
のキー24−Mを押下したため、制御をステップS43
に移す。ステップS43においてキーコード情報Qmを
キーコードキュー262に格納し、キーボード割込処理
プログラム266から復帰する。アプリケーションプロ
グラム263は必要に応じてキーコードキュー262か
らキーボード割込処理プログラム264によって格納さ
れたキーコード情報Qmを取り出し、押下されたキーに
対応した処理を行う。以上述べたようにユーザーからの
キー入力をアプリケーションプログラムに入力すること
が可能となる。
【0022】次に、ランモードにて、スタンバイキーを
押した場合の処理について説明する。
【0023】システムがランモードにあり、ユーザーが
スタンバイモードに移行するためにスタンバイキー24
−Aを押下した場合、キーボード制御装置23は押下さ
れたスタンバイキー24−Aに対応するキーコードおよ
びキー押下情報に「1」を設定したキーコード情報Qa
をキーコードレジスタ231に格納し、キーボード割込
制御線29にキーボード割込信号を送出する。キーボー
ド割込制御線29にキーボード割込信号が送出されるこ
とにより中央処理装置25にキーボード割込が発生し、
キーボード割込処理プログラム266が起動される。
【0024】第4図はキーボード割込処理プログラム2
66の処理内容を示す。キーボード割込によりプログラ
ムが開始される。ステップS41おいて中央処理装置2
5はキーコードレジスタ231からキーコード情報Qa
を取り込み、制御をステップS42に移す。ステップS
42においてキーコード情報Qaのキーコードからスタ
ンバイキー24−Aが押されたか否かを判定する。この
場合、ユーザーはスタンバイキー24−Aを押下したた
め、制御をステップS44に移す。ステップS44にお
いて中央処理装置25が電源切断後再度電源が投入され
た場合、キーボード割込発生直前の処理を再開すること
ができるように、処理再開時に必要なレジスタ群251
の内容をレジスタ群格納領域261に格納し、制御をス
テップS45に移す。ステップS45において中央処理
装置25は電源制御レジスタ2221に電源制御情報
「0」を格納し処理を終了する。
【0025】中央処理装置25により電源制御レジスタ
2221に電源制御情報「0」が格納されたため、電源
制御部22は電源供給線31の電源を切断し、中央処理
装置25および表示装置27の電源を切断する。以上述
べたようにして、ユーザーがスタンバイキー24−Aを
押下することによりスタンバイモードに移行させること
が可能となる。
【0026】次に、ランモードにて、Sto×T秒間キ
ー入力が無かった場合の処理を説明する。
【0027】システムがランモードにあり、Sto×T
秒間キー入力が無い場合のキー入力監視部221の動作
を説明する。Sto×T秒間キーボード制御装置23か
らキーボード割込が発生しなかった場合、キー入力監視
部221はスタンバイ割込制御線30にスタンバイ割込
信号を送出する。スタンバイ割込信号をスタンバイ割込
制御線30に送出することにより中央処理装置25にス
タンバイ割込が発生し、スタンバイ割込処理プログラム
264が起動される。
【0028】スタンバイ割込処理プログラム264の処
理内容を第5図を用いて説明する。スタンバイ割込発生
によりプログラムが開始される。ステップS51におい
て中央処理装置25が電源切断後再度電源が投入された
場合、スタンバイ割込発生直前の処理を再開することが
できるように、処理再開時に必要なレジスタ群251の
内容をレジスタ群格納領域261に格納し、制御をステ
ップS52に移す。ステップS52において中央処理装
置25は電源制御レジスタ2221に電源制御情報
「0」を格納し処理を終了する。
【0029】中央処理装置25により電源制御レジスタ
2221に電源制御情報「0」が格納されたため、電源
制御部222は電源供給線31の電源を切断し、中央処
理装置25および表示装置27の電源を切断する。以上
述べたようにして、ユーザーが一定時間Sto×T秒間
キー入力を行わなかった場合自動的にスタンバイモード
に移行することが可能となる。
【0030】次に、スタンバイモードにて、任意のキー
を入力した場合の処理について説明する。
【0031】システムがスタンバイモードにあり、ユー
ザーがキーボード上の任意のキー24−Kを押下した場
合、キーボード制御装置23は押下されたキー24−K
に対応するキーコードおよびキー押下情報に「1」を設
定したキーコード情報Qkをキーコードレジスタ231
に格納し、キーボード割込制御線29にキーボード割込
信号を送出する。送出されたキーボード割込信号はキー
ボード割込信号制御線29を介して電源制御装置22に
伝えられる。
【0032】このときの電源制御装置22の電源制御部
222の処理を第2図を用いて説明する。キーボード割
込制御線29から入力されたキーボード割込信号は電源
制御部222に伝えられる。電源制御部222はキーボ
ード割込信号が入力された場合、自ら電源制御レジスタ
2221に値「1」を格納する。電源制御レジスタ22
21に値「1」が格納されたため、電源制御部222は
電源供給線31に電源を投入し、中央処理装置25およ
び表示装置27に電源を投入する。電源制御部222に
より電源が投入された中央処理装置25は最初にリスタ
ート処理プログラム265を起動する。
【0033】リスタート処理プログラム265の処理内
容を図6を用いて説明する。中央処理装置25への電源
投入によってプログラムが開始される。ステップS61
において中央処理装置25は、レジスタ群格納領域26
1に退避されているスタンバイモードに移行する直前に
退避されたレジスタ群251の内容をレジスタ群251
に復帰し、スタンバイモードに移行する直前のアプリケ
ーションプログラム263の処理に復帰することが可能
となる。
【0034】以上、各場合を分けて説明してきたが、従
来技術のシステムにおける電源モードの遷移をまとめた
のが、図7である。
【0035】図中41はランモード、42はスタンバイ
モードある。システムがスタンバイモード42の場合、
ランモード41への移行条件はキー24−1〜Nのうち
の任意のキー入力である。システムがランモード41の
場合、スタンバイモード42への移行条件はスタンバイ
キー24−Aの入力またはSto×T秒以上キー入力が
発生しないことである。
【0036】以上述べたように、ランモードにてキー入
力をアプリケーションプログラムに入力すること、およ
び、ランモードにてスタンバイキーを押下することによ
りスタンバイモードに移行すること、および、ランモー
ドにて一定時間以上キー入力が発生しない場合、すなわ
ちユーザーが本システムを一定時間以上使用しない場
合、自動的にスタンバイモードに移行すること、およ
び、スタンバイモードにてキーボード上の任意のキー押
下によりランモードに移行することが可能となる。
【0037】上記の方法を用いることにより、スタンバ
イモードにて任意のキー押下によりランモードに移行す
ることにより、スタンバイモードに移行する直前の処理
を再開することが可能となり、中断したアプリケーショ
ンプログラムをすぐに使用可能となるシステムを提供す
ることができる。また、ユーザーが一定時間以上本シス
テムを使用していない場合、自動的にランモードからス
タンバイモードに移行することが可能となる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システムでは使用者の意図しないキースイッチの押下に
よって、例えばキーボード上に重量物が置かれることに
よりキースイッチが押下された場合などにおいて、シス
テム電源が投入されてしまい、非使用時にも電力を消耗
してしまうという問題点があった。
【0039】より、詳細には、スタンバイモードにおい
てキーボード上に重量物が置かれた場合、ユーザーの意
図しないキー入力により、ランモードに移行してしま
う。また、ランモードにおいてキーボード上に重量物が
置かれた場合、ユーザーの意図しないキー入力により、
ユーザーが一定時間以上本システムを使用していないに
も関わらず、自動的にスタンバイモードに移行すること
ができなくなる。また、携帯型の情報処理装置では携帯
中に、例えば鞄の中などで他の携帯物がキーボードに接
触し、ユーザーの意図しないキー入力が発生し、上記の
ような問題点が発生する可能性がある。これらの問題点
はユーザーが使用する意図が無いにも関わらず、ランモ
ードに移行するため、無駄な電力を消耗し、電池駆動の
情報処理装置においては電池寿命が短縮されてしまうと
いう、重大な問題を引き起こす。
【0040】本発明の目的は、このような欠点を解消
し、使用者の意図しない非使用時の電力消耗をなくすこ
とのできる情報処理装置の提供にある。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、本発明によれば、入力装置からの入力有無によって
システム電源投入を制御する情報処理装置であって、同
一の入力が所定の時間継続して押下されている状態を検
出する手段と、該手段により前記状態が検出された際
に、システム電源投入条件を特定の入力条件に制限する
手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置によって
達成される。
【0042】また、上記目的は、システム全体に電源か
投入されているランモード、およびシステムの一部に電
源が投入されているスタンバイモードを備え、アプリケ
ーションプログラムの処理を行う情報処理装置であっ
て、キーボード上の同一キーが所定の時間継続して押下
されている状態を検出する検出手段と、ランモードにて
前記検出手段により前記状態を検出した際、スタンバイ
モードに移行する手段とを具備することを特徴とする電
源制御装置によっても達成される。
【0043】また、上記目的は、システム全体に電源が
投入されているランモード、およびシステムの一部に電
源が投入されているスタンバイモードを備え、アプリケ
ーションプログラムの処理を行う情報処理装置であっ
て、キーボード上の同一キーが所定の時間継続して押下
されている状態を検出する検出手段と、スタンバイモー
ドにて前記検出手段により前記状態が検出された際、ラ
ン状態移行条件を特定のキー入力に制限する手段を具備
することを特徴とする情報処理装置によっても達成され
る。
【0044】前記した第2、第3の構成においては、更
に、キーボードの任意のキー入力をアプリケーションプ
ログラムに入力する手段と、キーボード上の特定のキー
押下によりランモードからスタンバイモードに移行する
手段と、キーボード上の任意のキーの押下によりスタン
バイモードからランモードに移行する手段と、一定の時
間キー入力が発生しないことを検出する他の検出手段
と、ランモードにて前記他の検出手段により一定時間キ
ー入力が発生しない場合、スタンバイモードに移行する
手段とを具備することが特に望ましい。
【0045】
【作用】本発明のデータキーの操作有無によってシステ
ム電源投入を制御する情報処理装置は、キー操作信号が
あった場合連続入力の有無を確認し、連続キー操作であ
る場合には特定キー操作信号の場合である時のみ、シス
テム電源を投入する。
【0046】キーボード上に重量物が置かれた場合およ
び携帯中に他の携帯物がキーボードに接触した場合に発
生するキー入力は、一定時間以上同一のキーが連続して
入力されるという特徴がある。そこで、一定時間以上同
一キー入力が連続して発生したことを監視する手段を設
け、一定時間以上同一のキー入力が連続して発生した場
合、そのキー入力はユーザーの意図しないキー入力と判
断し、適切なモードに移行することにより、無駄な電力
を消耗することを防ぐことができる。
【0047】そこで、本発明では電源制御装置内の同一
キー入力監視部にて、一定時間以上のキー入力が連続し
て発生したことを検出し、ランモードにおいて一定時間
以上のキー入力が連続して発生した場合、スタンバイモ
ードに移行し、スタンバイモードにおいては一定時間の
キー入力が連続して発生した場合、ランモードへ移行せ
ずランモードへの移行条件を任意のキー入力から特定の
キー入力に制限することにより、ユーザーが意図しない
キー入力が発生した場合、無駄な電力の消費を防ぐ。
【0048】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図8に本発明の情報処理装置の一実施例の
システム構成図を示す。本システムは、システム全体の
電源(図示せず)を制御する電源制御装置51、キース
イッチの押下状態をキーボード情報に変換するキーボー
ド入力装置52、システムの動作を制御する中央処理装
置53、処理データを記憶する記憶装置54によって構
成されている。
【0049】これらの装置間は中央処理装置53と記憶
装置54・電源制御装置51・キーボード入力装置52
間が制御線58で、キーボード入力装置52・キーボー
ド55間が信号線59で接続されている。
【0050】電源制御装置51はマイクロコンピュータ
(MPU)510を有しており、このMPU510はキ
ーコード記憶レジスタ(以降「Kレジスタ」という)お
よび同一キー押下時に押下間時を計測するカウンタ(以
降「Cカウンタ」という)等を包含した、いわゆる1チ
ップMPUである。またこのMPUは図10に示すフロ
ーチャートの動作を司る。キーボード入力装置52はキ
ーボード55から入力されたキースイッチ押下信号を図
9に示すキーボード情報60に変換し、制御線58へ出
力する装置である。キーボードはN個のキースイッチ群
55−1〜Nを有しており、キースイッチの押下信号を
キーボード入力装置52へ出力する。
【0051】図9はキーボード入力装置52が変換する
キーボード情報60のデータの構成を示しており、同デ
ータはキースイッチ押下情報611とキーコード情報6
12とにより構成される。キースイッチ押下情報611
は、キースイッチ群55−1〜Nのいずれのキーも押さ
れていない場合には「0」の値を持ち、キースイッチ群
55−1〜Nのうちいずれか1個以上のキースイッチが
押下された場合「1」の値を持っている。キーコード情
報612は、キースイッチ群55−1〜Nの識別情報で
あり、押下されたキースイッチのコード番号に対応する
符号が格納される。よって別個に入手した複数のキーコ
ード情報612の符号が同一であるキーボード情報は同
一キーの操作によるものであり、不一致の場合は異なる
キー操作によるものである。
【0052】図10は図8に示す電源制御装置51の動
作を表すフローチャートであり上述のようにこの制御動
作は電源制御装置51が有するMPU510によって実
行される。スタート状態において、中央処理装置53お
よび記憶装置54には電源が投入されておらず、システ
ム全体として低消費電力であるスリープモード状態とな
っている。ステップS1において、電源制御装置51内
のMPUはKレジスタ511およびCカウンタ512を
「0」に、いわゆる初期化する。ステップS2におい
て、電源制御装置51はキーボード入力装置52よりキ
ーボード情報Q1を取り込む。キーボード情報Q1 のデ
ータの構成は、図9に示されている。ステップS3にお
いて、キースイッチ押下情報611の値が「1」である
かを判定する。キースイッチ押下情報611の値が
「0」の場合、いずれのキースイッチも押下されていな
いので、制御をステップS2に移し再度キーボード情報
Q1 を取り込む。
【0053】キースイッチ押下情報611の値が「1」
の場合、いずれかのキースイッチ55−1〜Nが押下さ
れたので、ステップS4の工程に移る。ステップS4に
おいて、ステップS2において取り込んだキーボード情
報Q1 内のキーコード情報612の値を電源制御装置5
1内のKレジスタ511に格納する。ステップS5にお
いて、電源制御装置51は再度キーボード入力装置52
よりキーボード情報Q2 を取り込む。ステップS6にお
いて、ステップS5において取り込んだキーボード情報
Q2 のキースイッチ押下情報611の値が「0」である
か「1」であるかを判定する。キースイッチ押下情報6
11の値が「0」の場合、既に押下されていたキースイ
ッチがステップS5の時点では離されており、キーボー
ド情報Q1 は使用者の意図したキー押下によるものと見
なし、ステップを電源投入処理工程S13およびS14
に移す。
【0054】ステップS5において取り込んだキーボー
ド情報Q2 のキースイッチ押下情報611の値が「1」
の場合、ステップS7の工程に移る。ステップS7にお
いて、ステップS4にてKレジスタ511に格納された
キーボード情報Q1 のキーコード情報612の値とステ
ップS5にて取り込んだキーボード情報Q2 内のキーコ
ード情報612の値を比較し、同一キースイッチである
か否かを判定する。Q1 とQ2 のキーコード情報612
の符号が不一致(Q1 ≠Q2 )の場合、ステップS2に
て押下されたキースイッチとステップS5で押下された
キースイッチは異なり、使用者の意図したキー押下と見
なし、ステップを電源投入処理工程S13およびS14
に移す。
【0055】Kレジスタ511の値とキーコード情報6
12の符号が一致(Q1 =Q2 )した場合、ステップS
2にて押下されたキースイッチとステップS5で押下さ
れたキースイッチは同一であり、同一キーが押し続けら
れていると見なしステップS8以降に処理を移す。ステ
ップS8においてCカウンタ512の値をインクリメン
トする。ステップS9において、Cカウンタ512の値
とあらかじめ定められた制限時間Pとを比較し、Cカウ
ンタ512の値が制限時間Pを越えたか否かを判定す
る。Cカウンタ512の値が制限時間Pを越えていない
場合、工程をステップS5に戻し、再度キーボード入力
装置52よりキーボード情報Q2 を取り込む。ステップ
S5〜S9のループ処理は、キーボード情報60が条件
Q1 =Q2である場合、条件C≧Pを満たすまで繰り返
される。
【0056】ステップS9にてCカウンタ512の値が
制限値Pを越えたと判定された場合、使用者の意図しな
いキー押下と見なし、ステップをS10〜S12の特定
キー処理工程に移す。ステップS10において電源制御
装置51はキーボード入力装置52よりキーボード情報
Q3 を取り込む。ステップS11において、キーボード
情報Q3 内のキースイッチ押下情報611の値が「0」
であるか「1」であるかを判定する。キースイッチ押下
情報611の値が「0」の場合、キースイッチ押下がな
されていないので工程をステップS10に制御を移し、
再度キーボード入力装置よりキーボード情報Q3 を取り
込む。キースイッチ押下情報611の値が「1」の場
合、工程をステップS12に移す。ステップS12にお
いて、ステップS10で取り込んだキーボード情報Q3
内のキーコード情報612の値があらかじめ定められた
特定キーコードの値と比較し、特定キーが押下されたか
否かを判定する。キーコード情報612の符号が特定キ
ーコードの符号と一致しなかった場合、特定キーは押下
されていないので工程をステップS10に戻し、再度キ
ーボード入力装置52よりキーボード情報Q3 を取り込
む。キーコード情報612の符号が特定キーコードの符
号と一致した場合、特定キーが押下されているので工程
をステップS13およびS14の電源投入処理工程に移
す。ステップS13において、電源制御装置51は、中
央処理装置53および記憶装置54に電源を投入する。
ステップS14において、電源制御装置51は中央処理
装置53に制御を移し、処理工程を終了する。
【0057】上記の動作は、キーボード情報Q1 、Q2
、Q3 、制限時間P等の関係において、以下のように
事例分けすることができる。
【0058】事例1;制限時間P内に異なったキー操作
を行った場合。キーボード情報Q1≠Q2 であり、ステ
ップS7からステップS13およびS14に至り、即時
に情報処理装置の電源は投入される。
【0059】事例2;同一キーを制限時間P以内操作
後、異なったキーを操作した場合。処理経路は事例1と
同一であるが、異なったキー操作後に情報処理装置の電
源は投入される。
【0060】事例3;同一キーを制限時間P以上操作後
に特定キーを操作した場合。キーボード情報はQ1 =Q
2 、Q3 =特定キーであり、ステップS10〜S13お
よびS14を経て、情報処理装置の電源は投入される。
【0061】事例4;同一キーを制限時間P以上操作し
続けた場合。キーボード情報はQ1=Q2 =Q3 であ
り、ステップS10、S11およびS12を脱すること
ができず、情報処理装置の電源は投入されない。
【0062】システム電源投入条件を変更するためCカ
ウンタの制限時間PおよびステップS13における電源
投入処理の特定キーは、システム全体の性能およびシス
テムの使用形態などを考慮して決定する。特定キーは、
例えばカバー付きのスイッチまたはキーボード55の側
面に設けられたスイッチ等に限定すると、電源誤入力の
発生を防止し易い。
【0063】以上のようにして同一の連続したキー押下
の同一の回数が制限時間を越えることによりシステム電
源投入条件を特定キー押下に制限することが可能とな
る。
【0064】本発明を用いることにより、使用者の意図
しないキースイッチ押下によってシステム電源が投入さ
れることがなくなるため、非使用時の電力消費をなくす
ことが可能となる。特に電池で駆動される情報処理装置
においては、非使用時の電力消費をなくすことによって
電池寿命の増大という大きな効果を生じる。
【0065】本実施例では入力装置としてキーボードと
したが、通信入出力装置など他の入力装置を用いてもよ
い。
【0066】次に、本発明のより詳細な他の実施例を説
明する。
【0067】図11は本発明の他の実施例のシステム構
成図を示す。図中、71は電源、72はシステムの電源
切断および投入を制限するための電源制御装置、73は
キーボードを制御するためのキーボード制御装置、74
はキーボード装置、75は中央処理装置、76は主記
憶、77は表示装置を示す。
【0068】電源制御装置72、キーボード制御装置7
3、中央処理装置75、および主記憶76はシステムバ
ス78により相互に接続されている。キーボード制御装
置73と電源制御装置72および中央処理装置75とは
キーボード割込制御線79により接続されており、これ
によりキーボード制御装置73からのキーボード割込信
号を電源制御装置72および中央処理装置75に供給す
ることを可能としている。電源制御装置72と中央処理
装置75とはスタンバイ割込制御線80により接続され
ており、これにより電源制御装置72からのスタンバイ
割込信号を中央処理装置75に供給することを可能とし
ている。
【0069】電源制御装置72はキーボード制御装置7
3からのキー入力を監視するキー入力監視部721と、
中央処理装置75および表示装置77の電源切断および
投入を制御するための電源制御部722と、キーボード
装置79からの同一キー入力が一定時間以上連続して発
生したことを検出するための同一キー入力監視部723
とを備えている。
【0070】また、キーボード制御装置73はキーボー
ド74上のキーに対応するキーコードを格納するキーコ
ードレジスタ731を備えている。
【0071】キーボード装置74上には、N個のキー群
74−1〜Nが設けられており、74−Aはスタンバイ
モードに移行するために割り当てられたスタンバイキ
ー、74−Bはスタンバイモードにて同一キー入力が連
続して一定時間以上発生し、ランモードへの移行条件が
任意のキー押下から特定のキー押下に制限される場合、
ランモードへ移行するための割り当てられた特定キーで
ある。
【0072】中央処理装置75内にはアプリケーション
プログラムを実行するためのレジスタ群751が備えら
れており。
【0073】主記憶76はスタンバイモード移行直前に
レジスタ群751の内容を退避するためのレジスタ群格
納領域761、キーコード情報を格納するためのキーコ
ードキュー762を有している。また主記憶76は複数
のプログラムを格納しており、763は中央処理装置7
5によって処理されるアプリケーションプログラム、7
64はスタンバイ割込が発生した場合起動されるスタン
バイ割込処理プログラム、765は中央処理装置75に
電源が投入された場合最初に起動されるリスタート処理
プログラム、766はキーボード割込が発生した場合起
動されるキーボード割込処理プログラムである。
【0074】次に、図12を参照して電源制御装置72
を説明する。
【0075】図12は本発明に係わる電源制御装置72
を示している。電源制御装置72は、キーボード制御装
置73からのキー入力を監視するためのキー入力監視部
721と、中央処理装置75および表示装置77の電源
の切断および投入を制御するための電源制御部722
と、キーボード装置73からの同一キー入力が一定時間
以上連続して発生したことを検出するための同一キー入
力監視部723とを含み、同一キー入力監視部723と
キー入力監視部721及び電源制御部722とはキーボ
ードアクティビティ信号線724によって接続されてお
り、これにより、同一キー入力監視部723がキー入力
を監視した結果、発生したキー入力が一定時間以上の連
続した同一キー入力でない場合送出されるキーボードア
クティビティ信号をキー入力監視部721および電源制
御部722に対して供給することを可能としている。
【0076】キー入力監視部721にはキーボードアク
ティビティ信号が発生しない場合一定時間毎にインクリ
メントされるスタンバイタイマ7211が設けられてい
る。
【0077】また、電源制御部722には電源制御情報
が格納されている電源制御レジスタ7211が設けられ
ている。
【0078】同一キー入力監視部723には、連続した
同一キー入力を判定するためのキーコード情報を格納す
るためのキーコード情報格納レジスタ7231、同一キ
ー入力が一定時間以上連続したことを判定するための同
一キー入力カウンタ7232が設けられている。
【0079】図13は電源制御レジスタ7221に格納
されている電源制御情報である。85はモード情報であ
り、システムの電源モードがランモードの場合「1」の
値が格納され、スタンバイモードの場合「0」の値が格
納される。
【0080】次に本実施例のシステムの動作を図11、
12に基づき説明する。
【0081】本システムにおいては電源制御装置72、
キーボード制御装置73、主記憶76には常に電源が投
入されている。中央処理装置75および表示装置77の
電源は電源供給線81から供給されており、電源制御装
置72により電源の投入および切断が可能となってい
る。システムは電源制御装置72、キーボード制御装置
73、中央処理装置75、主記憶76および表示装置7
7に電源が投入されたランモードと、電源制御装置7
2、キーボード制御装置73、および主記憶76には電
源が投入されているが、中央処理装置75および表示装
置77には電源が投入されていないスタンバイモードの
2種類の電源モードを有している。
【0082】キー入力監視部721は、キーボードアク
ティビティ信号線724に送出されるキーボードアクテ
ィビティ信号を監視し、一定時間キー入力が無い場合、
中央処理装置75に対してスタンバイ割込を発生させ
る。スタンバイタイマ7211は一定周期T秒にてイン
クリメントされるアップカウンタであり、キーボードア
クティビティ信号線724からのキーボードアクティビ
ティ信号によりゼロクリアされる。すなわち、キー入力
が行われた場合、スタンバイタイマ7211は初期値ゼ
ロに設定される。キー入力が発生しなかった場合、スタ
ンバイタイマ7211は周期T秒毎にインクリメントさ
れる。キー入力監視部721はスタンバイタイマ721
1の値が既定のスタンバイタイムアウト値Stoを越え
たか否かを判定し、スタンバイタイマ7211の値がス
タンバイタイムアウト値Stoを越えた場合、すなわち
スタンバイタイムアウト値Stoと周期T秒の積で表さ
れるSto×T秒間、同一キー入力監視部7231から
キーボードアクティビティ信号が送出されなかった場
合、スタンバイ割込制御線80にスタンバイ割込信号を
送出する。
【0083】電源制御部722は電源制御レジスタ72
21に設定された値に応じて電源供給線81に電源を投
入もしくは切断することが可能である。すなわち電源制
御レジスタ7221に値「1」が格納された場合、電源
供給線81に電源を投入し中央処理装置75および表示
装置77の電源を投入し電源モードをランモードにし、
電源制御レジスタ7221に値「0」が格納された場
合、電源供給線81の電源を切断し中央処理装置75お
よび表示装置77の電源を切断し、電源モードをスタン
バイモードにする。また、電源制御部722はキーボー
ドアクティビティ信号が入力された場合、自ら電源制御
レジスタ7221に値「1」を格納する。すなわち、ス
タンバイモードの場合、中央処理装置75および表示装
置77に電源を投入し、ランモードに移行することがで
きる。
【0084】同一キー入力監視部723の処理はキーボ
ード割込信号線79にキーボード割込が送出された場
合、すなわちキー入力が発生した場合、起動される。同
一キー入力監視部723の処理を図14を用いて説明す
る。キー入力によって開始された処理は、まずステップ
S21において、キーコード情報格納レジスタ7231
および同一キー入力カウンタ7232をゼロクリアして
初期化し、制御をステップS22に移す。ステップS2
2において、キーコードレジスタ731からキーコード
情報Q1を取り込みキーコード情報格納レジスタ723
1に格納し、制御をステップS23に移す。ステップS
23において、キーコードレジスタ731からキーコー
ド情報Q2を取り込み、制御をステップS24に移す。
ステップS24においてキーコード情報Q2のキー押下
情報を参照し、キーが押下されている場合は制御をステ
ップS25に移し、キーが押下されていない場合、すな
わち前回入力されたキーが解放されたと判断し、キーボ
ードアクティビティ信号を送出するために制御をステッ
プS33に移す。ステップS24にてキー押下情報が1
の場合、ステップS25において、キーコード情報格納
レジスタ7231に格納されているキーコード情報Q1
およびステップS23で取り込んだキーコード情報Q2
を比較する。キーコード情報Q1およびQ2が等しい場
合、すなわち本処理を起動するために入力されたキーと
同一のキーが押下された場合、制御をステップS26に
移す。キーコード情報Q1およびQ2が等しくない場
合、すなわち本処理を起動するために入力されたキーと
異なるキーが押下された場合、キーボードアクティビテ
ィ信号を送出するために制御をステップS33に移す。
ステップS25にてキーコード情報Q1およびQ2が等
しい場合、ステップS26において、同一キー入力カウ
ンタ7232をインクリメントし、制御をS27に移
す。ステップS27において、同一キー入力カウンタ7
232の値「C」および予め設定された同一キー連続入
力制限値「P」を比較し、C≧Pであれば制御をステッ
プS28に移す。C<Pであれば制御をステップS23
に移す。ステップS23において、再度キーコードレジ
スタ731からキーコード情報Q2を取り込みキーコー
ド情報レジスタ7231に格納されているキーコード情
報Q1と比較し、キー押下情報が「0」またはキーコー
ド情報Q1≠Q2または同一キー入力カウンタ7232
の値が既定値P以上となるまで、ステップS23〜S2
7までの処理を繰り返す。ステップS23〜S27を処
理する時間をTs秒とすると、同一キーが連続して入力
された場合、Ts×P秒間ステップS23〜ステップS
27までの処理を繰り返す。
【0085】同一キーが連続してTs×P秒以上入力さ
れた場合、制御をステップS28に移す。ステップS2
8において、現在の電源モードを知るために電源制御レ
ジスタ7221を取り込み、制御をステップS29に移
す。ステップS29において、ステップS28にて取り
込んだ電源制御レジスタ7221の値から現在の電源モ
ードを判定し、スタンバイモードであればステップS3
0に制御を移す、ランモードであればステップS34に
制御を移す。現在の電源モードがランモードの場合、ス
テップS34において、スタンバイ割込信号を中央処理
装置75に対して送出する。現在の電源モードがスタン
バイモードの場合、ステップS30において、さらにキ
ーコードレジスタ731からキーコード情報Q3を取り
込み、制御をステップS31に移す。ステップS31に
おいて、キーコード情報Q3のキー押下情報を参照しキ
ーが押されているか否かを判定する。キーが押されてい
る場合制御をステップS32に移し、キーが押されてい
ない場合、制御をステップS30に移す。キーが押され
ていない場合、ステップS30にて再度キーコードレジ
スタ731からキーコード情報Q3を取り込み、制御を
ステップS31に移す。いずれかのキーが押下されるま
で、ステップS30〜S31の処理を繰り返す。いずれ
かのキーが押下された場合、ステップS32において、
キーコード情報Q3が特定キー74−Bのキーコード情
報と一致するか否かを判定する。特定キー74−Bのキ
ーコード情報と一致しない場合、ステップS30に制御
を移し、特定キー74−Bと一致した場合、キーボード
アクティビティ信号を送出するためにステップS33に
制御を移す。特定キー74−Bが押下されるまで、ステ
ップS30〜S32までの処理を繰り返す。特定キー7
4−Bが押下された場合、ステップS33にてキー入力
監視部721および電源制御部722にキーボードアク
ティビティ信号線724を介してキーボードアクティビ
ティ信号を送出する。
【0086】システムがランモードにあり、中央処理装
置75はアプリケーションプログラム763を実行して
いる場合、ユーザーがアプリケーションプログラム76
3を操作するためキー74−1〜Nのうちスタンバイキ
ー74−Aを除くいずれかのキー74−Mを押下した場
合、キーボード制御装置73は押下されたキー74−M
に対応するキーコードおよびキー押下情報に「1」を設
定したキーコード情報Qmをキーコードレジスタ731
に格納し、キーボード割込制御線79にキーボード割込
信号を送出する。キーボード割込制御線79にキーボー
ド割込信号が送出されることにより中央処理装置75に
キーボード割込が発生し、キーボード割込処理プログラ
ム766が起動される。このときのーボード割込処理を
割込処理プログラム766の処理内容を示す図4に従い
説明する。
【0087】キーボード割込により割込処理プログラム
が開始されると、ステップS41において中央処理装置
75はキーコードレジスタ731からキーコード情報Q
mを取り込み、制御をステップS42に移す。ステップ
S42においてキーコード情報Qmのキーコードからス
タンバイキー74−Aが押されたか否かを判定する。こ
の場合、ユーザーはスタンバイキー74−A以外のキー
74−Mを押下したため、制御をステップS43に移
す。ステップS43においてキーコード情報Qmをキー
コードキュー762に格納し、キーボード割込処理プロ
グラム764から復帰する。アプリケーションプログラ
ム763は必要に応じてキーコードキュー762からキ
ーボード割込処理プログラム764によって格納された
キーコード情報Qmを取り出し、押下されたキーに対応
した処理を行う。以上述べたようにユーザーからのキー
入力をアプリケーションプログラムに入力することが可
能となる。
【0088】システムがランモードにあり、ユーザーが
スタンバイモードに移行するためにスタンバイキー74
−Aを押下した場合、キーボード制御装置73は押下さ
れたスタンバイキー74−Aに対応するキーコードおよ
びキー押下情報に「1」を設定したキーコード情報Qa
をキーコードレジスタ731に格納し、キーボード割込
制御線79にキーボード割込信号を送出する。キーボー
ド割込制御線79にキーボード割込信号が送出されるこ
とにより中央処理装置75にキーボード割込が発生し、
キーボード割込処理プログラム766が起動される。こ
のときのキーボード割込処理を図4に基づき説明する。
キーボード割込により開始した、割込処理プログラム7
66は、ステップS41に制御を移す。ステップS41
において中央処理装置75はキーコードレジスタ731
からキーコード情報Qaを取り込み、制御をステップS
42に移す。ステップS42においてキーコード情報Q
aのキーコードからスタンバイキー74−Aが押された
か否かを判定する。この場合、ユーザーはスタンバイキ
ー74−Aを押下したため、制御をステップS44に移
す。ステップS44において中央処理装置75が電源切
断後再度電源が投入された場合、キーボード割込発生直
前の処理を再開することができるように、処理再開時に
必要なレジスタ群751の内容をレジスタ群格納領域7
61に格納し、制御をステップS45に移す。ステップ
S45において中央処理装置75は電源制御レジスタ7
221に電源制御情報「0」を格納し処理を終了する。
中央処理装置75により電源制御レジスタ7221に電
源制御情報「0」が格納されたため、電源制御部722
は電源供給線81の電源を切断し、中央処理装置75お
よび表示装置77の電源を切断する。以上述べたように
して、ユーザーがスタンバイキー74−Aを押下するこ
とによりスタンバイモードに移行させることが可能とな
る。
【0089】次に、ランモードにて、Sto×T秒間キ
ー入力が無かった場合の処理を説明する。
【0090】システムがランモードにあり、Sto×T
秒間キー入力が無い場合、Sto×T秒間キーボード割
込信号が発生しないため、同一キー入力監視部723は
Sto×T秒間キーボードアクティビティ信号を送出し
ないので、キー入力監視部721はスタンバイ割込制御
線80にスタンバイ割込信号を送出する。スタンバイ割
込信号をスタンバイ割込制御線80に送出することによ
り中央処理装置75にスタンバイ割込が発生し、スタン
バイ割込処理プログラム764が起動される。このとき
のスタンバイ割込処理の処理内容を図5を用いて説明す
る。スタンバイ割込発生により開始したスタンバイ割込
処理プログラムは、ステップS51において中央処理装
置75が電源切断後再度電源が投入された場合、スタン
バイ割込発生直前の処理を再開をすることができるよう
に、処理再開時に必要なレジスタ群751の内容をレジ
スタ群格納領域761に格納し、制御をステップS52
に移す。ステップS52において中央処理装置75は電
源制御レジスタ7221に電源制御情報「0」を格納し
処理を終了する。中央処理装置75により電源制御レジ
スタ7221に電源制御情報「0」が格納されたため、
電源制御部722は電源供給線81の電源を切断し、中
央処理装置75および表示装置77の電源を切断する。
以上述べたようにして、ランモードにて一定時間Sto
×T秒間キー入力を行わなかった場合、自動的にスタン
バイモードに移行することが可能となる。
【0091】次に、スタンバイモードにて、任意のキー
が入力された場合の処理を説明する。
【0092】システムがスタンバイモードにあり、キー
ボード上の任意のキー74−Kを押下しTs×P秒以内
に解放した場合またはキーボード上の任意のキー74−
Kを押下しTs×P秒以内にキー74−K以外の任意の
キー74−Lを押した場合、キーボード制御装置73は
押下されたキー74−K対応するキーコードおよびキー
押下情報「1」を設定したキーコード情報Qkをキーコ
ードレジスタ731に格納し、キーボード割込制御線7
9にキーボード割込信号を送出する。送出されたキーボ
ード割込信号はキーボード割込制御線80を介して電源
制御装置72の同一キー入力監視部723に伝えられ、
同一キー入力監視部723の処理を起動する。その後キ
ーボード制御装置73は任意のキー74−Kが解放され
た場合、キー押下情報「0」の値を格納する。また、キ
ー74−K以外の任意のキー74−Lが押下された場
合、対応するキーコードおよびキー押下情報に「1」を
設定したキーコード情報Q1を格納する。同一キー入力
監視部763の処理が起動される。同一キー入力監視部
763はステップS21〜S23の処理を行う。キーボ
ード上の任意のキー74−Kを押下しTs×P秒以内に
解放した場合、ステップS23〜S27のループをステ
ップS24にて脱出し、制御をステップS33に移す。
キーボード上の任意のキー74−Kを押下しTs×P秒
以内にキー74−K以外の任意のキー74−Lを押した
場合、ステップS23〜S27のループをステップS2
5にて脱出し、制御をステップS33に移す。ステップ
S33にて同一キー入力監視部723はキーボードアク
ティビティ信号をキーボードアクティビティ信号線72
4に送出し、処理を終了する。キーボードアクティビテ
ィ信号線724から入力されたキーボードアクティビテ
ィ信号は電源制御部722に伝えられる。電源制御部7
22はキーボードアクティビティ信号が入力された場
合、自ら電源制御レジスタ7221に値「1」を格納す
る。電源制御レジスタ7221に値「1」が格納された
ため、電源制御部722は電源供給線81に電源を投入
し、中央処理装置75および表示装置77に電源を投入
する。電源制御部722により電源が投入された中央処
理装置75は最初にリスタート処理プログラム765を
起動する。このときのリスタート処理を図6を用いて説
明する。中央処理装置75への電源投入によってリスタ
ート処理が開始される。まず、ステップS41において
中央処理装置75は、レジスタ群格納領域761に退避
されているスタンバイモードに移行する直前に退避され
たレジスタ群751の内容をレジスタ群751に復帰
し、スタンバイモードに移行する直前のアプリケーショ
ンプログラム763の処理に復帰する。以上述べたよう
に、スタンバイモードにて、キーボード上の任意のキー
74−Kを押下しTs×P秒以内に解放した場合または
キーボード上の任意のキー1−74−Kを押下しTs×
P秒以内にキー74−K以外の任意のキー74−Lを押
した場合、システム全体に電源が投入され中断したアプ
リケーションプログラムの処理を再開することができ
る。
【0093】次に、スタンバイモードにて、Ts×P秒
間連続して同一キーが入力された場合の処理を説明す
る。
【0094】システムがスタンバイモードにあり、キー
ボード上の任意のキー74−Kを押下しTs×P秒以上
押下し続けた場合。キーボード制御装置73は押下され
たキー74−Kに対応するキーコードおよびキー押下情
報「1」を設定したキーコード情報Qkをキーコードレ
ジスタ731に格納し、キーボード割込制御線79にキ
ーボード割込信号を送出する。送出されたキーボード割
込信号は電源制御装置72の同一キー入力監視部723
に伝えられ、同一キー入力監視部723の処理を起動す
る。同一キー入力監視部723の処理はステップS21
〜S23の処理を行う。キーボード上の任意のキー74
−KがTs×P秒以上押下し続けられたため、ステップ
S23〜S27のループをステップS27にて脱出し、
制御をステップS28に移す。現在の電源モードはスタ
ンバイモードであるため、ステップS28〜S29にお
いてステップS30に処理を移す。特定キー74−Bが
押下されない限り、ステップS30〜ステップS32の
処理を繰り返す。特定キー74−Bが押下された場合、
ステップS32にて制御をステップS33に移す。ステ
ップS33にて同一キー入力監視部723はキーボード
アクティビティ信号をキーボードアクティビティ信号線
724に送出し、処理を終了する。キーボードアクティ
ビティ信号線724から入力されたキーボードアクティ
ビティ信号は電源制御部722に伝えられる。電源制御
部722はキーボードアクティビティ信号が入力された
場合、自ら電源制御レジスタ7221に値「1」を格納
する。電源制御レジスタ7221に値「1」が格納され
たため、電源制御部722は電源供給線81に電源を投
入し、中央処理装置75および表示装置77に電源を投
入する。電源制御部722により電源が投入された中央
処理装置75は最初にリスタート処理プログラム765
を起動する。このときのリスタート処理の内容を図6を
用いて説明する。中央処理装置75への電源投入によっ
て処理が開始される。まず、ステップS41において中
央処理装置75は、レジスタ群格納領域761に退避さ
れているスタンバイモードに移行する直前に退避された
レジスタ群751の内容をレジスタ群751に復帰し、
スタンバイモードに移行する直前のアプリケーションプ
ログラム763の処理に復帰する。以上述べたように、
キーボード上の任意のキー74−KをTs×P秒以上押
下し続けた場合、ランモードへの移行条件を特定キー7
4−Bの押下に限定することができる。
【0095】次に、ランモードにて、Ts×P秒間連続
して同一キーが入力された場合の処理を説明する。
【0096】システムがランモードにあり、キーボード
上の任意のキー74−Kを押下しTs×P秒以上押下し
続けた場合、キーボード制御装置73は押下されたキ7
4−Kに対応するキーコードおよびキー押下情報に
「1」を設定したキーコード情報Qkをキーコードレジ
スタ731に格納し、キーボード割込制御線79にキー
ボード割込信号を送出する。送出されたキーボード割込
信号は電源制御装置72の同一キー入力監視部723に
伝えられ、同一キー入力監視部723の処理を起動す
る。同一キー監視部723の処理はステップS21〜S
23の処理を行う。キーボード上の任意のキー74−K
がTs×P秒以上押下し続けられたため、ステップS2
3〜S27のループをステップS27にて脱出し、制御
をステップS28に移す。現在の電源モードはランモー
ドであるため、ステップS28〜S29においてステッ
プS34に処理を移す。ステップS34にてスタンバイ
割込信号をスタンバイ割込信号線80に送出する。スタ
ンバイ割込信号をスタンバイ割込制御線80に送出する
ことにより中央処理装置75にスタンバイ割込が発生
し、スタンバイ割込処理プログラム764が起動され
る。このときのスタンバイ割込処理の内容を図5を用い
て説明する。スタンバイ割込発生によりスタンバイ割込
処理プログラムが開始されると、まず、ステップS51
において中央処理装置75が電源切断後再度電源が投入
された場合、スタンバイ割込発生直前の処理を再開する
ことができるように、処理再開時に必要なレジスタ群7
51の内容をレジスタ群格納領域761に格納し、制御
をステップS52に移す。ステップS52において中央
処理装置75は電源制御レジスタ7221に電源制御情
報「0」を格納し処理を終了する。中央処理装置75に
より電源制御レジスタ7221に電源制御情報「0」が
格納されたため、電源制御部722は電源供給線81の
電源を切断し、中央処理装置75および表示装置77の
電源を切断する。以上述べたように、ランモードにてキ
ーボード上の任意のキー74−KをTs×P秒以上押下
続けた場合、自動的にスタンバイモードに移行すること
が可能となる。
【0097】以上、各場合を分けて説明してきたが、電
源モードがどのように遷移するかをまとめたのが、図1
5に示す電源モードの状態遷移図である。図中91はラ
ンモード、92はスタンバイモードA、93はスタンバ
イモードBである。スタンバイモードAはいずれかのキ
ー入力を監視しているスタンバイモードで、スタンバイ
モードは特定のキー入力のみを監視しているスタンバイ
モードである。システムがスタンバイモードA92の場
合、ランモード91への移行条件はキー74−1〜Nの
うちの任意のキー入力である。システムがスタンバイモ
ードA92の場合、スタンバイモードB93への移行条
件は、Ts×P秒以上同一キー連続入力である。システ
ムがスタンバイモードB93の場合、ランモード91へ
の移行条件は、特定キー74−Bの入力である。システ
ムがランモード91の場合、スタンバイモードA92へ
の移行条件はスタンバイキー74−Aの入力またはSt
o×T秒以上のキー入力が発生しないことまたはTs×
P秒以上の同一キー入力である。
【0098】以上述べたように、ランモードにてユーザ
ーからのキー入力をアプリケーションプログラムに入力
すること、および、ランモードにてスタンバイキーを押
下することによりスタンバイモードに移行すること、お
よび、ランモードにて一定時間以上キー入力が発生しな
い場合、すなわちユーザーが本システムを一定時間以上
使用しない場合、自動的にスタンバイモードに移行する
こと、および、スタンバイモードにてキーボード上の任
意の押下によりランモードに移行すること、およびスタ
ンバイモードにて一定時間以上同一のキー入力が発生し
た場合、ランモードへの移行条件を特定キーに制限する
こと、ランモードにて一定時間以上同一のキー入力が発
生した場合、自動的にスタンバイモードに移行すること
が可能となる。
【0099】上記の方法を用いることにより、スタンバ
イモードにて任意のキー押下によりランモードに移行す
ることにより、スタンバイモードに移行する直前の処理
を再開することが可能となり、中断したアプリケーショ
ンプログラムをすぐに使用可能となるシステムを提供す
ることができる。
【0100】また、ユーザーが一定時間以上本システム
を使用していない場合、自動的にランモードからスタン
バイモードに移行することにより、電池駆動の情報処理
装置においては電池寿命を延長することが可能となる。
【0101】さらに、ランモードにて、キーボード上に
重量物が置かれた場合および携帯中に他の携帯物がキー
ボードに接触したことにより一定時間以上同一キーの連
続入力が発生した場合、スタンバイモードに移行するこ
と、およびスタンバイモードにて、キーボード上に重量
物が置かれた場合および携帯中に他の携帯物がキーボー
ドに接触したことにより一定時間以上同一のキーの連続
入力が発生した場合、ランモードへの移行条件を特定キ
ー入力に限ることにより、ユーザーの意図しないキー入
力により不用意にランモードへ移行することを避けるこ
とが可能となる。
【0102】その結果、無駄な電力の消費を防ぐことが
可能となり、電池駆動の情報処理装置においては電池寿
命をさらに延長することが可能となる。
【0103】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載し
た情報処理装置は、同一キーが連続して押下された場
合、押下時間を計測する計数手段を設け、計測時間がが
あらかじめ定められた制限時間を越えた場合、システム
電源投入条件を「任意のキー入力」から「特定のキー入
力」に切り換えることにより、使用者の意図しないキー
スイッチの押下によりシステム電源が投入されることを
防止することが可能となる。これにより、請求項1に記
載した情報処理装置は、非使用時の電源消費を抑制し、
特に電池駆動の情報処理装置においては電池寿命を増大
させる大きな効果を生じる。
【0104】また、請求項2に記載した情報処理装置
は、キーボード上の同一キーが所定の時間継続して押下
されている状態を検出する検出手段と、ランモードにて
前記検出手段により前記状態を検出した際、スタンバイ
モードに移行する手段とを具備するので、ランモードに
て、キーボード上に重量物が置かれた場合および携帯中
に他の携帯物がキーボードに接触したことにより一定時
間以上同一キーの連続入力が発生した場合、スタンバイ
モードに移行することが可能となり、これにより、ユー
ザーの意図しないキー入力により不用意にランモードへ
移行することを避け、無駄な電力の消費を防ぐことが可
能となり、電池駆動の情報処理装置においては電池寿命
をさらに延長することが可能となる。
【0105】また、請求項3に記載した情報処理装置
は、キーボード上の同一キーが所定の時間継続して押下
されている状態を検出する検出手段と、スタンバイモー
ドにて前記検出手段により前記状態を検出された際、ラ
ン状態移行条件を特定のキー入力に制限する手段を具備
するので、スタンバイモードにて、キーボード上に重量
物が置かれた場合および携帯中に他の携帯物がキーボー
ドに接触したことにより一定時間以上同一のキーの連続
入力が発生した場合、ランモードへの移行条件を特定キ
ー入力に限ることにより、ユーザーの意図しないキー入
力により不用意にランモードへ移行することを避けるこ
とが可能となり、これにより、無駄な電力の消費を防ぐ
ことが可能となり、電池駆動の情報処理装置においては
電池寿命をさらに延長することが可能となる。
【0106】また、請求項4に記載した情報処理装置
は、上記した請求項2、3に記載した構成に加え、キー
ボードの任意のキー入力をアプリケーションプログラム
に入力する手段と、キーボード上の特定のキー押下によ
りランモードからスタンバイモードに移行する手段と、
キーボード上の任意のキーの押下によりスタンバイモー
ドからランモードに移行する手段と、一定の時間キー入
力が発生しないことを検出する他の検出手段と、ランモ
ードにて前記他の検出手段により一定時間キー入力が発
生しない場合、スタンバイモードに移行する手段とを具
備するので、ランモードにてスタンバイキーを押下する
ことによりスタンバイモードに移行すること、および、
ランモードにて一定時間以上キー入力が発生しない場
合、すなわちユーザーが本システムを一定時間以上使用
しない場合、自動的にスタンバイモードに移行するこ
と、および、スタンバイモードにてキーボード上の任意
の押下によりランモードに移行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の情報処理装置の構成例を示す構成図
である。
【図2】従来技術の他の情報処理装置の構成例を示す構
成図である。
【図3】図2の電源制御装置の構成例を示す構成図であ
る。
【図4】キーボード割込処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図5】スタンバイ割込処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図6】リスタート処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図7】図2に示す情報処理装置の電源モード状態遷移
図である。
【図8】本発明の情報処理装置の構成例を示す図であ
る。
【図9】キーボード情報のデータ構成を示す図である。
【図10】図8に示す情報処理装置の動作を表したフロ
ーチャート図である。
【図11】本発明の情報処理装置の他の構成例を示す図
である。
【図12】図11に示す電源制御装置の構成例を示す構
成図である。
【図13】電源制御情報のデータ構成を示す図である。
【図14】図11に示す情報処理装置の動作を表したフ
ローチャート図である。
【図15】図11に示す情報処理装置の電源モードの状
態遷移図である。
【符号の説明】
51、72 電源制御装置 52、73 キーボード入力装置 53、75 中央処理装置 54、76 記憶装置 55、74 キーボード 71 電源 78 表示装置 721 キー入力監視部 722 電源制御部 723 同一キー入力監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 11/12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置からの入力有無によってシステ
    ム電源投入を制御する情報処理装置であって、同一の入
    力が所定の時間継続して押下されている状態を検出する
    手段と、該手段により前記状態が検出された際に、シス
    テム電源投入条件を特定の入力条件に制限する手段とを
    備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 システム全体に電源か投入されているラ
    ンモード、およびシステムの一部に電源が投入されてい
    るスタンバイモードを備え、アプリケーションプログラ
    ムの処理を行う情報処理装置であって、 キーボード上の同一キーが所定の時間継続して押下され
    ている状態を検出する検出手段と、ランモードにて前記
    検出手段により前記状態を検出した際、スタンバイモー
    ドに移行する手段とを具備することを特徴とする電源制
    御装置。
  3. 【請求項3】 システム全体に電源が投入されているラ
    ンモード、およびシステムの一部に電源が投入されてい
    るスタンバイモードを備え、アプリケーションプログラ
    ムの処理を行う情報処理装置であって、 キーボード上の同一キーが所定の時間継続して押下され
    ている状態を検出する検出手段と、スタンバイモードに
    て前記検出手段により前記状態が検出された際、ラン状
    態移行条件を特定のキー入力に制限する手段を具備する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 キーボードの任意のキー入力をアプリケ
    ーションプログラムに入力する手段と、キーボード上の
    特定のキー押下によりランモードからスタンバイモード
    に移行する手段と、キーボード上の任意のキーの押下に
    よりスタンバイモードからランモードに移行する手段
    と、一定の時間キー入力が発生しないことを検出する他
    の検出手段と、ランモードにて前記他の検出手段により
    一定時間キー入力が発生しない場合、スタンバイモード
    に移行する手段とを更に具備することを特徴とする請求
    項2または3に記載の情報処理装置。
JP5101402A 1992-04-27 1993-04-27 情報処理装置 Expired - Lifetime JP2878064B2 (ja)

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JP4-107880 1992-04-27
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