JPH06280114A - 高収縮性ポリエステル繊維 - Google Patents

高収縮性ポリエステル繊維

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JPH06280114A
JPH06280114A JP6843293A JP6843293A JPH06280114A JP H06280114 A JPH06280114 A JP H06280114A JP 6843293 A JP6843293 A JP 6843293A JP 6843293 A JP6843293 A JP 6843293A JP H06280114 A JPH06280114 A JP H06280114A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高強度であると共に優れた収縮特性を有し、
且つ該収縮特性の保存安定性が良好な高収縮性ポリエス
テル繊維を提供する。 【構成】 第3成分が8〜25モル%共重合されたポリ
エステル繊維であって、 固有粘度0.6以上、強度5g/d以上、80℃
温水収縮率20%以上、 80℃熱収縮応力0.1g/d以上、第1降伏点応
力1.0g/d以上、第1降伏点近傍における荷伸曲
線の勾配の最低値D1 と、第1降伏点から第2降伏点ま
での平均の勾配D2 との比D1 /D2 が0.50以上
0.80以下である高収縮性ポリエステル繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度で且つ高収縮性
のポリエステル繊維に関する。さらに詳しくは、極めて
安定した高収縮特性を呈し、且つ締付力の大きな高収縮
性ポリエステル繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は、種々の優れた特性
を有するが故に、衣料用途のみならず産業用途にも広く
利用されている。特に産業用ではその用途が広がり、近
年では特殊な用途として、高い収縮性能を有するポリエ
ステル繊維が要求され、例えば特開平2―139409
号公報、特開平3―90616号公報等に第3成分を共
重合したポリエチレンテレフタレートからなる共重合ポ
リエステル繊維が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
提案されている高収縮性共重合ポリエステル繊維は、1
00℃以下の温度で大きく収縮し且つその際の収縮応力
が大きいといった特徴を有するものの、40℃近傍でも
収縮が発現するため、夏場保存中に収縮特性が変化して
製品斑発生の要因になるといった問題があり、品質管理
を厳しくする必要があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
100℃以下の温度領域で高い収縮率及び収縮応力を示
し、且つこの収縮特性が長期間安定して保持される高収
縮性ポリエステル繊維を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、第3成分を共重合
したポリエチレンテレフタレートからなる繊維であっ
て、特定の荷伸曲線を有するポリエステル繊維は、高い
収縮性と収縮応力を持ち備え、且つその保存安定性に優
れていることを見い出し本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明によれば、 1.ポリエチレンテレフタレートに第3成分をテレフタ
ル酸成分に対して8〜25モル%共重合したポリエステ
ルよりなる繊維であって、下記〜を同時に満足する
ことを特徴とする高収縮性ポリエステル繊維。 固有粘度IVが0.6以上 破断強度STが5g/d以上 80℃温水収縮率WSが20%以上 80℃熱収縮応力HSFが0.1g/d以上 荷伸曲線に第1降伏点と第2降伏点とを有し、その第
1降伏点応力F1が1.0g/d以上 第1降伏点近傍で該点を越えた伸度における荷伸曲線
の勾配の最低値D1 と、第1降伏点から第2降伏点まで
の平均の勾配D2 との比D1 /D2 が0.5以上0.8
以下 2.ポリエステル繊維の荷伸曲線が下記〜を満足す
る請求項1記載の高収縮性ポリエステル繊維。 伸度0%から第1降伏点までの平均勾配D3 が70g
/d以上 第1降伏点から第2降伏点までの荷伸曲線と、第1降
伏点と第2降伏点を結ぶ直線との解離Lが0.2%以上
1.5%以下が提供される。
【0007】本発明の高収縮性ポリエステル繊維を構成
するポリエステルは、ポリエチレンテレフタレートに第
3成分をテレフタル酸成分に対して8〜25モル%共重
合させたエチレンテレフタレート系共重合ポリエステル
である。ここで共重合させる第3成分としては、イソフ
タル酸、ナフタリンジカルボン酸、アジピン酸等の二官
能性カルボン酸や、ネオペンチルグリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ビスフェノール
A等のジオール成分等があげられる。なかでも、イソフ
タル酸、ネオペンチルグリコールは、大きな収縮率と収
縮応力を有する繊維が容易に得られるので特に好まし
い。
【0008】この第3成分の共重合量が8モル%未満の
場合には、本発明の目的である高収縮率・高収縮応力と
いった特性が得られず、一方25モル%を越える場合に
は、固相重合時や溶融吐出時等の製造工程でチップの融
着が発生し易くなると共に、ポリマーの結晶性が低下す
るために5.0g/d以上といった高強度の特性を達成
し難くなり、また後述する伸度0%から第1降伏点まで
の荷伸曲線の平均勾配D3 (初期モジュラス)を70g
/d以上とすることが困難となり、締付用素材として使
用する場合、高い締付力を得ることが難しくなる。
【0009】また、本発明のポリエステル繊維は、フェ
ノールとテトラクロルエタンとの当量混合溶液中、温度
30℃で測定した時の固有粘度IVが0.6以上である
ことが必要である。IVが0.6未満の場合には、破断
強力5g/d以上を保ちながら高収縮率、高収縮応力と
いった特性を繊維に付与することが困難となる。なお、
IVは高いほど強度発現に有効であるが、1.0を越え
ると曳糸性が低下して紡糸断糸が発生し易くなる。
【0010】本発明の高収縮性ポリエステル繊維は、上
記のようなポリエステルからなっているだけでなく、下
記〜を満足するようなものでなければならない。 破断強度STが5g/d以上 80℃温水収縮率WSが20%以上 80℃熱収縮応力HSFが0.1g/d以上 荷伸曲線に第1降伏点と第2降伏点とを有し、その第
1降伏点応力F1が1.0g/d以上 第1降伏点近傍で該点を越えた伸度における荷伸曲線
の勾配の最低値D1 と、第1降伏点から第2降伏点まで
の平均の勾配D2 との比D1 /D2 が0.5以上0.8
以下 破断強度STが5g/d未満の場合には、例えば締付用
ロープ、締付用テープ、布帛等の産業用資材として使用
する際、強力が不充分となって不適なものとなってしま
う。
【0011】80℃温水収縮率WSが20%未満の場合
には、本発明の目的とする高収縮性能を満足せず、締付
用ロープ、テープ、布帛等の産業用資材として不適なも
のとなってしまう。
【0012】次に、80℃熱収縮応力HSFは0.1g
/d以上、好ましくは0.15g/d以上が必要であ
り、0.1g/d未満の場合には例えば締付用ロープ、
テープ、布帛等の産業用資材や包装用材料として使用す
る際、締付力が不足したりフィット性が低下する等の不
都合な点が発生する。
【0013】なお、ここで80℃温水収縮率WSは、原
糸長(L0 )の繊維を80℃の温水中に無荷重状態で投
入し、3分後の収縮長(L)を測定し、原糸長(L0
に対する百分率で求めた値((L0 −L)/L0 ×10
0)である。
【0014】また、80℃熱収縮応力HSFは、初荷重
0.05g/dを繊維に負荷し、昇温速度4℃/分で昇
温して80℃における応力を測定し、この収縮応力を繊
維のデニールで除した値である。
【0015】本発明のポリエステル繊維は、前述の如
く、上記特性に加えて、荷伸曲線に第1降伏点と第2降
伏点とを有し、且つ前記及びの条件を満足すること
が肝要である。荷伸曲線に第1降伏点及び第2降伏点を
有さないようなポリエステル繊維、例えば第1降伏点を
有さないものは、高い収縮率を示さないか、もしくは高
い収縮応力を示さなくなって締付用素材としては全く不
適なものとなってしまう。また第1降伏点を有していて
も第2降伏点を有さないものは、高い強度と高い収縮性
能とを同時に満足させることが困難となる。
【0016】また、第1降伏点応力F1が1.0g/d
未満の場合には、熱収縮処理後の締付力を第1降伏点応
力とほぼ同等の応力以上に高めることは困難なので、強
固な締付力を得ることは困難となるため好ましくない。
【0017】次に荷伸曲線において、第1降伏点を越え
た伸度であって第1降伏点近傍(第1降伏点と第2降伏
点の中間点より低伸度側)における荷伸曲線の最低勾配
1と、第1降伏点と第2降伏点までの平均の勾配D2
との比が0.50以上0.80以下の範囲にあること
が、高い収縮率を維持しながら長期間保存しても安定し
た収縮特性を得るために必要である。D1 /D2 の値が
0.80を越える場合には、繊維構造の内部歪が大きく
なりすぎて、夏場等40℃近くの雰囲気下で保存された
際に容易に該歪の緩和が発現して、繊維が収縮したり繊
維構造が変化するため、収縮特性(収縮率及び収縮応
力)が大きく変化し、その結果最終製品の収縮斑が発生
するため好ましくない。
【0018】なお、本発明でいう第1降伏点は、図1に
示す如く伸度0%から荷伸曲線勾配が10%以上変化す
る第1変曲部分前の接線と、第1変曲部分後の接線が交
わる交点を第1降伏点とする。また第2降伏点は第2変
曲部分前後の荷伸曲線の接線が交わる交点である。
【0019】さらに本発明のポリエステル線維において
は、伸度0%から第1降伏点までの平均勾配D3 は高い
ほど熱収縮処理後の繊維の初期モジュラスが大きくなっ
て、低伸度で大きな伸張応力を発揮することができて強
固な締付力を容易に達成できるようになるので好まし
く、特に70g/d以上であることが望ましい。また、
第1降伏点と第2降伏点とを結ぶ直線と、第1降伏点か
ら第2降伏点までの荷伸曲線との解離値L(第1降伏点
と第2降伏点間の荷重における、前記直線の伸度と荷伸
曲線の伸度との差の最大値)が、0.2%以上1.5%
以下の範囲にあることが望ましく、0.2%未満の場合
には、40℃近傍で長期間保存すると収縮特性の変化が
認められるようになり、一方1.5%を越える場合に
は、繊維構造の歪が不充分となって高い収縮応力が得難
くなる傾向がある。
【0020】このような特性を有する本発明のポリエス
テル繊維は、例えば、以下の方法で製造することができ
る。すなわち、常法により第3成分を8〜25モル%共
重合させたポリエチレンテレフタレート系共重合ポリエ
ステルの固有粘度は通常0.6〜0.7程度であるの
で、温度170〜210℃下で数時間固相重合を行って
固有粘度を0.7以上となし、次いで通常の溶融紡糸装
置にて温度260〜330℃で、延伸後の単糸繊度が1
〜20デニール、トータルデニールが500〜2000
デニールとなるように溶融吐出し、吐出後、融点以上の
温度の加熱雰囲気中にさらして遅延冷却した後、冷却風
にて冷却固化せしめ、次いで油剤を付与して未延伸糸を
得る。未延伸糸の引取速度は、配向結晶化を防ぐために
1500m/分以下の速度が好ましく、これ以上では高
い収縮率を得難くなる。
【0021】このようにして得られた未延伸糸は、パッ
ケージに巻き取って別工程で延伸しても、巻き取らずに
連続的に延伸してもよい。延伸条件としては、加熱ロー
ラで共重合ポリエステルのガラス転移点以上の温度、例
えば75〜95℃の温度で予熱後、未延伸糸の引取速度
に応じた延伸倍率D1 で2.0〜4.0倍の範囲内に1
段延伸した後、さらに2段階以上に分けて冷延伸を行
う。この際、2段階以上に分けて行われる冷延伸の全延
伸倍率DRC は全延伸倍率DRT の25〜45%の範囲
内にあることが大切で、25%未満の場合には80℃温
水収縮率20%以上が達成し難く、一方45%を越える
場合には高い収縮特性は得られるものの断糸が発生し易
く延伸性が不調となる。また第1段延伸時の予熱温度が
共重合ポリエステルのガラス転移温度未満の場合には延
伸性が低下する。
【0022】得られた延伸糸は、さらに40℃以上90
℃以下の加熱ローラで加熱処理を行うが、この際糸条に
負荷される張力が0.2〜0.5g/dの範囲内となる
よう制御しながら定長もしくは制限収縮熱処理すること
が肝要である。加熱温度が40℃未満では本発明でいう
形状の荷伸曲線は得られず、保存安定性は不充分なもの
となる。なおあまりにローラ温度が高すぎると糸条温度
がガラス転移温度を越えて、繊維構造の歪緩和が進みす
ぎ、80℃温水収縮率が不充分なものとなるので、ロー
ラ温度は実質的に糸条がガラス転移温度を越えない90
℃程度以下とすることが望ましい。次に熱セット時の糸
条張力が上記範囲外で0.2g/d未満の場合には、繊
維構造の歪緩和が進行しすぎ、収縮特性の保存安定性が
良好となる反面収縮率及び収縮応力が低下しすぎて本発
明の目的は達成できなくなる。一方0.5g/dを越え
る場合には、繊維構造の歪緩和が進行し難くなって本発
明の目的とする形状の荷伸曲線を有するポリエステル繊
維を得ることは困難であり、また延伸巻取時の工程安定
性も不良となり易い。
【0023】
【作用】本発明の高収縮性ポリエステル繊維は、高い温
水収縮率及び高い収縮応力によって示されるように繊維
構造に大きな歪を持っており、且つ第1降伏点応力が
1.0g/d以上と高いので、収縮熱処理時の締付力を
極めて大きなものとすることができる。また、特定の荷
伸曲線によって示されるように、ポリマー分子鎖があま
り固定されていない部分における歪に起因すると推定さ
れる第1降伏点近傍で第1降伏点を越えた伸度における
勾配が小さい、すなわち繊維構造として固定されていな
い歪のうち低応力で緩和されるような歪が除去されてい
るので、40℃程度の温度雰囲気下で長時間保存しても
繊維構造の変化が極めて小さく、収縮特性の変化が小さ
い極めて安定した収縮熱処理製品が得られるのである。
【0024】
【発明の効果】本発明のポリエステル繊維は、従来の高
収縮性ポリエステル繊維に比し、高い強度を有すると共
に高い収縮率、高い収縮応力を示し、また収縮処理時の
締付力も大きく、しかもこれらの特性は通常の条件下で
保存しても変化が小さいので最終製品の品質斑発生が少
なく、例えば締付用のロープ、テープ、織物をはじめと
する産業用資材の用途の他に、包装用材料として有用で
ある。
【0025】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明する。なお、各特性は下記の方法にしたがって測定
した。 イ)固有粘度 フェノールとテトラクロルエタンとの当量混合溶液中に
繊維を溶解させ、温度30℃で測定した粘度から求め
た。 ロ)荷伸曲線 JIS L1070に準拠して、引張試験機にて糸長2
0cmを30cm/分の引張速度で荷伸曲線を求めた。 ハ)80℃温水収縮率WS 荷重0.1g/dを負荷して原糸長(L0 )を測定し、
次いで80℃の温水中に荷重をかけずに投入し、3分間
処理後の糸長(L1 )を荷重0.1g/d負荷して測定
し、次式により求めた。 WS(%)=(L0 −L1 )/L0 ×100 ニ)80℃熱収縮応力HSF 25cm糸長の原糸を初荷重を掛けて固定し室温より4
℃/分のスピードで昇温して発生する収縮応力を測定し
た。 ホ)収縮斑 チーズ又はパーン状に巻取られた製品の外層部分と最内
層部分の収縮率または収縮応力に15%以上の変化率が
発生しているものを収縮斑が「あり」と判定し、一方1
5%以下なら収縮斑は「なし」と判定する。
【0026】
【実施例1〜7、比較例1〜5】表1記載の共重合ポリ
エチレンテレフタレートをエクストルーダーで溶融し、
孔径0.35mm、孔数250ホールの口金より、延伸
糸の総デニール数が約1000デニールとなるように計
量吐出した。吐出された糸条は、口金下に設けられた長
さ300mm、温度270℃の加熱雰囲気を通過させた
後、長さ300mmにわたって相対湿度65%、温度2
5℃の冷却風を送風して冷却固化させた。冷却固化した
糸条はオイリングローラで油剤を付与したのち、引取速
度1000m/分にて一旦未延伸糸パッケージとして巻
取った。
【0027】得られた未延伸糸を表1記載の予熱温度に
加熱した供給ローラで予熱した後に第1段延伸(延伸倍
率DR1 )を行ない、次いで室温下第2段延伸(延伸倍
率DR2 )及び第3段延伸(延伸倍率DR3 )を行なっ
た後、表1記載の温度に加熱したローラに廻し、糸条に
表1記載の張力が負荷されるようにオーバーフィード率
を調節して熱処理し、290m/分の速度で巻取った。
結果を表1、2にあわせて示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】高収縮性ポリエステル繊維の荷伸曲線を示す。
図中、曲線1は保存安定性が不充分な従来の繊維を表わ
し、曲線2及び3は夫々本発明の実施例1及び6の繊維
を表わす。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレートに第3成分
    をテレフタル酸成分に対して8〜25モル%共重合した
    ポリエステルよりなる繊維であって、下記〜を同時
    に満足することを特徴とする高収縮性ポリエステル繊
    維。 固有粘度IVが0.6以上 破断強度STが5g/d以上 80℃温水収縮率WSが20%以上 80℃熱収縮応力HSFが0.1g/d以上 荷伸曲線に第1降伏点と第2降伏点とを有し、その第
    1降伏点応力F1が1.0g/d以上 第1降伏点近傍で該点を越えた伸度における荷伸曲線
    の勾配の最低値D1 と、第1降伏点から第2降伏点まで
    の平均の勾配D2 との比D1 /D2 が0.5以上0.8
    以下
  2. 【請求項2】 ポリエステル繊維の荷伸曲線が下記〜
    を満足する請求項1記載の高収縮性ポリエステル繊
    維。 伸度0%から第1降伏点までの平均勾配D3 が70g
    /d以上 第1降伏点から第2降伏点までの荷伸曲線と、第1降
    伏点と第2降伏点を結ぶ直線との解離Lが0.2%以上
    1.5%以下
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