JPH06280005A - スパッタリングターゲット及びその製造方法 - Google Patents

スパッタリングターゲット及びその製造方法

Info

Publication number
JPH06280005A
JPH06280005A JP8693193A JP8693193A JPH06280005A JP H06280005 A JPH06280005 A JP H06280005A JP 8693193 A JP8693193 A JP 8693193A JP 8693193 A JP8693193 A JP 8693193A JP H06280005 A JPH06280005 A JP H06280005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
sputtering target
melting furnace
aluminum
casting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8693193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Ueda
忠雄 上田
Hiroshi Tamai
宏 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP8693193A priority Critical patent/JPH06280005A/ja
Publication of JPH06280005A publication Critical patent/JPH06280005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパッタリングターゲットにより形成される
LSIの配線の品質を向上させる。 【構成】 溶解炉内でアルミニウム又はアルミニウム合
金から成る溶湯の表面に形成される酸化膜を、溶湯の表
面にバリアとして残しつつ溶湯を直接雰囲気にさらすこ
となく鋳造部に供給する。これにより、周囲雰囲気から
アルミニウム溶湯内に炭素及び酸素を含む不純物が侵入
することを防止でき、炭素及び酸素の含有量が夫々5pp
m以下のスパッタリングターゲットを製造できる。真空
槽内での作業を必要とせずに、不純物の含有量が少な
く、品質の高い配線の形成が可能なスパッタリングター
ゲットが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパッタリングターゲ
ット及びその製造方法に関し、更に詳しくは、LSI等
の半導体装置における配線パターン形成のために使用さ
れる、アルミニウム又はアルミニウム合金から成るスパ
ッタリングターゲット及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置では、素子相互間
及び素子と外部との間のアルミニウム配線は、まずスパ
ッタリング法によって1μm程度又はそれ以下の厚みの
薄膜として堆積された後、リソグラフィー等により微細
な配線パターンに形成される。スパッタリング法では、
目的とする配線組成に従ってスパッタリングターゲット
の材質及び組成が選定される。
【0003】アルミニウム又はアルミニウム合金から成
るスパッタリングターゲットは、一般に、半連続鋳造法
によって製造される。半連続鋳造法では、アルミニウム
又はアルミニウム合金を溶解炉内で加熱溶解して溶融金
属(溶湯)とし、これを樋等により又は直接に、鋳造部
の鋳型、例えば円筒管内に連続的に注ぐ。溶湯の供給量
に従って円筒管の底板を下方に移動させ、注がれる溶湯
を順次円筒管内に受け入れる。溶湯は、円筒管内で水冷
等により冷却固化されて、ビレットを形成する。得られ
たビレットは、塑性加工及び切断加工等により所定の寸
法に成形されて製品となる。
【0004】LSI等の配線パターンを形成するために
は、極めて高純度のアルミニウム又はその合金から成る
高品質のスパッタリングターゲットが使用される。かか
るスパッタリングターゲットを製造するためには、一般
に、アルミニウムの溶解から鋳造までの間の工程を、真
空槽中で、例えば、10-4Torr程度の真空下で行
い、雰囲気中からの不純物の混入を防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記真空槽を利用した
従来の半連続鋳造法では、真空槽の設備が高価なばかり
でなく、その運転及び維持のための工数及び費用がかさ
むという問題がある。
【0006】また、半導体装置に対する信頼性の向上へ
の要求は極めて強く、このため、その配線パターンにお
ける信頼性の向上も不可欠であり、常にそのための努力
が要求されている。
【0007】本発明は、上記に鑑み、特に高価な設備や
運転及び維持のために大きな工数及び費用を必要とする
ことなく製造が可能であり、高い信頼性が要求される配
線パターンの形成に使用できる、改良されたスパッタリ
ングターゲット並びにその製造方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のアルミニウム又はアルミニウム合金から成
るスパッタリングターゲットは、成分中に含まれる炭素
及び酸素の含有量が夫々5ppm以下であることを特徴と
する。
【0009】また、本発明のスパッタリングターゲット
の製造方法は、アルミニウム又はアルミニウム合金から
成る溶融金属を溶解炉で形成し、該溶融金属を溶解炉か
ら鋳造部に移して成形するスパッタリングターゲットの
製造方法において、前記溶融金属の表面に形成されるア
ルミニウム酸化膜を表面バリアとして維持することで、
前記溶融金属を直接雰囲気にさらすことなく前記鋳造部
に注ぐことを特徴とする。
【0010】本発明者らは、アルミニウム及びアルミニ
ウム合金(以下、双方を総称して単にアルミニウムと呼
ぶ)から成るスパッタリングターゲットに混入する不純
物、及び、このスパッタリングターゲットから形成され
る配線パターンの信頼性について、鋭意研究を重ねた。
その結果、アルミニウムの溶解から鋳造までを真空槽内
で行うことにより製造される従来のスパッタリングター
ゲットにおいても、やはり、雰囲気中の炭素、酸素、水
蒸気及び窒素等が、混入して不純物となり、このスパッ
タリングターゲットから形成される配線パターンの性能
に影響することを発見した。
【0011】上記不純物たる炭素及び酸素等は、主とし
て、真空雰囲気においてアルミニウムの溶湯を溶解炉か
ら鋳造部に供給する際に、その雰囲気中から溶湯内に混
入するものである。このような不純物全体の含有量は、
炭素及び酸素に代表させてその含有量により評価可能で
ある。例えば、上記真空槽内で形成されるスパッタリン
グターゲットでは、炭素及び酸素の含有量を夫々約7pp
m以下とすることは困難である。
【0012】本発明者らは、一般にアルミニウム溶湯の
表面に形成されるAl23から成る酸化物の膜を、溶解
炉から鋳造部にアルミニウム溶湯を供給する際に、ガス
成分の混入を防止するバリアとして利用する構成を採用
することにより、周囲雰囲気中から侵入する不純物を遮
断できることに想到し、本発明を完成するに至ったもの
である。
【0013】
【作用】酸化膜を溶湯の表面バリアとして採用する構成
により、大気中で行う半連続鋳造法によっても、炭素及
び酸素の含有量が夫々約5ppm以下であり、周囲雰囲気
から侵入する不純物の含有量が極めて少ないスパッタリ
ングターゲットが得られる。このように、炭素及び酸素
の含有量を夫々約5ppm以下とすることにより、信頼性
の高い配線パターンを形成できるスパッタリングターゲ
ットとなる。
【0014】
【好適な実施の態様】本発明のスパッタリングターゲッ
トの製造方法では、アルミニウム酸化膜を溶湯表面のバ
リアとして利用しながら鋳造部に溶湯を供給する。この
目的のため、例えば、溶解炉の底部に設けた供給パイプ
から鋳造部に直接溶湯を供給する。或いは、これに代え
て、溶解炉から樋部材を利用して鋳造部に溶湯を供給す
ることもできる。この場合には、溶解炉に形成された溶
湯表面の酸化膜をその樋部材内においても溶湯の表面を
覆うバリアとなるように静かに溶湯を樋部材に移し、且
つ、樋部材から鋳造部に溶湯を供給する際には、この酸
化膜を樋内に残して溶湯のみを供給する。
【0015】上記構成によっても、極めて微量の不純物
は、溶湯表面を覆う酸化膜を透過して侵入する。この不
純物の量は、溶湯の温度を低下させることにより減少
し、溶湯の温度が約850℃以下に維持されたときに良
好に抑えられる。従って、溶解炉中にあるときの溶湯温
度を、約850℃以下に保つのが好ましく、更に好まし
くは約780℃以下の温度に保つ。樋を経由して鋳造部
まで導くときの樋内の溶湯の温度は、約700〜780
℃の範囲が好ましい。
【0016】更に不純物の含有量を低下させるために
は、上記構成に加えて、溶解炉内面等を、例えばAl2
3・Si2・Ti2から成る酸化物層によりコーティ
ングする。これにより、溶解炉等を構成する材料内部か
ら炭素等の不純物が溶湯内に侵入することを防止する。
かかる構成を採用すると、スパッタリングターゲット中
に含まれる炭素及び酸素の含有量を、例えば2ppm以下
とすることができ、不純物の含有量が極めて低く、配線
パターンの形成に特に好適なスパッタリングターゲット
が得られる。
【0017】
【実施例】図面に基づいて本発明を更に説明する。図1
は、本発明の一実施例のスパッタリングターゲットの製
造方法を実施するための装置を、一部を断面図で示した
模式的側面図である。同図において、この装置は、溶解
炉1、樋部材2及び鋳造部3から成り、溶解炉1におい
て所定量のアルミニウムの溶湯4を形成し、この溶湯4
を溶解炉1から樋部材2を経由して鋳造部3に供給する
ことで、半連続鋳造法により、スパッタリングターゲッ
トを形成する。
【0018】溶解炉1は、抵抗加熱炉であり、上面が開
放する「るつぼ」として構成されている。溶解炉1に
は、溶湯の注ぎ口11が設けられた縁部に隣接して水平
方向に延びる回動軸12が設けられている。溶解炉1の
内面は、Al23・Si2・TiO2から成る酸化物層1
3によりコーティングされている。溶解炉1は、回動軸
12と対向する縁部を持ち上げることで、回動軸12を
中心として回動させることができ、図示のごとく適当な
角度傾けることで、溶湯4を注ぎ口11から流出させる
ことができる。
【0019】溶解炉1の注ぎ口11に隣接して、樋部材
2の一方の端部が溶湯の供給を受ける上流側端部として
配設される。樋部材1は、全体としてほぼ水平であり、
注ぎ口とほぼ同じ高さになるように位置している。この
ため、溶解炉1からの溶湯4は、極めて静かに樋部材2
に向けて注ぐことができる。樋部材2の下流側端部に
は、その底部に溶湯流出孔21が設けられる。溶湯流出
孔21には、排出管22が取り付けられており、この排
出管22は、鋳造部3の鋳型を構成する円筒管31まで
延びて、円筒管31内に僅かに挿入されている。
【0020】鋳造部3は、半連続鋳造部として構成され
ており、円筒管31の回りには水冷の冷却装置32が設
けられる。円筒管31の下方には油圧装置33が設けら
れ、この油圧装置33で駆動されるロッド34により、
円筒管31の底板35が上下方向にゆっくりと移動可能
である。円筒管31の内径は、100〜300mm程度
である。
【0021】溶湯4は、溶解炉1で抵抗加熱により加熱
され、例えば780℃の温度に3時間維持された後、図
1に示した位置関係で注ぎ口11から樋部材2に供給さ
れる。溶湯4は、Al23から成る酸化膜5によりその
表面が覆われており、この酸化膜5は、溶解炉1内の溶
湯4の表面と、樋部材2内の溶湯4の表面とで連続して
いる。この切れ目のない酸化膜5により、周囲雰囲気か
ら炭素、酸素、水蒸気及び窒素等の不純物が溶湯4に侵
入することを防止する。
【0022】溶湯4は、樋部材2を経由して、その排出
管22から鋳造部3の円筒管31に徐々に流出する。鋳
造部3は、この溶湯を受け、溶湯の供給量に合わせて円
筒管31の底板35を油圧装置33により下方に移動さ
せる。円筒管31内に導入された溶湯4Aは、円筒管3
1内を下方に移動する間に冷却され、円筒管31内で連
続的に固化されビレットとなる。得られたビレットから
は、上下の両端部が除かれて製品に加工される。
【0023】鋳造部3においても、Al23から成る酸
化膜5Aが、排出管22周囲の円筒管31上部に形成さ
れている。溶解炉1、樋部材2及びこの円筒管31上部
の各酸化膜5及び5Aは、いずれも、溶湯を供給してい
る間は夫々当該位置に留まり、溶湯表面を覆っている。
このようにして、酸化膜5及び5Aは、夫々溶湯のため
のバリア層として作用する。
【0024】上記製造装置では、アルミニウムの溶湯表
面に一般的に形成される酸化物を、溶解炉から鋳造部に
溶湯を供給する際に溶湯表面のバリア層として利用す
る。これにより、周囲雰囲気から不純物が溶湯内に侵入
することを防止する。この製造装置は、従来の真空槽を
利用するスパッタリングターゲットの製造装置に比し
て、構成が簡単であり、その運転及び維持の工数及び費
用が低く抑えられる一方、形成されるスパッタリングタ
ーゲットの品質が高いという利点をも有する。
【0025】なお、上記製造装置では、注ぎ口に隣接し
て樋部材を、また流出孔の下部に鋳造部を夫々設ける例
を図示したが、溶解炉、樋部材及び鋳造部の配置は、必
ずしも固定配置に限るものではない。また、本発明のス
パッタリングターゲットの製造方法では、この構成に代
えて、溶解炉底部から溶湯を直接に鋳造部へ供給する等
の構成を採用することもできる。
【0026】本発明のスパッタリングターゲットを評価
するために、本発明の実施例1及び2並びに比較例のス
パッタリングターゲットの試料を、夫々半連続鋳造法に
より製造し、これらからスパッタリング法によって得ら
れる配線の信頼性を試験することとした。実施例1及び
2の試料ターゲットは前記製造装置により製造した。各
試料ターゲットは、いずれも、一般的な組成であるAl
−1%Si−0.5%Cu組成のアルミニウム合金から
形成した。
【0027】実施例1のスパッタリングターゲットは、
以下のように製造した。溶解炉を大気中におき、高純度
Al、Si、Cuをその内部で加熱溶解させて合金とし
た後、約780℃の温度で約3時間維持した。その後、
樋部材(樋)を利用して溶湯を鋳造部に注いだ。樋内で
の及び鋳造部に注ぐときの溶湯の温度は夫々、約700
℃及び約680℃であった。室温に迄冷却するに要した
時間はほぼ30分程度である。形成されたビレットの先
端部分及び後端部分には、溶湯表面の酸化膜が混入しや
すいので、これらの部分を取り除いた。
【0028】実施例2のスパッタリングターゲットは、
温度条件を除き実施例1のスパッタリングターゲットと
同様に製造した。この実施例2における温度条件は、溶
解炉中にあるとき、樋内にあるとき及び鋳造部に供給す
るときで、夫々、約850℃、約780℃及び約700
℃であった。
【0029】比較例のスパッタリングターゲットの溶解
及び鋳造は、従来の製造方法と同様に真空槽中(10-4
Torr雰囲気中)で行った。溶解炉中での溶湯の温度
は約850℃に約3時間維持され、この溶湯を鋳造部の
円筒管内に直接注いで、これを冷却することにより丸棒
に成形した。成形時の冷却条件は、実施例1及び2とほ
ぼ同じである。
【0030】実施例及び比較例の各試料ターゲットの炭
素及び酸素含有量を測定した。酸素含有量の分析は放射
化分析法により行い、炭素含有量の分析はGD−MS法
(グロー放電質量分析法)により行った。表−1にその
結果を示す。
【0031】
【表1】
【0032】次に、実施例及び比較例の各試料ターゲッ
トから、スパッタリング法及びこれに続くリソグラフィ
ーにより配線パターンを夫々形成した。配線パターン中
の各配線は、夫々、幅が2μm、長さが2mm、厚みが
0.8μmとし、各試料ターゲット毎に夫々10本づつ
の配線を選定した。選定された各配線について所定の加
速信頼性試験に従って通電試験を行った。試験条件は、
基板温度が200℃、電流密度が5×106A/cm2
した。各試料ターゲットから夫々得られた配線につい
て、断線が発生した配線本数の全体本数に対する比率を
算定することで、配線の信頼性を評価した。結果を表−
2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】表−1及び表−2に見られるように、実施
例1のスパッタリングターゲットは、炭素及び酸素の含
有率が夫々0.6及び0.5ppmと低く、それに従っ
て、スパッタリング法によりこれから得られた配線パタ
ーンでの断線の発生がなく良好な信頼性を示した。ま
た、実施例2のスパッタリングターゲットは、炭素及び
酸素の含有率が夫々1.5及び1.0ppmとやはり低
く、これから得られた配線における断線発生率も10%
と、良好な信頼性を示した。
【0035】真空槽中で形成された比較例のスパッタリ
ングターゲットでは、炭素及び酸素の含有量が夫々7.
0及び6.0ppmと、実施例1及び実施例2に比較して
高い値を示した。また、これに従って、比較例から得ら
れた配線では、加速信頼性試験における断線発生率が2
0%と、各実施例に比較して高い値を示し、従ってその
信頼性が低いことを示した。
【0036】上記の如く、本発明の実施例のスパッタリ
ングターゲットでは、炭素及び酸素の不純物の含有量が
従来の真空槽利用により製造されるものよりも低く抑え
られ、従って、全体の不純物量も低く抑えられることが
示され、且つ、このスパッタリングターゲットから得ら
れる配線パターンが従来に比して良好な性能を有するこ
とが明かとなった。
【0037】本発明のスパッタリングターゲットの製造
方法では、真空槽を必要としないで品質の高いスパッタ
リングターゲットを製造でき、設備及び工程の簡素化が
可能である。しかし、必ずしも真空槽の使用を排するこ
とまでを意味するものではなく、本発明の方法を真空槽
内で実施することも出来る。
【0038】上記実施例における温度条件、アルミニウ
ム合金の組成、その他の構成はいずれも単に例示であ
り、本発明のスパッタリングターゲット及びその製造方
法は、これら実施例の構成に限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスパ
ッタリングターゲット及び本発明の方法により製造され
るスパッタリングターゲットによると、不純物の含有量
が、真空槽を利用する方法により製造される従来のもの
よりも低く抑えられる結果、これらスパッタリングター
ゲットからスパッタリング法により形成される配線パタ
ーンの信頼性が高く維持されるので、信頼性の高い半導
体装置等が、簡単な設備及び少ない工程により製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスパッタリングターゲット
の製造方法を実施するための装置を、一部を断面図で示
した模式的側面図。
【符号の説明】
1 溶解炉 11 注ぎ口 12 回動軸 2 樋部材 21 流出孔 3 鋳造部 31 円筒管 32 冷却装置 33 油圧装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成分中に含まれる炭素及び酸素の含有量
    が夫々5ppm以下であることを特徴とするアルミニウム
    又はアルミニウム合金から成るスパッタリングターゲッ
    ト。
  2. 【請求項2】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
    成る溶融金属を溶解炉で形成し、該溶融金属を溶解炉か
    ら鋳造部に移して成形するスパッタリングターゲットの
    製造方法において、 前記溶融金属の表面に形成されるアルミニウム酸化膜を
    表面バリアとして維持することで、前記溶融金属を直接
    雰囲気にさらすことなく前記鋳造部に注ぐことを特徴と
    するスパッタリングターゲットの製造方法。
JP8693193A 1993-03-23 1993-03-23 スパッタリングターゲット及びその製造方法 Pending JPH06280005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8693193A JPH06280005A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 スパッタリングターゲット及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8693193A JPH06280005A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 スパッタリングターゲット及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06280005A true JPH06280005A (ja) 1994-10-04

Family

ID=13900616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8693193A Pending JPH06280005A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 スパッタリングターゲット及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06280005A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07300667A (ja) * 1994-04-28 1995-11-14 Sumitomo Chem Co Ltd アルミニウム合金単結晶ターゲットおよびその製造方法
JPH0925564A (ja) * 1995-07-06 1997-01-28 Japan Energy Corp アルミニウムまたはアルミニウム合金スパッタリングターゲット
WO1998001598A1 (fr) * 1996-07-05 1998-01-15 Japan Energy Corporation Cible de pulverisation cathodique en aluminium ou alliage d'aluminium
JPH10154709A (ja) * 1996-09-25 1998-06-09 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
WO1999027150A1 (en) * 1997-11-26 1999-06-03 Applied Materials, Inc. Sputtering target
US6315872B1 (en) 1997-11-26 2001-11-13 Applied Materials, Inc. Coil for sputter deposition
JP2001316806A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Hitachi Metals Ltd 高純度Alターゲットおよび配線膜
JP2007254891A (ja) * 2007-03-22 2007-10-04 Toshiba Corp スパッタリングターゲットとそれを用いた薄膜およびデバイス
JP2021091922A (ja) * 2019-12-06 2021-06-17 松田産業株式会社 蒸着材料及びその製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07300667A (ja) * 1994-04-28 1995-11-14 Sumitomo Chem Co Ltd アルミニウム合金単結晶ターゲットおよびその製造方法
JPH0925564A (ja) * 1995-07-06 1997-01-28 Japan Energy Corp アルミニウムまたはアルミニウム合金スパッタリングターゲット
WO1998001598A1 (fr) * 1996-07-05 1998-01-15 Japan Energy Corporation Cible de pulverisation cathodique en aluminium ou alliage d'aluminium
JPH1018028A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Japan Energy Corp アルミニウムまたはアルミニウム合金スパッタリングターゲット
JPH10154709A (ja) * 1996-09-25 1998-06-09 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
US6171455B1 (en) * 1997-11-26 2001-01-09 Applied Materials Inc. Target for use in magnetron sputtering of aluminum for forming metallization films having low defect densities and methods for manufacturing and using such target
WO1999027150A1 (en) * 1997-11-26 1999-06-03 Applied Materials, Inc. Sputtering target
US6228186B1 (en) * 1997-11-26 2001-05-08 Applied Materials, Inc. Method for manufacturing metal sputtering target for use in DC magnetron so that target has reduced number of conduction anomalies
US6315872B1 (en) 1997-11-26 2001-11-13 Applied Materials, Inc. Coil for sputter deposition
JP2001524600A (ja) * 1997-11-26 2001-12-04 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド スパッタリングターゲット
JP2001316806A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Hitachi Metals Ltd 高純度Alターゲットおよび配線膜
JP2007254891A (ja) * 2007-03-22 2007-10-04 Toshiba Corp スパッタリングターゲットとそれを用いた薄膜およびデバイス
JP2021091922A (ja) * 2019-12-06 2021-06-17 松田産業株式会社 蒸着材料及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101179311B1 (ko) 탄탈로 변형시킨 비결정질 합금
US7153376B2 (en) Yttrium modified amorphous alloy
EP2039444A1 (en) Process for manufacturing copper alloy wire rod and copper alloy wire rod
US20140001039A1 (en) Cu-Ga Alloy Sputtering Target and Method for Producing Same
US20080190764A1 (en) Method of manufacturing aluminum and aluminum alloy sputtering targets
CN113913646B (zh) 一种铜镍锡合金铸锭的制备方法
JPH06280005A (ja) スパッタリングターゲット及びその製造方法
US20150232980A1 (en) Cu-Ga Alloy Sputtering Target, and Method for Producing Same
TWI448571B (zh) 鋁-鋰合金靶材之製造方法及鋁-鋰合金靶材
EP0784350B1 (en) Method for producing hydrogen-absorbing alloy
KR101516064B1 (ko) Cu-Ga 합금 스퍼터링 타깃 및 그 제조 방법
JP3946966B2 (ja) Sn−Ti系化合物を含むSn基合金の製造方法
JP3358934B2 (ja) 高融点金属含有Al基合金鋳塊のスプレーフォーミング法による製造方法
CN105358723A (zh) 生产包含锂的铝合金的方法
WO2022158231A1 (ja) Ag合金膜、および、Ag合金スパッタリングターゲット
CN113458352B (zh) Cu-Ni-Sn合金的制造方法及用于其的冷却器
US5064611A (en) Process for producing copper alloy
JPH08176810A (ja) Al−高融点金属系合金鋳塊の製造方法およびターゲット材
JPH1112727A (ja) アルミニウム合金単結晶ターゲット
JPH06246425A (ja) 大型鋼塊の鋳造方法
JPH05214412A (ja) 亜鉛粒の製造方法および装置
JPS63161161A (ja) Al−Si系合金製タ−ゲツトとその製造方法
KR940006287B1 (ko) 구리합금의 제조장치
EP4174197A1 (en) Plastic copper alloy working material, copper alloy wire material, component for electronic and electrical equipment, and terminal
RU2211746C1 (ru) Способ получения отливок с направленной и монокристальной структурой и устройство для его осуществления