JPH06279644A - 酢酸ビニル系エマルジョン組成物 - Google Patents
酢酸ビニル系エマルジョン組成物Info
- Publication number
- JPH06279644A JPH06279644A JP10251391A JP10251391A JPH06279644A JP H06279644 A JPH06279644 A JP H06279644A JP 10251391 A JP10251391 A JP 10251391A JP 10251391 A JP10251391 A JP 10251391A JP H06279644 A JPH06279644 A JP H06279644A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl acetate
- acetate emulsion
- protective colloid
- emulsion
- pva
- Prior art date
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- Pending
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- Paints Or Removers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アセトアセチル化ポリビニルアルコールを保
護コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンを安定化す
る。 【構成】 アセトアセチル化ポリビニルアルコールを保
護コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンに、 【化1】 及び 【化2】 〔R1 、R2 、R3 、R4 ;水素又はC1 〜C3 のアル
キル基、R5 、R6 ;水素又はC1 〜C3 のアルキル基
又はC2 〜C4 のアシル基、R7 ;C1 〜C3 のアリキ
ル基、X;酸素又は硫黄原子〕及び塩酸ヒドロキシルア
ミンからなる群より選ばれる1以上の化合物を添加す
る。
護コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンを安定化す
る。 【構成】 アセトアセチル化ポリビニルアルコールを保
護コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンに、 【化1】 及び 【化2】 〔R1 、R2 、R3 、R4 ;水素又はC1 〜C3 のアル
キル基、R5 、R6 ;水素又はC1 〜C3 のアルキル基
又はC2 〜C4 のアシル基、R7 ;C1 〜C3 のアリキ
ル基、X;酸素又は硫黄原子〕及び塩酸ヒドロキシルア
ミンからなる群より選ばれる1以上の化合物を添加す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアセトアセチル化ポリビ
ニルアルコール(以下AA化PVAという)を保護コロ
イドとする酢酸ビニル系エマルジョンに、特定の化合物
を添加した酢酸ビニル系エマルジョン組成物に関する。
ニルアルコール(以下AA化PVAという)を保護コロ
イドとする酢酸ビニル系エマルジョンに、特定の化合物
を添加した酢酸ビニル系エマルジョン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】AA化PVAを保護コロイドとする酢酸
ビニル系エマルジョンは耐水性に優れた皮膜を与え、ま
た良好な低温安定性及び凍結融解安定性を有するため、
接着剤、塗料等に幅広く用いられている。
ビニル系エマルジョンは耐水性に優れた皮膜を与え、ま
た良好な低温安定性及び凍結融解安定性を有するため、
接着剤、塗料等に幅広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記エマルジョ
ンには粘度が経時的に上昇し、短期間においてゲル化す
るという欠点があった。そこで本発明の課題はAA化P
VAを保護コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンの
安定性が改善された酢酸ビニル系エマルジョン組成物を
提供することにある。
ンには粘度が経時的に上昇し、短期間においてゲル化す
るという欠点があった。そこで本発明の課題はAA化P
VAを保護コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンの
安定性が改善された酢酸ビニル系エマルジョン組成物を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明ではAA化PVAを保護コロイドとする酢酸ビ
ニル系エマルジョンに、 式(1)に示す化合物、式
(2)に示す化合物及び塩酸ヒドロキシルアミンからな
る群より選ばれる1種以上の化合物を添加してなる酢酸
ビニル系エマルジョン組成物を創作した。
に本発明ではAA化PVAを保護コロイドとする酢酸ビ
ニル系エマルジョンに、 式(1)に示す化合物、式
(2)に示す化合物及び塩酸ヒドロキシルアミンからな
る群より選ばれる1種以上の化合物を添加してなる酢酸
ビニル系エマルジョン組成物を創作した。
【0005】ここでAA化PVAは任意の方法で製造さ
れたものでよく、従来酢酸ビニル系エマルジョンの保護
コロイドとして使用されているもの、例えば平均重合度
500〜2600、平均ケン化度85〜99モル%、ア
セトアセチル化度0.05〜15モル%であるAA化P
VAが好ましい。
れたものでよく、従来酢酸ビニル系エマルジョンの保護
コロイドとして使用されているもの、例えば平均重合度
500〜2600、平均ケン化度85〜99モル%、ア
セトアセチル化度0.05〜15モル%であるAA化P
VAが好ましい。
【0006】また請求項1中、酢酸ビニル系エマルジョ
ンとは、樹脂中に酢酸ビニル成分を含有するものを意味
し、例えば酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル酸エ
ステル共重合体エマルジョン、酢酸ビニル−メタクリル
酸エステル共重合体エマルジョンなどがある。
ンとは、樹脂中に酢酸ビニル成分を含有するものを意味
し、例えば酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル酸エ
ステル共重合体エマルジョン、酢酸ビニル−メタクリル
酸エステル共重合体エマルジョンなどがある。
【0007】そしてAA化PVAを保護コロイドとする
酢酸ビニル系エマルジョンの作成方法は任意であり、こ
の場合、PVA、セルロース類、界面活性剤等を併用す
ることもできる。
酢酸ビニル系エマルジョンの作成方法は任意であり、こ
の場合、PVA、セルロース類、界面活性剤等を併用す
ることもできる。
【0008】前記酢酸ビニル系エマルジョンは従来の添
加物、例えばPVA、セルロース類、界面活性剤、体質
顔料(クレー、炭酸カルシウム、カオリン、ケイソウ土
等)又は有色顔料(酸化チタン等)などの一種以上を、
適宜任意の割合で含んでいてもよい。
加物、例えばPVA、セルロース類、界面活性剤、体質
顔料(クレー、炭酸カルシウム、カオリン、ケイソウ土
等)又は有色顔料(酸化チタン等)などの一種以上を、
適宜任意の割合で含んでいてもよい。
【0009】本発明に係る酢酸ビニル系エマルジョン組
成物は、前記のAA化PVAを保護コロイドとする酢酸
ビニル系エマルジョンに式(1)に示す化合物、式
(2)に示す化合物又は塩酸ヒドロキシルアミン(以
下、三種の安定化剤ともいう)の内のいずれか一種を添
加した組成物又は前記三種の安定化剤の内から任意に選
んだ二種の化合物を添加した組成物又は前記三種の安定
化剤の全てを添加した組成物である。
成物は、前記のAA化PVAを保護コロイドとする酢酸
ビニル系エマルジョンに式(1)に示す化合物、式
(2)に示す化合物又は塩酸ヒドロキシルアミン(以
下、三種の安定化剤ともいう)の内のいずれか一種を添
加した組成物又は前記三種の安定化剤の内から任意に選
んだ二種の化合物を添加した組成物又は前記三種の安定
化剤の全てを添加した組成物である。
【0010】前記の式(1)に示す化合物としては、例
えば尿素、N−メチル尿素,N、N´−ジメチル尿素、
N、N−ジメチル尿素、N−エチル尿素、N−プロピル
尿素、チオ尿素等がある。式(2)に示す化合物として
は、例えばアセトアミド、プロピルアミド、ブチルアミ
ド、N−メチルアセトアミド、N、N−ジメチルアセト
アミド、N−エチルアセトアミド、ジアセトアミド等が
ある。
えば尿素、N−メチル尿素,N、N´−ジメチル尿素、
N、N−ジメチル尿素、N−エチル尿素、N−プロピル
尿素、チオ尿素等がある。式(2)に示す化合物として
は、例えばアセトアミド、プロピルアミド、ブチルアミ
ド、N−メチルアセトアミド、N、N−ジメチルアセト
アミド、N−エチルアセトアミド、ジアセトアミド等が
ある。
【0011】前記三種の安定化剤の、酢酸ビニル系エマ
ルジョン100重量部に対する全使用量は0.1〜20
重量部より好ましくは1〜10重量部である。すなわち
その使用量が0.1重量部より少ない場合にはAA化P
VAを保護コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンを
安定化する効果が低下し、一方20重量部よりも多い場
合には酢酸ビニル系エマルジョン自体の性能が低下す
る。なお、この使用量は三種の安定化剤の内いずれを使
用するかによって多少異なる。
ルジョン100重量部に対する全使用量は0.1〜20
重量部より好ましくは1〜10重量部である。すなわち
その使用量が0.1重量部より少ない場合にはAA化P
VAを保護コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンを
安定化する効果が低下し、一方20重量部よりも多い場
合には酢酸ビニル系エマルジョン自体の性能が低下す
る。なお、この使用量は三種の安定化剤の内いずれを使
用するかによって多少異なる。
【0012】前記三種の安定化剤をAA化PVAを保護
コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンに添加する方
法は任意であるが、本発明に係る安定化剤を水溶液とし
て、製造された酢酸ビニル系エマルジョンに単純に添加
すると容易に混合できる。
コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンに添加する方
法は任意であるが、本発明に係る安定化剤を水溶液とし
て、製造された酢酸ビニル系エマルジョンに単純に添加
すると容易に混合できる。
【0013】
【実施例】次に本発明に係る酢酸ビニル系エマルジョン
組成物のいくつかの具体例についてその作成方法及び性
能を比較例と比較して説明する。なお実施例中「部」と
は「重量部」を意味し、「%」とは「重量%」を意味す
る。
組成物のいくつかの具体例についてその作成方法及び性
能を比較例と比較して説明する。なお実施例中「部」と
は「重量部」を意味し、「%」とは「重量%」を意味す
る。
【0014】実施例1 撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計を備えたフラ
スコに水500部、AA化PVA(重合度1,100、
ケン化度93モル%、AA化度5モル%)40部、酢酸
ビニルモノマー50部を仕込み、撹拌しながらフラスコ
内の温度を70℃に上げた。その間窒素ガスでフラスコ
内を置換しながら、酒石酸1部、過酸化水素5%液10
部を添加して、重合を開始した。初期重合を30分間行
い、残りの酢酸ビニルモノマー400部、過酸化水素5
%液10部を3〜4時間かけて滴下した。全てのモノマ
ーを仕込み後、80℃で1時間熟成して、AA化PVA
を保護コロイドとする酢酸ビニルエマルジョンを作成し
た。次に、式(1)に示す化合物である尿素を該エマル
ジョンに対し2%の量を用いて尿素対水の重量比が1対
1からなる水溶液を作成した。該水溶液を本実施例で作
成したAA化PVAを保護コロイドとする酢酸ビニルエ
マルジョン中に添加し、撹拌混合して、本発明の酢酸ビ
ニルエマルジョン組成物を得た。 実施例2〜4 実施例1の尿素に代えて、式(1)に示す化合物である
チオ尿素のみ(実施例2)、式(2)に示す化合物であ
るアセトアミドのみ(実施例3)又は塩酸ヒドロキシル
アミンのみ(実施例4)を添加した以外は実施例1に準
じて行った。但し塩酸ヒドロキシルアミンの添加量は実
施例1で作成したAA化PVAを保護コロイドとする酢
酸ビニルエマルジョンに対し1%とした。 実施例5〜8 実施例1の尿素のみに代えて、尿素及びアセトアミドを
各1%ずつ(実施例5)、尿素及び塩酸ヒドロキシルア
ミンを各1%ずつ(実施例6)、アセトアミド及び塩酸
ヒドロキシルアミンを各1%ずつ(実施例7)又は尿
素、アセトアミド及び塩酸ヒドロキシルアミンを各1%
ずつ(実施例8)添加した以外は実施例1に準じて行っ
た。但し上記各添加量は実施例1で作成した酢酸ビニル
エマルジョンに対する%である。 比較例 実施例1において尿素を添加しなかった以外は実施例1
に準じて行い、AA化PVAを保護コロイドとする酢酸
ビニルエマルジョンを得た。
スコに水500部、AA化PVA(重合度1,100、
ケン化度93モル%、AA化度5モル%)40部、酢酸
ビニルモノマー50部を仕込み、撹拌しながらフラスコ
内の温度を70℃に上げた。その間窒素ガスでフラスコ
内を置換しながら、酒石酸1部、過酸化水素5%液10
部を添加して、重合を開始した。初期重合を30分間行
い、残りの酢酸ビニルモノマー400部、過酸化水素5
%液10部を3〜4時間かけて滴下した。全てのモノマ
ーを仕込み後、80℃で1時間熟成して、AA化PVA
を保護コロイドとする酢酸ビニルエマルジョンを作成し
た。次に、式(1)に示す化合物である尿素を該エマル
ジョンに対し2%の量を用いて尿素対水の重量比が1対
1からなる水溶液を作成した。該水溶液を本実施例で作
成したAA化PVAを保護コロイドとする酢酸ビニルエ
マルジョン中に添加し、撹拌混合して、本発明の酢酸ビ
ニルエマルジョン組成物を得た。 実施例2〜4 実施例1の尿素に代えて、式(1)に示す化合物である
チオ尿素のみ(実施例2)、式(2)に示す化合物であ
るアセトアミドのみ(実施例3)又は塩酸ヒドロキシル
アミンのみ(実施例4)を添加した以外は実施例1に準
じて行った。但し塩酸ヒドロキシルアミンの添加量は実
施例1で作成したAA化PVAを保護コロイドとする酢
酸ビニルエマルジョンに対し1%とした。 実施例5〜8 実施例1の尿素のみに代えて、尿素及びアセトアミドを
各1%ずつ(実施例5)、尿素及び塩酸ヒドロキシルア
ミンを各1%ずつ(実施例6)、アセトアミド及び塩酸
ヒドロキシルアミンを各1%ずつ(実施例7)又は尿
素、アセトアミド及び塩酸ヒドロキシルアミンを各1%
ずつ(実施例8)添加した以外は実施例1に準じて行っ
た。但し上記各添加量は実施例1で作成した酢酸ビニル
エマルジョンに対する%である。 比較例 実施例1において尿素を添加しなかった以外は実施例1
に準じて行い、AA化PVAを保護コロイドとする酢酸
ビニルエマルジョンを得た。
【0015】以上の様に作成した酢酸ビニルエマルジョ
ン組成物又は酢酸ビニルエマルジョンについてその保存
安定性及び耐水性について調べるため次の実験を行っ
た。
ン組成物又は酢酸ビニルエマルジョンについてその保存
安定性及び耐水性について調べるため次の実験を行っ
た。
【0016】実験1 保存安定性 実施例1〜8又は比較例で作成した各エマルジョン組成
物又はエマルジョンを(以下、各例エマルジョンともい
う)を35℃にて保存し、一定期間後にB型粘度計を用
いて35℃、5rpmにおける各例エマルジョンの粘度
を測定した。
物又はエマルジョンを(以下、各例エマルジョンともい
う)を35℃にて保存し、一定期間後にB型粘度計を用
いて35℃、5rpmにおける各例エマルジョンの粘度
を測定した。
【0017】実験2 耐水性(木材接着力) 表、芯及び裏の三層より成る厚さ3mmの3プライのラ
ワン合板(20cm×20cm)2枚を、1枚のラワン
合板の片面に各例エマルジョンを150g/m2 の割合
で塗布し、10kg/cm2 の荷重で室温で60分間圧
締する方法にて練合わせ、合板練合せ板を作成した。こ
の合板から縦25mm×横80mmの試験片を切り出
し、その横長の1/3及び2/3の長さの2箇所に、各
々表又は裏側から縦長と同じ長さで、接着面までの深さ
の切り込みをのこぎりを用いて入れる。以上の方法で作
成した各試験片を60℃の温水中に、3時間浸せきした
後、室温の水中に浸せきし、各試験片が室温にさめた後
各試験片を水中より引き上げ、ぬれたままの状態の各試
験片に対して「普通合板の日本農林規格」の温冷水浸せ
き試験の欄に記載の接着力試験を行い、前記の2箇所の
切り込みに挟まれた箇所の2板の合板の接着面の接着力
を測定した。以上の実験1及び2の結果を表1に示す。
表1中、粘度の数値単位はポイズであり、耐水性(木材
接着力)の数値単位はkg/cm2 である。
ワン合板(20cm×20cm)2枚を、1枚のラワン
合板の片面に各例エマルジョンを150g/m2 の割合
で塗布し、10kg/cm2 の荷重で室温で60分間圧
締する方法にて練合わせ、合板練合せ板を作成した。こ
の合板から縦25mm×横80mmの試験片を切り出
し、その横長の1/3及び2/3の長さの2箇所に、各
々表又は裏側から縦長と同じ長さで、接着面までの深さ
の切り込みをのこぎりを用いて入れる。以上の方法で作
成した各試験片を60℃の温水中に、3時間浸せきした
後、室温の水中に浸せきし、各試験片が室温にさめた後
各試験片を水中より引き上げ、ぬれたままの状態の各試
験片に対して「普通合板の日本農林規格」の温冷水浸せ
き試験の欄に記載の接着力試験を行い、前記の2箇所の
切り込みに挟まれた箇所の2板の合板の接着面の接着力
を測定した。以上の実験1及び2の結果を表1に示す。
表1中、粘度の数値単位はポイズであり、耐水性(木材
接着力)の数値単位はkg/cm2 である。
【0018】
【表1】
【0019】表1に示される様に比較例は保存2週間後
にはゲル化したが実施例1〜8にて作成した本発明の具
体例は全て保存4週間後においてもゲル化せず、安定性
に優れていた。さらに耐水性についても比較例と本発明
の具体例はほぼ同様か、比較例よりも優れた結果であっ
た。
にはゲル化したが実施例1〜8にて作成した本発明の具
体例は全て保存4週間後においてもゲル化せず、安定性
に優れていた。さらに耐水性についても比較例と本発明
の具体例はほぼ同様か、比較例よりも優れた結果であっ
た。
【0020】
【発明の効果】本発明のAA化PVAを保護コロイドと
する酢酸ビニル系エマルジョン組成物によると、該エマ
ルジョンの経時的安定性能が向上する。従って該エマル
ジョンの利用範囲を広げることができる。
する酢酸ビニル系エマルジョン組成物によると、該エマ
ルジョンの経時的安定性能が向上する。従って該エマル
ジョンの利用範囲を広げることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 29/04 LGT 6904−4J C09D 131/04 PFT 6904−4J C09J 131/04 JCY 6904−4J (72)発明者 江崎 博己 名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦理化 工業株式会社内 (72)発明者 荻 祐司 名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦理化 工業株式会社内 (72)発明者 森 幸和 名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦理化 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 アセトアセチル化ポリビニルアルコール
を保護コロイドとする酢酸ビニル系エマルジョンに、
次式(1)に示す化合物、次式(2)に示す化合物及び
塩酸ヒドロキシルアミンからなる群より選ばれる1種以
上の化合物を添加してなる酢酸ビニル系エマルジョン組
成物。 【化1】 【化2】 (式中R1 、R2 、R3 、R4 は、水素原子又は炭素数
1〜3のアルキル基を示し、R5 、R6 は、水素原子又
は炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数2〜4のアシル
基を示し、R7 は、炭素数1〜3のアルキル基を示し、
Xは、酸素原子又は硫黄原子を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10251391A JPH06279644A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 酢酸ビニル系エマルジョン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10251391A JPH06279644A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 酢酸ビニル系エマルジョン組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06279644A true JPH06279644A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14329456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10251391A Pending JPH06279644A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 酢酸ビニル系エマルジョン組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06279644A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002239081A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-08-27 | Sayama Precision Ind Co | 遊技設備 |
US6552115B1 (en) | 2000-07-07 | 2003-04-22 | Air Products Polymers, L.P. | Vinyl acetate based polymer latex composition, especially for adhesives |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP10251391A patent/JPH06279644A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6552115B1 (en) | 2000-07-07 | 2003-04-22 | Air Products Polymers, L.P. | Vinyl acetate based polymer latex composition, especially for adhesives |
JP2002239081A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-08-27 | Sayama Precision Ind Co | 遊技設備 |
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