JPH06279072A - 防火ガラスの封着方法 - Google Patents
防火ガラスの封着方法Info
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- JPH06279072A JPH06279072A JP5066975A JP6697593A JPH06279072A JP H06279072 A JPH06279072 A JP H06279072A JP 5066975 A JP5066975 A JP 5066975A JP 6697593 A JP6697593 A JP 6697593A JP H06279072 A JPH06279072 A JP H06279072A
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- sealing
- rubber
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- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
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- B32B17/10165—Functional features of the laminated safety glass or glazing
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- B32B17/10706—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer being photo-polymerized
Landscapes
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Special Wing (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】作業性を向上させるとともに、注入口のシール
性ならびに強度を向上させた防火ガラスを提供すること
を目的とする。 【構成】2枚のガラス基板を、コーナージョイントが挿
通されたスペーサを介して対向させ、該ガラス基板間に
含水ゲルが充填された防火ガラスの封着方法において、
前記スペーサあるいはコーナージョイントまたはこの両
者に孔を穿孔し、該孔に高吸水性高分子入りゴム状封止
材を挿入した状態で周辺部をシーリング材で封着、硬化
させた後、該高吸水性高分子入りゴム状封止材を抜きと
り、該部から充填後重合、硬化された含水ゲルとなる溶
液を充填し、充填後高吸水性高分子入りゴム状封止材を
前記孔を閉塞するするようにしたことを特徴とする。
性ならびに強度を向上させた防火ガラスを提供すること
を目的とする。 【構成】2枚のガラス基板を、コーナージョイントが挿
通されたスペーサを介して対向させ、該ガラス基板間に
含水ゲルが充填された防火ガラスの封着方法において、
前記スペーサあるいはコーナージョイントまたはこの両
者に孔を穿孔し、該孔に高吸水性高分子入りゴム状封止
材を挿入した状態で周辺部をシーリング材で封着、硬化
させた後、該高吸水性高分子入りゴム状封止材を抜きと
り、該部から充填後重合、硬化された含水ゲルとなる溶
液を充填し、充填後高吸水性高分子入りゴム状封止材を
前記孔を閉塞するするようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明基板の間に含水ゲ
ルを充填した防火ガラスの封着方法に関するものであ
る。
ルを充填した防火ガラスの封着方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、防火ガラスとして網入
りガラスが用いられてきたが、網があるために透過性に
劣り、断熱性が低く、耐火性能も必ずしも充分でないな
どの欠点があり、これらの欠点を解消するものとして含
水ゲル、水ガラスなどの発泡性耐火物質を2枚の板ガラ
ス間に充填した防火ガラスが提案され、一部実施もされ
ている。
りガラスが用いられてきたが、網があるために透過性に
劣り、断熱性が低く、耐火性能も必ずしも充分でないな
どの欠点があり、これらの欠点を解消するものとして含
水ゲル、水ガラスなどの発泡性耐火物質を2枚の板ガラ
ス間に充填した防火ガラスが提案され、一部実施もされ
ている。
【0003】このような含水ゲル入り防火ガラスは周辺
部をシーリング材により封着する必要があるが、適当な
方法が開示されてなく、一般的にはスペーサに孔を開
け、シーリング材により封着した後、シーリング材を切
り欠いて含水高分子を充填し、充填後含水ゲルを硬化さ
せ、最後にスペーサの孔をネジなどで閉塞し、シーリン
グ材の切り欠いた部分をシーリング材で閉塞する方法が
採られている。
部をシーリング材により封着する必要があるが、適当な
方法が開示されてなく、一般的にはスペーサに孔を開
け、シーリング材により封着した後、シーリング材を切
り欠いて含水高分子を充填し、充填後含水ゲルを硬化さ
せ、最後にスペーサの孔をネジなどで閉塞し、シーリン
グ材の切り欠いた部分をシーリング材で閉塞する方法が
採られている。
【0004】しかしながら、このような方法では、シー
リング部分を切り欠く工程が必要となり、手間がかか
り、しかもその後切り欠いた部分を閉塞するが、この部
分のシール性が充分でなく、溶液充填後紫外線を照射し
て重合、硬化させるときにゲルが収縮し、注入口のシー
リング材が耐えられず、そのために外気が引き込まれ
て、該部付近で気泡が発生する恐れがあった。
リング部分を切り欠く工程が必要となり、手間がかか
り、しかもその後切り欠いた部分を閉塞するが、この部
分のシール性が充分でなく、溶液充填後紫外線を照射し
て重合、硬化させるときにゲルが収縮し、注入口のシー
リング材が耐えられず、そのために外気が引き込まれ
て、該部付近で気泡が発生する恐れがあった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、作業性を向上させるとともに、注入口のシール性
ならびに強度を向上させた防火ガラスを提供することを
目的とする。
ので、作業性を向上させるとともに、注入口のシール性
ならびに強度を向上させた防火ガラスを提供することを
目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、2枚のガラ
ス基板を、コーナージョイントが挿通されたスペーサを
介して対向させ、該ガラス基板間に含水ゲルが充填され
た防火ガラスの封着方法において、前記スペーサあるい
はコーナージョイントまたはこの両者に孔を穿孔し、該
孔に高吸水性高分子入りゴム状封止材を挿入した状態で
周辺部をシーリング材で封着、硬化させた後、該高吸水
性高分子入りゴム状封止材を抜きとり、該部から充填後
重合、硬化された含水ゲルとなる溶液を充填し、充填後
高吸水性高分子入りゴム状封止材を前記孔を閉塞するす
るようにしたことを特徴とする。
ス基板を、コーナージョイントが挿通されたスペーサを
介して対向させ、該ガラス基板間に含水ゲルが充填され
た防火ガラスの封着方法において、前記スペーサあるい
はコーナージョイントまたはこの両者に孔を穿孔し、該
孔に高吸水性高分子入りゴム状封止材を挿入した状態で
周辺部をシーリング材で封着、硬化させた後、該高吸水
性高分子入りゴム状封止材を抜きとり、該部から充填後
重合、硬化された含水ゲルとなる溶液を充填し、充填後
高吸水性高分子入りゴム状封止材を前記孔を閉塞するす
るようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】スペーサあるいはコーナージョイント、スペー
サ及びコーナージョイントに孔を穿孔し、該孔に詮をし
た状態でた状態で周辺部をシリコーン系あるいはチオコ
ールなどのシーリング材で封着、硬化させた後、該封止
材を外し該部から充填後重合、硬化されて含水ゲルとな
る溶液を充填するので、注入口を従来のように切り欠く
必要がなく、また、充填後前記詮を抜いて、孔に高吸水
性の高分子入りゴム状封止材を装着するとにより、弾力
性のある封止材が含水ゲルに触れ、水分を吸収して孔部
分の気密性を完全にすることができ、気泡の発生を防止
することができる。
サ及びコーナージョイントに孔を穿孔し、該孔に詮をし
た状態でた状態で周辺部をシリコーン系あるいはチオコ
ールなどのシーリング材で封着、硬化させた後、該封止
材を外し該部から充填後重合、硬化されて含水ゲルとな
る溶液を充填するので、注入口を従来のように切り欠く
必要がなく、また、充填後前記詮を抜いて、孔に高吸水
性の高分子入りゴム状封止材を装着するとにより、弾力
性のある封止材が含水ゲルに触れ、水分を吸収して孔部
分の気密性を完全にすることができ、気泡の発生を防止
することができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に
説明する。図1、図2はそれぞれ本発明の実施例1にお
ける溶液充填前の積層体を示す要部正面図、図2は充填
時の斜視図、図3は充填後の防火ガラスを示す要部縦断
側面図、図4は実施例2における溶液充填後の積層体の
要部正面図である。
説明する。図1、図2はそれぞれ本発明の実施例1にお
ける溶液充填前の積層体を示す要部正面図、図2は充填
時の斜視図、図3は充填後の防火ガラスを示す要部縦断
側面図、図4は実施例2における溶液充填後の積層体の
要部正面図である。
【0009】実施例1 スペーサおよびコーナージョイントに孔を穿孔し、注入
口をコーナーの近傍に形成した場合について例示する。
口をコーナーの近傍に形成した場合について例示する。
【0010】先ず、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、
ブタジエンゴム、合成トランス−1.4−ポリイソプレ
ンゴムなどの天然ゴムや合成ゴム100重量部に対し
て、吸水性物質としてアクリル酸、メタクリル酸、アク
リル酸アミド、メタクリル酸アミド、マレイン酸イミ
ド、イタコン酸などの水溶性重合体を粉砕して例えば2
0メッシュ篩を通過する粒子としたものを10〜100
重量部を加えてロールミキサー、バンバリーミキサーあ
るいはニーダーなどの混合機により混練りすることによ
り高吸水高分子入りゴム状封止材を作製する。
ブタジエンゴム、合成トランス−1.4−ポリイソプレ
ンゴムなどの天然ゴムや合成ゴム100重量部に対し
て、吸水性物質としてアクリル酸、メタクリル酸、アク
リル酸アミド、メタクリル酸アミド、マレイン酸イミ
ド、イタコン酸などの水溶性重合体を粉砕して例えば2
0メッシュ篩を通過する粒子としたものを10〜100
重量部を加えてロールミキサー、バンバリーミキサーあ
るいはニーダーなどの混合機により混練りすることによ
り高吸水高分子入りゴム状封止材を作製する。
【0011】次いで図1に示すように、予め溶液注入口
として孔が刻設されたスペーサ1とコーナージョイント
2を用意し、スペーサ1にコーナージョイント2を挿
通、接続し、該孔に例えばゴム製の詮3’を装着する。
として孔が刻設されたスペーサ1とコーナージョイント
2を用意し、スペーサ1にコーナージョイント2を挿
通、接続し、該孔に例えばゴム製の詮3’を装着する。
【0012】次いで、厚さが6mmのソーダライムガラ
スなどのガラス基板4、4’を、コ−ナージョイント2
が挿通され、側部にブチルゴム(図示しない)を塗布し
たスペーサ1により間隔を例えば10mmに保持して、
仮付けした状態で、周辺部分をシリコーン系シーリング
材5により封着する。
スなどのガラス基板4、4’を、コ−ナージョイント2
が挿通され、側部にブチルゴム(図示しない)を塗布し
たスペーサ1により間隔を例えば10mmに保持して、
仮付けした状態で、周辺部分をシリコーン系シーリング
材5により封着する。
【0013】詮3’を孔から外した後、該孔を注入口と
して図2に示すように、該注入口に注入管6を挿通し
て、ガラス基板が形成する平面であって、溶液の注入口
が形成された辺Aが水平面Hとなす角度αを10°〜3
0°に、ガラス基板が形成する平面であって、注入口が
形成された辺Aの隣辺Bと水平面Hとのなす角度βを1
0°〜30°に、傾けた状態で、該注入口に注入管6を
挿通して、この管から水50〜60重量%、ポリアクリ
ル酸ナトリウムなどのアクリル系高吸水性モノマ−10
〜20重量%、シリカなどの無機物20〜30重量%を
混合した溶液7をいっぱいになる迄充填し、次いで角度
α、βともをさらに5°〜10°持ち上げ傾けていっぱ
いになる迄僅少な残量を充填する。その後注入管6を引
き抜き、場合によっては中央部分を押圧して余分な溶液
を排出し、素早く該注入口を図3に示すように、前期方
法で得られた高吸水性高分子入りゴム状封止材3により
閉塞し、さらにこの部分を同じシリコーン系のシーリン
グ材5により封着する。
して図2に示すように、該注入口に注入管6を挿通し
て、ガラス基板が形成する平面であって、溶液の注入口
が形成された辺Aが水平面Hとなす角度αを10°〜3
0°に、ガラス基板が形成する平面であって、注入口が
形成された辺Aの隣辺Bと水平面Hとのなす角度βを1
0°〜30°に、傾けた状態で、該注入口に注入管6を
挿通して、この管から水50〜60重量%、ポリアクリ
ル酸ナトリウムなどのアクリル系高吸水性モノマ−10
〜20重量%、シリカなどの無機物20〜30重量%を
混合した溶液7をいっぱいになる迄充填し、次いで角度
α、βともをさらに5°〜10°持ち上げ傾けていっぱ
いになる迄僅少な残量を充填する。その後注入管6を引
き抜き、場合によっては中央部分を押圧して余分な溶液
を排出し、素早く該注入口を図3に示すように、前期方
法で得られた高吸水性高分子入りゴム状封止材3により
閉塞し、さらにこの部分を同じシリコーン系のシーリン
グ材5により封着する。
【0014】次いで、この積層体に紫外線を照射するこ
とにより、前記溶液は重合、ゲル化され発泡性耐火物質
(含水ゲル)となり防火ガラスが完成する。このように
して得られた防火ガラスは残留空気がなく、しかもシー
ル性がとくに優れ、防火性能についても、通産省告示第
1125号に基づく試験を行った結果、甲種防火戸に充
分合格しうる性能を有することを確認した。
とにより、前記溶液は重合、ゲル化され発泡性耐火物質
(含水ゲル)となり防火ガラスが完成する。このように
して得られた防火ガラスは残留空気がなく、しかもシー
ル性がとくに優れ、防火性能についても、通産省告示第
1125号に基づく試験を行った結果、甲種防火戸に充
分合格しうる性能を有することを確認した。
【0015】実施例2 図4は溶液充填後の要部正面図であるが、この図にに基
づいてコーナージョイントと隣接するスペーサ1、1に
孔を穿孔し、注入口をコーナーに形成した場合について
例示する。
づいてコーナージョイントと隣接するスペーサ1、1に
孔を穿孔し、注入口をコーナーに形成した場合について
例示する。
【0016】予め溶液注入口として孔を刻設したコーナ
ージョイント2と隣接するスペーサ1、1にも孔が穿孔
されたものを用意し、スペーサ1にコーナージョイント
2を挿通、接続し、該孔に実施例1と同様の栓を装着す
る。
ージョイント2と隣接するスペーサ1、1にも孔が穿孔
されたものを用意し、スペーサ1にコーナージョイント
2を挿通、接続し、該孔に実施例1と同様の栓を装着す
る。
【0017】次いで、実施例1と同様の方法により、厚
さが6mmのソーダライムガラスなどのガラス基板4、
4’を、コーナージョイント2が挿通され、側部にブチ
ルゴム(図示しない)を塗布したスペーサ1により間隔
を例えば10mmに保持して、仮付けした状態で、周辺
部分をシリコーン系シーリング材5により封着する。
さが6mmのソーダライムガラスなどのガラス基板4、
4’を、コーナージョイント2が挿通され、側部にブチ
ルゴム(図示しない)を塗布したスペーサ1により間隔
を例えば10mmに保持して、仮付けした状態で、周辺
部分をシリコーン系シーリング材5により封着する。
【0018】栓を孔から外した後、注入口に注入管を挿
通して、この管からガラス基板を傾けた状態で水50〜
60重量%、ポリアクリル酸ナトリウムなどのアクリル
系高吸水性モノマー10〜20重量%、シリカなどの無
機物20〜30重量%を混合した溶液をいっぱいになる
迄充填し、その後注入管6を引き抜き、場合によっては
中央部分を押圧して余分な溶液を排出し、素早く該注入
口を、図4に示すような楔形状の高吸水性高分子入りゴ
ム状封止材3を同じシリコーン系のシーリング材により
基板の形状の分だけ封着する。
通して、この管からガラス基板を傾けた状態で水50〜
60重量%、ポリアクリル酸ナトリウムなどのアクリル
系高吸水性モノマー10〜20重量%、シリカなどの無
機物20〜30重量%を混合した溶液をいっぱいになる
迄充填し、その後注入管6を引き抜き、場合によっては
中央部分を押圧して余分な溶液を排出し、素早く該注入
口を、図4に示すような楔形状の高吸水性高分子入りゴ
ム状封止材3を同じシリコーン系のシーリング材により
基板の形状の分だけ封着する。
【0019】次いで、この積層体に紫外線を照射するこ
とにより、前記溶液は重合、ゲル化され発泡性耐火物質
(含水ゲル)となり防火ガラスが完成する。以上、好適
な実施例により説明したが、本発明はこれらに限定され
るものではなく、種々の応用が可能である。
とにより、前記溶液は重合、ゲル化され発泡性耐火物質
(含水ゲル)となり防火ガラスが完成する。以上、好適
な実施例により説明したが、本発明はこれらに限定され
るものではなく、種々の応用が可能である。
【0020】孔の位置、すなわち溶液注入口の位置につ
いて、どちらかのガラス基板に近接させて形成させて、
注入時に傾けて溶液を充填すると、400mm×600
mmなどのように大型の場合などに、積層体を垂直にし
て充填すると充填時に中央部が大きく膨らみ、シーリン
グ部分がガラス基板から剥離して、液漏れが発生し、場
合によってはガラス基板が破損する恐れがあるが、この
ような欠点が解消されるので好ましいが、比較的小型の
サイズの場合には2枚の基板の間のほぼ中央部に設けて
もよい。また、平面的には実施例に示すようにコーナー
に近い部分、あるいはコーナー(この場合に、一般的に
スペーサ同士が接する状態でコーナージョイントにより
接続されるのでコーナージョイントとともに、隣接する
スペーサにも孔を穿孔するが、コーナージョイントの形
状等によっては隣合うースペーサをやや離して接続する
場合もあり、この場合にはコーナージョイントのみに孔
を穿孔すればよい。)に設けると、残留空気を少なくで
きるので好ましいが、辺Aの中央部分に形成してもよい
(この場合にはスペーサのみに孔を穿孔する)。また、
短辺A以外にも、長辺Bのコーナーあるいはコーナー近
傍に形成してもよい。
いて、どちらかのガラス基板に近接させて形成させて、
注入時に傾けて溶液を充填すると、400mm×600
mmなどのように大型の場合などに、積層体を垂直にし
て充填すると充填時に中央部が大きく膨らみ、シーリン
グ部分がガラス基板から剥離して、液漏れが発生し、場
合によってはガラス基板が破損する恐れがあるが、この
ような欠点が解消されるので好ましいが、比較的小型の
サイズの場合には2枚の基板の間のほぼ中央部に設けて
もよい。また、平面的には実施例に示すようにコーナー
に近い部分、あるいはコーナー(この場合に、一般的に
スペーサ同士が接する状態でコーナージョイントにより
接続されるのでコーナージョイントとともに、隣接する
スペーサにも孔を穿孔するが、コーナージョイントの形
状等によっては隣合うースペーサをやや離して接続する
場合もあり、この場合にはコーナージョイントのみに孔
を穿孔すればよい。)に設けると、残留空気を少なくで
きるので好ましいが、辺Aの中央部分に形成してもよい
(この場合にはスペーサのみに孔を穿孔する)。また、
短辺A以外にも、長辺Bのコーナーあるいはコーナー近
傍に形成してもよい。
【0021】高吸水性高分子入り封止材について、材質
については実施例で記載したように各種の組合せが可能
であり、適宜選択すればよく、形状についても、実施例
1に示した円錐形状、実施例2に示した楔形状(円錐台
形状)のものなど各種の形状のものを採用することがで
きる。
については実施例で記載したように各種の組合せが可能
であり、適宜選択すればよく、形状についても、実施例
1に示した円錐形状、実施例2に示した楔形状(円錐台
形状)のものなど各種の形状のものを採用することがで
きる。
【0022】また、紫外線により重合、硬化される含水
ゲルについて、実施例の高吸水性ポリマーをアクリル酸
ナトリウムビニールアルコール共重合体、ポリアクリロ
ニトリル系重合体ケン化物などのアクリル系の合成高分
子類、ポリビニールアルコール架橋重合体などのポリビ
ニールアルコール系の合成高分子類等に変えたものな
ど、各種の発泡性の耐火ゲルを採用することができる。
ゲルについて、実施例の高吸水性ポリマーをアクリル酸
ナトリウムビニールアルコール共重合体、ポリアクリロ
ニトリル系重合体ケン化物などのアクリル系の合成高分
子類、ポリビニールアルコール架橋重合体などのポリビ
ニールアルコール系の合成高分子類等に変えたものな
ど、各種の発泡性の耐火ゲルを採用することができる。
【0023】ガラス基板については、ソーダライムガラ
ス以外にも結晶化ガラス、低膨張ガラスなどを採用する
ことができ、この場合には防火性能はさらに向上する。
ス以外にも結晶化ガラス、低膨張ガラスなどを採用する
ことができ、この場合には防火性能はさらに向上する。
【0024】
【発明の効果】本発明の防火ガラスは溶液充填時と封着
時に巧みに孔を利用することにより、注入口を従来のよ
うに切り欠く必要がなく作業性がよく、紫外線照射によ
る硬化時のゲル収縮に充分耐えうる強度をもち、しかも
シール性も良好で外気の混入を完全に防ぐことができる
ものである。
時に巧みに孔を利用することにより、注入口を従来のよ
うに切り欠く必要がなく作業性がよく、紫外線照射によ
る硬化時のゲル収縮に充分耐えうる強度をもち、しかも
シール性も良好で外気の混入を完全に防ぐことができる
ものである。
【図1】本発明の実施例1における溶液充填前の積層体
を示す要部正面図である。
を示す要部正面図である。
【図2】本発明の実施例1における溶液充填時の斜視図
である。
である。
【図3】本発明の実施例1における溶液充填後の防火ガ
ラスを示す要部縦断側面図である。
ラスを示す要部縦断側面図である。
【図4】実施例2における溶液充填後の積層体の要部正
面図である。
面図である。
【符号の説明】 1 スペーサ 2 コーナージョイント 3 高吸水性高分子入りゴム状封止材 3’ 栓 4、4’ ガラス基板 5 シーリング材 7 溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:00 4F
Claims (1)
- 【請求項1】2枚のガラス基板を、コーナージョイント
が挿通されたスペーサを介して対向させ、該ガラス基板
間に含水ゲルが充填された防火ガラスの封着方法におい
て、前記スペーサあるいはコーナージョイントまたはこ
の両者に孔を穿孔し、該孔に高吸水性高分子入りゴム状
封止材を挿入した状態で周辺部をシーリング材で封着、
硬化させた後、該高吸水性高分子入りゴム状封止材を抜
きとり、該部から充填後重合、硬化されて含水ゲルとな
る溶液を充填し、充填後高吸水性高分子入りゴム状封止
材を前記孔を閉塞するするようにしたことを特徴とする
防火ガラスの封着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066975A JPH06279072A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 防火ガラスの封着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066975A JPH06279072A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 防火ガラスの封着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06279072A true JPH06279072A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13331539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5066975A Pending JPH06279072A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 防火ガラスの封着方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH06279072A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008113517A1 (de) * | 2007-03-19 | 2008-09-25 | Heiko Trautz | Glasscheiben-anordnung und verfahren zu deren herstellung |
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1993
- 1993-03-25 JP JP5066975A patent/JPH06279072A/ja active Pending
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WO2008113517A1 (de) * | 2007-03-19 | 2008-09-25 | Heiko Trautz | Glasscheiben-anordnung und verfahren zu deren herstellung |
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