JPH06279059A - 素子を形成する方法及び光学的素子 - Google Patents

素子を形成する方法及び光学的素子

Info

Publication number
JPH06279059A
JPH06279059A JP5179151A JP17915193A JPH06279059A JP H06279059 A JPH06279059 A JP H06279059A JP 5179151 A JP5179151 A JP 5179151A JP 17915193 A JP17915193 A JP 17915193A JP H06279059 A JPH06279059 A JP H06279059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
gas
etching
light
vacuum processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5179151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3626217B2 (ja
Inventor
Helmut Rudigier
ルディギア ヘルムート
Johannes Edlinger
エトリンガー ヨハネス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OC Oerlikon Balzers AG
Original Assignee
Balzers AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from CH229292A external-priority patent/CH686461A5/de
Application filed by Balzers AG filed Critical Balzers AG
Publication of JPH06279059A publication Critical patent/JPH06279059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3626217B2 publication Critical patent/JP3626217B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0005Production of optical devices or components in so far as characterised by the lithographic processes or materials used therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/311Etching the insulating layers by chemical or physical means
    • H01L21/31105Etching inorganic layers
    • H01L21/31111Etching inorganic layers by chemical means
    • H01L21/31116Etching inorganic layers by chemical means by dry-etching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/311Etching the insulating layers by chemical or physical means
    • H01L21/31144Etching the insulating layers by chemical or physical means using masks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォトレジスト及び/又はクロム等のマスキ
ング材料に対して大きいエッチング速度と大きい選択性
が得られ、それによって誘電層の除去すべき厚みが大き
い場合でも薄いレジスト層を使用しうる素子を提供す
る。 【構成】 支持基体と、厚みが段階的に異なる2以上の
領域を有する1以上の誘電層とから形成される光学素子
において、層が類MeOx の材料からなり、Meが少な
くとも質量44の金属であって、xは、層材料が波長λ
=308nmの光に関する吸収係数kλ、即ち、k308
≦0.01であるように選択され、厚みの段階が反応性
のイオンエッチング方法によって形成されてなる光学素
子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は a)請求項1の前提部分に記載の素子、特に光学的素子
を形成する方法に関するものである。
【0002】本発明はさらに、 b)請求項20の前提部分に記載の光学的素子、 c)請求項27の前提部分に記載の光学的複写システ
ム、 d)請求項29の前提部分に記載のこの種の素子を形成
する真空処理装置、 e)請求項40の前提部分に記載の層除去ないし層コー
ティングを行う方法、 f)請求項41の前提部分に記載のそのための装置、 g)請求項42の前提部分に記載の反応エッチングにお
いて表面に達したことを検出する方法、 h)請求項45の前提部分に記載の光学的素子、 i)請求項44の前提部分に記載のエッチングプロセス
制御方法、および k)請求項49に記載のエッチングストップ層としてY
2 3 層の使用、に関するものである。
【0003】
【従来の技術】次の文献を参照することができる: EP、A、0463319(IBM)、 EP、A、0265658(IBM)、 WO、A、9101514(RAYCHEM)、 EP、A、0026337(IBM)、 EP、A、0049799(大日本印刷)、 THIN SOLID FILMS.Bd.203、N
r.2、1991年8月30日、スイス ローザンヌ、
第227から250頁、 LEHAN ET AL "Optical and microstructur
al properties of hafnium dioxide thin films" 第V
I表。
【0004】上述のa)に示す方法と、それに伴って
d)に示す本発明による真空処理装置は、支持体基体と
少なくとも1箇所に所定厚さに塗布される少なくとも1
つの誘電層とからなる素子の広いパレットを形成するの
には適しているが、本発明の複合体は大体において半導
体製造テクノロジーの要請に基づいている。
【0005】すなわち誘電層の形成は、金属層の形成と
同様に半導体テクノロジーにおいて重要なプロセスステ
ップである。その場合にこの種の誘電層を除去するため
に、種々の方法が使用される。
【0006】「リフト・オフ・テクニック」として知ら
れる第1の方法は、基体上にフォトレジストを塗布し
て、所望のパターンを用いて露光し、現像して洗浄する
ものである。それぞれポジティブレジストであるかネガ
ティブレジストであるかに従って、レジストの未露光箇
所又は露光箇所が残る。このように処理された基体上に
層システムが取り付けられ、次の層の下にあるレジスト
が溶剤によって溶融される。それによって基体の、レジ
ストが残っている領域の層システムが除去される。その
場合に重要なことは、溶剤の進入を不可能にしないため
に、層システムがレジストの特に領域端縁を外部に対し
て密封しないようにすることである。
【0007】他の方法は、基体上にまず基板システムを
設けることである。その後フォトレジストが取り付けら
れ、所望のパターンを用いて露光され、現像される。そ
れによって層システムの、部分的に又はその下の基体ま
で除去しようとする箇所が露出される。後者は典型的な
エネルギ値1000eVと典型的なイオン流密度約1m
A/cm2 において貴ガスイオンの衝撃によって行われ
る。それによって層材料と、同様にレジストがエッチン
グで除かれる。レジストのエッチング率は一般に層シス
テムのそれよりも高いので、一般に厚いレジストを塗布
しなければならない。このことは、レジストで覆われて
いない箇所を所望の深さまで除去する前に、レジストが
エッチングで除かれるのを防止するためである。
【0008】この方法はまた「イオン・ミリング」とも
称され、例えば金属酸化物など同一タイプの層材料に関
するエッチング率が余り違わないという意味においては
選択的ではない。従ってこのイオン・ミリング方法の利
点は、材料固有の方法ではないことである。
【0009】第3の方法は反応エッチング(RE、re
active etching)である。例えばフォト
レジストからなるマスクを有する層システムに基づい
て、それぞれ除去すべき層材料に従って、そこから反応
粒子が発生されるように、選択的にガスを活性化し、反
応粒子はマスクにより所定箇所で露出された層材料を揮
発性の反応生成物に変換し、結果としてその反応生成物
がポンピングされる。それによって層システムが除去さ
れ、又は搬出される。活性化されるガス(以下において
は反応ガスと称する)を適当に選択することによって、
所定材料だけ選択的にエッチングすることが可能にな
り、それによって大きな選択性が得られる。マスク材
料、例えばフォトレジストに比べて選択性が大きいこと
によって、これは非常に薄く塗布することができる。反
応性エッチングの場合に得られるエッチング率は、イオ
ン・ミリングにおいて得られるエッチング率より10倍
大きく、それによって最後に挙げた方法は一般にイオン
・ミリング方法より経済的に好ましい。
【0010】反応ガスの活性化は、それがレーザビーム
衝撃により除去すべき表面上に直接にであっても、レー
ザビーム作用、マイクロ波エネルギの作用又はイオンな
いし電子ビームによって空間的に分配されてであって
も、種々の方法で行うことができる。さらに、反応ガス
の活性化をグロー放電で行うことができ、それによって
反応性ガスイオンが形成される。
【0011】ローカルなレーザ作用による反応エッチン
グは場合によっては層システムの大きな熱的負荷をもた
らすことがあるが、除去すべき層表面にわたって反応性
のガス種類の均一な分配が得られる、特にグロー放電を
用いる方法は、イオン・ミリング方法に比較して、エッ
チングされた表面領域のエッジプロフィールがより良好
に管理され、実際に理想的な垂直な構造段階ステップが
得られる、という大きな利点を有する。
【0012】US−PS4684436からは、局地的
に異なる層システムを有するマスクを用いてレーザビー
ムの強度が変調されることによって、レーザ切除プロセ
スを用いてマスクを工作物の表面上に設けることが知ら
れている。このマスクは誘電層システムを有し、その領
域が異なるエネルギ透過値を得るために上述のイオン・
ミリング方法によって深く、又は浅くエッチングで除か
れ、ないしは設けられている層の多数が選択的にエッチ
ング除去される。本発明方法によっても実現できること
が知られてきているような、この種のマスクの層積層構
造に関して、この文献の開示内容は参照することによっ
て本明細書に取り入れられている。
【0013】US−PS4923772からはさらに、
レーザ切除プロセスに、例えば248nmの光波長で作
用し、切除プロセスには>100mJ/cm2 のエネルギ
密度を必要とする、エキシマーレーザを使用するため
に、マスク層システムとして大きなビームエネルギ流に
関して耐性を有する(レーザダメージしきい値)高反射
性の誘電層を使用することが知られている。このマスク
は多層スタンプによって、高屈折材料と低屈折材料を交
互に用いて形成される。高屈折材料として、ハフニウム
酸化物、スカンジウム酸化物、アルミニウム酸化物又は
タリウムフッ化物を使用することが提案される。その場
合にマスク層堆積の表面除去は、イオン・ミリング方法
によって、グロー放電エッチングによって、又は反応性
のイオンエッチングによって実施することができ、しか
しその場合に誘電層においてグロー放電(プラズマ)又
は反応性のイオンエッチングは、高屈折材料が反応性で
なくなりやすいという事実によって、比較的低速であ
り、かつ困難である。従ってこの文献によれば、提案さ
れている高屈折層はイオン・ミリングによって、又はリ
フトオフテクニックによって形成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、例え
ばフォトレジストおよび/またはクロムなどのマスキン
グ材料に比較して大きいエッチング率と大きい選択性が
得られ、それによって誘電層の除去すべき厚みが大きい
場合でも、代表的には500nmの薄いレジスト層を使
用することのできることによって安価な、冒頭で挙げた
種類の方法を提供することである。その場合にさらに、
マスキング材料、特にフォトレジストおよび/またはク
ロムの熱負荷を低く抑えなければならない。さらに、ほ
ぼ垂直の段階壁を得ることができるようにするために、
良好な段階プロフィール管理が可能でなければならな
い。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1の
文言に記載の方法によって達成される。
【0016】US−A4923772に記載の実施例に
対して、本発明により利用される誘電層は、反応性エッ
チングに非常に適しており、さらにUV領域においても
高屈折の材料であることが明らかにされた。本発明によ
るこの種の誘電層が反応性エッチング可能であることに
よって、この材料に大きな選択性とエッチング率を有す
るプロフィーリング方法を実施することができ、それに
よって反応性エッチングの上述の利点、特に反応性イオ
ンエッチングの際に、段階角度形成を高度に支配するこ
とが可能になる。
【0017】US−PS4440841からは、Ta2
3 を反応的にエッチングすること(すなわちTaO
1.5 )が知られているが、その場合にMeとしてのタン
タルの選択にも拘らず、xの選択は波長領域λ≦308
nmでUV光を使用できるために必要な小さい吸収、す
なわちk308 ≦0.01又はまた、請求項2に示すよう
に、k308 ≦0.003に相当する小さい吸収を得るこ
とはできない。ここで強調したいのは、本発明によりエ
ッチングされるMeO層のUV領域における特性は詳細
に説明されているが、このことは、UV領域だけで使用
可能であることを示すのではなく、例えばその化学的抵
抗によって、上述の、請求の範囲に記載された層ないし
積層が他のスペクトル領域、特に可視領域で使用される
ことである。
【0018】同様にB.J.Curtis他の「Fabric
ation of mosaic color filters bydry-etching dielec
tric stacks」J.Vac.Sci.Technol.
A4(1)、(1986)第70頁においてSiO2
TiO2 誘電層システムの反応性エッチングプロセスが
記載されている。本発明によれば、誘電体におけるTi
の質量は金属のそれよりも小さく、さらにTiO2 は上
述のスペクトル領域におけるUV使用には、ないしはλ
≦350nmの場合にすでに使用することができない。
【0019】請求項3の文言によれば、本発明方法の好
ましい変形例においては、Ta2 5 からなる層、又は
請求項4の文言によれば、HfO2 が形成される。さら
に、例えばUS−PS4684436に示された種類の
マスクを形成するためなど、多数の使用目的のために、
請求項5の文言によれば、波長λ≦351nm、特に波
長λ≦308nmにおけるUV領域で高屈折の材料から
なる少なくとも2つの誘電層からなり、このスペクトル
領域において低屈折の材料の層、例えばSiO 2 層を有
する層システムが形成される。
【0020】さらに請求項6の文言に示すように、好ま
しくは活性化すべきガスとして、好ましくは少なくとも
CHClF2 を有する塩素ガス成分が使用され、その場
合に請求項7の文言に示すように、所定の場合にはさら
にHeおよび/またはCHF 3 および/またはH2 が含
まれる。
【0021】請求項8の文言に示すように、高屈折の材
料は同項に記載のガスを組み合わせてもエッチングする
ことができる
【0022】さらに請求項9の文言に示すように、高屈
折の少なくとも1つの層、すなわちMeOx 層が、除去
される前に低屈折材料の、特にSiO2 の層で少なくと
も部分的に被覆される場合には、低屈折材料の層が他の
ガス、ほぼ塩素成分を含まないガスによって反応エッチ
ングされ、それによってMeOx 層がエッチングされな
いか、又は無視できる程度しかエッチングされないこと
によって、上述の高屈折の層を同時にエッチングストッ
プ層として使用できるきわめて好ましい可能性が得られ
る。
【0023】請求項12又は13の文言に記載の反応ガ
スの活性化は一般に電子などの荷電粒子および/または
例えばカウフマンソースからのイオンによって、および
/または光子ないしレーザ支援されて行われるが、好ま
しくは請求項14の文言に示すように、ガスの活性化は
真空室内でグロー放電によって行われる。
【0024】さらに好ましくはガス入り口は冷却され、
それによって形成された素子用の支持体面を冷却するの
に加えて、マスキング材料、例えばレジストが許容でき
ないように加熱されることはなく、それによって後で誘
電層の除去されない表面領域からマスク層を良好に外す
ことが可能になる。
【0025】少なくとも1つの誘電層を有する層システ
ムが基体まで除去された場合であろうと、又は多層シス
テムにおいて所定の残っている層システム厚みまで除去
が行われた場合であろうと、エッチングプロセスを正し
い時点で打ち切るために、公知のすべての方法を使用す
ることができ、特に例えばAl2 3 からなる、また本
発明により認識されたAl2 3 層よりずっと少なくエ
ッチングされるY2 3 層など、1つ又は多数のエッチ
ングストップ層を基体上、又は多層システムの層間に挿
入することができる。
【0026】これに関して請求項16、17、18の文
言によれば、アルカリ土類イオンによってドーピングさ
れた又はそれを有する材料の表面を使用することによっ
て、グロー放電を用いて反応イオンエッチングによりこ
の表面に達した時に、特徴のはっきりしたオレンジ色の
光が発生し、それをエッチングプロセスをオフにする判
断基準として最も簡単に利用できることが明らかにされ
ている。請求項18に示すように使用されるガラスはさ
らに層材料に比べて明らかに低いエッチング率を有し、
従って自動的にいわゆるエッチングストップ層として作
用する。それによってガラス基体が許容できない深さま
でエッチングされることが防止される。
【0027】さらにエッチングプロセスの進行を監視す
るために、公知の反射方法も使用することができ、それ
についてはUS−PS4923772のそれに関する実
施例を示唆し、これは本明細書の統合された構成部分で
あることを言明する。
【0028】請求項19の文言に示すように、本発明に
よればさらに、少なくとも1つの光線を素子の除去を受
けない側から基体を通して層へ向けて、反射される光線
の変化から残っている層圧を推定することが提案され
る。これによって、素子の処理側における均一なガス噴
射が、光線の進入と反射される光線の減結合のために損
なわれる必要はなく、さらに光進入および減結合開口部
が、素子自体によって保護されたままになることによっ
て、場合によっては光導体と共に、除去プロセスにさら
されないという大きな利点が得られる。
【0029】本発明による光学素子は、さらに請求項2
0の特徴部分の文言に示す特徴を有する。
【0030】素子の少なくとも1つの層がλ≦308n
mのUV領域において実際に光エネルギを吸収せず、そ
れによってこの素子はUVレーザと共に使用するのにき
わめて適している。さらに厚さの段階をそれぞれの層面
に対して理想的に垂直にすることができ、そのことは反
応性のイオンエッチング方法の使用によって実現するこ
とができる。
【0031】さらに、請求項27の文言に示す光学複写
システムが提案される。
【0032】その場合に請求項28の文言によれば、レ
ーザ源として100mJ/cm2 を越える、好ましくは2
00mJ/cm2 を越える、さらに好ましくは300mJ
/cm 2 を越える光線エネルギ密度を有するソースが使用
される。このことは使用される層材料MeOX によって
可能であって、その場合に本発明により使用される反応
イオンエッチングにより得られる正確な厚み段階によっ
て、光学複写システムはきわめて正確にレーザ光線のエ
ネルギを局地的に変調する。
【0033】上述の素子を形成する、ないしは上述の形
成方法の少なくともエッチングステップを実施する真空
処理装置は、請求項29の文言に示す特徴を有する。
【0034】この装置の好ましい実施例が請求項30か
ら39に説明されている。
【0035】少なくとも所定のスペクトル領域において
透過する素子において層の除去又は塗布を行う方法は、
請求項40の文言に記載の特徴を有し、それに対応する
装置は請求項41の文言に示す特徴を有し、それによれ
ば上述の行為は、素子の塗布又は除去プロセスとは反対
の側で実施される反射測定によって行われる。
【0036】請求項42は反応イオンエッチングによっ
て基体に達したことを検出する方法を示しており、この
方法においてはアルカリ土類イオンでドーピングされた
表面がエッチングされた場合に変化するグロー放電光放
出が利用される。
【0037】その場合に特に、請求項43の文言によれ
ば、アルカリ土類イオンを有するガラスからなる基体が
この種の表面を形成し、従って上述の光放出検出によっ
て、いつエッチングプロセスが局地的に基体に達したか
を迅速に検出できることを利用することが提案されてい
る。
【0038】請求項44の特徴部分の文言に示すよう
に、さらに高屈折の層、特に上述のMeOX 層が1つの
ガス、特に塩素成分を有するガスによって反応エッチン
グされることが利用されている。それに対して低屈折の
層は他のガス、特に高屈折の層は著しく減少された程度
でしかエッチングされない、フッ素を含むガスによって
エッチングされる。それによって、前述の特徴部分に示
すように、低屈折の層を上述の1つのガスによってエッ
チングすることが可能になり、これは高屈折の層に達す
るまで、そしてさらに低屈折の層の所望の領域を完全に
均一に除去するまで行われる。というのは、使用される
この1つの、好ましくはほぼ塩素を含まないガスに関し
て、現在はっきり認められ始めたように、高屈折の層が
エッチングストップ層として作用するからである。しか
し驚くべきことに、高屈折の層は、これは強調しておく
が、所定のフッ素を含むガス、特にCHF3 によって、
きわめて満足できるエッチング率でエッチング可能であ
る。その後場合によっては、他のガス、好ましくは塩素
成分を有するガスを供給することによって、高屈折の層
をさらにエッチングすることができる。上述の選択性を
利用することにより、高屈折の層の下にある低屈折の層
を大面積で完全に除去することが可能になる。
【0039】請求項45の文言によれば、本発明による
他の光学素子には、アルカリ土類イオンでドーピングさ
れた層が設けられ、それによってそれ光学素子を形成す
る場合に、グロー放電光放出において、エッチングプロ
セスによりいつ上述の層に達したかを検出することが可
能になる。
【0040】請求項46の文言によれば、上述の層はア
ルカリ土類イオンを有する基体ガラスによって形成され
る。
【0041】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を詳細に説明す
る。
【0042】図1において基体1上に層システム3が示
されている。層システム3は少なくとも1つの高屈折の
誘電層3Hを有するが、しかし多くの使用目的の場合
に、少なくとも1つの低屈折の層3Lをも有する積層と
して形成される。最小の構成は基体1と1つの高屈折の
層3Hである。
【0043】本発明によれば、高屈折層3Hは誘電化合
物MeOX から形成され、その場合に、 −Meは少なくとも質量44の金属であって、 −xは、層材料の吸収係数が、λ=308nmの光にお
いて k308 ≦0.01 になり、好ましくはk308 ≦0.003になるように、
選択される。
【0044】それによって、層3HはUV光にも使用可
能であり、その場合に吸収係数が小さいことによって、
UV波長≦308nmの場合でも大きなパワーを透過す
ることができ、誘電材料の破壊しきい値に達しないこと
が保証される。
【0045】低屈折の層3Lとしては好ましくはSiO
2 層が使用される。
【0046】符号7で示すものは、最上層3H又は3L
上に載置された、公知の方法で形成されたエッチングマ
スクであって、例えばフォトレジスト層7aおよび/ま
たはCr、AlあるいはまたFe2 3 からなる金属層
7bを有する。マスク7は公知のように(フォトレジス
トの現像、金属層のエッチングなど)形成される。
【0047】さらに符号11で点線で示すものは、特に
2 3 からなるエッチングストップ層であり、後述す
るように露出された領域3aをエッチングする際に、基
板1がエッチングされることを防止するものである。こ
れは、図1に示す構造において層システム1を形成する
層材料がエッチングされる反応性の選択作用に基づく。
層11のようなエッチングストップ層は、層システム内
のエッチングプロセスを中止し、又は中断しようとする
すべての場所に使用することができる。
【0048】さらに好ましくは、高屈折の層材料3Hと
してTa2 5 又はHfO2 が使用される。この層材料
はUV光領域における上述の使用にきわめて適している
が、もちろんそれより長波長の光においても使用され
る。
【0049】誘電積層3を反応性エッチングによって基
体1上に達するまで除去しないようにする場合には、図
2に示すように、層システムの上方の部分3oと下方の
部分3uの間に、特にY2 3 からなる、エッチングス
トップ層11が挿入される。それに従って、誘電積層を
異なる水準に除去しようとする場合には、多数のエッチ
ングストップ層11が挿入され、そして公知のように、
第1のエッチングストップ層に達した後に、フォトレジ
ストおよびその現像からなるエッチングマスクをエッチ
ングストップ層に再塗布することによって、新しく塗布
されたマスク層によって自由にされた領域が形成され
(同様にエッチングによるものであれ、又は湿式技術を
用いて)、その後にその下にある誘電積層3がさらにエ
ッチングされ、場合によってはさらにエッチングストッ
プ層に達するまで行われる。
【0050】場合によっては、図1ないし2に記載され
た金属層7bを省き、マスキングはフォトレジスト層7
aによってだけ行うことができる。さらにまたレジスト
層7aの現像、例えばCrからなる金属層7bのエッチ
ング除去後に、残っているレジスト層を除去し、残って
いる金属層のみをエッチングマスクとして使用すること
もできる。
【0051】図3には、本発明による光学素子が例示さ
れており、この光学素子の誘電層システム3が2つの水
準に局地的に除去されており、その場合にフォトレジス
ト7 1 〜73 とエッチングストップ層111 および11
2 は最後に除去される。本発明による光学素子の最小構
造においては図1に示す支持体1と層3Hが設けられ、
他の層は任意かつ公知の方法でさらに形成することがで
きる。
【0052】本発明によってエッチングされた、特にT
2 3 からなる高屈折材料の吸収がわずかであること
によって、光学素子は高精度の構造端縁で形成すること
がき、それは例えば材料処理、特に半導体製造の際のレ
ーザ切除技術など、高エネルギのUVレーザ、エキシマ
ーレーザと共に使用するのに非常に適している。その場
合に100mJ/cm2 を越える、好ましくは200mJ
/cm2 を越え、又は300mJ/cm2 を越える出力密度
を使用することができる。
【0053】本発明による光学的複写システムが図4に
概略図示されており、同複写システムにはエキシマーレ
ーザ15設けられており、その光路内に本発明による光
学素子17がマスクとして使用されており、それによっ
て、レーザ切除により構造形成すべき工作物19がマス
クによってもたらされる局地的に異なるレーザエネルギ
透過により、図示のように構造形成される。
【0054】図5には層システムが、エッチングマスク
7とその下の低屈折の材料の層3Lおよび高屈折の材料
の他の層3Hと共に示されている。最後に挙げた層は詳
細に説明した材料MeOX から形成されている。低屈折
材料の層は好ましくはSiO 2 からなる。概略図示する
エッチングプロフィール(a)においてマスク7に基づ
く層3Lのエッチングが図示されている。この反応エッ
チングは反応ガスGを用いて行われ、この反応ガスは現
在明らかにされているように、好ましくは少なくともほ
とんど塩素を含まず、より好ましくはフッ素を含む。1
つの反応ガスによって層3Hはエッチングできず、又は
わずかしかエッチングできず、それによってこの層は層
3Lのエッチングプロセスのエッチングストップ層とし
て作用する。
【0055】反応エッチングプロセスの場合に、層3H
の表面に好ましくはフッ素を含む反応ガスが達するにも
かかわらず、層3Lがマスク7に従って層3Hの表面か
ら完全に除去されるまで、エッチングが続けられる。す
なわち層3Hも同様にエッチングしようと意図しない場
合、又はG(Cl)で示唆するように、好ましくは塩素
を含む他のガスが使用されることによって、反応ガスが
変化した場合には、処理プロセスを終了することができ
る。また、プロセスパラメータを変更することもでき
る。
【0056】図6には、本発明による方法の枠内で実施
するエッチングプロセスを遂行するために形成された、
本発明による真空処理装置が概略図示されている。すで
に説明したように、本発明による方法の枠内における構
造形成は、原則的には種々の反応エッチングプロセスに
よって遂行することができる。しかし好ましくはグロー
放電を用いた反応イオンエッチングが使用される。その
ために図6に示す装置の真空反応容器20内にはパイプ
システム22を介して水冷される工作物支持体電極24
が設けられている。工作物25を支持する工作物支持体
電極24は、符号26で図示するように、反応容器20
の壁に対して電気的に絶縁して取り付けられている。工
作物支持体電極24の下方中央にはターボ分子ポンプ2
8と接続された吸引スリーブ30が配置されており、そ
のポンピング断面は虹彩絞り32を用いて、かつそのた
めの調節ユニット34を介して調節することができる。
【0057】工作物支持体電極24と対向して、パイプ
システム36を介して好ましくは水冷される相手側電極
37が設けられている。その工作物26と対向する面に
は、ガス排出口40が均一に分配して設けられており、
ガス排出口はガス分配システム38並びにガス供給パイ
プ42と連通している。ガス供給パイプは流量制御機構
44を介して1つ又は複数のガス貯蔵容器46と接続さ
れている。操作部材44によってそれぞれの流量ないし
反応ガス組成が設定され、ないしは制御される。清潔に
するために、装置構成を垂直又は工作物支持体電極と共
に上方にあるように設計することができる。
【0058】すでに説明したように、図1から3に示す
層堆積の1つ又は複数の高屈折の層は好ましくは反応ガ
スとして塩素を含むガスでエッチングされる。それによ
って貯蔵容器46は、貯蔵容器46aで示すように、塩
素を含むガス、好ましくはCHClF2 、場合によって
はさらにHeないしCHF3 ないしH2 を有する。この
貯蔵容器46aはさらにガスCl2 、H2 、F2 又はC
4 からなる組合せを有することができ、この組合せガ
スは多数のガス貯蔵容器から混合され、処理室へ供給す
ることができる。図1から3に示す積層の、特にSiO
2 からなる、低屈折の層も反応ガスを用いてエッチング
することができ、その反応ガスは大体において塩素を含
まず、例えば、そして好ましくはフッ素を含む。
【0059】従って図6に示1第2のガス貯蔵容器46
bは好ましくは後者の、塩素を含まずにフッ素を含むガ
スを準備する。それによって、すでに説明し、かつ図5
に示すように、それぞえ低屈折材料の層は貯蔵容器46
bからのフッ素を含むガスによてエッチングされ、その
下にある高屈折の層までエッチングした後に、高屈折の
層は他の、好ましくは塩素を含むガスをプロセス室P内
に供給することによってエッチングされる。
【0060】図示の例においては、工作物支持体電極2
4は高周波発生器48によって減結合ネットワーク50
を介して、アースに対して給電され、その上に例えば反
応容器20が接続されている。工作物支持体電極24の
バイアス印加のために高周波発生器48には直流電圧源
52によって、また減結合ネットワーク54を介してさ
らに調節可能なDC値が供給される。
【0061】もちろん、交流信号が工作物支持体電極2
4と電極37間に接続され、反応容器20が電極電位と
は関係なく浮遊し又は基準電位に接続されることによっ
て、公知のように電気的を他の方法で行うことも可能で
ある。それとは関係なく工作物支持体電極をさらにDC
バイアスに接続することも可能である。
【0062】すでに説明したように、本発明により使用
される反応エッチングプロセスの場合に、図1から3に
示す基体1上に設けられた積層の除去がいつ所定の程度
に達するかが検出される。そのために、図6に概略的に
示すように、検出ユニット56が設けられており、この
検出ユニットは後述する方法のいずれかにおいて所定の
除去深さに達したことを検出し、評価ユニット58を介
して制御してエッチングプロセスに作用し、それは図示
のようにHf発生器48および/または1つ又は複数の
反応ガス用の流量制御部材44に作用する。
【0063】それによって特に、低屈折層を貯蔵容器4
6bからの1つのガスで、好ましくは塩素を含まず、好
ましくはフッ素を含むガスでエッチングした後に、反応
ガスを変えて、好ましくは少なくとも1つの塩素成分な
いしは上述の塩素を含むガスを供給することにより、か
つ図5を用いて説明したように、MeOX からなる高屈
折層をエッチングすることが可能になる。一般的に今日
の結果は、Cl2 /F含有物質および場合によっては他
のガス成分を適当に選択することによって上述の選択性
がある程度の確率で得られることを推定するきっかけを
与える。
【0064】図1から3を用いて説明したように、エッ
チングストップ層11が本発明による反応性イオンエッ
チングされる積層に設けられる場合には、検出ユニット
56が例えばその際に変化するプロセスビームを検出す
る。これに関連して、基体材料としてアルカリ土類イオ
ンを有するガラスを使用する場合には、エッチングプロ
セスが基体に達すると、それ独特のスペクトル成分を有
する光、すなわちオレンジの光が発生されるので、この
種の基体を使用する場合にはこの基体を同時に、エッチ
ングストップ層に達したことが容易に検出できる、エッ
チングストップ層として使用することができることが明
らかにされている。
【0065】一般に、層システムにさらにアルカリ土類
イオンドーピングされた表面を設けることができ、それ
によって上述の方法で、エッチングプロセスによってこ
の表面に達した時に特に変化するグロー放電光スペクト
ルを用いて、いつこの表面に達したかを検出することが
できる。上述のアルカリ土類イオンによる表面のドーピ
ングはもちろん、この種のドーピングが後で本発明によ
り形成された素子を使用するために容認されるか否かに
従って行われる。すなわち基体ガラスなどの基体であろ
うと、又は積層、特にSiO2 層のような低屈折の積層
であろうと、アルカリ土類ドーピングによって、製造さ
れた光学素子がもはや最適にUVに役立たなくなってし
まうことがある。しかしすでに説明したように、本発明
により処理されたMeOX 層を有する光学素子はUV使
用のみに適しているのではなく、可視光線領域でも好ま
しく使用することができるので、上述のドーピングは多
くの場合に心配はない。
【0066】ここで思いだしておきたいことは、上述
の、特にHFO2 などの、MeOX 材料は化学的にきわ
めて安定であり、例えばイオンプレーティングにより形
成され、きわめて低い拡散光成分を有するので、可視光
領域で使用する光学素子の場合でも、この層の使用が強
く頭に浮かんでくる。
【0067】例えばナトリウムイオンなど、アルカリ土
類イオンを有するガラスからなる基体を使用する場合に
は、さらに、この基体のエッチング率が本発明により使
用される誘電層MeOX ないしは、好ましくは使用され
るSiO2 などからなる低屈折層のエッチング率よりも
ずっとわずかであることが明らかにされているので、さ
らにこの種の基体材料を使用する場合には、基体表面は
特徴的なグロー放電光スペクトル成分を検出してエッチ
ングプロセスを中断するまえに、わずかしかエッチング
されないことが保証される。
【0068】残されている層ないし積層厚に関してエッ
チングプロセスを監視するために、他の公知の方法、例
えば電極37によってエッチングされる素子上に導か
れ、その反射が評価されるレーザ光線の公知の反射測定
などを使用することもできる。
【0069】さらにプロセス制御のために、ポンピング
されるガスのプラズマ放出分光学又は質量分光学などの
方法を使用することも可能である。
【0070】プロセスを案内する好ましい方法が概略的
に、かつ図6の図示に基づいて、図7(a)と7(b)
に示されている。この方法ないしはそれに従って形成さ
れた真空処理装置は、それ自体で、かつ誘電層の構造エ
ッチングの複合体から離して、発明性を有すると考えら
れる。その場合に、図6に関して、工作物支持体電極2
4を通して光源、好ましくはレーザ光源62の光線60
が導入され、光線60のスペクトル領域を透過する素子
64上に向けられ、その表面がエッチングプロセスにさ
らされ、又は一般に処理され、従って例えばコーティン
グされる。素子64から反射される光線66は、あるい
は多数の層を通して反射される光線66は、例えば光導
体を介して評価ユニット68へ供給される。素子64に
おける光線反射の変化が、どの層がエッチングプロセス
によって除去されたか、又は例えばプラズマ支援のCV
Dプロセスを用いてどのくらいの層厚が形成されたかを
評価する尺度となる。
【0071】図7(b)に示すように、この技術は、半
透過性のミラー素子70を用いて、光線が素子64に対
して垂直に向けられ、反射された光線66が半透過性の
ミラー70を介して評価ユニットへ供給され、評価ユニ
ットが本発明によるエッチングプロセスの枠内で図6に
示す反応ガス操作部材および/または高周波発生器48
に作用するように、実施することもできる。その場合に
強調しておかなければならないのは、それぞれのエッチ
ングプロセスに従って、エッチングされた層材料に当接
する所定のエッチング深さに達した場合に、そのことを
ユニット68で検出後に、すでに説明し、かつ今日ある
程度の確率で認められるように、塩素を含むガスからフ
ッ素を含むガスへ交換し、かつその逆、ないしは他のガ
ス間で交換することによって、単に反応ガス混合気を変
化させるために使用することができることである。
【0072】次に本発明による方法と本発明による素子
の例を示す。
【0073】その場合に、 L:低屈折材料の層、 H:高屈折材料の層、 光学的厚み=(屈折インデックス)×(物理的厚み
x)、 x:物理的厚み、である。
【0074】図5に示す工作物支持体電極24の直径は
25cm、工作物支持体電極と相手側電極37との距離
dはそれぞれエッチングパラメータの下に記載されてい
る。
【0075】(例1) Ta2 5 /SiO2 スタック(堆積)ミラー、30
8nmについて中心点決定:
【0076】
【0077】
【数1】
【0078】
【0079】構造:L1 1 2 2 (LH)4 3 全体厚、物理的:707nm
【0080】エッチングパラメータ: 反応ガス: CHClF2 、He ガス流: CHClF2 :50sccm He: 50sccm ガス圧: p=1.8×10-3mbar Rf出力: 300W 周波数: 13.56MHz 電極間隔: d=5cm 基体までのエッチング時間:τ=657秒 平均エッチング速度:1.08nm/秒 DCバイアス: 0V 註: Crマスクのエッチングを含む
【0081】(例2) HfO2 /SiO2 スタック(積層)ミラー、248
nmについて中心点決定:
【0082】
【0083】
【数2】
【0084】 ─────────────────────── 空気 構造:L1 1 (LH)7 全体厚み、物理的: 609nm
【0085】エッチングパラメータ: 反応ガス: CHClF2 ガス流: 50sccm ガス圧: p=7×10-3mbar Rf出力: 300W(13.56MHz) 電極間隔 d=5cm エッチング時間:τ=1098秒 エッチング速度: 0.555nm/秒 DCバイアス: 0V 1μmAZ1350フォトレジストマスクによる
【0086】(例3) 単独層 Ta2 5
【0087】エッチングパラメータ 反応ガス: CHClF2 ガス流: 50sccm ガス圧: p=1.2×10-2mbar Rf出力: 500W(13.56MHz) DCバイアス: 0V 電極間隔: d=5cm エッチング速度: 0.95nm/秒
【0088】(例4) 単独層 HfO2
【0089】エッチングパラメータ: 反応ガス: CHClF2 ガス流: 50sccm ガス圧: 1.1×10-2mbar Rf出力: 300W(13.56MHz) DCバイアス: 0V 電極間隔: d=5cm エッチング速度: 0.39nm/秒
【0090】(例5) 単独層 Y2 3 (エッチングストップ層として)
【0091】エッチングパラメータ: 反応ガス: CHClF2 、He ガス流: CHClF2 :50sccm He: 69sccm 圧力: 1.2×10マイナス2乗mbar Rf出力: 300W(13.56MHz) DCバイアス: −80V 電極間隔: d=5cm エッチング速度: 0.06nm/秒
【0092】(例6) 単独層、積層内の低屈折層として:Al2 3
【0093】エッチングパラメータ: 反応ガス: CHClF2 、He ガス流: CHClF2 :50sccm He: 69sccm 圧力: 1.2×10-2mbar Rf出力: 500W(13.56MHz) DCバイアス: −97V 電極間隔: d=5cm エッチング速度: 0.41nm/秒
【0094】強調しておかなければならないことは、グ
ロー放電を用いる好ましいイオンエッチングの代わりに
原則的には他の反応エッチング方法、例えば「chemical
ly assisted ion beam etching」も適していることであ
る。その場合にはカウフマン(Kaufman)のイオ
ン源からアルゴンイオンが構造エッチングすべき素子上
へ照射され、素子には同時に好ましくはCHClF2
注がれる。
【0095】さらに、すでに説明したように、図6に示
す同一の装置を用いて、特にSiO 2 からなるL層を、
他のガス、例えばSF6 、すなわち塩素成分を含まない
ガスを用いてエッチングすることもでき、その場合には
H層はエッチングストップ層として作用する。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、例えばフォトレジスト
及び/又はクロム等のマスキング材料に対して大きいエ
ッチング速度と大きい選択性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エッチングマスクと基体上のエッチングストッ
プ層とを有する、本発明により加工すべき層システムの
概略図である。
【図2】例えば層システムを異なる深さに段階状にエッ
チングするために、埋設されたエッチングストップ層を
有する、図1と同様の層システムを示す概略図である。
【図3】残っている、これから除去すべきエッチングマ
スク部分を有する、段階状にエッチングされた、本発明
による光学素子の概略図である。
【図4】本発明による光学的複写システムの概略図であ
る。
【図5】本発明により形成された層システムの概略を示
すものであって、MeOX 層の1つ自体がエッチングス
トップ層として使用されている。
【図6】本発明による真空処理装置の概略図である。
【図7】(a)は図6に示す装置において好ましくエッ
チングされた、本発明によるエッチング深さないし層厚
検出システムの概略を示し、(b)は図(a)に示すシ
ステムにおいて送出されて、工作物支持体内で反射され
た光線が同一の光案内通路を通して案内されることを示
す概略図である。
【符号の説明】
1…基体 3、3o、3u…層システム 3H…高屈折率の誘電層 3L…低屈折率の誘電層 7、71 、72 、73 …レジスト層 7a…フォトレジスト層 7b…金属層 11、111 、112 …エッチングストップ層 15…エキシマーレーザー 17…本発明による光学素子マスク 19…レーザ処理により構造成形すべき工作物 20…真空反応容器 22、36…水冷パイプシステム 24…工作物支持体電極 25…工作物 28…ターボ分子ポンプ 37…相手側電極 40…ガス排出口 46a、46b…ガス貯蔵容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C23F 4/00 C 8414−4K E 8414−4K 4/04 8414−4K

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの領域において少なくと
    も1つの第2の領域に対してその厚みに段階が設けられ
    ている少なくとも1つの誘電層を有する、層システム及
    び支持体基体とからなる、素子、特に光学素子を形成す
    る方法において、 MeOx 類の誘電層が土台上に設け
    られており、その場合に、 Meは、その質量が少なくとも44である金属であり、 xは、波長λ=308nmの光において、層材料の吸収
    係数kλが k308 ≦0.01 であるように選択され、 層は、厚みの段階を形成するために、活性化されたガス
    を用いて反応エッチングにより除去されることを特徴と
    する素子を形成する方法。
  2. 【請求項2】 k308 ≦0.003であることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 Me=Taでありx=2.5であって、 従って層がTa2 5 から形成されることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 Me=Hfであり、x=2であって、従
    って層がHfO2 から形成されることを特徴とする請求
    項1から3までの少なくとも1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 層の少なくとも1つ又は多数が積層の一
    部として基体上に設けられ、積層が1つ又は多数の厚み
    段階を形成するために段階的に除去されることを特徴と
    する請求項1から4までの少なくとも1項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 活性化すべきガスとして、CHClF2
    を有するガスが使用されることを特徴とする請求項1か
    ら5までの少なくとも1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 活性化すべきガスがさらに、Heおよび
    /またはCHF3 および/またはH2 を有することを特
    徴とする請求項1から6までの少なくとも1項に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 活性化すべきガスが、Cl2 と他のガス
    2 、F2 、CF4、SF6 の少なくとも1つとの組合
    せを有することを特徴とする請求項1から7までの少な
    くとも1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 層が、除去される前に低屈折の材料、特
    にSiO2 からなる層によって少なくとも部分的に被覆
    され、後者の層がガス、好ましくはほぼ塩素成分を含ま
    ないガスで、好ましくはMeOx 層をエッチングしない
    フッ素成分を有するガスによって、反応的にエッチング
    されることを特徴とする請求項1から8までの少なくと
    も1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 他の層が設けられ、この層がガス、好
    ましくはほぼCl2成分を持たないガスによって次のよ
    うに、すなわち少なくとも1つのMeOx 層がこのエッ
    チングプロセスのためにエッチングストップ層として作
    用するように、エッチングされることを特徴とする請求
    項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの活性化すべきガスが
    除去すべき表面領域にわたって均一に分配して、好まし
    くはそれに対してほぼ垂直に、かつそこにおいて反応ガ
    ス密度がほぼ均一であるように、噴射されることを特徴
    とする請求項1から10までのいずれか1項に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つのガスの活性化が、電
    子など帯電粒子によって、特にイオンを用いて行われる
    ことを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 エッチングプロセスが光子によって支
    援され、特にレーザ支援されることを特徴とする請求項
    1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つのガスの活性化が、好
    ましくは素子支持体電極と相手側電極間で維持されるグ
    ロー放電内で行われ、その場合に活性化すべきガスが好
    ましくはほぼ放電の方向において処理すべき素子に噴射
    されることを特徴とする請求項1から13までのいずれ
    か1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの活性化すべきガスの
    ガス入口が冷却され、好ましくは水冷されることを特徴
    とする請求項1から14までのいずれか1項に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 少なくとも1つの低屈折の、好ましく
    はSiO2 からなる層が設けられ、その層が次のよう
    に、すなわちエッチングプロセスによりその層に達した
    ことが、好ましくは放出される光線の変化を検出するこ
    とによって検出されるように、ドーピングされることを
    特徴とする請求項1から15までのいずれか1項に記載
    の方法。
  17. 【請求項17】 ドーピングがアルカリ土類イオンにに
    よって行われることを特徴とする請求項16に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 基体としてアルカリ土類イオンを有す
    るガラスが使用され、好ましくは反応性のグロー放電支
    援のエッチングプロセスがガラス表面に達した場合に、
    放出された光線の変化が検出されることを特徴とする請
    求項1から17までのいずれか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 素子が光を透過するスペクトル領域を
    有する少なくとも1つの光線が、素子の除去されない側
    から素子上に向けられ、光線の反射の変化から基体の残
    っているコーティング厚さが推定されることを特徴とす
    る請求項1から18までのいずれか1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 支持体基体と、厚みが段階的に異なる
    少なくとも2つの領域を有する少なくとも1つの誘電層
    とから形成される光学素子において、層が類MeOx
    材料からなり、Meが少なくとも質量44の金属であっ
    て、xは、層材料が波長λ=308nmの光に関して吸
    収係数kλ k308 ≦0.01 を有するように選択され、厚みの段階が反応性のイオン
    エッチング方法によって形成されてなる光学素子。
  21. 【請求項21】 k308 ≦0.003であることを特徴
    とする請求項20に記載の光学素子。
  22. 【請求項22】 請求項1から19までのいずれか1項
    に記載の方法に基づいて形成される請求項20または2
    1に記載の光学素子。
  23. 【請求項23】 少なくとも1つの層において、Me=
    Ta、x=2.5が成立することを特徴とする請求項2
    0から22までの少なくとも1項に記載の光学素子。
  24. 【請求項24】 少なくとも1つの層において、Me=
    Hf、x=2が成立することを特徴とする請求項20か
    ら23までのいずれか1項に記載の光学素子。
  25. 【請求項25】 素子の、厚みが減少する少なくとも1
    つの領域における層厚が消滅しないことを特徴とする請
    求項20から24までのいずれか1項に記載の光学素
    子。
  26. 【請求項26】 少なくとも1つの層が基体上に設けら
    れた積層の一部であって、積層には上述の層の他に少な
    くとも1つの低屈折材料の、好ましくはほぼSiO2
    はAl2 3 からなる層が設けられていることを特徴と
    する請求項20から25までのいずれか1項に記載の光
    学素子。
  27. 【請求項27】 レーザビームを変調させるために、マ
    スクを通過する光線を有するUV、特にエキシマーレー
    ザ源を備えた光学複写システム。
  28. 【請求項28】 レーザ源が100mJ/cm2 を越え
    る、好ましくは200mJ/cm2 、その場合にさらに好
    ましくは300mJ/cm2 を越える光線エネルギ密度を
    出力することを特徴とする請求項27に記載の光学複写
    システム。
  29. 【請求項29】 請求項20から26までの少なくとも
    1項に記載の素子を形成する、又は請求項1から19ま
    での少なくとも1項に記載の方法のエッチングステップ
    を実施する真空処理装置において、装置に、 真空反応容器、その中に基体支持体電極、 それに関する相手側電極、 基体支持体電極および相手側電極の交流電圧発生器が設
    けられており、その場合に相手側電極に、ほぼ工作物支
    持体電極に向けられ、反応ガスを排出する、分配された
    ガス排出口が配置されていることを特徴とする真空処理
    装置。
  30. 【請求項30】 相手側電極の開口部が平面的に分配し
    て配置されていることを特徴とする請求項29に記載の
    真空処理装置。
  31. 【請求項31】 相手側電極が冷却され、好ましくは水
    冷されることを特徴とする請求項29又は30に記載の
    真空処理装置。
  32. 【請求項32】 工作物支持体電極を通して光線を屈曲
    して(直角も含む)通過させる少なくとも1つの装置
    が、工作物支持体電極の工作物を支持する支持体面で流
    出するように、設けられており、さらに支持体電極を通
    して光線を通過させる他の装置が、その支持体面で流入
    するように、設けられており、その場合に一方の装置が
    光源と接続され、他のものが上述の装置によって受信さ
    れた光線を評価する評価装置と接続されていることを特
    徴とする請求項29から31までのいずれか1項に記載
    の真空処理装置。
  33. 【請求項33】 前記装置の少なくとも1つが光導体に
    よって形成されていることを特徴とする請求項32に記
    載の真空処理装置。
  34. 【請求項34】 前記2つの装置が1つの同一の光通路
    によって形成され、その光通路が支持体電極の工作物工
    作物支持体表面に対してほぼ垂直に支持体電極を通して
    案内されることを特徴とする請求項32又は33に記載
    の真空処理装置。
  35. 【請求項35】 分配された排出口の配置が、好ましく
    は流量操作装置を介して、CHClF2 を有する貯蔵容
    器と連通され、場合によってはさらにHeおよび/また
    はCHF3 および/またはH2 の貯蔵容器と連通される
    ことを特徴とする請求項29から34までの少なくとも
    1項に記載の真空処理装置。
  36. 【請求項36】 分配された排出口の配置が、Cl2
    含むガスの貯蔵容器並びに他のガスの貯蔵容器と接続さ
    れており、かつ貯蔵容器への接続が調節可能であること
    を特徴とする請求項29から35までの少なくとも1項
    に記載の真空処理装置。
  37. 【請求項37】 エッチングプロセスにさらされた異な
    る表面に関して異なる信号を出力する検出装置が設けら
    れており、かつ信号の評価ユニットが貯蔵容器の接続を
    制御することを特徴とする請求項36に記載の真空処理
    装置。
  38. 【請求項38】 評価ユニットの出力が、ガス排出口へ
    供給されるガスの組成を制御することを特徴とする請求
    項32から37までの少なくとも1項に記載の真空処理
    装置。
  39. 【請求項39】 評価ユニットの出力が、交流電圧発生
    器に、および/または排出口へのガス供給を操作する操
    作部材に作用することを特徴とする請求項29から38
    までの少なくとも1項に記載の真空処理装置。
  40. 【請求項40】 少なくとも所定のスペクトル領域にお
    いて透過する素子に、除去ないし塗布プロセスの間に、
    材料の除去又は塗布を行う方法において、素子の未処理
    の側から前記スペクトル領域の少なくとも1つの光線を
    素子上に、かつ素子を通して案内し、反射される光線の
    変化から素子の現在の厚みを推定することを特徴とする
    素子に材料の除去又は塗布を行う方法。
  41. 【請求項41】 工作物支持体が設けられ、その上に工
    作物の未処理の表面が載置される、所定のスペクトル領
    域において透過する少なくとも1つの工作物の表面に材
    料を塗布し又は除去する真空処理装置において、支持体
    を通して少なくとも1つの光通路装置が、その支持体面
    に流出するように、案内されており、前記光通路装置が
    光源、好ましくはレーザ源と接続されており、かつ 素
    子支持体に光線を通過させる他の装置が設けられてお
    り、前記装置がその装置によって受信された光線を評価
    する評価ユニットと接続されており、その場合に好まし
    くは2つの光案内装置が、支持体表面に対してほぼ垂直
    に支持体を通して案内される1つの同一の光通路によっ
    て形成されることを特徴とするる真空処理装置。
  42. 【請求項42】 その上にある少なくとも1つの層を反
    応エッチングすることによって所定の表面に達したこと
    を検出する方法において、表面がアルカリ土類イオンに
    よってドーピングされ、エッチングプロセスによってそ
    の表面に達したことが、プロセス室内に所定のスペクト
    ル領域の光が発生することにより検出されることを特徴
    とする所定の表面に達したことを検出する方法。
  43. 【請求項43】 表面が、アルカリ土類イオンを有する
    ガラスからなる基体によって形成されることを特徴とす
    る請求項42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 少なくとも1つの高屈折の層と、その
    上にある低屈折の層とを有し、前者が好ましくは請求項
    1に記載された種類のMeO層であり、後者が好ましく
    はSiO2 層である、積層の反応エッチングプロセスを
    制御する方法において、後者の層がガス、好ましくはC
    2 成分を含まないガスによってエッチングされ、第1
    の層の表面に達したことが検出され、かつその後に場合
    によっては他のガス、好ましくはCl2 成分を有するガ
    スが使用されることを特徴とする積層の反応エッチング
    プロセスを制御する方法。
  45. 【請求項45】 アルカリ土類イオンによってドーピン
    グされた少なくとも1つの層を有する、反応イオンエッ
    チングによって構造形成された層システムからなる光学
    素子。
  46. 【請求項46】 前記層がアルカリ土類イオンを有する
    ガラスからなる基体により形成されることを特徴とする
    請求項45に記載の光学素子。
  47. 【請求項47】 Me=Yであり、x=1.5であっ
    て、 従って層がY2 3 であることを特徴とする請求項1、
    2、5〜19の少なくとも1項に記載の方法。
  48. 【請求項48】 少なくとも1つの層において、 Me=Y、x=1.5が成立することを特徴とする請求
    項20〜22、25の少なくとも1項に記載の光学素
    子。
  49. 【請求項49】 反応エッチングプロセスにおいてスト
    ップ層としてY2 3 層を使用すること。
  50. 【請求項50】 反応エッチングプロセスにCHClF
    2 と好ましくはHeを用いる請求項49に記載の使用。
  51. 【請求項51】 MeOx 層のエッチングのためにフッ
    素を含むガス、好ましくはCHF3 が使用されることを
    特徴とする請求項1〜19、47の少なくとも1項に記
    載の方法。
JP17915193A 1992-07-21 1993-07-20 エッチングされた積層体の製造方法及びマスク製作方法 Expired - Fee Related JP3626217B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH229292A CH686461A5 (de) 1992-07-21 1992-07-21 Verfahren zur Herstellung eines Bauelementes, optisches Bauelement und Anlage zur Durchfuehrung des Verfahrens.
US97008092A 1992-11-02 1992-11-02
US970080 1992-11-02
US02292/92-4 1992-11-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06279059A true JPH06279059A (ja) 1994-10-04
JP3626217B2 JP3626217B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=25690035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17915193A Expired - Fee Related JP3626217B2 (ja) 1992-07-21 1993-07-20 エッチングされた積層体の製造方法及びマスク製作方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5667700A (ja)
JP (1) JP3626217B2 (ja)
DE (1) DE4324325B4 (ja)
FR (1) FR2694131B1 (ja)
GB (1) GB2271087B (ja)
NL (1) NL195025C (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19538634C2 (de) * 1995-10-17 1997-09-04 Itt Ind Gmbh Deutsche Verfahren zum Vereinzeln von elektronischen Elementen aus einem Halbleiterwafer
DE19504434C1 (de) * 1995-02-10 1996-05-15 Siemens Ag Verfahren zur Herstellung siliziumhaltiger Masken
DE19641303B4 (de) * 1995-10-10 2006-11-23 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren zur Herstellung eines optischen Elementes
US6120942A (en) 1997-02-18 2000-09-19 Micron Technology, Inc. Method for making a photomask with multiple absorption levels
JPH11237503A (ja) * 1997-12-03 1999-08-31 Canon Inc 回折光学素子及びそれを有する光学系
US6680900B1 (en) * 1999-06-04 2004-01-20 Ricoh Company, Ltd. Optical-pickup slider, manufacturing method thereof, probe and manufacturing method thereof, and probe array and manufacturing method thereof
JP3610863B2 (ja) * 2000-02-10 2005-01-19 株式会社村田製作所 誘電体線路の製造方法および誘電体線路
US6716362B1 (en) * 2000-10-24 2004-04-06 International Business Machines Corporation Method for thin film laser reflectance correlation for substrate etch endpoint
DE10111501B4 (de) 2001-03-09 2019-03-21 Osram Opto Semiconductors Gmbh Strahlungsemittierendes Halbleiterbauelement und Verfahren zu dessen Herstellung
US6818493B2 (en) * 2001-07-26 2004-11-16 Motorola, Inc. Selective metal oxide removal performed in a reaction chamber in the absence of RF activation
US6902681B2 (en) * 2002-06-26 2005-06-07 Applied Materials Inc Method for plasma etching of high-K dielectric materials
EP1591561A1 (de) * 2004-04-28 2005-11-02 ALSTOM (Switzerland) Ltd Verfahren zum Aufbringen einer schützenden Beschichtung auf ein thermisch beanspruchtes Bauteil
US20070221616A1 (en) * 2006-03-24 2007-09-27 Yi-Tyng Wu Etching method
JP4351229B2 (ja) * 2006-06-28 2009-10-28 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 超音波探触子の製造方法
US8387230B2 (en) * 2010-08-27 2013-03-05 Transducerworks, Llc Method of making an ultrasonic transducer system
DE102013212957A1 (de) * 2013-07-03 2014-07-17 Carl Zeiss Sms Gmbh Verfahren zur Entladung von Photolithographiemasken und Vorrichtung hierfür
JP2018152418A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 東芝メモリ株式会社 半導体装置の製造方法及びエッチング用マスク
US11587362B2 (en) 2020-12-16 2023-02-21 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Techniques for determining sign language gesture partially shown in image(s)
DE102022208658A1 (de) * 2022-08-22 2024-02-22 Carl Zeiss Smt Gmbh Zwischenprodukt zur Herstellung eines optischen Elements für eine Projektionsbelichtungsanlage, optisches Element für eine Projektionsbelichtungsanlage, Verfahren zur Herstellung eines Zwischenprodukts und Verfahren zur Herstellung eines optischen Elements

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3880684A (en) * 1973-08-03 1975-04-29 Mitsubishi Electric Corp Process for preparing semiconductor
US4141621A (en) * 1977-08-05 1979-02-27 Honeywell Inc. Three layer waveguide for thin film lens fabrication
US4270999A (en) * 1979-09-28 1981-06-02 International Business Machines Corporation Method and apparatus for gas feed control in a dry etching process
DE3173769D1 (en) * 1980-10-09 1986-03-27 Dainippon Printing Co Ltd Photomask blank and photomask
DE3040489A1 (de) * 1980-10-28 1982-05-27 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh, 8225 Traunreut Aufzeichnungstraeger mit einer aufzeichnung hoher informationsdichte
US4569717A (en) * 1983-05-24 1986-02-11 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Method of surface treatment
US4534620A (en) * 1983-07-11 1985-08-13 Rca Corporation Standardized multi-stack dielectric-layer filter blank and method for fabricating color-encoding filter therefrom
DE3442208C3 (de) * 1984-11-19 1998-06-10 Leybold Ag Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen harter Kohlenstoffschichten
DE3633386A1 (de) * 1986-10-01 1988-04-14 Leybold Ag Verfahren und vorrichtung zum behandeln von substraten im vakuum
US4780175A (en) * 1986-10-27 1988-10-25 Sharp Kabushiki Kaisha Method for the production of an optical phase-shifting board
JPH0797216B2 (ja) * 1986-10-29 1995-10-18 インタ−ナショナル・ビジネス・マシ−ンズ・コ−ポレ−ション マスクの製造方法
US4923772A (en) * 1986-10-29 1990-05-08 Kirch Steven J High energy laser mask and method of making same
US4684436A (en) * 1986-10-29 1987-08-04 International Business Machines Corp. Method of simultaneously etching personality and select
KR0129663B1 (ko) * 1988-01-20 1998-04-06 고다까 토시오 에칭 장치 및 방법
GB8916133D0 (en) * 1989-07-14 1989-08-31 Raychem Ltd Laser machining
US5082685A (en) * 1989-07-24 1992-01-21 Tdk Corporation Method of conducting plasma treatment
DE69027004T2 (de) * 1989-11-13 1996-11-14 Optical Coating Laboratory Inc Geometrie und Gestaltungen eines Geräts zum Magnetronzerstäuben
JP2599513B2 (ja) * 1990-06-25 1997-04-09 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション アブレーション・マスク
JP3004699B2 (ja) * 1990-09-07 2000-01-31 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法
US5074456A (en) * 1990-09-18 1991-12-24 Lam Research Corporation Composite electrode for plasma processes
US5252516A (en) * 1992-02-20 1993-10-12 International Business Machines Corporation Method for producing interlevel stud vias
US5254202A (en) * 1992-04-07 1993-10-19 International Business Machines Corporation Fabrication of laser ablation masks by wet etching

Also Published As

Publication number Publication date
NL195025C (nl) 2003-06-18
NL9301283A (nl) 1994-02-16
GB9314993D0 (en) 1993-09-01
JP3626217B2 (ja) 2005-03-02
US5667700A (en) 1997-09-16
GB2271087B (en) 1997-01-08
FR2694131A1 (fr) 1994-01-28
DE4324325A1 (de) 1994-01-27
GB2271087A (en) 1994-04-06
FR2694131B1 (fr) 1996-09-27
DE4324325B4 (de) 2006-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06279059A (ja) 素子を形成する方法及び光学的素子
JP3410720B2 (ja) 導電性溶液を用いた水晶基板のクリーニング方法
US5443941A (en) Plasma polymer antireflective coating
US6081334A (en) Endpoint detection for semiconductor processes
KR100432773B1 (ko) 다층구조의어블레이션패턴화방법
US20090095421A1 (en) Etch amount detection method, etching method, and etching system
US4444618A (en) Processes and gas mixtures for the reactive ion etching of aluminum and aluminum alloys
US8263499B2 (en) Plasma processing method and computer readable storage medium
TWI458009B (zh) 利用抗反射塗佈(arc)層開口之線寬粗糙度控制
JP4861987B2 (ja) 膜スタックをエッチングするための方法およびシステム
JP4865564B2 (ja) 誘電体レイヤにフィーチャをエッチングするための方法及び装置
US7381653B2 (en) Plasma processing method
KR101570551B1 (ko) 에칭층 내에 피쳐들을 에칭하기 위한 방법
JPH0834199B2 (ja) エッチング終点検出方法及び装置
Yamamoto et al. Feature profiles on plasma etch of organic films by a temporal control of radical densities and real-time monitoring of substrate temperature
JP2988455B2 (ja) プラズマエッチング方法
EP1960834B1 (en) Improved method for etching photolithographic substrates
US6905624B2 (en) Interferometric endpoint detection in a substrate etching process
JP4335441B2 (ja) 有機反射防止膜のエッチングプロセス
JPH06342744A (ja) a−Cによる反射防止
US20060223317A1 (en) Plasma processing method and plasma processing apparatus
US5575888A (en) Sidewall passivation by oxidation during refractory-metal plasma etching
KR20120001773A (ko) 플라즈마 에칭 방법
KR910005880B1 (ko) 석판화 기술을 이용한 장치 및 그 제조방법
JP2003068709A (ja) ドライエッチング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040426

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees