JPH0627875U - 荷役機械用ブレーキ操作回路の故障検出装置 - Google Patents

荷役機械用ブレーキ操作回路の故障検出装置

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JPH0627875U
JPH0627875U JP6188692U JP6188692U JPH0627875U JP H0627875 U JPH0627875 U JP H0627875U JP 6188692 U JP6188692 U JP 6188692U JP 6188692 U JP6188692 U JP 6188692U JP H0627875 U JPH0627875 U JP H0627875U
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JP
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brake
electric motor
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cargo handling
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Application number
JP6188692U
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Inventor
由男 若松
Original Assignee
株式会社明電舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキ操作回路の故障を操作者に知らせ
る。 【構成】 ブレーキ操作回路2の直流出力端P,Nに検
出装置4を設け、直流出力端P,Nの電圧の有無を検出
して、表示器4Lに表示させる。この表示器4Lは制御
箱39の地上から目視可能な場所に設置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は荷役機械用ブレーキ操作回路の故障検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動ホイスト・クレーン等の荷役機械は、図4に示すように三相交流電 力により駆動され荷物を巻上げ,巻下げする電動機(以下、駆動用電動機と略称 する)30と、この電動機30を制動するブレーキ装置31と、横行車輪38を 駆動する横行用電動機32と、この横行電動機32を制動するブレーキ装置33 と、ブロック34を介して荷物を吊上げるフック35と、荷物の巻上げ,巻下げ および左右の横行等を制御する押ボタンスイッチ36と、巻上用電動機を正転, 逆転およびブロック装置の制動,開放等を行わせる電磁開閉器およびブレーキ操 作回路等を収容する制御箱39と、横行駆動用電動機32に取付けられ、該電動 機32のブレーキ装置33のブレーキ操作回路を収容する端子箱40とで構成さ れている。そして、ブレーキ操作回路の電源は、駆動用電動機30(32)を正 転又は逆転に回転方向を切換える電磁開閉器と連動するブレーキ用接点を介して 電動機の三相交流電源の2相から取り出し、これを半波整流してブレーキ開放用 のコイルに接続し、電磁開閉器が正転側又は逆転側のいずれかに投入されたとき もブレーキ装置のコイルに電流を流してブレーキを開放するように構成されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した荷役機械のブレーキ操作回路におけるブレーキ用接点は、所定期間使 用すると摩耗して投入操作時にブレーキ装置のブレーキ開放用コイルに通電され ない場合が生ずる。その結果、電動機を駆動すべく電磁開閉器を投入したとき、 ブレーキが開放されず電動機は全電圧が印加された状態で拘束されることとなり 、電動機の巻線が焼損するという問題があった。
【0004】 また、整流回路にはシリコンダイオード等の整流素子が使用されており、この ダイオードは例えば開閉サージ又は雷サージ等で破損する場合がある。このダイ オードの破損に気付かずに押ボタンスイッチを操作して電動機を駆動する場合も 、上記の理由と同様に、ブレーキ装置のコイルに通電せず、電動機の巻線を焼損 する問題があった。
【0005】 荷上げなどの作業中に巻線が焼損すると、途中で作業を中止しなければならな い。また、電動機の巻線は、これを焼損してしまうとそのままでは修理ができず 、取り外して分解して修理するか、新しい電動機と取り替える必要がある。この ためにかかる修理代および取り付け費用が高額となってしまう。さらに、ブレー キ電源が故障することによって、ブレーキライニングの破損やモータの焼損、ク レーンが蛇行してしまう場合もある。しかしながら、ホイストやクレーンは高所 で上架運転されているために、このようなブレーキ電源の故障を地上から明確に 確認することは難しいという問題があった。
【0006】 そこで、本考案の技術的課題は、上記欠点に鑑み、荷役機械のブレーキ操作回 路等の接点故障または、整流回路のダイオードの故障を検出して表示する故障表 示装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案において、上記の課題の解決するための手段は、交流電力を受けて被駆 動体を駆動する電動機と、該電動機の停止時に当該電動機にブレーキをかけ、電 動機の駆動時にブレーキを開放するブレーキ装置と、前記交流電力を整流して直 流出力端に接続された前記ブレーキ装置のブレーキ開放用のコイルに直流電力を 供給するブレーキ操作回路とを備えた荷役機械において、前記ブレーキ操作回路 の直流出力端に直流電圧を検出する検出装置を設け、該検出装置を直流電圧の有 無を表示する表示器で構成するとともに、該表示器を荷役機械の制御箱若しくは 端子箱等の目視可能な場所に設置する。また、直流電圧の有無を検出し、直流電 圧が無のときに警報を発するようにする。
【0008】
【作用】
本考案は上記のように構成されているので、ブレーキ用接点および整流回路の ダイオードが健全な場合は、直流出力端に設けた検出装置で、直流電圧が検出さ れ、制御箱若しくは端子箱に設けた表示器を点灯する。もし、ブレーキ用接点又 はダイオードが故障した場合は直流出力端の直流電圧は検出されず、従って表示 器は点灯しないので、操作者はブレーキ操作回路が故障していることを知ること ができる。
【0009】 また、上記の表示器に代え警報装置を設置して故障を警報音によって知ること ができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて説明する。
【0011】 図1は本考案の駆動用電動機を正転及び逆転駆動する電磁開閉器およびブレー キ操作回路の回路図である。なお、荷役機械における駆動用電動機は、巻上用, 横行用又は走行用のものがあるが、いずれをブレーキ装置を備え、作用的には皆 同じであるので、巻上用電動機を例にとって説明する。なお、図4と同じ部分に は同一の符号を付して説明を省略する。
【0012】 しかして、1は駆動用電動機30を正転,逆転駆動するための電動機駆動回路 で、巻上(正転)用接点UPと巻下(逆転)用接点DNを有する電磁開閉器から 成る。これら接点UP,DN内のU,V,Wの符号は、三相交流電源3のU相, V相,W相の同符号の相に接続された接点を示している。UPB,DNBはブレー キ用接点で、互いに並列接続され、接点UPBは巻上用接点UPと、また接点D NBは巻下用接点DNの開閉と連動して開閉する。この巻上用接点UPおよびブ レーキ用接点UPBは、図4の押ボタンスイッチ36の「巻上」表示の押ボタン を押すことにより閉成し、駆動用電動機30に三相交流電源3をまたブレーキ装 置31に電源を接続して該電動機30を正転させる。また、押ボタンスイッチ3 6の「巻下」表示の押ボタンを押すことにより巻下用接点DNおよびブレーキ用 接点DNBを閉成し、駆動電動機30を逆転させる。2はブレーキ操作回路で、 電源は三相交流電源3の2相(図1の場合U相とV相)を使用する。即ち、U相 は並列接続されたブレーキ接点UPBとDNBを、また、V相は巻上用接点UP− Vと巻下用接点DN−Vを介して取り出し、シリコンダイオードD1,D2で半波 整流してブレーキ装置31のブレーキ開放用コイル(図示省略)に直流電力を供 給する。4はブレーキ操作回路2の直流出力端P,Nに接続された検出装置で、 表示器4Lから成る。この表示器4Lは表示灯又は表示板等から形成され、直流 出力端P,Nに所定値の電圧が検出されているときは点灯又は表示板等の表示手 段で表示し、検出されないときは表示しないようになっている。そして、この表 示器4Lは図4の制御箱39の地上から目視できる場所に設置されている。なお 、ブレーキ操作回路2のZはツェナーダイオード、Rは抵抗を示している。
【0013】 次に動作を説明すると、押ボタンスイッチの「巻上」又は「巻下」表示の押ボ タンを押すと、巻上用接点UPとブレーキ用接点UPB又は巻下用接点DNとブ レーキ用接点DNBが閉成してブレーキ装置31のブレーキを開放し、同時に電 動機30が正転駆動又は逆転駆動され、巻きドラム(図示省略)を駆動してフッ ク35の荷物を巻上げ又は巻降しを行う。このときブレーキ用接点UPB又はD NBが摩耗等で完全に接触しないか、接触不良の状態であれば直流出力端P,N には正規の電圧が発生しない。また、ダイオードD1,D2が破損した場合も同様 である。従って検出装置4は作動せず表示器4Lは点灯しないので、操作者はこ の表示器を見ることによりブレーキ用操作回路2に故障が発生していることを知 ることができる。
【0014】 図2は検出回路4の他の実施例で、b接点4Rbを有する補助リレー4R,ブ ザー4B、補助電源4Eおよび押ボタンスイッチの「巻上」又は「巻下」用押ボ タンを押したとき閉成する接点UY,DYから成り、押ボタンの操作時に直流出 力端P,Nに電圧が検出されているときはb接点4Rbが開き、電圧が検出され ないときは閉じてブザー4Bを鳴らし、故障を警報音によって知らせる。
【0015】 図3は、図4の横行用電動機32のブレーキ装置33におけるブレーキ操作回 路に表示器を設けた場合の実施例で、(A)は端子箱40を図4の下から要部を 切開いて見た図、(B)は(A)の半截平面図である。41はダイオード付端子 台で、ブレーキ操作回路のダイオードやツェナダイオードが一体に組み込まれて いる。42は整流回路の直流出力端P,Nの端子で、この端子42に表示器4L が導体バー43によって接続されている。44は交流電源に接続されるタイヤケ ーブルを挿入するブッシング、45は端子箱40を電動機32に取付ける取付ボ ルト(図Aには省略してある)である。表示器4Lは、図4の地上から目視でき る場所に取付けてある。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ブレーキ操作回路に故障が発生したと きは検出装置でこれを直ちに検出することができ、従って検出時に駆動用電動機 の運転を中止してブレーキ操作回路の修復ができるので、ブレーキ装置のブレー キをかけた状態で駆動用電動機に全電圧を印加して運転することは防止される。 このため、電動機の巻線を焼損させることはない。よって上記した従来の問題点 は完全に解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路構成図。
【図2】本考案の検出装置の実施例の回路図。
【図3】本考案の表示器の取付例の説明図。
【図4】従来のホイスト・クレーンの側面図。
【符号の説明】
1…電動機駆動回路 2…ブレーキ操作回路 3…三相交流電源 4…検出装置 4L…表示器 30…電動機 UP…巻上用接点 DN…巻下用接点 UPB,DNB…ブレーキ用接点

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を受けて被駆動体を駆動する電
    動機と、該電動機の停止時に当該電動機にブレーキをか
    け、電動機の駆動時にブレーキを開放するブレーキ装置
    と、前記交流電力を整流して直流出力端に接続された前
    記ブレーキ装置のブレーキ開放用コイルに直流電力を供
    給するブレーキ操作回路とを備えた荷役機械において、
    前記ブレーキ操作回路の直流出力端に直流電圧を検出す
    る検出装置を設け、該検出装置を直流電圧の有無を表示
    する表示器で構成するとともに、該表示器を荷役機械の
    制御箱若しくは端子箱等の目視可能な場所に設置したこ
    とを特徴とする荷役機械用ブレーキ操作回路の故障検出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検出装置は、直流電圧の有無を検出
    し、直流電圧が無のときに警報を発するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の荷役機械用ブレーキ操作回
    路の故障検出装置。
JP6188692U 1992-09-02 1992-09-02 荷役機械用ブレーキ操作回路の故障検出装置 Pending JPH0627875U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744935U (ja) * 1995-05-31 1995-12-05 株式会社 神崎高級工機製作所 作業車の車軸駆動装置
JP2005328670A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Sanwa Kizai Co Ltd 建設機械
JP2016064823A (ja) * 2010-01-13 2016-04-28 カルマ オートモーティブ エルエルシー 車両ドライブシステムにおける直接電気的接続および結合を制御するためのシステムおよび方法

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