JPH06278583A - パーキングブレーキ装置 - Google Patents

パーキングブレーキ装置

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Publication number
JPH06278583A
JPH06278583A JP7145593A JP7145593A JPH06278583A JP H06278583 A JPH06278583 A JP H06278583A JP 7145593 A JP7145593 A JP 7145593A JP 7145593 A JP7145593 A JP 7145593A JP H06278583 A JPH06278583 A JP H06278583A
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JP
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parking brake
drive
release
brake
lever
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Application number
JP7145593A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kuroda
雅彦 黒田
Yuichi Sugiyama
雄一 杉山
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐車ブレーキ駆動機構の駆動手段が故障して
も駐車ブレーキの作動・解除を可能とし、ブレーキ状態
の維持を確実に行うことができ、素早いブレーキ解除が
可能で、強度・耐久性・消費電力に優れるようにする。 【構成】 リヤブレーキの操作を行う駐車ブレーキペダ
ル3と、駐車ブレーキペダル3の戻りを規制するストッ
パレバー4と、駐車ブレーキペダル3に駆動レバー72
からモータ71の駆動力を与える駐車ブレーキ駆動機構
7と、駐車ブレーキ駆動機構7に設けられた遊星歯車機
構73と、センサ群からの信号に基づいてモータ71の
駆動を制御するコントローラと、ストッパレバー4の規
制解除を行う解除アクチュエータ6と、解除アクチュエ
ータ6の解除駆動と遊星歯車機構73の開放作動を連動
させる連結ケーブル16とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動手段が駆動して駐
車ブレーキを作動および解除させるパーキングブレーキ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動手段が駆動して駐車ブレーキ
を作動および解除させるパーキングブレーキ装置として
は、例えば、特開昭59−143748号公報に記載の
自動パーキングブレーキ装置が知られている。この従来
の自動パーキングブレーキ装置は、駐車ブレーキを作動
および作動解除制御する電磁手段と、車両の運転状態を
検出するセンサ群と、運転状態に応じて電磁手段の作動
を制御するコントローラとを備え、運転状態に応じて自
動的に駐車ブレーキの作動および解除を行い、かつ、後
退時には、この自動制御を禁止するようにしたものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来装置にあっては、以下に列挙する問題があった。
【0004】 電磁手段のみで駐車ブレーキの作動お
よび解除を行うから、電磁手段の故障時に駐車ブレーキ
の作動を行うことができなくなるおそれがある。
【0005】 駐車ブレーキの作動時に、その状態を
維持するのはモータからの駆動伝達経路の途中に設けた
ウォームギヤで行っているが、ウォームギヤは、逆転あ
るいは緩みが全く生じないものではないから、確実性の
点で劣る。
【0006】 駐車ブレーキの解除時には、モータを
逆転させるため、時間を要し瞬時に解除できない。
【0007】 モータを停止させるにあたり、モータ
のロックを検出して停止させるようにしているため、常
に、モータの最大トルクまで作動するもので、すなわ
ち、積載重量,路面傾斜などを考慮した最大の作動力で
常時作動させているもので、このため、強度・耐久性・
消費電力の点で不利となる。なお、トルク検出としてモ
ータの電流を計測する手段があるが、この場合、電圧・
温度などの影響が大きく精度が低い。
【0008】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、駐車ブレーキ駆動機構の駆動手段が故
障しても、駐車ブレーキの作動および解除を可能とし、
しかも、ブレーキ状態の維持を確実に行うことができ、
かつ、ブレーキを解除するにあたり素早いブレーキ解除
が可能であり、強度・耐久性・消費電力の点で有利なパ
ーキングブレーキ装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のパーキ
ングブレーキ装置は、車両の駐車ブレーキに連結されて
ブレーキ作動の操作を行う駐車ブレーキ操作手段が設け
られ、この駐車ブレーキ操作手段には、ブレーキ操作時
にこのブレーキ操作状態からの戻りを規制してこの操作
状態を維持させる解除ストッパが設けられ、前記駐車操
作手段に出力部から駆動手段の駆動力を与えてブレーキ
作動させる駐車ブレーキ駆動機構が設けられ、車両の運
転状態に関係した入力信号に基づいて前記駐車ブレーキ
駆動機構の駆動手段の駆動を制御するコントローラが設
けられ、前記駐車ブレーキ駆動機構には、締結および開
放作動して駆動手段から出力部への駆動力伝達経路を接
続および切断するクラッチが設けられ、前記解除ストッ
パを、ブレーキ操作状態からの戻り規制の解除を行う解
除アクチュエータが設けられ、この解除アクチュエータ
の解除駆動に連動して前記クラッチを開放作動させる連
動機構が設けられている構成とした。
【0010】なお、前記クラッチとして遊星歯車機構
を、駆動手段の駆動力をサンギヤあるいはリングギヤに
入力させる一方、前記出力部への出力をキャリヤで行っ
て減速比が得られる連結構造とした上で、リングギヤあ
るいはサンギヤを、固定切換手段により固定および固定
解除可能に設け、前記連動機構は、解除アクチュエータ
の解除駆動と固定切換手段の固定解除作動とを連動させ
る構造とし、前記遊星歯車機構の固定切換手段により固
定されている部分へ入力されるトルクを検出するトルク
検出手段を設け、前記コントローラは、トルク検出手段
の検出値が規定値になったら駆動手段のブレーキ作動時
の駆動を停止させるよう構成してもよい。また、車両の
運転状態に関係した入力信号とは、車速やエンジン回転
数といった走行状態に関する検出手段からの信号や、変
速機のセレクトポジションといった運転操作に関する検
出手段からの信号や、あるいは、ブレーキ作動・解除を
操作するスイッチのような運転者の意志に基づいて操作
されるスイッチからの信号などで構成されるものであ
る。
【0011】
【作用】駐車ブレーキを作動させる時には、コントロー
ラへの入力信号が駐車ブレーキを作動させる条件に対応
する場合は、コントローラが駐車ブレーキ駆動機構の駆
動手段を駆動させる。これにより、駐車ブレーキ駆動機
構の出力部は、例えば、駐車ブレーキペダルのような駐
車操作手段に対して駆動力を与えてブレーキ操作を行わ
せ、これにより駐車ブレーキが作動状態となる。そし
て、このように駐車操作手段がブレーキ操作を行った際
には、解除ストッパがこの駐車操作手段のブレーキ操作
状態からの戻りを規制してこの状態を維持し、これによ
り、駐車ブレーキの作動解除が禁止される。また、駐車
ブレーキの作動は、コントローラの制御に基づく駆動手
段の駆動ではなしに、運転者が駐車操作手段を操作する
ことでも行うことができる。
【0012】次に、この駐車ブレーキの作動解除を行う
時には、解除アクチュエータを解除駆動させる。そし
て、連動機構によりこの解除駆動に連動してクラッチが
開放作動を行い駐車ブレーキ駆動機構の駆動手段と出力
部との間の駆動伝達を断つ。したがって、駐車操作手段
は、解除ストッパによる規制がなくなりブレーキ操作を
解除し、また、その際に出力部と駆動手段との連結が断
たれているから出力部は駐車操作手段の動きに従動し、
この動きを邪魔することはない。このように、駐車ブレ
ーキの作動解除は、駐車操作手段の戻りを規制している
解除ストッパによる規制を解除するから、瞬時に解除を
行える。
【0013】次に、請求項2記載の装置では、駐車ブレ
ーキをブレーキ作動させるにあたり駆動手段を駆動させ
ると、その駆動トルクは、遊星歯車機構により減速され
て出力部に伝達される。このように、遊星歯車機構によ
り減速するから、減速機構をコンパクトに構成できる。
【0014】また、この時の駆動手段の駆動は、トルク
検出手段の検出値が規定値になると停止される。このト
ルク検出手段の検出値は、駐車ブレーキを作動させた際
の反力であり、すなわち、駐車操作の反力が駐車操作手
段から出力部を介して遊星歯車に入力されたもので、こ
の検出値は、駐車ブレーキの制動力に対応している。し
たがって、駆動手段を、最大トルクとなる前において、
駐車ブレーキが所定の制動力となった時点で停止させる
ことができる。なお、駆動手段の駆動を停止させる規定
値は、車両の積載量や路面の傾斜などに応じて可変とし
てもよい。
【0015】そして、駐車ブレーキの作動を解除するに
あたり、駐車ブレーキ駆動機構において駆動手段と出力
部との間の接続を断つ際には、固定切換手段により固定
している遊星歯車機構のリングギヤあるいはサンギヤで
ある固定部の固定を解除させる。これにより、駆動入力
側のサンギヤあるいはリングギヤと被動部であるキャリ
ヤがフリーとなる。このように、請求項2では、遊星歯
車機構が、クラッチの機能を果たすとともに、上述のよ
うに減速機構の機能も果たす。
【0016】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】(実施例の構成)図2は、本発明の実施例
のパーキングブレーキ装置の基本構成を示す全体図であ
って、図中1は左右後輪に設けられたリヤブレーキ(駐
車ブレーキ),2はリヤブレーキ1に連結された駐車ケ
ーブルであり、駐車ケーブル2を引くとリヤブレーキ1
が作動し、引きを戻すことでリヤブレーキ1の作動を解
除できる周知の構造である。そして、前記駐車ケーブル
2は、車室内の床近傍に設けられた駐車ブレーキペダル
(駐車操作手段)3に連結されている。
【0018】前記駐車ブレーキペダル3は、車体に回動
可能に支持され、上端部にラチェット3aが形成されて
いる。そして、車体には、ラチェット3aに噛合して駐
車ブレーキペダル3を(a方向に)踏み込んだ際にその
逆の戻り方向(矢印b)の回動を規制するストッパレバ
ー(解除ストッパ)4が設けられている。このストッパ
レバー4は、スプリング5により噛合方向に回動付勢さ
れている一方、解除アクチュエータ6により通電時に噛
合解除方向(矢印c)に回動される。また、駐車ブレー
キペダル3を自動的に踏み方向(矢印a)に回動させる
駐車ブレーキ駆動機構7が設けられている。
【0019】この駐車ブレーキ駆動機構7および前記解
除アクチュエータ6は、センサ群8ならびにモード設定
スイッチ9,ブレーキ解除スイッチ10からの入力に基
づいて制御作動を行うブレーキコントローラ11からの
作動信号により作動を制御される。
【0020】次に、前記駐車ブレーキ駆動機構7の構成
を、この駆動機構7の斜視図である図1に基づいて説明
する。71は、この駐車ブレーキ駆動機構7の駆動手段
としてのモータ、72は前記駐車ブレーキペダル3を踏
み方向に回動させるための駆動レバー(出力部)で、こ
の駆動レバー72とモータ71との間には遊星歯車機構
73が設けられている。すなわち、前記駆動レバー72
は、基端の駆動軸72aを中心に回動可能である一方、
先端に、前記駐車ブレーキペダル3と係合する係合ロッ
ド72bが設けられている。そして、前記駆動軸72a
が遊星歯車機構73のキャリヤ73aに結合されてい
る。それに対して、前記モータ71の回転軸71aはキ
ャリヤ73aに支持されたピニオンギヤ73bと噛合し
たサンギヤ73cに結合されている。したがって、リン
グギヤ73dを車体に固定してモータ71を駆動させる
と、遊星歯車機構73がサンギヤ入力・キャリヤ出力と
なって減速作動し、この減速比で駆動レバー72が回動
して、駐車ブレーキペダル3を踏み方向(a方向)に回
動させるものである。
【0021】このように、遊星歯車機構73は、減速機
能を有しているが、それに加えてモータ71のトルクを
駆動レバー72に伝達する状態と伝達しない状態とに切
り換えるクラッチの機能を有している。すなわち、リン
グギヤ73dが車体に対して固定されていると、モータ
71のトルクを減速しながら駆動レバー72へ伝達する
が、この固定を解除すると、このトルク伝達が成されな
くなる。このようなリングギヤ73dの固定および固定
解除の切り換えを行うために解除レバー12が設けられ
ている。
【0022】この構造について説明すると、リングギヤ
73dには、同一円周上の4箇所に係合ピン73eが立
設されている。そして、前記解除レバー12は、後で詳
述するが図3の側面図に示すように、その先端面を係合
ピン73eに係合させてリングギヤ73dの回転を規制
させる位置と、先端面を図中上方へ移動させてリングギ
ヤ73dの回転を許す位置とに移動するようになってい
る。なお、解除レバー12の先端は、図中下側が円弧形
状に形成されている。
【0023】この解除レバー12の支持構造について詳
述すると、リングギヤ73dの近傍位置に配設されたス
ライドブラケット13に、駆動補助レバー14が、基端
部を回動可能に支持され、この駆動補助レバー14の中
間部の基端よりの位置に前記解除レバー14が、基端部
を回動可能に支持されている。すなわち、前記駆動補助
レバー14は、斜視図である図4に示すように、基端部
が略U時形状に形成されており、この基端部が前記スラ
イドブラケット13にピン14aを中心に回動可能に支
持され、さらに、このU字状の部分の先端部に解除レバ
ー12がピン12aを中心に回動可能に支持されてい
る。なお、解除レバー12は、駆動補助レバー14に対
し、図3に示す水平位置において基端部の下面によりそ
れ以上の上方回動を記載され、一方、駆動補助レバー1
4に突設されたストッパピン14bにより所定以上の下
方回動を規制される。また、解除レバー12と駆動補助
レバー14との間には、解除レバー12を駆動補助レバ
ー14に対して上方に回動付勢するスプリング15が設
けられている。
【0024】そして、図1に示すように、前記駆動補助
レバー14の先端部が、連結ケーブル16を介して前記
ストッパレバー4に連結されている。すなわち、前記駆
動補助レバー14と連結ケーブル16が、請求の範囲の
連動機構を構成している。したがって、解除アクチュエ
ータ6を駆動させてストッパレバー4をラチェット3a
との噛合が外れる方向に回動させるのに連動して、駆動
補助レバー14が上方に回動し、これに伴って解除レバ
ー12が回動してリングギヤ73dの固定が解除される
構造となっている。なお、この場合、解除レバー12
は、駆動補助レバー14の回動に伴って駆動補助レバー
14に対して相対的に下方回動することでリングギヤ7
3dの係合ピン73eとピン14aとを結ぶ直線よりも
基端部のピン12aが上方に移動し、その後、ストッパ
ピン14bにより相対下方回動を規制されて駆動補助レ
バー14と共に上方に移動する。そして、このように解
除レバー12が、最初に基端のピン12aを上方に移動
させて斜めに傾くこと、および、解除レバー12の先端
下面が円弧形状に形成されていることにより、解除レバ
ー12の先端とリングギヤ73dの係合ピン73eとの
間に大きなトルクがかかっていても、解除レバー12が
スムーズに回動する。
【0025】ところで、前記スライドブラケット13
は、車体に対しスライド自在に弾性支持されている。す
なわち、図3に示すように、スライドブラケット13に
は前記係合ピン73eとピン14aとを結ぶ直線上にス
ライド軸13aが一体に設けられ、このスライド軸13
aが有底四角筒状を成し車体に固定された支持ブラケッ
ト17にスライド自在に支持されている。そして、両ブ
ラケット13,17の間には、スライドブラケット13
を図中右方向にスライド付勢するスプリング18が設け
られ、また、スライド軸13aの先端のストッパ板13
bには、ゴム製の緩衝部材13cが設けられている。
【0026】そして、前記スライドブラケット13に
は、接触板13dが図中上方に延在され、この接触板1
3dが、支持ブラケット17に固定されたストロークセ
ンサ19の摺動子19aに当接されている。このストロ
ークセンサ19は、トルクセンサとして設けられている
もので、摺動子19aのストローク量に応じた信号を出
力する構造となっている。すなわち、リングギヤ73d
に作用するトルクが係合ピン73eから解除レバー12
に伝達された場合、このトルクにより解除レバー12お
よびスライドブラケット13がスライドするのに応じて
摺動子19aがスライドするもので、このスライド量を
トルクとして検出する。
【0027】次に、前記センサ群8,ブレーキコントロ
ーラ11および各スイッチ9,10について説明する。
図5は、これらを示す回路図であり、センサ群8には、
前記ストロークセンサ19に加えて、アクセルスイッチ
8a,車速センサ8b,パーキングブレーキスイッチ8
cが設けられている。前記アクセルスイッチ8aは、図
外のアクセルペダルの近傍に設けられて、アクセルペダ
ルを僅かでも踏み込むと投入されて信号を出力する構造
となっている。前記車速センサ8bは、図外の変速機出
力軸に設けられて車速に応じた信号を出力するものであ
る。前記パーキングブレーキスイッチ8cは、図1に示
すように、駐車ブレーキペダル3の近傍に設けられ、駐
車ブレーキペダル3を所定量踏み込むと投入されて信号
が出力される構造となっている。
【0028】図5に戻り、モード設定スイッチ9は、車
室内に配設され、オートモードを選択する手動操作によ
り投入され(ONとなる)ると、リレースイッチ9aを
閉成して、ブレーキコントローラ11に対して、所定の
条件に基づいてリヤブレーキ1を自動的に作動状態と作
動解除状態とに切り換えるオートモードを設定したこと
を示す信号を出力する。また、ブレーキ解除スイッチ1
0は、システム不調時などに手動操作により投入して
(ONとして)解除アクチュエータ6をブレーキ作動解
除方向に駆動させるためのスイッチで、イグニッション
スイッチ20と解除アクチュエータ6との間に直列に設
けられている。
【0029】前記ブレーキコントローラ11は、いわゆ
るマイクロコンピュータで構成された前記制御ユニット
11aと、モータ71に駆動電流を送る駆動回路11b
とで構成され、この駆動回路11bには第1リレースイ
ッチ11cと第2リレースイッチ11dとを有して、こ
れらのリレースイッチ11c,11dの切り換えにより
モータ6を正逆転させることができるようになってい
る。なお、マイクロコンピュータ11aには電源が直結
され、常時、制御可能となっている。
【0030】次に、図6〜9のフローチャートにより制
御ユニット11aの制御作動流れについて説明する。図
6〜8は、イグニッションスイッチ20ならびにモード
設定スイッチを投入させてオートモード制御の作動流れ
をスペース上の問題で分割して記載したもので、また、
図9は、イグニッションスイッチ20をOFFとした時
の停車制御の作動流れを示している。
【0031】まず、オートモード制御ついて説明する
と、図6において、ステップS1は、パーキングブレー
キスイッチ8cからの信号を読み込むステップで、ま
た、ステップS2は、この信号によりパーキングブレー
キスイッチ8cがONであるか否かを判定するステップ
で、YESでG(図7のステップS18)に進み、NO
でステップS3に進む。
【0032】ステップS3は、アクセルスイッチ8aか
らの信号を読み込むステップで、また、ステップS4
は、この信号によりアクセルスイッチ8aがONである
か否かを判定し、YESでBに進み(ステップS1に戻
る)、NOでステップS5に進むステップである。
【0033】ステップS5は、車速センサ8bから車速
を読み込むステップで、また、ステップS6は、この信
号から車速が0であるか否かを判定し、YESでステッ
プS7に進み、NOでAに進む(ステップS3に戻る)
ステップである。
【0034】ステップS7は、制御ユニット11aに内
蔵したタイマのカウントを開始するステップで、また、
ステップS8は、このタイマのカウントがT1 秒経過し
たか否かを判定し、YESでステップS9に進み、NO
でステップS6に戻るステップである。なお、この時間
1 は、車両が完全に停車下状態であると判定すること
ができる時間で、例えば、1〜5秒程度の時間に設定す
るのが望ましい。
【0035】ステップS9は、モータ71を正転させる
ステップである。
【0036】ステップS10は、ブレーキ解除スイッチ
10からの信号を読み込むステップで、また、ステップ
S11は、この信号から解除スイッチ10がONである
か否かを判定し、YESでステップS12に進み、NO
でステップS13に進むステップである。
【0037】ステップS12は、モータ71の駆動を停
止させるステップであり、この処理の後Bに進む(ステ
ップS1に戻る)。
【0038】ステップS13は、ストロークセンサ19
から信号を読み込むステップで、また、ステップS14
は、この信号によりストロークセンサ19の変位量が規
定値であるか否かを判定するステップで、YESでステ
ップS15に進み、NOでステップ9に戻る。
【0039】ステップS16は、タイマのカウントを開
始するステップである。
【0040】ステップS17は、タイマのカウントがT
2 秒経過したか否かを判定するステップで、YESでス
テップS12に戻り、NOでステップS15に戻る。な
お、この時間T2 は、後述するが、リングギヤと解除レ
バーとの間のトルクを抜くべく僅かだけリングギヤを逆
転させるためにモータを逆転させるのに必要な時間であ
って、例えば、0.1 〜0.2 秒の短い時間でよい。
【0041】次に、図7のステップS18は、アクセル
スイッチ8aからの信号を読み込むステップで、また、
ステップS19は、アクセルスイッチ8aがONである
か否かを判定しYESでステップS20に進み、NOで
C(図8のステップS21)に進むステップである。
【0042】ステップS20は、解除アクチュエータ6
をONとして、解除駆動させるステップである。
【0043】次に、図8のステップS21は、車速セン
サ8bから車速を読み込むステップで、また、ステップ
S22は、車速が0であるか否かを判定してYESでG
(ステップS18)に進み、NOでステップS23に進
むステップである。
【0044】ステップS23は、タイマのカウントを開
始するステップで、次の、ステップS24は、タイマの
カウントがT3 秒経過したか否かを判定してYESでス
テップS25に進み、NOでC(ステップS21)に進
むステップである。なお、この時間T3 は、リヤブレー
キ1を作動させたのに車両が移動しているというよう
に、制動力が不足していることを判断するための時間で
あり、例えば、1秒未満の短い時間が望ましい。
【0045】ステップS25は、ストロークセンサ19
の検出値L1 を読み込むステップである。
【0046】ステップS26は、モータ71を正転させ
るステップで、次の、ステップS27で再びストローク
センサ19の検出値を読み込む。
【0047】ステップS28は、ストロークセンサ19
の検出値が前記検出値L1 に常数Kを加えた値であるか
否かを判定し、YESでステップS28に進み、NOで
ステップS26に戻るステップである。
【0048】ステップS29は、モータ71を逆転させ
るステップである。
【0049】ステップS30は、タイマのカウントを開
始するステップで、次の、ステップS31は、タイマの
カウントがT2 秒経過したか否かを判定し、YESでス
テップS32に進み、NOでステップ29に戻るステッ
プである。
【0050】ステップS32は、モータ71の駆動を停
止させるステップである。
【0051】次に、図9のイグニッションスイッチOF
F時の停車制御の作動流れを説明すると、ステップS4
1は、車速センサ8bから車速を読み込むステップで、
次のステップS42は、車速が0であるか否かを判定し
てYESでステップS41に戻り、NOでステップS4
3に進むステップである。
【0052】ステップS43は、タイマのカウントを開
始するステップで、次のステップS44は、前記ステッ
プS24と同じ時間であるT3 秒経過したか否かを判定
するステップである。
【0053】ステップS45は、再び車速センサ8bか
ら車速を読み込むステップで、次のステップS46は、
再び車速が0か否かを判定してYESでDに進み(ステ
ップS41に戻り)、NOでステップS47に進むステ
ップである。
【0054】ステップS47は、ストロークセンサ19
からの信号を読み込むステップである。
【0055】ステップS48は、モータ71を正転させ
るステップである。
【0056】ステップS49は、再びストロークセンサ
19からの信号を読み込むステップで、次のステップS
50は、センサ変位がステップS47の読込量L2 に常
数Gを加えた値になったか否かを判定してYESでステ
ップS51に進み、NOでEに進む(ステップS48に
戻る)ステップである。
【0057】ステップS51は、モータ71を逆転させ
るステップである。
【0058】ステップS52は、タイマのカウントを開
始するステップで、次の、ステップS53は、タイマの
カウントがT2 秒経過したか否かを判定し、YESでス
テップS54に進み、NOでステップ52に戻るステッ
プである。
【0059】ステップS54は、モータ71の駆動を停
止させるステップである。
【0060】(実施例装置の作動)まず、オートモード
選択時の作動について説明する。なお、この場合、制御
ユニット11aは、図6〜8のフローチャートの作動流
れにより制御を行う。
【0061】走行中に所定時間(T1 秒)を越えて停車
したら、自動的にリヤブレーキ1を作動させる。すなわ
ち、ステップS1→S2→S3→S4→S5→S6→S
7→S8→S9→S10→S11→S13→S14の流
れに基づき、アクセルスイッチ8aがOFFで車速が0
である状態がT1 秒経過したら、ストロークセンサ19
の検出値が規定値となるまでモータ71を正転させ、そ
の後、ストロークセンサ19の検出値が規定値に達した
ら、モータ71を僅かに逆転させた後、停止させる(ス
テップS15→S16→S17→S12の流れ)。
【0062】この場合の作動をさらに詳述すると、モー
タ71の回転軸71aの矢印e方向の回転(正転)は、
遊星歯車機構73で減速されながら駆動レバー72に伝
達され(この時、図1に示すように解除レバー12が係
合ピン73eと係合してリングギヤ73dは固定されて
いる)、この駆動レバー72の回動とともに駐車ブレー
キペダル3も矢印a方向に回動する。これにより駐車ケ
ーブル2が引かれてリヤブレーキ1が作動する。なお、
駐車ブレーキペダル3が回動した際に、そのラチェット
3aにはストッパレバー4が噛合しており、駐車ブレー
キペダル3の逆の戻りが規制されて、ブレーキ操作状態
に維持される。
【0063】こうしてリヤブレーキ1を作動させた反力
が駆動レバー72から遊星歯車機構73のリングギヤ7
3dに伝達され、さらに、係合ピン73eから解除レバ
ー12に入力される。したがって、解除レバー12を支
持する支持ブラケット17がこの入力に応じて図3中左
方向にスライドし、これに伴ってストロークセンサ19
の摺動子19aが摺動し、このストローク量、すなわ
ち、リヤブレーキ1の作動量に応じた信号を出力する。
そして、このストローク量が規定値になると、モータ7
1が僅かの時間だけ逆転され、リングギヤ73dの係合
ピン73eと解除レバー12との間に作用しているトル
クが抜かれることになる。なお、上述のように駐車ブレ
ーキペダル3のラチェット3aにはストッパレバー4が
噛合しているから、このようにモータ71を逆転させて
も駐車ブレーキペダル3は戻ることはなくリヤブレーキ
1の作動状態は維持される。
【0064】次に、以上のようにしてリヤブレーキ1を
作動させた際に、路面が傾斜しているなどして制動力が
不足して車両が移動した時の作動について説明すると、
この場合、パーキングブレーキスイッチ8cがONとな
っているのに車速が発生することで、ステップS1→S
2→S18→S19→S21→S22→S23→S24
→S25→S26→S27の流れとなって、再度、モー
タ71が正転して、リヤブレーキ1の制動力を増加させ
る。このモータ71の正転は、モータ71が正転を開始
する直前のストロークセンサ19の検出値L1 に常数K
を加えた値が検出されるまで成され(ステップS26→
S27→S28)、その後、上述の場合と同様にモータ
71は僅かに逆転される(ステップS29→S30→S
31→S32)。以上の作動は、車速が0となるまで繰
り返されることになる。したがって、確実に車両が停止
する。
【0065】また、上述のようにリヤブレーキ1が作動
した後に、車両を走行させる場合には、図外のアクセル
ペダルを踏み込めばよい。すなわち、アクセルペダルを
踏み込むことでアクセルスイッチ8aがONとなると、
ステップS1→S2→S18→S19→S20の流れと
なって、解除アクチュエータ6が駆動される。このよう
に解除アクチュエータ6が駆動すると、ストッパレバー
4が回動してラチェット3aとの噛合が解除される。さ
らに、このストッパレバー4の回動に連動して駆動補助
レバー14が連結ケーブル16に引っ張られることで、
駆動補助レバー14が回動し、これに伴って解除レバー
12が係合ピン73eと係合しない位置に回動する。し
たがって、遊星歯車機構73は、動力を伝達しない状
態、すなわち、クラッチ解除状態となる。したがって、
駐車ブレーキペダル3の戻りを規制するものがなくなっ
て戻り方向に回動しリヤブレーキ1の作動が解除され
る。
【0066】次に、モード設定スイッチ9をOFFとし
てオートモードを選択していない時の作動を説明する。
リヤブレーキ1を作動させる時には、駐車ブレーキペダ
ル3を踏み込む、この場合、自動でない一般的なパーキ
ングブレーキと同じ作動となる。ちなみに、オートモー
ドを選択している時も駐車ブレーキペダル3を踏み込め
ばリヤブレーキ1を作動させることは可能であるが、オ
ートモードの場合にはT1 秒間車速が0となると自動的
にリヤブレーキ1が作動するから、この自動作動が行わ
れる前に素早く駐車ブレーキペダル3を踏み込む必要が
ある。
【0067】また、リヤブレーキ1のブレーキ作動の解
除は、ブレーキ解除スイッチ10を手動操作でONとし
て解除する(図5参照)。この時、モータ71の駆動中
であれば、その駆動は停止される(ステップS10→S
11→S12)。
【0068】次に、走行を終えて駐車する時について説
明すると、イグニッションスイッチ20をOFFにする
と、常に、車速が0であるか否かを判定する(ステップ
S41→S42→S43→S44→S45→S46)。
つまり、車両が停車状態を維持しているか否かを判定す
る。そして、所定時間(T3 秒)以上車速が発生した
ら、いったんストロークセンサ19の検出値を読み込ん
で、この検出値が読込値L2 に所定の常数Gを加えた値
となるまでモータ71を正転させ(ステップS47→S
48→S49→S50)、その後、僅かに逆転させて停
止させる(ステップS51→S52→S53→S5
4)。なお、この作動の後も車速が生じている場合に
は、ストロークセンサ19の検出値がさらに常数Gを加
えた値となるまで再びモータ71を駆動させる。したが
って、停車後に、積載重量の変化や路面の傾斜あるいは
その他の原因で車両が動き出しても、停車するまでリヤ
ブレーキ1が作動する。
【0069】ちなみに、駐車時には、一般的に、イグニ
ッションスイッチ20をOFFとする前に、駐車ブレー
キペダル3を踏み込み操作を行うし、また、本実施では
オートモードであれば、車速0となることで自動的に作
動されることで、リヤブレーキ1は作動状態となってい
るもので、この状態から車両が動き出す不測の事態が起
きても、自動的にリヤブレーキ1をさらに強く作動させ
て停車させることができるというものである。
【0070】本実施例は、以上のような構成および作動
を行うから、以下に列挙する効果が得られる。
【0071】 オートモードを選択して運転状態に応
じ自動的にリヤブレーキ1を作動および解除できなが
ら、運転者が駐車ブレーキペダル3の踏み込み操作を行
うことでもリヤブレーキ1を作動させることができるよ
うにしているため、万一モータ71が故障しても、駐車
にあたりリヤブレーキ1を作動させることができ、使い
勝手および信頼性が向上する。
【0072】 リヤブレーキ1の作動解除規制は、駐
車ブレーキペダル3のラチェット3aとストッパレバー
4との噛合により成されるため、モータ71からのトル
ク伝達途中に設けたウォームギヤで行うものに比べ、確
実性が高い。
【0073】 リヤブレーキ1の作動解除は、解除ア
クチュエータ6を作動させて、上記ラチェット3aとス
トッパレバー4との噛合を解除することで行うようにし
ているため、瞬時に成される。
【0074】 リヤブレーキ1を作動させる際のモー
タ71の駆動停止は、リヤブレーキ1の作動に伴い生じ
る反力が規定値となることで行うようにしていて、常
時、最大制動力が発生するまで作動させなくてよいた
め、強度・耐久性・消費電力の点で有利である。
【0075】 上記のように、リヤブレーキ1を最
大制動力まで作動させなくても、走行中あるいはイグニ
ッションスイッチ20をOFFとした駐車中のいずれの
場合にも、制動力不足などで車両が動き出した時には、
車両が停止するまで所定量(常数K,G)だけリヤブレ
ーキ1の効きを増していくため、制動力が不足による不
具合の発生のおそれはない。
【0076】 駐車ブレーキ駆動機構7においてモー
タ71と駆動レバー73との駆動力伝達を断接するもの
として遊星歯車機構73およびそのリングギヤ73dを
固定・固定解除を切り換える解除レバー12を設けたた
め、減速機構とクラッチとをひとまとめにでき、全体の
構成をコンパクトにすることができるし、また、解除ア
クチュエータ6によるストッパレバー4の噛合解除と、
モータ71と駆動レバー73との間の開放とを連動させ
るのにあたり、電気的駆動手段を設ける必要がなく、構
成を簡単にしてコストダウンを図ることができる。
【0077】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。例えば、実施例では、駐車操作手段として
駐車ブレーキペダルを用いた例を示したが、手動操作の
レバー式のものを用いいてもよい。
【0078】また、実施例では、クラッチ手段ならびに
減速手段として遊星歯車機構を用いたが、摩擦締結部材
(クラッチ板)を擦り合わせる、例えば、油圧で駆動す
る一般的なクラッチを用いてもよいし、同様に、減速手
段として、複数の歯車を組み合わせたものを用いてもよ
い。
【0079】また、実施例では、遊星歯車機構のサンギ
ヤにモータの駆動力を入力し、リングギヤを固定するよ
うにしたが、リングギヤに駆動力を入力してサンギヤを
固定するようにしてもよい。
【0080】また、実施例では、各センサからの入力に
基づいて自動的に作動を切り換えるものを示したが、こ
のような自動制御を行わずに、運転者による手動スイッ
チの切換により作動を切り換える構成としてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のパー
キングブレーキ装置にあっては、駆動手段を駆動させて
駐車ブレーキを作動および解除できながら、運転者が踏
み込み操作を行う駐車操作手段を設けたため、万一駆動
手段が故障しても、駐車ブレーキを作動させることがで
き、使い勝手および信頼性が向上するという効果が得ら
れ、また、駐車操作手段の戻りを規制して操作状態を維
持させる解除ストッパにより駐車ブレーキの作動解除規
制を行うようにしたため、トルク伝達途中に設けたウォ
ームギヤで行うものに比べ、確実性が高いという効果が
得られ、加えて、駐車ブレーキの作動解除は、解除アク
チュエータを駆動させて、解除ストッパによる規制の解
除、および、それに連動してクラッチにより駆動手段と
出力部との間の切断することで行うようにしているた
め、駐車ブレーキの作動解除が瞬時に成され、使い勝手
がよいという効果が得られる。
【0082】以上の効果に加え、請求項2記載の装置で
は、駐車ブレーキを作動させる際の駆動手段の駆動停止
は、トルク検出手段が検出する駐車ブレーキの作動反力
が規定値となることで行うようにしているため、駆動手
段を常時最大制動力が発生するまで作動させなく、これ
により、強度・耐久性・消費電力の点で有利であるとい
う効果が得られる。しかも、駆動手段と出力部との間の
クラッチとして遊星歯車機構を設け、駆動力の伝達の断
接と同時に減速も行えるようにして、2つの機能を1つ
にまとめたため、装置のコンパクト化およびコストダウ
ンを図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のパーキングブレーキ装置の要部
を示す斜視図である。
【図2】実施例装置の構成を示す全体図である。
【図3】実施例装置の要部を示す側面図である。
【図4】実施例装置の要部を示す斜視図である。
【図5】実施例装置のブレーキコントローラを示す回路
図である。
【図6】実施例装置の制御ユニットの制御流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】実施例装置の制御ユニットの制御流れを示すフ
ローチャートである。
【図8】実施例装置の制御ユニットの制御流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】実施例装置の制御ユニットの制御流れを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 リヤブレーキ(駐車ブレーキ) 3 駐車ブレーキペダル(駐車操作手段) 4 ストッパレバー(解除ストッパ) 6 解除アクチュエータ 7 駐車ブレーキ駆動機構 71 モータ(駆動手段) 72 駆動レバー(出力部) 73 遊星歯車機構 11 ブレーキコントローラ 12 解除レバー 14 駆動補助レバー(連動機構) 16 連結ケーブル(連動機構) 19 ストロークセンサ(トルクセンサ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駐車ブレーキに連結されてブレー
    キ作動の操作を行う駐車ブレーキ操作手段が設けられ、 この駐車ブレーキ操作手段には、ブレーキ操作時にこの
    ブレーキ操作状態からの戻りを規制してこの操作状態を
    維持させる解除ストッパが設けられ、 前記駐車操作手段に出力部から駆動手段の駆動力を与え
    てブレーキ作動させる駐車ブレーキ駆動機構が設けら
    れ、 車両の運転状態に関係した入力信号に基づいて前記駐車
    ブレーキ駆動機構の駆動手段の駆動を制御するコントロ
    ーラが設けられ、 前記駐車ブレーキ駆動機構には、締結および開放作動し
    て駆動手段から出力部への駆動力伝達経路を接続および
    切断するクラッチが設けられ、 前記解除ストッパを、ブレーキ操作状態からの戻り規制
    の解除を行う解除アクチュエータが設けられ、 この解除アクチュエータの解除駆動に連動して前記クラ
    ッチを開放作動させる連動機構が設けられていることを
    特徴とするパーキングブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッチとして遊星歯車機構を、駆
    動手段の駆動力をサンギヤあるいはリングギヤに入力さ
    せる一方、前記出力部への出力をキャリヤで行って減速
    比が得られる連結構造とした上で、リングギヤあるいは
    サンギヤを、固定切換手段により固定および固定解除可
    能に設け、 前記連動機構は、解除アクチュエータの解除駆動と固定
    切換手段の固定解除作動とを連動させる構造とし、 前記遊星歯車機構の固定切換手段により固定されている
    部分へ入力されるトルクを検出するトルク検出手段を設
    け、 前記コントローラは、トルク検出手段の検出値が規定値
    になったら、駆動手段のブレーキ作動時の駆動を停止さ
    せるよう構成したことを特徴とする請求項1記載のパー
    キングブレーキ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005280476A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Advics:Kk 車両の自動制動制御装置
CN110001397A (zh) * 2019-04-26 2019-07-12 河南警察学院 一种汽车加速踏板防误踩安全装置及其操作方法

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