JPH06278524A - 車両のヘッドランプ装置 - Google Patents

車両のヘッドランプ装置

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JPH06278524A
JPH06278524A JP6636493A JP6636493A JPH06278524A JP H06278524 A JPH06278524 A JP H06278524A JP 6636493 A JP6636493 A JP 6636493A JP 6636493 A JP6636493 A JP 6636493A JP H06278524 A JPH06278524 A JP H06278524A
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JP
Japan
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light
headlamp
discharge lamp
lighting
dimming
Prior art date
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JP6636493A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakada
剛 中田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源として放電灯を用いたものにおいて定常
の明るさを低下させることなく点灯直後の過大な明るさ
を抑制する。 【構成】 放電灯8から射出された光に作用してヘッド
ランプ10の光量を減少させる減光手段16と、上記ヘッド
ランプ10の点灯開始から所定時間上記減光手段16を作動
させて上記ヘッドランプ10の光量を減少させる減光制御
手段18とを備えて成る。具体的には、例えば上記減光手
段16として非透明材料製の筒状減光体20を使用し、上記
減光制御手段18により、上記ヘッドランプの点灯開始か
ら所定時間は上記筒状減光体20を図中2点鎖線で示す放
電灯8を覆う位置に位置せしめてヘッドランプの光量を
減少させ、上記所定時間経過後は上記筒状減光体20を図
中実線で示す放電灯を覆わない位置まで移動させて上記
ヘッドランプの光量を減少させないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源として放電灯を用
いたヘッドランプを備えて成る車両のヘッドランプ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両のヘッドランプ装置として、
フィラメントを使用した光源に代わり、白色光でエネル
ギ効率の高い放電灯を光源として用いたものの開発が進
められている。例えば実開平4−5003号公報には、
その様な放電灯を光源として用いた車両のヘッドランプ
装置であって、該ヘッドランプ装置は対向車とすれ違う
際に消灯もしくは減光しなければならないが、放電灯は
一旦消灯もしくは減光すると再点灯に長時間を要するこ
とに鑑み、放電灯の周囲を液晶板で覆い、消灯もしくは
減光の際には該液晶板を非透明にすることによって消灯
もしくは減光を実現するようにしたものが記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様に光源として放電灯を用いた車両のヘッドランプ装置
においては、点灯直後に明るくなり過ぎ、法規上の要件
を満たすことができないという問題がある。すなわち、
車両のヘッドランプに関する法規上の要件の1つとし
て、「定められた色度範囲に3秒以内に適合すること」
というものがある。これに対し、放電灯の場合には、図
7中の実線Aで示すように、点灯直後の数秒間において
明るさが大きく立ち上がり、その後明るさはあるレベル
に落ち着く。そして、上記点灯直後における明るさが、
図7中の一点鎖線Cで示す法規上の明るさの制限値(こ
れを越えると色度が法規上定められた範囲を逸脱する)
を越えてしまうという問題が生じる。
【0004】かかる問題を解決する方法として、上記放
電灯の明るさの立ち上がりを抑えて点灯直後の明るさが
法規上の制限範囲内に入る様にすることも考えられる
が、その様に明るさの立ち上がりを抑えると、図7中の
破線Bに示すようにその後の落ち着いた定常の明るさも
低くなって従来のフィラメントを用いた光源の明るさと
変わらなくなり、これではより大きな明るさを求めて放
電灯を用いた意味がなくなってしまう。
【0005】本発明の目的は、上記事情に鑑み、光源と
して放電灯を用いたものにおいて定常の明るさを低下さ
せることなく点灯直後の過大な明るさを抑制することの
できる車両のヘッドランプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第一の発明にかか
る車両のヘッドランプ装置は、上記目的を達成するため
に、光源として放電灯を用いたヘッドランプを備えて成
る車両のヘッドランプ装置であって、上記放電灯から射
出された光に作用して上記ヘッドランプの光量を減少さ
せる減光手段と、上記ヘッドランプの点灯開始から所定
時間上記減光手段を作動させる減光制御手段とを備えて
成ることを特徴とする。
【0007】上記減光手段として非透明材料製の減光体
を用い、上記減光制御手段として、上記ヘッドランプの
点灯開始から所定時間上記減光体を上記放電灯から射出
された光に作用する位置に位置させ、上記点灯時間経過
後は上記減光体を上記放電灯から射出された光に作用し
ない位置に位置させるものを用いることができる。
【0008】また、上記減光手段として上記放電灯から
射出された光に作用する位置に配設された透明状態と非
透明状態との間で状態変化可能な液晶パネルを用い、上
記減光制御手段として、上記ヘッドランプの点灯開始か
ら所定時間上記液晶パネルを非透明状態とし、上記所定
時間経過後は上記液晶パネルを透明状態とするものを用
いることができる。
【0009】上記放電灯から射出された光に作用してヘ
ッドランプの光量を減少させるとは、放電灯の射出光量
そのものを減少させるのではなく、例えばフィルタやシ
ャッタの様に放電灯から射出された光に作用して該光を
減少(完全遮光も含む)させることによりヘッドランプ
の明るさを小さくすることを意味する。
【0010】上記減光手段を作動させるとは、該減光手
段をその減光機能を発揮する状態にすることを意味す
る。
【0011】また、上記点灯開始から所定時間とは、点
灯直後の明るさが法規上の要件を満たすレベルまで低下
してくるまでの時間t1 もしくは該t1 よりも大でt1
近傍の時間を意味する。
【0012】また、上記透明とは放電灯からの射出光を
全てもしくは殆んど遮ることのない状態を意味し、非透
明とは放電灯からの射出光の一部もしくは全部を遮る状
態を意味する。
【0013】また、上記減光体を放電灯から射出された
光に作用しない位置に位置させるとは、必ずしも全く作
用しない位置に位置させることに限るものではなく、実
質的につまり実用上問題とならない程度にまで作用しな
い位置に位置させることをも含むものである。
【0014】本願の第二の発明にかかる車両のヘッドラ
ンプ装置は、上記目的を達成するために、光源として放
電灯を用いたヘッドランプを備えて成る車両のヘッドラ
ンプ装置であって、上記放電灯への印加電圧を上記ヘッ
ドランプの点灯時には定常電圧、非点灯時には微小電圧
とする印加電圧制御手段と、上記放電灯から射出された
光に作用して上記ヘッドランプの光を遮る遮光手段と、
上記ヘッドランプの非点灯時には上記遮光手段を作動さ
せる遮光制御手段とを備えて成ることを特徴とする。
【0015】上記遮光とは、必ずしも完全に遮光するも
のに限らず、実用上問題とならない程度まで減少させる
ものを含む意味である。
【0016】
【作用および発明の効果】本願の第一の発明に係る車両
のヘッドランプ装置は、上記の如く、放電灯から射出さ
れた光に作用してヘッドランプの光量を減少させる減光
手段を備え、ヘッドランプの点灯開始から所定時間上記
減光手段を作動させて上記ヘッドランプの光量を減少さ
せるように構成されているので、該減光手段の作動によ
って点灯直後の過大な明るさを抑制することができ、か
つその後は上記減光手段を非作動とすることにより上記
放電灯の本来の定常の明るさを低下させることなく使用
することができる。
【0017】上記のように放電灯の明るさが点灯直後に
大きく立ち上がるのは、点灯時に印加電圧を零からいき
なり大きい定常電圧(定格電圧)まで上昇させることに
起因するものと考えられ、従ってヘッドランプの非点灯
時には微小電圧を印加しておいて点灯時にはその微小電
圧状態から所定の定常電圧まで上昇させるようにすれ
ば、点灯直後の明るさの立ち上がりを小さく抑えること
ができるが、もしその様にすると、ヘッドランプの非点
灯時においても該ヘッドランプは微小電圧によりボヤッ
と光り続けることとなってしまう。
【0018】しかして、本願の第二の発明に係る車両の
ヘッドランプ装置は、上記の如く、放電灯への印加電圧
をヘッドランプの点灯時には定常電圧、非点灯時には微
小電圧とする印加電圧制御手段と、上記放電灯から射出
された光に作用して上記ヘッドランプの光を遮る遮光手
段とを備え、上記ヘッドランプの非点灯時には上記遮光
手段を作動させて上記ヘッドランプの光を遮光するよう
に構成されているので、上記点灯の際には微小電圧状態
から所定の定常電圧まで上昇させることにより点灯直後
の明るさの立ち上がりを小さく抑えて該点灯直後の明る
さが大きすぎるという問題を解決することができると共
に、ヘッドランプの非点灯時には上記遮光手段を作動さ
せることにより非点灯時においてもヘッドランプが微小
電圧によりボヤッと光り続けるという不都合を回避する
ことができ、かつ点灯時には上記遮光手段を非作動とす
ることにより上記放電灯の本来の定常の明るさを低下さ
せることなく使用することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
【0020】図1は本発明にかかる車両のヘッドランプ
装置の一実施例を示す断面図である。図示の車両のヘッ
ドランプ装置2は、ランプハウジング4と、該ハウジン
グ4の前面側に設けられたレンズ6と、上記ハウジング
4内に配設された光源としての放電灯8とを備えて成る
ヘッドランプ10を有する。上記放電灯8は、バーナ(発
光管)12と放電電極14とを備えて成る。上記放電灯8か
ら射出された光は上記ランプハウジングの内面に形成さ
れた反射面4aによって反射されてヘッドランプ10から前
方に向けて照射される。
【0021】上記ヘッドランプ装置2は、さらに、上記
放電灯8から射出された光に作用して上記ヘッドランプ
10の光量を減少させる減光手段16と、上記ヘッドランプ
10の点灯開始から所定時間上記減光手段16を作動させて
上記ヘッドランプ10の光量を減少させる減光制御手段18
とを備えて成る。
【0022】本実施例においては、上記減光手段16は、
光の一部もしくは全部を遮る非透明材料からなり後面開
放前面閉塞(前面も開放であっても良い)の筒状の減光
体20により構成されている。また、上記減光制御手段18
は、上記筒状減光体20に連結された連結ロッド22と該連
結ロッド22を矢印D方向に移動させて上記筒状減光体20
を図中2点鎖線で示すところの上記放電灯8を覆う位置
と図中実線で示すところの上記放電灯8より前側の該放
電灯8を覆わない位置との間で移動させるアクチュエー
タ24とから成る筒状減光体駆動手段26と、該筒状減光体
駆動手段(アクチュエータ)26の作動を制御して上記ヘ
ッドランプの点灯開始から所定時間上記筒状減光体20を
上記放電灯8を覆う位置に位置させてヘッドランプの光
量を減少させ、その所定時間経過後は上記筒状減光体20
を上記放電灯8より前側の該放電灯8を覆わない位置に
位置させてヘッドランプの光量を減少させないようにす
る減光制御部28とにより構成されている。
【0023】すなわち、本実施例においては、上記ヘッ
ドランプの点灯開始(ヘッドランプのスイッチオン時)
から所定時間は上記筒状減光体20を作動させ、つまり筒
状減光体20を上記放電灯8を覆って該放電灯8から射出
された光に作用する位置に置いてその減光作用を発揮す
る状態とし、その所定時間が経過した後は上記筒状減光
体20を非作動とする、つまり筒状減光体20を上記放電灯
8を覆わないで上記放電灯8から射出された光に作用し
ない位置に置いてその減光作用を発揮しない状態とする
ので、点灯直後は上記筒状減光体20の作動によって過大
な明るさを抑制することができ、かつその後は上記筒状
減光体20の非作動によって上記放電灯8の本来の定常の
明るさを低下させることなく使用することができる。
【0024】なお、上記所定時間は例えば図7に示す様
に点灯直後の明るさが法規上の制限値まで低下するまで
の時間t1 (このt1 は予め調べておけば良い)とする
ことができる。また、上記減光は、点灯直後の明るさを
上記法規上の制限値を越えることのない状態まで低下さ
せることが必要である。
【0025】図2は本発明にかかる車両のヘッドランプ
装置の他の実施例を示す断面図である。図示の車両のヘ
ッドランプ装置2は、図1のヘッドランプ装置2と同様
に、ランプハウジング4と、レンズ6と、バーナ12と放
電電極14とから成る放電灯8とを備えて成るヘッドラン
プ10を有し、さらに、上記放電灯8から射出された光に
作用して上記ヘッドランプ10の光量を減少させる減光手
段16と、上記ヘッドランプ10の点灯開始から所定時間上
記減光手段16を作動させて上記ヘッドランプ10の光量を
減少させる減光制御手段18とを備えて成る。
【0026】本実施例においては、上記減光手段16は、
上記放電灯8から射出された光に作用する位置の一例と
しての上記ランプハウジング4とレンズ6との間に配設
された、透明状態と非透明状態との間で状態変化可能な
液晶パネル30により構成されている。また、上記減光制
御手段18は、上記液晶パネル30を透明状態と非透明状態
との間で状態変化させる液晶駆動部32と、該液晶駆動部
32の作動を制御して上記ヘッドランプの点灯開始から所
定時間上記液晶パネル30を非透明状態にしてヘッドラン
プの光量を減少させ、その所定時間経過後は上記液晶パ
ネル30を透明状態にしてヘッドランプの光量を減少させ
ないようにする減光制御部28により構成されている。
【0027】すなわち、本実施例においては、上記ヘッ
ドランプの点灯開始(ヘッドランプのスイッチオン時)
から所定時間は上記液晶パネル30を作動させ、つまり液
晶パネル30を非透明状態としてその減光作用を発揮する
状態とし、その所定時間が経過した後は上記液晶パネル
30を非作動とする、つまり液晶パネル30を透明状態とし
てその減光作用を発揮しない状態とするので、点灯直後
は上記液晶パネル30の作動によって過大な明るさを抑制
することができ、かつその後は上記液晶パネル30の非作
動によって上記放電灯8の本来の定常の明るさを低下さ
せることなく使用することができる。
【0028】図3〜図5は本発明にかかる車両のヘッド
ランプ装置のさらに他の実施例を示す図である。この実
施例の車両のヘッドランプ装置2は、図1のヘッドラン
プ装置2と同様に、ランプハウジング4(一部のみ図
示)と、レンズ6(図示せず)と、バーナ12と放電電極
14とから成る放電灯8とを備えて成るヘッドランプ10を
有し、さらに、上記放電灯8から射出された光に作用し
て上記ヘッドランプの光量を減少させる減光手段16と、
上記ヘッドランプの点灯開始から所定時間上記減光手段
16を作動させて上記ヘッドランプの光量を減少させる減
光制御手段18とを備えて成る。
【0029】本実施例においては、上記減光手段16は、
非透明材料からなり上記放電灯8の上半分を覆う半筒状
の減光体33と、上記放電灯のバーナ12の非透明材料から
なる下半分部分(クロス線を施した部分)12a とにより
構成されている。また、上記減光制御手段18は、上記放
電灯8を180 °正逆回転させる歯車34とモータ36とから
成る放電灯駆動手段38と、該放電灯駆動手段38の作動を
制御して上記ヘッドランプの点灯開始から所定時間上記
放電灯8を回転させてそのバーナの上記非透明材料から
なる下半分部分12a を下側にして上記半筒状減光体33か
ら露出する状態に位置させてヘッドランプの光量を減少
させ(図4参照)、その所定時間経過後は上記放電灯8
を回転させてそのバーナの上記非透明材料からなる下半
分部分12a を上側にして上記半筒状減光体33の内側に位
置させてヘッドランプの光量を減少させない(図5参
照)ようにする減光制御部28とにより構成されている。
【0030】上記バーナの非透明材料からなる下半分部
分12a は例えばバーナの下半分部分をダーク色にまたは
半透明に加工することによって形成することができる。
【0031】すなわち、本実施例においては、上記ヘッ
ドランプの点灯開始(ヘッドランプのスイッチオン時)
から所定時間は上記バーナの上記非透明材料からなる下
半分部分12a を上側にして上記減光手段16を作動させ、
つまり上記減光手段16をその減光作用を発揮する状態と
し、その所定時間が経過した後は上記バーナの上記非透
明材料からなる下半分部分12a を下側にして上記減光手
段16を非作動とする、つまり上記減光手段16をその減光
作用を発揮しない状態とするので、点灯直後は上記減光
手段16の作動によって過大な明るさを抑制することがで
き、かつその後は上記減光手段16の非作動によって上記
放電灯の本来の定常の明るさを低下させることなく使用
することができる。
【0032】図6は本発明にかかる車両のヘッドランプ
装置のさらに他の実施例を示す断面図である。図示の車
両のヘッドランプ装置2は、図1に示すヘッドランプ10
と同様のランプハウジング4と、レンズ6と、バーナ12
と放電電極14とからなる放電灯8とを備えて成る。
【0033】上記ヘッドランプ装置2は、さらに、上記
放電灯8への印加電圧を上記ヘッドランプの点灯時には
定常電圧(定格電圧)、非点灯時には微小電圧とする印
加電圧制御手段40と、上記放電灯8から射出された光に
作用して上記ヘッドランプの光を遮る遮光手段42と、上
記ヘッドランプの非点灯時には上記遮光手段42を作動さ
せて上記ヘッドランプの光を遮光させる遮光制御手段44
とを備えて成る。
【0034】本実施例においては、上記遮光手段42は、
上記放電灯から射出された光に作用する位置の一例とし
ての上記ランプハウジング4とレンズ6との間に配設さ
れた、透明状態と非透明状態との間で状態変化可能な液
晶パネル46により構成されている。また、上記遮光制御
手段44は、上記液晶パネル46を透明状態と非透明状態と
の間で状態変化させる液晶駆動手段48と、該液晶駆動手
段48の作動を制御して上記ヘッドランプの非点灯時には
上記液晶パネル46を非透明状態にしてヘッドランプの光
を遮り、点灯時には上記液晶パネル46を透明状態にして
ヘッドランプの光を遮らないようにする遮光制御部50と
により構成されている。
【0035】すなわち、本実施例においては、上記ヘッ
ドランプの非点灯時(ヘッドランプのスイッチオフ時)
には微小電圧を印加すると共に上記ヘッドランプの点灯
時(ヘッドランプのスイッチオン時)には該微小電圧状
態から所定の定常電圧まで印加電圧を上昇させるように
することにより点灯直後の明るさの立ち上がりを小さく
抑えて点灯直後の明るさが大きすぎるという問題を解決
することができると共に、上記ヘッドランプの非点灯時
には上記液晶パネル46を作動させ、つまり液晶パネル46
を非透明状態としてその遮光作用を発揮する状態とし、
点灯時には上記液晶パネル46を透明状態としてその遮光
作用を発揮しない状態とするので、非点灯時においても
ヘッドランプが微小電圧によりボヤッと光り続けるとい
う不都合を回避することができ、かつ点灯時には上記放
電灯8の本来の定常の明るさを低下させることなく使用
することができる。
【0036】上記減光手段16および遮光手段42として
は、上述の各実施例に示されるものに限らず、他の種々
の手段を採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッドランプ装置の一実施例を示
す断面図
【図2】本発明に係るヘッドランプ装置の他の実施例を
示す断面図
【図3】本発明に係るヘッドランプ装置のさらに他の実
施例の放電灯部分を示す斜視図
【図4】図3に示す実施例の点灯直後における放電灯部
分の状態を示す線断面図
【図5】図3に示す実施例の点灯開始から所定時間経過
後における放電灯部分の状態を示す断面図
【図6】本発明に係るヘッドランプ装置のさらに他の実
施例を示す断面図
【図7】放電灯の明るさの時間経過に伴う変化を示す図
【符号の説明】
8 放電灯 10 ヘッドランプ 16 減光手段 18 減光制御手段 20 減光体 30 液晶パネル 46 印加電圧制御手段 42 遮光手段 44 遮光制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源として放電灯を用いたヘッドランプ
    を備えて成る車両のヘッドランプ装置であって、 上記放電灯から射出された光に作用して上記ヘッドラン
    プの光量を減少させる減光手段と、上記ヘッドランプの
    点灯開始から所定時間上記減光手段を作動させる減光制
    御手段とを備えて成ることを特徴とする車両のヘッドラ
    ンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記減光手段が、非透明材料製の減光体
    からなり、上記減光制御手段が、上記ヘッドランプの点
    灯開始から所定時間上記減光体を上記放電灯から射出さ
    れた光に作用する位置に位置させ、上記所定時間経過後
    は上記減光体を上記放電灯から射出された光に作用しな
    い位置に位置させるものであることを特徴とする請求項
    1記載の車両のヘッドランプ装置。
  3. 【請求項3】 上記減光手段が、上記放電灯から射出さ
    れた光に作用する位置に配設された透明状態と非透明状
    態との間で状態変化可能な液晶パネルからなり、上記減
    光制御手段が、上記ヘッドランプの点灯開始から所定時
    間上記液晶パネルを非透明状態とし、上記所定時間経過
    後は上記液晶パネルを透明状態とするものであることを
    特徴とする請求項1記載の車両のヘッドランプ装置。
  4. 【請求項4】 光源として放電灯を用いたヘッドランプ
    を備えて成る車両のヘッドランプ装置であって、 上記放電灯への印加電圧を上記ヘッドランプの点灯時に
    は定常電圧、非点灯時には微小電圧とする印加電圧制御
    手段と、上記放電灯から射出された光に作用して上記ヘ
    ッドランプの光を遮る遮光手段と、上記ヘッドランプの
    非点灯時には上記遮光手段を作動させる遮光制御手段と
    を備えて成ることを特徴とする車両のヘッドランプ装
    置。
JP6636493A 1993-03-25 1993-03-25 車両のヘッドランプ装置 Pending JPH06278524A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008177166A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Valeo Vision 外観が改善された光源または信号伝達モジュール

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