JPH0627840Y2 - 圧電型ファン - Google Patents

圧電型ファン

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JPH0627840Y2
JPH0627840Y2 JP1985037627U JP3762785U JPH0627840Y2 JP H0627840 Y2 JPH0627840 Y2 JP H0627840Y2 JP 1985037627 U JP1985037627 U JP 1985037627U JP 3762785 U JP3762785 U JP 3762785U JP H0627840 Y2 JPH0627840 Y2 JP H0627840Y2
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
elastic body
piezoelectric
support base
support
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985037627U
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English (en)
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JPS61155700U (ja
Inventor
信一 朝倉
壮征 佐藤
Original Assignee
株式会社三鈴エリ−
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は支持部に圧電振動子を支持してなる圧電型ファ
ンに関する。
〔従来の技術〕
従来の圧電型ファンは、第3図示のように支持台1の凹
部に圧電振動子2の一端部を接着剤4により固定し、こ
の圧電振動子2の他端部に接続部6を介して振動羽根5
を取り付けてなるものである。
この従来の圧電型ファンは圧電振動子2をこれに交流電
流を通電して振動させ、振動羽根5を振動させて送風で
きるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような従来の圧電型ファンにあって
は、圧電振動子2の一端部の根元2a付近が振動による応
力集中により折損し易く、折損した場合は電気火花が発
生するため、可燃性気体中では爆発のおそれがあって使
用することができないばかりでなく水分の多い気体中で
使用した場合には漏電,ショートの危険性があり、安全
性に欠けるという課題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案圧電型ファンは上記課題を解決するため、第1,
第2図示のように支持台に凹部を形成すると共に、圧電
セラミックスを用いた圧電振動子の一端部を弾性体で被
覆し、該弾性体の上端が支持台の上面より突出する状態
に圧電振動子の弾性体被覆側を前記凹部に挿入して支持
台に固定し、かつ、圧電振動子の他端部に振動羽根を連
設してなる圧電型ファンを提供するものである。
〔作用〕
このように構成されているので、圧電振動子2は弾性体
3により振動に支障をきたすことなく支持されており、
折損するおそれがない。
圧電振動子2が折損するおそれがないので、可燃性気体
中での使用が可能となる。
〔実施例〕
第1図(a)〜(c)は本考案圧電型ファンの第1実施例を示
す断面図である。
まずその構成を説明する。
この第1実施例は、支持台1に凹部1aを形成する。
支持台1は塩化ビニル等のプラスチックあるいは金属よ
りなる成形品で、その凹部1aは第1図(a)示のように角
筒状の凹部,第1図(b)示のように振動方向と直角な方
向から見た面が開口端に向かって拡開する断面10を有す
る横断面角形の凹部,あるいは第1図(c)のように振動
方向と直角な方向から見た面が開口端に向かって拡開す
る断面11を有する横断面角形の凹部のいずれでもよい。
一方、圧電振動子2の一端部を弾性体3で被覆し、この
圧電振動子2の弾性体3で被覆した側を前記支持台1の
凹部1aに挿入して弾性体3の上端が支持台1の上面より
突出する状態に圧電振動子2を支持台1に固定すると共
に圧電振動子2の他端には接続部6を介して振動羽根5
を取付ける。
圧電振動子2としては1枚の圧電セラミックスの両面に
電極を設けると共に片面にシムを貼合わせた単層型のも
のでもよいが、第1図示のように2枚の圧電体7,7を
貼り合せ、その貼り合せ面及び両面にそれぞれ電極8,
9を設け、望ましくは貼り合せ面にリン青銅等のシムを
挿設してなる積層型のものが大きな振動を得ることがで
きるので好ましい。
弾性体3としては、シリコンゴム等を用いるのがよい。
また接続部6としては塩化ビニル等のプラスチック製の
成形品を用い、振動羽根5としてはリン青銅等の可撓性
に優れた材料のものを用いるものである。
圧電振動子2の支持はその一端部の両面に弾性体3を貼
り付け、あるいは弾性体で被覆するように一体成形して
その一端部を弾性体3で被覆し、これを支持台1の凹部
1a内に嵌め込み接着するか、または圧電振動子2の一端
部を支持台1の凹部1aに挿入し、その隙間に弾性体3を
流し込んで固めることにより行うことができる。
なお、圧電振動子2は例えば支持台1が金属製の場合、
弾性体3として絶縁性のものを用いて支持するなど、絶
縁支持することは勿論である。
次にその作用を説明する。
第1実施例は上記のような構成であるから圧電振動子2
の一端部は支持部1の凹部1aに弾性体3で支持されてい
るので、圧電振動子2の振動による根元2a付近の応力集
中を弾性体3により緩和でき、圧電振動子2の折損を防
止することができる。特に第1図(b)また(c)示のように
圧電振動子2の一端部を振動方向と直角な面が開口端に
向かって拡開する断面10,11を有する凹部1aに弾性体3
で支持した場合には応力集中を大幅に緩和でき、圧電振
動子2の折損防止効果を高めることができる。
更に第1図(b),(c)示のように支持台1の凹部1a底面に
窪みを設け、この窪みに圧電振動子2の一端をエポキシ
樹脂等の支持材13で固定すると、圧電振動子2の全体が
振動により横方向へ往復移動するのを回避できるので好
ましい。
第2図は第2実施例を示す断面図である。
この第2実施例は圧電振動子2の全体を絶縁性弾性体3
で支持したものであり、絶縁性弾性体3の下部を支持台
1の凹部1aに収めた例である。
この第2実施例は圧電振動子2の全体を絶縁性弾性体3
で支持したので、圧電振動子2が振動により折損するこ
とも感電するおそれもなく、万一圧電振動子2が折損し
たとしても電気火花が外部に漏れることがないので、可
燃性気体中でも安心して使用することができる。
また、圧電振動子2の全体が絶縁性弾性体3で被覆され
ているので、水分の多い気体中で使用しても漏電、ショ
ート等の危険性がなく、安全性を確保できる。
上述のように本考案によれば、支持部1に圧電振動子2
を弾性体3で支持してなるので、圧電振動子2の折損を
弾性体3により防止でき、折損による電気火花の発生を
回避して可燃性気体中での使用を可能にする効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本考案圧電型ファンの第1実施例を示
す断面図、第2図は第2実施例を示す断面図、第3図は
従来の圧電型ファンの一例を示す断面図である。 1……支持部(支持台)、2……圧電振動子、3……
(絶縁性)弾性体、5……振動羽根、6……接続部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持台に凹部を形成すると共に、圧電セラ
    ミックスを用いた圧電振動子の一端部を弾性体で被覆
    し、該弾性体の上端が支持台の上面より突出する状態に
    圧電振動子の弾性体被覆側を前記凹部に挿入して支持台
    に固定し、かつ、圧電振動子の他端部に振動羽根を連設
    してなることを特徴とする圧電型ファン。
JP1985037627U 1985-03-15 1985-03-15 圧電型ファン Expired - Lifetime JPH0627840Y2 (ja)

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JP1985037627U JPH0627840Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15 圧電型ファン

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JPS61155700U JPS61155700U (ja) 1986-09-26
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JPS61155700U (ja) 1986-09-26

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