JPH06278221A - 鳩目付き合成樹脂シート - Google Patents
鳩目付き合成樹脂シートInfo
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- JPH06278221A JPH06278221A JP5070062A JP7006293A JPH06278221A JP H06278221 A JPH06278221 A JP H06278221A JP 5070062 A JP5070062 A JP 5070062A JP 7006293 A JP7006293 A JP 7006293A JP H06278221 A JPH06278221 A JP H06278221A
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- eyelets
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D7/00—Producing flat articles, e.g. films or sheets
- B29D7/01—Films or sheets
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
理が行なえる農業,土木,建築作業やレジャー等で使用さ
れる合成樹脂シートを提供する。 【構成】 周縁部に適当間隔でこのシートと同種又は類
似の合成樹脂成形物で鳩目を形成する。この鳩目は、合
成樹脂成形物の雄部材2と雌部材3とをシートを挟着す
るように結合させてなる構造のものと、合成樹脂を直接
にシート面上に押出しモールドしてこのモールド部分に
鳩目孔6を設けて形成するものとがある。鳩目の結合に
は塑性変形や熱融着性などが利用できる。
Description
資材を覆ったり、レジャーなどで使用される合成樹脂シ
ートに関する。
れる合成樹脂シートは、ポリオレフィン系合成樹脂のフ
ィルムを細幅にスリットして延伸し、これをテープヤー
ンとして密に並べて織製し、この織製したものの片面又
は両面に同素材の樹脂をコーティングして製造される。
シートの支持体への取付けや固定をしやすくするため、
シートは外周を折り返して縫製又はウエルダー加工によ
り融着し、このシート外周に組紐や針金等を通す孔であ
る鳩目を所定間隔で設けるようにしている。
の筒状突起を嵌入するワッシャ形の雌部材とから構成さ
れ、アルミや真鍮等の金属製である。この鳩目は、金属
の塑性変形特性を利用して、シートに鳩目打機などによ
り打設される。具体的には、雄部材の筒状突起をシート
に設けた孔に挿入し、この筒状突起に雌部材を嵌入した
後に鳩目打機などにより両部材を加圧して雌部材から突
出した雄部材の筒状突起を折り返し、かしめるのであ
る。
ートは再生して繰返し利用できるのだが、現在の再生処
理には大変手間がかかっている。何故なら、使用済みの
シートは裁断し洗浄した後に再生処理するのだが、この
再生処理に金属が混じっていると再生不可となるので、
シートの裁断前に金属製の鳩目の分離作業が必要となる
ためである。このシートからの鳩目の分離作業は、シー
トの再生利用における作業能率及び作業コストを低下さ
せる一因であり、本発明ではこれを解決すべく鋭意検討
を行なった。
果、鳩目の分離作業を行なうことなくそのまま再生処理
できる合成樹脂シートを開発したものである。それが、
周縁部に適当間隔で鳩目を形成したポリオレフィン系合
成樹脂シート1において、前記鳩目がこのシートと同種
又は類似の合成樹脂成形物であることを特徴とする鳩目
付き合成樹脂シートである。シートと鳩目の素材は同種
のものが望ましいが、類似であってもあまり性質の異な
らないものならば問題はない。
同じくシートと鳩目とを別に形成することもシートと鳩
目とを一体に形成することもできる。前者には、鳩目が
筒状突起4を持つ雄部材2とワッシャ形の雌部材3とか
らなるポリオレフィン系合成樹脂成形物であり、シート
に設けた前記筒状突起外径とほぼ同径の鳩目孔6に雄部
材2の筒状突起4を挿入し、シートを挟着するようにそ
の筒状突起に雌部材3を嵌入して雄、雌両部材を結合さ
せることを特徴とする鳩目付き合成樹脂シートがある。
塑性変形特性を利用して雌部材3から突出した筒状突起
4部分を加圧して折り返す方法や、合成樹脂の熱融着性
を利用して高周波や超音波により雄又は雌部材3をシー
トに直接融着する方法などがある。もちろん、これらの
方法を合わせて用いることもできる。
は、溶融したポリオレフィン合成樹脂を無定形状態でノ
ズル9から直接にシート面上に押出しモールドし、その
モールド部分に鳩目孔6を設けて鳩目を形成する鳩目付
き合成樹脂シートがある。この場合、溶融状態つまり高
温状態にある合成樹脂によるシートの熱劣化を最小限に
するため、プレス冷却を素早くすること、融点が低
くかつメルトインデックスが大きい樹脂を選択する必要
がある。
樹脂であり、この合成樹脂の性質により次のような利点
がある。まず、鳩目の大きさや形状を任意に、かつ自在
に形成でき、その取付け方法に必要となる設備や作業の
選択にも大きな幅が与えられる。具体的には、従来の鳩
目打機を用いて打設したり、高周波又は超音波により融
着したり、又は直接シート上に鳩目を形成するなどであ
る。
から鳩目を分離することなくそのまま処理することが可
能である。両者は同素材であることから、処理過程にお
けるいずれの処理も全く問題なく行なえる訳である。
施例について、図を参照して説明する。実施例として、
鳩目をシートとは別形成にしたもの(実施例1〜実施例
3)と鳩目を直接シートに形成したもの(実施例4)を製
造した。図1は実施例1の鳩目のシートへの取付け前の
縦断面図、図2は同例の取付け後の縦断面図、図3は実
施例2のシートへの取付け前の縦断面図、図4は同例の
取付け後の縦断面図、図5は実施例3のシートへの取付
け前の縦断面図、図6は同例の取付け後の縦断面図であ
り、図7は実施例4の鳩目を形成するため合成樹脂をシ
ート上に押し出した縦断面図、図8は同例の合成樹脂を
型押しモールドした縦断面図、図9は同例の完成した鳩
目の縦断面図である。
品質のものを使用し、それらは次のように製造したもの
である。まず、合成樹脂シートの原材料となるフィルム
は、熱可塑性合成樹脂である高密度ポリエチレン(MI=1.
0、融点129℃)をインフレーション法により溶融温度220
℃でダイスから押し出し、冷却して成形した。次にこの
フィルムをテープ状に細断し、接触熱板延伸方式で延伸
温度115℃、アニーリング温度120℃、延伸倍率4.8倍で
延伸した繊度900drのフラットヤーンを経緯糸として織
成密度8×8本/インチの平織の織布を織製した。この
織布をシートとして使用するために、この織布両面に溶
融押出法により溶融温度260℃で各々厚み25μmの低密度
ポリエチレンのラミネート層を被覆した。
5.3、融点=134℃)で鳩目の雄、雌両部材を形成してい
る。実施例1は、図1のように、先端外周に凸環を有す
る筒状突起4を持つ雄部材2と開口端内周に凹環を有す
る開口部5を持つワッシャ形の雌部材3とからなる鳩目
を、従来の鳩目打機を用いてシート外周の鳩目孔6に取
付けている。雄部材2の筒状突起4は雌部材3から突出
しない長さで、雌部材3の開口部5内径は雄部材2の筒
状突起4の外径と同径である。図2のように、両部材で
シートを挟着すると雄部材2の凸部が雌部材3の凹部に
嵌まり、両部材が緊密な状態で結合する。そのため、雄
又は雌部材に圧力を懸けて変形させる必要はない。
持つ雄部材2と開口部5を持つワッシャ形の雌部材3か
らなる鳩目を、従来の鳩目打機を用いてシート外周の鳩
目孔6に取付けている。雄部材2の筒状突起4は雌部材
3からわずかに突出する長さで、雌部材3の開口部5内
径は雄部材2の筒状突起4の外径と同径である。両部材
でシートを挟着すると雌部材3の表面より雄部材2の筒
状突起4が若干突出する。図4のように、この部分を鳩
目打機により外向きに折り返して折返し部7とし、両部
材を緊密に結合させる。本発明の鳩目のポリオレフィン
系合成樹脂は金属同様の塑性変形特性を有しているの
で、従来の鳩目打機を使用することが可能なのである。
を持つ雄部材2と開口部5を持つワッシャ形の雌部材3
とからなる鳩目を、従来の鳩目打機を用いて予めシート
外周に設けておいた鳩目孔6に取付ける。雄部材2の筒
状突起4は雌部材3から突出しない長さで、雌部材3の
開口部5内径は雄部材2の筒状突起4の外径と同径であ
る。図6のように、雄,雌両部材同士又は各部材とシー
トとの結合は、高周波ウェルダーによる融着である。
0、融点125℃)を溶融温度220℃でノズル9から直接シー
トへ押し出して、図7のように略リング状にモールド
し、これを直ちに略同寸の溝を有する冷却型10で図8の
ようにプレスして、図9のような鳩目8としたものであ
る。この例における鳩目孔6は、図8に示すように、鳩
目8をシート面上に固着させると同時にシート裏面から
打ち抜き刃11により形成する。
じ合成樹脂シートに打設したものを従来例とし、実施例
1〜4と従来例についてそれぞれの鳩目強力の測定試験
を行なってみた。その結果が次に示す表1である。な
お、試験に当たっての条件は日本工業規格JIS-A8952に
準じている。
設した実施例1又は2と従来の金属製の鳩目との強度的
な差は見られなかった。この結果から、従来の鳩目の打
設を行なう設備及び作業にほとんど変更を加えることな
く、従来の金属製の鳩目と比べて強度的に遜色ない本発
明の鳩目付き合成樹脂シートを製造できることがわかっ
た。
施例3については従来例よりも高い鳩目強力を確認でき
た。この実施例3については、機械振動を伴わない融着
と言った鳩目成形により鳩目の打ち損じが少なくできる
ため、作業的にも従来のものより優れていると言える。
干劣る試験結果であった。しかし、この鳩目強力はレジ
ャー用などの高い鳩目強力を要求されない分野での使用
には十分な数値であると言える。逆に、この実施例4の
鳩目はシートの製造過程中に合わせて形成できるといっ
た作業上の利点が挙げられるので、作業能率や費用を合
わせて考えた場合、従来の金属製の鳩目よりも優れてい
ると言える。
効果がある。第1に、合成樹脂シートの再生処理の作業
能率が向上する点である。従来のシートの再生処理の作
業において、この作業前に必要であったアルミニウムや
真鍮等の金属製の鳩目の除去作業が不必要となるので、
これまでこの除去作業に要していた労力や時間を削減で
き、シートの再生処理全体の作業能率を上げることがで
きる。
が向上する点も挙げられる。例えば、従来使用していた
鳩目打機をそのまま使用して金属製の鳩目と同強度の本
発明の鳩目の打設作業が可能なので、設備や作業手順の
変更を要せず、変更に基づく費用もそれほどかからな
い。また、融着による打設作業では打ち損じを減らすこ
とができるので大幅に作業能率を改善させることができ
る。この融着による打設作業は、熱によるほか高周波や
超音波も利用することができ、従来より優れた鳩目強力
を持つ鳩目を簡単に形成することもできる。更に、レジ
ャー用などに使用を限定すれば、シート面に直接合成樹
脂をモールドして鳩目を形成する方法が利用でき、シー
トの製造と合わせて鳩目が形成できるので製造能率の向
上のほか、製造コストを下げることもできる。
状態の縦断面図である。
態の縦断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 周縁部に適当間隔で鳩目を形成したポリ
オレフィン系の合成樹脂シート1において、前記鳩目が
該シートと同種又は類似の合成樹脂成形物であることを
特徴とする鳩目付き合成樹脂シート。 - 【請求項2】 請求項1記載の鳩目が、筒状突起4を持
つ雄部材2とワッシャ形の雌部材3とからなるポリオレ
フィン系合成樹脂成形物で、該シートに設けた前記筒状
突起外径とほぼ同径の鳩目孔6に雄部材2の筒状突起4
を挿入し、該シートを挟着するように該筒状突起に雌部
材3を嵌入して雄、雌両部材を結合してなることを特徴
とする鳩目付き合成樹脂シート。 - 【請求項3】 請求項1記載の鳩目が、溶融したポリオ
レフィン合成樹脂を無定形状態でノズル9から直接にシ
ート面上に押出しモールドし、該モールド部分に鳩目孔
6を設けてなることを特徴とする鳩目付き合成樹脂シー
ト。
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