JPH06277759A - H形鋼用ローラ矯正装置 - Google Patents
H形鋼用ローラ矯正装置Info
- Publication number
- JPH06277759A JPH06277759A JP7371593A JP7371593A JPH06277759A JP H06277759 A JPH06277759 A JP H06277759A JP 7371593 A JP7371593 A JP 7371593A JP 7371593 A JP7371593 A JP 7371593A JP H06277759 A JPH06277759 A JP H06277759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- flange
- steel
- web
- section steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
拘束ローラ2とウエブ圧接ローラ3とフランジ先端圧接
ローラ4とを組み合わせたローラユニットをH形鋼1の
長手方向に沿いそのウエブの表裏で互い違いとなる配列
してフレーム本体内に組み込み、フレーム本体Fにロー
ラユニットをH形鋼の長手方向に沿って移動可能させる
移動機構を配置する。 【効果】 作業効率を大幅に改善できる。ローラの交換
を簡便にしかも迅速に行い得る。
Description
長手方向に沿って配置したローラ群を通過させることに
よって矯正する矯正装置に関するものである。
一般に片持式のローラ矯正機が使用されてきていて、か
かるローラ矯正機における諸問題の解決を図った技術に
関しては特公昭56-40645号公報が参照される。
鋼のように多品種少量生産が要請される傾向にあり、矯
正すべきH形鋼もその種類が極めて多くなっている。そ
して、かかる矯正作業において上記公報に開示のような
装置を適用するに当たっては矯正すべきH形鋼のサイズ
が変更される度にそれに適合するローラに交換する必要
があって、そのために多大の労力と時間を必要とする不
利があった。とくに、効率的な矯正を行うためにウエブ
圧接ローラの交換に加えフラジ端圧接ローラやフランジ
外面拘束ローラの取替えを行う場合には交換作業の負荷
が極めて大きくなり、この点に関する改善が求められて
いた。
正すべきH形鋼のサイズに変更があっても迅速に対応で
き、しかもローラの交換の必要がある場合にはそれを容
易かつ迅速に実行し得る新規な矯正装置を提案するとこ
ろにある。
ランジを左右両側から押さえ込むローラ開度の調整可能
な一対の拘束ローラと、H形鋼のウエブをその表裏の少
なくとも一方にて圧接するローラ開度の調整可能な左右
一対のウエブ圧接ローラと、H形鋼のフランジの各先端
部分を幅寸法の変動にかかわらずに圧接可能なフランジ
先端圧接ローラとを組み合わせたローラーユニットを備
え、このローラユニットをH形鋼の長手方向に沿いその
ウエブの表裏で互い違いとなる配列にして本体フレーム
に組み込み、この本体フレームに各ローラユニットをH
形鋼の長手方向に沿って移動させる移動機構を配置した
ことを特徴とするH形鋼用ローラ矯正装置である。
サイズになるH形鋼の矯正に対応させることができるよ
う各ローラにローラ開度の変更機能をもたせ、そのうえ
フランジ拘束ローラ、ウエブ圧接ローラおよびフランジ
先端圧接ローラの組合せを一単位にして本体フレーム内
に配置したものであって、このような構成にすれば、サ
イズの異なるH形鋼を矯正する場合であっても各ローラ
のローラ開度を調整することによってある程度の範囲に
おいて容易に対応できるのでローラの交換頻度を少なく
することが可能であり、またローラの組替えを必要とす
る場合においてはユニット毎にそっくり取り替えればよ
いのでローラの取替えに要する労力や時間を必要最小限
にとどめることができる。
る。図1, 2はこの発明に従うローラ矯正装置の一例を
模式的に示したものであって、図における1は矯正すべ
きH形鋼、2はH形鋼1のフランジ1aを左右両側から
押さえ込む拘束ローラであって、この拘束ローラ2はロ
ーラ開度Wが調整できるようになっている。また、3は
H形鋼1のウエブ1bをその表裏の少なくとも一方にて
圧接することができるウエブ圧接ローラであって、この
ローラ3もローラ開度W1 が変更できるようになってい
る。4はH形鋼1のフランジ1aの各先端部を圧接する
フランジ先端圧接ローラであって、このフランジ先端圧
接ローラ4もフランジ拘束ローラ2およびウエブ圧接ロ
ーラ3と同様にローラ開度W2が変更できようになって
いる。またこのローラ4はその詳細は後で説明するがこ
れを回転可能に保持するスライドフレームを上下に移動
させることによって圧下力を調整(H形鋼のフランジの
幅寸法が変更しても対応できるようにするための機能)
することができるようになっている。
正装置を上記フランジ拘束ローラ2とウエブ圧接ローラ
3およびフランジ先端圧接ローラ4とを組合せこれらを
一単位としてローラユニットU1 〜U9 をそれぞれ構成
し、H形鋼1の長手方向に沿いこのローラユニットU1
〜U9 をウエブ1bの表裏で互い違いとなる配列として
本体フレームFに組み込んだ構造になっており、各ロー
ラユニットU1 〜U9はそれぞれH形鋼1の長手方向お
よびそれと直交する向きに移動できるようになってい
る。
8 を固定保持するための取付フレームであり、この取付
フレーム5にはモータ等の駆動源6とこの駆動源6につ
ながる減速機7とこの減速機7につながる継手8が配置
され、操作側から挿入したローラユニットUをクランプ
シリンダ9によって取付フレーム5に固定し、このとき
ウエブ圧接ローラ3を回転可能に保持する主軸10a,b
のうちの主軸10bについては継手8に接続されるように
なっている。
5 , U7 , U9 を固定保持するための取付フレームであ
り、ここには昇降フレーム12とこの昇降フレーム12を駆
動する昇降装置13が配置されていて、操作側における交
換作業にて挿入したローラユニットUをクランプシリン
ダ14によって昇降フレーム12を介して取付フレーム11に
固定する。
持されていて、この本体フレームFに配置した移動機構
15によって取付フレーム5,11 のそれぞれのローラユニ
ットUをH形鋼1の長手方向に沿って移動させることが
でき、それらの相互間隔Lを変更する。移動機構15とし
ては、取付フレーム5,11 をそれぞれ貫通し該フレーム
5,11 において予め設けたねじ部において係合するスク
リューシャフト15a,15bとこのスクリューシャフト15
a, 15b (スクリューシャフトの両端は本体フレームF
に軸受けを介して回転可能に保持される。) を回転駆動
する駆動源15c, 15dからなるものが使用できる。移動
機構15としては上記の構成になるものに限定されるもの
ではなく公知の種々の機構のものを適用することが可能
であり、とくに上記のようなスクリューシャフト15a,
15bを用いる場合には、ねじの切り方やピッチをそれぞ
れで変えておくことにより、スクリューシャフト15a,
15bの回転駆動だけてローラユニット相互の間隔 (いわ
ゆるローラピッチ) を迅速に変更することができる。
断面を代表にして示してあるが、U 2 〜U9 はローラの
駆動機構を除いては同一の構造になっているので、以下
このローラユニットU1 を例にとって説明する。ローラ
開度変更用スリーブS (スリーブと主軸との間には主軸
の軸方向に沿うキーが配置してあり、スリーブは主軸の
回転に併せて回転するが主軸の軸方向に沿って移動させ
ることができる) を備えた主軸10aは軸受け16,17 を介
してチョック18、19に支持されている。駆動側のチョッ
ク18はユニットフレーム20に固定され、操作側のチョッ
ク19はユニットフレーム20内で摺動可能に組み込まれて
いて移動装置21によってスリーブSを主軸10aの軸方向
に沿って移動させることによりウエブ圧接ローラ3のロ
ール開度W1 を変更する。また、22は主軸10のスラスト
軸受けであり、この軸受け22もユニットフレーム20内に
組み込まれている。
ローラ4はそれぞれチョック18、19に取付られるが、こ
のうちフランジ先端圧接ローラ4はチョック18、19にお
いて上下に移動可能なスライドフレーム23に支持されて
いて、圧下装置24によってH形鋼1のフランジ1aの先
端を所定の力で押圧する。フランジ拘束ローラ2につい
てはチョック18、19に取り付けたガイドフレーム25にお
いて摺動可能なスライドブロック26に連結してあり圧下
装置27によってフランジ拘束ローラ2をフランジ1aの
外側から押しつけることによってその倒れ込みを防止す
る。
3、フランジ先端圧接ローラ4、ウエブ圧接ローラ3を
保持する主軸10aおよびスリーブSの配置状況のみを取
り出して図3に図解して示す。なお、この発明に係わる
装置を構成する本体フレームFの天井部材は駆動源6に
つながる継手8との取り合いを考慮して上下に移動でき
るようにしておくのが好ましい。また、上掲図1,2に
おいてはローラユニットUは装置の操作側から出し入れ
する例を示したが、この発明は操作側からの出し入れの
みに限定されるものではなく設備の取り合いやフレーム
の構造に従い種々の態様が考えられる。
ト内でH形鋼の各部分をほぼ同時に圧下することができ
るし、ユニット内のローラの開度や位置調整を単独で行
うことができるので近年需要の多い外法一定H形鋼を対
象とする場合でも容易に対応でき、作業効率を大幅に改
善できる。またウエブ圧接ローラを保持する主軸は両端
支持になるから、H形鋼の矯正時におけるローラの負荷
耐力を高いレベルで保持できる。さらに、この発明によ
ればローラユニットをラインから取り出すことが、それ
も各ローラユニットをそれぞれ個別に取り出すことがで
きるのでローラの交換を簡便にしかも迅速に行い得る。
Claims (1)
- 【請求項1】 H形鋼のフランジを左右両側から押さえ
込むローラ開度の調整可能な一対のフランジ拘束ローラ
と、H形鋼のウエブをその表裏の少なくとも一方にて圧
接するローラ開度の調整可能な左右一対のウエブ圧接ロ
ーラと、H形鋼のフランジの各先端部分を幅寸法の変動
にかかわらずに圧接可能なフランジ先端圧接ローラとを
組み合わせたローラーユニットを備え、このローラユニ
ットをH形鋼の長手方向に沿いそのウエブの表裏で互い
違いとなる配列にして本体フレーム内に組み込み、この
本体フレームに各ローラユニットをH形鋼の長手方向に
沿って移動させる移動機構を配置したことを特徴とする
H形鋼用ローラ矯正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07371593A JP3394969B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | H形鋼用ローラ矯正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07371593A JP3394969B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | H形鋼用ローラ矯正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277759A true JPH06277759A (ja) | 1994-10-04 |
JP3394969B2 JP3394969B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=13526199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07371593A Expired - Fee Related JP3394969B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | H形鋼用ローラ矯正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3394969B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104438469A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-03-25 | 无锡恒富科技有限公司 | 矫正机的扶正滚轮部件 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP07371593A patent/JP3394969B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104438469A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-03-25 | 无锡恒富科技有限公司 | 矫正机的扶正滚轮部件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3394969B2 (ja) | 2003-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05337512A (ja) | ユニバーサル型ロールスタンド | |
US4712416A (en) | Six-high roll stand with offset inner backup rolls | |
JPH06277759A (ja) | H形鋼用ローラ矯正装置 | |
JP2703814B2 (ja) | インナーハウジング式複数ロール圧延機 | |
JP3394968B2 (ja) | H形鋼用ローラ矯正装置 | |
JPH10175006A (ja) | 圧延機のロールクロス機構 | |
JPS5823161B2 (ja) | 板材の圧延方法 | |
JPS6364247B2 (ja) | ||
JPH06312218A (ja) | H形鋼用ローラ矯正装置 | |
EP1005921B1 (en) | Cross rolling machine | |
JP3362832B2 (ja) | ウエブガイド装置 | |
JP2005254268A (ja) | 幅反り矯正機 | |
JP2004114080A (ja) | 形鋼圧延機用ガイド装置 | |
JPS6150682B2 (ja) | ||
JPH0318002Y2 (ja) | ||
JPH0337775Y2 (ja) | ||
JPH07102375B2 (ja) | 形材製造装置 | |
JPS62166006A (ja) | 多段圧延機 | |
JPH0481225A (ja) | カットt形鋼の矯正装置 | |
JP2542134B2 (ja) | H形鋼のフランジ直角度矯正装置 | |
JPS6334721Y2 (ja) | ||
JPS6363504A (ja) | 圧延機作業ロ−ルの水平撓み制御装置 | |
KR950010978A (ko) | 압연기 | |
JPH06226315A (ja) | 2点保持型中間ロールを有するクラスタ型圧延機 | |
JPH0671601B2 (ja) | 圧延方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130207 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |