JPH0627768B2 - 酸化亜鉛避雷器の自動試験装置 - Google Patents
酸化亜鉛避雷器の自動試験装置Info
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- JPH0627768B2 JPH0627768B2 JP60114997A JP11499785A JPH0627768B2 JP H0627768 B2 JPH0627768 B2 JP H0627768B2 JP 60114997 A JP60114997 A JP 60114997A JP 11499785 A JP11499785 A JP 11499785A JP H0627768 B2 JPH0627768 B2 JP H0627768B2
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は酸化亜鉛避雷器の一連の検査項目を、連続し
て試験するための酸化亜鉛避雷器の自動試験装置に係わ
り、さらに詳しくは、各構成要素の配置構造に関する。
て試験するための酸化亜鉛避雷器の自動試験装置に係わ
り、さらに詳しくは、各構成要素の配置構造に関する。
(従来の技術) 従来、避雷器の特性要素としての酸化亜鉛(ZnO)を
用いた酸化亜鉛避雷器が使用されている。そして、この
避雷器の製造検査のための試験として、絶縁抵抗試験、
放電耐量試験、バリスタ電圧試験などが行われている。
各試験内容の概略を以下に説明する。
用いた酸化亜鉛避雷器が使用されている。そして、この
避雷器の製造検査のための試験として、絶縁抵抗試験、
放電耐量試験、バリスタ電圧試験などが行われている。
各試験内容の概略を以下に説明する。
(1) 絶縁抵抗試験: 酸化亜鉛避雷器に1000V
の電圧を印加して、絶縁抵抗計により絶縁抵抗値を測定
する。このとき、測定値が2000MΩ以上ならば合
格、2000MΩ以下ならば不合格と判定する。
の電圧を印加して、絶縁抵抗計により絶縁抵抗値を測定
する。このとき、測定値が2000MΩ以上ならば合
格、2000MΩ以下ならば不合格と判定する。
(2) 放電耐量試験: 酸化亜鉛避雷器に所定の雷イ
ンパルス大電流、例えば、電流値6KA、波形4×10
μs(波頭4μs,波尾10μs)を通電する。このと
き、波形に乱れがなければ合格、乱れがあれば不合格と
判定する。
ンパルス大電流、例えば、電流値6KA、波形4×10
μs(波頭4μs,波尾10μs)を通電する。このと
き、波形に乱れがなければ合格、乱れがあれば不合格と
判定する。
(3) バリスタ電圧試験(動作開始電圧試験): 酸
化亜鉛避雷器に商用周波数電圧を印加し、避雷器に流れ
る抵抗分電流波高値が1mAになるときの電圧を測定す
る。このとき、測定値が6.7KV〜8.0KVの範囲
ならば合格、前記範囲外ならば不合格と判定する。ただ
し、上記の範囲内にあっても、電圧指示が不安定なもの
は不合格と判定する。
化亜鉛避雷器に商用周波数電圧を印加し、避雷器に流れ
る抵抗分電流波高値が1mAになるときの電圧を測定す
る。このとき、測定値が6.7KV〜8.0KVの範囲
ならば合格、前記範囲外ならば不合格と判定する。ただ
し、上記の範囲内にあっても、電圧指示が不安定なもの
は不合格と判定する。
このように、酸化亜鉛避雷器の完成後、上述した試験を
それぞれ別々に実施し、試験結果に基づいて避雷器の製
品としての合否を人為的に判定していた。
それぞれ別々に実施し、試験結果に基づいて避雷器の製
品としての合否を人為的に判定していた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前述した従来の試験方法では、一連の試験操
作のたびに避雷器をセットする準備で手間取るばかりで
なく、前記各試験では高電圧及び大電流の使用による感
電事故等を防止するために、各試験ごとに別々のスペー
スを設けなければならなかった。特に、放電耐量試験で
は、雷インパルスの通電の際に、その余波が空気中を伝
播する虞もあるので、安全確保のために試験装置と試験
作業者との間に所定の間隔を取らなければならなかっ
た。そのため、余分なスペースを必要とするばかりでな
く、試験作業者は避雷器をセットするたびに安全な位置
に退避しなければならず面倒であった。又、各試験装置
の間で、避雷器を移動するにも労力と時間を要してい
た。
作のたびに避雷器をセットする準備で手間取るばかりで
なく、前記各試験では高電圧及び大電流の使用による感
電事故等を防止するために、各試験ごとに別々のスペー
スを設けなければならなかった。特に、放電耐量試験で
は、雷インパルスの通電の際に、その余波が空気中を伝
播する虞もあるので、安全確保のために試験装置と試験
作業者との間に所定の間隔を取らなければならなかっ
た。そのため、余分なスペースを必要とするばかりでな
く、試験作業者は避雷器をセットするたびに安全な位置
に退避しなければならず面倒であった。又、各試験装置
の間で、避雷器を移動するにも労力と時間を要してい
た。
この発明の目的は、避雷器に関する一連の試験操作を所
定のスペースで安全に、かつ、能率的に行うことのでき
る、酸化亜鉛避雷器の自動試験装置における各構成要素
の配置構造を提供することにある。
定のスペースで安全に、かつ、能率的に行うことのでき
る、酸化亜鉛避雷器の自動試験装置における各構成要素
の配置構造を提供することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は駆動機構Dにより周回運動を行うようにした
順回搬送機構Cと、 前記巡回搬送機構Cに装着され、避雷器Jの上下両端電
極15A,15BBをそれぞれ着脱可能に把持する複数
組の把持機構Hと、 前記把持機構Hの周回運動軌跡と対応する位置において
支持手段により支持され、かつ避雷器Jの上下両端電極
15A,15Bと一時的に導通可能に設けられた複数組
の上部及び下部の固定電極28A,28Bと、 前記各組の固定電極28A,28Bのうち三組の固定電
極28A,28Bに対し、周回運動方向に順次接続した
第1絶縁抵抗試験装置R1、放電耐量試験装置TI及び
第2絶縁抵抗試験装置R2と、 更に、別組の固定電極28A,28Bに接続したバリス
タ電圧試験装置BVと、 避雷器Jを把持機構Hに装着するための搬入部C1と、 前記把持機構Hに装着された避雷器Jを除去するための
搬出部C2,C3と、 前記駆動機構D、各試験装置R1,TI,R2,BVの
作動及び試験結果の判定をそれぞれ集中して自動制御す
るための中央処理装置32と、 前記中央処理装置32に付属して、予め試験方法、基準
値等のプログラムあるいはデータを記憶するための読み
出し専用メモリー38と、 同中央処理装置32に付属して、試験結果を記憶する読
み出し書き込み両用メモリー39と、 により構成した酸化亜鉛避雷器の自動試験装置におい
て、 遮蔽壁W内に前記順回搬送機構C、把持機構H、上部及
び下部の固定電極28A,28B、第1絶縁抵抗試験装
置R1、放電耐量試験装置TI、第2絶縁抵抗試験装置
R2、及びバリスタ電圧試験装置BVを収容するととも
に、前記搬入部C1、搬出部C2,C3を遮蔽壁Wの開
放部Waに配置し、前記放電耐量試験装置TIを順回搬
送機構Cに対して搬入部C1、搬出部C2,C3との反
対側に配置し、更に、前記中央処理装置32、読み出し
専用メモリー38、及び読み出し書き込み両用メモリー
39を遮蔽壁Wの外側に配置するという構成を採用して
いる。
順回搬送機構Cと、 前記巡回搬送機構Cに装着され、避雷器Jの上下両端電
極15A,15BBをそれぞれ着脱可能に把持する複数
組の把持機構Hと、 前記把持機構Hの周回運動軌跡と対応する位置において
支持手段により支持され、かつ避雷器Jの上下両端電極
15A,15Bと一時的に導通可能に設けられた複数組
の上部及び下部の固定電極28A,28Bと、 前記各組の固定電極28A,28Bのうち三組の固定電
極28A,28Bに対し、周回運動方向に順次接続した
第1絶縁抵抗試験装置R1、放電耐量試験装置TI及び
第2絶縁抵抗試験装置R2と、 更に、別組の固定電極28A,28Bに接続したバリス
タ電圧試験装置BVと、 避雷器Jを把持機構Hに装着するための搬入部C1と、 前記把持機構Hに装着された避雷器Jを除去するための
搬出部C2,C3と、 前記駆動機構D、各試験装置R1,TI,R2,BVの
作動及び試験結果の判定をそれぞれ集中して自動制御す
るための中央処理装置32と、 前記中央処理装置32に付属して、予め試験方法、基準
値等のプログラムあるいはデータを記憶するための読み
出し専用メモリー38と、 同中央処理装置32に付属して、試験結果を記憶する読
み出し書き込み両用メモリー39と、 により構成した酸化亜鉛避雷器の自動試験装置におい
て、 遮蔽壁W内に前記順回搬送機構C、把持機構H、上部及
び下部の固定電極28A,28B、第1絶縁抵抗試験装
置R1、放電耐量試験装置TI、第2絶縁抵抗試験装置
R2、及びバリスタ電圧試験装置BVを収容するととも
に、前記搬入部C1、搬出部C2,C3を遮蔽壁Wの開
放部Waに配置し、前記放電耐量試験装置TIを順回搬
送機構Cに対して搬入部C1、搬出部C2,C3との反
対側に配置し、更に、前記中央処理装置32、読み出し
専用メモリー38、及び読み出し書き込み両用メモリー
39を遮蔽壁Wの外側に配置するという構成を採用して
いる。
(作用) この発明は前記構成を採用したことにより、次のように
作用する。
作用する。
まず、避雷器の上下両端電極をそれぞれ把持機構に把持
し、駆動機構により順回搬送機構を動作させると、把持
機構は避雷器を把持した状態で所定の周回運動を行う。
し、駆動機構により順回搬送機構を動作させると、把持
機構は避雷器を把持した状態で所定の周回運動を行う。
このとき、前記把持機構に把持された避雷器の上下両端
電極は、周回運動軌跡と対応する所定の位置に複数組設
置された上下一対の固定電極と一時的に導通可能な状態
となる。
電極は、周回運動軌跡と対応する所定の位置に複数組設
置された上下一対の固定電極と一時的に導通可能な状態
となる。
ところで、この導通可能な状態の際には、各固定電極に
接続さた各試験装置が作動され、それぞれ避雷器ごとに
第1絶縁抵抗試験、放電耐量試験、第2絶縁抵抗試験の
順に試験が行われるとともに、適宜な箇所でバリスタ電
圧試験が行われる。作業者は遮蔽壁によって、各試験装
置による感電事故が防止されるとともに、特に危険を伴
う放電耐量試験の試験装置は、順回搬送機構をはさんん
で試験作業者から最も離間した反射側に配置されている
ので、放電耐量試験時における作業者の安全が確保され
る。又、各試験結果は、中央処理装置により、予め記憶
された基準値と対比され、避雷器の良否が判定される。
更に、試験の終了した避雷器は搬出部より除去される。
接続さた各試験装置が作動され、それぞれ避雷器ごとに
第1絶縁抵抗試験、放電耐量試験、第2絶縁抵抗試験の
順に試験が行われるとともに、適宜な箇所でバリスタ電
圧試験が行われる。作業者は遮蔽壁によって、各試験装
置による感電事故が防止されるとともに、特に危険を伴
う放電耐量試験の試験装置は、順回搬送機構をはさんん
で試験作業者から最も離間した反射側に配置されている
ので、放電耐量試験時における作業者の安全が確保され
る。又、各試験結果は、中央処理装置により、予め記憶
された基準値と対比され、避雷器の良否が判定される。
更に、試験の終了した避雷器は搬出部より除去される。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を第1〜14図に
従って説明する。
従って説明する。
第1〜3図の符号は試験装置機構部を示し、この機構部
1は概略的に見て次のように構成されている。すなわ
ち、同試験装置機構部1は基台2と、同基台2の上部に
装着された駆動機構Dと、同駆動機構D上部に装着され
た順回搬送機構Cと、前記順回搬送機構Cに装着された
複数組の把持機構Hと、同順回搬送機構Cの外側方にお
いて、前記基台2の上面に立設され、かつ、支持手段と
して上下一対の電極支持アーム3A,3Bを水平に片持
ち保持した3組のフレーム4A〜4Cと、前記フレーム
4Aに装着された第1プレ充電装置F1の電圧印加部f
1と、第2プレ充電装置F2の電圧印加部f2と、第1
絶縁抵抗試験装置R1の抵抗検出部r1、又は、フレー
ム4Bに装着された放電耐量試験装置TIの通電部t
i、及び、フレーム4Cに装着された第2絶縁抵抗試験
装置R2の抵抗検出部r2と、バリスタ電圧試験装置B
Vの電圧印加部bv、更に製品の搬入部C1、不良品搬
出部C2、及び良品搬出部C3とにより構成されてい
る。
1は概略的に見て次のように構成されている。すなわ
ち、同試験装置機構部1は基台2と、同基台2の上部に
装着された駆動機構Dと、同駆動機構D上部に装着され
た順回搬送機構Cと、前記順回搬送機構Cに装着された
複数組の把持機構Hと、同順回搬送機構Cの外側方にお
いて、前記基台2の上面に立設され、かつ、支持手段と
して上下一対の電極支持アーム3A,3Bを水平に片持
ち保持した3組のフレーム4A〜4Cと、前記フレーム
4Aに装着された第1プレ充電装置F1の電圧印加部f
1と、第2プレ充電装置F2の電圧印加部f2と、第1
絶縁抵抗試験装置R1の抵抗検出部r1、又は、フレー
ム4Bに装着された放電耐量試験装置TIの通電部t
i、及び、フレーム4Cに装着された第2絶縁抵抗試験
装置R2の抵抗検出部r2と、バリスタ電圧試験装置B
Vの電圧印加部bv、更に製品の搬入部C1、不良品搬
出部C2、及び良品搬出部C3とにより構成されてい
る。
次いで、所定の一試験スペースを区画形成する遮蔽壁W
内における、前記試験装置機構部1を中心とした自動試
験装置の各構成要素の配置構造について、第1図に従っ
て説明する。
内における、前記試験装置機構部1を中心とした自動試
験装置の各構成要素の配置構造について、第1図に従っ
て説明する。
試験装置機構1を構成する前記搬入部C1、不良品及び
良品の搬出部C2,C3は、遮蔽壁Wの開放部Waから
同壁W外側へ露出され、搬入部C1担当の試験作業者M
1と、搬出部C2,C3担当の試験作業者M2が試験作
業にあたる。放電耐量試験装置TIの通電部tiは、前
記試験装置機構部1に対して搬入部C1及び搬出部C
2,C3の反対側に設けられ、第1及び第2のプレ充電
装置の電圧印加部f1,f2と第1絶縁抵抗試験装置R
1の抵抗検出部r1は、試験装置機構部1に対して通電
部tiの右側部に、更に第2絶縁抵抗試験装置R2の抵
抗検出部r2とバリスタ電圧試験装置BVの電圧印加部
bvは、試験装置機構部1に対して通電部tiの左側部
にそれぞれ設けられている。
良品の搬出部C2,C3は、遮蔽壁Wの開放部Waから
同壁W外側へ露出され、搬入部C1担当の試験作業者M
1と、搬出部C2,C3担当の試験作業者M2が試験作
業にあたる。放電耐量試験装置TIの通電部tiは、前
記試験装置機構部1に対して搬入部C1及び搬出部C
2,C3の反対側に設けられ、第1及び第2のプレ充電
装置の電圧印加部f1,f2と第1絶縁抵抗試験装置R
1の抵抗検出部r1は、試験装置機構部1に対して通電
部tiの右側部に、更に第2絶縁抵抗試験装置R2の抵
抗検出部r2とバリスタ電圧試験装置BVの電圧印加部
bvは、試験装置機構部1に対して通電部tiの左側部
にそれぞれ設けられている。
前記放電耐量試験装置通電部tiに接続された放電耐量
試験装置TIは試験装置機構部1の後方に設置されてい
る。FAは前記放電耐量試験装置TIの近傍に位置し
て、同装置TIの放熱を補助するためのファンである。
試験装置TIは試験装置機構部1の後方に設置されてい
る。FAは前記放電耐量試験装置TIの近傍に位置し
て、同装置TIの放熱を補助するためのファンである。
前記遮蔽壁Wの左側壁と試験装置機構部1との間には、
電圧印加部f1、電圧印加部f2、抵抗検出部r1にそ
れぞれ接続される第1プレ充電装置F1、第2プレ充電
装置F2、及び第1絶縁抵抗試験装置R1が設置されて
いる。
電圧印加部f1、電圧印加部f2、抵抗検出部r1にそ
れぞれ接続される第1プレ充電装置F1、第2プレ充電
装置F2、及び第1絶縁抵抗試験装置R1が設置されて
いる。
更に、遮蔽壁Wの右側壁と試験装置機構部1との間に
は、前記抵抗検出部r2、電圧印加部bvにそれぞれ接
続される第2絶縁抵抗試験装置R2、バリスタ電圧試験
装置BVが設置されている。
は、前記抵抗検出部r2、電圧印加部bvにそれぞれ接
続される第2絶縁抵抗試験装置R2、バリスタ電圧試験
装置BVが設置されている。
ACは前記試験作業者M1,M2と同側に設置され、こ
の試験装置の動作を集中して自動制御するための自動制
御部である。又、遮蔽壁Wには、同壁W内の保守点検用
のドアWbが設けられている。
の試験装置の動作を集中して自動制御するための自動制
御部である。又、遮蔽壁Wには、同壁W内の保守点検用
のドアWbが設けられている。
なお、前述した装置F1,F2,R1,TI,R2,B
V、及び、自動制御部ACはそれぞれシールドケースS
Cに収容されている。
V、及び、自動制御部ACはそれぞれシールドケースS
Cに収容されている。
次に、前述した各装置について、順次詳述する。
まず、最初に順回搬送機構C及び駆動機構Dを第2,3
図について述べると、5は前記基台2に立設固定された
支持フレームであって、その上部にはブレーキ機構を内
蔵する駆動モーター6を備えた駆動機構Dが装着され、
同駆動機構Dには、前記モーター6を、所定時間(例え
ば、7.5秒)の停止と、所定時間(例えば、2.5
秒)の駆動とを交互に間欠的に制御するための割出中確
認マイクロスイッチ7が接続されている。
図について述べると、5は前記基台2に立設固定された
支持フレームであって、その上部にはブレーキ機構を内
蔵する駆動モーター6を備えた駆動機構Dが装着され、
同駆動機構Dには、前記モーター6を、所定時間(例え
ば、7.5秒)の停止と、所定時間(例えば、2.5
秒)の駆動とを交互に間欠的に制御するための割出中確
認マイクロスイッチ7が接続されている。
更に、前記駆動機構Dの上部には、同機構Dによって回
転される順回搬送機構Cが設置されている。
転される順回搬送機構Cが設置されている。
同機構Cについて述べると、8は円形状の回転基板、9
は第4,5図に示すように、前記基板8の外縁部に対し
等間隔にボルトで締着された複数(この実施例では16
組)の支持部材、10は各支持部材9の上部に載置固定
された円形状の蓋板であって、これらの部材により順回
搬送機構Cが構成され、第2図において蓋板10の中心
Oを中心としてP矢印方向へ回転可能である。
は第4,5図に示すように、前記基板8の外縁部に対し
等間隔にボルトで締着された複数(この実施例では16
組)の支持部材、10は各支持部材9の上部に載置固定
された円形状の蓋板であって、これらの部材により順回
搬送機構Cが構成され、第2図において蓋板10の中心
Oを中心としてP矢印方向へ回転可能である。
次に、前記順回搬送機構Cの各支持部材9にそれぞれ装
着された把持機構Hについて、第4,5図を中心に説明
する。
着された把持機構Hについて、第4,5図を中心に説明
する。
11A,11Bは前記各支持部材9の上下両端部にそれ
ぞれボルトにより締付固定された絶縁材よりなる上部及
び下部の支持アームであって、支持部材9とで側面がほ
ぼ形状の支持枠12A〜12Pを構成し、各支持枠1
2A〜12Pは全体として第2図に示すように平面放射
状に配設されている。
ぞれボルトにより締付固定された絶縁材よりなる上部及
び下部の支持アームであって、支持部材9とで側面がほ
ぼ形状の支持枠12A〜12Pを構成し、各支持枠1
2A〜12Pは全体として第2図に示すように平面放射
状に配設されている。
この実施例では、第2図に示す前記各支持枠12A〜1
2Pの停止位置を、それぞれ第1ステーションST1〜
第16ステーションST16としている。
2Pの停止位置を、それぞれ第1ステーションST1〜
第16ステーションST16としている。
13Aは前記各上部支持アーム11Aの先端に形成した
孔11aに上下方向に挿通された円柱状の上部把持電極
であって、その上端は上部支持アーム11Aの先端に固
定したドーナッツ形状のリング部材14Aに嵌合され、
ねじで止着されている。前記上部把持電極13Aの下面
には、避雷器Jの上端電極15Aを嵌入するための係止
孔13aが形成されている。16は上部把持電極13A
の下端背面(第5図右側)に止着されたほぼ半円筒状の
係止板であって、避雷器Jの装着時にその上端部を当接
して上端電極15Aを係止孔13aに係合し易くしてい
る。
孔11aに上下方向に挿通された円柱状の上部把持電極
であって、その上端は上部支持アーム11Aの先端に固
定したドーナッツ形状のリング部材14Aに嵌合され、
ねじで止着されている。前記上部把持電極13Aの下面
には、避雷器Jの上端電極15Aを嵌入するための係止
孔13aが形成されている。16は上部把持電極13A
の下端背面(第5図右側)に止着されたほぼ半円筒状の
係止板であって、避雷器Jの装着時にその上端部を当接
して上端電極15Aを係止孔13aに係合し易くしてい
る。
13Bは同じく下部支持アーム11Bの先端部に形成し
た孔11bに上下方向に摺動可能に挿通された棒状の下
部把持電極であって、その上端には短円柱状の受部材1
7が取着されい、同受部材17上面には、避雷器Jの下
端電極15Bを係止する係止孔17aが形成されてい
る。18は前記下部把持電極13Bの上半部に巻着さ
れ、受部材17の下面と下部支持アーム11Bの上面と
の間に介装されたスプリングであって、下部把持電極1
3Bを上方に付勢している。14B,14Cはそれぞれ
下部把持電極13Bの下端部に嵌合され、ねじで締付さ
れたリング部材であって、それぞれ所定の間隙Gをもっ
て離隔され、上部のリング部材14Bは、常に前記下部
支持アーム11Bの面に当接され、下部把持電極13B
の上限位置を規制している。以上が把持機構Hの構成説
明である。
た孔11bに上下方向に摺動可能に挿通された棒状の下
部把持電極であって、その上端には短円柱状の受部材1
7が取着されい、同受部材17上面には、避雷器Jの下
端電極15Bを係止する係止孔17aが形成されてい
る。18は前記下部把持電極13Bの上半部に巻着さ
れ、受部材17の下面と下部支持アーム11Bの上面と
の間に介装されたスプリングであって、下部把持電極1
3Bを上方に付勢している。14B,14Cはそれぞれ
下部把持電極13Bの下端部に嵌合され、ねじで締付さ
れたリング部材であって、それぞれ所定の間隙Gをもっ
て離隔され、上部のリング部材14Bは、常に前記下部
支持アーム11Bの面に当接され、下部把持電極13B
の上限位置を規制している。以上が把持機構Hの構成説
明である。
19は第5図に示すように、下部把持電極13Bの近傍
で下部支持アーム11Bの先端上面に、ボルト20によ
り締着されたT字形状の導電性金属よりなる避雷器Jの
搬出用案内ピンであって、下部把持電極13Bが下動し
たとき、避雷器Jの下部を前方へ押圧して避雷器Jが前
方へ転倒されるようにしている。21は前記案内ピン1
9と下部把持電極13Bを電気的に接続するリード線で
ある。
で下部支持アーム11Bの先端上面に、ボルト20によ
り締着されたT字形状の導電性金属よりなる避雷器Jの
搬出用案内ピンであって、下部把持電極13Bが下動し
たとき、避雷器Jの下部を前方へ押圧して避雷器Jが前
方へ転倒されるようにしている。21は前記案内ピン1
9と下部把持電極13Bを電気的に接続するリード線で
ある。
23A〜23Dは第2,3図に示すように16個のステ
ーションST1〜16のうち、第1,2,15,16の
4つのステーションと対応するように、L字形状の保持
アーム21A〜24Dを介してそれぞれ上向きに固定さ
れた第1〜4エアシリンダであって、それらのピストン
ロッド23aの上端部には、第6図に示すように、ドー
ナッツ形状の係合板23が固着されている。そして、前
記把持機構Hの下部把持電極13Bに止着したリング部
材14B,14Cが各ステーションST1,ST2,S
T15,ST16に移動停止されると、その間隙Gに前
記係合板22が緩く進入されるようになっている。
ーションST1〜16のうち、第1,2,15,16の
4つのステーションと対応するように、L字形状の保持
アーム21A〜24Dを介してそれぞれ上向きに固定さ
れた第1〜4エアシリンダであって、それらのピストン
ロッド23aの上端部には、第6図に示すように、ドー
ナッツ形状の係合板23が固着されている。そして、前
記把持機構Hの下部把持電極13Bに止着したリング部
材14B,14Cが各ステーションST1,ST2,S
T15,ST16に移動停止されると、その間隙Gに前
記係合板22が緩く進入されるようになっている。
前記エアシリンダ23A〜23Dには、それぞれ係合板
22の昇降動作を制御するための電磁弁(図示略)が接
続されており、更に、前記係合板22の上下二位置に対
応して、前記係合板22の昇降動作の上端位置及び下端
位置を確認するための、確認リミットスイッチ(図示
略)が接続されている。
22の昇降動作を制御するための電磁弁(図示略)が接
続されており、更に、前記係合板22の上下二位置に対
応して、前記係合板22の昇降動作の上端位置及び下端
位置を確認するための、確認リミットスイッチ(図示
略)が接続されている。
前記第1,2エアシリンダ23A,23Bの電磁弁に
は、それぞれフットスイッチFS1,FS2が接続さ
れ、これらにより一対の搬入部C1,C1を構成してい
る。又、前記第3,4エアシリンダ23C,23D、搬
出用の案内ピン19及び第3図に示す支持脚25により
支持された不良品用及び良品用の搬出シュート26A,
26Bとにより、それぞれ不良品及び良品の搬出部C
2,C3を構成している。前記第3,4エアシリンダ2
3C,23Dの電磁弁は後述する動作制御部27からの
信号により制御されるようになっている。
は、それぞれフットスイッチFS1,FS2が接続さ
れ、これらにより一対の搬入部C1,C1を構成してい
る。又、前記第3,4エアシリンダ23C,23D、搬
出用の案内ピン19及び第3図に示す支持脚25により
支持された不良品用及び良品用の搬出シュート26A,
26Bとにより、それぞれ不良品及び良品の搬出部C
2,C3を構成している。前記第3,4エアシリンダ2
3C,23Dの電磁弁は後述する動作制御部27からの
信号により制御されるようになっている。
ここで、搬入部C1,C1におけるエアシリンダ23
A,23Bのピストンロッド23aの移動量は、搬出部
C2,C3におけるエアシリンダ23C,23Dのそれ
よりも小さく設定されている。つまり、搬入部C1,C
1では、上部及び下部の把持電極13A,13Bの間に
避雷器Jを装着できる程度に、下部把持電極13Bが下
がるように設定されている。これにより、搬入部C1,
C1では、避雷器Jと案内ピン19が干渉しないように
なっている。
A,23Bのピストンロッド23aの移動量は、搬出部
C2,C3におけるエアシリンダ23C,23Dのそれ
よりも小さく設定されている。つまり、搬入部C1,C
1では、上部及び下部の把持電極13A,13Bの間に
避雷器Jを装着できる程度に、下部把持電極13Bが下
がるように設定されている。これにより、搬入部C1,
C1では、避雷器Jと案内ピン19が干渉しないように
なっている。
次に、第1プレ充電装置F1の電圧印加部f1の構成を
第7,8図について説明すると、28A,28Bはそれ
ぞれ上部電極支持アーム3A及び下部電極支持アーム3
Bの先端部に対し、互いに対向するようにボルトにより
締着された弾性導板よりなる断面形状の上部及び下部
の固定電極であって、上部固定電極28Aの下面には上
部把持電極13Aの上端面が、下部固定電極28Bの上
面には下部把持電極13Bの下端面がそれぞれ摺接可能
となる。このため、上部及び下部の把持電極13A,1
3Bに避雷器Jがされた状態で、各把持電極13A,1
3Bがそれぞれ上下各固定電極28A,28Bに摺接さ
れることにより、避雷器Jの上下両端電極15A,15
Bが、各把持電極13A,13Bを通じて、各固定電極
28A,28Bとそれぞれ導通可能となる。29,29
はそれぞれ前記上下両固定電極28A,28Bに接続さ
れたリード線であって、それらの他端は第1プレ充電装
置F1に接続されている。
第7,8図について説明すると、28A,28Bはそれ
ぞれ上部電極支持アーム3A及び下部電極支持アーム3
Bの先端部に対し、互いに対向するようにボルトにより
締着された弾性導板よりなる断面形状の上部及び下部
の固定電極であって、上部固定電極28Aの下面には上
部把持電極13Aの上端面が、下部固定電極28Bの上
面には下部把持電極13Bの下端面がそれぞれ摺接可能
となる。このため、上部及び下部の把持電極13A,1
3Bに避雷器Jがされた状態で、各把持電極13A,1
3Bがそれぞれ上下各固定電極28A,28Bに摺接さ
れることにより、避雷器Jの上下両端電極15A,15
Bが、各把持電極13A,13Bを通じて、各固定電極
28A,28Bとそれぞれ導通可能となる。29,29
はそれぞれ前記上下両固定電極28A,28Bに接続さ
れたリード線であって、それらの他端は第1プレ充電装
置F1に接続されている。
なお、第2プレ充電装置F2の電圧印加部f2、第1絶
縁抵抗試験装置R1の抵抗検出部r1、第2絶縁抵抗試
験装置R2の抵抗検出部r2、及びバリスタ電圧試験装
置BVの電圧印加部bvは、それぞれ前記第1プレ充電
装置F1の電圧印加部f1と同様の構成を採用している
ので、それらの構成の説明は省略する。
縁抵抗試験装置R1の抵抗検出部r1、第2絶縁抵抗試
験装置R2の抵抗検出部r2、及びバリスタ電圧試験装
置BVの電圧印加部bvは、それぞれ前記第1プレ充電
装置F1の電圧印加部f1と同様の構成を採用している
ので、それらの構成の説明は省略する。
LS1はフレーム4Aの側部に取着された避雷器Jの有
無確認用の第1リミットスイッチであって、その回動支
軸30には、細い接触子31が水平に片持支持され、そ
の先端は把持機構Hに把持された避雷器Jと接触可能で
ある。そして、避雷器Jと接触時には、回動支軸30を
中心に水平回動され、避雷器Jの存在を確認するように
なっている。
無確認用の第1リミットスイッチであって、その回動支
軸30には、細い接触子31が水平に片持支持され、そ
の先端は把持機構Hに把持された避雷器Jと接触可能で
ある。そして、避雷器Jと接触時には、回動支軸30を
中心に水平回動され、避雷器Jの存在を確認するように
なっている。
なお、前記第1リミットスイッチLS1と同じ目的、同
様に構成された第2リミットスイッチLS2は、第2図
に示すように放電耐量試験用の通電部tiのフレーム4
Bに第3リミットスイッチLS3はバリスタ電圧試験用
の電圧印加部bvのフレーム4Cそれぞれ設けられてい
る。これらのリミットスイッチLS1〜LS3は後述す
る中央処理装置CPU32に接続されている(第14図
参照)。
様に構成された第2リミットスイッチLS2は、第2図
に示すように放電耐量試験用の通電部tiのフレーム4
Bに第3リミットスイッチLS3はバリスタ電圧試験用
の電圧印加部bvのフレーム4Cそれぞれ設けられてい
る。これらのリミットスイッチLS1〜LS3は後述す
る中央処理装置CPU32に接続されている(第14図
参照)。
次に、放電耐量試験装置TIの通電部tiの構成を第
9,10図について説明すると、33,33は上部及び
下部の電極支持アーム3A,3Bの先端部に取着された
上部及び下部の電極取付部材であって、取付板33a
と、同板33aに設けられた穴に垂直に嵌合された筒体
33bとで構成されている。34,34は基端を上下両
固定電極28A,28Bに溶着し、前記筒体33b,3
3bに摺動可能に挿通された上部及び下部の取付棒であ
る。上下両固定電極28A,28Bはボルト35により
上下両電極取付部材33,33に取着さている。36は
前記ボルト35に巻装され、上部固定電極28Aと上部
の電極取付部材33との対向面、及び、下部固定電極2
8Bを下部の電極取付部材33との対向面に介装された
スプリングであって、上下両固定電極28A,28Bを
互いに近接する方向へ付勢している。37,37は上部
固定電極28A、及び、下部固定電極28Bの側面に締
着された端子板であって、同板にはリード線29,29
が接続され、放電耐量試験装置TIに接続されている。
ここで、上下各固定電極28A,28Bが各把持電極1
3A,13Bを通じて、避雷器Jの上下両端電極15
A,15Bと導通可能であるのは、前述した第1プレ充
電装置F1の電圧印加部f1等のそれと同じである。
9,10図について説明すると、33,33は上部及び
下部の電極支持アーム3A,3Bの先端部に取着された
上部及び下部の電極取付部材であって、取付板33a
と、同板33aに設けられた穴に垂直に嵌合された筒体
33bとで構成されている。34,34は基端を上下両
固定電極28A,28Bに溶着し、前記筒体33b,3
3bに摺動可能に挿通された上部及び下部の取付棒であ
る。上下両固定電極28A,28Bはボルト35により
上下両電極取付部材33,33に取着さている。36は
前記ボルト35に巻装され、上部固定電極28Aと上部
の電極取付部材33との対向面、及び、下部固定電極2
8Bを下部の電極取付部材33との対向面に介装された
スプリングであって、上下両固定電極28A,28Bを
互いに近接する方向へ付勢している。37,37は上部
固定電極28A、及び、下部固定電極28Bの側面に締
着された端子板であって、同板にはリード線29,29
が接続され、放電耐量試験装置TIに接続されている。
ここで、上下各固定電極28A,28Bが各把持電極1
3A,13Bを通じて、避雷器Jの上下両端電極15
A,15Bと導通可能であるのは、前述した第1プレ充
電装置F1の電圧印加部f1等のそれと同じである。
次に、前記試験装置機構部1及び各装置F1,F2,R
1,TI,R2,BVの自動制御部ACを第14図に従
って説明する。
1,TI,R2,BVの自動制御部ACを第14図に従
って説明する。
32は中央処理装置CPUであって、これには読み出し
専用メモリーROM38及び読み出し書き込み両用メモ
リーRAM39が接続され、更にディスプレイ40及び
プリンター41が接続されている。又、前記CPU32
には、各装置F1,F2,R1,TI,R2,BVがそ
れぞれ接続されている。前記ROM38にはCPU32
を制御するプログラムが書込まれており、又、RAM3
9は各試験装置R1,TI,R2,BVで行った試験結
果を取り込んだり、必要に応じて同結果をCPU32へ
出力するようになっている。
専用メモリーROM38及び読み出し書き込み両用メモ
リーRAM39が接続され、更にディスプレイ40及び
プリンター41が接続されている。又、前記CPU32
には、各装置F1,F2,R1,TI,R2,BVがそ
れぞれ接続されている。前記ROM38にはCPU32
を制御するプログラムが書込まれており、又、RAM3
9は各試験装置R1,TI,R2,BVで行った試験結
果を取り込んだり、必要に応じて同結果をCPU32へ
出力するようになっている。
27は前記CPU32に接続された動作制御部であっ
て、この動作制御部27には割出中確認マイクロスイッ
チ7を付属し駆動機構D、不良品の搬出部C2、及び、
良品の検出部C3がそれぞれ接続され、各機構の動作を
自動制御するようにしている。
て、この動作制御部27には割出中確認マイクロスイッ
チ7を付属し駆動機構D、不良品の搬出部C2、及び、
良品の検出部C3がそれぞれ接続され、各機構の動作を
自動制御するようにしている。
次に、前記のように構成した酸化亜鉛避雷器の自動試験
装置の作用について説明する。
装置の作用について説明する。
まず、自動試験装置の電源をONにし、駆動機構Dを動
作させた状態において、割出中確認マイクロスイッチ7
が割出を開始しON状態となると、駆動機構Dの駆動モ
ーター6が起動されて、回転基板8の回転により回搬送
機構Cが周回運動を開始する。駆動モーター6が始動し
て所定時間(2.5秒)後、割出中確認マイクロスイッ
チ7が割出を終了しOFF状態になると同時に、駆動モ
ーター6がその内蔵するブレーキ機構により停止され、
順回搬送機構Cの周回運動は所定時間(7.5秒)停止
状態となる。このように、順回搬送機構Cは、前記駆動
モータ6の間欠動作(2.5秒間の作動、7.5秒間の
停止)により、間欠的な周回運動を行う。
作させた状態において、割出中確認マイクロスイッチ7
が割出を開始しON状態となると、駆動機構Dの駆動モ
ーター6が起動されて、回転基板8の回転により回搬送
機構Cが周回運動を開始する。駆動モーター6が始動し
て所定時間(2.5秒)後、割出中確認マイクロスイッ
チ7が割出を終了しOFF状態になると同時に、駆動モ
ーター6がその内蔵するブレーキ機構により停止され、
順回搬送機構Cの周回運動は所定時間(7.5秒)停止
状態となる。このように、順回搬送機構Cは、前記駆動
モータ6の間欠動作(2.5秒間の作動、7.5秒間の
停止)により、間欠的な周回運動を行う。
次に、避雷器Jの各種試験を行うには、順回搬送機構C
が停止され、第1図に示す支持枠12Aが第1ステーシ
ョンST1に停止した状態において、フットスイッチF
S1を操作する。すると、図示しない電磁弁が作動し
て、第1エアシリンダ23Aのピストンロッド23aが
下降され、把持機構Hを構成する下部把持電極13B下
端のリング部材14B,14C間の間隙Gに進入してい
る係合板22により、前記リング部材14Cが下動され
て前記下部把持電極13Bがスプリング18のばね力に
抗して下方へ移動される。
が停止され、第1図に示す支持枠12Aが第1ステーシ
ョンST1に停止した状態において、フットスイッチF
S1を操作する。すると、図示しない電磁弁が作動し
て、第1エアシリンダ23Aのピストンロッド23aが
下降され、把持機構Hを構成する下部把持電極13B下
端のリング部材14B,14C間の間隙Gに進入してい
る係合板22により、前記リング部材14Cが下動され
て前記下部把持電極13Bがスプリング18のばね力に
抗して下方へ移動される。
前記ピストンロッド23aの下降動作は、その最下位置
で図示しない下端確認リミットスイッチの作動により自
動的に停止される。
で図示しない下端確認リミットスイッチの作動により自
動的に停止される。
ここで、被試験物である避雷器Jの下端電極15Bを係
止孔17aに嵌合して垂直に支持するとともに、フット
スイッチFS1の操作を解除すると、図示しない電磁弁
が作動して、第1エアシリンダ23Aのピストンロッド
23aが上昇され、スプリング18の付勢力とともに前
記下部把持電極13Bは上昇する。このとき、前記避雷
器Jの上端電極15Aを上部把持電極13Aの係止孔1
3aに嵌入し、避雷器Jを把持機構Hに装着する。な
お、係合板22の最上位置で図示しない上端確認リミッ
トスイッチを作動するため、シリンダ23Aが停止され
る。
止孔17aに嵌合して垂直に支持するとともに、フット
スイッチFS1の操作を解除すると、図示しない電磁弁
が作動して、第1エアシリンダ23Aのピストンロッド
23aが上昇され、スプリング18の付勢力とともに前
記下部把持電極13Bは上昇する。このとき、前記避雷
器Jの上端電極15Aを上部把持電極13Aの係止孔1
3aに嵌入し、避雷器Jを把持機構Hに装着する。な
お、係合板22の最上位置で図示しない上端確認リミッ
トスイッチを作動するため、シリンダ23Aが停止され
る。
支持枠12Aは、所定時間(7.5秒)が経過すると停
止状態を終了し、所定時間(2.5秒)で第1図に示し
た中心Oを中心に右回り(矢印P方向)へ所定角度(2
2.5度)の角度で間欠回動(以後同様)し、次に、第
2エアシリンダ23Bと対応する第2ステーションST
2まで移動して停止する。
止状態を終了し、所定時間(2.5秒)で第1図に示し
た中心Oを中心に右回り(矢印P方向)へ所定角度(2
2.5度)の角度で間欠回動(以後同様)し、次に、第
2エアシリンダ23Bと対応する第2ステーションST
2まで移動して停止する。
第2ステーションST2においても、支持枠12Aに対
しフットスイッチFS2により、第1ステーションST
1で述べた操作と同様の操作で避雷器Jを把持させるこ
ともでき、例えば、同ステーショST1で、避雷器Jの
把持を忘れたときなどに使用される。
しフットスイッチFS2により、第1ステーションST
1で述べた操作と同様の操作で避雷器Jを把持させるこ
ともでき、例えば、同ステーショST1で、避雷器Jの
把持を忘れたときなどに使用される。
支持枠12Aは7.5秒が経過すると2.5秒で第3ス
テーションST3へ移動し、さらに第3ステーションS
T3で、7.5秒間停止した後、2.5秒間で第4ステ
ーションST4へ移動する。
テーションST3へ移動し、さらに第3ステーションS
T3で、7.5秒間停止した後、2.5秒間で第4ステ
ーションST4へ移動する。
移動途中、支持枠12Aに把持された避雷器Jは、第4
ステーションST4の直前で第1リミットスイッチLS
1の接触子31と接触し、同リミットスイッチLS1が
作動される。すると、同リミットスイッチLS1からC
PU32へ製品確認信号が伝送され、CPU32はRO
M38に予め入力された第1プレ充電試験動作プログラ
ム、第2プレ充電試験動作プログラム及び第1絶縁抵抗
試験動作プログラムを順次読み出しする。
ステーションST4の直前で第1リミットスイッチLS
1の接触子31と接触し、同リミットスイッチLS1が
作動される。すると、同リミットスイッチLS1からC
PU32へ製品確認信号が伝送され、CPU32はRO
M38に予め入力された第1プレ充電試験動作プログラ
ム、第2プレ充電試験動作プログラム及び第1絶縁抵抗
試験動作プログラムを順次読み出しする。
支持枠12Aが第4ステーションST4に停止すると、
第7,8図に示すように、上部固定電極28Aの下面に
上部把持電極13Aの上端部が、下部固定電極28Bの
上面に下部把持電極13Bの下端部がそれぞれ当接す
る。このとき、駆動機構の割出中確認マイクロスイッチ
7より駆動停止信号が動作制御部27を通じてCPU3
2へ伝送されると、CPU32は第1プレ充電装置F1
に対し、第1プレ充電装置動作プログラムに基づいて動
作信号を伝送し、第1プレ充電装置F1を作動させる。
そして、把持機構Hに把持された避雷器Jの上下両端電
極15A,15Bには、第1プレ充電装置の電圧印加部
f1の上下両固定電極28A,28Bから各把持電極1
3A,13Bを通じて電圧が印加され、第1絶縁抵抗試
験を行うための予備充電が行われる。
第7,8図に示すように、上部固定電極28Aの下面に
上部把持電極13Aの上端部が、下部固定電極28Bの
上面に下部把持電極13Bの下端部がそれぞれ当接す
る。このとき、駆動機構の割出中確認マイクロスイッチ
7より駆動停止信号が動作制御部27を通じてCPU3
2へ伝送されると、CPU32は第1プレ充電装置F1
に対し、第1プレ充電装置動作プログラムに基づいて動
作信号を伝送し、第1プレ充電装置F1を作動させる。
そして、把持機構Hに把持された避雷器Jの上下両端電
極15A,15Bには、第1プレ充電装置の電圧印加部
f1の上下両固定電極28A,28Bから各把持電極1
3A,13Bを通じて電圧が印加され、第1絶縁抵抗試
験を行うための予備充電が行われる。
支持枠12Aは7.5秒間停止した後、2.5秒間で第
5ステーションST5へ移動して停止すると、前記第4
ステーションST4と同様に、割出中確認マイクロスイ
ッチ7からCPU32へ駆動停止信号が伝送される。こ
のとき、CPU32は既にROM38より読み出された
第2プレ充電装置動作プログラムに基づいて、第2プレ
充電装置F2へ動作信号を伝送し、避雷器Jに電圧が印
加され、再び予備充電が行われる。
5ステーションST5へ移動して停止すると、前記第4
ステーションST4と同様に、割出中確認マイクロスイ
ッチ7からCPU32へ駆動停止信号が伝送される。こ
のとき、CPU32は既にROM38より読み出された
第2プレ充電装置動作プログラムに基づいて、第2プレ
充電装置F2へ動作信号を伝送し、避雷器Jに電圧が印
加され、再び予備充電が行われる。
支持枠12Aは、第5ステーションST5に7.5秒間
停止した後、2.5秒間で第6ステーションST6へ移
動する。
停止した後、2.5秒間で第6ステーションST6へ移
動する。
支持枠12Aが第6ステーションST6に停止すると、
割出中確認マイクロスイッチ7からCPU32へ駆動停
止信号が伝送される。このとき、CPU32は既にRO
M38より読み出された第1絶縁抵抗試験動作プログラ
ムに基づいて、第1絶縁抵抗試験装置R1へ動作信号を
伝送し、第1絶縁抵抗試験装置R1を作動させ、避雷器
Jの上下両端電極15A,15Bには、上下両固定電極
28A,28Bから各把持電極13A,13Bを通じて
避雷器Jに1000Vの電圧が印加され、避雷器Jの絶
縁抵抗値が測定される。このときの測定値信号はCPU
32へ伝送される。
割出中確認マイクロスイッチ7からCPU32へ駆動停
止信号が伝送される。このとき、CPU32は既にRO
M38より読み出された第1絶縁抵抗試験動作プログラ
ムに基づいて、第1絶縁抵抗試験装置R1へ動作信号を
伝送し、第1絶縁抵抗試験装置R1を作動させ、避雷器
Jの上下両端電極15A,15Bには、上下両固定電極
28A,28Bから各把持電極13A,13Bを通じて
避雷器Jに1000Vの電圧が印加され、避雷器Jの絶
縁抵抗値が測定される。このときの測定値信号はCPU
32へ伝送される。
CPU32は、前記測定値信号が2000MΩ以上なら
ば合格と判定し、良品判定信号をRAM39に記憶させ
る。又、2000MΩ以下ならば不合格と判定し、後
に、この支持枠12Aに把持された避雷器Jを第15ス
テーションST15において、不良品搬出部C2により
除去するための不良品判定信号をRAM39に記憶させ
る。
ば合格と判定し、良品判定信号をRAM39に記憶させ
る。又、2000MΩ以下ならば不合格と判定し、後
に、この支持枠12Aに把持された避雷器Jを第15ス
テーションST15において、不良品搬出部C2により
除去するための不良品判定信号をRAM39に記憶させ
る。
支持枠12Aが第6ステーションST6に7.5秒間停
止した後、2.5秒間で第7ステーションST7へ移動
し、ここで7.5秒間停止した後、2.5秒間で第8ス
テーションST8へ移動する。
止した後、2.5秒間で第7ステーションST7へ移動
し、ここで7.5秒間停止した後、2.5秒間で第8ス
テーションST8へ移動する。
支持枠12Aの避雷器Jは、第8ステーションST8の
直前で、第2リミットスイッチLS2の接触子31と接
触し、同リミットスイッチLS2が作動されて、CPU
32へ製品確認信号が伝送されると、CPU32はRO
M38に予め入力された放電耐量試験動作プログラム、
及び第2絶縁抵抗試験動作プログラムを読み出しする。
直前で、第2リミットスイッチLS2の接触子31と接
触し、同リミットスイッチLS2が作動されて、CPU
32へ製品確認信号が伝送されると、CPU32はRO
M38に予め入力された放電耐量試験動作プログラム、
及び第2絶縁抵抗試験動作プログラムを読み出しする。
支持枠12が第8ステーションST8に停止すると、第
9,10図に示すように、上部把持電極13Aの上端部
が上部こ固定電極28Aの下面に、下部把持電極13B
の下端部が下部固定電極28Bの上面にそれぞれ当接す
る。前記上下両固定電極28A,28Bには、それぞれ
スプリング36が設けられているので、上下両把持電極
13A,13Bの端部との接触が確実に行われるととも
に、接触時の衝撃が緩和される。
9,10図に示すように、上部把持電極13Aの上端部
が上部こ固定電極28Aの下面に、下部把持電極13B
の下端部が下部固定電極28Bの上面にそれぞれ当接す
る。前記上下両固定電極28A,28Bには、それぞれ
スプリング36が設けられているので、上下両把持電極
13A,13Bの端部との接触が確実に行われるととも
に、接触時の衝撃が緩和される。
このとき、駆動機構Dの割出中確認マイクロスイッチ7
より駆動停止信号が動作制御部27を通じてCPU32
に伝送されると、CPU32は前記読み出しされた放電
耐量試験動作プログラムに基づいて、放電耐量試験装置
TIに対して動作信号を伝送し、放電耐量試験装置TI
を作動せる。そして、前記第8ステーションST8にあ
る避雷器Jの上下両端電極15A,15Bには上下両固
定電極28A,28Bから各把持電極13A,13Bを
通じて6KA,4×10μs波形の雷インパルスが印加
され、そのときの波形が検出される。このときの検出波
形を示す測定信号はCPU32へ伝送される。
より駆動停止信号が動作制御部27を通じてCPU32
に伝送されると、CPU32は前記読み出しされた放電
耐量試験動作プログラムに基づいて、放電耐量試験装置
TIに対して動作信号を伝送し、放電耐量試験装置TI
を作動せる。そして、前記第8ステーションST8にあ
る避雷器Jの上下両端電極15A,15Bには上下両固
定電極28A,28Bから各把持電極13A,13Bを
通じて6KA,4×10μs波形の雷インパルスが印加
され、そのときの波形が検出される。このときの検出波
形を示す測定信号はCPU32へ伝送される。
CUP32は、前記測定値信号の波形に乱れがなければ
合格と判定し、同良品判定信号をRAM39に記憶させ
る。又、波形に乱れが有れば不合格と判定し、後にこの
支持枠12Aに支持された避雷器Jを第15ステーショ
ンST15で除去する不良品判定信号をRAM39に記
憶させる。
合格と判定し、同良品判定信号をRAM39に記憶させ
る。又、波形に乱れが有れば不合格と判定し、後にこの
支持枠12Aに支持された避雷器Jを第15ステーショ
ンST15で除去する不良品判定信号をRAM39に記
憶させる。
支持枠12Aは第8ステーションST8に7.5秒間停
止した後、2.5秒間で第9ステーションST9へ移動
する。以後、同様の過程を経て、第9ステーションST
9から、第10ステーションST10及び第11ステー
ションST11をそれぞれ間欠移動して、第12ステー
ションST12へ移動する。
止した後、2.5秒間で第9ステーションST9へ移動
する。以後、同様の過程を経て、第9ステーションST
9から、第10ステーションST10及び第11ステー
ションST11をそれぞれ間欠移動して、第12ステー
ションST12へ移動する。
支持枠12Aが第12ステーショST12に停止する
と、駆動機構Dの割出中確認マイクロスイッチ7より駆
動停止信号が動作制御部27を通じてCPU32に伝送
される。このとき、既に読み出された第2絶縁抵抗試験
動作プログラムに基づいて、CPU32は第2絶縁抵抗
試験装置R2に対して動作信号を伝送し同試験装置R2
を動作させる。そして、避雷器Jの上下両端電極15
A,15Bには上下両固定電極28A,28Bから各把
持電極13A,13Bを通じて1000Vの電圧が印加
され、避雷器Jの絶縁抵抗値が測定される。このときの
測定値信号はCPU32は伝送される。
と、駆動機構Dの割出中確認マイクロスイッチ7より駆
動停止信号が動作制御部27を通じてCPU32に伝送
される。このとき、既に読み出された第2絶縁抵抗試験
動作プログラムに基づいて、CPU32は第2絶縁抵抗
試験装置R2に対して動作信号を伝送し同試験装置R2
を動作させる。そして、避雷器Jの上下両端電極15
A,15Bには上下両固定電極28A,28Bから各把
持電極13A,13Bを通じて1000Vの電圧が印加
され、避雷器Jの絶縁抵抗値が測定される。このときの
測定値信号はCPU32は伝送される。
CPU32は、前記測定値信号が2000MΩ以上なら
ば合格と判定し、良品判定信号をRAM39に記憶させ
る。又、2000MΩ以下ならば不合格と判定し、後に
この支持枠12Aに支持された避雷器Jを第15ステー
ションST15で除去する不良品判定信号をRAM39
に記憶させる。
ば合格と判定し、良品判定信号をRAM39に記憶させ
る。又、2000MΩ以下ならば不合格と判定し、後に
この支持枠12Aに支持された避雷器Jを第15ステー
ションST15で除去する不良品判定信号をRAM39
に記憶させる。
支持枠12Aは第12ステーションST12に7.5秒
間停止した後、2.5秒間で第13ステーションST1
3へ移動し、更に、同様の過程を経て第14ステーショ
ンST14へ移動する。
間停止した後、2.5秒間で第13ステーションST1
3へ移動し、更に、同様の過程を経て第14ステーショ
ンST14へ移動する。
支持枠12Aの避雷器Jは、第14ステーションST1
4の直前で、第3リミットスイッチLS3の接触子31
と接触し、同リミットスイッチLS3が作動するとCP
U32へ製品確認信号が伝送され、CPU32はROM
38に予め入力されたバリスタ電圧試験動作プログラム
を読み出しする。
4の直前で、第3リミットスイッチLS3の接触子31
と接触し、同リミットスイッチLS3が作動するとCP
U32へ製品確認信号が伝送され、CPU32はROM
38に予め入力されたバリスタ電圧試験動作プログラム
を読み出しする。
支持枠12Aが第14ステーションST14で停止する
と、割出中確認マイクロスイッチ7よりCPU32へ駆
動停止信号が伝送され、CPU32はバリスタ電圧試験
動作プログラムに基づいてバリスタ電圧試験装置BVへ
動作信号を伝送し、同試験装置BVを作動させる。そし
て、避雷器Jの上下両端電極15A,15Bには前記上
下両固定電極28A,28Bから各把持電極13A,1
3Bを通じて避雷器Jに電圧が印加され、避雷器Jに1
mAの電波が流れるときの電圧が測定される。このとき
の測定値信号はCPU32へ伝送される。
と、割出中確認マイクロスイッチ7よりCPU32へ駆
動停止信号が伝送され、CPU32はバリスタ電圧試験
動作プログラムに基づいてバリスタ電圧試験装置BVへ
動作信号を伝送し、同試験装置BVを作動させる。そし
て、避雷器Jの上下両端電極15A,15Bには前記上
下両固定電極28A,28Bから各把持電極13A,1
3Bを通じて避雷器Jに電圧が印加され、避雷器Jに1
mAの電波が流れるときの電圧が測定される。このとき
の測定値信号はCPU32へ伝送される。
CPU32は、前記測定値信号が6.7K〜8.0KV
の範囲内であれば、合格と判定し良品判定信号をRAM
39に記憶させる。又、前記測定値信号が6.7KV〜
8.0KVの範囲外ならば不合格と判定し、第15ステ
ーションで除去される不良品判定信号をRAM39に記
憶させる。
の範囲内であれば、合格と判定し良品判定信号をRAM
39に記憶させる。又、前記測定値信号が6.7KV〜
8.0KVの範囲外ならば不合格と判定し、第15ステ
ーションで除去される不良品判定信号をRAM39に記
憶させる。
なお、測定値信号が前記範囲内とあっても、電圧指示が
不安定なものは、不合格と判定し同様に不良品判定信号
をRAM39に記憶させる。
不安定なものは、不合格と判定し同様に不良品判定信号
をRAM39に記憶させる。
支持枠12Aは第14ステーションST14に7.5秒
間停止した後、2.5秒間で第15ステーションST1
5へ移動して、支持枠12Aが停止すると、割出中確認
マイクロスイッチ7の駆動停止信号が動作制御部27を
通じてCPU32に伝送される。このとき、CPU32
はRAM39に既に記憶された同支持枠12Aの避雷器
Jに関する複数の良品判定信号又は不良品判定信号を読
み出す。
間停止した後、2.5秒間で第15ステーションST1
5へ移動して、支持枠12Aが停止すると、割出中確認
マイクロスイッチ7の駆動停止信号が動作制御部27を
通じてCPU32に伝送される。このとき、CPU32
はRAM39に既に記憶された同支持枠12Aの避雷器
Jに関する複数の良品判定信号又は不良品判定信号を読
み出す。
そして、前記判定信号の中に、一つでも不良品判定信号
が有ると、CPU32から、動作制御部27を介して不
良品搬出部C2の第3エアシリンダ23Cに対して不良
品信号を伝送する。そして、前記第3エアシリンダ23
Cの図示しない電磁弁が作動され、ピストンロッド23
aが下動される。
が有ると、CPU32から、動作制御部27を介して不
良品搬出部C2の第3エアシリンダ23Cに対して不良
品信号を伝送する。そして、前記第3エアシリンダ23
Cの図示しない電磁弁が作動され、ピストンロッド23
aが下動される。
このとき、第11図に示すように、既に第15ステーシ
ョンST15に停止し、下部把持電極13B下端のリン
グ部材14B,14C間の間隙Gに、緩く進入された係
合板22は、ピストンロッド23aの下降により、第1
2図に示すように、前記リング部材14Cを下方に押動
して、前記下部把持電極13Bを避雷器Jとともにスプ
リング18の弾力に抗して下動させる。同時に、既に行
われた各試験の際、避雷器Jの内部に印加された高圧の
電荷は、リング部材14B、下部把持電極13B、更に
係合板22を経て接地側へ流れ除去される。
ョンST15に停止し、下部把持電極13B下端のリン
グ部材14B,14C間の間隙Gに、緩く進入された係
合板22は、ピストンロッド23aの下降により、第1
2図に示すように、前記リング部材14Cを下方に押動
して、前記下部把持電極13Bを避雷器Jとともにスプ
リング18の弾力に抗して下動させる。同時に、既に行
われた各試験の際、避雷器Jの内部に印加された高圧の
電荷は、リング部材14B、下部把持電極13B、更に
係合板22を経て接地側へ流れ除去される。
又、前記避雷器Jの下降時には、案内ピン19の上端に
同避雷器Jの下部外周テーパー面が当接される。このと
き、避雷器Jに印加された高圧の電荷のうち、避雷器J
の沿面に残留している電荷は、案内ピン19からリード
線21、リング部材14B、下部把持電極13B、リン
グ部材14Cあるいは係合板22、ピストンロッド23
a等を経て接地側へ流され除去される。
同避雷器Jの下部外周テーパー面が当接される。このと
き、避雷器Jに印加された高圧の電荷のうち、避雷器J
の沿面に残留している電荷は、案内ピン19からリード
線21、リング部材14B、下部把持電極13B、リン
グ部材14Cあるいは係合板22、ピストンロッド23
a等を経て接地側へ流され除去される。
そして、更に、ピストンロッド23aが下降すると、案
内ピン19の上端により避雷器Jの下部外周背面が押圧
されて、避雷器Jは前方へ押圧され第13図に示すよう
に、案内ピン19前方へ転倒される。この避雷器Jは、
その後不良品用搬出シュート26Aに沿って所定の場所
へ搬出される。
内ピン19の上端により避雷器Jの下部外周背面が押圧
されて、避雷器Jは前方へ押圧され第13図に示すよう
に、案内ピン19前方へ転倒される。この避雷器Jは、
その後不良品用搬出シュート26Aに沿って所定の場所
へ搬出される。
ところで、前記CPU32により演算された各判定信号
が、全て良品判定信号であるときは、CPU32は同信
号をRAM39に記憶させる。
が、全て良品判定信号であるときは、CPU32は同信
号をRAM39に記憶させる。
支持枠12Aは第15ステーションST15に7.5秒
間停止した後、2.秒間で第16ステーションST16
へ移動し、ここで、支持枠12Aが停止すると、割出中
確認マイクロスイッチ7の駆動停止信号がCPU32に
伝送される。このとき、CPU32は、RAM39に記
憶された良品信号を読み出して、動作制御部27から良
品搬出部C3の第4エアシリンダ23Dへ動作信号を伝
送し、同シリンダ23Dを動作させ、第15ステーショ
ンST15における不良品搬出C2と同様の作用で、全
試験行程に合格した避雷器Jが、良品用搬出シュート2
6Bを経て所定の場所へ搬出させる。
間停止した後、2.秒間で第16ステーションST16
へ移動し、ここで、支持枠12Aが停止すると、割出中
確認マイクロスイッチ7の駆動停止信号がCPU32に
伝送される。このとき、CPU32は、RAM39に記
憶された良品信号を読み出して、動作制御部27から良
品搬出部C3の第4エアシリンダ23Dへ動作信号を伝
送し、同シリンダ23Dを動作させ、第15ステーショ
ンST15における不良品搬出C2と同様の作用で、全
試験行程に合格した避雷器Jが、良品用搬出シュート2
6Bを経て所定の場所へ搬出させる。
その後、支持枠12Aは第16ステーションST16に
7.5秒間停止した後、2.5秒間で第1ステーション
ST1へ移動され、再び次の避雷器Jの試験に備えられ
る。なお、他の支持枠12B〜12Pに把持された避雷
器Jの性能試験についても、前述の行程と同様の経過で
行われる。
7.5秒間停止した後、2.5秒間で第1ステーション
ST1へ移動され、再び次の避雷器Jの試験に備えられ
る。なお、他の支持枠12B〜12Pに把持された避雷
器Jの性能試験についても、前述の行程と同様の経過で
行われる。
以上詳述したように、支持枠12A〜12Pに把持され
た避雷器Jの一連の製品試験は、全て連続的に、かつ、
自動的に行われ、不良製品として排除すべき避雷器と合
格製品として梱包すべき避雷器とは自動的に選別され
る。
た避雷器Jの一連の製品試験は、全て連続的に、かつ、
自動的に行われ、不良製品として排除すべき避雷器と合
格製品として梱包すべき避雷器とは自動的に選別され
る。
なお、RAM39の記憶された各避雷器の試験項目ごと
の測定値信号は、適時ディスプレイ40に表示され、プ
リンター41により印字される。
の測定値信号は、適時ディスプレイ40に表示され、プ
リンター41により印字される。
ところで、前述したような避雷器の試験作業には、第1
図に示すように、通常少なくとも搬入部C1へ避雷器を
装着する作業者M1と、不良品及び良品の搬出部C2,
C3の搬出シュート26A,26Bより所定の搬出され
る避雷器を、整理する作業者M2との2名が従事する。
そして、前記自動試験装置の動作時には、順回搬送機構
Cが停止状態となると、一連の各装置F1,F2,R
1,TI,R2,BVの電圧印加部f1,f2,bv、
抵抗検出部r1,r2及び通電部tiに支持枠12A〜
12Pの一部が対応し、各支持枠12A〜12Pの上下
両把持電極13A,13Bと上下両固定電極28A,2
8Bとが接触してそれぞれの試験が同時に行われる。こ
の試験時には高電圧が使用され、感電事故などの危険も
伴うが、作業者M1,M2は、遮蔽壁Wによって前記各
固定電極28A,28Bの高電圧部から離隔され、接触
感電が未然に防止される。
図に示すように、通常少なくとも搬入部C1へ避雷器を
装着する作業者M1と、不良品及び良品の搬出部C2,
C3の搬出シュート26A,26Bより所定の搬出され
る避雷器を、整理する作業者M2との2名が従事する。
そして、前記自動試験装置の動作時には、順回搬送機構
Cが停止状態となると、一連の各装置F1,F2,R
1,TI,R2,BVの電圧印加部f1,f2,bv、
抵抗検出部r1,r2及び通電部tiに支持枠12A〜
12Pの一部が対応し、各支持枠12A〜12Pの上下
両把持電極13A,13Bと上下両固定電極28A,2
8Bとが接触してそれぞれの試験が同時に行われる。こ
の試験時には高電圧が使用され、感電事故などの危険も
伴うが、作業者M1,M2は、遮蔽壁Wによって前記各
固定電極28A,28Bの高電圧部から離隔され、接触
感電が未然に防止される。
又、雷インパルスの大電流通電試験で、接触感電の他
に、空気中を伝播する雷インパルスの通電余波により、
特に危険を伴う放電耐量試験の装置TI及びその通電部
tiは、作業者M1,M2に対して順回搬送機構Cを挟
んだ反射側に設置されているので、作業者M1,M2は
放電対量試験装置TIと常に所定の間隔をもって離隔さ
れ、かつ、遮蔽壁Wで防護されるので、作業者M1,M
2の安全が確保される。
に、空気中を伝播する雷インパルスの通電余波により、
特に危険を伴う放電耐量試験の装置TI及びその通電部
tiは、作業者M1,M2に対して順回搬送機構Cを挟
んだ反射側に設置されているので、作業者M1,M2は
放電対量試験装置TIと常に所定の間隔をもって離隔さ
れ、かつ、遮蔽壁Wで防護されるので、作業者M1,M
2の安全が確保される。
一方、各装置F1,F2,R1,TI,R2,BV、及
び、自動制御部ACは、シールドケースSCによって空
中を伝播する前記雷インパルス大電流通電時の余波が接
地側に除去され、前記各装置F1,F2,R1,TI,
R2,BV、及び自動制御部ACに使用されているトラ
ンジスタ等の半導体は、大電流通電の余波の影響を受け
ることなく、正常に動作される。
び、自動制御部ACは、シールドケースSCによって空
中を伝播する前記雷インパルス大電流通電時の余波が接
地側に除去され、前記各装置F1,F2,R1,TI,
R2,BV、及び自動制御部ACに使用されているトラ
ンジスタ等の半導体は、大電流通電の余波の影響を受け
ることなく、正常に動作される。
又、この発明の実施例は、次のように具体化することも
できる。
できる。
(1) 避雷器Jの上下両端電極を上下両支持アーム1
1A,11Bの孔11a,11bに直接挿入して、上部
及び下部の固定電極28A,28Bと導通可能に把持す
ること。
1A,11Bの孔11a,11bに直接挿入して、上部
及び下部の固定電極28A,28Bと導通可能に把持す
ること。
この場合上部支持アーム11Aを上下方向の回動可能に
取着する等の着脱を行うことができる構成を採るものと
する。
取着する等の着脱を行うことができる構成を採るものと
する。
(2) 順回搬送機構Cの周回運動を連続的、かつ、低
速にするとともに、上部及び下部の固定電極28A,2
8Bの上面及び下面を長くして、避雷器Jの上下両端電
極15A,15Bと導通可能にすること。
速にするとともに、上部及び下部の固定電極28A,2
8Bの上面及び下面を長くして、避雷器Jの上下両端電
極15A,15Bと導通可能にすること。
(3) 不良品搬出部C2を前記抵抗検出部r1、通電
部ti、抵抗検出部r2及び電圧印加部bvの直後にそ
れぞれ設け、不良品を除去するようにすること。
部ti、抵抗検出部r2及び電圧印加部bvの直後にそ
れぞれ設け、不良品を除去するようにすること。
発明の効果 以上詳述したように、この発明は高電圧や大電流の危険
を伴う酸化亜鉛避雷器の製品試験に関して、試験作業者
の安全が確保されるとともに、広いスペースを必要とせ
ず、一連の試験作業を一箇所に集中して連続的に行える
ので、単位時間あたりの試験処理数を増加させて試験の
能率を向上することができる。
を伴う酸化亜鉛避雷器の製品試験に関して、試験作業者
の安全が確保されるとともに、広いスペースを必要とせ
ず、一連の試験作業を一箇所に集中して連続的に行える
ので、単位時間あたりの試験処理数を増加させて試験の
能率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例の模式図を示す平面図、第2
図はこの発明の実施例の試験装置機構部を示す平面図、
第3図は同じく試験装置機構部を示す側断面図、第4図
は同じく試験装置機構部の把持機構を示す平面図、第5
図は第4図の中央部縦断面図、第6図は同じく試験装置
機構部のエアシリンダの拡大図、第7図はプレ充電装置
の電圧印加部を示す側面図、第8図は第7図のX−X線
断面図、第9図は雷インパルスの通電部を示す側面図、
第10図は第9図のY−Y線断面図、第11,12,1
3図は避雷器の把持解除動作を説明する側断面図、第1
4図は試験装置の自動制御の構成を示すブロック図であ
る。 1……試験装置機構部、3A(3B)……上部(下部)
電極支持アーム、6……駆動モーター、7……割出中確
認マイクロスイッチ、12A〜12P……支持枠、13
A(13B)……上部(下部)把持電極、14A〜14
C……リング部材、15A(15B)……上端(下端)
電極、18……スプリング、19……案内ピン、23A
〜23D……第1〜第4エアシリンダ、27……動作制
御部、28A(28B)……上部(下部)固定電極、3
2……CPU、38……ROM、39……RAM、40
……ディスプレイ、41……プリンター、D……駆動機
構、C……順回搬送機構、H……把持機構、J……避雷
器、F1(F2)……第1(第2)プレ充電装置、R1
(R2)……第1(第2)絶縁抵抗試験装置、TI……
放電耐量試験装置、BV……バリスタ電圧試験装置、f
1(f2)……第1(第2)プレ充電装置電圧印加部、
r1(r2)……第1(第2)絶縁抵抗試験装置抵抗検
出部、ti……放電耐量試験装置通電部、bv……バリ
スタ電圧試験装置電圧印加部、AC……自動制御部、S
……電圧試験装置電圧印加部、AC……自動制御部、S
C……シールドケース、C1……搬入部、C2……不良
品搬出部、C3……良品搬出部、G……間隙、M1,M
2……試験作業者、W……遮蔽壁、ST1〜ST16…
…(第1〜第16)ステーション、FS1,FS2……
フットスイッチ。
図はこの発明の実施例の試験装置機構部を示す平面図、
第3図は同じく試験装置機構部を示す側断面図、第4図
は同じく試験装置機構部の把持機構を示す平面図、第5
図は第4図の中央部縦断面図、第6図は同じく試験装置
機構部のエアシリンダの拡大図、第7図はプレ充電装置
の電圧印加部を示す側面図、第8図は第7図のX−X線
断面図、第9図は雷インパルスの通電部を示す側面図、
第10図は第9図のY−Y線断面図、第11,12,1
3図は避雷器の把持解除動作を説明する側断面図、第1
4図は試験装置の自動制御の構成を示すブロック図であ
る。 1……試験装置機構部、3A(3B)……上部(下部)
電極支持アーム、6……駆動モーター、7……割出中確
認マイクロスイッチ、12A〜12P……支持枠、13
A(13B)……上部(下部)把持電極、14A〜14
C……リング部材、15A(15B)……上端(下端)
電極、18……スプリング、19……案内ピン、23A
〜23D……第1〜第4エアシリンダ、27……動作制
御部、28A(28B)……上部(下部)固定電極、3
2……CPU、38……ROM、39……RAM、40
……ディスプレイ、41……プリンター、D……駆動機
構、C……順回搬送機構、H……把持機構、J……避雷
器、F1(F2)……第1(第2)プレ充電装置、R1
(R2)……第1(第2)絶縁抵抗試験装置、TI……
放電耐量試験装置、BV……バリスタ電圧試験装置、f
1(f2)……第1(第2)プレ充電装置電圧印加部、
r1(r2)……第1(第2)絶縁抵抗試験装置抵抗検
出部、ti……放電耐量試験装置通電部、bv……バリ
スタ電圧試験装置電圧印加部、AC……自動制御部、S
……電圧試験装置電圧印加部、AC……自動制御部、S
C……シールドケース、C1……搬入部、C2……不良
品搬出部、C3……良品搬出部、G……間隙、M1,M
2……試験作業者、W……遮蔽壁、ST1〜ST16…
…(第1〜第16)ステーション、FS1,FS2……
フットスイッチ。
Claims (10)
- 【請求項1】駆動機構(D)により周回運動を行うよう
にした順回搬送機構(C)と、 前記順回搬送機構(C)に装着され、避雷器(J)の上
下両端電極(15A,15BB)をそれぞれ着脱可能に
把持する複数組の把持機構(H)と、 前記把持機構(H)の周回運動軌跡と対応する位置にお
いて支持手段により支持され、かつ避雷器(J)の上下
両端電極(15A,15B)と一時的に導通可能に設け
られた複数組の上部及び下部の固定電極(28A,28
B)と、 前記各組の固定電極(28A,28B)のうち三組の固
定電極(28A,28B)に対し、周回運動方向に順次
接続した第1絶縁抵抗試験装置(R1)、放電耐量試験
装置(TI)及び第2絶縁抵抗試験装置(R2)と、 更に、別組の固定電極(28A,28B)に接続したバ
リスタ電圧試験装置(BV)と、 避雷器(J)を把持機構(H)に装着するための搬入部
(C1)と、 前記把持機構(H)に装着された避雷器(J)を除去す
るための搬出部(C2,C3)と、 前記駆動機構(D)、各試験装置(R1,TI,R2,
BV)の作動及び試験結果の判定をそれぞれ集中して自
動制御するための中央処理装置(32)と、 前記中央処理装置(32)に付属して、予め試験方法、
基準値等のプログラムあるいはデータを記憶するための
読み出し専用メモリー(38)と、 同中央処理装置(32)に付属して、試験結果を記憶す
る読み出し書き込み両用メモリー(39)と、 により構成した酸化亜鉛避雷器の自動試験装置におい
て、 遮蔽壁(W)内に前記順回搬送機構(C)、把持機構
(H)、上部及び下部の固定電極(28A,28B)、
第1絶縁抵抗試験装置(R1)、放電耐量試験装置(T
I)、第2絶縁抵抗試験装置(R2)、及びバリスタ電
圧試験装置(BV)を収容するとともに、前記搬入部
(C1)、搬出部(C2,C3)を遮蔽壁(W)の開放
部(Wa)に配置し、前記放電耐量試験装置(TI)を
順回搬送機構(C)に対して搬入部(C1)、搬出部
(C2,C3)との反対側に配置し、更に、前記中央処
理装置(32)、読み出し専用メモリー(38)、及び
読み出し書き込み両用メモリー(39)を遮蔽壁(W)
の外側に配置したことを特徴とする酸化亜鉛避雷器の自
動試験装置。 - 【請求項2】搬出部は不良品搬出部(C2)と良品搬出
部(C3)とに分割形成されている特許請求の範囲第1
項に記載の酸化亜鉛避雷器の自動試験装置。 - 【請求項3】把持機構(H)は支持部材(9)と同支持
部材(9)の上下両端に水平に片持支持された上部及び
下部の支持アーム(11A,11B)とにより、側面
型形状に形成された絶縁性を有する支持枠(12A〜1
2P)と、前記上部支持アーム(11A)の先端部に設
けられ、かつ、下面に避雷器(J)の上端電極(15
A)を係合するための係止孔(13a)を有すると共に
上端を前記上部固定電極(28A)と摺接可能に設けた
上部把持電極(13A)と、前記下部支持アーム(11
B)の先端に上下方向の往復動可能に支持され、かつ、
上端を避雷器(J)の下端電極(15B)に係合可能に
設けると共に下端を前記下部固定電極(28B)と摺接
可能に設けた下部把持電極(13B)と、同下部把持電
極(13B)を上方把持位置へ付勢するためのスプリン
グ(18)とによりなる特許請求の範囲第1項に記載の
酸化亜鉛避雷器の自動試験装置。 - 【請求項4】把持機構(H)の下部支持アーム(11
B)には下部把持電極(13B)の近傍に位置するよう
に避雷器(J)の下降動作を利用して同避雷器(J)を
前方へ転倒させる搬出部(C2,C3)の構成部材とし
ての案内ピン(19)が設けられている特許請求の範囲
第3項に記載の酸化亜鉛避雷器の自動試験装置。 - 【請求項5】搬入部(C1)は下部把持電極(13B)
をスプリング(18)の弾力に抗して下動させるための
エアシリンダ(23A,23B)と、同エアシリンダ
(23A,23B)の昇降動作を行うためのフットスイ
ッチ(FS1,FS2)と、前記エアシリンダ(23
A,23B)のピストンロッド(23a)に係着され、
かつ、前記下部把持電極(13B)に止着したリング部
材(14B,14C)の間隙(G)に進入される係合板
(22)とにより構成されている特許請求の範囲第1項
に記載の酸化亜鉛避雷器の自動試験装置。 - 【請求項6】不良品及び良品の搬出部(C2,C3)は
下部把持電極(13B)をスプリング(18)の弾力に
抗して下動させるためのエアシリンダ(23C,23
D)と、避雷器(J)を所定の位置に搬出するための不
良品用及び良品用の搬出シュート(26A,26B)
と、前記エアシリンダ(23C,23D)のピストンロ
ッド(23a)に係着され、かつ、前記下部把持電極
(13B)に止着したリング部材(14B,14C)の
間隙(G)に進入される係合板(22)とよりなる特許
請求の範囲第1項又は第2項に記載の酸化亜鉛避雷器の
自動試験装置。 - 【請求項7】順回搬送機構(C)を構成する基板(8)
の外周部には複数個の把持機構(H)が放射状に、か
つ、等間隔に取着された特許請求の範囲第1項に記載の
酸化亜鉛避雷器の自動試験装置。 - 【請求項8】第1絶縁抵抗試験装置(R1)、放電耐量
試験装置(TI)、第2絶縁抵抗試験装置(R2)及び
バリスタ電圧試験装置(BV)はそれぞれシールドケー
ス(SC)に収容されている特許請求の範囲第1項に記
載の酸化亜鉛避雷器の自動試験装置。 - 【請求項9】中央処理装置CPU(32)、読み出し専
用メモリーROM(38)及び読み出し書き込み両用メ
モリーRAM(39)は、それぞれシールドケース(S
C)に収容されている特許請求の範囲第1項に記載の酸
化亜鉛避雷器の自動試験装置。 - 【請求項10】中央処理装置CPU(32)は試験結果
を表示、記録するためのディスプレイ(40)及びプリ
ンター(41)を備えた特許請求の範囲第1項に記載の
酸化亜鉛避雷器の自動試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60114997A JPH0627768B2 (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | 酸化亜鉛避雷器の自動試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60114997A JPH0627768B2 (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | 酸化亜鉛避雷器の自動試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61271471A JPS61271471A (ja) | 1986-12-01 |
JPH0627768B2 true JPH0627768B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=14651745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60114997A Expired - Fee Related JPH0627768B2 (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | 酸化亜鉛避雷器の自動試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0627768B2 (ja) |
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-
1985
- 1985-05-27 JP JP60114997A patent/JPH0627768B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS61271471A (ja) | 1986-12-01 |
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