JPH06277310A - 海上消火装置 - Google Patents
海上消火装置Info
- Publication number
- JPH06277310A JPH06277310A JP9181693A JP9181693A JPH06277310A JP H06277310 A JPH06277310 A JP H06277310A JP 9181693 A JP9181693 A JP 9181693A JP 9181693 A JP9181693 A JP 9181693A JP H06277310 A JPH06277310 A JP H06277310A
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- JP
- Japan
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- fire
- floating body
- marine
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 海上又は臨海の陸上での火災時、消火作業員
が近づけない場合の消火活動を行う。 【構成】 浮体２を円盤部２ａの上面中央位置に垂直支
持部２ｂを設けた形状とする。浮体２下部の円盤部２ａ
の外側平面対角位置に支持軸３を介して推進器４をそれ
ぞれ取り付ける。浮体２の円盤部２ａ内に支持軸３を回
転させる旋回モータ５を取り付け、旋回モータ５により
推進器４の向きが変えられるようにする。浮体２の垂直
支持部２ｂ上に、消火ノズル７を俯仰自在に取り付け
る。消火ノズル７を俯仰モータ６で俯仰させるように
し、海上を航走できる海上消防ロボット１とする。海上
消防ロボット１を支援船に消火ホース１２と電力・信号
ケーブル１３で回転継手１７を介して接続し、支援船か
らの遠隔操作で海上消防ロボット１が火災現場へ航走し
消火活動できるようにする。海上消防ロボット１には、
更にテレビカメラ８、位置発信器９を取り付ける。
が近づけない場合の消火活動を行う。 【構成】 浮体２を円盤部２ａの上面中央位置に垂直支
持部２ｂを設けた形状とする。浮体２下部の円盤部２ａ
の外側平面対角位置に支持軸３を介して推進器４をそれ
ぞれ取り付ける。浮体２の円盤部２ａ内に支持軸３を回
転させる旋回モータ５を取り付け、旋回モータ５により
推進器４の向きが変えられるようにする。浮体２の垂直
支持部２ｂ上に、消火ノズル７を俯仰自在に取り付け
る。消火ノズル７を俯仰モータ６で俯仰させるように
し、海上を航走できる海上消防ロボット１とする。海上
消防ロボット１を支援船に消火ホース１２と電力・信号
ケーブル１３で回転継手１７を介して接続し、支援船か
らの遠隔操作で海上消防ロボット１が火災現場へ航走し
消火活動できるようにする。海上消防ロボット１には、
更にテレビカメラ８、位置発信器９を取り付ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は海上での危険物等の火災
時、人が近づけない場合の消火を行うために用いる海上
消火装置に関するものである。
時、人が近づけない場合の消火を行うために用いる海上
消火装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の海上消火装置としては、図４に一
例を示す如く、船首部と上部構造物上に消火ノズルｂ，
ｃを装備させた構成の消防艇（消火設備船）ａが用いら
れており、海上での船舶の火災、あるいは臨海での施設
の火災が発生した場合には、炎上中の船舶ｄあるいは施
設に対し危険のない範囲内まで消防艇ａを接近させた
後、炎上中の船舶ｄあるいは施設に向け消火ノズルｂ，
ｃより消火剤や水を放射させて消火作業を行うようにし
ている。
例を示す如く、船首部と上部構造物上に消火ノズルｂ，
ｃを装備させた構成の消防艇（消火設備船）ａが用いら
れており、海上での船舶の火災、あるいは臨海での施設
の火災が発生した場合には、炎上中の船舶ｄあるいは施
設に対し危険のない範囲内まで消防艇ａを接近させた
後、炎上中の船舶ｄあるいは施設に向け消火ノズルｂ，
ｃより消火剤や水を放射させて消火作業を行うようにし
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、海上や海に
隣接した地区での火災に消防艇ａを用いる場合、これら
の地区では、石油類や可燃ガス類に関係する設備がある
場合が多く、このようなところでの火災は引火爆発等の
おそれが多いため、火災現場に近づくことができず、離
れた場所からの消火作業となるので、思うような消火活
動ができないこと、又、消防艇ａは、各港ごとに十分な
隻数が配置されておらず、大火災の場合は消火活動の有
効性に乏しいこと、といった問題があった。
隣接した地区での火災に消防艇ａを用いる場合、これら
の地区では、石油類や可燃ガス類に関係する設備がある
場合が多く、このようなところでの火災は引火爆発等の
おそれが多いため、火災現場に近づくことができず、離
れた場所からの消火作業となるので、思うような消火活
動ができないこと、又、消防艇ａは、各港ごとに十分な
隻数が配置されておらず、大火災の場合は消火活動の有
効性に乏しいこと、といった問題があった。
【０００４】そこで、本発明は、船舶の火災に対しては
勿論のこと、臨海での施設の火災に対しても火災現場の
近くまで行って消火活動ができるようにしようとする海
上消火装置を提供しようとするものである。
勿論のこと、臨海での施設の火災に対しても火災現場の
近くまで行って消火活動ができるようにしようとする海
上消火装置を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、円盤部と該円盤部の上面中央位置に垂直
支持部を設けた浮体の下部の円盤部の外側平面対角位置
に、それぞれ推進器を取り付けて浮体を航走できるよう
にすると共に、浮体の上部の垂直支持部上に、消火ノズ
ルを俯仰自在に取り付け、且つ該消火ノズルを俯仰させ
る俯仰モータを備えた海上消防ロボットを構成し、該海
上消防ロボットと支援船とを、消火ホース、電力・信号
ケーブルで接続し、支援船からの遠隔操作で海上消防ロ
ボットを動作させるようにした構成とする。
決するために、円盤部と該円盤部の上面中央位置に垂直
支持部を設けた浮体の下部の円盤部の外側平面対角位置
に、それぞれ推進器を取り付けて浮体を航走できるよう
にすると共に、浮体の上部の垂直支持部上に、消火ノズ
ルを俯仰自在に取り付け、且つ該消火ノズルを俯仰させ
る俯仰モータを備えた海上消防ロボットを構成し、該海
上消防ロボットと支援船とを、消火ホース、電力・信号
ケーブルで接続し、支援船からの遠隔操作で海上消防ロ
ボットを動作させるようにした構成とする。
【０００６】又、推進器の向きを、支持軸を介し旋回モ
ータで変えられるようにしたり、浮体の上部の垂直支持
部上に、テレビカメラ、位置発信器を設け、支援船上で
確認できるようにするとよい。
ータで変えられるようにしたり、浮体の上部の垂直支持
部上に、テレビカメラ、位置発信器を設け、支援船上で
確認できるようにするとよい。
【０００７】
【作用】海上又は臨海の陸上で火災が発生したら火災現
場付近の危険区域外に支援船を待機させ、支援船から遠
隔操作のできる海上消防ロボットを着水させて火災現場
近くまで航走させ、海上消防ロボットが消火に適切な位
置に接近したら、消火ロボットに装備してある消火ノズ
ルから火災現場に向けて消火剤又は消火水を放射して消
火活動をする。
場付近の危険区域外に支援船を待機させ、支援船から遠
隔操作のできる海上消防ロボットを着水させて火災現場
近くまで航走させ、海上消防ロボットが消火に適切な位
置に接近したら、消火ロボットに装備してある消火ノズ
ルから火災現場に向けて消火剤又は消火水を放射して消
火活動をする。
【０００８】海上消防ロボットの姿勢は、推進器の向き
を変えることにより調整でき、又、海上消防ロボット上
にテレビカメラとか位置発信器を取り付けると、海上消
防ロボットが物影に隠れて支援船から海上消防ロボット
の消火活動を確認できないときに、テレビカメラで写さ
れる画像を支援船上で見て確認できることになり、更
に、海上消防ロボットの位置が目視できなくても位置発
信器からの信号により位置の制御ができることになる。
を変えることにより調整でき、又、海上消防ロボット上
にテレビカメラとか位置発信器を取り付けると、海上消
防ロボットが物影に隠れて支援船から海上消防ロボット
の消火活動を確認できないときに、テレビカメラで写さ
れる画像を支援船上で見て確認できることになり、更
に、海上消防ロボットの位置が目視できなくても位置発
信器からの信号により位置の制御ができることになる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１０】図１乃至図３は本発明の一実施例を示すも
ので、波の影響を受けにくいように円盤部２ａと該円盤
部２ａの上面中央位置に、適宜高さの垂直支持部２ｂを
設けて、該垂直支持部２ｂの上端側が海面ＷＬ上へ突出
できるように充分な浮力をもたせた浮体２を形成し、且
つ該浮体２の下部の円盤部２ａの平面対角位置に、モー
タ４ａによりプロペラ４ｂを回転させて推進力を生じさ
せるようにしてある推進器４を回転支持軸３を介しそれ
ぞれ取り付けて浮体２が自在に航走できるようにすると
共に、上記浮体２の円盤部２ａ内に設置した旋回モータ
５に上記支持軸３を連結して、旋回モータ５により支持
軸３を回転させることにより推進器４の向きを任意に変
えられるようにする。又、上記浮体２の垂直支持部２ｂ
上には、消火ノズル７の基端部を俯仰自在に取り付け
て、該消火ノズル７が俯仰モータ６により俯仰させられ
るようにする。更に垂直支持部２ｂ上にポール１０を立
ててその頂部に放水状況監視用のテレビカメラ８と、浮
体２の位置を明確にするための位置発信器９を取り付け
て、海上消防ロボット１を構成する。４ｃは固定のフィ
ンである。
ので、波の影響を受けにくいように円盤部２ａと該円盤
部２ａの上面中央位置に、適宜高さの垂直支持部２ｂを
設けて、該垂直支持部２ｂの上端側が海面ＷＬ上へ突出
できるように充分な浮力をもたせた浮体２を形成し、且
つ該浮体２の下部の円盤部２ａの平面対角位置に、モー
タ４ａによりプロペラ４ｂを回転させて推進力を生じさ
せるようにしてある推進器４を回転支持軸３を介しそれ
ぞれ取り付けて浮体２が自在に航走できるようにすると
共に、上記浮体２の円盤部２ａ内に設置した旋回モータ
５に上記支持軸３を連結して、旋回モータ５により支持
軸３を回転させることにより推進器４の向きを任意に変
えられるようにする。又、上記浮体２の垂直支持部２ｂ
上には、消火ノズル７の基端部を俯仰自在に取り付け
て、該消火ノズル７が俯仰モータ６により俯仰させられ
るようにする。更に垂直支持部２ｂ上にポール１０を立
ててその頂部に放水状況監視用のテレビカメラ８と、浮
体２の位置を明確にするための位置発信器９を取り付け
て、海上消防ロボット１を構成する。４ｃは固定のフィ
ンである。
【００１１】上記海上消防ロボット１には、消火剤又は
消火水を消火ホース１２へ圧送する消防ポンプ１４と動
力・信号用の電源１５が設置されている支援船１１より
導かれた消火ホース１２と動力・信号ケーブル１３が海
上消防ロボット１の平面的な回転方向の動きに追従でき
るよう回転継手１７で接続され、支援船１１からの遠隔
操作で消火ホース１２を経て消火剤又は消火水が消火ノ
ズル７より放射されるようにすると共に、２つの推進器
４のモータ４ａが駆動させられて自動的に航走でき、且
つ旋回モータ５で推進器４の向きが自在に変えられるよ
うにする。
消火水を消火ホース１２へ圧送する消防ポンプ１４と動
力・信号用の電源１５が設置されている支援船１１より
導かれた消火ホース１２と動力・信号ケーブル１３が海
上消防ロボット１の平面的な回転方向の動きに追従でき
るよう回転継手１７で接続され、支援船１１からの遠隔
操作で消火ホース１２を経て消火剤又は消火水が消火ノ
ズル７より放射されるようにすると共に、２つの推進器
４のモータ４ａが駆動させられて自動的に航走でき、且
つ旋回モータ５で推進器４の向きが自在に変えられるよ
うにする。
【００１２】更に、上記支援船１１には、海上消防ロボ
ット１のテレビカメラ８からの映像信号を受信するテレ
ビモニタ１６を設置する。図３中、Ａは火災を発生させ
た船舶、Ｂは火災発生部、Ｃは危険区域を示す。
ット１のテレビカメラ８からの映像信号を受信するテレ
ビモニタ１６を設置する。図３中、Ａは火災を発生させ
た船舶、Ｂは火災発生部、Ｃは危険区域を示す。
【００１３】なお、海上消防ロボット１に取り付けた各
種機器等には、耐火、耐熱材を使用し構造も耐火、耐熱
及び防水とする。
種機器等には、耐火、耐熱材を使用し構造も耐火、耐熱
及び防水とする。
【００１４】海上又は臨海の陸上で危険物等の火災が発
生した場合には、海上消防ロボット１を搭載した支援船
１１をその近くまで移動させるが、今、図３に示す如く
海上の船舶Ａに火災が発生した場合には、支援船１１を
危険区域Ｃの外に停止させ、支援船１１から海上消防ロ
ボット１を降ろして着水させ、次いで、支援船１１から
の遠隔操作で浮体２に取り付けられた推進器４のモータ
４ａを駆動させて推進器４による推進力により海上消防
ロボット１を航走させ、船舶Ａの火災発生部Ｂ近くまで
接近させる。このとき、海上消防ロボット１の航走中
に、２つの推進器４のうち、いずれか一方のモータ４ａ
の駆動を停止させることにより、該モータ４ａを停止し
た推進器４側へ海上消防ロボット１を旋回させて向きを
変えることができるので、目標とする方向へ向きを修正
させながら正しく進行させることができる。海上消防ロ
ボット１が消火活動を行うのに適切な位置に接近した
ら、該海上消防ロボット１を適宜回転させて消火ノズル
７が火災発生部Ｂの方へ向くようにする。この操作は、
旋回モータ５によりいずれか一方の推進器４を１８０度
回転させて向きを逆にした状態で両推進器４を同時に駆
動させることにより行うことができる。このとき、消火
ホース１２やケーブル１３は海上消防ロボット１に回転
継手１７で接続されているので、海上消防ロボット１が
回転しても支障はない。支援船１１に搭載してある消防
ポンプ１４を作動させて、消火剤又は消火水を消火ホー
ス１２内を通して圧送させ、海上消防ロボット１の消火
ノズル７から火災発生部Ｂを目指して放射させて消火活
動を行うようにする。この消火活動中、海上消防ロボッ
ト１が物影に隠れて支援船１１から消火状況が確認不可
能な場合は、海上消防ロボット１に搭載されたテレビカ
メラ８でその状況を写して支援船１１に電力・信号ケー
ブル１３を通して送り込み、支援船１１のテレビモニタ
１６を見ながら消火活動を行うようにし、更に、海上消
防ロボット１の位置が目視困難な場合は、海上消防ロボ
ット１に搭載した位置発信器９からの信号を支援船１１
で受信して適切な位置の制御を行うようにする。
生した場合には、海上消防ロボット１を搭載した支援船
１１をその近くまで移動させるが、今、図３に示す如く
海上の船舶Ａに火災が発生した場合には、支援船１１を
危険区域Ｃの外に停止させ、支援船１１から海上消防ロ
ボット１を降ろして着水させ、次いで、支援船１１から
の遠隔操作で浮体２に取り付けられた推進器４のモータ
４ａを駆動させて推進器４による推進力により海上消防
ロボット１を航走させ、船舶Ａの火災発生部Ｂ近くまで
接近させる。このとき、海上消防ロボット１の航走中
に、２つの推進器４のうち、いずれか一方のモータ４ａ
の駆動を停止させることにより、該モータ４ａを停止し
た推進器４側へ海上消防ロボット１を旋回させて向きを
変えることができるので、目標とする方向へ向きを修正
させながら正しく進行させることができる。海上消防ロ
ボット１が消火活動を行うのに適切な位置に接近した
ら、該海上消防ロボット１を適宜回転させて消火ノズル
７が火災発生部Ｂの方へ向くようにする。この操作は、
旋回モータ５によりいずれか一方の推進器４を１８０度
回転させて向きを逆にした状態で両推進器４を同時に駆
動させることにより行うことができる。このとき、消火
ホース１２やケーブル１３は海上消防ロボット１に回転
継手１７で接続されているので、海上消防ロボット１が
回転しても支障はない。支援船１１に搭載してある消防
ポンプ１４を作動させて、消火剤又は消火水を消火ホー
ス１２内を通して圧送させ、海上消防ロボット１の消火
ノズル７から火災発生部Ｂを目指して放射させて消火活
動を行うようにする。この消火活動中、海上消防ロボッ
ト１が物影に隠れて支援船１１から消火状況が確認不可
能な場合は、海上消防ロボット１に搭載されたテレビカ
メラ８でその状況を写して支援船１１に電力・信号ケー
ブル１３を通して送り込み、支援船１１のテレビモニタ
１６を見ながら消火活動を行うようにし、更に、海上消
防ロボット１の位置が目視困難な場合は、海上消防ロボ
ット１に搭載した位置発信器９からの信号を支援船１１
で受信して適切な位置の制御を行うようにする。
【００１５】又、消火作業に使用する海上消防ロボット
１は一艇だけではなく、図３に示す如く、複数の海上消
防ロボット１で同時に消火活動を行うようにすることも
可能である。
１は一艇だけではなく、図３に示す如く、複数の海上消
防ロボット１で同時に消火活動を行うようにすることも
可能である。
【００１６】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【００１７】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の海上消火装置
によれば、円盤部と該円盤部の上面中央位置に垂直支持
部を設けてなる浮体の該円盤部の外側平面対角位置に、
推進器をそれぞれ取り付けて航走できるようにし、且つ
浮体の垂直支持部上に、消火ノズルを俯仰自在に取り付
けて、俯仰モータにより俯仰できるようにした消防ロボ
ットを構成し、該消防ロボットと支援船とを消火ホー
ス、電力・信号ケーブルで接続して、支援船からの遠隔
操作で消防ロボットが海上を航走できて消火ホースより
消火剤又は消火水を発射することができるようにしてあ
るので、消火作業員が近づくことができない爆発等の可
能性のある海上又は臨海の陸上の火災の消火活動を容易
に行うことができ、又、海上消防ロボットは波の影響を
受けにくい浮体形状であるため、荒天時にも安定した消
火活動ができ、更に、複数の海上消防ロボットで消火を
行うことにより効率的な消火活動が可能である、等の優
れた効果を発揮し、又、海上消防ロボットにテレビカメ
ラ、位置発信器等を取り付けると、支援船から海上消防
ロボットが確認できない位置にあっても、支援船上のテ
レビモニタ等で把握することができて消火活動や位置の
制御等が楽にできるという効果も有する。
によれば、円盤部と該円盤部の上面中央位置に垂直支持
部を設けてなる浮体の該円盤部の外側平面対角位置に、
推進器をそれぞれ取り付けて航走できるようにし、且つ
浮体の垂直支持部上に、消火ノズルを俯仰自在に取り付
けて、俯仰モータにより俯仰できるようにした消防ロボ
ットを構成し、該消防ロボットと支援船とを消火ホー
ス、電力・信号ケーブルで接続して、支援船からの遠隔
操作で消防ロボットが海上を航走できて消火ホースより
消火剤又は消火水を発射することができるようにしてあ
るので、消火作業員が近づくことができない爆発等の可
能性のある海上又は臨海の陸上の火災の消火活動を容易
に行うことができ、又、海上消防ロボットは波の影響を
受けにくい浮体形状であるため、荒天時にも安定した消
火活動ができ、更に、複数の海上消防ロボットで消火を
行うことにより効率的な消火活動が可能である、等の優
れた効果を発揮し、又、海上消防ロボットにテレビカメ
ラ、位置発信器等を取り付けると、支援船から海上消防
ロボットが確認できない位置にあっても、支援船上のテ
レビモニタ等で把握することができて消火活動や位置の
制御等が楽にできるという効果も有する。
【図１】本発明の海上消火装置における海上消防ロボッ
トの平面図である。
トの平面図である。
【図２】図１のII−II方向からの側面図である。
【図３】本発明の海上消火装置により消火活動をしてい
る状態の一実施例の概要を示す平面図である。
る状態の一実施例の概要を示す平面図である。
【図４】従来の消防艇による消火活動を示す概略図であ
る。
る。
１ 海上消防ロボット ２ 浮体 ２ａ 円盤部 ２ｂ 垂直支持部 ３ 支持軸 ４ 推進器 ４ａ モータ ４ｂ プロペラ ５ 旋回モータ ６ 俯仰モータ ７ 消火ノズル ８ テレビカメラ ９ 位置発信器 １１ 支援船 １２ 消火ホース １３ 動力・信号ケーブル １７ 回転継手
Claims (3)
- 【請求項１】 円盤部と該円盤部の上面中央位置に垂直
支持部を設けた浮体の下部の円盤部の外側平面対角位置
に、それぞれ推進器を取り付けて浮体を航走できるよう
にすると共に、浮体の上部の垂直支持部上に、消火ノズ
ルを俯仰自在に取り付け、且つ該消火ノズルを俯仰させ
る俯仰モータを備えた海上消防ロボットを構成し、該海
上消防ロボットと支援船とを、消火ホース、電力・信号
ケーブルで接続し、支援船からの遠隔操作で海上消防ロ
ボットを動作させるようにしたことを特徴とする海上消
火装置。 - 【請求項２】 推進器の向きを、支持軸を介し旋回モー
タで変えられるようにする請求項１記載の海上消火装
置。 - 【請求項３】 浮体の上部の垂直支持部上に、テレビカ
メラ、位置発信器を設け、支援船上で確認できるように
する請求項１又は２記載の海上消火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9181693A JPH06277310A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 海上消火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9181693A JPH06277310A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 海上消火装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06277310A true JPH06277310A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14037166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9181693A Pending JPH06277310A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 海上消火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06277310A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2804033A1 (fr) * | 2000-01-21 | 2001-07-27 | Claude Louit | Echelle aerienne munie d'un dispositif de prises de vue associe a un guidage de lances |
| CN110339516A (zh) * | 2019-08-08 | 2019-10-18 | 北京新松融通机器人科技有限公司 | 一种基于视觉检测和并联手臂自动对接消防水带的装置 |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP9181693A patent/JPH06277310A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2804033A1 (fr) * | 2000-01-21 | 2001-07-27 | Claude Louit | Echelle aerienne munie d'un dispositif de prises de vue associe a un guidage de lances |
| CN110339516A (zh) * | 2019-08-08 | 2019-10-18 | 北京新松融通机器人科技有限公司 | 一种基于视觉检测和并联手臂自动对接消防水带的装置 |
| CN110339516B (zh) * | 2019-08-08 | 2021-10-26 | 北京新松融通机器人科技有限公司 | 一种基于视觉检测和并联手臂自动对接消防水带的装置 |
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