JP3043012B1 - 無人式消防船及び海上火災消火方法 - Google Patents

無人式消防船及び海上火災消火方法

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JP3043012B1 JP11220345A JP22034599A JP3043012B1 JP 3043012 B1 JP3043012 B1 JP 3043012B1 JP 11220345 A JP11220345 A JP 11220345A JP 22034599 A JP22034599 A JP 22034599A JP 3043012 B1 JP3043012 B1 JP 3043012B1
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Abstract

【要約】 【課題】 消防船を無人化及び自動化することにより、
安全性及び機動性を十分に発揮できる消防船を提供する
こと。 【解決手段】 無人式消防船Nは、気密に組立られた船
体Bを有する。船体Bには、消火櫓1aが立設されてお
り、送水ポンプ1d、潜水用バラスト機構2及び航行機
器3が搭載されている。消防船Nの船体4隅には吸排気
口5が立設されている。この吸排気口5は、船体内部に
空気を吸気し、排気ガスを排気する機能を有し、更に、
この吸排気口は船体が潜水した場合の浮力タンクとし
て、半潜水状態の船体安定に役立つ。送水ポンプ1d
は、内燃機関1fにより駆動される。この内燃機関1f
は、吸気管及び排気管を介して吸排気口5に連結されて
いる。バラストタンク2aは、ポンプ2b並びに吸気管
及び排気管を介して吸排気口5に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルタンカー等
で発生した火災を遠隔安全域から遠隔操縦によって鎮火
することのできる無人式消防船に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海上で火災が発生した火災船舶T
の鎮火活動については、図4で示したような防災要員を
登船させた有人式防災船Sを火災船舶Tの周辺海域に緊
急出動させて遠隔放水する消火作業により行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、海上で火災船
舶Tが石油ガス、原油、石油製品、爆発性危険物などを
積載したオイルタンカー、危険物積載船舶である場合
に、火災船舶Tで生じる炎上物が、種々の爆発を生じた
り、海上に流出拡散したりする。
【0004】そこで、従来のような防災要員を登船させ
た有人式防災船Sを火災船舶Tの周辺海域に緊急出動さ
せて消火作業を行う場合には、火災船舶Tで生じる種々
の爆発や海上に流出拡散した炎上物によって防災要員に
二次災害の恐れが生じてくる。このため、有人式防災船
Sは火災船舶Tに容易に接近できず、放物線状の遠隔放
水を行うにとどまり、近距離から効果的に放水鎮火する
ことが事実上困難であった。特に、炎上物が海上に流出
拡散した場合や荒天の場合には火災船舶Tに対して有人
式防災船Sが十分に接近することもできず、消火活動を
断念しなければならない。
【0005】また、有人式防災船Sの船舶構造について
も、防災要員の登船活動に対して十分に配慮した各種設
備を配備しなければならず、特殊化・大型化したものと
なり、その建造船価も高い。したがって、有人式防災船
Sは、各地の港湾内に充足配備し得ず、火災発生海域に
よってはその機動性を十分に発揮することができないの
が現状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、気密
に組立られた船体と、該船体に立設された吸排気口と、
前記船体に立設された消化櫓と、前記船体内部に搭載さ
れた送水ポンプと、前記船体内部に搭載されたバラスト
機構と、前記船体内部に搭載された航行機構とを有する
消防船であって、前記バラスト機構が前記吸排気口に連
結されたバラストタンクを備えるとともに、前記航行機
構が前記吸排気口に連結された内燃機関を備え、さら
に、前記消化櫓、前記バラスト機構及び前記航行機構を
遠隔安全域からの送信で作動させる遠隔操縦装置を有す
る無人式消防船により前記課題を解決した。
【0007】ここで、船体の構造、船体に立設されたの
消火櫓、船体内部の送水ポンプ、船体内部の潜水用バラ
スト機構、船体内部の航行機構、遠隔安全域からの送信
で作動する遠隔操縦装置についてそれぞれ詳説すると、
以下のとおりである。
【0008】まず、船体は、半水没式の消防船として航
行できるように、気密に構成されている。船体には、例
えば、甲板の前後左右の4隅に4本の吸排気口が立設さ
れている。吸排気口は、船体が潜水しても、船体内部に
空気を取り込むことができるように、上方に開口を有す
る。更に、この吸排気口は船体が潜水した場合の浮力タ
ンクとして、半潜水状態の船体安定に役立つ。
【0009】消火櫓は、船上の消火櫓に配置された放水
ノズル、放水銃などの高圧放水具、可撓性消防ホース・
送水パイプなどの送水管などから構成されている。な
お、この高圧放水具は、所望の噴射放水方向が得られる
ように、消火櫓に対して上下左右回動自在に取り付けら
れている。
【0010】送水ポンプは、船体内部に搭載されてお
り、船体周辺の海水を吸引し送水管を介して高圧放水具
に海水を供給するものである。また、送水ポンプは、噴
射放水圧を所望に制御し得る構造を有している。送水ポ
ンプは、駆動源として船体航行用の内燃機関に連結され
るようになっていても、船体航行用の内燃機関とは別個
の内燃機関により駆動されるようになっていてもよい。
そして、船体内部には、消火薬剤タンクと混合機を組み
込むこともでき、火災船舶の炎上物に応じて送水ポンプ
及び消火櫓により噴射放水する海水に消火薬剤を混入す
ることができる。さらに、前記消火櫓は、甲板上に起立
倒伏自在に組み立てられるもの、伸縮自在に組み立てら
れるもの、折り畳み自在に組み立てられるものの、いず
れであっても差し支えないが、出港時においては、噴射
放水可能に起立堅持される。
【0011】次に、前記潜水用バラスト機構は、船体内
に配置した複数のバラストタンクから構成されており、
船体の浮上・潜水を調整する。このバラストタンクは、
それぞれ、ポンプを介して吸排気口に連結されている。
各バラストタンクへの空気を供給量を調整することによ
り、船体は安定して潜水航行する。なお、潜水能力につ
いては、消火櫓を海面に突出させて航行し得る程度のも
のである。
【0012】また、前記航行機構については、船体内に
設置した内燃機関から駆動シャフトを介して船尾に設け
たスクリューなどに推進力を伝動するものであって、吸
排気口から内燃機関に燃料燃焼用の空気が供給され、そ
して、吸排気口から排気ガスが排出されるようになって
いる。
【0013】そして、前記遠隔操縦装置は、船上に立設
した受信アンテナを備えた無線操縦装置、あるいは、受
信ケーブルを備えた有線操縦装置であり、遠隔安全域か
ら送信された信号を受信する。次いで、この遠隔操縦装
置は、前記送水ポンプと前記潜水用バラスト機構と前記
航行機構をそれぞれ作動させる。
【0014】なお、本発明で意味する遠隔安全域とは、
火災船舶で生じる爆発や流出拡散する炎上物などから災
害を被ることなく、消火活動の指令を遠隔送信すること
ができる各種車輛、各種航空機、各種船舶などの陸、
海、空における安全な区域のことである。
【0015】さらに、船体は、FRPなどの耐久性に優
れた軽量部材を多用している。また、船底には、複数の
陸上輸送用車輪が備えられ、好ましくは、牽引用フッ
ク、吊り下げ用フックなどが備えられている。
【0016】
【作用】本発明の無人式消防船は、気密に組立られた船
体と、該船体に立設された吸排気口と、前記船体に立設
された消化櫓と、前記船体内部に搭載されたバラスト機
構と、前記船体内部に搭載された航行機構とを有する無
人式消防船に、遠隔安全域からの送信で作動する遠隔操
縦装置を搭載したことにより、以下のとおり、作用す
る。
【0017】まず、本発明の無人式消防船を海上火災海
域に派遣する。例えば、有人船舶にて消防船を曳航し
て、この消防船を海上火災海域まで派遣する。次いで、
遠隔操作により前記バラスト機構を操作して、前記吸排
気口を海面上に突出させた状態で前記船体を潜水させ
る。この状態において、消防船は、消火櫓と吸排気口が
水没し、船体は海中にある。そして、海上火災現場ま
で、半水没した状態で船体が航行し、放水信号を受信し
た遠隔操縦装置に連動する消火櫓及び送水ポンプが作動
することによって十分な噴射放水を行う。
【0018】さらに、本発明の無人式消防船は、消火櫓
を甲板上に起立倒伏自在に組み付けられ、船底に陸上輸
送用車輪を備えている場合、クレーン車などで消火櫓を
倒伏させて輸送時の接触障害にならないような状態で牽
引して火災船に比較的近い港湾まで陸上輸送し、港湾内
でクレーン車で消火櫓を起立させる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による実施例を
説明する。図1及び図2は、本発明による無人式消防船
の第1実施例を示し、図1は基本的な船舶構造を示す概
要図であり、図2は無人式消防船を用いた消火活動を示
す図である。まず、図1に示す本実施例の無人式消防船
Nは、気密に組立られた船体Bを有する。この船体Bに
は、消火櫓1aが立設されており、送水ポンプ1d、潜
水用バラスト機構2及び航行機器3が搭載されている。
そして、消防船Nは、遠隔安全域からの送信で作動する
遠隔操縦装置4を搭載した基本的な船舶構造を有してお
り、船体B自体は、FRPなどの耐久性に優れた軽量部
材を多用したものである。また、消防船Nの船体4隅に
は吸排気口5が立設されている。この吸排気口5は、船
体内部に空気を吸気し、排気ガスを排気する機能を有し
ている。
【0020】甲板上に立脚した消火櫓1aの上段部位と
中段部位には、所望の噴射方向に噴射放水可能な放水銃
からなる高圧放水具1bがそれぞれ配設されている。こ
れらの高圧放水具1bは、消火櫓1a内に挿通配管され
た送水パイプからなる送水管1cを介して、船体内に固
設した送水ポンプ1dに接続されている。そして、この
送水ポンプ1dは(図示されていない)給水管に接続さ
れており、船体周辺の海水を吸引する。なお、この送水
ポンプ1dの噴射放水圧については所望に制御し得るも
のである。また、この送水ポンプ1dには、消火薬剤タ
ンク1eと(図示されていない)混合機が組み付けられ
ており、炎上物に適応する消火薬剤を噴射放水する海水
に混入している。送水ポンプ1dは、内燃機関1fによ
り駆動される。この内燃機関1fは、吸気管及び排気管
を介して吸排気口5に連結されており、船体Bが潜水し
たときでも、燃焼用の空気を取込み、燃焼ガスを排気で
きるようになっている。こうすることにより、送水ポン
プ1dを連続して運転することができる。更に、この吸
排気口は船体が潜水した場合の浮力タンクとして、半潜
水状態の船体安定に役立つ。
【0021】次に、船体内に配置された潜水用バラスト
機構2について説明する。船体の内壁に沿ってバラスト
タンク2aからなる複数の潜水調整室が区画形成されて
おり、船体の浮上・潜水を調整している。それぞれのバ
ラストタンク2aは、ポンプ2b並びに吸気管及び排気
管を介して吸排気口5に連結されている。また、それぞ
れのバラストタンク2aは、海水を注水又は排水するポ
ンプに連結されている。なお、潜水能力については、消
火櫓1aを海面に突出させて航行し得る程度のものであ
る。
【0022】また、航行機構3は、内燃機関Eにより駆
動される船外推進機3aを有し、これらの内燃機関E及
び船外推進機3aは、後述する遠隔操縦装置4で操作さ
れる。内燃機関Eには、吸排気口5から吸気管及び排気
管が延びており、この内燃機関Eに吸排気口5から空気
が供給されるとともに、内燃機関Eから排気ガスが排気
される。
【0023】さらに、遠隔安全域からの送信で作動する
遠隔操縦装置4は、船上に立設した受信アンテナ4aを
備えた無線操縦装置であり、この無線操縦装置は、前述
した送水ポンプ1dと潜水用バラスト機構2と航行機構
3をそれぞれ作動させることができる。
【0024】次に、図2で、上述したような本実施例の
無人式消防船Nを用いた場合の火災船舶Tに対する消火
活動を説明する。
【0025】まず、図2の(a)で示すように、本実施
例の無人式消防船Nは、タグボートなどの有人船舶Mと
ともに、火災船舶Tが存在する危険海域周辺の遠隔安全
海域まで曳航または自力航行する。そして、海上火災海
域に達すると、消防船Nは有人船舶Mから離れて無線操
縦に付される。図2の(b)で示すように、消防船N
は、遠隔操縦により、吸排気口5から空気を排気し、半
水没状態に潜水する。この状態において、吸排気口5及
びアンテナ4aのみが海上に突出している。次いで、図
2の(c)で示すように、遠隔安全海域に存在する有人
船舶Mの送信アンテナからの送信を、本実施例の無人式
消防船Nに設けられている受信アンテナ4aで受信しつ
つ遠隔操縦装置4で潜水用バラスト機構2と航行機構3
とを作動させて、消火櫓1aより下方部分の船体を潜水
させながら、火災船舶Tに向かって危険海域を潜水航行
し接近する。そして、図2の(d)で示すように、火災
船舶Tが存在する危険海域に到達した本実施例の無人式
消防船Nは、遠隔操縦装置4で消火機構1を作動させ
て、火災船舶Tの火災発生場所に向けて斜め上方から高
圧放水具1bで直射的に噴射放水して消火する。
【0026】なお、図3は、本発明による無人式消防船
の他の実施例を示したものであり、本実施例の無人式消
防船N’は、図1に示した基本的な船舶構造に加えて、
消火櫓1aの基部を甲板上に回動起立自在に設置すると
ともに複数の陸上輸送用車輪5を船底に備え、さらに牽
引用フックを船首部分に備えたものである。したがっ
て、本実施例の無人式消防船N’は、図3の(a)で図
示するように、消火櫓1aを輸送時の接触障害にならな
いように倒伏させた状態でクレーン車などで牽引して火
災船舶Tに比較的近い港湾まで陸上輸送し、そして、図
3の(b)で図示するように、港湾内まで牽引してきた
クレーン車で消火櫓1aを噴射放水可能な状態に起立さ
せて出港させることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の無人式消防船によって奏するこ
とのできる効果は、船上の消火櫓から噴射放水する消火
機構と船体内に配置された潜水用バラスト機構と航行機
構とを遠隔安全域からの送信で作動する遠隔操縦装置を
搭載したことによって、以下のとおりである。
【0028】すなわち、本発明の無人式消防船は、オイ
ルタンカー、危険物積載船舶などに火災が発生した場
合、防災要員を登船させることなく、遠隔安全域からの
送信による遠隔操縦装置で安全に操船できるので、従来
のような火災船舶で生じる種々の爆発や海上に流出拡散
した炎上物による防災要員の二次災害を回避することが
できる。
【0029】また、本発明の無人式消防船は、消火櫓の
みを海面上に突出させて潜水・航行することができるた
め、従来のような消火活動を断念しなければならなかっ
た悪天候の場合であっても、荒波の影響が少なく、ま
た、海上に炎上物が流出拡散した場合であっても、船体
本体を海面下で保護しながら、火災船舶に対して最短の
距離まで速やかに接近することができる。
【0030】そして、本発明の無人式消防船は、火災船
舶の火災発生場所に充分接近して最短距離から直射状の
噴射放水ができるため、消火機構のもつ消火能力を最大
限に発揮した消火ができ、従来の有人式防災船のような
放物線状の遠隔放水よりも、早期に鎮火することができ
る。また、消防船は、吸排気口を海面上に突出させた半
水没式であるので、船体内部の内燃機関やポンプ等の駆
動源を作動するための空気を自由に取り込むことができ
る。従って、消火活動が長時間に亘る場合であっても、
駆動源には常に空気が供給され、完全潜水式の消防船に
比べて、連続運転時間が長く、海上火災を早期に鎮火す
ることができる。さらに、船体内部には、駆動源のため
の酸素を貯留するタンク等も不要になり、船価を安くす
ることができる。そして、吸排気口を利用してバラスト
タンクにも空気を給排気できるので、荒天時においても
船体を安定して航行させることができる。
【0031】さらに、本発明の無人式消防船は、消火櫓
が甲板上に起立倒伏自在に組み付けられ、船底に陸上輸
送用車輪が備えられているため、消火櫓を倒伏させた状
態で軍用機などによる長距離空輸やクレーン車などの牽
引による短距離陸上輸送が可能となり、火災船舶に比較
的近い港湾に緊急派遣することができる。したがって、
本発明の無人式消防船は、自国ばかりでなく他国の火災
発生海域であっても、その機動性を十分に発揮すること
ができ、各地に配備した消防船を相互に融通して活用す
ることもできる。
【0032】また、本発明の無人式消防船は、従来の有
人式防災船のような防災要員用設備がなく、クレーン車
などで牽引し得る程度に小型化することができるので、
建造船価も安価で、保船、点検などのメンテナンス費用
も少ない。したがって、本発明の無人式消防船は、各地
の港湾内に多数配備することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例である無人式消火船の概要構
造図。
【図2】 本発明の実施例である無人式消火船を用いた
消火活動を示す図。
【図3】 本発明の他の実施例を示す図。
【図4】 従来の有人式消火船を用いた消火活動を示す
図。
【符号の説明】
1・・・・・消火機構 1a・・・・消火櫓 1b・・・・高圧放水具 1c・・・・送水管 1d・・・・送水ポンプ 1e・・・・消火薬剤タンク 1f・・・・送水ポンプ駆動用内燃機関 2・・・・・潜水用バラスト機構 2a・・・・バラストタンク 3・・・・・航行機構 3a・・・・船外推進機 4・・・・・遠隔操縦装置 4a・・・・受信アンテナ 5・・・・・吸排気口兼潜水時の船体安定タンク 6・・・・・陸上輸送用車輪 B・・・・・船体 E・・・・・内燃機関 M・・・・・遠隔安全海域に存在する有人船舶 N,N’・・本発明の無人式消防船 S・・・・・従来の有人式防災船 T・・・・・火災船舶

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密に組立られた船体と、該船体に立設
    された吸排気口と、前記船体に立設された消化櫓と、前
    記船体内部に搭載された送水ポンプと、前記船体内部に
    搭載されたバラスト機構と、前記船体内部に搭載された
    航行機構とを有する消防船であって、 前記バラスト機構が前記吸排気口に連結されたバラスト
    タンクを備えるとともに、前記航行機構が前記吸排気口
    に連結された内燃機関を備え、 さらに、前記消化櫓、前記バラスト機構及び前記航行機
    構を遠隔安全域からの送信で作動させる遠隔操縦装置を
    有する、無人式消防船。
  2. 【請求項2】 前記消火櫓を起立倒伏自在に装備し、船
    底に陸上輸送用車輪を備えた請求項1記載の無人式消防
    船。
  3. 【請求項3】 気密に組立られた船体と、該船体に立設
    された吸排気口と、前記船体に立設された消化櫓と、前
    記船体内部に搭載されたバラスト機構と、前記船体内部
    に搭載された航行機構とを有する無人式消防船を海上火
    災海域に派遣し、 遠隔操作により前記バラスト機構を操作して、前記吸排
    気口を海面上に突出させた状態で前記船体を潜水させ、 遠隔操作により前記船体を潜水させた状態で前記航行機
    構を操作して前記船体を火災現場に近接させ、 遠隔操作により前記消化櫓を操作して火災現場に海水を
    放水する、 海上火災の消火方法。
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