JP2009248062A - 水中清掃ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、水中清掃ロボットを昇降させる際に、水中清掃ロボットを垂直に傾くことなく略水平に吊り下げることができ、この結果、人的補助が不要で且つ安全に昇降することができる水中清掃ロボットを提供することを課題とする。
【解決手段】水中に存在する清掃対象物表面に沿って移動するロボット本体2と、該ロボット本体内に設けられ、清掃対象物表面に向かって高圧水を噴射して清掃対象物を清掃する清掃ノズルユニット3とを備えた水中清掃ロボットにおいて、前記ロボット本体には、ロープ等の昇降手段65に着脱自在に連結される係止部64を有する昇降用取手6が設けられ、該昇降用取手は、前記係止部64が、前記ロボット本体の上方に位置してロボット本体を昇降可能な吊下姿勢Aと、前記連結部が吊下姿勢Aよりも前記ロボット本体側に移動する収納姿勢Bとに位置変更自在に設けられ、前記昇降用取手を収納姿勢に付勢する付勢手段67が設けられていることにある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、養殖魚網や船体等の清掃対象物を、高圧水の噴射により清掃する水中清掃ロボットに関する。
例えば養殖魚網に付着した藻や貝類の除去、船体に付着した汚れの除去等を行うための水中清掃ロボットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる水中清掃ロボットは、水中に存在する清掃対象物表面に沿って移動しながら、この清掃対象物表面に向かって清掃ノズルユニットより高圧水を噴射して清掃対象物を清掃するものである。清掃ノズルユニットは、ロボット本体に回転自在に設けられた回転軸に取り付けられており、清掃対象物表面に対する高圧水の噴射の反力により、この回転軸と一体的に回転するようになっている。
また、回転軸には、この回転軸の回転に伴って回転して、ロボット本体を清掃対象物表面に向かって押し付けるための推進力を発生するプロペラが取り付けられている。そして、水中清掃ロボットには、回転するプロペラが水を導入できるように導入空間が設けられている。この導入空間からプロペラに向けて水が導入され、ロボット本体に設けられた開口から外部に吹き出される水流が発生し、これによって水中清掃ロボットには推進力が得られ、養殖魚網に所定の圧力で当接した状態が維持される。
かかる水中清掃ロボットは、陸と海水中に設けられた養殖魚網との間を養殖魚網洗浄専用舶により搬送される。このため、図6(a)〜(c)に示すようにロボット本体101の前部には、取手102が設けられており、その取手102にクレーン側ロープ103を連結し、このロープ103を介して小型クレーンで吊り下げて適宜陸105や海上の筏に降ろしている。
特開2007―244940号公報
前記従来の水中清掃ロボット100は、ロボット本体の進行方向の前部に昇降のための取手が設置されている。また、清掃ノズルユニットに高圧水を供給するホースや車輪を駆動させるモータに電力を送るケーブル(ケーブル類)106が、ロボット本体101の後部側に接続されている。
この結果、水中清掃ロボット100をクレーンで積み降ろす際に、ロープ103でロボット本体101の前部を吊るため、水中清掃ロボット100は前部を上向きにして垂直に傾いてしまう(図6(a)参照)。このため、この垂直な状態で水中清掃ロボット100を陸や筏に接地させると、後輪107等で下方のケーブル類106を地面105との間で挟んでしまい、ケーブル類106を潰したり、破損したりするおそれがある。
そのため、図6(b)および(c)に示すように、水中清掃ロボット100の昇降の際には、クレーンを操作する作業者とは別に補助作業者が、水中清掃ロボット100の後方側に立ちその昇降の補助を行う必要があった。このように、補助作業者が水中清掃ロボット100の昇降を補助するのは、人手を要するとともに、危険を伴う。
そこで、本発明は、水中清掃ロボットを昇降させる際に、水中清掃ロボットを垂直に傾くことなく略水平に吊り下げることができ、この結果、人的補助が不要で且つ安全に昇降することができる水中清掃ロボットを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、水中に存在する清掃対象物表面に沿って移動するロボット本体と、該ロボット本体内に設けられ、清掃対象物表面に向かって高圧水を噴射して清掃対象物を清掃する清掃ノズルユニットとを備えた水中清掃ロボットにおいて、前記ロボット本体には、ロープ等の昇降手段に着脱自在に連結される係止部を有する昇降用取手が設けられ、該昇降用取手は、前記係止部が、前記ロボット本体の上方に位置してロボット本体を昇降可能な吊下姿勢と、前記連結部が吊下姿勢Aよりも前記ロボット本体側に移動する収納姿勢Bとに位置変更自在に設けられ、前記昇降用取手を収納姿勢に付勢する付勢手段が設けられていることにある。
前記水中清掃ロボットにおいて、前記清掃ノズルユニットは、清掃対象物表面に対する高圧水の噴射の反力により回転するように、前記ロボット本体に回転自在に設けられた回転軸に取り付けられ、該回転軸には、ロボット本体を清掃対象物表面に向かって押し付けるための推進力を発生するプロペラが設けられ、前記ロボット本体には、回転するプロペラが水を導入できるように導入空間と、プロペラ4が収容される開口とが形成されており、前記昇降用取手は、収納姿勢において前記開口の外側に位置する構成である。
前記水中清掃ロボットにおいて、前記付勢手段が、前記ロボット本体と前記昇降用取手との間に連結されたスプリングからなる。
本発明の水中清掃ロボットは、ロープ等の昇降手段で係止部を連結して吊り下げると、その係止部がロボット本体の上方に位置する吊下姿勢となるため、水中清掃ロボットを昇降させる際に、水中清掃ロボットを垂直に傾くことなく略水平に吊ることができ、この結果、人的補助が不要で且つ安全に昇降することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、養殖魚網の清掃を行うための自走式の水中清掃ロボットとして本発明を適用した場合について説明する。
−水中清掃ロボットの構成説明−
図1〜図4は、本一実施形態に係る水中清掃ロボット1を示す。本実施の形態にかかる水中清掃ロボット1は、図1〜図3に示すようにロボット本体2と、清掃ノズルユニット3と、推進力発生用プロペラ4(以下、単にプロペラという)を備えている。
ロボット本体2は、下方のノズル側本体2Aと、上方のプロペラ側本体2Bと、これら各本体同士を連結する連結体2Cとを備えている。プロペラ側本体2Bは、ノズル側本体2Aとの間に所定距離を有して配設されており、このノズル側本体2Aとの間に水の導入路として機能する導入空間Dを形成している。
プロペラ側本体2Bは、中央部に比較的大径の開口21が形成されており、この開口21の内部にプロペラ4が収容されている。
ノズル側本体2Aの左右側面には4個の車輪(前後左右車輪)22,23,24,25が回転可能に取り付けられている。図3において、矢印Fで示す方向が水中清掃ロボット1の前方を示す。また水中清掃ロボット1の前方に向かって右側を矢印Rで示し、左側を矢印Lで示す。
ノズル側本体2A内には、例えば4個の水中モータM1、M2、M3、M4が収容されており、各々の水中モータM1、M2、M3、M4の駆動軸は、各車輪22,23,24,25にそれぞれ接続されている。
各水中モータM1,M2、M3、M4は、モータ・制御コード(ケーブル)Cを介して陸上または船上に配置された制御ボックス(図示省略)に接続されている。水中清掃ロボット1が水中に沈められた状態では、制御ボックスから水中清掃ロボット1に向けてケーブルCが延びて、各水中モータM1,M2、M3、M4への給電が行われる。これにより、これら水中モータM1,M2、M3、M4の駆動に伴って各車輪22〜25が回転する。
例えば、水中清掃ロボット1が前進走行(図3の矢印F方向に走行)している状況で、右側の水中モータM2、M4の回転数を左側の水中モータM1、M3の回転数よりも高くすれば、水中清掃ロボット1の走行方向が図3中左方向(矢印L方向)へ向くようになっている。逆に、左側の水中モータM1、M3の回転数を右側の水中モータM2、M4の回転数よりも高くすれば、水中清掃ロボット1の走行方向が図3中右方向(矢印R方向)へ向くようになっている。
水中モータM1,M2、M3、M4を上記とは逆方向に回転させて水中清掃ロボット1を後退走行させている場合も同様にして進行方向を変えることが可能である。更に、各水中モータM1、M3と、水中モータM2、M4を互いに逆方向に回転させれば、水中清掃ロボット1を転回させることもできる。
なお、水中モータは左右の前車輪22、23を回転駆動するように2個の水中モータM1、M2を設け、左側の前後車輪22、24をベルト機構またはチェーン機構で連動連結し、右側の前後車輪23、25を同様に連動連結してもよい。
清掃ノズルユニット3は、高圧水ホースHから供給された高圧水を清掃対象物としての養殖魚網に向かって噴射し、その噴流によって養殖魚網の清掃を行うものである。清掃ノズルユニット3は、ノズル側本体2Aから鉛直上向きに固定された支持筒内11に挿通された回転軸5の下部に取り付けられている。この回転軸5は、プロペラ側本体2Bに形成された前記開口21の中心部に位置するように、ロータリジョイント51によって回転自在に支持されている。
ノズル側本体2A後部の上面には、高圧水ホース接続口部27が設けられ、この高圧水ホース接続口部27とロータリジョイント51とが配管またはパイプ等の接続管52を介して接続されている。高圧水ホース接続口部27に高圧水ホースHの一端は接続されている。高圧水ホースHの他端は、陸上または船上に配置された高圧ポンプ(図示省略)に接続され、この高圧ポンプから圧送される高圧水が清掃ノズルユニット3に供給されるようになっている。
回転軸5の内部には、高圧水ホースHからロータリジョイント51を経て供給された高圧水を、清掃ノズルユニット3へ送るための高圧水通路53が形成されている。
清掃ノズルユニット3は、前記回転軸5の下端に固定された円盤状の回転体35を備え、回転体35の外周部には、高圧水通路53に連通する複数個の清掃ノズル33が取り付けられている。これら清掃ノズル33は、高圧水の噴射方向が養殖魚網の表面を向くように所定角度だけ下方に傾斜している。
かかる清掃ノズル33から高圧水が噴射された場合、この高圧水が養殖魚網の表面に吹き付けられることに伴って発生する噴射反力により、清掃ノズルユニット3が回転軸5と共に回転するようになっている。換言すると、この清掃ノズルユニット3は、回転軸5の軸心回りに回転しながら養殖魚網の表面に高圧水を噴射することによって、養殖魚網に付着している海草藻や貝類等を広範囲に亘って除去できるように構成されている。
前記プロペラ4は、回転軸5と一体的に設けられ、プロペラ側本体2Bに形成された開口21内に収容されている。従って、清掃ノズル33から高圧水が噴射され、その噴射反力によって清掃ノズルユニット3と共に回転軸5が回転した場合、このプロペラ4も一体的に回転し(図3に示す矢印A方向)、水中清掃ロボット1を下側へ押し付けるための水流を発生させるようになっている。これにより、清掃動作時に、水中清掃ロボット1を養殖魚網に向かう方向へ押し付ける推進力が発生する構成となっている。
このように、本形態に係る水中清掃ロボット1は、清掃ノズルユニット3とプロペラ4とを回転軸5を介して一体回転するように構成し、清掃ノズル33から高圧水が噴射された際の噴射反力によって、これら三者3,4,5を回転させ、プロペラ4の回転によって推進力が得られるようにしている。
水中清掃ロボット1は、回転軸5の回転によってロボット本体2に発生する連れ回りを防止するための補助ノズルユニット7が設けられている。つまり、補助ノズルユニット7は、清掃ノズルユニット3及び回転軸5が回転した際に、上記回転軸5とロータリジョイント51との間の摺動抵抗等により、ロボット本体2も回転軸5の回転方向に回転しようとするが、その力を打ち消すためのものである。
プロペラ側本体2Bの前部には、養殖魚網の洗浄状況等のチェックをすることができる水中カメラ70が設けられている。この水中カメラ70の撮像情報は、ケーブルCの電気信号線を介して制御ボックスに送信されるようになっている。そして、水中カメラ70で水中の状況を撮像し、その画像が、陸上または船上に配置されたモニター装置(図示省略)の画面に映し出され、水中の養殖魚網のチェックがリアルタイムで行えるようになっている。
また、水中での洗浄作業における水中清掃ロボット1の姿勢(上下左右)、東西南北の方位を示すコンパス80が、水中カメラで撮像される画像の片隅に映し出されるように、水中カメラ70の視野範囲内に配置されている。
また、ロボット本体2の所定位置には、昇降用取手6が設けられている。すなわち、この昇降用取手6は、線条体から構成され、プロペラ側本体2Bの両側に位置する一対の脚部60、60と、両方の脚部60、60の上端を連結する連結部61と、両方の脚部60、60の上端から互いに上方に傾斜して設けられた一対の傾斜部62、62とからなる。なお。傾斜部62、62の上端部には、クレーン等の昇降手段としてのフック65が着脱自在に係止される環状の係止部64が設けられている。
一対の脚部60、60の下部には、ロボット本体2内側に向けて支持部66、66が設けられている。そして、各支持部66、66は、前記ノズル側本体2Aの下部で且つ連結体2C,2C間に設けられたブラッケト28aに挿通されている。
このように、各支持部66、66をブラッケト28aに挿通することにより、昇降用取手6は、各支持部66、66を中心にして、回動自在になっている。すなわち、フック65で係止部64を吊り下げた際には、水中清掃ロボット1の自重により、一対の脚部60、60が垂直な吊下姿勢Aとなる。
このとき、係止部64はプロペラ側本体2Bの上方で且つロボット本体2の前後左右の中心に位置する。従って、水中清掃ロボット1の重心は各支持部66、66よりも下方に位置することから、前後左右のバランスが良好に維持される。この結果、水中清掃ロボット1は、水平な走行状態の姿勢(前後左右車輪22,23,24,25が略同じ高さ位置となる)で吊り下げられた状態を維持する。
また、脚部60、60と、プロペラ側本体2Bとの間には、昇降用取手6をノズル側本体2Aの前方側に収納する弾性体67が設けられている。この弾性体67は例えばコイルスプリング(スプリング)からなり、一方の端部は脚部60、60の途中に連結され、他方の端部はノズル側本体2Aの下部に設けられたブラッケト28bに連結されている。従って、コイルスプリング66は、昇降用取手6を前記ロボット本体側に移動する収納姿勢Bに付勢しているが、水中清掃ロボット1を吊り下げた際には、昇降用取手6はコイルスプリング66の弾性力に抗して吊下姿勢Aに姿勢変更する。すなわち、昇降用取手6は、吊下姿勢Aと収納姿勢Bとの間で姿勢変更するように、支持部66、66を中心にして回動自在になっている。
また、昇降用取手6は、収納姿勢Bにおいて、ノズル側本体2Aの環状部に位置する。すなわち、昇降用取手6は、ノズル側本体2Aの環状部に当接または接近することにより、プロペラ4を収容する開口21の外側に位置することとなる。なお、昇降用取手6の収納姿勢Bにおける位置決めは、昇降用取手6をノズル側本体2Aに直接当接させても、あるいは、ノズル側本体2Aにストッパーを設け、このストッパーに昇降用取手6を当接させてもよい。
−水中清掃ロボット1の動作説明−
次に、上述の如く構成された水中清掃ロボット1による養殖魚網の清掃動作について説明する。
この水中清掃ロボット1による清掃時には、陸上または船上からクレーンを利用して水中清掃ロボット1が養殖魚網の内側(養殖用スペース)に沈められる。具体的にはクレーン側のロープのフック65を昇降用取手6の係止部64に連結し、水中清掃ロボット1を略水平に維持した状態で水中に沈め、水中清掃ロボット1を養殖魚網の表面に接近させる。このとき、従来からノズル側本体2Aに設けられている取手(またはアイボルト)69と、船体側(または筏)とをロープで連結して水中清掃ロボット1を養殖魚網表面の近くを維持できるようにしておくのが好ましい。
そして、清掃作業者は、リモコンボックスを操作してケーブルCからの各水中モータへの給電及び高圧水ホースHからの清掃ノズルユニット3及び補助ノズルユニット7への高圧水の供給を行い各機器が正常に作動していることを確認する。
その後、クレーン側のロープのフック65および取手69を連結しているロープをそれぞれ外す。次に、各水中モータM1、M2、M3、M4を駆動させると、各車輪22〜25が回転して水中清掃ロボット1は養殖魚網に沿って走行する。
水中清掃ロボット1が水中で養殖魚網に沿って走行する際には、図1および図2で仮想線で示すように、昇降用取手6はプロペラ側本体2Bに移動した収納姿勢Bを維持するため、昇降用取手6は姿勢が低くなる。この結果、海水の抵抗が軽減され、水中清掃ロボット1の走行に支障となることはない。
清掃ノズルユニット3の各清掃ノズル33から高圧水の噴射が行われる。清掃ノズル33からの高圧水の噴射により、養殖魚網に付着した藻や貝類等が除去されて養殖用スペースの外に排出され養殖魚網が清掃される。
この高圧水の噴射に伴う噴射反力により、清掃ノズルユニット3、回転軸5及びプロペラ4は一体的に回転する。このプロペラ4の回転によって導入空間Dからプロペラ4に向けて水が導入され、開口21から吹き出される水流が発生し、これによって水中清掃ロボット1には推進力が得られ、各車輪22〜25が養殖魚網に所定の圧力で当接した状態が維持される。
このため、各車輪22〜25が養殖魚網から浮き上がってしまうことがなく、水中清掃ロボット1が養殖魚網に沿って安定して走行しながら養殖魚網の清掃が行われる。しかも、昇降用取手6は収納姿勢Bを維持し、開口21の外側に位置するため、開口21から吹き出される水流の流速を減速させたり、また、昇降用取手6に藻等の異物が絡まって、この異物が開口21から吹き出される水流の邪魔をしたりすることもない。この結果、水中清掃ロボット1の推進力に悪影響を及ぼすことはない。
清掃作業が終了すると、水中清掃ロボット1を養殖魚網に沿って水面まで上昇させ、再び、クレーン側のロープのフック65を昇降用取手6の係止部64に連結し、水中清掃ロボット1を水中から吊り上げる。さらに、水中清掃ロボット1を船体(または筏)に載置させる。
このように吊り下げられた水中清掃ロボット1は、略水平の状態で載置されるため、水中清掃ロボット1の姿勢を水平に調整する専用の補助作業者が不要となり、水中清掃ロボット1を昇降作業を安全に行うことができる。しかも、ロボット本体2の後部から後方に延設されたホースHやケーブルC(ケーブル類)が、従来のように下向きとなることはないため、ロボット本体2がかかるケーブル類を地面との間で挟んでしまうおそれもなく、ケーブル類を損傷するのも防止できる。
さらに、船体で搬送された水中清掃ロボット1を陸に降ろす場合も前記と同様に、水中清掃ロボット1が略水平な状態にすることができ、水中清掃ロボット1の昇降作業を安全に行うことができる。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、清掃対象物として養殖魚網に限らず、橋脚、船体、プール等の清掃にも使用可能である。
前記実施の形態では、水中カメラ70を一方向の走行の場合について例示したが、図5に示すように、ロボット本体2の前後両側に設けることも可能である。なお、同一部材は同一符号を付してそれぞれの説明は省略する。
また、昇降用取手6は、ロボット本体2の後方に回動する構成であってもよい。しかも、ロボット本体2は、ノズル側本体2Aとプロペラ側本体2Bとに分割する必要はなく、このロボット本体2の一部を開口して導入空間Dを形成したものであってもよい。
本発明の一実施の形態に係る水中清掃ロボットの全体斜視図である。 同水中清掃ロボットの一部断面を含む側面図である。 同水中清掃ロボットの昇降用取手の断面を含む平面図である。 同水中清掃ロボットの正面図である。 本発明の他の実施の形態に係る水中清掃ロボットの全体側面図である。 従来例を示し、(a)は作業者を介さずに水中清掃ロボットを接地する場合の側面図、(b)は作業者を介して水中清掃ロボットを接地する場合の側面図、(c)は水中清掃ロボットを接地した状態の側面図である。
符号の説明
1 水中清掃ロボット
2 ロボット本体
3 清掃ノズルユニット
4 推進力発生用プロペラ(プロペラ)
6 昇降用取手
21 開口
60 脚部
62 傾斜部
64 係止部
65 フック(昇降手段)
66 支持部
67 コイルスプリング(付勢手段)
A 吊下姿勢
B 収納姿勢
C ケーブル
H 高圧水ホース

Claims (3)

  1. 水中に存在する清掃対象物表面に沿って移動するロボット本体と、該ロボット本体内に設けられ、清掃対象物表面に向かって高圧水を噴射して清掃対象物を清掃する清掃ノズルユニットとを備えた水中清掃ロボットにおいて、
    前記ロボット本体には、ロープ等の昇降手段に着脱自在に連結される係止部を有する昇降用取手が設けられ、該昇降用取手は、前記係止部が、前記ロボット本体の上方に位置してロボット本体を昇降可能な吊下姿勢と、前記連結部が吊下姿勢Aよりも前記ロボット本体側に移動する収納姿勢Bとに位置変更自在に設けられ、前記昇降用取手を収納姿勢に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする水中清掃ロボット。
  2. 請求項1に記載の水中清掃ロボットにおいて、
    前記清掃ノズルユニットは、清掃対象物表面に対する高圧水の噴射の反力により回転するように、前記ロボット本体に回転自在に設けられた回転軸に取り付けられ、該回転軸には、ロボット本体を清掃対象物表面に向かって押し付けるための推進力を発生するプロペラが設けられ、前記ロボット本体には、回転するプロペラが水を導入できるように導入空間と、プロペラ4が収容される開口とが形成されており、前記昇降用取手は、収納姿勢において前記開口の外側に位置する構成であることを特徴とする水中清掃ロボット。
  3. 請求項1または2に記載の水中清掃ロボットにおいて、前記付勢手段が、前記ロボット本体と前記昇降用取手との間に連結されたスプリングからなることを特徴とする水中清掃ロボット。
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