JPH0627722B2 - センサ用プラグ - Google Patents

センサ用プラグ

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JPH0627722B2
JPH0627722B2 JP62225530A JP22553087A JPH0627722B2 JP H0627722 B2 JPH0627722 B2 JP H0627722B2 JP 62225530 A JP62225530 A JP 62225530A JP 22553087 A JP22553087 A JP 22553087A JP H0627722 B2 JPH0627722 B2 JP H0627722B2
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久治 西尾
俊彦 青山
達哉 山田
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、内燃機関の排気路に配置され、排気ガス中
の酸素濃度検出するための酸素センサといったセンサ用
プラグに関する。
[従来の技術] 内燃機関例えば、自動車のエンジンにあっては、排気路
には酸素センサが取付けられ、排気ガス中の酸素濃度を
検出し、この検出データに基づいてコンピュータにより
空燃比を算出し、燃料噴射量を適宜に制御してエンジン
での良好な燃焼を維持するようにしている。
この酸素センサは、第5図に示す如く筒状の取付金具1
内に、検出素子として先端が閉じた中空柱状の固体電解
質素子2を、環状隙間3を隔てて同軸的に配設して成っ
ている。この取付金具1の内周壁には先細のテーパ付段
1aが周設され、固体電解質素子2の外周壁にはつば部
4が周設されている。このつば部4の先端がわ面(図示
下面)は、前記段1aに対応するように先細のテーパ面
4aとなっている。
そして、前記環状隙間3内には、アルミナなどのセラミ
ック製の絶縁環5が固体電解質素子2に対して同軸的に
嵌め込まれている。この絶縁環5は、前記段1aに係合
する先細のテーパ付の先端面5Bと、前記つば部4の先
端がわ面に係合する内側テーパ面5cと、前記つば部4
の外周側面と遊合する内側周面5dと、前記取付金具1
の内側周面に遊合する外側周面5eと、後端部に水平面
状の後端面5fとを備えている。
また、環状隙間3には前記絶縁環5の後に、セラミック
粉末からなるシール部材6が、つば部4の後端がわ面
(図示上面)と後端面5fとの双方に当接するように充
填され、その後に、碍管20が嵌め込まれている。そし
て、取付金具1の後端1bをかしめることにより、碍管
20からシール部材6に対して軸方向に押圧力Pが付与
され、もって取付金具1内に固体電解質素子2が絶縁環
5を介して封止固着される。
[発明が解決しようとする問題点] しかるに、従来の酸素センサにおいては、第5図のよう
に絶縁環5の後端面5fは、水平面とされていたので、
上記の押圧力Pは後端面5fの下方に垂直状態に伝わ
り、この結果、絶縁環5には、内側テーパ面5cとつば
部4のテーパ面4aとの楔作用により径方向で外方に引
張力P1が働くとともに、先端面5Bと段1aとの楔作
用により径方向で中心向きに圧縮力P2が作用する。こ
の場合、セラミックは一般に、引張力および剪断力には
弱いうえに絶縁環が不可避的に遊合状態にあることか
ら、上記の引張力P1により絶縁環5が変形力を受けて
亀裂などの破損を生ずる虞れがある。
[発明の目的] この発明は上記のことを考慮してなされたもので、その
目的は絶縁環に加わる径方向で外向きの引張力を効果的
に相殺することによって絶縁環に不用意に亀裂などの破
損が生ずることがなく、耐久性が向上し長寿命化に寄与
できるセンサ用プラグを提供することにある。
[問題を解決するための手段] この発明は、先端がわ内周面に先細のテーパ付段が周設
された筒状の取付金具内に、外周面に先端がわ面が先細
のテーパ面となっているつば部が周設された検出素子を
前記取付金具と検出素子との間に、前記段に係合する先
細のテーパ付の先端面と、前記つば部の先端がわ面に係
合する内側テーパ面と、前記つば部の外周側面と遊合す
る内側周面と、前記取付金具の内側周面に遊合する外側
周面と、後方に向って細まるテーパ付き後端面とを備え
たセラミック製の絶縁環を介在させて同軸的に嵌め込
み、前記取付金具と前記検出素子との間の前記絶縁環の
後方に、前記つば部の後端がわ面と絶縁環の後端面とに
少なくとも当接してシール部材を入れ、前記取付金具の
後部からシール部材に先端方向の押圧力を付与すること
により前記取付金具内に前記絶縁環を介して前記検出素
子を封止固着せしめたセンサ用プラグにおいて、前記絶
縁環の後端面のテーパ角を90度以上160度以下に設
定した構成を採用している。
[発明の作用と効果] 上記のように構成した本発明によれば、前記絶縁環の後
端面のテーパ角を90度以上160度以下に設定したこ
とにより、取付金具の後部からシール部材の先端方向に
指向する押圧力で絶縁環の先端面および後端面には径方
向で中心向きの圧縮力P2、P3(第1図に示す)が作
用する。この二つの圧縮力P2、P3により径方向外向
きの引張力P1は、効果的に相殺されるので、絶縁環に
亀裂などの破損が生ずることがなく、耐久性が向上して
長寿命化に寄与できるといった実用的に優れた効果を有
するセンサ用プラグを提供し得る。
[実施例] 以下この発明の一実施例を第1図ないし第4図を参照し
て説明する。
先ず第1図において、1は酸素センサの取付金具で、筒
状を成し、外周部には六角部と取付ねじとが形成され、
内周面には先端部に先細り状のテーパ付段1aが設けら
れている。2は検出素子としての固体電解質素子で、先
端が閉じ後端が開口した中空円柱状を呈し、酸素イオン
伝導性固体電解質焼結体15の両面に多孔性の電極層1
3、14を形成して成る。この固体電解質素子2は、外
周面に先端面を先細のテーパ面4aとし、後端部を後端
がわ面4tとし、段1aに対応するつば部4が周設さ
れ、環状隙間3を隔てて取付金具1内に同軸的に配設さ
れている。そして、該固体電解質素子2の電極層13に
は基準とする気体が接触し、電極層14にはエンジンか
らの排気ガスが接触し、酸素濃度差に基づいて両電極層
13、14間に電位差が生ずるようになっている。取付
金具1の段1aおよびつば部4のテーパ面4aは製作
上、強度上あるいはシール性確保のために通常では、こ
れらのテーパ角Θ1、Θ2が90度以上160度以下と
なるように設定している。
5は電気絶縁性のセラミック例えば、96%のアルミナに
より形成されて環状隙間3内に固体電解質素子2と同軸
的に配設された絶縁環であり、明確には第2図に示す如
く先細のテーパ付の先端面5Bと、内側テーパ面5c
と、内側周面5dと、外側周面5eと、後方に向って細
まるテーパ付後端面5tとを備えている。この絶縁環5
は、内側周面5dをつば部4の外周側面に遊合し、外側
周面5eを取付金具1の内側周面に遊合している。ま
た、先端面5Bは、取付金具1の段1aにパッキンbを
介して面接触状態に係合し、内側テーパ面5cはパッキ
ンaを介してつば部4のテーパ面4aに面接触状態に係
合している。そして、絶縁環5においては、上下の高さ
寸法Hを(5.5±0.1)mm、内径寸法D1を(7.37±0.12)m
m、外径寸法D2を(11.5-0.1)mmと(1.5+0.03)mmの範囲
および内側周面5dの内径寸法D3を(9.1±0.1)mmにそ
れぞれ設定している。また、絶縁環5の先端面5Bおよ
び内側テーパ面5cのテーパ角Θ3、Θ4は、テーパ面
4aおよび段1aのテーパ角Θ1、Θ2の大きさに対応
させており、テーパ付後端面5tのテーパ角Θ5は、9
0度以上160度以下の範囲となるように設定してい
る。この状態で、固体電解質素子2に後端部から500
kgfの荷重を全面的に加えることにより予め固体電解質
素子2とパッキンa、bとのなじみが良くなるようにし
ている。
6は滑石(タルク)からなる粉末状のシール部材で、環
状隙間3内に絶縁環5の後端面5tおよびつば部4の後
端がわ面4tの双方に当接するように充填されている。
この充填にあたっては、2500kgf/cm2の圧力によ
りシール部材6を軸方向下方に押圧する。ついで、取付
金具1の後端からシール部材6の後端に至る距離が所定
となるように、シール部材6の充填量を加減し、例え
ば、厚さ寸法が略5mmになるように調整する。
20は碍管で、これは中でも第3図に示す如く環状隙間
3内にシール部材6の後方に位置するように配設されて
いる。22は保護筒で、これの先端に形成した脚部22
aは、取付金具1の後端部内に嵌合状態で且つ碍管20
の後端面にガスケット21を介して当接状態に位置して
いる。この状態で、取付金具1の後端部を560kgf/
cmの力でかしめ、取付金具1内に絶縁環5を介して固体
電解質素子2を封止固着するとともに、脚部22aおよ
び碍管20を抜止め状態に保持している。その後、取付
金具1の後端外周部に形成した環状溝30(第3図参
照)を高周波加熱装置などにより900度(℃)程度に
加熱し、かしめ変形に伴い取付金具1に発生した内部応
力を除去している。23は保護筒22に嵌合された被覆
筒、24は取付金具1の先端部に嵌合された有孔状の熱
保護キャップである。なお、25、26は電極層13、
14に接続されたリード線、27は固体電解質素子2の
電極層13内に配置されたヒータ、28はヒータ27に
対する通電用のリード線、29は被覆筒23に内嵌さ
れ、自身の挿通孔によりリード線25、26、28を保
持するゴム製の保持栓である。
上記の如く構成された酸素センサにあっては、取付金具
1の後端部を560kgf/cmの力でかしめる時には、そ
の力が第1図に矢印Pで示す如く脚部22a、ガスケッ
ト21、碍管20およびシール部材6を介してつば部4
の後端がわ面4tと絶縁環5のテーパ付後端面5tに、
これらの係合面積に応じた配分状態で伝達される。
この構成に関しては、絶縁環5のテーパ付後端面5tの
テーパ角Θ5を、90度以上160度以下となるように
設定したので、シール部材6からテーパ付後端面5tに
及ぼす荷重は、これら部材間の楔作用により絶縁環5に
対して矢印P3で示すように、径方向中心に向って働
く。
また、シール部材6からつば部4の後端がわ面4tに及
ぼす荷重は、テーパ面4aから内側テーパ面5cに働く
荷重ならびに、段1aからテーパ付の先端面5Bに働く
荷重とに分かれる。
しかして、前者すなわち、テーパ面4aから内側テーパ
面5cに働く分力は、これらの間の楔作用により絶縁環
5に対して矢印P1で示す如く、径方向外方に向かって
働く。一方、後者すなわち、段1aからテーパ付の先端
面5Bに働く分力は、これらの間の楔作用により絶縁環
5に対して矢印P2で示すように径方向中心に向かって
働く。
これら矢印P2、P3で示す径方向中心向きの力と、矢
印P1で示す径方向外向きの力とは、互いに逆方向であ
るから効果的に相殺され、この結果、取付金具1のかし
め作業時に絶縁環5が引張変形力により亀裂を生じた
り、破損されることがなく、耐久性が向上し長寿命化に
貢献できるといった実用的に優れた効果を有する。
ちなみに、第4図は縦軸に絶縁環5におけるテーパ付後
端面5tのテーパ角(Θ)を取り、横軸に絶縁環の破損
率(%)を取って示したグラフである。このグラフによ
ると、そのテーパ角(Θ)が160度を越えると縦軸の
記号AないしDで示すように破損率が急増し、90度以
上160度以下の範囲では縦軸の記号EないしGで示す
如く、0%からせいぜい10%にとどまり破損率が非常
に低いことが分かり、本発明による改善が著く効果的で
あることを如実に表している。
なお、上記実施例では、酸素センサに適用したが、適用
範囲としては、固体電解質素子を用いた酸素センサのみ
に限られず、燃料濃度センサ、熱電対によるクロメル−
アルメル形のセンサや燃料濃度の全領域センサに適用で
きる。
また、この発明の本質上、シール部材6は、つば部4の
後端がわ面4tおよび絶縁環5の後端面5tの双方にわ
たって当接することが必要であるが、これらの当接割合
は実施状態などに応じて適宜に設定することができる。
さらには、上記実施例では、シール部材6の充填の際、
その上下厚み長さを5mmに設定したが、この厚み長さに
限定されないことは勿論である。
その他、具体的な実施にあたっては、発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変更できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示し、第1図
は要部の拡大縦断面図、第2図は絶縁環の拡大縦断面
図、第3図は酸素センサの部分縦断面図、第4図は絶縁
環のテーパ角(Θ)とその破損率(%)との関係を示す
グラフ、第5図は従来の要部を示す拡大縦断面図であ
る。 図中 1……取付金具、1a……段、2……固体電解質
素子(検出素子)、4……つば部、4a……テーパ面、
4t……後端がわ面、5……絶縁環、5t……テーパ付
後端面、5B……テーパ付の先端面、5c……内側テー
パ面、5d……内側周面、5e……外側周面、6……シ
ール部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端がわ内周面に先細のテーパ付段が周設
    された筒状の取付金具内に、 外周に先端がわ面が先細のテーパ面となっているつば部
    が周設された検出素子を、 前記取付金具と検出素子との間に、前記段に係合する先
    細のテーパ付の先端面と、前記つば部の先端がわ面に係
    合する内側テーパ面と、前記つば部の外周側面と遊合す
    る内側周面と、前記取付金具の内側周面に遊合する外側
    周面と、後方に向って細まるテーパ付き後端面とを備え
    たセラミック製の絶縁環を介在させて同軸的に嵌め込
    み、 前記取付金具と前記検出素子との間の前記絶縁環の後方
    に、前記つば部の後端がわ面と絶縁環の後端面とに少な
    くとも当接してシール部材を入れ、 前記取付金具の後部からシール部材に先端方向の押圧力
    を付与することにより前記取付金具内に前記絶縁環を介
    して前記検出素子を封止固着せしめたセンサ用プラグに
    おいて、 前記絶縁環の後端面のテーパ角を90度以上160度以
    下に設定したことを特徴とするセンサ用プラグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19603379A1 (de) * 1996-01-31 1997-08-07 Bosch Gmbh Robert Gassensor
DE19739435A1 (de) 1997-09-09 1999-03-11 Bosch Gmbh Robert Meßfühler
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