JPH06275987A - 電磁シールド窓 - Google Patents

電磁シールド窓

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Publication number
JPH06275987A
JPH06275987A JP5082594A JP8259493A JPH06275987A JP H06275987 A JPH06275987 A JP H06275987A JP 5082594 A JP5082594 A JP 5082594A JP 8259493 A JP8259493 A JP 8259493A JP H06275987 A JPH06275987 A JP H06275987A
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JP
Japan
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electromagnetic shield
electromagnetic shielding
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Pending
Application number
JP5082594A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kiyokawa
博 清川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP5082594A priority Critical patent/JPH06275987A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉可能でかつ電磁シールド性能が保障され
た電磁シールド窓を提供する。 【構成】 一部に電磁シールドガラス1aを有し、壁面
に固定された内側窓Bと、電磁シールドガラス1bを有
し、内側窓Bに沿ってスライドする外側窓Cと、内側窓
Bの窓枠材2cに設けられ、窓が閉状態になった時に発
生する磁力により外側窓Cを内側窓Bに密着させる電磁
石3とを有する電磁シールド窓A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁シールドルームに
設けられた電磁シールド窓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁シールド窓は、ガラス材料に
金属膜を蒸着させたり、金属製の格子を埋設したシール
ドガラス材料を金属製の枠材に納め、シールドガラス材
料と枠材との間に導電性シーリング材料を挿入すること
により、建具としてのガラス窓全体の導電性を保障して
いた。このようにして構成された電磁シールド窓は、通
常、電磁シールド性能を維持するために、開閉不可能な
状態(嵌め殺し状態)にあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電磁シール
ド窓は、開閉不可能なので、特に、インテリジェントビ
ルのように、高度のOA機器が備えられ、かつ人間が居
住したり作業したりする空間では、内部に存在する人間
の心理上(精神衛生)の観点から好ましくない事態が生
じる。さらに、空気の流通、物資の出し入れ等にも大変
不便である。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、開
閉可能でかつ電磁シールド性能が保障された電磁シール
ド窓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電磁シールド窓は、一部に電磁シールドガ
ラスを有し、壁面に固定された内側窓と、電磁シールド
ガラスを有し、内側窓に沿ってスライドする外側窓と、
内側窓の窓枠に設けられ、窓が閉状態になった時に発生
する磁力により外側窓を内側窓に密着させる電磁石とを
有する。さらに、前記電磁石への電流の供給を停止する
ことにより、前記外側窓がスライド可能になる。さら
に、前記内側窓の窓枠には、金属編組線が設けられ、前
記外側窓と内側窓とは、この金属編組線を介して密着す
る。
【0006】
【作用】上記本発明では、壁面に固定された内側窓に沿
って、外側窓をスライド自在にすることにより、電磁シ
ールド窓を開閉可能にした。しかし、単に、内側窓に沿
って外側窓をスライド自在にしただけでは、窓を閉じた
時に、内側窓と外側窓との密着性が保障されず電磁シー
ルド性能が低下してしまう。そこで、本発明では、窓を
閉じた時に、内側窓と外側窓との密着性が保障されるよ
うにするために、内側窓の窓枠に電磁石を配置したので
ある。そして、この電磁石の磁力による吸引力によって
外側窓が内側窓に密着し、内側窓と外側窓とが電磁気的
に一体となり電磁シールド性が全体として保障される。
また、窓を開くには、電磁石への電流の供給を停止すれ
ばよい。これにより、外側窓と内側窓との磁力による密
着は解除され、外側窓が内側窓に沿ってスライド可能に
なる。また、内側窓の窓枠には金属編組線が設けられて
いるので、窓が閉じられた時、外側窓と内側窓とは金属
編組線を介して密着する。この結果、密着部分には隙間
はほとんど存在せず密着性が完全になり、電磁シールド
性能はかなり向上する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。図1
は、本発明の電磁シールド窓の構成を示すもので、
(a)は斜視図、(b)は概念図である。電磁シールド
ルーム壁面(図示せず)には、電磁シールド窓Aが配置
されている。この電磁シールド窓Aは、電磁シールドル
ーム壁面に固定された内側窓Bと、この内側窓Bに沿っ
てスライドする可動式の外側窓Cとから構成されてい
る。このように外側窓Cが内側窓Bに沿ってスライドす
ることにより、電磁シールド窓Aが開閉可能になる。電
磁シールド窓Aの開閉機構として、スライド方式(引き
違い方式)を採用することにより、大きな空間を占めず
にコンパクトな開閉が可能になる。
【0008】内側窓Bは、電磁シールドガラス1aとそ
れを支持する窓枠材2aからなる部分と、窓枠材2cだ
けからなる部分(電磁シールドガラスは入っていない)
とから構成されている。一方、外側窓Cは、電磁シール
ドガラス1bとそれを支持する窓枠材2bとで構成され
ている。電磁シールドガラス1は、電磁シールド窓Aの
面積の大部分を占め、電磁波を遮蔽する機能と光を透過
する機能とを合わせ持つ。この電磁シールドガラス1の
材料としては、例えば、ガラスの表面に金属膜を蒸着さ
せたもの、または細い金属格子をガラスに挟み込んだも
のなどが好ましい。また、窓枠材2は、電磁シールドガ
ラス1そのものを支える機能と電磁シールドガラス1と
電磁気的に一体となって電流を流す(電磁波を遮蔽す
る)機能とを有する。
【0009】電磁シールド窓Aを閉じた状態の時には、
外側窓Cと内側窓Bの窓枠材2cとが重なる。図2に示
すように、内側窓Bの窓枠材2cの内側には電磁石3が
設けられている。この電磁石3は、図1(b)に示すよ
うに、窓枠材2cの四隅(上下の横材の両端部)にそれ
ぞれ設けられている。さらに、この窓枠材2cの外側に
は金属編組線4が設けられている。ここで、図1(b)
のa−a断面とb−b断面をそれぞれ図3(a),
(b)に示す。
【0010】さらに、図3(b)のc部分を拡大したも
のを図4に示す。内側窓Bの窓枠材2cの内側には電磁
石3が配置され、窓枠材2cの外側には金属編組線4が
設けられている。一方、外側窓Cの窓枠材2bの外周は
金属枠5で形成されている。ここで、金属枠5として使
用される金属材料は、磁気を帯やすい材料がよい。この
ような材料としては、例えば、鉄材料が好ましい。とい
うのは、磁気の吸引作用を利用して、窓枠材(2b,2
c)同士の密着をはかり導電性を確保するためである。
また、窓枠材2bの下部には、外側窓Cを内側窓Bに沿
ってスライド自在にするために可動用車輪6が設けられ
ている。
【0011】電磁シールドガラス1は、シーリング材
7、バックアップ材8、金属編組線40を介して金属枠
5に固定されている。このように、電磁シールドガラス
1の端部を金属材料である金属編組線40(金属箔でも
よい)で包み込んだのは、電磁シールドガラス1と金属
枠5とを一体化して導電性を確保するためである。ま
た、電磁石3は、図5に示すように、直流コイル(ソレ
ノイドコイル)9を有し、この直流コイル9に矢印方向
Xの電流を流すことによりアンペアの右ネジの法則によ
って、磁力線Yが左から右の方向に発生する。直流コイ
ル9は、内側窓Bの窓枠材2cの横材に内蔵されてい
る。そして、磁力線Yの影響範囲内に磁性体である金属
(金属枠5)が存在すると金属枠5が吸引力を受ける。
【0012】外側窓Cがスライドして、内側窓Bの窓枠
材2cと重なった状態になった時に、電流が直流コイル
9に流れるようにする。この直流コイル9に流れる電流
により磁力が発生し、電磁シールド窓Aの閉鎖時に外側
窓Cの窓枠材2bと内側窓Bの窓枠材2cとが磁気吸引
作用で引き合う。これにより、窓枠材2bと窓枠材2c
の横材同士が密着し、外側窓Cと内側窓Bとが電磁気的
に一体となって到来電磁波を遮蔽する。このようにして
電磁シールド性能が全体として保障される。
【0013】さらに、電磁シールド窓Aが閉じられた
時、外側窓Cと内側窓Bとは金属編組線4を介して密着
する。このように金属編組線4を介して密着させること
により、密着部分には隙間はほとんど存在しなくなる。
一方、電磁シールド窓Aを開けたい時には、直流コイル
9への電流の供給を停止する。これにより、外側窓Cが
内側窓Bに沿ってスライド可能になるので、手動によっ
て外側窓Cを開けることができる。
【0014】電磁シールド窓Aは、電磁シールド壁面
(図示せず)とも電磁気的に一体化されており、電磁シ
ールド窓Aの窓面に向かって到来した電磁波は、電磁シ
ールドガラス1でシールドされて高周波電流となり、金
属編組線4、40を介して窓枠材2に流れ、電磁シール
ド壁面、建物の鉄筋、鉄骨等を通ってアースに落ちて無
害化される。
【0015】本実施例によれば、電磁シールド窓を閉じ
た後も、電磁シールド窓の導電性が保障される。また、
この電磁シールド窓をもつ建物は、一般の建物と同様に
窓の開閉が行え、空気の流通、物資の出し入れ等が行え
る。また、災害時には、この電磁シールド窓から脱出す
ることもできる。さらに、電磁シールド窓の片側が閉じ
た状態(嵌め殺し状態)ではないので、電磁シールドガ
ラスや窓枠材の取り替え及び窓掃除等を室内側から行え
る。その結果、維持費用もかなり削減できる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、窓を閉じた時に、電磁
石の磁力により内側窓と外側窓との密着性が保障される
ので、内側窓と外側窓とが電磁気的に一体となり電磁シ
ールド性を確保できる。さらに、電磁石への電流の供給
を停止すれば、外側窓と内側窓との磁力による密着は解
除されるので、電磁シールド窓を容易に開けることがで
きる。さらに、窓を閉じた時、外側窓と内側窓とは金属
編組線を介して密着するので、密着部分には隙間はほと
んど存在せず密着性を完全にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁シールド窓の構成を示す、斜視図
(a),概念図(b)である。
【図2】内側窓の構成を示す部分斜視図である。
【図3】(a)は図1(b)のa−a断面図であり、
(b)はb−b断面図である。
【図4】図3(b)のc部分の拡大図である。
【図5】電磁石の直流コイルの働きを示す図である。
【符号の説明】
A 電磁シールド窓 B 内側窓 C 外側窓 1 電磁シールドガラス 2 窓枠材 3 電磁石 4 金属編組線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に電磁シールドガラスを有し、壁面
    に固定された内側窓と、電磁シールドガラスを有し、内
    側窓に沿ってスライドする外側窓と、内側窓の窓枠に設
    けられ、窓が閉状態になった時に発生する磁力により外
    側窓を内側窓に密着させる電磁石とを有することを特徴
    とする電磁シールド窓。
  2. 【請求項2】 前記電磁石への電流の供給を停止するこ
    とにより、前記外側窓がスライド可能になることを特徴
    とする請求項1の電磁シールド窓。
  3. 【請求項3】 前記内側窓の窓枠には、金属編組線が設
    けられ、前記外側窓と内側窓とは、この金属編組線を介
    して密着することを特徴とする請求項1の電磁シールド
    窓。
JP5082594A 1993-03-17 1993-03-17 電磁シールド窓 Pending JPH06275987A (ja)

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JP5082594A JPH06275987A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 電磁シールド窓

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JPH06275987A true JPH06275987A (ja) 1994-09-30

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JP (1) JPH06275987A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011171496A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 電磁力開閉式の電磁シールド扉システム
JP2013080964A (ja) * 2013-01-22 2013-05-02 Mitsubishi Electric Corp 電磁力開閉式の電磁シールド扉システム

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JP2011171496A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 電磁力開閉式の電磁シールド扉システム
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