JPH0627516Y2 - 液化ガス運搬船 - Google Patents

液化ガス運搬船

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JPH0627516Y2
JPH0627516Y2 JP4981987U JP4981987U JPH0627516Y2 JP H0627516 Y2 JPH0627516 Y2 JP H0627516Y2 JP 4981987 U JP4981987 U JP 4981987U JP 4981987 U JP4981987 U JP 4981987U JP H0627516 Y2 JPH0627516 Y2 JP H0627516Y2
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JP
Japan
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deck
ship
tank
liquefied gas
ballast
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JP4981987U
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JPS63156896U (ja
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尭 藤谷
好問 奥村
明俊 安藤
信義 花田
巖 根本
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は,液化ガスをバラ積みで運搬する液化ガス運搬
船に関し,特に,船艙内に自立型タンクを収納する液化
ガス運搬船に関する。
[従来の技術] 従来,自立型タンクを搭載した液化ガス運搬船は,第4
図に示す如く,船体aの船艙bに自立型タンクcを搭載
し,両舷の下部または上部にバラストタンクe,fを設
け,ダクトgまたはサイドタンクにて,上部と下部のバ
ラストタンクe,fを連通するようになっている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで,従来の液化ガス運搬船にあっては,バラスト
タンクeが甲板dまで設けられているため,液化ガスを
積載する自立型タンクcを船艙bに搭載後,甲板dおよ
び上部バラストタンクeを搭載して建造するため,これ
らの甲板dおよびバラストタンクeのブロック継手部h
が自立型タンクcの外表面に貼設された保冷材iを保護
しながら足場を架設して,ブロック継手部hを溶接しな
ければならないという問題があった。
また,LNG等のように比重の小さい液化ガス運搬船の
場合は,必要以上のバラスト容積を構成することにな
り,バラストタンクe,fとしての塗装仕様を施工しな
くてはならず,さらに,船殻重量の増加をもたらすた
め,建造費やメンテナンスコストの上昇をまねくという
問題があった。
[考案の目的] 本考案は,従来の液化ガス運搬船にける問題点を有効に
解決すべく創案されたものであり,その目的は,自立型
タンク外表面に貼設された保冷材を焼損することのない
ブロック継手部を設けることができ,ブロック継手部の
溶接に際して足場架設の範囲が軽減され,あわせて,船
殻重量を軽減するとともに,必要以上のバラスト容積を
構成することなく,建造コストやメンテナンスコストの
低いものを提供することを目的とする。
[考案の概要] 上記目的を達成するために,本考案は,船艙内に自立型
タンクを収納する液化ガス運搬船において,該船艙の両
舷にバラストタンクを配設するとともに,該バラストタ
ンクの頂部に設けた第一甲板と,該第一甲板と前記船艙
の上方の所要高さに船幅と同じ幅を有する第二甲板を備
え,自立型タンクの外表面に貼設された保冷材を焼損す
ることなく,溶接施工が行なえるようにするとともに,
船殻重量を削減し,建造費やメンテナンスコストの低減
が得られるものである。
[実施例] 以下に本考案の好適一実施例を添付図に基づき詳述す
る。
第1図は一実施例を示す横断面図,第2図は第1図の要
部詳細図,第3図は他の実施例を示す要部詳細図を示
す。
第1図において,船体1の中央部に船艙2を設け,この
船艙2の両舷に船側外板4に沿って垂直方向にバラスト
タンク3が配設されてあり,このバラストタンク3の頂
部に水平な第一甲板5が船長方向に沿って所定の長さを
有して張設されている。
この第一甲板5は乾舷甲板として水線9から船舶の規則
にしたがって所要の高さに設けられている。
さらに,船艙2とバラストタンク3の上方に第二甲板6
が両舷の船側外板4に跨設されるように船長方向に沿っ
て所定の長さを有して設けられており,この第二甲板6
は自立型タンク7の形状に応じて第一甲板5より所要の
高さに設けられている。すなわち,この第二甲板6は船
幅と同じ幅を有するように構成されるとともに,船艙2
はバラストタンク3の上方をバラストタンク3の部分よ
りも広く構成されている。
第2図は第一甲板5と第二甲板6の要部詳細を示し,船
側外板4の垂直方向に側壁11を設け,第二甲板6とほ
ぼ直角になるように接続されている。
そして,側壁11の船艙2側にはスチフナ12によって
側壁11が補強され,このスチフナ12と第二甲板6と
接続するためにブラケット13が設けられ,さらにスチ
フナ12と第一甲板5とを接続するためのブラケット1
4が設けられている。
第3図は第一甲板5と第二甲板6との接続の他の実施例
を示し,ブラケット13の形状が円弧状となって第二甲
板6に密着するような形状となっている。
また,第2図および第3図において,第2甲板5を側壁
11を介して接続するために,船長方向に沿って所定の
長さのブロック継手部10を形成し,一体の船体1を構
成するようになっている。
以上のように構成された本考案の作用について説明す
る。
このような構成によれば,船艙2の両舷にバラストタン
ク3を設け,バラストタンク3の頂部に第一甲板5を張
設後,保冷材8を貼設した自立型タンク7を搭載し,そ
の後,第二甲板6を上部に設けて建造することができ
る。
従って,ブロック継手部10が船体1の側部に形成され
るため,自立型タンク7を搭載後,これらのブロック継
手部10を溶接にて接合する際,自立型タンク7の外表
面に貼設された保冷材8を焼損などから保護することな
く溶接作業等の火気作業ができる。
第4図のように,従来構造では,ブロック継手部hが甲
板dにあり,火気作業に際して,自立がたタンクcに貼
設された保冷材iを保護する必要があったが,本考案の
構造では,このような保護が全く不要となり,施工工数
の大幅な削減を図ることができる。
加えて,船殻重量を軽減するとともに,必要以上のバラ
スト容積を構成することも回避される。
なお,本考案は前述の実施例のみに限定されるものでは
なく,本考案の要旨を逸脱しない範囲において,種々の
変更を加え得ることはもちろんである。
[考案の効果] 以上述べた如く,本考案の液化ガス運搬船によれば,下
記の如く種々の優れた効果を発揮する。
1)船艙の両舷にバラストタンクを配設し,バラストタ
ンクの頂部に第一甲板を設け,第一甲板と船艙の上方に
第二甲板を設けることにより,ブロック継手部が船側に
形成されるので,自立型タンクに貼設された保冷材を焼
損することなく,溶接などの下記作業ができる。
2)上記により,焼損対策などが不要となり,工数の削
減が得られる。
3)船殻重量を軽減することができ,必要以上のバラス
ト容積を構成することがなく,建造コストの低減が得ら
れる。
4)また,広い第二甲板を形成することができるため,
艤装品の取付け作業が容易になり,メンテナンスコスト
の低減が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す横断面図,第2図は第
1図の要部詳細図,第3図は他の実施例を示す要部詳細
図,第4図は従来例を示す。 図中,1…船体,2…船艙,3…バラストタンク,4…
船側外板,5…第一甲板,6…第二甲板,7…自立型タ
ンク,8…保冷材,9…水線,10…ブロック継手部,
11…側壁,12…スチフナ,13,14…ブラケッ
ト,である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 根本 巖 東京都江東区豊洲3丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内 審査官 大森 蔵人

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船艙内に自立型タンクを収納する液化ガス
    運搬船において,該船艙の両舷にバラストタンクを配設
    するとともに,該バラストタンクの頂部に設けた第一甲
    板と,該第一甲板と前記船艙の上方の所要高さに船幅と
    同じ幅を有する第二甲板を備えたことを特徴とする液化
    ガス運搬船。
JP4981987U 1987-04-03 1987-04-03 液化ガス運搬船 Expired - Lifetime JPH0627516Y2 (ja)

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JP4981987U JPH0627516Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03 液化ガス運搬船

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Publication Number Publication Date
JPS63156896U JPS63156896U (ja) 1988-10-14
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JP5010570B2 (ja) * 2008-11-19 2012-08-29 三菱重工業株式会社 船体の耐氷補強構造

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JPS63156896U (ja) 1988-10-14

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