JP2003321089A - スロッシングが生じるタンク内の配管装置 - Google Patents
スロッシングが生じるタンク内の配管装置Info
- Publication number
- JP2003321089A JP2003321089A JP2002128569A JP2002128569A JP2003321089A JP 2003321089 A JP2003321089 A JP 2003321089A JP 2002128569 A JP2002128569 A JP 2002128569A JP 2002128569 A JP2002128569 A JP 2002128569A JP 2003321089 A JP2003321089 A JP 2003321089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipes
- tank
- plate
- pipe
- sloshing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
スロッシング力に耐えられる配管装置を提供する。 【解決手段】 配管装置は、例えばLNG船1のシリン
ダ型のLNGタンク2に適用されていて、フロート式液
面計のガイド管31、32の間を結合板5で結合しこれ
に補助板6を組み合わせて構成されていて、給液管33
や小径管36〜38を補助板6の後方の面6F1 に取り
付け、荷油ポンプの吐出管34、35を補助板6のフラ
ンジ61に取り付けた構造のものである。 【効果】 既存の2本の管を利用して結合板と補助板と
を十字状に組み合わせることにより、確実にスロッシン
グに耐えられると共に、パイプタワーや制水隔壁を廃止
して大幅な構造の簡素化とコスト低減を図ることができ
る。
Description
じるタンク内に上下方向に複数の管が設けられる配管装
置に関する。
る従来の液化ガスタンクの配管装置としては、通常、大
型のLNG船等において、LNGタンクの底部から頂部
まで円筒状のパイプタワーを設けて、その中に各種パイ
プ等の艤装品を導設すると共にその中を人が通れるよう
にしていた。このような配管装置によれば、LNGタン
クに搭載しているLNGのスロッシングによって生ずる
流体力からパイプ等を安全確実に保護することができ
る。しかしながら、パイプタワーのようなタンク内構造
物は、大がかりな設備であり製造コストの高いものであ
った。
状の通称シリンダタンクでは、図5に示す如く、荷油ポ
ンプ等が配置されているタンクの後部側の位置に上下方
向に導設された管群100よりも前部側のタンク中心O
に近い位置に制水隔壁200を設け、距離の長い前部側
からもたらされる矢印X2 方向の大きなスロッシング圧
力を緩和するようにしていた。しかしながら、このよう
な制水隔壁は、多数の開口201が明けられていても、
それ自体が大きな圧力を受け、その取り付け部202が
破損する事故が多いという問題があった。
ワーとして、フロートガイドパイプだけをパイプタワー
の中に入れて、タワー内の他の空間を貨油ポンプ搬出入
用のスペースとし、他のパイプ類やグレーティング等を
タワーの外に取り付け、パイプタワーの直径を従来の
4.3mから1.6mに小型化し、加工時間を短縮し材
料費を低減するようしたものが提案されている(特開平
7−228289号公報参照)。しかしながら、この構
造のものでも、依然としてパイプタワーを設けているの
で、工事費や材料費が高く製造コストが高くなるという
問題がある。
タンクとして、荷積み用パイプと2本の荷揚げ用パイプ
と液面計用フロートパイプとからなる4本の立ち上がり
管を断面四角形状に間隔を明けて配置し、これらを合計
7枚の平板状の補強サポートと格子及び板結合からなる
中間サポートの4隅部分を通過させてそれぞれの管を結
合し、荷役パイプ類自体を支柱とするパイプタワー構造
を持つものが提案されている。(実開昭59−6609
7号公報参照)。
プタワー自体の材料は不要になるが、4本のパイプをサ
ポート材の中を通過させてこれに取り付ける工事が時間
のかかる難しい工事であり、従って製造費が高くなると
共に、4本のパイプを単に間隔を明けて束ねただけの構
造であるため、横方向からパイプにかかるスロッシング
力を受ける構造としては不十分なものである。又、4本
のパイプが必要であるため、艤装配管中にこのような心
になる4本のパイプがないタンクに対しては適用できな
いと共に、4本のパイプの配置場所が限定されるため配
置の自由度が制限されるという問題がある。
ける上記問題を解決し、構造が大幅に簡素化され製造コ
ストが低く、効率的にスロッシング力に耐えられる配管
装置を提供することを課題とする。
するために、請求項1の発明は、スロッシングが生じる
タンク内に上下方向に複数の管が設けられた配管装置に
おいて、前記複数の管のうちの少なくとも1本の管に前
記スロッシングの力に対抗可能なように前記管を補強す
る補強板を結合し、前記複数の管のうち前記少なくとも
1本の管を除く他の管を前記補強板に取り付けたことを
特徴とする。
数の管は前記タンクの下方からタンク頂部を通過するよ
うに設けられた3本以上の管からなり、前記少なくとも
1本の管は前記力の方向に間隔を隔てて前記上下方向に
互いに平行に設けられた2本の管であって前記下方の近
傍の位置と前記タンク頂部の近傍の位置より上の位置と
で水平方向力を受けられるように支持された少なくとも
2本の管からなり、前記補強板は前記2本の管を前記下
方の近傍の位置から前記上の位置までの上下部分のうち
の少なくとも大部分の範囲の間で結合した結合板と該結
合板の両面のうちの少なくとも一面に前記間隔の中間位
置に前記上下方向に前記結合板と同程度の位置まで接合
され該接合された位置から前記力の方向にほぼ直角な方
向の少なくとも一方側に張り出して設けられた張り出し
板とを有する、ことを特徴とする。
ンクは横型円筒状の液化ガスタンクであり、前記複数の
管は前記液化ガスタンクの前記力の方向の中心から片側
に寄った位置に設けられていて、前記複数の管のうちの
直径の小さい管の大部分は前記張り出し板の前記中心の
側の反対側に取り付けられていることを特徴とする。
の全体構成の一例を示す。本例の配管装置は、スロッシ
ングが生じるタンクとしてのLNGタンク2内に上下方
向Zに複数の管3が設けられた装置であり、本例では補
強板として、結合板5と張り出し板である補助板6とを
備えている。LNGタンク2は、液化ガス運搬船として
その一部分だけを二点鎖線で示している内航用の小型の
LNG船1の液化ガスタンクである複数の管3は、タン
ク2の下方であるタンク底21の近傍の位置からタンク
頂部22を通過するように設けられた3本以上の管とし
て、本例では、2本のフロート式液面計用のガイド管3
1、32、LNGを積み込むための給液管33、荷油ポ
ンプ34a、35aの吐出管34、35、LNGタンク
の初期クールダウン等のためのスプレー用液吐出管3
6、攪拌用管37、スプレー管38、2本のガスサンプ
リング用管39、等で構成されている。又、図示しない
スプレーポンプを含むポンプ駆動用の3本の電線40も
下方から上方まで導設されている。
ングの力として図1に示すスロッシングによる抗力Fの
方向である前後方向Xに間隔dを隔てて上下方向Zに互
いに平行に設けられた2本の管であり、下方の近傍の位
置としてタンク底21の位置に設けた下支持部材7aと
タンク頂部22の近傍の位置より上の位置として本例で
はタンク頂部22に設けた上支持部材7bと更に通常配
設されるタンクドーム8の上部に設けた上端支持部7c
とで水平方向力であるX−Y面方向の力を受けられるよ
うに支持されている。
時と空荷時との大きな温度差による熱変形が自在なよう
に、特に図示していないが通常の構造と同様に、タンク
ドーム8の上方で上から吊り下げ支持されている。又ガ
イド管31、32には、特に図示していないが、通常の
ものと同様にLNGの液面表示や警報等のためのフロー
ト式液面計のフロート等が入れられている。
ちの少なくとも1本の管に前記抗力Fに対抗可能なよう
に管を補強するが、本例では、管3のうちの直径の大き
い管である2本の管としての前記ガイド管31、32を
結合している。その結合範囲は、ガイド管31、32に
おいて、タンク底21の近傍の位置からタンク頂部22
の近傍の位置より上の位置までの上下部分のうちの少な
くとも大部分の範囲の間であるが、本例では、タンク底
21より少し上に離れた位置P1 から上端支持部材7c
の下の位置P2 までの間にしている。
び7cの両方としているが、7b 又は7cの何れか一方
だけでもよい。そのときには、結合板5は7b 又は7c
の少し下の位置程度まで設けられる。
くとも一面として本例では両面の間隔dの中間位置Qに
上下Z方向に結合板5と同程度の位置としてP1 位置か
らP 2 位置まで接合されていて、Qの位置からX方向に
ほぼ直角な方向の少なくとも一方側として本例では直角
なY方向の両側に張り出して設けられている。ガイド管
31、32、結合板5、補助板6等は通常アルミニウム
材からなり、これらは溶接によって結合されている。
が、船底1a上に形成された二重底1bからX方向の中
心Oから離れた位置の2箇所に円弧状の支持台1cを備
えていて、これによってLNGタンク2の重量を支持し
ている。符号1dはカバーである。又、図示してない
が、LNGタンク2の外周やタンク外部で低温になる管
等は断熱材によって覆われている。
と両側の半球部分とで構成された横型円筒状のシリンダ
ータンクであり、2本の管31、32はこのタンクの前
後X方向の中心である中心線Oから片側として図におい
て左側に寄った位置に設けられている。そして、複数の
管3のうち少なくとも1本の管であるガイド管31、3
2を除く他の管は補強板に取り付けられるが、本例では
補強板が結合板5と補助板6とで構成されていて、複数
の管3のうちの直径の小さい管の大部分として管33、
36〜38が補助板6の両面のうち中心線Oの反対側で
ある後面6F1に取り付けられている。
面6F1 に取り付けられるが、この面を広くすると管支
持構造にかかるスロッシングによる力が大きくなるこ
と、及び、吐出管34、35は図3に示す如く荷油ポン
プ34a、35aを吊り下げ支持するために上から直線
状にポンプに結合されるので、その配置されるべき位置
が制限されること、等の理由により、本例では、補助板
6の自由端側にフランジ61を取り付け、これらに吐出
管34、35を取り付けると共に、ガスサンプル管39
及び電線40の一部をガイド管31の後方に取り付け、
更に電線40の一部を結合板のうちの前記後面6F1 側
の部分に取り付けている。
れたバンド9によって結合板 5、補助板6及びフランジ
61に取り付けられている。符号10はガイド管31に
取り付けられた立梯子である。なお、給液管33等は荷
油ポンプ34aの上方で横方向に曲げられている。
の配置状態の一例を示す。荷油ポンプ34a、35a
は、上記の如く吐出管34、35によって上方から吊り
下げ支持され、LNGをタンク底21まで吸い出せるよ
うに吸込口のある下端部分がタンク底21の一部分の下
に形成されたサクションウェル23内に入るように配置
されている。サクションウェル23は、LNGを荷揚げ
してタンク内の液面が最低レベルになったときに、船体
を前後方向Xに前上がり又は前下がりに少し傾斜させて
液を集めてタンク内に残液が少なくなるようにするた
め、通常中心Oの位置よりも配置上可能な範囲で前後方
向に寄った所に配置される。図1では後部配置を例を示
している。
から矢印X2 方向に発生するスロッシングが大きくな
る。そのため従来では、既述の如くこれを防止する制水
隔壁を設けていた。なお、ガイド管31、32に代えて
吐出管34、35を結合板5で結合する2本の管の何れ
か又は両方にするときには、図1に示す下支持部材7a
を荷油ポンプ34a、34bの上の位置に設けることに
なる。
ングにより、配管装置に対して、その形状に基づく圧力
抵抗である抗力Fがかかることになるが、ガイド管31
と32とを結合板5で結合し、抗力Fによって生ずる曲
げモーメントに対してY軸回りの断面二次モーメントI
yを十分大きくしているので、構造体の断面係数を大き
くして曲げに対する強度を上げ、曲げ応力を低い値にし
て強度条件を満たすと共に、曲げ剛性を大きくしてたわ
みを小さくすることができる。
イド管と結合板からなる合成部材に曲げモーメントがか
かったときに、結合板が圧縮されることによってZ方向
に座屈する可能性があるが、中間位置QからY方向に補
助板6を張り出させてX軸に対する断面二次モーメント
Ixもある程度の値にして曲げ剛性を確保しているの
で、このような不具合の発生を確実に防止することがで
きる。
ついて述べたが、X1 方向やY方向にもスロッシングは
生ずる。しかしながら、X2 方向のスロッシングが、主
として船体の前後揺れであるサージによってもたらされ
ると共に、タンクの先端24から管支持構造の位置まで
の距離が長く、それに対応して運動液体の助走距離が長
くなるため、配管装置の位置でLNGの流速が大きくな
ってその影響が大きくなるのに対して、他の方向のスロ
ッシングはこのように条件を備えず、その影響は余り問
題にならない。
X2 方向のスロッシングに直接耐えられるようにすると
共に、小径管や電線をスロッシングの影響がないように
補助板6の裏側や管31の背後になるような位置に配置
しているので、スロッシングに対してこれらを確実に保
護することができる。又、荷油ポンプの吐出管34、3
5は、一体構造としてスロッシングに耐えられる補助板
6にフランジ61を介して取り付けているので、取付用
のバンド9を十分な数で強度のあるものにすることによ
り、確実にスロッシングに耐えられる構造にすることが
できる。
応可能な本例の配管装置は、本来的に必要とされるガイ
ド管31、32をそのまま利用し、これらを結合板5で
結合すると共に、これから十字状に補強板を張り出させ
ただけの構造であるから、極めて簡単な構造で、製造容
易で、追加される材料が僅かであり、従って十分低コス
トの簡易なものである。
ダタンクに対しては、パイプタワー構造のよう大がかり
な装置が相対的にコスト高なものになるが、そのような
不具合が解消される。又、パイプタワーに代えて設けら
れていて構造上問題の多かった大がかりな制水隔壁を廃
止することができる。
大径管としてフロート式液面計のガイド管31、32を
利用したが、通常2個設けられる液面計のうちの1個が
静電容量式等で直径の大きなガイド管を設ける必要のな
い形式のものであるときには、給液管33や吐出管34
又は35等の管3のうちの大きい直径の管が使用され
る。この場合、必要に応じて管の直径や厚みを大きくし
てもよい。又、給液管や吐出管がガイド管より直径が大
きか同程度のときには、ガイド管に代えてこれらの管を
2本の管として使用することもできる。
を示す。(a)の配管装置は、少なくとも1本の管とし
て本例では1本だけ設けられるガイド管31に補強板1
1を結合し、複数の管のうちの他の管である給液管3
3、荷油ポンプ34aの吐出管34、スプレー用液吐出
管36、攪拌用管37、スプレー管38等、及び電線4
0を補強板11に取り付けている。補強板11の先端に
は、図1に示す上下の支持部材7b 及び7a に固定され
るフランジ11a が取り付けられる。
には、図1の配管装置のように補強板として結合板5と
補助板6とを組合せた構造を採用することなく、このよ
うに簡単な構造のフランジ付き補強板にすることができ
る。この構造のものでも、スロッシング力に対して十分
な断面係数を得ることができる。なお、このような構造
にすれば、X方向のスロッシング力自体が小さくなる。
ガイド管31と2本の荷油ポンプの吐出管34、35と
を二股状に結合した2本の結合板5、5として、これら
に上記と同様に管36〜38や電線40を取り付けるよ
うにしている。この構造によれば、小径管や電線はスロ
ッシング力から一層安全に保護される。
NG船に搭載されるLNGのシリンダタンクに装備され
る場合について説明したが、LPGのシリンダタンクや
通常のLNG船の球形タンクや更に油や水等の運搬船の
タンクに対しても本発明の配管装置を適用可能である。
例えば、外航LNG船では、球形タンクの直径が40m
程度であるため配設される管もそれだけ長くなるが、荷
油ポンプがタンクの中心位置にあってスロッシング力の
配管装置に対する影響が小さくなるため、本発明の十字
状の管支持構造等を採用することができる。
発明においては、配管装置を、複数の管のうちの少なく
とも1本の管にスロッシングの力に対抗可能なように管
を補強する補強板を結合すると共に、複数の管のうち少
なくとも1本の管を除く他の管を補強板に取り付けるよ
うにしたので、管に補強板を結合してこれらを一体の構
造体にすることにより、スロッシング力の方向に対して
構造体に必要な曲げ強度を付与するようにその断面係数
を大きくし、LNGやLPG等の液化ガスを含む液体を
搭載したタンクにおいて、配管装置をスロッシングによ
ってかかる圧力抵抗に十分耐えられる構造にすることが
できる。
付けるので、全ての管が補強板と一体化された安全な配
管装置に形成することができる。
ッシング力に対して構造体に必要な強度を付与するため
には、それに必要となる断面係数が得られるように補強
板の断面寸法を定めればよいので、どのような形状や大
きさのタンクに対してもこの配管装置を簡単に適用する
ことができる。
本の管をそれぞれ所定の構成を備えた2本の管とし、補
強板をこれらの間を間隔を隔てて結合した結合板とこれ
に接合しこれから張り出させた張り出し板とを有する構
成にするので、LNGやLPG等の液化ガスを含む液体
を搭載したタンクにおいて、配管装置を、その液体のス
ロッシングによって生ずる圧力抵抗に対して一層確実に
耐えられる合理的な構造にすることができる。
の管を間隔を隔てて結合板で結合することにより、配管
装置に前後方向に圧力抵抗がかかって曲げモーメントが
生じたときに、これに対向するように断面二次モーメン
トを十分大きくして断面係数を大きくすると共に曲げ剛
性を大きくしているので、曲げ応力を許容応力より十分
小さい値にすると共に配管装置のたわみを小さくするこ
とができる。
方向に張り出した張り出し板を取り付けているので、直
角方向のスロッシングにも耐えられると共に、結合板の
幅を広くしたときに前後方向曲げによってその直角方向
に生ずる圧縮曲がりによる座屈を防止することができ
る。その結果、管支持構造を十分安全にスロッシングに
耐える構造にすることができる。
装置は、既存の2本の管を利用し、これらを結合板で結
合すると共に、これからT字状又は十字状に張り出し板
を張り出させただけの構造であるから、極めて簡単で、
製造容易で、追加される材料が僅かである。従って、従
来設けられていた大がかりなパイプタワーや破損しやす
い制水隔壁を廃止し、管支持構造の大幅な簡素化と十分
なコスト低減を図ることができる。
型円筒状の液化ガスタンクに装備され、その2本の管が
液化ガスタンクの前後方向の中心から片側に寄った位置
に設けられ、複数の管のうちの直径の小さい管の大部分
を張り出し板の中心側とは反対の側に取り付けるので、
大きなスロッシングによる圧力抵抗から小径管をより完
全に保護することができる。
流速に対応した大きさになるため、2本の管の位置がタ
ンクの長さ方向で偏った位置にあると、長くなる側従っ
て片側に対向する側からのスロッシングが大きくなって
その反対方向のスロッシングが小さくなるが、大きい側
のスロッシングを結合板と張り出し板との組合せで受け
て、小径管にはこの大きいスロッシングの影響が及ばな
いように配置することにより、少なくとも大部分の小径
管を一層確実にスロッシングから保護することができ
る。なお、一部分の小径管は、直径の大きい2本の管の
うちの一方のものの後方に配置することによって大きい
スロッシングを回避することが可能になる。
うな小型のシリンダタンクに対して、パイプタワー及び
制水隔壁を廃止した簡易且つ低コストの装置として極め
て実用的効果の大きいものである。
たLNGタンクの全体構成の一例を示す説明図で、
(a)は管支持構造を含むタンクの縦断面状態を示し
(b)は管支持構造部分の横断面状態を示す。
(a)及び(b)は縦断面状態を示し(c)は横断面状
態を示す。
の他の構成例を示す説明図である。
状の説明図で、(a)及び(b)はそれぞれ前後方向及
び幅方向の縦断面状態を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 スロッシングが生じるタンク内に上下方
向に複数の管が設けられた配管装置において、 前記複数の管のうちの少なくとも1本の管に前記スロッ
シングの力に対抗可能なように前記管を補強する補強板
を結合し、前記複数の管のうち前記少なくとも1本の管
を除く他の管を前記補強板に取り付けたことを特徴とす
る配管装置。 - 【請求項2】 前記複数の管は前記タンクの下方からタ
ンク頂部を通過するように設けられた3本以上の管から
なり、前記少なくとも1本の管は前記力の方向に間隔を
隔てて前記上下方向に互いに平行に設けられた2本の管
であって前記下方の近傍の位置と前記タンク頂部の近傍
の位置より上の位置とで水平方向力を受けられるように
支持された少なくとも2本の管からなり、前記補強板は
前記2本の管を前記下方の近傍の位置から前記上の位置
までの上下部分のうちの少なくとも大部分の範囲の間で
結合した結合板と該結合板の両面のうちの少なくとも一
面に前記間隔の中間位置に前記上下方向に前記結合板と
同程度の位置まで接合され該接合された位置から前記力
の方向にほぼ直角な方向の少なくとも一方側に張り出し
て設けられた張り出し板とを有する、ことを特徴とする
請求項1に記載の配管装置。 - 【請求項3】 前記タンクは横型円筒状の液化ガスタン
クであり、前記複数の管は前記液化ガスタンクの前記力
の方向の中心から片側に寄った位置に設けられていて、
前記複数の管のうちの直径の小さい管の大部分は前記張
り出し板の前記中心の側の反対側に取り付けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の配管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002128569A JP3592683B2 (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | スロッシングが生じるタンク内の配管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002128569A JP3592683B2 (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | スロッシングが生じるタンク内の配管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003321089A true JP2003321089A (ja) | 2003-11-11 |
JP3592683B2 JP3592683B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=29542280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002128569A Expired - Fee Related JP3592683B2 (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | スロッシングが生じるタンク内の配管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3592683B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100948987B1 (ko) | 2007-10-29 | 2010-03-23 | 대우조선해양 주식회사 | Lng선 리퀴드 돔의 카고 밸브 배치 방법 |
KR100961863B1 (ko) | 2008-04-18 | 2010-06-09 | 대우조선해양 주식회사 | 슬러싱 저감 기능을 갖는 선박용 lng 저장탱크 구조 |
KR100973174B1 (ko) * | 2008-03-21 | 2010-07-30 | 대우조선해양 주식회사 | 부유식 해상구조물의 lng 저장탱크 |
KR101010989B1 (ko) | 2008-12-12 | 2011-01-26 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 액체화물의 슬로싱 감시 및 제어방법 |
KR101177819B1 (ko) * | 2010-05-31 | 2012-08-28 | 삼성중공업 주식회사 | 액화천연가스 화물창의 화물 양하역 장치와 이를 포함하는 액화천연가스 운반선 및 부유식 해상구조물 |
JP5611377B2 (ja) * | 2011-02-07 | 2014-10-22 | 三菱重工業株式会社 | 液体吸い込み装置 |
JP2015206385A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 液化ガスタンク |
JP2018176996A (ja) * | 2017-04-13 | 2018-11-15 | 三井E&S造船株式会社 | 船舶 |
CN112074685A (zh) * | 2018-05-02 | 2020-12-11 | 气体运输技术公司 | 用于船的液化气货物的存储和/或运输罐 |
WO2023243684A1 (ja) * | 2022-06-15 | 2023-12-21 | 三菱造船株式会社 | 液化二酸化炭素の払出設備、浮体、液化二酸化炭素の払出方法 |
-
2002
- 2002-04-30 JP JP2002128569A patent/JP3592683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100948987B1 (ko) | 2007-10-29 | 2010-03-23 | 대우조선해양 주식회사 | Lng선 리퀴드 돔의 카고 밸브 배치 방법 |
KR100973174B1 (ko) * | 2008-03-21 | 2010-07-30 | 대우조선해양 주식회사 | 부유식 해상구조물의 lng 저장탱크 |
KR100961863B1 (ko) | 2008-04-18 | 2010-06-09 | 대우조선해양 주식회사 | 슬러싱 저감 기능을 갖는 선박용 lng 저장탱크 구조 |
KR101010989B1 (ko) | 2008-12-12 | 2011-01-26 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 액체화물의 슬로싱 감시 및 제어방법 |
KR101177819B1 (ko) * | 2010-05-31 | 2012-08-28 | 삼성중공업 주식회사 | 액화천연가스 화물창의 화물 양하역 장치와 이를 포함하는 액화천연가스 운반선 및 부유식 해상구조물 |
JP5611377B2 (ja) * | 2011-02-07 | 2014-10-22 | 三菱重工業株式会社 | 液体吸い込み装置 |
JP2015206385A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 液化ガスタンク |
JP2018176996A (ja) * | 2017-04-13 | 2018-11-15 | 三井E&S造船株式会社 | 船舶 |
CN112074685A (zh) * | 2018-05-02 | 2020-12-11 | 气体运输技术公司 | 用于船的液化气货物的存储和/或运输罐 |
WO2023243684A1 (ja) * | 2022-06-15 | 2023-12-21 | 三菱造船株式会社 | 液化二酸化炭素の払出設備、浮体、液化二酸化炭素の払出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3592683B2 (ja) | 2004-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4616279B2 (ja) | 液化天然ガスの保存タンク及びその製造方法 | |
AU2016373295B2 (en) | Insulating block suitable for manufacturing an insulating wall in a sealed tank | |
JP5254354B2 (ja) | Lngカーゴタンクのためのスロッシング抑制構造 | |
JP5229833B2 (ja) | 独立型波形lngタンク | |
JP2003321089A (ja) | スロッシングが生じるタンク内の配管装置 | |
EP1985535B1 (en) | Cargo pump apparatus for liquid cargo ship | |
WO2013015296A1 (ja) | Lng船に搭載されるlngタンクおよびその製造方法 | |
JP2008503703A5 (ja) | ||
KR102498803B1 (ko) | 밀봉 및 단열된 탱크 | |
US11454349B2 (en) | Facility for storing and transporting a liquefied gas | |
AU2018353475B2 (en) | Sealed and thermally insulating tank with several areas | |
KR20130092238A (ko) | 액화천연가스 화물창의 단열구조 | |
KR20170036178A (ko) | 펌프타워 및 이를 포함하는 화물창 | |
US9718555B2 (en) | Bladder-free fuel tank | |
KR20230000442U (ko) | 독립된 서브 방벽형식의 b타입 저장탱크 | |
WO2023167595A1 (en) | Membrane tank feasible for cryogenic service | |
CN116157615B (zh) | 密封且热隔绝的罐 | |
EP4361016A1 (en) | Corner structure and liquefied gas storage tank having same | |
CN110877662B (zh) | 一种多功能lng加注船液货舱的止荡方法 | |
CN112513514B (zh) | 自支撑密封罐壁 | |
JP2013509324A (ja) | 傾斜壁を有するタンク | |
KR20190110067A (ko) | 압력탱크 및 이를 구비하는 선박 | |
JP7504293B2 (ja) | 液化ガス貯蔵タンクを組み立てる、および設置するための方法 | |
JP7379211B2 (ja) | 燃料タンク、及び船舶 | |
EP4177146A1 (en) | Liquefied gas storage tank and ship including same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040817 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040825 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |