JPH0627477Y2 - 車輌用前照灯の照射角度調整装置 - Google Patents

車輌用前照灯の照射角度調整装置

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JPH0627477Y2
JPH0627477Y2 JP1988093303U JP9330388U JPH0627477Y2 JP H0627477 Y2 JPH0627477 Y2 JP H0627477Y2 JP 1988093303 U JP1988093303 U JP 1988093303U JP 9330388 U JP9330388 U JP 9330388U JP H0627477 Y2 JPH0627477 Y2 JP H0627477Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案車輌用前照灯の照射角度調整装置を以下の項目に
従って説明する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来技術[第14図、第15図] a.一般的背景 b.従来のレベリング用照射角度調整装置の一例[第1
4図、第15図] D.考案が解決しようとする課題[第14図、第15
図] E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第13図] F−1.第1の実施例[第1図乃至第10図] a.前照灯ユニット[第2図乃至第5図] b.回動支点部、左右方向でのエイミング調整部[第2
図、第3図、第5図] c.レベリング機構[第1図、第2図、第4図、第6図
乃至第10図] c−1.ケーシング[第1図、第2図、第4図、第7
図] c−2.モータ、運動方向変換機構[第1図、第4図、
第6図、第7図] c−3.調整ロッド[第1図、第4図、第7図] c−4.位置検出センサ[第1図、第4図、第6図、第
8図乃至第10図] c−4−a.回転板、接触子[第1図、第4図、第6
図、第8図乃至第10図] c−4−b.回路基板[第1図、第4図、第6図、第1
0図] c−4−c.回転板回転手段[第1図、第7図] c−4−d.モータ駆動回路、操作スイッチ[第6図] c−5.レベリング動作[第4図、第6図、第10図] c−6.エイミング操作部[第4図] F−2.第2の実施例[第11図] F−3.応用例[第12図、第13図] G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規な車輌用前照灯の照射角度調整装置に関す
る。詳しくは、照射角度を調整可能にした車輌用前照灯
における照射角度調整用の傾動部材、例えば、前照灯ユ
ニットあるいは反射鏡等を傾動させるための照射角度調
整装置、特に、モータを駆動源として上記傾動部材を傾
動せしめる駆動部における位置検出センサをその機能を
損なうことなく少数の部品で構成することができ、それ
によって、組立が容易でかつ低コストに構成することが
できるようにした新規な車輌用前照灯の照射角度調整装
置を提供しようとするものである。
(B.考案の概要) 本考案車輌用前照灯の照射角度調整装置は、車体に対し
て傾動可能に保持された傾動部材と、モータを有し傾動
部材を傾動させる駆動部とから成り、駆動部は、前後方
向へ移動する調整ロッドと、モータと、該モータの回転
運動を直線運動に変えて前記調整ロッドに伝達する運動
方向変換機構と、位置検出センサとを備え、位置検出セ
ンサはモータを駆動する正転用リレーと逆転用リレーを
制御するための固定された回路基板と回転板とを備え、
回路基板の回転板に対向した面には多段階の停止位置を
得るため同心円状に配置されると共に位置及び長さが異
なる複数の導体が形成され、上記運動方向変換機構中の
一の回転部材によって回転せしめられる回転板の回路基
板に対向した面には回転板に形成された孔と回路基板に
形成された孔に順に挿通されるクリップによって前記導
体とそれぞれ弾発的に接触する板バネ材料から成る2枚
の接触子を備えそれぞれがモータの正転及び逆転を制御
することによって、傾動部材の位置を検出するための位
置検出センサをその機能を損なうことなく少数の部品で
構成することができ、それによって、組立が容易でかつ
低コストに構成することができる。
(C.従来技術)[第14図、第15図] (a.一般的背景) 車輌用前照灯、例えば、自動車用前照灯は、一般に、そ
の照射角度を調整し得るようにされており、照射角度を
規定する部材、例えば、前照灯ユニットや反射鏡等を車
体やランプボディ等の支持部材に傾動可能に支持すると
共に該傾動部材を傾動させて照射角度を調整するための
照射角度調整装置を備えている。
そして、照射角度の調整には、所謂初期エイミング調
整、即ち、当該前照灯を車体に組み付けた後使用前に又
は定期あるいは不定期の検査時等に行なわれる調整とレ
ベリング調整、即ち、人や積載物等によって車体に加え
られる荷重の変化により生ずる上下方向での照射角度の
狂いをその都度修正するための調整があり、このうち前
者の初期エイミング調整は、通常、手動操作による調整
機構によって行なうようにされ、後者のレベリング調整
は遠隔操作により駆動される駆動部によって行なうよう
にされている。
また、上記レベリング用の調整装置には従来から各種の
ものがあるが、傾動部材と連結された出力部とモータ等
から成る駆動部とから成り、駆動部には遠隔操作部から
の指令によって上記モータの回転方向及び回転量を制御
する制御部が備えられているものが多い。
(b.従来のレベリング用照射角度調整装置の一例)
[第14図、第15図] 第14図及び第15図は特開昭59−153635号公
報に記載されたレベリング用照射角度調整装置aを示す
ものである。
同図において、bは車体に支持された前照灯ユニットで
あり、1つの回動支点と、該回動支点の下方の位置にお
いて車体との間の間隔を調整される第1の調整点と、回
動支点の側方の位置において車体との間の間隔を調整さ
れる第2の調整点を介して車体に支持されることにより
照射角度を上下方向と左右方向に調整し得るようにさ
れ、第1の調整点において、前照灯ユニットbはモータ
cにより駆動される図示しない駆動軸の前端部と連結さ
れており、該駆動軸が移動することによって上下方向へ
傾動されるようになっている。
dは電源eと接続された可動接点f及び該可動接点fに
よって電源eとの接続を切り換えられる5つの切換接点
、g、・・・、gから成る操作スイッチ、hは
接点保持板であり一の円周上の中心角で略180°の範
囲に配列された孔i、i、・・・に5つの固定接点
、j、・・・、jと2つの接続端子k、kが挿
通され上記固定接点j、j、・・・、jは操作ス
イッチdの切換接点g、g、・・・、gと各別に
接続されている。lはモータcの回転力を伝達されて回
転しかつ接点保持板hと対向した側の面にそれぞれ略半
円帯状をした導体m、mが形成された回転板であ
り、固定接点j、j、・・・、j及び接続端子
k、kはコイルスプリングn、n、・・・(図面では1
個のみ示してある。)の弾発力を受けて回転板lに常時
弾接されている。
は正転用リレー、oは逆転用リレーであり、これ
らリレーo、oは、それぞれの励磁コイルp、pが
前記接続端子k、kと各別に接続され、正転用リレーo
の可動接点qがモータcの正転側入力端子rに、
逆転用リレーoの可動接点qがモータcの逆転用入
力端子rにそれぞれ接続されており、可動接点q
はコイルp、pが励磁されたとき電源eと接続され
た電源側端子s、sと接続され、コイルp、pが励
磁されていないときはアース側端子t、tと接続さ
れる。
尚、回転板lはモータcが正転したときは第14図の実
線矢印で示す方向へ回転され、モータcが逆転したとき
破線矢印で示す方向へ回転される。
そこで、第14図に示す状態から、例えば、操作スイッ
チdの可動接点fが切換接点gと接続されると、電源
e−可動接点f−切換接点g−固定接点j−導体m
−接続端子k−正転用リレーoのコイルpという回
路が閉成されるので、正転用リレーoが励磁されその
可動接点qが電源側端子sと接続されてモータcが
正転され、それにより前照灯ユニットbが上向き方向へ
傾動されると共に回転板lが所定量回転すると、導体m
の一端が固定接点jから離れ、それによって、前記
回路が開くのでモータcの回転が停止する。尚、この状
態において固定接点jとjが導体mと接触し固定
接点jとjが導体mと接触しているので、この状
態から操作スイッチdの切換接点g又はgが電源e
と接続されたときは逆転用リレーoが励磁されてモー
タcが逆転され、切換接点g又はgが電源eと接続
されたときは正転用リレーoが励磁されてモータcが
正転される。
このようにして照射角度の調整が為される。
(D.考案が解決しようとする課題)[第14図、第1
5図] このような照射角度調整装置aは、モータcの回転方向
と回転量から前照灯ユニットbの回動経路上の位置を検
出する位置検出センサが、多数の接点j、j、・・・及
び接続端子k、kとこれらを保持する接点保持板hと導
体m、mが設けられた回転板lと固定接点j、j、・・
・及び接続端子k、kを回転板lに弾接させるための多
数のコイルスプリングn、n、・・・とにより構成され
ているので、部品点数が極めて多く、また、これら多数
の部品を組み付けるための作業工数を非常に多く必要と
し、しかも、固定接点j、j、・・・及び接続端子k、
kを接点保持板hの孔i、i、・・・に挿入する作業や
コイルスプリングn、n、・・・を組み込む作業はかな
り面倒であり、これらによってコストが高くなる等、様
々な問題がある。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本考案車輌用前照灯の照射角度調整装置は、前
記した問題点を解決するために、車体に対して傾動可能
に保持された傾動部材と、モータを有し傾動部材を傾動
させる駆動部とから成り、駆動部は、前後方向へ移動す
る調整ロッドと、モータと、該モータの回転運動を直線
運動に変えて前記調整ロッドに伝達する運動方向変換機
構と、位置検出センサとを備え、位置検出センサはモー
タを駆動する正転用リレーと逆転用リレーを制御するた
めの固定された回路基板と回転板とを備え、回路基板の
回転板に対向した面には多段階の停止位置を得るため同
心円状に配置されると共に位置及び長さが異なる複数の
導体が形成され、上記運動方向変換機構中の一の回転部
材によって回転せしめられる回転板の回路基板に対向し
た面には回転板に形成された孔と回路基板に形成された
孔に順に挿通されるクリップによって前記導体とそれぞ
れ弾発的に接触する板バネ材料から成る2枚の接触子を
備えそれぞれがモータの正転及び逆転を制御するように
したものである。
従って、本考案車輌用前照灯の照射角度調整装置によれ
ば、駆動部のモータを制御するのに必要な傾動部材の位
置を検出するための位置検出センサをその機能を全く損
なうことなしに極めて少数の部品で構成することができ
るので、構造が簡単であり、また、組立工数も少なくか
つ簡単で、従来の照射角度調整装置aに比べ、製造コス
トをかなり引き下げることができる。
(F.実施例)[第1図乃至第13図] 以下に、本考案車輌用前照灯の照射角度調整装置を図示
した各実施例に従って説明する。
尚、図示した実施例は本考案車輌用前照灯の照射角度調
整装置を自動車用前照灯のレベリング調整機構に適用し
たものである。
(F−1.第1の実施例)[第1図乃至第10図] 第1図乃至第10図は本考案車輌用前照灯の照射角度調
整装置の第1の実施例を示すものである。
(a.前照灯ユニット)[第2図乃至第5図] 1は前照灯装置であり、車体に傾動可能に支持された前
照灯ユニットと回動支点部とエイミング機構とレベリン
グ機構等から成る。
2は前照灯ユニットであり、略前方に向って開口した凹
部を有するように形成されたランプボディ3と該ランプ
ボディ3にその前面開口部を覆うように取着されたレン
ズ4とランプボディ3に支持された電球5とから成る。
そして、ランプボディ3は前方を向いた反射面3aを有
しており、電球5は反射面3aの頭頂部に支持されてい
る。
6は車体に固定されたランプハウジングである。
A点、B点及びC点(第2図参照)は前照灯ユニット2
がランプハウジング6に支持された点を正面から見た位
置関係を示すものであり、A点が回動支点部であり、該
A点から側方へ離間したB点及びA点から下方へ離間し
たC点が前照灯ユニット2とランプハウジング6との間
の間隔を調整することができる調整部になっており、前
照灯ユニット2はこれら調整部における調整が為される
ことによって左右方向及び上下方向へ傾動されるように
なっている。
(b.回動支点部、左右方向でのエイミング調整部)
[第2図、第3図、第5図] 7は回動支点機構(第2図、第5図参照)であり、ラン
プボディ3の背面から後方へ突出したブラケット8に支
持された支持軸9とランプハウジング6から前方へ向け
て突設された受体10とから成り、支持軸9の球状をし
た下端部9aが受体10の球状凹部10aに回動自在に
内嵌されており、前照灯ユニット2は支持軸9の下端部
9aが受体10の凹部10aに支持された点(この点が
前記A点である。)を回動中心として傾動し得るように
ランプハウジング6に支持されている。
11は前記B点の調整部を構成しているエイミング調整
機構(第3図参照)である。12はランプハウジング6
の背面壁6aに固定されたギヤケースであり、互いに噛
合した2つのベベルギヤ13と14が回転自在に収納さ
れると共に軸方向が前後方向に沿って延びる一方のベベ
ルギヤ13の中心部に形成された螺孔13aにエイミン
グ調整軸15の中間部が螺合され、他方のベベルギヤ1
4に操作ロッド16が固定されている。そして、ランプ
ボディ3の背面から円筒状をした突部17が後方へ向け
て突設され、該突部17の後端部に受体18が支持され
ており、該受体18の後方へ向って開口した球状凹部1
8aにエイミング調整軸15の球状をした前端部15a
がエイミング調整軸15の軸回り方向への回転を不能に
された状態で回動自在に内嵌されている。
しかして、操作ロッド16によって他方のベベルギヤ1
4を回転すると、一方のベベルギヤ13が回転されてエ
イミング調整軸15をその軸方向へ送るので、受体18
が前後方向へ移動され、これによって、前照灯ユニット
2が前記A点とC点とを結んだ線を回動中心軸として略
左右方向へ傾動され、照射角度が左右方向で調整され
る。
(c.レベリング機構)[第1図、第2図、第4図、第
6図乃至第10図] 19は前記C点の調整部を構成しているレベリング機構
であり、前照灯2の照射角度の上下方向でのエイミング
調整とレベリング調整がこのレベリング機構19によっ
て行なわれる。
(c−1.ケーシング)[第1図、第2図、第4図、第
7図] 20はレベリング機構19のケーシングであり、前後方
向で略2つ割に形成された2つのハーフ21と22とが
一体的に結合されて成り、前ハーフ21にはその前面壁
23の上端部を前後方向へ貫通するように円筒状の支持
筒24が一体に形成され、また、後ハーフ22の背面壁
25には上記支持筒24と同軸な挿通孔26が形成され
ており、このようなケーシング20はランプハウジング
6の背面壁6aに固定されている。
(c−2.モータ、運動方向変換機構)[第1図、第4
図、第6図、第7図] 27はケーシング20の内部の下端部に配置されたモー
タであり、その回転軸27aにピニオンギヤ28が固定
されている。
29は互いに同軸なウォームギヤ30と平ギヤ状をした
減速ギヤ31とが一体に形成された伝達子であり、ケー
シング20内に回転自在に支持されると共にモータ27
の上方に配置され、減速ギヤ31が前記ピニオンギヤ2
8と噛合している。
32は前後方向に長い略円筒状をしたロッド支持体であ
り、ケーシング20の前記支持筒24に挿通されると共
にその外周面の軸方向における中間部から突出した回止
突起33、33が上記支持筒24の内周面に前後方向に
沿って延びるように形成された係合溝24a、24aに
摺動自在に係合されることによって該支持筒24に回転
不能な状態でかつ軸方向へ移動自在に支持されており、
また、後半部が螺軸34とされている。
35は駆動体であり、略円筒状をしたボス部36と該ボ
ス部36の後端寄りの部分を中心としたウォームホィー
ル37とが一体に形成されて成り、ボス部36の孔36
aは螺孔に形成され、また、ボス部36の後端部外面に
ギヤ歯が形成されてギヤ部38とされている。
そして、このような駆動体35はそのボス部36のウォ
ームホィール37から前側の部分がケーシング20の支
持筒24の後部に回転自在に内嵌され、かつ、前記ロッ
ド支持体32の螺軸34が螺孔36aに螺合されると共
に、支持筒24と後述するクリップとによって前後両側
から挟まれることにより軸方向への移動を阻止されてお
り、そのウォームホィール37が前記伝達子29のウォ
ームギヤ30と噛合されている。
しかして、モータ27が回転すると、その回転がピニオ
ンギヤ28−減速ギヤ31−ウォームギヤ30−ウォー
ムホィール37という経路を経て駆動体35に伝達され
て該駆動体35が回転され、そして、ロッド支持体32
は回転を阻止されているのでその螺軸34が軸方向へ送
られることになり、これによって、ロッド支持体32が
前後方向へ移動されることになる。即ち、モータ27の
回転がロッド支持体32の直線運動に、運動方向を変換
される。
(c−3.調整ロッド)[第1図、第4図、第7図] 39は調整ロッドである。該調整ロッド39はロッド支
持体32の略3倍の長さを有する円柱状をしており、そ
の前側略3分の1の長さを有する前部40が螺軸に形成
され、該前部40から後方の部分の略中間の位置にフラ
ンジ状のストッパー41が形成され、かつ、後端部42
が横断面形状で略小判形を為すように形成されており、
中間部43と前部40との境に環状の溝44が形成され
ている。
そして、このような調整ロッド39はその中間部43が
ロッド支持体32の孔32aに回転自在に挿通されると
共にその溝44に係着された止めワッシャ45とストッ
パー41がロッド支持体32の前後両端面にそれぞれ当
接することによりロッド支持体32に対して軸方向へ移
動不能にされている。
従って、調整ロッド39はロッド支持体32と一体的に
前後方向へ移動することになる。
尚、調整ロッド39の後端部はケーシング20の背面壁
25に形成された挿通孔26を通して後方へ突出してい
る。
46はランプボディ3の背面から突設されたブラケット
であり、該ブラケット46に合成樹脂製のナット47が
支持されており、該ナット47に調整ロッド39の前端
部が螺合されている(この螺合が為されている部分が前
記C点に相当する。)。
しかして、モータ27が回転して調整ロッド39が前後
方向へ移動されあるいは後述するエイミング操作部によ
って調整ロッド39が回転されると、ナット47が略前
後方向へ移動され、それによって、前照灯ユニット2が
前記A点とB点とを結んだ線を回動中心軸として略上下
方向へ回動される。即ち、照射角度の上下方向での調整
が為される。
尚、調整ロッド39が前後方向へ移動することによって
行なわれる照射角度の調整がレベリング調整であり、調
整ロッド39が回転することによって行なわれる照射角
度の調整がエイミング調整である。
(c−4.位置検出センサ)[第1図、第4図、第6
図、第8図乃至第10図] 48はモータ27の回転方向及び回転量を制御するため
に前照灯ユニット2の位置を検出する位置検出センサで
あり、前記駆動体35の回転方向と回転量から前照灯ユ
ニット2の位置を間接的に検出するようになっており、
駆動体35によって回転される回転板と該回転板に支持
された2つの接触子と該接触子が摺接する導体及びモー
タ駆動回路が形成された回路基板等から成る。
(c−4−a.回転板、接触子)[第1図、第4図、第
6図、第8図乃至第10図] 49は合成樹脂により略円板状に形成された回転板であ
り、その中心に挿通孔50が形成され前端部がギヤ部5
1とされている。
52及び53は接触子であり、これら接触子52、53
は取付片54、54′と該取付片54、54′の一側縁
から突出しかつ互いに平行なそれぞれ6個の接触片5
5、55、・・・、55′、55′、・・・とが導電性
を有する板バネ材料により一体に形成されて成り、接触
子55、55、・・・、55′、55′、・・・の先端
部56、56、・・・、56′、56′、・・・(以
下、「接点」と言う。)はこれら接触子55、55、・
・・、55′、55′、・・・を側方から見て略C字状
に折曲されている。
そして、このような接触子52、53は、その取付片5
4、54′に形成された取付孔54a、54a、・・
・、54′a、54′a、・・・(第1図、第9図参
照)に回転板49の後面49aから突設された突起5
7、57、・・・(第1図、第9図参照)が挿通されか
つこれら突起57、57、・・・の先端部がカシメられ
ることにより、回転板49に固定されている。
尚、2つの接触子52(以下、「第1の接触子」と言
う。)と53(以下、「第2の接触子」と言う。)は回
転板49の後面49aの中心を中心として点対称を為す
向きで配置されると共に、接触子55、55、・・・及
び55′、55′、・・・は上記中心を中心とした円に
外接する方向に沿い、かつ、先端へ行くに従って回転板
49の後面49aから遠くなるように延び、そして、接
点56、56、・・・、56′、56′、・・・は回転
板49の後面の中心を通る直線上に配列されている。
(c−4−b.回路基板)[第1図、第4図、第6図、
第10図] 58は回路基板であり、ケーシング20の後端部に前後
方向を向く向きで配置されると共にその上端寄りの位置
に円形の係着孔59が形成されている。
尚、60は円筒状をしたクリップであり、一端部にフラ
ンジ60aが形成され他端部に係止爪60b、60b、
・・・が形成されており、前記回転板49の挿通孔50
と回路基板58の係着孔59に前側からこの順序で挿通
され係止爪60b、60b、・・・が係着孔59の後側
の開口縁部に係合されている。従って、回転板49はそ
の後面49aが回路基板58の前面の上部と対向した状
態でクリップ60に回転自在に支持されており、この状
態で、接触子52、53の接点56、56、・・・、5
6′、56′、・・・が回路基板58の前面に弾接され
る。また、調整ロッド39のストッパー41から後方の
部分の略中間部はクリップ60の孔に回転自在にかつ摺
動自在に挿通されている。
61、62、63、64、65、66及び67は回路基
板58の前面に印刷形成された導体であり、前記係着孔
59の中心を中心とした同心円上に配置されている。そ
して、これら7個の導体61乃至67のうち一番内側に
位置した2つ61と62(以下、「コモン導体」と言
う。)は同じ円周上に位置しかつそれぞれ中心角で略1
65°の半円状を為すと共に互いに隣接する端部間68
と68′とが等しい大きさとなるように配置されてい
る。また、他の5つの導体63乃至67(以下、「制御
導体」と言う。)はそれぞれ180°より僅かに小さい
中心角の円弧状をしており、コモン導体61、62から
遠くなるに従って周方向における位置が第6図における
反時計回り方向へ順次ずれており、一番内側の制御導体
63(以下、内側から外側へ、順次、第1、第2、第
3、第4、第5の制御導体と言う。)の時計回り方向側
端は一方のコモン導体61(以下、第1のコモン導体」
と言う。)の時計回り方向側端より略40°の中心角分
反時計回り方向へずれ、第5の制御導体67は第1のコ
モン導体61に対して中心角で略180°ずれた位置に
配置されている。
尚、コモン導体61、62は接触子52、53の各6つ
の接点56、56、・・・、56′、56′、・・・の
一番内側のもの56、56′(以下、内側から外側
へ、順次、第1、第2、第3、第4、第5、第6の接点
と言う。)の回動軌跡と対応した位置にあり、第1の制
御導体63、第2の制御導体64、第3の制御導体6
5、第4の制御導体66及び第5の制御導体67は第2
の接点56、56′、第3の接点56、5
6′、第4の接点56、56′、第5の接点56
、56′、第6の接点56、56′の各回動軌
跡に各別に対応した位置にある。
(c−4−c.回転板回転手段)[第1図、第7図] 69は伝達ギヤであり、互いに同軸な大ギヤ69aと小
ギヤ69bとが一体に形成されて成り、ケーシング20
の前面壁23と背面壁25との間に支持された支持軸7
0に回転自在に支持され、その大ギヤ69aが前記駆動
体35のギヤ部38と噛合され、小ギヤ69bが回転板
49のギヤ部51と噛合されている。
しかして、駆動体35が回転するとその回転が伝達ギヤ
69を介して減速されて回転板49に伝わって該回転板
49が回転され、それによって、接触子52、53の接
点56、56、・・・、56′、56′、・・・が前記
導体61乃至67の全部又は一部と接触して移動するこ
とになる。
尚、モータ27が正転すると回転板49が第6図におけ
る時計回り方向、即ち、実線矢印で示す方向へ回転しか
つ調整ロッド39が前方へ移動して前照灯ユニット2が
上向方向へ向って傾動され、モータ27が逆転すると回
転板49が第6図における反時計回り方向、即ち、破線
矢印で示す方向へ回転しかつ調整ロッド39が後方へ移
動して前照灯ユニット2が下向方向へ向って傾動される
ようになっている。
(c−4−d.モータ駆動回路、操作スイッチ)[第6
図] 71は回路基板58に設けられたモータ駆動回路であ
り、前記モータ27を含む。
72は正転用リレー、73は逆転用リレーであり、これ
ら2つのリレー72及び73は電源端子74とアース端
子75との間に並列に介挿されており、正転用リレー7
2はその可動接点76がモータ27の正転側入力端子7
7aと接続され励磁コイル78に通電されていないとき
可動接点76がアース側端子79と接続しており上記励
磁コイル78に通電されたとき可動接点76が電源側端
子80と接続され、また逆転用リレー73はその可動接
点76′がモータ27の逆転側入力端子77bと接続さ
れ励磁コイル78′に通電されていないとき可動接点7
6′がアース側端子79′と接続しており励磁コイル7
8′に通電されたとき可動接点76′が電源側端子8
0′と接続されるようになっている。
尚、正転用リレー72の励磁コイル78は電源端子74
と前記第1のコモン導体61との間に接続され、逆転用
リレー73の励磁コイル78′は電源端子74と第2の
コモン導体62との間に接続されている。
81は運転席前方の操作パネルに配置された操作スイッ
チであり、1つの可動接点82と5つの切換接点8
、83、83、83及び83を備え、これ
ら5つの切換接点83乃至83は前記5つの制御導
体63、64、65、66及び67と各別に、即ち、切
換接点83は第1の制御導体63と、切換接点83
は第2の制御導体64と、切換接点83は第3の制御
導体65と、切換接点83は第4の制御導体66と、
切換接点83は第5の制御導体67とそれぞれ接続さ
れ、可動接点82は接地されている。
しかして、5つの制御導体63乃至67は操作スイッチ
81の5つの切換接点のうち当該制御導体と接続されて
いる所定の切換接点に可動接点82が接続されたとき接
地され、このとき、当該制御導体に前記2つの接触子5
2、53のいずれかが接触しているときはその接触して
いる方の接触子とコモン導体61又は62を介してリレ
ー72又は73と接続され、それにより、当該リレー7
2又は73が励磁されてモータ27が正転又は逆転さ
れ、当該制御導体から接触子が離れたときモータ27の
回転が停止することになる。
(c−5.レベリング動作)[第4図、第6図、第10
図] そこで、前照灯ユニット2のレベリング調整は次のよう
に行なわれる。
第6図は、操作スイッチ81の可動接点82が5つの切
換接点83乃至83のうち中間のもの83と接続
されかつ該切換接点83と接続されている第3の制御
導体65に2つの接触子52及び53がいずれも接触し
ない位置に来ている状態を示してあり、この状態におい
て、第1の接触子52はその接点56、56、56
が第1のコモン導体61と第1の制御導体63と第2
の制御導体64に各別に接触し、他方の接触子53はそ
の接点56′、56′、56′が第2のコモン導
体62と第4の制御導体66と第5の制御導体67に各
別に接触している。そして、このとき、前照灯ユニット
2はその上下方向での傾動範囲の略中間の位置に来てい
る。
そこで、この状態から、操作スイッチ81において例え
ば切換接点83が選択される、即ち、その可動接点8
2が切換接点83と接続されると、電源端子74−逆
転用リレー73のコイル78′−第2のコモン導体62
−第2の接触子53−第5の制御導体67−切換接点8
−可動接点82という回路が閉成されるので、逆転
用リレー73が励磁されて可動接点76′が電源側端子
80′と接続され、それによりモータ27が逆転して回
転板49が反時計回り方向へ回転されると共に調整ロッ
ド39が後方へ向って移動される。そして、回転板49
がある角度回転すると、それまで第5の制御導体67と
接触していた第2の接触子53の第6の接点56′
が、第10図(A)に示すように、上記第5の制御導
体67から反時計回り方向へ外れ、これによって前記回
路が開くので、モータ27の回転が停止する。これによ
り、前照灯ユニット2の照射角度が下向き方向に調整さ
れる。
尚、この状態(第10図(A)に示す状態)において、
第2の接触子53の接点56′、56′、・・・は全て
7つの導体61、62、63、64、65、66及び6
7のいずれからも離れており、第1の接触子52の接点
56、56、・・・は第5の制御導体67と対応した接
点56以外の全てが第1のコモン導体61及び第1乃
至第4の制御導体63、64、65及び66と各別に接
触している。
そこで、この状態から、例えば、操作スイッチ81にお
いて切換接点83が選択されると、電源端子74−正
転用リレー72のコイル78−第1のコモン導体61−
第1の接触子52−第1の制御導体63−切換接点83
−可動接点82という回路が閉成されるので、正転用
リレー72が励磁されて可動接点76が電源側端子80
と接続され、それによりモータ27が正転して回転板4
9が時計回り方向へ回転されると共に調整ロッド39が
前方へ向って移動される。そして、回転板49がある角
度回転すると、それまで第1の制御導体63に接触して
いた第1の接触子52の第2の接点56が第10図
(B)に示すように、上記第1の制御導体63から時計
回り方向へ外れ、それによって、前記回路が開くのでモ
ータ27の回転が停止する。これにより、前照灯ユニッ
ト2の照射角度が上向き方向に調整される。
前照灯ユニツト2の照射角度のレベリング調整はこのよ
うに行なわれる。
(c−6.エイミング操作部)[第4図] 84はエイミング調整部であり、ケーシング20の背面
に固定されたケース85と、該ケース85内に回転自在
に収納されかつ互いに噛合した2つのベベルギヤ86及
び87と、軸方向が前後方向と交差する方向に沿って延
びるように配置された一方のベベルギヤ86の軸心部に
先端が固定された操作ロッド88とから成り、他方のベ
ベルギヤ87の孔87aに調整ロッド39の後端部が回
転不能なる状態で軸方向へ摺動自在に挿入されている。
従って、操作ロッド88により一方のベベルギヤ86を
回転すると、他方のベベルギヤ87が回転されて調整ロ
ッド39を回転せしめるので、調整ロッド39の前部が
前記ナット47に対して相対的にねじ込まれあるいはね
じ戻され、それによって、該ナット47が調整ロッド3
9に沿って移動するので前照灯ユニット2が上下方向へ
傾動されることになる。これにより、前照灯ユニット2
の照射角度が上下方向で調整される。
(F−2.第2の実施例)[第11図] 第11図は本発明車輌用前照灯の傾動装置の第2の実施
例を示すものである。
尚、この第2の実施例に示した前照灯装置89が前記第
1の実施例に示した前照灯装置1と相違するところは調
整ロッドと前照灯ユニットとの連結構造とそれに関連し
た部分のみである。従って、前記前照灯装置1と相違し
ない部分については図示した各部に第1の実施例におけ
る前照灯装置1における同様の部分に付した符号と同じ
符号を付することによって説明を省略する。このような
符号の使い方は後述する応用例においても同様である。
90はランプボディ3に一体に形成されたブラケット9
1に支持された合成樹脂製の受体であり、後方を向いて
開口した球状の凹部92が形成されている。
また、ロッド支持体32の中心を貫通して螺孔93が形
成されている。
94は調整ロッドであり、前端部に球体95が形成さ
れ、後端部96が非円柱状に形成されかつその余の大部
分97が螺軸に形成されており、該螺軸部97がロッド
支持体32の螺孔93に螺合され、後端部96がエイミ
ング調整部84のベベルギヤ87の孔87aに摺動自在
に挿入され、かつ、球体95が上記受体90の球状凹部
92に回動自在に内嵌されている。
しかして、エイミング調整部84の操作ロッド88を回
転すると、調整ロッド94がロッド支持体32に対して
ねじ込まれあるいはねじ戻されて軸方向へ移動するの
で、受体90が略前後方向へ移動され、それによって、
前照灯ユニット2が略上下方向へ傾動されて照射方向が
変更されることになる。
尚、レベリングについては前記第1の実施例におけると
同様に行なわれる。
(F−3.応用例)[第12図、第13図] 第12図及び第13図は本発明車輌用前照灯の傾動装置
の応用例98を示すものである。尚、この応用例に示す
前照灯装置98はいわゆる反射鏡可動タイプの前照灯装
置、即ち、ランプボディに回動自在に支持された反射鏡
を傾動部材とし、この反射鏡をランプボディに対して傾
動することにより照射方向を変更するタイプの前照灯装
置であり、この点においてのみ前記第1の実施例に示し
た前照灯装置1と相違する。
99は前照灯ユニットであり、合成樹脂から成りかつ前
面が開口したランプボディ100と該ランプボディ10
0にその前面開口を覆うように取着されたレンズ101
とこれらランプボディ100及びレンズ101により画
成された灯具空間102内に配置された反射鏡103と
該反射鏡103の後頂部に支持された電球104等から
成り、ランプボディ100がランプハウジング6に固定
されている。
そして、反射鏡103は第12図に示すA、B及びCの
3つの点でランプボディ100に支持され、これら3つ
の点A、B及びCの1つA点が回動支点部であり、この
回動支点部は、例えば、球継手状の支持手段により構成
されている。また、他の2つの支持点B及びCは反射鏡
103とランプボディ100との間の間隔が調整される
調整部であり、これらのうち回動支点部A点から左側へ
離間したB点の調整部は、例えば、第1の実施例に示し
たエイミング調整機構11と同様な調整機構により構成
されている。
更に、C点における調整部は前記したレベリング機構1
9により構成されており、この応用例において、レベリ
ング機構19はランプボディ100の背面上端部に取り
付けられていて、調整ロッド39の前端部が反射鏡10
3に突設されたブラケット105に支持されたナット1
06に螺合されている。
しかして、反射鏡103は、B点におけるエイミング調
整部の操作部材が操作されたときはA点とC点を結ぶ直
線を回動中心軸として略左右方向へ傾動され、また、レ
ベリング機構19における操作ロッド88が回転されあ
るいはモータ27が回転されたときはA点とB点を結ぶ
直線を回動中心軸として略上下方向へ傾動されることに
なる。このようにして照射方向の変更が為される。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案車輌
用前照灯の照射角度調整装置は、車体に対して傾動可能
に保持された傾動部材と、モータを有し傾動部材を傾動
させる駆動部とから成り、駆動部は、前後方向へ移動す
る調整ロッドと、モータと、該モータの回転運動を直線
運動に変えて前記調整ロッドに伝達する運動方向変換機
構と、位置検出センサとを備え、位置検出センサはモー
タを駆動する正転用リレーと逆転用リレーを制御するた
めの固定された回路基板と回転板とを備え、回路基板の
回転板に対向した面には多段階の停止位置を得るため同
心円状に配置されると共に位置及び長さが異なる複数の
導体が形成され、上記運動方向変換機構中の一の回転部
材によって回転せしめられる回転板の回路基板に対向し
た面には回転板に形成された孔と回路基板に形成された
孔に順に挿通されるクリップによって前記導体とそれぞ
れ弾発的に接触する板バネ材料から成る2枚の接触子を
備えそれぞれがモータの正転及び逆転を制御することを
特徴とする。
従って、本考案車輌用前照灯の照射角度調整装置によれ
ば、駆動部のモータを制御するのに必要な傾動部材の位
置を検出するための位置検出センサをその機能を全く損
なうことなしに極めて少数の部品で構成することができ
るので、構造が簡単であり、また、組立工数も少なくか
つ簡単で、従来の照射角度調整装置aに比べ、製造コス
トをかなり引き下げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本考案車輌用前照灯の照射角度調
整装置を自動車用前照灯のレベリング機構に適用した実
施の一例を示すものであり、第1図は要部の分解斜視
図、第2図は前照灯装置の正面図、第3図は第2図のII
I−III線に沿う断面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿
う拡大断面図、第5図は第2図のV−V線に沿う拡大断
面図、第6図は回路図、第7図はレベリング機構の要部
を拡大して示す背面図、第8図は回転板の拡大背面図、
第9図は接触子の拡大斜視図、第10図(A)及び
(B)はレベリング動作を説明するための図、第11図
は本考案車輌用前照灯の照射角度調整装置の第2の実施
例を示す要部の断面図、第12図及び第13図は本考案
車輌用前照灯の照射角度調整装置の応用例を示すもの
で、第12図は正面図、第13図は第12図のXIII−XI
II線に沿う断面図、第14図及び第15図は従来の車輌
用前照灯の照射角度調整装置の一例を示すもので第14
図は全体の回路図、第15図は要部を一部切り欠いて示
す斜視図である。 符号の説明 2……傾動部材(前照灯ユニット)、 19……駆動部、27……モータ、 28、29、32、35……運動方向変換機構、 48……位置検出センサ、 49……回転板、50……孔、 52、53……接触子、 58……回路基板、59……孔、60……クリップ、 61、62、63、64、65、66、67……導体、
72……正転用リレー、73……逆転用リレー、94…
…調整ロッド、 103……傾動部材(反射鏡)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に対して傾動可能に保持された傾動部
    材と、モータを有し傾動部材を傾動させる駆動部とから
    成り、 駆動部は、前後方向へ移動する調整ロッドと、モータ
    と、該モータの回転運動を直線運動に変えて前記調整ロ
    ッドに伝達する運動方向変換機構と、位置検出センサと
    を備え、 位置検出センサはモータを駆動する正転用リレーと逆転
    用リレーを制御するための固定された回路基板と回転板
    とを備え、 回路基板の回転板に対向した面には多段階の停止位置を
    得るため同心円状に配置されると共に位置及び長さが異
    なる複数の導体が形成され、 上記運動方向変換機構中の一の回転部材によって回転せ
    しめられる回転板の回路基板に対向した面には回転板に
    形成された孔と回路基板に形成された孔に順に挿通され
    るクリップによって前記導体とそれぞれ弾発的に接触す
    る板バネ材料から成る2枚の接触子を備えそれぞれがモ
    ータの正転及び逆転を制御する ことを特徴とする車輌用前照灯の照射角度調整装置
  2. 【請求項2】傾動部材がランプボディとランプボディの
    前面を覆うレンズとランプボディ及びレンズによって画
    成された空間内に配置された光源とを備えた前照灯ユニ
    ットであることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の車輌用前照灯の照射角度調整装置
  3. 【請求項3】傾動部材がランプボディとその前面を覆う
    レンズとによって画成された空間内に配置された反射鏡
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の車輌用前照灯の照射角度調整装置
JP1988093303U 1988-07-14 1988-07-14 車輌用前照灯の照射角度調整装置 Expired - Lifetime JPH0627477Y2 (ja)

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FR2565882B2 (fr) * 1984-06-13 1987-09-18 Centre Nat Rech Scient Dispositif de liaison a plusieurs degres de liberte

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