JPH06274304A - グラフィカルユーザインタフェースを備えたコンピュータシステムおよびその制御方法 - Google Patents

グラフィカルユーザインタフェースを備えたコンピュータシステムおよびその制御方法

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JPH06274304A
JPH06274304A JP5063574A JP6357493A JPH06274304A JP H06274304 A JPH06274304 A JP H06274304A JP 5063574 A JP5063574 A JP 5063574A JP 6357493 A JP6357493 A JP 6357493A JP H06274304 A JPH06274304 A JP H06274304A
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switch
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレイ画面上に表示されたアイコンを
マウスによりクリックしてコンピュータシステムに種々
の動作を行わせるGUIを備えたコンピュータシステム
に関し,アイコンの動作を明確にすると共にアイコンの
多機能化を実現して,コンピュータシステムの操作性を
向上させる。 【構成】 コンピュータシステム1は,ディスプレイ画
面上に表示される個々のアイコンの機能を定義したアイ
コン定義ファイル2の他に,スイッチアイコン定義ファ
イル5を備える。スイッチアイコン定義ファイル5は,
アイコンに取り付けることにより,当該アイコン固有の
機能の他に別の機能を付加するスイッチアイコンの機能
を定義したものである。アイコンに,固有の機能の他に
別の機能を付加する場合,その機能を有するスイッチア
イコン「○」「□」を取り付ける。そのアイコンをクリ
ックすると,「○」や「□」が表す動作を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,グラフィカルユーザイ
ンタフェースを備えたコンピュータシステムおよびその
制御方法,特にディスプレイ画面上に表示されたアイコ
ンをマウスによりクリックしてコンピュータシステムに
種々の動作を行わせるGUI( Graphical User Interf
ace ) を備えたコンピュータシステムおよびその制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のGUIを備えたコンピュータシス
テムにおいては,ディスプレイ画面上に表示されたアイ
コンをマウスによりクリックすると,アイコン定義ファ
イルを参照し,クリックされたアイコンに対応する唯一
つの動作のみを行っていた。
【0003】例えば,あるファイルを示すアイコンをク
リックしただけでは,ファイルの内容が表示されるだけ
である。したがって,ファイルの内容を変更しようとす
る場合,プルダウンメニューから「テキストエディタ」
をクリックしてテキストエディタを起動させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のGUIを備えた
コンピュータシステムには,次の問題点があった。 (1)アイコンをクリックして実行するまで,何がどの
ように動作をするのかが明確でなかった。
【0005】(2)アイコンの動作を変更する場合,マ
ウスの操作だけでは細かい変更を施すのが困難であっ
た。 (3)プルダウンメニューから機能を選ぶ場合,そのつ
どプルダウンメニューを表示させ,機能の選択を行う必
要があり,煩瑣であった。
【0006】本発明は,上記の問題点を解決して,アイ
コンの動作を明確にすると共にアイコンの多機能化を実
現して,コンピュータシステムの操作性を向上させるこ
とのできる,グラフィカルユーザインタフェースを備え
たコンピュータシステムおよびその制御方法,特にディ
スプレイ画面上に表示されたアイコンをマウスによりク
リックしてコンピュータシステムに種々の動作を行わせ
るGUIを備えたコンピュータシステムおよびその制御
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係るグラフィカルユーザインタフェース
を備えたコンピュータシステムおよびその制御方法は,
次のように構成する。
【0008】(1)ディスプレイ画面上に表示されたア
イコンをマウスによりクリックしてコンピュータシステ
ムに種々の動作を行わせるコンピュータシステムであっ
て,ディスプレイ画面上に表示される個々のアイコンの
機能を定義したアイコン定義ファイル,および,アイコ
ンに取り付けることにより,当該アイコン固有の機能の
他に別の機能を付加する二次的アイコンの機能を定義し
た二次的アイコン定義ファイルを備えるように構成す
る。
【0009】(2)前記(1)のコンピュータシステム
の制御方法であって,アイコン定義ファイル中で定義さ
れ,ディスプレイ画面上に表示されているアイコンに,
固有の機能の他に別の機能を付加する場合,その機能を
有し,二次的アイコン定義ファイル中で定義されている
二次的アイコンを,当該アイコンにマウスを用いて取り
付けるように構成する。
【0010】(3)前記(2)の方法により機能を付加
されたアイコンに,さらに別の機能を付加する方法であ
って,当該アイコンに,所定の機能を有し,二次的アイ
コン定義ファイル中で定義されている二次的アイコン
を,必要な個数,マウスを用いて取り付けるように構成
する。
【0011】(4)前記(2)または(3)の方法によ
りアイコンに取り付けられた二次的アイコンを変更する
方法であって,当該アイコンに取り付けられた二次的ア
イコンの上に,所定の機能を有し,二次的アイコン定義
ファイル中で定義されている二次的アイコンを,マウス
を用いて重ね置きするように構成する。
【0012】図1は,本発明の基本構成を示す図であ
り,同図(a)は本発明に係るコンピュータシステムを
示しており,同図(b)は二次的アイコンの使用方法を
示している。
【0013】なお,本発明者は,二次的アイコンを「ス
イッチアイコン」と名付けた。したがって,以下では,
「スイッチアイコン」を用いる。図1において,1はコ
ンピュータシステム,2はアイコン定義ファイル,3は
マウス,4は利用者,5はスイッチアイコン定義ファイ
ルである。
【0014】
【作用】本発明においては,図1(a)に示すように,
コンピュータシステム1は,ディスプレイ画面上に表示
される個々のアイコンの機能を定義したアイコン定義フ
ァイル2の他に,スイッチアイコン定義ファイル5を備
えている。スイッチアイコン定義ファイル5は,アイコ
ンに取り付けることにより,当該アイコン固有の機能の
他に別の機能を付加するスイッチアイコンの機能を定義
したものである。
【0015】次に,図1(b)を用いて,スイッチアイ
コンの使い方を説明する。図1(b)左上に示すよう
に,ファイルFを指し示すアイコン,および,図1
(b)右上に示すように,2個のスイッチアイコン,す
なわち,動作Aを表すスイッチアイコン「○」および動
作Bを表すスイッチアイコン「□」がある場合を例にと
る。
【0016】ファイルFを指し示すアイコンに,動作A
を表すスイッチアイコン「○」を取り付けると,図1
(b)の(機能1)と示す状態となる。すなわち,ファ
イルFを指し示す長方形のアイコンの上に,それよりも
小さいスイッチアイコン「○」が付加された格好とな
る。これにより,ファイルFを指し示すアイコンの表示
機能を損なわずに済む。
【0017】機能1は,ファイルFを指し示すアイコン
に,動作Aを表すスイッチアイコン「○」を取り付けた
ものであるから,「ファイルFを用いて,動作Aを行
う」というものになる。つまり,図1(b)の(機能
1)と示す状態のアイコンをクリックすると,ファイル
Fがオープンされ,次いでAという動作が行われる。
【0018】同様に,機能2は,ファイルFを指し示す
アイコンに,動作Bを表すスイッチアイコン「□」を取
り付けたものであるから,「ファイルFを用いて,動作
Bを行う」というものになる。つまり,図1(b)の
(機能2)と示す状態のアイコンをクリックすると,フ
ァイルFがオープンされ,次いでBという動作が行われ
る。
【0019】
【実施例】図2は,ディスプレイ画面上の構成例を示す
図である。図中,11はディスプレイ画面,12および
13はウィンドウ,14はプルダウンメニュー,15は
スイッチアイコンである。
【0020】ディスプレイ画面11には,2個のウィン
ドウ,すなわちウィンドウ12およびウィンドウ13が
オープンされている。また,「スイッチアイコン一覧」
というプルダウンメニュー14も表示されている。
【0021】「スイッチアイコン一覧」というプルダウ
ンメニュー14の中には,「#,&,*,○,●,・・
・・」で表されたスイッチアイコン15が表示されてい
る。アイコンは,長方形で示されている。スイッチアイ
コンが取り付けられたアイコンは,例えば,ウィンドウ
13中の左上に示すように,アイコンを表す長方形の右
肩に,スイッチアイコンを表す「○」が乗っかった態様
をしている。
【0022】本発明においては,図1(a)に示すよう
に,コンピュータシステム1は,ディスプレイ画面上に
表示される個々のアイコンの機能を定義したアイコン定
義ファイル2の他に,スイッチアイコン定義ファイル5
を備えている。
【0023】以下,図3を用いて,スイッチアイコン定
義ファイルのデータ形式を説明する。スイッチアイコン
定義ファイルの先頭には,スイッチアイコン定義数が書
き込まれている。スイッチアイコン定義数とは,スイッ
チアイコン定義ファイルに定義されているスイッチアイ
コンの個数である。
【0024】各スイッチアイコンは,次の形式により定
義されている。 スイッチアイコンID スイッチアイコンの機能 スイッチアイコンのキャラクター番号 スイッチアイコンIDは,0または正の整数であり,ス
イッチアイコンの個数(N)だけ順番に割り振った値で
ある。すなわち,0〜(N−1)の値をとる。
【0025】スイッチアイコンの機能は,当該スイッチ
アイコンがアイコンに付加された場合に行う動作を表す
部分であり,その動作を行うために必要な,いくつかの
命令から成る。
【0026】スイッチアイコンのキャラクター番号と
は,図2に示すように,スイッチアイコンが「#,&,
*,○,●,・・・・」で表されるようなキャラクター
である場合,各キャラクターを表すコード番号のことで
ある。したがって,スイッチアイコンをキャラクター以
外のもの,例えば図形などで表した場合には,その図形
をスイッチアイコン定義ファイルの後部に格納し,その
アドレスをキャラクター番号の代わりに使用する。
【0027】次に,図4に示す本発明の動作処理フロー
を用いて,本発明に係るコンピュータシステムの動作を
説明する。 マウスをクリックすることにより,処理を行おうと
するアイコンを選択する。
【0028】 スイッチアイコンが取り付けられてい
るか否かを判断する。Yesならばの処理へ進み,N
oならばの処理へ進む。 選択されたアイコンにどのスイッチアイコンが取り
付けられているかを調べる。これは,スイッチアイコン
定義ファイルを参照することにより行う。その結果,特
定のIDを有するスイッチアイコンが見出される。
【0029】 スイッチアイコン定義ファイルに従っ
てコマンドを実行する。すなわち,の処理より,スイ
ッチアイコン定義ファイル中で特定されたスイッチアイ
コンの機能を実行する。
【0030】 スイッチアイコンが取り付けられてい
ない場合であるから,アイコン定義ファイル中で定義さ
れている機能を実行する。例えば,選択されたアイコン
がファイルを表す場合には,そのファイルを実行する。
すなわち,ファイルをオープンして,ディスプレイ画面
上に表示する。
【0031】以上の各ステップを経て,本発明に係るコ
ンピュータシステムの動作が終了する。次に,図5を用
いて,スイッチアイコンの取り付け方を説明する。
【0032】 プルダウンメニューから,マウスをク
リックすることによりスイッチアイコンを選択する。図
では,スイッチアイコン「☆」を選択した例を示してい
る。 アイコンにスイッチアイコンを取り付ける。図で
は,長方形のアイコンの右肩にスイッチアイコン「☆」
を取り付けた例を示している。
【0033】 既にスイッチアイコンが取り付けられ
ているアイコンに,別のスイッチアイコンを更に取り付
ける場合は,の動作との動作を繰り返す。図では,
スイッチアイコン「☆」が取り付けられた長方形のアイ
コンに,スイッチアイコン「□」を取り付けた例を示し
ている。
【0034】 アイコンに取り付けられたスイッチア
イコンを変更する場合には,変更前記のスイッチアイコ
ンの上に変更後のスイッチアイコンを重ね置きすること
により行う。図では,長方形のアイコンの右肩に取り付
けられたスイッチアイコン「☆」をスイッチアイコン
「□」に変更する例を示している。
【0035】以下,スイッチアイコンの使い方の具体例
を説明する。 (1)「バッチファイルの内容を書き換えて実行する」
という動作の具体例 この例を,図6に示す,スイッチアイコンの使い方の具
体例(その1)を用いて説明する。
【0036】 バッチファイルを指し示すアイコン
に,マウスを用いて,テキスト編集用のスイッチアイコ
ン「○」を取り付ける。 テキスト編集用のスイッチアイコン「○」が取り付
けられた,バッチファイルを指し示すアイコンに,さら
に,実行用のスイッチアイコン「□」を取り付ける。
【0037】 テキスト編集用のスイッチアイコン
「○」および実行用のスイッチアイコン「□」を取り付
けられたアイコンを,マウスによりクリックする。 図に示すように,テキストエディタ上に,バッチフ
ァイルの内容が表示される。ここで,キーボード入力に
より,バッチファイルの内容を変更する(すなわち,内
容を書き換える)。これは,テキスト編集用のスイッチ
アイコン「○」の動作によるものである。
【0038】 次いで,内容が変更されたバッチファ
イルが実行される。これは,実行用のスイッチアイコン
「□」の動作によるものである。 (2)「パスワードを要求して,正しいものと一致すれ
ば実行する」という動作の具体例 この例を,図7に示す,スイッチアイコンの使い方の具
体例(その2)を用いて説明する。
【0039】 ファイルを指し示すアイコンに,マウ
スを用いて,パスワード入力用のスイッチアイコン
「※」を取り付ける。 パスワード入力用のスイッチアイコン「※」が取り
付けられた,ファイルを指し示すアイコンに,さらに,
実行用のスイッチアイコン「□」を取り付ける。
【0040】 パスワード入力用のスイッチアイコン
「※」および実行用のスイッチアイコン「□」を取り付
けられたアイコンを,マウスによりクリックする。 図に示すように,ディスプレイ画面上に,「パスワ
ードを入力してください」という,パスワード入力を促
すメッセージが表示される。そこで,「Pass Wa
rd:」の表示に続いて,パスワードを入力する。
【0041】 正しいパスワードが入力された場合,
アイコンが指し示すファイルが実行される。これは,実
行用のスイッチアイコン「□」の動作によるものであ
る。 以上,本発明に係るスイッチアイコンの使い方の具体例
を2つ説明したが,本発明に係るスイッチアイコンは,
これらに限らず,他に種々の用途に応用することができ
る。
【0042】また,上述の具体例では,スイッチアイコ
ンを「○」,「□」,「※」等のキャラクターで表す例
を示したが,スイッチアイコンは,キャラクターに限ら
ず,動作のメタファを表す図形を用いることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば,ディスプレイ画面上に
表示されたアイコンをマウスによりクリックしてコンピ
ュータシステムに種々の動作を行わせるGUIを備えた
コンピュータシステムおいて,次の効果を奏する。
【0044】(1)アイコンにスイッチアイコンを付加
することにより,アイコンの多機能化が実現する。 (2)アイコンにスイッチアイコンを付加することによ
り,アイコンの動作を明確にすることができる。
【0045】(3)アイコンに,ユーザが頻繁に使用す
る機能のスイッチアイコンを付加しておくことにより,
コンピュータシステムの操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】ディスプレイ画面上の構成例を示す図である。
【図3】スイッチアイコン定義ファイルのデータ形式を
示す図である。
【図4】本発明の動作処理フローを示す図である。
【図5】スイッチアイコンの取り付け方を示す図であ
る。
【図6】スイッチアイコンの使い方の具体例(その1)
を示す図である。
【図7】スイッチアイコンの使い方の具体例(その2)
を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム 2 アイコン定義ファイル 3 マウス 4 利用者 5 スイッチアイコン定義ファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ画面上に表示されたアイコ
    ンをマウスによりクリックしてコンピュータシステムに
    種々の動作を行わせるコンピュータシステムであって,
    ディスプレイ画面上に表示される個々のアイコンの機能
    を定義したアイコン定義ファイル,および,アイコンに
    取り付けることにより,当該アイコン固有の機能の他に
    別の機能を付加する二次的アイコンの機能を定義した二
    次的アイコン定義ファイルを備えたことを特徴とするグ
    ラフィカルユーザインタフェースを備えたコンピュータ
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンピュータシステム
    の制御方法であって,アイコン定義ファイル中で定義さ
    れ,ディスプレイ画面上に表示されているアイコンに,
    固有の機能の他に別の機能を付加する場合,その機能を
    有し,二次的アイコン定義ファイル中で定義されている
    二次的アイコンを,当該アイコンにマウスを用いて取り
    付けることを特徴とするコンピュータシステムの制御方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法により機能を付加
    されたアイコンに,さらに別の機能を付加する方法であ
    って,当該アイコンに,所定の機能を有し,二次的アイ
    コン定義ファイル中で定義されている二次的アイコン
    を,必要な個数,マウスを用いて取り付けることを特徴
    とするコンピュータシステムの制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の方法によりア
    イコンに取り付けられた二次的アイコンを変更する方法
    であって,当該アイコンに取り付けられた二次的アイコ
    ンの上に,所定の機能を有し,二次的アイコン定義ファ
    イル中で定義されている二次的アイコンを,マウスを用
    いて重ね置きすることを特徴とするコンピュータシステ
    ムの制御方法。
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