JPH06274039A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH06274039A
JPH06274039A JP5058872A JP5887293A JPH06274039A JP H06274039 A JPH06274039 A JP H06274039A JP 5058872 A JP5058872 A JP 5058872A JP 5887293 A JP5887293 A JP 5887293A JP H06274039 A JPH06274039 A JP H06274039A
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developing
magnetic
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developing sleeve
area
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JP5058872A
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Kazuo Yasuda
和夫 安田
Satoshi Takahashi
智 高橋
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/06Developing
    • G03G13/08Developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G13/09Developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • G03G15/0921Details concerning the magnetic brush roller structure, e.g. magnet configuration

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の2成分現像剤を用いての非接触現像法
で有していた問題(現像スリーブのフレによる影響
現像剤の薄層形成の際のトナー融着キャリア付着の発
生)を解消する。 【構成】 現像領域11を固定した2磁極22a,22b間の
水平磁界成分位置とし、層厚規制部材は現像スリーブ21
と微小間隙を設けた非磁性の穂切り規制板23とし、現像
領域11における最近接間隙DSD(mm)、現像剤層厚HD
(mm)とするとき、0.02≦DSD−HD≦0.3であって、現
像領域21における現像剤の搬送量は5〜40mg/cm2の間に
あるようにした現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像形成体特に電子写真
式画像形成装置に供される像形成体上の潜像の現像に適
用される現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トナーと磁性キャリアとを混合した2成
分現像剤は、磁性キャリアを用いない磁性トナーから成
る1成分現像剤に比較して、トナーの摩擦帯電制御が容
易で、トナーの凝集が起りにくく、現像電界によるトナ
ーの移行制御が効果的に行われ、特にカラートナーの場
合には色の鮮明性が得られることから、キャリアに対す
るトナーの量の管理を必要とするにも拘らず、多く用い
られている。
【0003】このような2成分現像剤を用いる現像装置
としては、現像剤担持体である現像スリーブが固定で周
方向に複数のN,S磁極を有する内蔵磁石が回転するも
の、現像スリーブと磁石が共に回転するもの、および現
像スリーブが回転して内蔵磁石の磁極が固定のものが多
く用いられている。このうち、内蔵磁石が回転するもの
は、磁石を高速回転するための大きな回転力を必要と
し、振動が生じ、回転機構も複雑で強固な大型化したも
のになると言う問題があり、内蔵磁石が固定して現像ス
リーブが回転する構成の現像装置が多く用いられてい
る。かかる現像装置では内蔵固定した磁石によって現像
スリーブ上に付着・保持された現像剤は現像スリーブの
回転に伴って移動・搬送され、潜像を有した像形成体と
最も近接した現像領域において現像がなされる。
【0004】現像領域における現像は現像スリーブ上に
付着・保持された現像剤層が像形成体面を摺擦しつつ現
像がなされる接触現像と、僅かの間隙をもった非接触状
態で交流成分を含む現像バイアスを印加し、トナーを飛
翔させ潜像部分に付着させ現像を行う非接触現像があ
る。非接触現像は、像形成体上にトナー像を重ね合わす
ようにしたカラー画像形成法に対しては現像時に先に形
成されたトナー像を乱さないことから好ましい現像法で
ある。非接触現像は現像領域での像形成体と現像スリー
ブとの間隙をなるべく小さくとり、現像スリーブ上の現
像剤層厚を薄くして像形成体に対して非接触状態とし、
薄層をなした現像層の磁性キャリアは磁力により現像ス
リーブに付着しつつトナーは振動電界によって磁性キャ
リアから離れ、飛翔して潜像に付着・現像を行う現像法
である。
【0005】現像スリーブ上に薄い現像層を形成する方
法として、本出願人による特開昭62-191868号及び特開
昭62-191869号などの提案がなされている。この提案
は、支持部材に支持された弾性板の先端を、現像スリー
ブ上の現像剤の移動の上流方向に向け、かつその弾性板
を現像スリーブ上に押圧させ、現像スリーブ上に付着・
搬送される現像剤の層厚を薄層に規制するものである。
更に本出願人は上記提案の欠点を改善したものとして、
特開平1-282578号による提案を行っている。この提案は
部分的に円筒状をなした棒状の剛性部材の円筒状態部分
を現像スリーブに押圧して薄層の現像剤層を形成するも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現像スリーブ面上に現
像剤の薄層を形成し非接触現像を行う現像法には次のよ
うな問題があった。現像領域における間隙(現像ギャ
ップ)が小さい関係から現像スリーブの偏心等によるフ
レが現像性の差となってあらわれ、画像が段ムラとな
る。現像スリーブに棒状の剛性部材を押圧し薄層を形
成しているので、等該箇所でトナーが現像スリーブや剛
性部材に融着し薄層ムラとなり現像性能が低下する。
現像剤層の層厚を押えるため固定磁石の磁極を多極化し
て現像剤の穂の高さを押さえていた。そのために現像す
る磁石の場所の磁束密度が下がり、像形成体へのキャリ
ア付着が多く生じた。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決して非接触
現像がなされる現像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するもので、トナーと磁性キャリアが混合した2成分
現像剤を用い、像形成体の表面に対向する現像スリーブ
を回転し、該現像スリーブの内部に磁極を固定して設
け、前記現像スリーブの周縁部には現像剤の厚層を規制
する層厚規制部材を設けて、前記現像スリーブ上にその
回転にしたがって移動する層厚の規制された現像剤層を
形成し、前記像形成体と前記現像スリーブとが最近接間
隙を形成する現像領域で、交流成分を含む現像バイアス
によって非接触状態にある前記現像剤層により前記形成
体の潜像を現像する現像装置において、前記現像領域は
固定した2磁極間の水平磁界成分位置とし、前記層厚規
制部材は前記現像スリーブと微小間隙を設けた非磁性の
穂切り規制板とし、前記最近接間隙をDSD(mm)、前記
現像領域における現像剤層厚をHD(mm)とするとき、
0.02≦DSD−HD≦0.3であって、現像領域における現像
剤の搬送量は5〜40mg/cm2の間にあることを特徴とする
現像装置によって達成される。
【0009】なお、前記現像領域における前後の固定し
た2磁極間の角度は25°〜80°で現像領域はそのほぼ中
間位置にあることが好ましい実施態様であり、現像領域
における前後の固定した2磁極の現像スリーブ直上での
磁束密度は何れも400Gauss以上であることが好ましい実
施態様である。また交流バイアスを直流バイアスに重畳
した前記現像バイアスは、周波数が2〜20KHzの間にあ
り、ピーク間交流バイアス電圧をVP-P(V)とすると
き、2000≦VP-P/DSD≦5000の間に設定されていること
が好ましい実施態様である。
【0010】
【実施例】図1は本発明の現像装置の一実施例を示した
もので、ドラムあるいはベルト表面に例えばOPC感光
体等の光導電層を塗布あるいは蒸着した像形成体1に対
向して配設される。
【0011】現像装置2で、21は内部に固定した複数の
磁極をもつ磁石体22を有して、矢示方向に回転する円筒
状の現像スリーブである。23は現像スリーブ21に僅かの
間隙をもって対向し、搬送する現像剤量を規制する穂切
り規制板で、24は穂切り規制板23を支持する支持部材で
ある。25は供給ローラで撹拌された新しい現像剤を現像
スリーブ21に供給する矢示方向に回転する供給ローラ
で、26a,26bはケーシング27内の2成分現像剤を撹拌
する撹拌スクリュである。
【0012】トナーは例えば下記の組成から成るもの
で、 スチレン-メタクリル酸ブチル(75:25)共重合体樹脂 100重量部 着色剤 10重量部 バリファースト(オリエント化学社製) 0.2重量部 軟化点 120℃のポリプロピレン 2重量部 上記組成物を溶融,練肉,冷却,粉砕,紛糾し重量平均
粒径8μm径のトナーとしたもので、5〜15μm径の間が
好ましく用いられる。
【0013】トナーに用いられる樹脂としては、スチレ
ン系樹脂,ビニル系樹脂,エチル系樹脂,ロジン変性樹
脂,アクリル系樹脂,ポリアミド樹脂,エポキシ樹脂,
ポリエステル樹脂等が挙げられ、それにカーボン等の着
色剤や必要に応じて定着性向上剤、帯電制御剤等を加え
て、従来公知のトナー粒子製造方法と同様の方法によっ
て作ることができる。さらに、トナー粒子がスプレード
ライ法、あるいは粒子化後の球形化処理によって球形化
されたものであると、現像剤の流動性が向上して凝集し
にくくなり、キャリアとの均一混合性、搬送性および帯
電性も向上する。
【0014】トナー用の着色剤としては、一般に染料及
び顔料が用いられるが、耐候堅牢度が高い顔料が広く用
いられる。顔料としては、カーボンブラック(黒色),
ベンジジンイエロー(黄),ローダミンB(マゼン
タ),銅フタロシアニン(シアン)等が用いられる。こ
れら有機及び無機顔料は所望に応じて単独又は複数を選
択併用して、求める色調に調えられる。又顔料の添加量
は樹脂に対し約3から15部が好ましく選択される。
【0015】磁性キャリアは、重量平均粒径40μmの球
形フェライト粒子にスチレン樹脂の0.5μm厚の被覆層を
設けて形成した。磁性キャリアの平均粒径が大きいと、
現像スリーブ上に形成される現像剤層の状態が荒くな
り、振動電界で振動を与えてもトナー像にむらが現れ易
く、現像剤層におけるトナー濃度が低くなるので、高濃
度の現像が困難になる。又キャリアの平均粒径が小さい
場合、キャリア粒子が細か過ぎると、トナー粒子と共に
感光体面への付着、飛散を起し易くなる。これらの現象
は、現像条件としてのキャリア粒子に作用させる磁界の
強さ、それに応ずるキャリア粒子の磁化の強さに関係
し、重量平均粒径が20〜100μm、磁界500エルステット
下での磁化率が20〜50emu/gの磁性キャリアが好ましく
用いられる。
【0016】現像剤は、上記の磁性キャリアに対してト
ナーが5wt%となるよう混合すると共に疎水性シリカを
0.5wt%となるよう加えて現像剤としたものが多く用い
られる。
【0017】ケーシング27内の2成分現像剤は撹拌スク
リュ26a,26bによって撹拌され、帯電してトナーは磁
性キャリアの周囲に静電的に付着する。かかる状態の現
像剤は回転する供給ローラによって移動し、磁石体22の
磁力によって現像スリーブ21に付着する。本発明の現像
装置では現像スリーブ21に付着した現像剤は、穂切り規
制板23によって層厚規制がなされたのち、像形成体1と
現像スリーブ21との最近接位置である現像領域において
非接触現像を行うものであるが、これについて詳しく説
明する。
【0018】現像スリーブ21は導電性の金属管で、アル
ミ材やステンレス材が用いられ、外径15〜50mmφのロー
ラである。現像スリーブ表面は現像剤の安定して均一な
搬送がなされるよう平均粗さは2〜15μmの間にあるこ
とが好ましい。平滑であると搬送は十分に行われなくな
り、粗すぎると現像ムラが生じることとなる。
【0019】上記の表面粗さにするにはサンドブラスト
処理が好ましく用いられ、アルミ材の場合はアルマイト
加工が施されていることが望ましい。現像スリーブ21は
10〜50cm/secの周速度で回転し現像領域11に新しい現像
剤を供給する。この供給量は像形成体1の移動速度に関
係し、不足すると現像不足(アンダ)の現像しか行われ
ない。また現像スリーブ21の回転数が高いとトナーが飛
散しやすい条件となる。
【0020】現像スリーブ21内の磁石体22は5〜9極の
磁石体であって、現像領域11における前後の固定した2
磁極22a,22b間の角度θは25°〜80°で、現像領域11
は2磁極22a,22bのなす角θのほぼ中間位置にあるこ
とが好ましい。また磁極22a,22bの現像スリーブ21上
での磁束密度は何れも400Gauss以上であることが好まし
い。以上の条件を満たすことによって現像領域11におい
ては好ましい水平磁界が形成される。
【0021】図2は現像領域11の状態を拡大して示した
もので、現像領域11での像形成体1との最近接間隙をD
SD(mm)、現像領域11における現像剤層厚をHD(mm)
とするとき、本発明は0.02≦DSD−HD≦0.3の条件を
満たすとともに、現像領域11における現像剤の搬送量
Wを5〜40mg/cm2の間にあるよう設定したことを特徴と
する現像装置で、搬送量Wが5mg/cm2以下では薄層現像
方式の有していた欠点が生じるようになり、40mg/cm2
上では感光体との接触(DSD固定時)と現像剤層厚HD
を変えた場合、キャリア付着の増加が認められることを
実験的に明らかとしたものである。現像スリーブ11上の
現像剤層は磁極部分においては磁界により現像剤層は高
くなり、水平磁界部分においては現像剤の密度は磁極部
分に較べて密であり、現像剤層の厚みは薄くなってい
る。本発明では現像領域11を挟む2磁極22a,22bのな
す角θを25°〜80°としているので、2磁極22a,22b
の穂立ち部分は像形成体1に対して現像領域11以上の間
隙をもっていて、現像は水平磁界の現像領域11において
行われる。θが25°以下では2磁極22a,22b部分が像
形成体1と近接し感光体と接触し、機械的にかきとりや
重ね合わせと現像の場合混色がおこる。またθが80°以
上では磁極22a,22bでの磁界が弱くなり、現像剤の搬
送ができなくなる。現像は現像剤層が高密度の搬送量W
が5〜45mg/cmの現像領域11において行われ
るので、間隙DSDは従来の薄層現像方式と大差ないにも
拘わらず現像剤の搬送量Wは従来の薄層現像方式に較べ
て大量となっていて、厚層現像方式ともいえる非接触現
像方式である。
【0022】図3は上記実施例で説明した条件の水平磁
界位置での現像剤層の高さをHDと搬送量Wとの関係の
一例を示したもので磁極近くの現像剤層の穂の立った場
所に較べて同じ現像剤層の高さでの搬送量(密度)は大
となっている。従って現像剤層の規制手段は従来の薄層
現像方式で用いられた弾性板や棒状の剛性ローラを現像
スリーブ21に押圧させる手段によることなく、接触現像
において用いられている穂切り規制板によって規制する
ことが可能でありかつ適切となる。
【0023】本実施例の現像装置では、現像領域11の上
流側の磁極を22cの位置に現像スリーブ21表面と僅かの
平行間隙をもって対向する非磁性の穂切り規制板23を設
け、現像スリーブ21に付着して現像領域11に搬送する現
像剤量を規制する。磁極22c直上の現像スリーブ21表面
での磁束密度は400〜800Gaussであって、上記の平行間
隙HCは0.1〜0.7mmの間が好ましく用いられる。図示し
た実施例では穂切り規制板23は非磁性の金属板で、支持
部材24を介してケーシング27に取り付けられているが、
上記の平行間隙をより高精度に保持するには、現像スリ
ーブ21表面を基準とし、或は現像スリーブ21の回転軸を
基準として穂切り規制板23の取付位置規制がなされてい
ることが望ましい。
【0024】現像領域においては像形成体1と現像スリ
ーブ21との間で交流成分を重畳した直流バイアスが印加
される。交流バイアスの周波数は2〜20KHzの間にあ
り、ピーク間交流バイアス電圧VP-Pは現像領域11での
間隙DSDによって相違するが、 2000≦VP-P/DSD≦5000 の範囲内にあることが必要であることが実験的に求まっ
た。
【0025】VP-P/DSD<2000の条件下では現像スリー
ブ11上のキャリアに付着状態にあったトナーはキャリア
からの離脱のできない現像不良の状態となり、VP-P/D
SD>5000の条件下では現像条件は十分満たしているもの
の、重ね合わせ時は、先に像形成体1の潜像部分に付着
していた他色のトナーを引き戻して混色させたり、落雷
等により画像汚れとなるので好ましくない。
【0026】図4は本発明の現像装置を備えるカラー画
像形成装置の一例を示したものである。
【0027】図において100は像形成体である感光体ド
ラムで、OPC感光体をドラム上に塗布したもので接地
されて時計方向に駆動回転される。112はスコロトロン
帯電器で、感光体ドラム100周面に対しVH(−600〜−8
00V)の一様な帯電をVG(−550〜850V)に電位保持
されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ放電に
よって与えられる。このスコロトロン帯電器112による
帯電に先だって、前プリントまでの感光体の履歴をなく
すために発光ダイオード等を用いたPCL111による露
光を行って感光体周面の除電をしておく。
【0028】感光体への一様帯電ののち像露光手段113
により画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手
段113は図示しないレーザダイオードを発光光源とし回
転するポリゴンミラー1131、fθレンズ等を経て反射ミ
ラー1132により光路を曲げられ走査がなされるもので、
感光体ドラム100の回転(副走査)によって潜像が形成
される。本実施例では文字部に対して露光を行ない、文
字部の方が低電位VL(−100V〜0)となるような反転
潜像を形成する。
【0029】感光体ドラム100周縁にはイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵し
た現像装置2が設けられていて、先ず1色目の現像がマ
グネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリー
ブ21によって行われる。現像剤はフェライトをコアとし
てそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリア
と、ポリエステルを主材料として色に応じた顔料と荷電
制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからな
るもので、現像剤は穂切り規制板によって現像スリーブ
21上にの層厚を規制されて現像域へと搬送される。
【0030】現像域における現像スリーブ21と感光体ド
ラム100との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい間隙D
SDとして、この間にVP-PのACバアイスとVDC(−500
〜−700V)のDCバイアスが重畳して印加される。V
DCとVH、トナーの帯電は何れも同極性であるため、V
P-Pによってキャリアから離脱するきっかけを与えられ
たトナーはVDCより電位の高いVHの部分には付着せ
ず、VDCより電位の低いVL部分に付着し顕像化(反転
現像)が行われる。
【0031】1色目の顕像化が終った後2色目の画像形
成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器112による一
様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が像露
光手段113によって形成される。このとき1色目の画像
形成行程で行われたPCL111による除電は、1色目の
画像部に付着したトナーがまわりの電位の急激な低下に
より飛び散るため行わない。
【0032】再び感光体ドラム100周面の全面に亘って
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない
部分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行
われるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行
う部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナ
ー自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、V
DCとVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色
目と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をV
Lの潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバラン
スが崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>V
M(−100〜−300V)>VLとなる中間電位とすることも
ある。
【0033】3色目、4色目についても2色目と同様の
画像形成行程が行われ、感光体ドラム10周面上には4色
の顕像が形成される。
【0034】一方、給紙カセット121より給紙機構122に
よって給送された記録紙Pは、転写ベルト131を張架し
た転写ベルト装置130によって転写域へと給送され、感
光体ドラム100周面上の多色像が一括して記録紙P上に
移される。
【0035】転写ベルト131はウレタンゴムの基体の外
側FLC層を形成した106〜1014Ω・cm抵抗を持つ厚さ
0.4〜1.0mmの無端状のゴムベルトである。この転写ベル
ト131を張架する保持ローラ132,133の上流側保持ロー
ラ132の軸に対してはVPCの電圧が印加されており、こ
の軸に転写ベルト131を介して設置する位置には記録紙
Pへの電荷付与手段として図示しない導電性のブラシが
接地状態で設置されている。給送されて来た記録紙Pは
ブラシと転写ベルト131の間に進入し、ブラシより記録
紙Pに対して電荷が注入され、記録紙Pと転写ベルト13
1との間に吸着力が生じる。このあと記録紙Pは感光体
ドラム100と転写ベルト131とで形成されるニップ部(転
写域)に進入し、転写ベルト131裏面よりコロナ放電器1
36あるいはこれに代えてバイアスローラにより転写電界
が付与され、記録紙P上に多色像が転移する。
【0036】感光体ドラム100より分離した記録紙P
は、転写ベルト131を張架する下流側の保持ローラ133の
軸を対向電極としてACコロナ放電による除電を受けた
のち、あるいはACコロナ放電を受けながら転写ベルト
131から分離する。この転写ベルト装置130の転写ベルト
131は多色像形成中は下流側の保持ローラ133の軸133a
を回動中心として感光体ドラム100より離間されてい
る。
【0037】転写ベルト装置130から分離した多色像を
保持した記録紙Pは、少くとも一方のローラ内部にヒー
タを有する2本の圧着ローラからなる定着装置123へと
搬送され、圧着ローラ間で熱と圧力を加えられることに
より付着トナーは溶融し、記録紙P上に固定されたの
ち、装置外へ排出される。
【0038】転写後の感光体ドラム100周面上に残った
残留トナーはACコロナ放電器を用いた除電器115によ
り除電を受けたのち、クリーニング装置116にいたり感
光体に当接したゴム材から成るクリーニングブレード11
6aによってクリーニング装置116内に掻き落とされ、ス
クリュ等により排出あるいは貯留される。
【0039】クリーニング装置116によって残留トナー
を除去された感光体ドラム100はPCL111による露光を
受けたのちスコロトロン帯電器112によって一様帯電を
受け、次の画像形成サイクルにはいる。多色像形成中は
クリーニングブレード116aは感光体表面から離間さ
れ、除電器115によるAC除電はOFF状態に保たれ
る。
【0040】本発明者らは上記のカラー画像形成装置に
本発明の現像装置を取り付け作動させることによって、
極めて良好な現像がなされることを確認している。
【0041】その具体的データを示せば次の通りであ
る。
【0042】(実施例1) 現像スリーブ21 外径20mmφ 回数数200〜400rpm 現像領域11での2磁極(22a,22b)間の角度θ 60° 2磁極22a,22bの現像スリーブ21上での磁束密度 65
0Gauss 現像領域11での間隙 DSD 0.5mm 現像領域11での現像剤層の厚さ HD 0.40〜0.45mm 穂切り規制板23部の平行間隙 HC 0.20〜0.25mm 搬送量 W 20〜45mg/cm2 現像バイアス条件(交流) 周波数 f 8kHZ ピーク電圧 VP-P 2.2KV 上記の設定条件は、DSD−HD=0.05〜0.1mm VP-P/DSD=4400 の関係にあり、テスト結果は次の通りであった。
【0043】 現像スリーブ21のフレの影響は極めて
小さく、40μm程度のフレでも現像ムラは認められなか
った。
【0044】 良好な現像がなされる一方、像形成体
上の先のカラートナーの離着による像の乱れは認められ
なかった。
【0045】 キャリアの像形成体への付着は激減
し、実用上問題となることはなかった。
【0046】 現像における文字再現性は良好であっ
た。
【0047】(実施例2) 現像スリーブ21 外径20mmφ 回転数200〜400rpm 現像領域11での2磁極(22a,22b)間の角度θ 60° 2磁極22a,22bの現像スリーブ21上での磁束密度 65
0Gauss 現像領域11での間隙 DSD 0.4mm 現像領域11での現像剤層の厚さ HD 0.30〜0.35mm 搬送量 W 10〜15mg/cm2 現像バイアス条件(交流) 周波数 f 8KHZ ピーク電圧 VP-P 1.8KV 上記の設定条件はDSD−HD=0.05〜0.1mm VP-P=DSD=4500 の関係にあり、テスト結果は次の通りであった。
【0048】 現像スリーブ21のフレの影響は極めて
小さく、30μm程度のフレでも現像ムラは認められなか
った。
【0049】 良好な現像がなされる一方、像形成体
上の先のカラートナーの離着による像の乱れは認められ
なかった。
【0050】 キャリアの像形成体への付着は激減
し、実用上問題となることはなかった。
【0051】 現像における文字再現性は極めて良好
であった。
【0052】
【発明の効果】以上説明した本発明の現像装置では 現像領域を固定した2磁性間の水平磁界成分位置と
したことにより、現像剤層の厚層化が可能となり、従来
非接触現像で屡々発生した現像段ムラがなくなった。
【0053】 現像剤層の厚層化が可能となった結
果、従来の弾性材や棒材を用いての現像剤の薄層形成手
段がなくなり、之等部材へのトナーの融着がなくなり、
また従来現像剤に添加していた不要な滑剤をなくすこと
ができるようになり、画質の劣化が防止されることとな
った。
【0054】 現像領域が磁極間にあるため、両磁極
の磁束密度を高く設定することが可能となり、その結果
像形成体へのキャリア付着が減ることとなった。
【0055】 現像領域における現像剤層の密度は、
従来の磁極位置と較べて密であるので、現像間隙は従来
に較べて広くなることはないので、現像性は従来より更
に向上する。
【0056】以上〜の効果を奏することとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の断面構成図である。
【図2】本発明の現像装置の現像領域の状態を示す拡大
説明図である。
【図3】現像剤の搬送量と現像剤層の厚さの関係を示す
グラフである。
【図4】本発明の現像装置を備える画像形成装置の構成
図である。
【符号の説明】
1 像形成体 2 現像装置 21 現像スリーブ 22 磁石体 23 穂切り規制板 25 供給ローラ 26a,26b 撹拌スクリュ 27 ケーシング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーと磁性キャリアが混合した2成分
    現像剤を用い、像形成体の表面に対向する現像スリーブ
    を回転し、該現像スリーブの内部に磁極を固定して設
    け、前記現像スリーブの周縁部には現像剤の厚層を規制
    する層厚規制部材を設けて、前記現像スリーブ上にその
    回転にしたがって移動する層厚の規制された現像剤層を
    形成し、前記像形成体と前記現像スリーブとが最近接間
    隙を形成する現像領域で、交流成分を含む現像バイアス
    によって非接触状態にある前記現像剤層により前記形成
    体の潜像を現像する現像装置において、前記現像領域は
    固定した2磁極間の水平磁界成分位置とし、前記層厚規
    制部材は前記現像スリーブと微小間隙を設けた非磁性の
    穂切り規制板とし、前記最近接間隙をDSD(mm)、前記
    現像領域における現像剤層厚をHD(mm)とするとき、
    0.02≦DSD−HD≦0.3であって、現像領域における現像
    剤の搬送量は5〜40mg/cm2の間にあることを特徴とする
    現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像領域における前後の固定した2
    磁極間の角度は25°〜80°で現像領域はそのほぼ中間位
    置にあることを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像領域における前後の固定した2
    磁極の現像スリーブ直上での磁束密度は何れも400Gauss
    以上であることを特徴とする請求項1の現像装置。
  4. 【請求項4】 交流バイアスを直流バイアスに重畳した
    前記現像バイアスは、周波数が2〜20KHzの間にあり、
    ピーク間交流バイアス電圧をVP-P(V)とするとき、 2000≦VP-P/DSD≦5000 の間に設定されていることを特徴とする請求項1の現像
    装置。
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